2011年3月25日金曜日

大きな募金小さな募金

明日はライフセーバーの全国大会でカーディフまで行きます。カーディフというのはウェールズの首都で、ここから車で3時間くらい。ウォームアップは8時半なので、8時にはつかなければいけません。で、クラブでバスをチャーターしたのですが、出発は4時半です。

そのための食べ物の準備が終わりました。大人二人と子供二人の朝から夜までの1日分です。プールにこもりっきりで外に食べにいけないし、おまけに車もないので途中で買いにもいけないので、たくさん用意してます。こんなにジャンクフードばっかり食べていいんかなあと思うけど、1日分全部今日作る気力も時間もなし。クスクスサラダだけ作りました。こんなの避難所の人の3日分くらいあるなあ。

で、そろそろ寝たいのですが、とりあえず書いておきたいことがあって書いてます。募金のことです。

私はヨガのクラスを5つ教えていて、水曜の夜のクラスで一応全部のクラスで募金依頼のスピーチはしたので、今日はただ募金茶筒を持って行っただけでした。するとまたいろいろな人がお金を入れてくれました。

一人の人は、先週持ち合わせがないので郵送するといってくれた人でした。これは私と主人からといって手渡された小切手は100ポンド。あまりの大きな額にびっくりしました。今はポンドは弱くなったけど、ちょっと前までというか生活感覚では2万円くらいです。そんなによく知らない生徒さんなのですが、こんなにたくさん。何とか日本の被災者のためになりたいと言う気持ちがしみじみとわかって感動しました。

そして先週教会で募金をして110ポンド集めてくれた人からは、また63ポンド渡されました。その人はミュージック・メーカーという幼児とお母さんが教会のホールで週に一回集まる集いでボランティアしているのですが、そこで集めたそうです。

でも募金をお願いしたものかどうか迷って、リーダーに相談したそうです。というのは若いお母さんはただでさえ何かとお金がかかるし、特にその集まりには母子家庭のお母さんが多く、その人たちから大切な生活費の中から募金してもらうのは気が引けたからです。でもそのリーダーの人が、「募金をお願いしましょう。額なんて関係ない。ほんの少しでも募金に協力できることが嬉しい人もたくさんいるでしょうから。」といったそうです。

それで20ペンス、50ペンスと募金をみんながしてくれたそうです。小さい子供がお金を握りしめて入れてくれたとのこと。本当に募金って額だけじゃないですよね。その気持ちが嬉しいものです。

で、レッスンのあとみんなに折鶴を上げたらとっても喜ばれました。

初めは自分が募金するついでにと軽い気持ちでお願いしたのですが、1週間で550ポンドくらい集まりました。責任重大でちょっとびびってます。

募金をお願いすることで短い間で自分にとってもすごくメリットがあった気がします。人の情け、真摯にお願いすれば人は聞いてくれるということ、そしてお金とは何か。 そういうものを学んだ・・・・という言い方は大仰なので嫌なんだけど、とにかくポジティブな経験でした。

おお、そろそろ9時。3時半に起きるので今から寝ても6時間半です。明日は帰ってくるのは夜中になると思うので、ブログはおやすみです。競技会自体は全国大会とはいえ、競泳の超シリアスさとは違うのでプレッシャーもなく、楽しい1日になることと思います。

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4 件のコメント:

こんの さんのコメント...

> 人の情け、真摯にお願いすれば人は聞いてくれるということ、そしてお金とは何か。 そういうものを学んだ

あつこさん ほんと、たいせつなことですね

ありがとうございます

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、情けは人のためならずと言いますが、本当に人のために何かするというのは、自分はそれ以上に得るものがあると思います。

本読みと山歩き さんのコメント...

日本では節電、節約を心がけています。
募金も積極的に。
イギリスの方に負けないように!

どれもこれも、今までののほほんとした生活を見直す良い機会です。
きっとみんなそう思っているはずです。

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん、日本人って徹底して節電しそうですね。店や企業が協力してるとぜんぜん違うでしょうね。

日本もこの大災害で目が覚めたというか、喝が入った状態になってるのでしょうか。