今朝友達と近所を散歩に行ったら、誰かが庭先で卵を売ってました。自分でとって、箱にお金を入れるシステムです。でも二人とも財布を持たないで散歩に出たので、くやしながらも通り過ぎました。そしたら10分くらい歩いたところで、どういうわけか私が上着のポケットに1ポンド玉を発見。それで二人で戻って卵を買って(一箱50ペンス)、それぞれ卵の箱を手に散歩から帰ってきました。
夕方は、子供たちが一緒に水泳に行く友達の家の近くに、栗がたくさん落ちてるのを発見。それで待っている間に5分ほどでこんなに栗拾いしました。
この家には5年ほど毎日のように来ていますが、栗に気づいたのは初めて。先月も森の中で栗を拾いましたが、これも初めてでした。栗がよくなる年なのかなあ。
とにかく、こんな風にタダで(卵はタダじゃないけど)食べ物を手に入れるというのには、妙なことですが、非常に深い満足を感じます。たとえそのためにガソリン代を払って運転して行っても同じく満足なので、金銭的な満足ではないようです。何かすごく動物的な根源的な満足感のような気がします。
このあたりでタダで取れる食べ物は以下のような感じです。
ブラックベリー
スロー(すごく渋い小さいスモモ)
ダムゾン(酸っぱい野生のスモモ)
ローズヒップ
ホー(Haw、木の実)
へーゼルナッツ
栗
りんご
サムファイア(海草)
ラーバー(のりの一種)
ウィンクル(貝)
ネトル (イラクサ?)
もちろん他にも魚やカニとか海老とか雉やうさぎを入れると、たくさんいます。
きのこももちろん生えていて、マッシュルームハンティングに行きたいのですが、これは毒キノコもあるから、誰か知ってる人と行かないと危険そうです。一応本を買ったことあるんだけど、写真だけじゃ心配。
当然ながらこれは田舎だからできることですが、そういえば日本でも、祖父母の田舎に行った時に、道端でよもぎやつくしを取った記憶があります。子供心にすごく嬉しかったです。取ったよもぎで作る蒸しパンが大好物でした。イギリスにはよもぎは無くて、ネトルでケーキを作って代用したりしてるけど、今でも記憶の中の自家製よもぎパンを追い求めています。日本だとよもぎパウダーが買えるようですが、それじゃあやっぱり違うと思うんです。自分でよもぎを取らないと・・・。
そういえば大阪市でも取れるものがありました。銀杏です。でもすごく臭いんですよね。臭いけどおいしい。子供の頃友達と面白半分で拾った記憶が何回かありますが、 うちの母でも拾ってなかった気がするな。やっぱり臭いからかな。今の私なら、絶対拾うと思うけど。
今日拾った栗は、前回の栗より大きくて、さらにおいしそうです。前回のはオーブンで焼いて焼き栗にしました。明日また取りに行こうと思ってますが、もっと取れたら、栗ご飯にしようかな。
ちなみにイギリス人は栗をほとんど食べません。だから拾ってる人もいません。クリスマス前にちょっとスーパーで売ってますが、たぶんあのイガイガの中に栗があるなんて知らないんじゃないかな。ヨーロッパじゃ喜ばれるらしいのに。まああんなに面倒くさいもの、イギリス人が食べないのは無理も無いけどね。
断捨離72番は今来てるセーター。ときめかないけどなぜか持っているものの典型です。着てるものまで捨てるとは、なかなかこの断捨離のやり方、効き目を表してきたかも。
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2 件のコメント:
タダの食べ物を手に入れると満足感を感じるという感覚、全く理解できないわ。でもそれが主婦のしんりなんだろうね。私はガソリン代かけて費用対効果に合わないタダの食べ物を得たら嫌な気分になりそう。多分、商売人の家で育ったからだと思うけど。人それぞれやねえ。
確かにそんな人ばっかりだったら、野いちごを摘む人ばっかりで、何にも残ってないから、そういう人のほうが少ないのかもね。豊穣とか自然の恵みとか季節との一体感とか、そういうことよ。
私が直接知ってる人のなかで一番資産家の友達も、こういうこと大好きだから、金銭とは関係ないと思うよ。店じゃ買えない物もあるしね。
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