今、インドの現役の、インドだけでなく欧米で大人気の聖人、サドグル(Sadhguru)の講話集を読んでいます。このサドグルについてはまた後日書くことになると思いますが、昨日読んで思ったことです。
「むかしあるところに、朝から晩まで神の名前をずっと唱え続けている男がいた。老年となったある日、この男の心にふと疑問が湧いた。もしも神が存在しなかったら?そうしたら自分は人生をまったく棒に振ったことになるではないか。それでその男は、ゴータマ・シッダールタ(仏陀)に、神は存在するのかたずねた。するとゴータマは、存在しないと答えた。」
「そして別のところに、無神論者の男がいたが、老年になったある日、ふと疑問が湧いた。もしもほんとに神が存在するとしたら、自分は死後どうなるのだろう。それでゴータマに、神は存在するのかたずねた。するとゴータマは、存在すると答えた。」
「人間に、どうして神の存在を知ることが出来ようか。人間の知覚のための道具は視覚、聴覚などの五感だけで、これでは神の存在を知ることは出来ない。出来るのはせいぜい「信じる」ことだけだ。ならば、「わからない」というのが一番正直な答えだ。」
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まあ、こういう感じで話は続くのですが、ここで ふと思いました。この人類の歴史に延々と続く宗教戦争。実際的な戦争だけでなく、宗教が理由で結婚できなかったり、離婚できなかったり、家族が仲たがいしたり、個人の人権が踏みにじられたり・・・・・。こういう話は後を絶ちません。
でもどれもこれも、「結局は誰も確信を持って知ることが出来ない」神の存在のせい。そう思ったら、これって、人類全体がまんまとはめられた、ブラックユーモアみたいに思えてきましたよ。
ところで、ここに書いた話を今日ルイにしたら、ルイは、「あ、そのサドグルの講話のビデオ、YouTubeで見た。」と言ったので驚きました。私がサドグルの本を読んだりビデオを見たりしていたので、興味持ったんでしょうね。
ティーンエージャーまで興味を持たせるサドグル、只者ではありません。
そうそう、実は先日デイブまでもがサドグルのビデオ、携帯で見てました。これには本当に驚きました。
人間の心って、ぜんぜん精神世界に興味がないように見える輩でも、やっぱりどこかで何かを探してるんでしょうか。
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4 件のコメント:
へえ、面白そうですね。日本では全然聞かないんだけど、調べたらあるのかな?
日本語ではサドゥグルって書くみたい。検索するとページがあるよ。YouTubeにはいっぱいビデオあるし、まあとにかく一見の価値はありと思うよ。
それでもアマゾンに本はなかったね。英語ならあったけど。今度、ビデオか英語の本を見てみます。といっても、まだ当分忙しいので、数年後かも・・・。またリマインドして・・・。
YouTubeは10分以内のビデオがいっぱいあるよ。Isha foundationで探しても出てくる。すごい英語がきれいで、しかもどこのエステに通ったのか聞きたくなるくらいお肌がつるつるで、しかも着ているものが美しいから、ぜひ見て欲しいな。
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