私は普段は意図的にニュースを見ないようにしてるので、ヨーロッパで難民問題が深刻化していることは知っていましたが、それについて考えることはありませんでした。
でも今日、たまたまニュースを見てしまったら(たまたま見てしまうということは、家族と住んでいるとよくある。)、この問題が今日のヘッドラインでした。
おそらくギリシャなどの、南欧のどこかの海岸での取材でした。ボートが真っ暗な海の中に現れて、岸に着きます。たくさんの悲鳴が夜の空に響いています。大型リュックサックくらいの荷物を担いだ難民がほうほうの体で、岸に引き上げられます。引き上げてるのはボランティアの人達かもしれません。泣いている子供もたくさんいました。海岸に座り込んで呆然としている子供もいます。
その後、昼間の映像が流れました。6畳間くらいの大きさの救命ボートのようなボートに、ぎっしりと難民が座っています。これで海を越えて来るんだから、本当に怖いと思います。
そしてそのボートのむこうには、また同じようなボートが水平線から現れました。
今日だけで、イギリスの海軍だけでも130人以上、この難民危機が始まって以来、8000人以上も海から救命したとのことでした。
岸に着いたら、一息入れる暇もなく歩き出します。目的地は、北欧とかドイツとか、それぞれ人によって違うようです。
夜は道路わきで野宿。ヨーロッパはもうすっかり秋も深まって、夜は零度近くまで気温が下がることもあるかと思います。第一世界のヨーロッパの道端で何百人も毛布に包まって野宿しているなんて、考えられないことです。
ニュースでは、受入国の問題とか、難民がどこから来ているとか、今後の対処とか、とにかくこの問題への対応策がいかに遅れているかを、繰り返すばかりです。どの政府も混乱して、解決の糸口も見つからないといった状態です。
この問題の今後はともかく、私はただこの現象だけで、言葉もないほど圧巻されてしまいました。
これは100年後、200年後にも、歴史の教科書に載るような出来事に発展する気がしてなりません。
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2 件のコメント:
それはすごいね・・・。目の前で見たら人生観変わりそうやね。東日本大震災の時みたいに。
話には聞いていても、映像見たらやっぱり印象が強烈。これは歴史の教科書の、「ゲルマン人大移動」みたいに、歴史に残るんじゃないだろうか。本当にどうなるんだろう。戦争の引き金とかになっても不思議ないレベル。
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