2011年3月22日火曜日

我が村での募金活動とリビア

今朝の9時ごろ電話がなりました。何かと思ったら私がヨガを教えている村の集会所の運営委員会の会長さんでした。

私がヨガのクラスで募金をお願いしてることを耳にしたそうです。それで今晩運営委員会のミーティングがあるので、そこで募金のことを声をかけてみましょうと言ってくれました。それからそのホールには掲示板があるので、そこに募金お願いのポスターを出しましょうとも言ってくれました。

お礼を言うとその人は、「地元っ子のあなたの祖国が苦しい目にあってるんだから、協力するのは当たり前。」と言ってくれました。じーん。

私って自分ではまず大阪っ子、次にロンドンっ子と思ってましたが、いつの間にかデボンっ子になってたようです。まあ15年も住んでるからなあ。

昨日書いたノルウェーの友達も同じことしていたんですが、私も皆さんがあまりにも親切で気持ちよく募金してくれるので、お礼に折り紙の鶴を折っています。昨日15羽くらい折ったのですが、今日あわててまた20羽くらい折り、そのうちの一部をミーティングの前に届けました。

昔ロンドンから この田舎に越してきたときに、母が「どうせ暇でしょうから折り紙でもしたら。」と日本から折り紙の本を送ってきて、結構むっとしたことがありました。まあ鶴はその本で覚えたわけではないけれど、芸が身を助けと言うか、その折り紙がこんなところで役に立つとは。

今晩もたれているその会議、どうなったかは聞いていません。

私も今晩もまたヨガで生徒さんに募金を募りました。死者や行方不明者、家を失った人の数、避難している人の窮状を語ると、みんなうんうんうなづいて目を真っ赤にしてる人もたくさんいました。もちろん募金自体も嬉しいことですが、そうやって心をひとつにしてくれる、多くの日本人の苦難に真剣に心を痛めてくれているというのが感動です。

イギリスではニュースの中心はリビアのことになりました。でもヨガの生徒さんたちは、「リビアに戦闘機を送ると一体いくらかかるか。そのお金を なぜ日本に回せないのか。」と憤慨してました。

今回の危機のアメリカとイギリスの対応で、本当に中東問題ってすべて石油のためというのをありありと感じました。はっきり言ってアメリカやイギリスは今回のリビアの件を、棚からぼた餅、すごくラッキーだと思ってると思いますよ。カダフィ大佐は中東ではサダムフセインの次にやばいリーダー。何とかして失脚を狙っていたに違いありません。こんなチャンスはないですよ。ここでカダフィを失脚させるか、うまくいけば爆破して殺害して、欧米にとって扱いやすいリーダーをリビアに植えつける。アメリカイギリスにとってこんなにいいシナリオはありません。

北朝鮮なんてカダフィやサダムフセイン以上にやばい国家元首で、しかも核兵器まであるのに、ぜんぜん知らん顔。しかも国民はもう10年くらい飢え続けてるって言うのに。原油が出ない国は独裁者はやりたい放題ですね。

なんか最後は愚痴ってしまいました。ニュース見るとこれだから嫌なんですよ。もう日本のことはあまりニュースではやっていないし、またテレビなし新聞なしで生活したいと思ってます。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

募金してくださる方々はほんとにありがたいですね。15年もいればそりゃそこの村人でしょう(笑)私なんか生まれてから18年徳島にいたくらいで、それ以外の場所はどこも4年以内ですよ。

海外メディアの日本の地震に関するニュースは減りましたね。ツイッターでBBCやCNNやNY TimesやWSJやFTや・・いろいろフォローしてますが、ほとんど別のニュースになっちゃってますもんね。

でも復旧・復興はまだまだなので、みんなが忘れた後も忘れないで見守らないとと思います。

それにしても復旧、復興どころか、こっちは毎時間のように地震があり、原発もまだ5分5分が6分4分になったかなって程度で、現在進行形ですよ。

Atsuko さんのコメント...

三つ子の魂百までと言いますが、逆に大人になって移り住んだ土地はいつまでたっても自分の地元とは感じられないんだけどね。今の家に10年住んでるけど、こんなにひとつの家に長く住んだのは初めて。

余震がとにかく収まってくれないとどうしようもないよね。福島でもまた大きなゆれがあったらしいし・・・

こんの さんのコメント...

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Atsuko さんのコメント...

こんのさん、ありがとうございます。最近急にランキングが上がって、またやる気になっています。