2011年1月21日金曜日

モンティ・パイソン


モンティ・パイソン(Monty Python)って知ってますか?イギリスの1970年代のコメディーグループです。ケンブリッジ大学の学生コメディーグループ、ケンブリッジフットライトが前生となり発生した集団なのですが、70年代の前半から前衛的なコメディーでカルト的に人気が出ました。グループ自体はとうに自然解散してるんですが、彼らの番組や映画はまだすごく人気があります。イギリス人でモンティーパイソンを知らない人はいないと断言しても良いです。

グループには5人ぐらいメンバーがいたと思うんですが、その中の数人は今でも広く活躍してます。たとえばジョン・クリーズ(彼は弁護士の資格あり)は俳優です。「ワンダとダイヤと優しいやつら」という15年位前に流行った映画が一番有名かな。彼はハリーポッターにも「首なしニック」という幽霊の役で出てます。

今日髪の毛を切りに街に行った時にチャリティーショップ(中古品の店。収益はすべてチャリティーに行く)に寄ったら、このモンティ・パイソンの昔の映画のビデオが25ペンスで売ってました。30円くらいかな。モンティー・パイソンの映画等は18禁のものが多いんですが、この映画はPG(親の許可があれば見ても良い)だったので子供達(特にルイ)と見るために買いました。まだ見てないんですが、楽しみです。

モンティー・パイソンは何本か映画も取ってるんですが、そのうちのひとつ「Life of Brian」というのが傑作で、今でも映画史上一番面白かった映画のトップ10などによく選ばれています。

舞台は2000年前のイスラエル。ブライアンという名の地元の男がどういうわけか人々に救世主だと誤解されます。彼はメシアになんてなりたくないので、何とかして群衆を追い散らかそうとしたり、撒いたりしようとするんですが、いくら説明しても侮辱するようなことを言ってもますます群集は多くなるばかり。それでついには十字架にかけられて処刑されます。

この映画がでたのは1970年代ですから今よりもさらに宗教的な抑圧は厳しかったので、キリスト教団体から強く批判されました。それでけではなく、多くの地方自治体では禁止や実質禁止になったし、ノルウェーを始めたくさんの国で、中には何十年も放映禁止になったそうです。

で、この中の歌のひとつに、なんとこのブログの最近のテーマにぴったりのAlways Look on the Bright Side of Life(いつも人生の明るい面を見よう)という歌があります。15年ぐらい前だったかな、どういうわけかイギリスでまたヒットチャートに上がってました。

ルイはカラオケが嫌いなんですが、クリスマスにチャーリーにカラオケディスクのセットをあげたらこの曲が入っていて、これだけはなんども練習して歌えるようになりました。それまでふけなかった口笛もふけるようになりました(曲の中に口笛が出てくる)。

この曲、映画の中では最後の磔の場面で出てきます。ブライアンとそのほか10人くらいの囚人が同時に処刑されるんですが、ブライアンの隣の囚人がこの歌を歌いだし、それがみんなに広がるという場面です。ほんとにすごいシャープなユーモアのセンス。これ見てるとホント人生なんてセコセコ考えたり悩んだりするのがあほらしくなります。まあ人生なんてすべて良いとこ取りで、面白おかしく楽しくやっていけばいいじゃないかという気になってきます。

ちなみのこのブライアンのを演じた役者(彼はお医者さんの資格あり)は若くしてアル中で死んでいるのですが、その彼の葬式で上記のジョン・クリーズが超シャープな冗談を言ったため、それが今でも伝説のようによく知れ渡っています。

そのAlways Look On the Bright Side of Lifeの曲、もしかしたら曲自体はご存知かもしれませんが、YouTube のリンク載せておきますので、楽しんでください。ブライアンは歌ってる人の向かって右の帽子をかぶった人です。
http://www.youtube.com/watch?v=WlBiLNN1NhQ

そうそう、忘れてましたが今日は適当体重検査の日でした。そしたら、フフフ、49.5キロまで痩せてました!40キロ台なんて15年ぶりくらいですよ。目標は46キロなんですが、今回はクリアできると結構自信あります。

4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

モンティパイソンは聞いたことあるけどそういう話だったのね。おもしろそうですね。イギリスのユーモアって慣れないとわかりにくいけど(笑)

体重、すごいね。信じると実現するね。がんばれ~

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、確かにイギリスのユーモアって独特だよね。ライフ オブ ブライアン、機会があったら見てみて。

体重はまあ服着て計ってるし、生理のサイクルとかその日トイレに行ったかとかで変わってくるから分からないけどね。でも良いことは大げさに喜ぶ!

本読みと山歩き さんのコメント...

映像見てみましたが、あまり記憶になかったです。
短い口笛の部分はなんとなく知っていたような感じ。
なにげに、口笛を吹いてみたくなる気持ちはよく分かりました。
 このあたりの時代の映画は、大学をさぼってよくに見行きました。
が、イギリスの映画はあまり見なかった。
舞台が欧州でも製作はハリウッドというのは多かったですから。
日本でも映画はみよう(古いのも含めて)と思っていますので、よ~くそのへんも意識して見に行きます。

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん、私も大学の頃大毎シネマ2本立て700円で昔の映画よく見てましたが、モンティパイソンなんてぜんぜん知りませんでした。やっぱり日本にはイギリスのものはあまり入ってこないんでしょうね。日本から見て西洋といえばアメリカですから。
でも日本でもdvdで借りられるんじゃないかなあ。