おくりびとという映画がアカデミー賞を取ったと聞きました。でもこのあいだ亡くなった友達のことがあるので、この映画見る気がしません。多分彼女のご家族や友達は皆同じ気持ちなのではないかと思う。
生と死の境というのは、分厚い、決して戻ることの出来ない壁で仕切られていると思いましたが、彼女が白血病との6年以上もの長い闘病生活の末、亡くなったこと。お互いに彼女の時間が限られていることは意識していたものの、死ぬほんの直前まで普通に接していたことを思うと、死というのは薄くてぼんやりした壁の向こうにあって、彼女のように、つるりとフェードアウトしていくものかなあという気がしています。また彼女の死によって、人間がただの肉体であるわけはないと、魂の存在をますます強く実感していました。
彼女がなくなって2週間になります。今日、なんだかしみじみと、ああもう本当にいないのだな、本当ににもう2度と会えないのだなあと思うと、淋しい気持ちがこみ上げて、胸が詰まって涙があふれました。
でもこの映画、日本の芸能界の情報が20年前で止まっている私としては、もっくんがどんな役をしているかは、見てみたい気もするのですが。
3 件のコメント:
お久しぶりです。
私もいろいろ記事を読んで、この映画そのうち見てみたいなぁという気がします。
実は、高校の同級生のだんなさんが葬儀屋さんなんですよねぇ。だんなさん、私たちの年1回の集まり(宴会)にもよく顔を出すので、知っているんだけど、ものすごく人間の出来たいい人。私は、言われてみるまで、葬儀屋に対する偏見とか考えたことなかったな・・・。実感湧かないというか・・・。
ところで、モックン。実は、受験生の宿だった(?!)品川プリンスホテルに泊まった時に、エレベーターで偶然一緒になったことあるんですよ。その時は、恐らく時の人だったんですが、私は全然ファンでもなかったから、舞い上がりはしなかったけど、すぐそばで見たら、やっぱりかっこいい男の子やなぁ~って思った(笑)ことを思い出しました。
もう大昔の話ですけどね・・・。彼も立派な中年男性になりました(笑)。
叔母(母の妹)が亡くなって1週間になります。お通夜の時に、親戚で「おくりびと」を観た人が、映画で観たのと同じようにしていたと言っていたそうです。
綺麗に身づくろいして、お化粧をしてあげて、丁寧に送ってあげたようです。
ただ、母が言っていましたが、自分の知っている限り、ああ言う送り方をしたことはないので、もしかしたら映画の影響なのかも、と言っていました。
私は日本に帰ったら観てみたい映画の一つにとってあります。
ふさん、その話覚えています。うらやましい。私の中のもっくんは昔のままで止まっていますが、〔昔ゆんさんの家でしこ踏んじゃったのビデオ見たのが最後かな。〕彼も中年になったのかな。キムたくは声だけは「ハウルの動く城」で聞いたけど、彼もおっさんなのだろうか。
高校のときのすごくハンサムで誰にもすかれていた男の子、頭が薄くなったそうで、友達から、「厚子、会えへんほうがいいよ。」と停められてます。どんなハンサムでも、頭が薄くなると、諸行無常ですね。
ゆんさん、ご愁傷様です。
映画のほうは、イギリスでも時々北野たけしなんかの前衛的な日本映画流すので、それまで真っても良いなあと思っています。
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