(ふーん、そうか。実はマイケルジャクソンのお葬式のときは、すべての局で実況中継してたんだけど、やっぱりウィリアム王子もキング・オブ・ ポップにはかなわないんですね。)
写っていたのはケイトミドルトンのお母さんと弟さんが教会に入場するシーンでした。こと細かく着ているものの説明やデザイナーが紹介されています。その次にアンドリュー王子と娘達。エリザベス女王、チャールズ皇太子と次々入場のあと、いよいよケイトミドルトンが登場。彼女のドレスのデザイナーはこの時点まで明かされていなかったのですが、車から降りた時点で、アレクサンダー・マックイーンブランドのセーラ・バートンだと発表されると、実況中継していたアナウンサーの一人(ファッション担当者)は「キャー、嬉しい」と奇声を上げていました。繊細で上品ながらも、割合シンプルなドレスです。
結婚式の模様が中継されます。祭壇で待つウィリアム王子のもとにケイトがお父さんに連れられてやってくると、ウィルはとっても嬉しそうに見えました。彼女に一言二言言葉をかけています。なんだかこの様子は普通の若者と言う感じで、二人ともとってもハッピーそう。
ここから先はイギリスの普通の式とまったく同じ、牧師の言葉も誓いの言葉もまったく同じです。私は結婚式が苦手なので、ちょっとこの辺で退屈と言うか興味を失ってしまいました。ロイヤルウォッチャーになる宣言をしたものの、ここは失礼して途中で野球の経過をチェックしたり、家事をしたり、挙句にはランニングまで行きました。一応テレビはつけっぱなしにしておきましたが。
その間結婚式自体はつつがなく行われ、二人を乗せた馬車はロンドンの町を凱旋し、バッキンガム宮殿に入った模様です。(この辺は全部見逃した。)その30分ほどあとに二人と女王を含めた王室メンバーがバルコニーに登場することになっています。集まった観衆は警察が列を作って誘導する中、ゆっくりと宮殿の前にやってきます。
テレビはその間、いろんな人をインタビューしています。スタジオには歴史家や王室専門家がやってきて今日の日を分析。「今世界にはいろいろ悪いニュースがあり、シニカルな空気が漂っている。王室や結婚という制度そのものに対しても、冷笑的な人が増えている。この二人の結婚を機に、この空気が変わっていくんじゃないか・・・。」などなど。そんなもの変わるわけないでしょ、たかが王子が結婚したくらいで。
宮殿前の観衆もたくさんインタビューされています。60代くらいの夫婦が「さっき国歌が流れたときに起立していない人たちがいて憤慨したわ。周りの若者に、立ちなさいと言ってやった。」と言ってました。こういう人は見ていて疲れますね。上のインタビューといい、何事もシリアスになりすぎるとつまらない。
4月23日の聖ジョージ(イングランドの守護聖人)の日に家を出発して徒歩でロンドンまでやってきた人もいました。この人はこうやってチャリティーのためにお金を集めたそうです。これはなかなかイギリスらしいアイデア。
イギリス人だけでなく外国人もたくさんいます。スペイン人の若者が紹介されていました。きっと日本人もたくさんいたんじゃないかな。まあロンドンに住んでいたら、せっかくの機会なので見に行こうって思うでしょうね。
イギリスにちなんだ仮装で来てる人たちもたくさんいました。ウィル王子とケイトのそっくりさんだとか、ウェディングドレスで来ている人 、自家製の国旗模様のドレスなど。結婚式のシーンをアレンジした無茶苦茶凝った帽子をかぶった人も紹介されていました。
そのあとやっとロイヤルファミリーがバルコニーに登場。観衆に手を振り、二人はキス。5分ほど手を振って中に消えて行き、一応二人がテレビに映るのはこれでおしまいでした。
私は上にも書いたように結婚式が苦手で、しかも教会がもっと苦手、ロイヤルファミリーについてもまあアンチではないけど、本当は特に興味もありません。だから今日数時間のこのテレビ放送、退屈だったりシニカルに感じたりする部分もないでもなかったんだけど・・・・。でもこの二人、教会でもそうだったし、バルコニーでも本当に嬉しそうでした。「ロイヤル」っていう仮面をはずした自然な人間らしい幸せな顔。これが豪華な馬車やドレスや 有名な来賓たちよりも、一番印象に残りました。素直に「おめでとう」って言いたくなる光景でした。
では結婚式のビデオをどうぞ・・・・・。
ロイヤルウエディング
なーんて、実はこれ携帯の会社が作ったパロディーの そっくりさんのお笑いビデオです。私は特にカミラ(チャールズ皇太子の奥さん)とハリー王子がそっくりだと思いますね。こういうのが作られるのってやっぱりイギリスの王室って開けてますよね。日本の皇室では考えられない。
結婚式自体は1時半くらいでお開き。午後はイギリスのあちこちでパーティーです。村などが主催するストリートパーティーは許可制なのですが、5000ものパーティーが開かれているとか。私達の村のパーティーは2時半からでしたが、ティーパーティーは4時から。それで我々は3時半くらいに出かけました。
私はサンドイッチを3皿作って国旗模様の紙皿に乗せて持って行きました。もうすでにたくさんのケーキやらサンドイッチがテーブルに置かれています。 テーブルに座り知人と話し込んでいるうちに、たくさん人が集まってきました。見ると食べ物のおかれている長いテーブルにはこれまた長い行列が。20分くらい経過後、列が短くなってから並ぶと、それでもまだまだ山ほど食べ物があります。
見渡すと人がさらに増えています。150人くらいは軽くいる感じです。天気は3時ごろちょっと寒くなり空模様が怪しくなってきたんですが何とか持ちこたえ、また太陽が顔を出し気温も上がり、最高のシチュエーション。
芝生の上で小さな子供達の障害物競走が始まりました。大人たちはそれを見たり見なかったり、勝手に談笑しています。するとその横で大きい子供と大人向けの障害物競走が始まりました。最初は参加する人が少なかったので、私と知人のだんなさんが参加。するとだんだん人が集まってきました。二人ずつレースをするのですが、タイムが記録されます。子供達もやったのですが、私はチャーリーより5秒早かった!(でもチャーリーは最後に笛を吹くのを忘れたからだと自分で言い訳しています)。
だんだん人が減っていきます。6時過ぎにはもうまばら。7時からバーンダンス(カントリーダンス)とバーベキューなんだけどなあ。もう私達も帰ろう。そう思っていたらチャーリーが見つかりません。探すと友達とバーベキューのセッティングの手伝いをしています。まだ帰りたくないとのこと。しょうがないのでチャーリーを残して家に帰り、また7時半に家族でやってきてダンスとバーベキューを食べることにしました。
再度やってくると、今度は場所がちょっと移動になって、小学校の中庭と体育館になっていました。私はバーンダンスをしたかったんだけど、パートナーがいるとのこと。ルイもチャーリーもデイブもぜんぜん踊る気なし。それで1曲は村人が、もう一曲はチャーリーの友達がパートナーになってくれました。
そのあともうケーキやサンドイッチで満腹だったんだけど、バーベキューをひとつ食べました。テーブルには昼のケーキがまだまだたくさん残っています。見てるとつい食べたくなって・・・・・
「あのケーキすごくおいしいよ」と薦められたジンジャーケーキをまた食べてしまいました。
こんなに残っていました |
ではよろしければこちらのリンク、クリックお願いします。ブログランキング、イギリス部門では10位に入っていました! ありがとうございます。
5 件のコメント:
結婚式 日本でも中継放映してまして、見ました。やはり結婚式は(いいなぁ)です
「おめでとう」素直に言いたくなります
昨日のコメント(2回)受けつけてもらえませんでした
ランキング 毎日押しておりますよぉ
こんのさん、昨日は失礼しました。ウエディングの関係でネットが混んでいたのでしょうか。BBCの天気予報も見れなかったので。
中継があったのですか。注目度がすごいですね。お嫁さんはダイアナ妃とはぜんぜん違う感じですが、ウィリアム王子は結構にてるなあと思いました。
昨日はコメントしたのに、へんなGoogleのメッセージが出てきました。
パスワードやらないやらを入れろとかなんとか。
さて、
この結婚はライブでやっていましたね。
BBCを同時通訳していたりして。
やっぱり同時通訳って難しいですね、なにをいっとんじゃという小難しい言葉をたくさん使っていました。宗教用語でしょうか。
この馬車はジェーズムxx世だとか、エドワードxxだとか、さすがに英国王室 歴史がありますね~。
伝統とか格式とか普段はなんとも思いませんが、こういうイベントがあると、イギリス人も王室があってよかったとか思うんでしょうかね。
山歩きさん、昨日は失礼しました。いったい何があったんだろう????
生中継とはすごいですね。教会からの式そのものがライブだったんですか?昔ダイアナ妃が結婚したときも日本ですごく話題だったのを覚えていますが、今回はそれ以上なんでしょうか?
イギリス王室ってどうしてこんなに人気があるんでしょうね?日本ですら。
コメントを投稿