2011年1月5日水曜日

初弁当と間違った思い込み

イギリスでは1月1日だけが祭日なので、年によっては2日から出勤という日もあるんだけど、今年は1・2日が週末だったので3日は振り替え休日、それで昨日から普通どおりです。子供達は今日から学校なので、私も今日は初早起き。

7時15分に起きたんだけど、まだ真っ暗でした。雨のせいで余計暗く、ルイが家を出た8時20分くらいにやっと朝らしくなって来たかなという感じでした。今年初めてお弁当を作りました。内容は写真撮るまでもないチキンサンドイッチ、チェリートマトときゅうり、ヨーグルト、出来合いのチーズのスナック、バナナかみかん。たったこれだけのことなんだけど、お母さんは面倒くさくってね。

さて昨日から書き始めたアブラハムの「誤った前提」の続きです。この言葉の訳なんですが、直訳の「誤った前提」というよりは、「間違った思い込み」というほうが分かりやすいですね。

4.I have come here to live the right way of life and to influence others to the same right way of living.......
(私が生まれてきたのは正しく生きるためであり、他の人が正しい生き方をするように影響をあたえるためだ。)

アブラハムはまったく驚くほど、何事も善悪の判断をしません。たとえば浮気をしてはいけないとか、嘘をついてはいけないともいいません。なぜらどの人間も源(神)の延長であり、それぞれがそれぞれの環境で、今までの自分の行き方に基づいて何を選ぶか、どういう生き方をするか判断しているからです。何がいいことか、何が正しいことかは、個人個人が決めることなのです。
そしてさらにいってしまえば、源(神)は別に人間がどういう選択をしようと、そんなことに関心はないし、「これは悪いことだ」といって地獄に落としたりもしません。

5.Because I am older than you, I am wiser than you; and therefore you should allow met o guide you.
(私のほうが年上なので、私のほうが知恵がある。なので君は私の言うことを聞くべきだ。)

たぶんイギリスやアメリカではこういう考えはそれほど強くないけど、日本ではまだまだ自分が年上だというだけで威張ってる人や、若い人の考えや意気込みを見て「まあそのうち君にも分かるよ。」的態度を取る人がいますよね。私はむしろ若い人のほうが頭が柔軟だし、偏見にも捕らわれていないし、いろいろな情報や資源も簡単に手に入れられるし、視野が広いし、そりゃあ世代が次に進むほうがそれだけ知恵がついていってるだろうと思いますけどね。

6.Who I am began the day I was born into my physical body....
(今の私はこの肉体に生まれた時点で始まった。)

これは昨日書いた1番とよく似ています。アブラハムによると、人間は何度も何度も人間として生まれ変わるんです。それで前世の記憶は現世を生きる邪魔になるので忘れていますが、そのエッセンスというか本質のところは変わりありません。つまりたとえば「今度は人と違った生き方をするぞ」と思って生まれてくると、ゲイになったりだとか、普通とはちょっと違った生き方をする人間として生まれ変わるそうです。

7.With enough effort, or hard work, I can accomplish anything.
(努力すれば、一生懸命がんばれば、どんなことでも成し遂げることができる。)

これが間違った思い込みだというのは、「どんなに努力してもできることとできないことがあるんだよ」という意味ではありません。努力だけではだめだということです。努力や一生懸命働くのは「行動」ですが、行動だけでは足りない。というか行動なんかよりも頭の中で考えることのほうが大切なんです。たとえば具体的なことではイメージングなんかがよく知られていますよね。それだけではなく、メディテーションをして頭の中を空っぽにしたり、なるべく美しいものや楽しいことに接して、気持ちをよいほうに向けていく。物事を悪いほうに考えない。できる限り心配しない。楽天的に考えるよう努力する。

Ask and it is given.どんなことでもそれを願った時点で、もうそこまでかなったも同然なんです。でも実際にはどうしてなかなか願い事が実現しないのか。それは心配したり、あせったり、絶望したり、不安がったり、そういう抵抗があるので、入ってくるものがすっと入ってこない。

だからたとえばお金がたくさん欲しいと思ったとします。ならばそのために身を削って働くよりも、豊かなな気持ちになることが大切なんです。そのためには、たとえば財布の中に3万円入れて買い物に行き、欲しいものを見るたびに、「あ、あれも買えるな。これも買えるな。」という気持ちになるゲームをするとか、請求書が来ると「私の支払能力を信頼して、先にサービスを提供してくれた人たちがいるんだな。」と感謝するとか、晩御飯を食べるときに、「ああこんなにたくさんお皿が並んで、豊かな生活だなあ」と実感するとか、そういうメンタルなことが必要なんです。そうすると、しごとがうまくいって臨時収入が入ってくるとか、いい転職のオファーが来るとか、遠い親戚の遺産が入ってくるとか、宝くじに当たるとか、あちらからお金がやってくるようになります。

ちょっと長くなっちゃいましたね。これで7番まで行きましたので、あとは15項です。明日以降もよろしくご覧ください。

4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

なるほど勉強になります。ヴォルテックスの本、注文したので多分今日着くかな、楽しみです。今年はアブラハムの知識であつこに追いつかないとね。

Atsuko さんのコメント...

日本語で出てるんですか?それとも洋書を注文したの?アブラハムって基本的な原則はすごく簡単なんだけど、それをそれぞれ実際に日常的な場面で当てはめると、なるほどなあと自分の理解の足りなさというか、心がけの甘さが際立つんだよね。

本を全部読んだら、ぜひワークショップのDVD 見て欲しいですね。アメリカ英語だからあくあさんならわかりやすいと思うよ。日本でアメリカやイギリスのDVDってみれるんだったっけ?

金太郎 さんのコメント...

こんにちは!初めまして!アクアさんのブログから遊びに来させて頂きました。アブラハムの解説ありがとうございます。今日、引き寄せの法則の本を図書館から借りて来ました。初心者なのであつこさんのわかりやすい解説とても参考になります。ありがとうございます!

Atsuko さんのコメント...

金太郎さん、こちらこそはじめめまして。コメントありがとうございます!
図書館でアブラハムの本が借りられるんですね。でも実は私も始めてアブラハムに出会ったのは、偶然地元の小さい図書館で借りた本だったんですよ。何も知らずに読んで、「こ、これは何なんだ?」と衝撃を受けました。
あと12項目、楽しく書いていきたいと思いますので、よろしくご愛読ください。