2011年11月20日日曜日

庭のクリスマスツリー

うちの家の裏には2000坪くらいの野原があります。それがまあ庭ということになってるんですが、普通の意味での庭として使っているのはその10分の1くらいで、あとは年に数回草を刈るくらいでほとんど手を入れていません。家を買ったときはそれこそ荒れ野状態で、それでも初めの数年は手を入れる時間もお金も無くて、そのままでした。それに年々徐々に手を入れていって、今は何とか荒れ野をて手なずけてるという感じです。

それで先日その土地の周りをぐるっと囲っているヘッジ(生垣)の中に何かジャムにする木の実がないかと探していると、クリスマスツリーのもみの木みたいな枝が生えているのに気づきました。それでよくそのヘッジを見てみると、生い茂った生垣の中に数本もみの木が生えているようなんです。しかも一列にきちんと並んでいるようです。

もみの木はイギリスでは自然に生えてくるような木ではないので、この土地の前の持ち主が植えたに違いありません。

それにしても回りを高い木に覆われて、今までぜんぜん気がつきませんでした。こうして思い出すと、数年前この同じあたりでもみの木を発見して、それをクリスマスツリーにしたことがあったんですよ。でもその時は他にも同じような木があるなんて気づきませんでした。

それで昨日デイブが真っ赤になって必死になってその周りの木を切りました。生い茂った雑草や潅木をなぎ倒し、大きい木を何本も切ったんだけど、さすが本職というか、1時間くらいでもみの木が見えてきました。(あ、本職はきこりではありませんよ。)

私達がこの家に引越ししてから12年になろうとしています。その間ぜんぜん気づかずにずっと木に覆われていたんだけど、その割には枯れずにちゃんと成長しています。写真の真ん中のは、今年のクリスマスにも使えそうなくらい。他のは形が悪いので、この冬に手を入れたら、来年以降はちゃんと太陽を浴びて、立派なツリーに成長してくれるのではないかなあ。


ちょっと見えにくいですが、もみの木が6本1列に並んでいます。
デイブの切った木、これだけではなくバックにもよく見ると映ってるし、小枝等も山ほど切りました。

これは4年前に見つけた木です。子供達が小さくてかわいい!


しかしちょっと不思議と言えば、私は数年前、本気でこの土地でクリスマスツリーの苗木をたくさん植えて、クリスマスツリーファームにしようとしたことがあるんですよ。この広い土地が何もせず無駄になってるのももったいないし、それに家の庭で取れたツリーでクリスマスって素敵だなあと思って。

でもいろいろ調べた挙句、10年くらいで50万円にもならないということがわかって、あきらめました。それでも、商売ではなくても、そのうちクリスマスツリー植えたいなあって思ってたんです。

そうしたら思わぬところで願いがかないました。やっぱりこれって引き寄せの法則ですね。「こうなりたいなあ、こうしたいなあ。」と軽くわくわくと抵抗なく考えていたら かなうっていう例だと思ってます。

クリスマスまで後1ヶ月ちょっと。普通はこの季節ってもうすっかりクリスマスっぽくなっていて、私もクリスマスのプレゼントのショッピングがかなり終わってる頃なんだけど、今年はぜんぜんクリスマスっぽくありません。たぶんすごく温かいから。あとはまあルイの怪我で、それどころじゃなかったっていうのもあります。

でも隣町でも今日クリスマスライトが灯ったようです。イギリスはこれからクリスマスに向けてまっしぐらになります。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

2000坪ってすごいなぁ・・・。どのくらいの広さなのか見当もつきませんよ。25坪の土地ぎりぎりいっぱいに三階建ての家を建てようとしている私とスケールが違いすぎる・・・。人生いろんな選択肢があるという最たる事例ですね。

そしてもみの木が勝手に生えてたというのもスケールが違う。

東京はすっかりクリスマスモードです。同じく暖かいので気分はまだまだ乗らないけど。

Atsuko さんのコメント...

本当は1.75エーカーなんですよ。前換算したら2500坪くらいだったような気がするなあ。でも土地の広さなんてぜんぜん問題にならないんですよ。土地は一にも二にも場所!特にここは農地なので、変更にならない限り何も建てられないので、ほとんど資産価値はないんです。家に付いてるので、むしろ広すぎると嫌がられます。うちくらいで許容量ぎりぎりの広さだけど、お隣みたいに8エーカーもあると家を売るときに買い手が付きにくいんですよ。ちなみに地価は農地の場合、1エーカー2000ポンドくらいらしい。

まあ気分的には土地を持ってるって言うのは楽しいけど、実際にはそれだけで維持とか管理がけっこう大変です。

コロボックル さんのコメント...

土地の維持管理 ほんとにたいへんですよね
荒らしておくと、日本では農業委員会から「もっとちゃんと管理するように!」との督促状が舞い込みます

>デイブが真っ赤になって必死になってその周りの木を切りました。生い茂った雑草や潅木をなぎ倒し、大きい木を何本も切ったんだけど、さすが本職というか、1時間くらいでもみの木が見えてきました

ディブさんの大きな力、頼もしいですね

Atsuko さんのコメント...

コロボックルさん、そんな督促状が来るんですか。大きなお世話なのでは。。。荒れっぱなしの農地は、人間の目には荒れてるように見えても、自然の動植物にはいい環境だし、自然の動植物がいなくなると農業も農薬の依存がますます大きくなるので、長期的には悪いことではないと思うのですが。