2009年9月22日火曜日

テレビをぐるぐる


今日は久しぶりに日本食をつくって見ました。メニューは豆腐と沖縄で買ったあーさー(海草)のお味噌汁、わかめときゅうりの酢の物、肉じゃが、そしてご飯です。悲しいかな、酢の物の作り方がよく思い出せなくて、友人に借りっぱなしのJapanese Cookingという英語の本を見て作りました。肉じゃがのほうは大体知っていましたが、これも最近見た雑誌に載っていたレシピで作りました。

うちの子供たちは、日本食は結構好きなんですが、今まで甘辛い味というか、おしょうゆにお砂糖の混じった味が苦手だったんですが、日本から帰ってきてからは大丈夫になっていて、今日は全部食べてくれました。

食事中の会話の話です。日本ではどうか知りませんが、今でもイギリスでは電話番号を押すことを「ダイアルする」ということもあります。それで子供たちは、電話のキーパッドを押すことをダイアルすると思っていました。それで、昔は(!)電話はプッシュ式ではなく、ぐるぐると指で回すようになっていて、それをダイアルするというんだよというと、驚いていました。チャーリーは、「あっ、そんな電話見たことある!」とのこと。それが珍しい世代なんだなあ。もちろんダイアルの仕方も知らなくて、説明したんだけど、わかったのかわからないのか。すごいなあ。私が日本を出た21歳のときは、家の電話は黒ではなかったけど、ダイアル式でした。

それじゃあ、テレビのチャンネルを回すってどういう意味かわかるかという話になりました。まず昔はテレビにはリモコンがなかったんだよというだけで、驚いていました。それで丸いものがついていてそこに1から12まで番号が書いてあり、それをガチャガチャとまわすんだよ、と教えました。

するとデイブが、You are lucky といいました。「えっ、テレビなかったの?」ときくと、そうではないんだけど、テレビのチャンネルはそんな簡単に選曲できなくて、ラジオのようにねじのようなものをぐるぐる回してチューニングしなければいけなかったとのことでした。ふうん。彼って私より4歳年上なんだけど、日本でもそうだったのかなあ。それともイギリスがそうだったのか。

それから私は6歳位にカラーテレビを見た記憶があるんだけど、デイブは白黒を見た記憶がないとのこと。これは
1、日本がカラー放送が遅かった。
2、私のうちが白黒テレビを長くつかっていた。
3、デイブの記憶が10歳位から始まっている。
のどれかだと思うんだけど、どうでしょうね。
ちなみに私は昭和40年生まれです。

高校生くらいのときからビデオを持ってるお家が出てきて、私がビデオデッキを手にしたのは結婚して日本に住んでるときでした。(1回目の、というか1回しか結婚してないんだけど、とにかく22・3歳のとき。)そのあとロンドンでは30歳くらいのときに人にもらって、そのあと買い換えたのが今もありますが、子供が時々見るくらいですね。そうして思えば、うちの子供の今までの短い人生のうちですでに、幼児時代から使っていたビデオがもういまや時代遅れの代物になってるわけですから、最近って情報テクノロジーの発達って、加速がついてるんですねえ。

ブルーレイって何ってチャーリーに聞かれて答えられませんでした。DVDのシステムのひとつだと思うけどって。いったいなんですか?もうお母さんにはついていけません。

7 件のコメント:

こんの さんのコメント...

日本でカラーテレビが本格的に始まったのは60年(昭和35年)9月です
あつこさんの誕生以前ですね

チャンネルを選択するやり方は、ダイヤルを回転させる方式でした

  季節はこともなげに
  その美しい役割を果たす

今日のポエムも(いいなぁ)です

Atsuko さんのコメント...

うーん、じゃあうちはかなり長い間白黒テレビだったんだ。魔法使いサリーちゃんを白黒で見ていたの覚えています。

この詩、実は3月にもブログにアップしてるんですが、書き直しました。自分で言うのもへんですが、なんかうまくなってきたようです、その頃に比べると。引用してくださったところも、書き直したところです。

あくあ さんのコメント...

私も今はやりの芸能人の名前がわからなくてよく笑われます。しかし、ほんとに分らないからなぁ。昔、そんなおじさん・おばさんのことを馬鹿にしていたけれど、もはや馬鹿にされる側に近いですね。テクノロジーも同じこと。もはや最先端のテクノロジーについていく気力が失せたというより興味が失せて、「携帯なんて電話とメールが出来たらいいのに、余計なものがつきすぎている」とか言ってしまっている自分が恐ろしいです。

ブルーレイはディスクに大量のデータを書く新世代の光ディスク規格で、DVDとは異なりますが、同じサイズなので、ブルーレイのプレーヤーでDVDを見ることが出来るようになってます。Blue-rayじゃなくて、Blu-rayなんだよね。でもうちにはまだありません。もうちょっとしたら、ハイビジョンテレビと一緒に買う予定です。

Atsuko さんのコメント...

あくあさんでもそうなんだ。やっぱり責任ある大人になると(ハハハ)、最新のテクノロジーに付き合ってる時間がないんだよね。だからだいぶ普及してきて、誰か聞けば簡単に教えてくれる人が出てきた初めて、便利なら使ってみようかなあって思うくらい。今はちょっとiphone が気になるかなあ。

ハイビジョンテレビ、夏前から言ってたよね。昔って電化製品って壊れてから買い換えてたけど、最近ってみんな、テクノロジーに合わせて買い換えるのかな。うちは壊れるまで使う口です。

本読みと山歩き さんのコメント...

テレビもビデオも技術革新はすごいけど、私は男の子だから?まだまだついて行けますね。
ハイビジョンは色が鮮明だけで、ブラウン管の方がいろあいが良いといいますよ。
 アナログのよいところは最新技術はどんどん取り込んでいくので、きっといつかすべてデジタルがカバーしてしまうでしょう。
 先日、向井千秋さんの講演(於日本人学校)を聞く機会がありました。
もう宇宙ステーションはできましたが、近年中に人類は月へ再登場、火星への計画ももうまじかのようです。
今の技術では火星にいけるが1年かかってしまうそうです、月は近いので数日。
今の小中学生が大人になるころには月旅行はあたりきの世界になっていかも。
 技術革新が進んでも、石ころひとつ虫っころ一匹造れません。まだまだ自然にはかないませんね。(わっはっは)

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん、私もハイビジョンのテレビ、はっきりくっきりしてることはしてるけど、なんか目の疲れそうな映像だなあと思っていたんです。

月旅行は当たり前って言うの、私が子供の頃も言っていませんでしたか?宇宙開発にしてもテクノロジーは比較にならないほど進んだけど、あれほどの政治的、軍事的、国民的意欲があるかどうか。巨大なお金がかかることですからね。

最近アポロ13というちょっと古い映画また見たら、ミッション失敗に終わるかという大危機に、計算尺で計算していました。そんな電卓もない時代にあんなことができたかと思うと、すごい!

ぎ さんのコメント...

ラジオのチューニングみたいな・・・

知ってる、私も記憶があります。
つまみが二つあって、ひとつはあつこのいう1~12.
もう1つはUHF用、回してました。

都会には無かった?