ブライアン・ワイス博士の本を2冊読みました。読み終わったのが、Same Soul, Many Bodies。今読んでいるのが、Through Time Into Healingという本です。
ワイス博士は精神科医で、治療法の一環で、ヒプノセラピーを使っていました。日本語でいうと催眠術ということになるんだけど、一般的に思われてるような、眠くなって知らない間にいろんなことをさせられているようなものではありません。(これはアメリカや欧州でも同じような先入観をもたれています。)精神科の治療に使われるヒプノセラピーは、完全にリラックスした状態で、普段関わることのない、潜在意識に語りかけたり問いかけたりして、問題の解決に近づこうとする試みです。
それがある日、ある患者さんを子供の頃のトラウマの記憶を遡らせているうちに、前世の記憶にまでさかのぼってしまったのです。
どちらの本も似たような内容です。今までの患者さんのいろんな例が載っています。
前世の記憶に遡ることで、頭痛、アレルギー、腰痛をはじめとするさまざまな病気が治ったり、恐怖症や悪癖が直ったりします。たとえば、前世で背中を撃たれて死んだことを思い出すことで、腰痛が治ったりします。
それから、たとえば親との関係が悪い場合、前世で、お互いが違う立場で何か関わりがあり(恋人とか敵味方とか)、それを思い出すことで、関係が徐々に改善したりする例もあります。
なぜ前世と思い出すと今の症状が治るのかは、不明とのこと。
しかも前世とはいえ、証拠が見つからないものの方が多いので(歴史的に証拠が見つかったり、知るはずもない言葉を喋ったりなど、空想では説明できない事例も多くある)、すべてが本当に前世ではなく、ただの想像である可能性も もちろんあります。
が、とにかく、前世に遡ることで、いろんな病気が治るという事例はたくさん挙げられています。
前世や生まれ変わりがある。それはそれだけでもすごく興味深いし、感動的でもあるのですが、ワイス博士が本当に伝えたいことはそれだけではないようです。
臨死体験って聞いたことある人が多いと思います。どんなものか、超はしょってまとめると、死後すばらしい光の元に導かれ、最高の平和と愛を体験するという感じかな。
前世の記憶をたどると、「人生」と「人生」の間も経験し、そこがどうやらこの臨死体験に似ているらしい。
どちらの本も、結局博士のメッセージは、命は永遠であり、愛こそが「神」であるという、普遍的メッセージです。
日本語でもいろいろ訳されてると思いますよ。わかりやすくて、面白いです。
ではこちらもよろしく。
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2 件のコメント:
日本では確か90年代前半辺りに「前世療法」という邦題で流行ったんですよ。その後、何冊も日本語訳が出ています。去年は私のヒプノの先生がワイス博士を日本に呼んで、日本でセミナーや講演をされました。一昨年、ワイス博士のニューヨークでの5日間のワークショップに行ったけど、すごく良かったですよ。仙人みたいな方なんだけど、ジョークもうまくて楽しかったです。彼の声で催眠に入ると、極楽気分になれますよ。催眠CDも出てます。前世を見るのはCDでは難しいけど、リラクゼーションは十分に出来ます。
覚えてます。ワークショップ、すごくよかったでしょうね。
何本かビデオ見ました。本当に仙人というか、俗物臭さがぜんぜんない人ですね。リラクゼーションの部分もあって、別に言っていることは目新しいことではぜんぜんないのに、まさにリラックスできそうな声というか、話し方だなあと思いました。cd聞いてみようと思ってます。
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