2009年5月4日月曜日

パンデミックと債券チャート

悪いニュースを耳にするのがいやで、普段はニュースを避けている私の耳にも、豚インフルエンザのはなしは届きました。1週間くらいたった今、割と楽観視する人が増えているみたいですね。おととい見たニュースでも、イギリスでこの病気にかかった人がインタビューされていました。その人自体は自宅のドアのあたりに立ち、電話でインタビューを受けています。それがちょっと離れたカメラで撮られてるんですけど、病気とは思えないくらい、元気そうでした。

でも昔のスペイン風邪のように、秋が来るころにまたひどくなって襲ってくるかもしれないとのことなので、どちらに行くか油断はできないとのこと。でも昔とは違って、医学とか情報網が進んでいるので、もしもそうなってもそのころまでには対策が万全にできて、ワクチンもできているのではと、私は楽観しています。(日に当たってできるビタミンDは抵抗力を強める働きがあることがわかってきたので、皆さん今年の夏は少しは日に当たって、秋に備えましょう。 )

それでも一応子供のいる身なので、できるだけの準備はしておこうと思いました。

この国って、何かあるとすぐにパニック買いになるんです。昔のトイレットペーパー騒動のように。特にこのあたりでは、何かあるとすぐガソリンのパニック買いになります。1年近くまえも、シェルのドライバーがストをして、町中のガソリンスタンドがガソリン切れになり、唯一再オープンしたスタンドは、警察が出て交通整理して、町中の道路が麻痺するくらいの行列になりました。で、そうなるとスーパーも在庫の配達が遅れて、ミルクやパンが品切れになったりします。

もしも豚インフルエンザが蔓延して休校になったり、いろんなものがクローズすると困るなあと、一応最低限の非常食と、風邪薬とか熱さましとかを買いました。ミネラルウォーター、缶詰のスープ、長期保存できるパン、ジュースなどです。

普段はビスケットは買わないのですが、これも非常食にと3箱買いました。でもまずいことに、昨日海岸に出かけたときに早速食べてしまいました。これだから、お菓子の類は普段から買わないようにしてるんですけど。

それで思ったんですけど、うちって特にこれからの季節は、非常食ってあまりいらないんです。庭に育っているから。今は時期が早いのでアスパラガスくらいしか収穫できないけれど、しばらくすればジャガイモもできるし、イチゴもできる。夏以降は食べきれないくらいなんでもできる。それだけでなく、野生のブラックベリーやダムゼン(野生のスモモ)やら、本気で探せば自生している食べ物も見つかる。(食べ物が手に入らなくなってもアスパラガスはだけはふんだんに、というのもおかしい。)

こうして考えると、疫病のパンデミックとか戦争とか、そういう非常危機には、食料を生産してる人間って強いなあ。

ところで、歴史的にみると、パンデミックは91年プラスマイナス4年で起こるとか。だからそろそろだということはわかっていて、それでsarsとか鳥インフルエンザだとか大騒ぎしてたんですね。この統計って、すごく不思議だと思いませんか。

証券会社で働いていたとき、債券の値段の動きを、テクニカルアナリストが、純粋に数字やチャートだけを見て予想するんですけど、これがまたよく当たるんです。こちらのほうは、不思議といえば不思議だけど、みんながそれを参考にしていることを思えば、その大衆心理のせいであたっているような気もする。

でも91年ぶりに新しいパンデミックが起こるというのは、どう考えても不思議だと思いませんか。

そうそう、先日妹と電話していて、日本ではみんなマスクしているといっていました。、しかもマスクも普通用と強力なパンデミック用があって、そちらは売り切れていたとか。それを聞いて「こちらはマスクしている人なんて一人もいないし、売ってすらいない。」というと、すごく驚かれました。

それでこのはなしをイギリス人の友達にすると、またすごく驚かれました。

日本とイギリスって、近いようで遠い。似ているようでかなり違う。

5 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

マスクは日本の文化なんですかね?花粉症でマスクしている人が多いからみんな抵抗がないのか。私も今回買いましたが、まだ使ってはいません。

今回のは弱毒性なので、たとえかかっても医療体制のいい国にいれば死ぬことはないでしょう。でも、おっしゃる通り、秋までにさらに変異するかもしれないからね。このインフルエンザの遺伝子配列を見たら、4種類くらいのインフルエンザの遺伝子が混ざってて、鳥インフルエンザも入ってたとか。これが更に変異して強毒性のウィルスになったらやばいですよ。致死率何十パーセントとかっていうのはちょっとしゃれにならんでしょう。ワクチンを作るのは新しいウィルスの遺伝子が手に入ってから半年かかるらしいから、変異したらさらに半年かかるんじゃないですかね?

何年に一度というのはインフルエンザウィルスが鳥や豚や人間を行き来しながら変異して新しい型になるまでにかかる時間なのかなぁ?

私は農地を持っていないので、食料品を買わないと・・・。

Atsuko さんのコメント...

4年位前に日本に言ったとき、ちょうど花粉症のシーズンで、マスクしてる人が多かった。そうしたら当時6さいくらいだったルイが珍しがって、自分もしたがりました。

一度日本で、幼稚園くらいの女の子が、熊の顔のマスクをしてるのをみました。とてもかわいかった。そのうちマスクもファッションアイテム化したりして。

 それはないか。

Atsuko さんのコメント...

追伸。

秋にまた強烈になって襲ってくるのなら、今のうちに豚インフルエンザにかかっておいたほうが、少しは免疫ができている、ということはないのかな。

それなら豚インフルエンザパーティーを開いて、移しあえばいいかも。

水疱瘡って子供のときにしたほうがいいから、誰かがなると子供を集めて水疱瘡パーティーをする、というはなし聞いたことありますが、ちょうどそんな感じで。

あくあ さんのコメント...

そんな無茶な。今の豚インフルとそれが変異した後の強毒インフル別物ですよ、多分。

Atsuko さんのコメント...

すいません。
なんだか現実感がなくて、ついつい想像力が不真面目に働いてしまって。