今調べてみると、イギリス国内で50メートルのプールは、ロンドンなど現在建設中を除くと26個あるそうです。そのうちのひとつがこの私立の学校にあるわけです。すごいですよね。行く前からどんな学校だろうと興味深深でした 。
土曜日はすごく早くついたのですが、8時前に学校内は制服を着た男子学生がたくさん歩いていました。制服はもちろんネクタイとブレザーです。どういうわけか女子は見かけませんでしたが、共学です。週末なのになあと思ったのですが、こういう寄宿生の学校では土曜も午前中授業があるそうです。その代わり実家に長く帰れるように休みが長いらしい。
学校の中はすごく広々としています。高い建物があまりなくて、建物と建物の間がすごく離れています。こんな大きなプールでもみつからなくて、キャンパス内で生徒に道を聞きました。
プールはすごく大きいです。 プール自体が大きいだけでなく入り口のあたりや更衣室、踊り場のような場所もすごく広々しています。プールの両側にこれもすごくたくさん観覧席があります。昨日の写真にあるように、プールの上には大きいテレビスクリーンがあって、結果はもちろん、レースの様子がライブで映し出されます。建物の前には彫刻まで立っています。そしてプールの横には50台は停められそうなプール専用の駐車場が二つもありました。
これがプールの建物の全景 |
プールの入り口の前です。この複雑な影は正面にある彫刻の影 |
長々と競技会は続いたので、ウォームアップの間にちょっと散歩に行きました。イヤー、広いですよ。これは陸上競技場。この横にも駐車場があります。
医療センターもあります。ちょっとした大きさ。その辺の町のメディカルセンターよりも大きいかもしれない。
そして何よりも驚いたのが、学校内に乗馬スクールがあったことです。ちらりと見ただけですが、大きい馬屋の建物があったので、馬もたくさんいるみたいです。ちょうど生徒が二人乗馬レッスンを受けていました。
今その学校のウェブサイトを調べてみると、馬は50頭 (!!!)いるそうです。想像に易いと思いますが、馬って一頭飼うだけでもすごいお金がかかるんですよ。
この茶色い建物が馬屋。50頭いるんだ。 |
他にどういうファシリティーがあるかと言うとラグビー場やサッカー、クリケットグラウンドのほかに、室内テニスコートもあるそうです。学校の敷地は100エーカー以上。1エーカーとは0.4ヘクタールとのことなので、40ヘクタールです。
ちなみにお値段のほうですが、家から通うと1学期につき6500ポンド、寄宿すると9850ポンド。寄宿しちゃうと1学期に130万とかするんですね。 それは学校に払うお金だけで、そのほかに制服とか本とか、たぶんスイミングクラブ費とか乗馬レッスン代とか課外授業のお金もかかるだろうから、1年間で450万くらいはかかるんですよ。
いやー、日本人ってお金持ちって言われてるけど、こういう学校がいくつもあるイギリスって、実は日本人どころでないお金持ちがうじゃうじゃいるんじゃないかと思っちゃいますよ。貧富の差が日本より断然大きいだけで。
先日もちょっと近所の私立学校のこと書きましたよね。うちの子供たちが毎週水泳のトレーニングにプールを使わせてもらってる学校のこと。その学校もさすがに私立だねと感心していたのですが、この学校に比べるとしょぼくれて見えるくらいです。上には上があるものです。
普通の私立学校なら、無理をすればうちでも・・・・って気持ちが心を掠めないでもありませんが、このくらいならぜんぜんそんな考えも起こりません。ああ、贅沢なものを見せてもらって、ありがたや。
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4 件のコメント:
> 普通の私立学校なら、無理をすればうちでも・・・・って気持ちが心を掠めないでもありませんが、このくらいならぜんぜんそんな考えも起こりません。ああ、贅沢なものを見せてもらって、ありがたや。
うう、あつこさん ご自身がそう思われること自体がイギリスの実情というか、実態なのですね
それが分かって、(面白いなぁ)と正直思いました
イギリスのお国柄を見る思いです
ありがとうございます
そのプール、見ただけで呼吸が苦しくなりそう。もしやトラウマか?
こんのさん、コメントありがとうございます。イギリスの社会事情って何年住んでも驚かされることがあります。
でもおそらくこういう学校は、世界中からお金持ちが子息を送り込んでるんじゃないかなあ。英語圏の学校ではよくあるみたいですから。
あくあさん、このプール長いよ。運悪く子供達の最初の種目はどちらも背泳ぎだったのだけど、泳いでも泳いでもあちらに着かなかったと言ってました。
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