2014年10月11日土曜日
ボブ・ディランはパンク
これはルイのバンドの最新のプロモーション写真です。最近はアマチュアでも簡単にこういうことできて、ビデオとかCDとか作れるから、プロとの境目が緩くなって来た感じがしますね。
さて、音楽の話ですが、前も書いたことありますが、私はボブ・ディラン・ファンです。5-6年前から聞き始めました。
そもそものきっかけは、10年以上前にレコード屋のバーゲンで買った古いボブ・ディランのアルバムです。その頃は子育てで大変で全然音楽を聴かなかったのだけど、なぜかそのアルバムだけはたまに聞いていて、いつの間にかそのアルバム以外は聞きたくないほどになっていたのです。(60年代のFreewheelinという有名なアルバムです。)
私はもともと古い音楽に興味ないし、フォーク音楽も興味ないのに、何故こんなにボブ・ディランが好きになったんだろうと、自分でも不思議に思ってました。元々好きな音楽はジャムなどの、ちょっと棘のある、でも洗練されたイギリスのニューウエーブ系だったのに。 でももちろんボブディランは生きながらに伝説となるほどのミュージシャンだし、その曲のレベルの高さのせいだろうなあと、漠然と納得してました。
もちろん曲も好きなんですが、あの歌い方が好きなんです。愛嬌が無くて、突き放すような歌い方。「歌唱力がある」というタイプでは全然ありません。声も、だみ声とは言わないけど、ちょっとクセのある声です。バックのバンドも荒削り。
そうしたら先日車でボブの曲をかけていたら、ルイが「ボブ・ディランってパンクやなあ」と言いました。言われてみれば、まったくその通りなんですよ。あの歌い方はまさにパンク。そして歌う内容も、好きだの愛してるだのという曲は少なくて、むしろ斜に構えたようなものが多いです。
あの有名なLike a Rolling Stoneにしても、「あんなに有名人気取りで得意げに生きていたクセに、今はこんなに落ちぶれて、どんな気分だ?」という、結構意地悪な内容。私が好きな、”Don’t think twice, it’s alright.’という曲も、「お前が寝ている間に俺は出て行くけど、まあ気にするな。」という歌詞です。
こうして考えると、60年代のフォークと思われていた時代でも、反戦歌とかアンチエスタブリッシュメントな曲が多かったけど、それはまさにパンク精神ではありませんか。
私の頭では、ボブ・ディラン=フォークミュージシャンというイメージが抜けなかったけど、ルイのような若い人が先入観無く聞くと、その本質が見抜けたという感じ。親ばかだけど、なかなかルイの音楽センスは素晴らしいじゃないかと思いました。
そして、すごくすごく正直言うと、「わたしなんでアメリカ人の元フォーク歌手のファンになってしまったのかなあ。」という、自分の音楽のテイストに対するちょっとした疑問があったのですが、このディラン=パンクで、すっきりしました。
私はぶれていないぞ!
断捨離69はこのビスケットの缶。あると使うんだけど、まあ無くても大丈夫でしょう。
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4 件のコメント:
ルイ君かっこいい!YOUTUBEのリンク出来たらお知らせくださいね。
ありがとうございます。この写真なかなかいいですよね。Westward Ho!でとりました。
プロみたいやね。誰がデザインしてるの?
ルイの隣の子が、昔からビデオ作ったり音楽編集したりするのが趣味で、彼が一切やってくれてるみたい。彼のお父さんも昔バンドやっていたとかで、お父さんがマネージャーみたいにいろいろやってくれるし。ドラムの子(その隣の子)の家は大きいミュージックルームがあって、そこで練習し放題だし。本当、ラッキーよ。
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