この番組はPaul Weller on BBCと言うタイトルで、70年代後半のジャムが出てきた頃から今までのテレビ出演のクリップでできていました。内容で言うと、ジャムの頃のが5-6曲、スタイルカウンシルが3曲、そしてその後ソロになってからが5曲くらい。今はその番組が終わって、10年位前のライブを流してます。
ポールウェラーってたぶん私よりもちょっと年上だと思うんだけど、最近ずいぶんふけました。でもそれでもやっぱりかっこいい人はかっこいいですね。と言っても、昔かっこよくて年とって目も当てられなくなる人もたくさんいるから、やっぱり努力してるんでしょうね。努力と言うか、昔からおしゃれな人だったから、今もそうなんでしょう。
去年だかおととしだか最近、彼は女王様から勲章をもらう話があったそうですが、辞退したそうです。これもかっこいいですね。ミックジャガーやエルトンとは違うぜ。
私はスタイルカウンシルはとっても好きだったんだけど、あの頃が彼は外見的には一番かっこいいです。おしゃれと言うか、それこそ本当にスタイリッシュ。今見ると、音楽的にはもうあんまり意義はないなあと言う感じがするけど、その時代の空気のなかでは最高に洗練されてて、すごく好きでした。
ちなみにスタイルカウンシルのバッキング・ボーカリストのDCリーと言う黒人女性と彼はその後結婚したのですが、彼女は私が好きだったワム!のバンキングボーカリストだったそうです。
そしてスタイルカウンシルの片割れ、ミックタル・ボットはあのELPのキース・エマーソンと一緒に、私が昔夢中になって聞いた(そして私が最近また熱を上げている)イタリア人ミュージシャンのジョバノッティ(Jovanotti)の80年代のアルバムでハモンドオルガンを弾いてます。
本当、音楽の世界は広いのか狭いのか。
つらつら書きましたが、今見てやっぱり一番圧巻なのは、すごく初期のパンクと呼ばれていた頃、ジャムですね。
彼はその頃18歳。今もぜんぜん愛想なく黙々と歌い演奏する人ですが、その頃はシャイなのか内にこもってるのか、ほぼうつむき加減で、人の視線を避けるように、でも激しくパンクっぽく歌ってます。その態度と言うか姿勢は本当にティーンエージャーらしいですね。ルイの友達にもいそう。
でもその頃の曲の歌詞が、やっぱりすごいです。内容は社会的なことや政治的なことなどが多い。そしてそれだけじゃなくって、その頃の社会的な雰囲気やら労働者階級の市民の生活やらを描く言葉が、本当にうまい。詩人です。そういう意味ではボブ・ディラン的と言ってもいいのかも。
我が家のルイちゃんも音楽が好きで、最近は毎日毎日エレキギター弾いてます。あと4年でこのときのポールウェラーと同じ年になるんだけどな。曲を書いたりするんだろうか。作曲はしそうだけど、性格がのんきでハッピータイプだから、ポエットにはなりそうもないです。
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