中学生もミュージシャンも募金

今週で春学期はおしまいで、来週から2週間イースターホリデーです。それでルイは今日はノン・ユニフォーム・デーで私服で登校。その代金として（?）1ポンド持っていきました。イギリスではこういうことがよくあります。この集まったお金がチャリティーに行きます。

昨日ルイに一体何のチャリティーにお金が行くのか聞くと、知らないとのこと。私も今週までヨガで募金をお願いしていたので、人様の善意のお金を集めるのというのがどんなに責任の重いことかしみじみ感じました。それで学校が『チャリティー』の一言で片付けるのはよくないような感じがして、なんのチャリティーなのか聞いておきなさいと言っておきました。

今日学校から帰ってくると、『あのお金は日本に行くんだよ』とのことでした。クラスでいくつかのチャリティーに投票して、一番投票の多かったところに募金が行くそうです。これが学校単位なのかクラス単位なのかは不明。ルイはクラス単位だと思うとのこと。少なくともルイのクラスのお金は日本に行きます。

学校全体では2000人くらいいるので、全部で2000ポンド集まります。毎学期の終わりにするのなら1年で6000ポンド。これが生徒達が選んだチャリティーに行くって言うのは、生徒もイニシャティブをとれるし、どちらにしろとってもいいシステムですね。

募金の話を続けると、昨日会った友人はロイズ銀行に勤めてるのですが、ロイズでは日本地震基金に5万ポンドだったかな、寄付することに決まったそうです。だんなさんがライオンズクラブに入っている人は、ライオンズクラブインターナショナルからは2百万ポンド日本に向けて寄付が行ったとのことでした。

それから今日Spotify で音楽を聴いているとこんな広告が出てきました。
http://members.ebay.co.uk/ws/eBayISAPI.dll?ViewUserPage&userid=emifamily4japan

Ebayというヤフオクに似た オークションサイトがあるんですが、そこでEMIのミュージシャンが日本の被災地のためにオークションをするそうです。たくさん名前が挙がっていますが、私が知ってる名前はコールドプレイ、ダフィー、ビートルズ、ノーラジョーンズ、ケイティーペリー、アイアンメイデンデイビッドギルモア、ディペッシュモード、ビーチボーイズ、タイニーテンパ、カイリーミノークなど。

数日前同じくイギリスに住む日本人女性のブログを読んでいたら、今回の日本の地震に関しては募金の集まりが悪いとのことがこちらの新聞に載っていたそうです。何でもハイチの6分の1とか。 確かに前も書きましたが、あまり募金の広告は見ません。ハイチやインドネシアなど、こういう大きい災害があるとテレビで募金を募ったり銀行にポスターが貼ってあったりするんですが、見ませんでした。

このブログの著者は遺憾なことであると書いてらっしゃいましたが、私はしょうがないと思うんですよね。

決して日本の被害者の方々の苦労や悲劇を軽く見てるわけではありませんが、でもやっぱりなんといっても日本は先進国。国が面倒見てくれる部分が大きいし、国内での募金がたくさん集まります。それに比べるとハイチなんてもともとすごく貧しい国だし、インドネシアだって日本に比べるとぜんぜん発展していないし。そうなると個人レベルでも国家レベルでも、世界中で面倒を見てあげないとどうしようもない。

だから比較してもしょうがないですよ、これは。

とはいえ、私の周りではたくさんお金が集まったし、明日も友人がこの基金のために2.5キロのスイマソンをします。ハイチやインドネシアよりは日本のほうが身近だし、日本や日本人とコネクションのある人も多いし、そうはいってもたくさん集まるような気がします。

今日は募金のことではなく蜂のことを書くつもりだったんだけど、これはまた別の日に。

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