おとといモンティパイソンの話を書きました。そこでAlways Look On The Bright Side of Lifeという歌を、映画の中で磔のシーンで十字架にかかった囚人達が歌ってるビデオをのせました。
そこでちょっと書いたんですが、その映画の主役のブライアンの役をしたグラハム・チャップマンというパイソンのメンバーが死んだときの葬式のビデオをYouTubeで探して見ました。この葬式はスキャンダルになるほど不真面目というかジョークが飛び交ったことで伝説となってるんです。
おとといも書いたとおり、ジョン・クリーズがスピーチします。抜粋を書くと、
「彼が若くして死んだことを皆さんは惜しんでいることでしょう。でも僕はナンセンス!と叫びたい。死んでせいせいした。あつかましい糞ったれ。地獄で焼かれろ!」
「僕がなぜ今こう言ったかというと、彼の葬式というこのすばらしい舞台でショッキングなことを言わず当たり前の良識あることを言ったら、グラハムが許してくれないからです。」
「このスピーチを書いていると、グラハムが話しかけてきました。『お前、イギリスのテレビで SHITと初めて言ったのは自分だと自慢してるのなら、葬式でFUCKという初めての人間になってみろ。』と」
そしてそのあと、映画の中であの歌を歌ったエリック・アイドルが祭壇に上がり、なんとまた歌い始めます。祭壇には歌が始まる頃には10人くらい上がって、葬式に出席してる人たちも歌ってます。
あの歌、映画の中では死の前に歌うんですが、それはやっぱりコメディーの映画だから驚かない。でもそれを本当にやってしまうっていうのは、この人たちって本当にシャープなクールな人たちなんだなあとすごく感心。それにしても、映画の中とまったく同じ人たちが同じ状況で「いつも人生の明るい面に目を向けよう」とこの歌を歌うとは、人生って皮肉ですね。
それにしてもこのお葬式、楽しくおかしくやってるんだけど、それで余計に死者を失った寂しさが しみじみと際立つんですよ。ああ、まさに人生のペーソス。
私もお葬式でこの歌かけて欲しいなあ。そう思っていたら、YouTubeのコメントにもたくさん同じことが書いてありました。本当にそういうお葬式あるのかな。それとクイーンのAnother One Bite the Dust (また一人くたばった) もいいですね。このお葬式のビデオはこちら。4分くらいと結構短いです。
http://www.youtube.com/watch?v=fsHk9WC7fnQ
2 件のコメント:
お子さんに何度も何度も言っておけばお葬式でその曲かけてくれるんじゃない?そういうお葬式いいね。
うちの子供たちもこの曲好きだからかけてくれるだろうなあ。私は昔はプロコフィエフのロミオとジュリエットといってたんだけど、断然こっちのほうが良いよね。
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