2008年12月31日水曜日

大晦日とスケート



3年前の大晦日。私はチャーリーとチョコレートファクトリーのウィリー・ウォンカ




イギリスでは新年、というよりも大晦日の夜にパーティーをして、12時があけるのを祝います。まあ、簡単といえば簡単なのですが、ここビデフォードではちょっとややこしい。というのはここでは大晦日に町中の人が仮装して街に繰り出すという習慣があるからです。これは年々大きくなって、近年はあちこちから観光バスで人がやってきて、町中あげてのパーティーとなります。


私も子供が生まれる前に何回か出かけたり、子供が生まれてからもロンドンから友達が来て、子供も一緒に仮装して出かけたりとか、楽しいこともあったのですが、でも準備が大変なので、そう軽い気持ちでいけるものではない。今ではずいぶん仮装のコスチュームも増えたので、今年ももしもどうしても子供が行きたいといえば、なんとか衣装をそろえて出かけることもできたのですが・・でも今年はすごく寒いし、仮装をきるとコートを着れないので、無茶苦茶寒いし、街は混んでいて、酔っ払いのトラブルもあるし・・・。でも、何にもしないというのもつまらないなあ、と思っていました。




それで思いついて、今日は家族みんなでアイススケートに行きました。といってもアイススケートのリンクはここから車で2時間くらい行ったプリマスにあります。それで朝から早起きして、昼から午後にかけてスケートして、帰りにお昼ご飯を食べて帰ってきました。夜も一応、手巻き寿司を用意したのですが、お昼が遅かったせいか皆あまり食べなくて、残念でした。でもとりあえず、大晦日のためにお母さんはするべきことはすべてしたので、あしたのお正月は、こちらの伝統どおり、のんびりだらだら過ごせます。






スケートをしたのは私は20年位ぶりだったのですが、まあまあ滑れました。チャーリーもルイも5分くらいで、なんとか手すりにつかまらず滑れるようになっていた。とっても楽しかったので、また行きたいと皆行っていますが、ちょっと遠いので、年に2回くらいがせいぜいだろうなあ。ファミリーチケットが21ポンドと、映画と同じくらいの値段なので、もっと近かったらもっといけるのに、本当に残念。



前回日本に帰ったとき、あしたアイススケートに行こうといっていた夜に、ルイとチャーリーが二人ともノロウィルスにやられて、翌日救急車で病院に運ばれました。この救急車の中でルイが、「ちょっと今日はスケートは無理と思う。」と虫の息でつぶやいたということがありました。だから今回もほんのちょっと心配だったのですが、大丈夫だった。



とにかく、今年も後1時間をきりました。来年もよろしくご愛読くださいね。

2008年12月30日火曜日

キャンプファイヤー







今日も天気が良いので、近所のアボシャム・クリフという海岸に行きました。3週間ほど前にいった同じ場所です。数年前までは、手を引っ張ったり、おぶったり抱いたりして、やっとの思いで海岸までの2キロほどの道を歩いたのに、今日は車を停めるや子供たち二人で先に走って行ってしまい、どこに行ったかと探したほどでした。あっという間に、海岸まで先に行っていました。



海岸で遊びたがる子供を無理やり海岸沿いを1キロくらい歩かせました。文句を言いながらも、さすがに景色のすばらしさには、子供ながらに目を見張っていました。


海岸では隣の家のお母さんと子供たちがいて、海岸に打ち上げられた流木を集めて、キャンプファイヤーをしていました。昔、村上春樹の小説で、焚き火仲間の話がありましたが、焚き火というのは、何か人の心をひきつけるものがありますね。そこで焚き火の周りに我々も参加して、一緒に流木などを探し、しばらく楽しく過ごしました。去年の夏越してきたお隣さんと、あまりゆっくり話をする機会もあまりないので、親睦が深まったような。これもキャンプファイヤーのおかげか。


4時前にはかなり冷え込んできました。それで残念ながら火を消して、戻ってきました。お隣さんにビーチでの焚き火の仕方を教わったので、次は自分たちで焚き火をして、出来れば何か焼いて食べられるものを・・・とまた食べ物のことを考えてしまう私でした。焚き火では難しいけど、使い捨てのバーベキューでビーチでホットドッグなんかを作るのは、楽しいでしょうね。もしも来年、夏がやってくればの話ですが。

Global Dimming、読書

今年の8月は今までで一番天気の悪い8月だったそうです。うちは母と妹が遊びに来ましたが、天気が悪くて、出来ないことが沢山あって、残念でした。でもこの前書いたハートランドに、ハリケーンでしけの日に行きました。さすがにハイキングはせず、駐車場の周りを歩いただけですが、大波で白いあわしぶきが洗濯機のように飛んで、迫力があった。

今年12月の前半は、過去30年で一番寒い12月とかでした。クリスマス前はちょっと暖かかったけど、クリスマスごろからまたとても寒い。今日街に用事で出かけたのですが、信号待ちで、足踏みしなければ待てないくらい寒かった。洗濯物は凍っていました。あしたはマイナス2度との予報ですが、マイナス13度との予想もあるそうです。

地球の温暖化(Global Warming)が問題になって久しいですが、2年位前にテレビでGlobal Dimming(地球が暗くなる) のことを知りましが。詳しい説明は忘れましたが、スモッグやらなにやらの空気汚染で、地球はだんだん冷えていくという学者もいるそうです。でも幸い同時に温暖化が始まって、バランスが取れているとか。あまりこれは知られていませんが、作り話ではありません。嘘だと思ったらインターネットで調べてください。まあ、どちらが正しいかはともかく、今年のイギリスに住んでいると、ディミングは始まっているなあという気がします。

このあいだ読み始めたTrick to Money Is Having Some という本、読み終わりました。この著者はミリオネヤーのビジネスマンなのですが、お金についてのスピリチュアルなアプローチは面白かった。とてもユーモラスな本で、著者はイギリス出身なのですが、そのユーモアと口の悪さは、イギリス人らしく新鮮でした。(ニューエイジの著者はアメリカ人が多いので。)Money is only thougtform.というのは当たってる様に思います。だって不況ということを考えると、世界中にある物資の量が減ったわけでも、労働力が減ったわけでも、金銀やオイルが減ったわけでも、テクノロジーが後退したわけでもない。でもあっという間にポンドの値段は半分になってしまいました。つまりイギリス内にある資産は半減したわけ。それを思うと、やっぱり経済はthoughtformだと思う。

今はShakti Gawainの Creative Visualisationという本を読み始めました。これは1970年代後半に書かれたクラシックなのですが、ずっと気になっていたのですが、最近アマゾンで古本を1ペンスで買いました。(送料2.75ポンド)初めのほうに量子物理学(Quantum Physics)のアイデアが紹介されています。これについては最近よく本を読んだりDVDを見たりしていたのですが、引き寄せの法則で、気になっているコンセプトはあちこちでよく出会うようになっている。この本のことは10年くらい知っていましたが、今これを読むタイミングというのも、何かあるなあと思っています。逆に言えば、もっと前にこの本を読んでいたら、今ひとつわからないところが沢山あったのではないかと思う。

これに限らず、何かを学ぶには、もうすでに求める答えのすぐ近くにいるときにしか、学べないと思います。自分がすでに知っていることとつじつまが合うことや、それとじっくり比較できることしか、消化できない。私は一応ヨガの先生だし、子供に日本語やら色々教えることもあるので、これはよく頭に止めておこうと思います。ビジュアライゼイションには全然関係ないけど。

2008年12月28日日曜日

だらだら出来ない1日

昨日から子供たちがお父さんと、お父さんの弟の家に2泊で出かけたので、思いっきりだらだらするぞと意を決して、昨日はブログもつけず、無理やりテレビを見て、夜更かししました。昔ってクリスマスから新年のあいだは色々面白いスペシャルプログラムをやっていたのですが、最近はどれも再放送ばかりで、面白くもありませんでした。



今日は昼まで寝てやるぞと思っていたのですが、やはり10時には目が覚めました。それでもごろごろとベッドでうとうとして、おきたのは11時過ぎ。カーテンを開けてみると、昨日以上に太陽がさんさんと輝いていて、とても美しい1日になりそうでした。太陽が出ているのはすばらしいのですが、残念なことに、あんまり天気がいいとだらだらする気がそがれる。あまり天気の悪い日にだらだらするのも気が滅入るけど、こんなに晴れた日に、家にこもってDVDを見たりテレビを見たりというのも、もったいなすぎる。



そういうわけで、今日は朝食前にメディテーションと洗濯を済ませ、ハムとトマトとレタスのからしの利いたサンドイッチを朝食兼昼食に食べ、掃除機をかけた後、海の見える丘までジョギングに行きました。距離にすれば往復4キロくらいなのですが、丘の頂上の辺りはちょっと辛かった。走ったのは1年ぶりくらい。すごく遅く、フォームも無茶無茶ですが、まあ走れただけでも満足でした。それから戻ってくると、1時間くらいコンピューターに向かって、1ヶ月くらい前から書き始めたエッセイの続きを書きました。前のエッセイは「スローライフ・イギリス」という生活記でしたが、今回は奇談集です。そのあと1時間ちょっとヨガをして、バックベンドをしまくって背骨を暖めて、また夕食までエッセイを書きました。夕食後フレンズをテレビで見て、今こうして、ブログを書いてます。



というわけで全然だらだら出来ていないのですが、今からします。まだ9時半なので、宵っ張りの私には時間はたっぷりある。



フレンズでは感謝祭のエピソードでした。それで、皆がそれぞれ昔の感謝祭の悪い思い出を披露しあいます。チャンドラーは、子供の頃両親が離婚することになり、お父さんが召使の少年とセックスしているということを知らされたことが、一番嫌な思い出だったと語ります。するとフィービーが、「そんな召使のいるような家庭に育った少年の思い出なんて、たいしたことはない。」と、自分が前世で、南北戦争の従軍看護婦として働いた話をします。ロスが、現世の話に限ろうと話をさえぎるのですが、ジョイーが、「そんな前世のことを覚えてるなんて、クールだ。僕は何も思い出せない。」というと、フィービーが彼の頭をなぜながら、「それはもちろん、あなたは新品だからよ。」といいます。



私はこのフィービーのキャラクターが大好き。先日日本からメールをくれた友達が、厚子はフィービーに似ているといってくれて、とても嬉しいような、でも手放しで喜んでもいけないような気持ちでした。でも確かに、昔よりもどんどんフィービー化していってるようにも思います。さいきんあっていないのに、それを見抜いた彼女は鋭い。



クリスマスなので、日本やらヨーロッパのあちこちから、ブログ読んでいるよとのメールを何通かいただきました。何人の人が読んでいるのかわかるようなシステムではないので、時々、読者はいるのかなあと思いながら書いていましたが、読んでいてくれたのですね。ありがとう。



こうやって考えてみると、雑誌にエッセイを書いたりする仕事って、結構孤独でしょうね。本を出版すれば、部数で大体どのくらいの読者がいるのかわかるけど、雑誌の一コラムなら、一体何人が目を通してくれているのかわからない。



でも私は読者の方が数人はいることがわかったので、これからもがんばって書き続けます。よろしくね。




昨日完成させた「生きた椅子」

2008年12月26日金曜日

ハートランド、生きた椅子、明日からチェシャーへ

今日はイギリスではめったにないような冬晴れでした。それで車で20分くらいのハートランドというところに行きました。絶景というしか表現の仕様のないような美しいところなのですが、言葉で言っても仕方ないので、写真で。



ここから崖沿いに3キロくらい歩いたところに、この世のものとは思えない、人の来ない美しい滝のある草原があります。今日はそこにハイキングに行きました。さすがに天気がよい祭日だったので、合計20人くらい人はいましたが、それでもすいています。私たちにとってはちょうどよいくらいの距離で、険しさ。普通の運動靴ではいけないくらいの険しさと道の無さです。10年位前までは、傷だらけになること覚悟ならば逆方向から車でこの滝にいけないこともなかったのですが、今は道が細すぎて悪すぎて、車ではいけません。3キロくらい険しい崖沿いの道なき道を歩かないといけない場所というのは、本当に行きがいがあります。






その後、数年前からしたいと思っていた、柳の椅子を作りました。庭に育った柳の気を切って、うまく行けばこれが根付いて、生きた椅子になるという計画です。私が木を切っていると、ルイが出てきて手伝ってくれて、二人で作りました。

























チャーリーはどこに行ったかというと、デイブと一緒に近所のショッピングモールまでいとこたちへのクリスマスプレゼントを買いに行きました。というのはハートランドから帰ってくると、デイブの弟から電話があり、急にあしたから2泊ルイとチャーリーとデイブの3人はイングランド北部のデイブの実家に泊まりに行くことになったのです。チャーリーはとても喜んでいたし、一人になるのが好きなお母さんの私も喜んでいます。でもちょっと急だったので、予定が狂う。というのは例のデザートだとかチーズだとかハムだとか、色々買い込んだクリスマスの食べ物のこと。置いていかれては食べてしまうので、とにかく出来るだけもって行ってもらおうと思います。といっても、ケーキやミンスパイはもっていけるけど、トライフルはもっていけないから、彼らが帰ってくるまでには、私が平らげることになりそう。

2008年12月25日木曜日

クリスマス・フォトギャラリー

今日はクリスマスなので、ちょっと手を抜いて、写真を中心に。


これはローストビーフとローストポテト。1500グラムのビーフ、4分の3くらい食べました。残りはあしたのサンドイッチに。



サマープディング。見かけよりも味がとてもおいしい。しかもすごく簡単に作れます。


ツリーのしたのプレゼント。これは昨夜撮った写真。もうプレゼントは全部あけました。




デザートならいくらでも食べれる二人。私と同じか。
というわけでつつがなく一日が過ぎました。もちろん食べ過ぎた。あしたもボクシングデーで祭日ですが、何をしようかな。店もプールも閉まっているし、今日のような大イベントもないし。天気がよければ海辺に出かけられるけど、雨なら何も開いていないから、家に閉じこもって、パイレーツ・オブ・カリビアン2のdvdでも見ようかな。



2008年12月24日水曜日

クリスマスイブ



昨日のブログに書いたように、朝から家事と料理ばかりの一日でした。しかもその上、猫のペパーちゃんが汚い足で入ってきて、ルイの布団の上に上がったので、布団カバーまで忙しいのに洗濯しなければいけなかった。午前中にトライフルと言うデザートと、サマープディングを作って、午後は悪魔のケーキを作りました。その後子供にも無理やり手伝わせて100個餃子を作った。

上が悪魔のケーキ。ちょっと膨らみすぎたけど、チョコレートとココアパウダーで作ったケーキにチョコレートソースをかけて、刻んだチョコがかかっています。トライフルはガラスの器に入れるべきなのですが、ないのでサラダボウルに。層が見えませんが、下からスポンジ、イチゴとラズベリーとフルーツカクテルの白ワイン漬け、ゼリー、カスタード、生クリーム、キウィとブルーベリー、刻みチョコとなっています。



昼ごはんの後に、小学校のテニスコートにテニスとバドミントンをしにいきました。こんなにデザートを作ったので、やっぱり運動しなければという気になって。やっと子供も一緒にテニスなどが出来るような年になりました。クリスマスが終わったら、アイススケートに行くという約束なのですが、この辺には近所にないので、もしかしたらコーンウォールのエデンプロジェクトまで行かなければ行けないかも。20年くらいスケートしてないけど出来るかな。


学校まで3キロほどを車で行ったのですが、イブの2時ごろというに、結構車が沢山走っていました。皆結構最後の最後まで忙しく駆け回っているようです。午前中には転校して行ったルイの友達のお母さんが、カードを届けにきてくれました。もう郵送しても届かないので、自分で配達しているようだった。


今は11時半。子供たちは寝静まっています。サンタのプレゼントをラッピングして、これからサンタからの靴下に入れるプレゼントを入れたいのですが、万が一目が覚めるとまずいので、とりあえず12時を過ぎてからの予定。それで寝たいのに、こうして時間が経つのを待っています。


今日は晩御飯をたらふく食べて、(だっていくらなんでも100個も餃子を作ってしまったからね)おなかが一杯なのに、チャーリーが寝る前にサンタ用にミンスパイを二つお皿において、トナカイ用ににんじんも置いていたので、今無理やりミンスパイを食べました。食べた後の食べくずをお皿にちょっと残して。ああ、なんだか今からクリスマスの食べすぎが心配。あしたは朝ごはんを抜こうかなあ。

2008年12月23日火曜日

クリスマスイブのイブ

 あしたはクリスマスイブです。一応暦上は普通のビジネスデーということですが、サービス業以外の人はたいていもうお休みです。でもうちは2000年に家を買ったとき、最後の手続きが1月4日に終わったので、いまだにその影響で、毎年この忙しい時期に家の保険の見積もりやら更新やら銀行振り込みの手続きやらで忙しい。

でも今日でそれも終わって、あとは普通の忙しさです。あしたすることは掃除洗濯を除くと、クリスマスのためのデザートを3つ作ることと、夕食に餃子を作ることと、翌日のクリスマスディナーのための下ごしらえをすることです。子供が寝た後にクリスマスプレゼントの残りをラッピングして、長靴(こちらではストッキングといって、靴下をつるす)にプレゼントを入れて枕元におきます。ルイとチャーリーはクリスマス用に買ったサッカー用の長くて大きい靴下がどこかにしまいこんであるので、まず朝それを探さなければ。

普通はクリスマスはクリスマスプディングを食べますが、うちは皆あまり好きではないので、普段作らないデザートをたっぷり作るつもり。私は料理というよりも、お菓子やデザートやパンを焼いたりするのがすきなのですが、作ると食べてしまうので、普段はあまり作りません。だから普段の分も合わせて3つ、というわけです。「悪魔のケーキ」というチョコレートが一杯入ったケーキと、冷凍にしてある家で育てたラズベリーやイチゴをたっぷり使ったサマープディングと、果物、ゼリー、スポンジケーキ、カスタードで作るトライフルというイギリスのデザートがメニュー。たぶん子供たちも張り切って手伝うと思う。

クリスマスイブの晩御飯が餃子というのは、チャーリーのリクエストです。私はムール貝のワイン蒸しにしたかったのですが、チャーリーが嫌いというので、皆が好きだけど負担は手がかかるからめったに作らない餃子です。なぜ手がかかるかというと、皮が売っていないので、皮から作るから3時間くらいかかるんです。でもあしたは、夏に母が持ってきてくれた皮を冷凍にしてあるので、それで作るから、そんなに時間はかからないはず。それと前菜にスモークサーモンのサラダにしようかな。デザートはミンスパイとクロテッド・クリーム。

クリスマス当日は朝ごはんは普通に軽めに。クリスマスはディナーは昼に食べるのが伝統。でもうちはターキーではなくローストビーフです。これはまあ普通のローストディナーにちょっと付け合せの野菜が多い程度かな。前菜は今年は食べません。というのは、いつも前菜でおなかが一杯になって、沢山あまるから。夜はチーズのセレクションとパテとクラッカーと、残りのビーフとハムの予定。

いつも沢山買いすぎて、クリスマスとお正月のあいだに、食べ物が余ってしょうがない。それで今年はセーブしたつもりなのですが、こうして書いてみると、全然セーブできてないような。

まだいくつか買い残した、というか、ちょっと足りないかな、あればいいなというものがあるのですが、デイブがリストを渡せば、買いに行ってくれるとのことなのですが、でもあまり当てにしていません。クリスマス当日は食べるものがあり余っているし、翌日のボクシングデーに午前中だけ村の店(6畳くらいの大きさなのに、何でも売ってる)が開いていることを発見したし、大丈夫、用意万端です。

2008年12月22日月曜日

あと3日

あと3日でクリスマスです。日本ではクリスマスイブが祝われますが、イギリスではイブはちょうど日本の大晦日のように、昼間は忙しく、午後から夕方にかけて翌日のクリスマスに向けて、落ち着いていくという感じです。シティーの銀行で働いていたときは24日も働きました。さすがに午後3時ごろに帰ったように覚えていますが。

クリスマスはプレゼントもそうですが、食料品の買出しが大変。クリスマスのターキーやお肉は肉屋に12月早々に注文して、イブかその前日にとりに行かなければいけません。あらかじめ買いだめしても、クリームだとか果物だとか、日持ちがしないものは23日か24日に買いに行きますが、スーパーでは車が止められないくらい混んでいる。

それで今日は夕方子供が寝る時間に、近くにできたasdaに買いものに行きました。駐車場もすいていたし、中も楽々。レジでも並びませんでした。今日とあしたは11時までやっています。イギリスも便利になったものです。イブの日に売り切れていると困るので、今から買えるものだけのつもりでしたが、もうクリスマス明けまで大丈夫なくらい買いました。

あしたは肉屋に注文したビーフとハムを買いに行って、私はおしまい。私はお酒を飲まないので、ワインの類は何も買っていませんが、これはいわなくでもデイブが勝手に買うことでしょう。

プレゼントも大体包んだし、もうカードは出しても届かないし、食料品も買ったし、これで大丈夫。後はのんびりクリスマスを待って、と思ったら、デイブのプレゼントを買っていませんでした。でも大丈夫。アマゾンでギフトカードを買って、自分でプリントできるそうです。だからあしたこれをしておしまい。もしも忙しくて忘れてしまったら、Eメールを送ってもらうこともできるそうなので、クリスマス当日でも大丈夫です。

ルイはあしたは友達のダニエルのおばあさんが、ダニエルと弟と一緒に近所の遊園地に連れて行ってくれるそうで、お出かけです。チャーリーは友達を呼んだのですが、そのこがこれなくなったので、一日中つまらなくしているかな。ルイがいないとチャーリーって本当に退屈そう。ルイはチャーリーがいないと、普段邪魔されてできないことができて、ちょっと嬉しそうです。

2008年12月21日日曜日

街を歩く

昨日はクリスマスも近いというのに、ルイの友達のセバスチャンの誕生パーティーで、テニスにお呼ばれしていました。ルイを連れて行くときに、チャーリーもついてきたら、セバスチャンの妹のインディアがチャーリーと遊びたがり、結局チャーリーも誕生日パーティーに参加しました。ヒーリーズという車がかかとにのついた靴を履いていたので、テニスはしなかったようですが。

ルイを連れて行った後、私とデイブとチャーリーの3人で、そのテニスコートのある隣町のバーンスタプルで買い物をする予定だったのですが、チャーリーがパーティーに行ってしまったので、わたしとデイブは二人になってしまいました。チャーリーが来ないというと、デイブはちょっとびびっていました。そういえば子供無しで二人で出歩いたことなんて10年位ないので、お互いにちょっと気まずかった。同じ屋根の下に暮らしているというのに、変なものです。駐車場には1時間だけ車を止めて、二人ともできるだけ早く歩いて、買い物を済ませました。会話はもちろん、子供に上げるクリスマスプレゼントのこと。まあ帰るころには緊張は解けていましたが。それに子供がいなかったので、追加のプレゼントも買えたから、まあ良かった。

今日は日曜ですが、クリスマスの前なので、店が開いているかもしれないと、うちから一番近いビデフォードの街にショッピングに行きましたが、店は開いていましたが、マーケットは閉まっていました。woolworthという店、日本に住んでいる人も知ってると思います。アメリカが本家だと思う。イギリスではどこのハイストリートにもあって、文房具、新聞、お菓子、飲み物、レコード、ビデオ、携帯電話、ガーデニング用品、キッチン用品、子供服と靴、と、いろんなものを売っています。この店が不況のあおりで倒産となりました。それで今日はビデフォードの支店でも、店じまいセールをしていました。

私自身も、今年はクリスマスのプレゼントはすべてインターネットで済ませたし、小売業は大変だと思います。安さでは大手のスーパーにはかなわないし。ビデフォードのような街中にあれば、常に駐車の問題があるし。わたしだって、よっぽど用事がなければ、わざわざ街まで行きません。「ああ、入って見たいな、中が見たいな。」と思わせるような、素敵な店でないと、生き残れないのでしょうね。woolworthのような万屋は難しい。次はwh smithかbootsか。

ビデフォードの街の短いハイストリートには、犬の糞が二つも落ちていて、それが歩道につぶれていて、割れたビールのビンなども落ちていて、子供がそれらの上を歩かないように、気を使って疲れた。「もう2度とビデフォードには行かないぞ。」と叫びながら、車に乗りました。

2008年12月19日金曜日

チャーリーのラッキーデー、パフ・ペーストリーのミンスパイ

今日チャーリーの懸賞に当たった品物が届きました。(12月12日のブログ参照)白い任天堂DSとブラッツ・ポニーという女の子向けのゲームと、ピンクのサテンのケースです。もちろんチャーリーは大喜びでしたが、ルイも今までは一つのDSを共用していたので、そっちが自分のものになって、喜んでいました。



チャーリーって本当に籤運がいいんですよね。絵やぬりえを応募して選考の上で賞品をもらったこともありますが、それを除いても、今までの8年の人生で、籤運だけで当たったのは、10ポンド現金、20ポンドおもちゃの商品券、目覚まし時計3個、ぬいぐるみ4個、写真立て、クリスマスの長靴、トランプ、飾り物のじょうろ、チョコレートの箱詰め、バスバブル、NEXTの香水やボディローションの詰め合わせ、そして今回の任天堂のゲームです。



ルイは学校のぬりえ大会で2回1位になりチョコレートの箱詰めをもらい、今年夏には村のショウで図工のセクションで勝って、5ポンドもらったということがありますが、でも籤運だけで当たったことはありません。今回のテレビの懸賞はチャーリーが勝手に自分で応募していましたが、それ以外はいつも二人とも同じだけ懸賞やくじ引きをしているのに。
        今日届いた小包とその中身



これは朝に届いて、一日のいいスタートとなりました。午後には難しい料理に挑戦してみようと、3人でパフ・ペーストリーのミンスパイを作りました。日本で言えば、ミルフィーユのような、何段にも層になったパイの皮です。これは普通のペーストリーに比べて、手がかかるというよりも、時間がががる。少し皮を伸ばしては休ませる。冷蔵庫に入れる。を繰り返して作ります。でもまずまずおいしくできました。それはいいのですが、材料を見て、入れる脂肪の量の多さに驚きました。小麦粉と同じ量入れるんです。250グラムの小麦粉に対して、バターを1本入れます。作ってみて、もう2度とクロワッサンやらパフペーストリーのパイは食べないぞと思いました。でもクロワッサン、大好きなんですよね。


でも考えてみると、ケーキも小麦粉1に対し、砂糖1、バター1入れます。何でも自分でつくって見ると、怖くて食べられなくなる。だからイギリスにいると太るんですよね。

2008年12月18日木曜日

サルササイズ

今日は朝の9時からサルササイズのクラスに行きました。今年の9月から行き始めたのですが、楽しくて一度も休んだことがありません。サルサとエアロビックスを足したようなエクササイズのクラスです。ずっとのりのいいラテン系の音楽にあわせて、踊り続けます。いつも最後はリッキー・マーティンかジェニファー・ローペズの曲にあわせて踊っておしまい。たった45分のクラスですが、今日は今年最後ということで、結構激しいクラスで、帰ってくると足が重だるかった。私は週に一度泳ぐし、その他の日は毎日ヨガをしているのに、運動を変えるというのは大切だなあと思いました。

ところでこれは同じくらいの年の友達と行っているのですが、10人程度の生徒の中では、私たちが格段に若い。50代、60代くらいの女性が大半で、中には70歳くらいの人もいます。でも皆すごい。なんとかついていいてるだけの人もいますが、なかなか上手な人もいる。あの年代の人って、若いころ社交ダンスをしたりしているから、今も踊りが好きな人がいるのかしら。まあどちらにしても、年取ってもサルササイズができるなんて、身体的にも精神的にも、がんばっているなあと感心。私も老人と呼ばれる年になっても、どんどん若い人に混じって、新しいことに挑戦し続けるようでいたいものです。

今日で子供たちは学校がおしまいでした。あしたからクリスマスに向けて、ますますクリスマスらしさが高まって、子供は興奮、大人は忙しいということになりそうです。会社とかも今週で終わりというところが多いし。クリスマスツリーのしたには、ラッピングされたプレゼントがだんだん増えてきました。これを25日の朝にあけます。

でもとりあえずあしたは、子供たちに、自分たちの引き出しとおもちゃ箱と寝室を片付けるようにといってあります。きれいにしないとサンタが来ないよ、というのが脅し文句です。

2008年12月16日火曜日

ギブス、ブルフィンチ、バスケット








昨日やっとルイのギブスが取れました。小さな電気のこぎりのようなものがついた大きな音のする機械で切るので、ちょっとルイも怖そうにしていました。でもそういう患者は多いのでしょう、看護婦さんが何度もこれは絶対に安全だと説明してくれて、ルイも少し不安そうながら、おとなしくギブスを切ってもらっていました。
ギブスには学校の友達のサインが書いてあります。それでとっておきたがるだろうなあと思ったのですが、でもこれはとっても汚い。手のところに泥がついたりしているし、そもそも1ヶ月近くも腕に巻きっぱなしなのですからね。それで家を出る前に、デイブがわざわざ、「ルイが欲しいといっても捨てるように。」といいました。でも病院で看護婦さんがギブスと取り外した後、これいる?と聞くと、ルイは嬉しそうにもらっていました。仕方ないので家に持って帰ってきて、写真を撮って捨てました。
お医者さんは簡単に診察した後、もう来なくていいけれど、1ヶ月くらいはコンタクトスポーツは避けるようにといいました。ラグビーは新年明けですね。でも水泳はどうかと聞くと、「ウン、ハイドロセラピー。どんどん泳ぎなさい。」とのこと。でもルイは泳ぐとなると何キロも全速力で泳ぐけど、ほんとにいいのかな。
緑の写真は、裏口のドアの先にあるプラックベリーのヘッジです。そこにブルフィンチと言う鳥が来ていました。ロビンよりももっと赤くて頭が黒くてよく目立つ。いつもつがいでやってきます。でもたまにしか見ません。昔は鳥の餌を裏口の外にかけていたのですが、今は猫がいるので、鳥を呼ばないようにしてます。
日曜に作り始めたバスケットが出来上がりました。30センチくらいの小さめのフルーツバスケットを作るつもりだったのだけど、出来上がったら直径70センチ位、高さ20センチくらいになってしまった。今までで一番丸くできました。ルイも「とってもよくできたね。」とほめてくれました。
バスケットを編むのは楽しいのですが、できたら用途に困る。人に上げても場所をとるので迷惑なのではないかしら。うまくなったらマーケットに持って行って売るということもできるけど、75ポンドくらいで売らなければ、時給の採算が合いません。こう考えるとアートやクラフトでお金を得ると言うのは、本当に大変そうですね。


2008年12月14日日曜日

ランディを見る散歩、籠編み














今日も天気がよいので、家の周りを散歩に行きました。3キロくらいかな。普段は行かないところまで歩いて、ちょっと丘のほうに歩くと、遠くに海が見えました。しかも晴れ上がっていたので、ランディ島が見えた。これはビデフォードから7マイルくらい離れた島で、ワイルドライフで有名です。


午後にはかごを編み始めました。去年から始めた趣味なのですが、庭などに生えている木の枝を切って、それで編みます。でもなかなか手ごろな枝は簡単には集まらず、一つのかごを編むのに百本くらいいるので、材料集めがまず大変です。うちは庭の柳の木とヘッジから集めましたが、散歩とかに行ってあつめてくるのが普通でしょう。美術館で本を見つけて、その本を頼りに作っているのですが、とても丁寧な本で、私でもまずますのかごができます。ゆがんだりぼこぼこだったりするけど、そこがまた味わいがある。


写真がうまく並べ替えられなかったのですが・・・・。真ん中が編み始め。下が、其処が出来上がったところです。上が一番最後で、今日はこの時点で時間切れになりました。去年二つ作ってこれで三つ目ですが、やはりだんだんうまくなるものですね。初めて作ったのはジャガイモ入れ、二つ目は果物入れになってます。

あしたはちょっと忙しいので時間がないかな。でも今週中には仕上げたい!

2008年12月13日土曜日

クリスマスツリー



今日クリスマスツリーを買いました。2年前までは、車で20分くらい行った所にクリスマスツリーのファームがあって、そこでもみの木の林から選んできってもらっていましたが、年々大きい木がなくなって困っていたら、去年はたまたま家の裏に生えていて、それをきりました。今年もデイブとルイが何かはえてないかと探したようですが、残念ながらそうはうまくいかず、街に出て、24ポンドの大枚をはたいて買ってきました。
写真の通り、高さは2メートルくらいかな。例年よりはこれでも小さめの木なので、デコレーションが飾りきれませんでした。切り立ての木を家に飾ると、もみの木のいいにおいがするのですが、店で買ったので新鮮さが落ちているのか、ちょっとにおいがしません。匂いって、直接記憶だとか感情を刺激するでしょ。もみの木の匂いをかぐと、クリスマス数日前の、忙しくあわただしい気持ちと、楽しみな気持ちと、子供の嬉しそうな顔の記憶とかが目に浮かぶのですが、今年はそれがなくて、ちょっと残念。でも木を暖かいところに入れると、だんだん匂いが出てくることもあるので、あしたはにおうかな。
朝は遠くに住む友達から、子供たちにクリスマスプレゼントが届きました。ラッピングしてあって、クリスマスにあけるのですが、その形と手触りから、チャーリーのプレゼントは湯たんぽだと私にはすぐに分かりました。でもチャーリーには分からなかったようで、「ナン・ブレッド(インド料理のときに食べる平たいパン)かな。」とつぶやいていました。

2008年12月12日金曜日

懸賞

今日の午後4時半ごろ電話がなりました。ルイがでたのですが、しばらく何も言わずにじっと聞いています。最近たまにかかってくる、録音されたメッセージかと思ったら、ルイが電話を私に渡して、
「チャーリーがポップガールの懸賞に当たったよ。」
といいます。

電話を変わると、若い女性の声で、チャーリーが当選したので、任天堂DSとゲームを送りますから、住所と苗字を教えてくださいとのことでした。ポップガールというのはチャーリーが熱心に見ている衛星放送のテレビ局のチャンネル名です。そこで毎月懸賞があって、インターネットで応募するというもの。それに確かに何度か応募しました。

懸賞に当たったといって電話をかけてくる詐欺のようなものは、イギリスにはよくあるのです。でもたいていは商品はクルーズとか海外旅行とか、別荘だとか、高額のお金だとか。それもよく聞いて見ると、何月何日にどこそこのホテルでの別荘のセールスマンのミーティングにこいだとか、プレミアム番号の電話番号(1分1ポンド以上して、20分くらい話を聞かなければいけない)しろだとかいったものです。

電話口の女性もまあ普通の信頼置けそうな感じの声だし、別に怪しいところもないので、住所と苗字を教えました。すると「じゃあ来週中にはつくと思いますので。」ということで、電話が切れました。

チャーリーはもちろん大喜びしていましたが、一応用心して、本当に届くまではあまり喜ばないように、人にも言わないようにと念を押しました。懸賞に応募するときは、まずお母さんに聞いてからするようにとも、言っておきました。

チャーリーって本当に籤運がいいのです。幼稚園に上がる前に、ルイの幼稚園のバルーンレースで風船が200キロくらい先のウエールズまで飛んで、一等の商品券をもらったのが始まり。次は隣街のスーパーのぬりえ大会で優勝して、10ポンド現金をもらいました。その後も村祭りとか学校のくじ引きだとか、何かあるたびに当たります。先週もスイミングクラブのチャンピオンシップのラッフル(くじ)で、クリスマスのお菓子の詰め合わせがあたったし、そういえば夏には村祭りでかわいい観葉植物用のじょうろが当たりました。

先日学校のクリスマス劇で、入り口でくじを買わされました。そのときチャーリーはわたしの隣にいたけれど、結果はまだ聞いていません。今度から宝くじを毎週チャーリーに選んでもらおうかな。

2008年12月10日水曜日

猫かわいがり


うちの裏口のドアにはキャットフラップという猫が自由に出入りできるドアがあります。そのドアと台所のドアとのあいだの3畳くらいのユーティリティールームと呼ばれる部屋には、ボイラーや洗濯機が置いてあったり、コートかけや戸棚があったりします。ここに一応ペパー(pepper)用に椅子とクッションが置いてあって、えさと水もそこにあります。夜のあいだは、この台所とユーティリティールームのあいだの戸を閉めて、ペパーはそこから先には入れないことになっています。

でも夜寝るときに戸締りして、ペパーをそこに連れて行って台所のドアを閉めると、ごそごそと餌を食べて腹ごしらえをしたあと、するりとキャットフラップを抜けて外に行きます。

朝は誰かがおきて、台所でごそごそ音がすると、また外から入ってきて、今度は台所のドアをゴリゴリと掻いて、「中に入れてよう」と言います。それでそのドアを開けて、えさと水を上げると、朝ごはんを食べた後今度はまっすぐ居間に向かい、ソファーに座って、一日中子供が学校から帰ってくるまで、ずっと寝ています。

猫って夜行性ではないと聞いたけれど、本当はどうなのでしょう。果たして夜中ペパーは外を徘徊しているのか、それとも夜中には戻ってきたりしているのか。隣の家には最近まで馬屋だった大きな納屋があり、よくそちらの方向に向かっているので、もしかしたらそこで夜露をしのいでいるのでしょうか。でも寝るだけだったら、ボイラーの隣のユーティリティールームのクッションのほうが寝心地がいいだろうし、それに、いくらなんでも24時間中の20時間くらいを寝て過ごすわけでもないだろうから、何か外にでたりして、活動していると思うのです。

時々朝に戻ってこないことがあります。するとだんだん不安な気持ちが広がっていく。うちの裏は草原が広がっていて、その向こうは一応ヘッジと呼ばれる生垣があるけれど、同じような農耕地が何エーカーも続きます。別の生垣を抜けて、道路に出て行くことも可能。車は少ないけれど、でも走っていないわけでもない。一旦キャットフラップから出て行けば、どこまででも行くことは可能性としてはできるし、戻ってくると言う保証もまったくない。

こんなに好き勝手し放題なペパーちゃんなのに、名前を呼ぶとちゃんとやってきます。台所のカウンターやテーブルにも決して登らないお行儀の良い猫です。家人がいるときに外からはいって来ると、「ハロー」と一応声を上げて挨拶して(本当にハローと聞こえて、電話中の友達におどらかれたくらい)、全員の足や手に鼻を擦り付けてから、餌を食べに行きます。子供が外で遊んでいると、一緒に行ってまるで子犬のように一緒に遊ぶし、私が庭仕事をしていると、中からでてきて、隣で面白そうに見ています。家の外から窓越しに私たちを見つけると、嬉しそうにないて、ぐるりと回ってキャットフラップからはいってきて、寄ってきます。本当にかわいいペパーちゃん。

でも時々困ることがあるのです。ねずみや鳥を捕まえて、自分で食べないときは家の中に持ってきて、にゃおにゃおないて私たちを探して、それをくれるのです。死んだねずみは嫌ですが、まだ生きていることもあって、そうなると捕まえるのが大変。鳥の場合は家の中に羽が散らかります。

今はいつものソファーで寝ています。まだ3歳くらいなので、まだまだ元気なのですが、いつまでも長生きしてね。

2008年12月9日火曜日

猫のジレンマ


Curiosity killed the catという格言がイギリスにはあります。好奇心が災いして、猫が命を落とすという意味ですが、だから好奇心もほどほどに、という風に使います。格言になるくらいだから、猫は好奇心が強い。うちのペパー(Pepper)ちゃんも例に漏れません。
我が家にはペパーちゃんを絶対に行かせない場所があります。それは屋根裏。うちの屋根裏ははしごで登るようになっていて、そこには電灯がありません。必要なときは、懐中電灯で行きます。用途はもちろん物置で、季節外れのものだとか、とりあえずいらなくなったものとかが、ごっそりとはいっています。そんなところに猫にはいられたら、捕まえるのが大変だし、捕まえないことには屋根裏のハッチを閉められないし。
でもペパーちゃんは屋根裏に行きたくてしょうがない。おそらくねずみはいないと思うのですが、夏には屋根の下から鳥が入ってくるらしく、羽が落ちていることもあるし、何か匂いやら気配やらがするのでしょう。
ペパーちゃんが寝ているときは、いきなり近くでテレビをつけても音楽をつけても、びくりともしません。でも居間のソファーで熟睡しているときに、台所で屋根裏のハッチを開けはしごを引き出すと、その音でぴたりと目を覚まします。そして油断していると、あっという間にはしごの半分くらいまで飛んでいきます。2度ほど間に合わなくて、天井裏に入られたことがありました。一度目は仕方なく、しばらくハッチを空けていたら、飽きて自分で下りてきました。2度目はキャットフードの箱を振ると、それにつられてでてきました。
ペパーちゃんのことで、少し悩んでることがあります。というのは彼の毎年の予防注射が11月が予定日だったのです。でもペパーを獣医に連れて行くのは簡単なことではないのです。車で行くと10分足らずなのですが、車に慣れていないだけでなく、猫を入れるプラスチックのかご(というか檻)の中に入れるのも一苦労。去年は獣医への短い道のりを、この檻の中でパニックして暴れまくって、車のシートからごろりと落ちて、床をごろんということになりました。獣医に行く前の日は、家族でそのことは口にしないようにしていたのに、それをさっとって前の晩は普段は行かない子供部屋のベッドの下にもぐってでてきませんでした。
そんなに嫌がるのを連れて行くのは、むしろ逆効果なのではないでしょうか。うちの猫は、キャットフードこそスーパーの安物ですが、毎日家の裏の2エーカー(2000坪くらいかな)近くの草原で遊び、ねずみや小鳥を捕まえては食べています。一説によると、ねずみは猫にとっては一番完全なスーパーフードだとか。まあこりこりした工場で作られたドライキャットフードよりは、体によさそうですよね。それに時々、デイブには内緒で、料理をするときに鳥のささみだとかをあげています。運動もしているし、好きなときに出て行って、好きなときに家にはいって、子供たちが学校から帰ってくると、一緒に遊んで。こんな生活をしている猫天国に住んでいるようなペパーちゃんに、そんなに無理してまで、予防注射に連れて行ったものでしょうか?でも本当に猫かわいがりしているので、病気になって死んでしまったら嫌だし。でも今まで一度も体調が悪そうなことはないし。ああ、ジレンマ。

2008年12月8日月曜日

笑いの効用

こちらの苗字で(というよりニューヨークに多い)、ゴールドマンとかリーマンとか(金融関係ばっかりか)グッドマンとか、最後がマンで終わる名前があります。これはユダヤ系の名前らしく、その故、金融系にその名前が多いとか。

今日フレンズを見ていたら、フィービーが、スパイダーマンやスーパーマンやバットマンも苗字だと思っていたというシーンがあって、声を上げてげらげらと笑いました。今でも思い出したら笑える。

衛星放送でフレンズの再放送を見つけて以来、毎日毎日見てしまって、よくないなあと思うのですが、1エピソードにつき必ず一シーンくらいは、声を出して笑えるシーンがあります。考えてみたら、大人になってから、声を上げて笑うことって、あまりないと思いませんか。面白いな、と思ったり、くすっと微笑んだりしても、げらげらと笑うことって、本当に年に何回かしかないような気がする。泣くことのほうが多いくらい。

私は普段はドラマやコメディーは見ないのですが、半年ほど前に、ふとニュースや時事番組にも嫌気がさして、しばらくテレビを見ませんでした。でもフレンズの再放送を見つけてしまって、時間が合えば見る習慣になってしまったのです。今でもニュースを見るのは避けています。というのはテロやら不況やら政治家のののしりあいだとか、見ると気分が悪くなるから。そうなると時事に疎くなるなあとおもうけど、別に疎くなったところで、全然不便はありません。それでもたまにラジオなどでニュースを耳にすると、知らないことばかりで新鮮。

フレンズに話を戻すと、毎日忙しいのに、テレビなんかで時間をつぶすのはもったいないなあと思うのですが、でも、こんなにわははと笑えることは、普段の生活ではあまりないので、これも精神衛生にいいかなあと思って、それを口実に見てます。最近は医学の世界でも、笑いの効用が認められてきているようだし。

フレンズのしばらく前のエピソード。ジョイーのお父さんに愛人がいることが発覚して、愛し合っているとばかり思っていた両親のあいだが偽善だったことにショックを受けた彼は、チャンドラーに「僕はいつの日にか、たった唯一の、心底愛し合える人に出会えるのだろうか。」ト不安を打ち明けます。するとチャンドラーは、「大丈夫だよ。いつか必ずそんな特別な女性とめぐり合える。」と慰めます。「そのときにはジョイー、勇気を持って、「妻がいますので、だめです。」といえるに違いない。」と。これには笑える半面、真実をついてるなあと思いました。

2008年12月7日日曜日

海岸の散歩、泣ける映画

アボシャムクリフへの道。右側のバックの遠くに海が見えます。そこに向かって歩いています。これはチャーリー。


今日はずいぶん遅く起きたのに、外を見ると霜で真っ白でした。空は真っ青で日が照っていて、すばらしい冬の天気です。イギリスでは冬に雨が多くて、気温に関わらず、体の心まで冷え込むような日が多いのですが、たまにこんな風に晴れる日もあります。するとそういう日はとても気温が下がって、身を切られるように寒いのですが、青空で太陽は照っていて、最高の冬日です。

それで皆で子供たちの学校の近くのアボシャムクリフという海岸へ行きました。車を農家の近くに止めて、羊や牛の牧草地を2キロくらい歩いて、石だらけの海岸にたどり着きます。引き潮のときは岩礁を歩けるのですが、今日は満ち潮でした。海岸にいた20分くらいの間、3人くらい人を見ましたが、地元に人が日曜の散歩に来ているくらいで、ほとんど人はいません。こんなに美しく人間の少ないところに住んでいるなんてと、いつも来るたびに感動して、もっと毎週来るようにしようと思うのですが、なかなか天気がよくないと、そういう気にもなりません。他にも似たような海岸に沿った散歩ルート(散歩というには、がけがあったり泥だらけだったりと少しダイハードかなあ)がいくつかあるのですが、ここはその中でも一番距離が短くて、家から近い。

昨日の夜は、ふとつけたテレビを1時過ぎまで見てしまいました。100 Great Tearjerkersという番組でした。ティア・ジャーカーというのは、お涙頂戴物という意味で、どちらかというと、安っぽいセンチメンタルなドラマという、悪い意味で使われるのですが、この番組の内容は、そういう悪い意味ではなく、映画やテレビの涙無しでは見られない感動シーン、という感じでした。1位はなんだと思いますか?これはETでした。まあ納得。2位は意外に、スティーブン・キング原作、トム・ハンクス主演のクリーン・マイル。3位のタイタニックは、まあ仕方ないなあという感じですね。9位くらいに、ケビン・コスナー主演のフィールド・オブ・ドリームスが入っていました。私はとても好きな映画だけど、そんなに一般受けするテーマではない様に思ったので、意外でした。

もう少ししたの12・3位くらいに、メリル・ストリープ主演のソフィーの選択がはいっていました。これは主人公のソフィーがナチの収容所に連れられて、2歳くらいの娘と5歳くらいの息子のうちの一人をナチにに引き渡さなければならなくなり、最後の最後の土壇場に、女の子を引き渡すという場面があるのですが、(これがその「選択」で映画の伏線、かつ主題)はじめてみたのは大学3年のときでした。そのときでも、胸がつぶれる思いになり、後味が悪かったのですが、今同じく男の子と女の子の母となった身で、この同じ場面を見て、昔以上に心臓がえぐられるように感じました。またメリル・ストリープの演技がすごいのですが。この映画は、とてもいい映画だけれど、子供が大人になるまでは見られないなあと思いました。

2008年12月6日土曜日

クリスマスプレゼント、読書、お金

今日は普通の土曜日でした。午前中は私はチャーリーをモダンとバレエのクラスに連れて行き、帰り買い物をして家に戻りました。

チャーリーとルイも今年はプレゼントをお互いにしようということになり、チャーリーはルイにチョコレートを買いました。家に帰ると、ルイもデイブと街に出て、チャーリーにお菓子の詰め合わせを買っていました。チョコもお菓子も歯にも体にも悪いけど、まあつまらないおもちゃよりはいいでしょうね。お互いに嬉々としてこっそりラッピングペーパーで包んだり、レーベルをつけたりして、楽しそうでした。二人ともお互いに、「何を買ったか教えて」と、聞きあっていました。チャーリーは、「猫用のお菓子」とごまかしていましたが、果たしてクリスマスまで秘密をキープできるでしょうか。チャーリーは早速ルイがラッピングしたプレゼントの匂いをかいで、「ウン、甘いにおいがする。」といっていたし。

先日読み始めたNeale Donald WalschのConversations with Godという本を読み終わりました。ちょっとうなづけないところもあったけど、そういうところは気にしないで読み飛ばして、なかなか読み応えのある本でした。

色々な宗教や、キリスト教会の間でも、どうやって礼拝するか、神を崇めるかについて、論争が耐えないことについての神の答えが、このようにありました。

Most of you, therfore, spend the bulk of your adult life searching for the 'right' way to worship, to obey, and to serve God. The irony of all this is that I do not want your worship, I do not need your obedience, and it is not necessary for you to seve Me.

どうして好きなことをして、生活の糧を得ることが難しいのか、という著者の質問に対する神の答えは、次の通りです。

The people who make a living doing what they love are the people who insist on doing so. They don't give up. They never give in. They dare life not to let them do what they love.

Go ahead and do what you really love to do! Do nothing else! You have so little time. How can you think of wasting a moment doing something for a living you don't like to do? What kind of a living is that? That is not a living, that is a dying!

私は1995年にシティーの銀行を辞めた後、アロマセラピーとリフレクソロジーの学校に通い始め、そうこうするうちにヨガの先生になって、その後デボンに引越ししてクリニックを開いたり、アダルトスクールで教えたりして、今に至っています。今は週に4クラスヨガを教えて、家でアロマセラピーとリフレクソロジーをたまにして、春から秋は野菜と果物を自給自足して、生活しています。もちろんデイブの収入がなければ、もっとキャッシュを稼がなければならない立場になっていただろうけれど、でも考えてみれば、銀行を辞めてから、お金のためには好きなことしかしたことがありません。たった1日たりとも、お金のためだけに好きでない仕事をしたことがない。これはとてもありがたいことですよね。

ヨガも教え始めて12年になるし、ちょっと飽きて来たかなあと思うこともあるのですが、最近は不況にもかかわらす盛況だし、教えるたびに楽しいです。1年ほど前に思い立って、デボンについてのエッセイを書き始めて、それは完成して、今はなんとか出版の当てはないかと、探っているところです。それから短編の小説を一つ書きました。また来週からは、新しいエッセイのアイデアに取り掛かる予定です。こんな時間のかかることを毎日していられるなんて、やっぱりとってもいい身分ですよね。それに感謝して、思いっきりこの身分に甘えて、好きなことをしまくるぞ、と決心しています。(このブログとか)

時間がかかる好きなことの読書に話を戻すと、この本は3部作で、この一部は、恋愛やらお金やら健康やらといった、割合現世的なことに対する神の答えで、2部はもっと地球的、世界的なことに対する答え、3部は宇宙や精神についての答え、ということです。で、2部と3部も読みたいのですが、なんとなくちょっと時間を置いたほうがいいような気がして、違う本を読み始めました。

Stuart WildeのTrick to Money Is Having Someという本です。なんだか、金儲けの本のようですが、これもニューエイジの本で、お金は宇宙の豊かさの表現の一つで、エネルギーの交換の手段でしか過ぎない。「お金は卑しいもの。」「スピリチュアルに生きるためには貧乏でなければいけない。」というような考えは間違っている。というところから話が始まります。いきなりマザーテレサに対するシビアな見方(彼女は莫大なお金を持つカトリック教会のPRマシーンだ)で始まり、結構面白そう。この本、実は10年位前に買って、少し読みかけていたのですが、そのころは読んでもあまり理解できなかったのではないかと思います。時が熟した、ということでしょうね。お金持ちのなり方のこつが分かったら、ブログでお知らせしますね。

2008年12月5日金曜日

I'm a celebrity, Get me out of here

という番組の最終回でした。知らない人のために説明すると、有名人(といっても、そんなに有名ではない)が12人オーストラリアのジャングルに閉じ込められ、色々なチャレンジをして、24時間キャンプの様子がカメラに収められ、視聴者が電話で投票して、人気のない人がだんだん抜けていくという、リアリティー番組です。チャレンジの内容といえば、飛んだり走ったりというのもありますが、ゴキブリやカンガルーの睾丸を食べたり、透明の箱の中に閉じ込められて、その中に蛇やねずみや蜘蛛を入れられたり、ゴキブリジュースを飲んだりという、気持ちの悪いものでした。

私はこういったリアリティー番組は、仲間内で陰口を言い合ったりもめたりする場面が多くて、見ていてもうんざりするので、嫌いなのですが、子供たちは学校でその話が出るらしく、時々(ここ3週間放送していました)見せてあげていました。でもルイやチャーリーも、ジャングルチャレンジは好きですが、仲間内でゴシップしたり喧嘩したりするのを見るのはつまらなそうでした。

この12人、まあよくこんなに性格の違う人たちを集めたなあという顔ぶれだったのですが、あのテニスのマーティーナ・ナブラチロバがでていたので、ちょっと私も興味を持ってみていました。今日は最終回で、残った3人はナブラチロバと、ジョージ・タケイという日系のアメリカ人の俳優(スター・トラックにでていたらしく、大俳優らしい)と、イースト・エンダー(イギリスの長寿ドラマ)にでているらしいジョー・スワォッシというイギリスの若手俳優でした。この3人はとても好感の持てる人たちで、特にもう老年に達しているジョージ・タケイは、本当にすばらしい人柄で、50ペンス払って電話投票したいと思うほどでした。でもマーティーナに勝たせてあげたいし、でもやっぱりイギリスの番組なのでジョーが勝つかなと、今日は家族でテレビに釘付けでした。

「この3人の皆に勝たせてあげたいわ。ああ、いい人たちが残ってよかった。」と私が言うと、チャーリーも、「自分勝手でゴシップばっかりの人たちがいなくなって、見ていて楽しい。」といっていました。8歳にして、結構人を見る目があるなあと、感心。

結局ジョージが3位、マーティーナが2位、ジョーが一位でした。ジョージ・タケイはいつも物事のよいほうを見て、文句を言ったりけちをつけたりすることがなく、チャーリーはなぜか彼がお気に入りだったので、ちょっとがっかりしていました。ナブラチロバはさすがに歴史に残るテニスプレーヤーだけあって、身体的にも精神的にも鋼のようでした。でもフレンドリーで、愚痴をいわない、気持ちのいい人でした。優勝したジョーは、いつも優しそうで面白くて、全然気取りや飾ったところがなく、やはり陰口や文句のない積極的な若者でした。

でもどうして、世界のナブラチロバのような人が、こんな番組にでるのでしょうか。たいていは駆け出しのグラマーモデルだとか俳優とか、とうの立った女優や、ひと昔の有名人が、なんとか知名度を上げようと出るような番組なのに。彼女なんて、これから一生、ベッドから一度も起き上がらなくても、何不自由なくお金がはいってきて、今後100年くらいは忘れられることの無い名前なのに。やっぱりああいう人は、常に何かチャレンジがないと、つまらなくてやっていけないのかな。

そうそう、ところで彼女は52歳なんですって。もちろんそうは見えません。でも「37歳(だったかな)で、史上最高齢のウィンブルドンチャンピオン」といっていたのは、ついこの間のような気がするけど。そのころから髪型まで同じで、筋肉ムキムキで、全然変わっていませんでした。私は彼女が大好きです。イギリス人も、テニスファンはたいてい誰も彼女を信奉しています。

2008年12月4日木曜日

クリスマス劇(Nativity)、金利

今日はビッグシープでクリスマス劇でした。劇に出るのは低学年だけで、今年はうちはルイもチャーリーも劇には登場しないのですが、チャーリーが合唱団に入っているので、見に来ました。

子供たちはお母さんたちが用意した立派な衣装で、がんばっていました。自分の子供が出場している親たちは、カメラやビデオで大変そうでしたが、今年はうちは誰も出ていないので、のんびり見ました。合唱団は何曲か歌いました。チャーリーはソロのパートがあり、とても上手に歌っていました。彼女はバレエでも大きい劇場でソロを何度か踊ったことがあるし、子供ながらに、結構ステージ度胸があります。こんな小さいうちからこんなに機会に恵まれて、幸せなことです。

幼稚園からあわせて、クリスマス劇を見るのは今年で8年目になりますが、今年の劇には悪役も出ていました。神の子として生まれたイエスを恐れて、嬰児殺しを命じるヘロルド王の役です。ルイとチャーリーと仲のいいとってもかわいい一年生の男の子が、黒のタイツに王様のコスチュームで、演じていました。

今週は火曜日に街で合唱団のクリスマスコンサート、今日とあしたが劇で、まだ2週間も学校があるというのに、お楽しみが終わってしまいました。15日は給食がクリスマスディナーで、これは結構子供たちは楽しみにしています。ランチタイムの後は、ゲームをしたりして午後はパーティーになるらしいのですが、残念ながらルイは病院に行って、ギブスを外してもらいに行くことになっています。これにはルイはちょっとがっかりしていましたが、でもギブスが取れるのは待ちきれないので、仕方ありませんね。18日が最後の日で、午後には学校の隣の教会で、キャロルサービスがあります。教会はちょっと苦手なのですが、キャロルを歌うのは楽しいので、出席する予定です。

今日ニュースで、イギリスのベース・レート(公定歩合のようなもの)が1パーセントも下がったとのことでした。でもうちはたったこの前、住宅ローンの金利を固定したところなので、全然メリットはありません。後2年間は、今のままの金利です。まあ、たまってきているクレジットカードの金利が楽になるけれど、貯金の金利が下がるから、そちらは困る。デイブが車を買うのに借りたローンの金利も固定だろうから、そちらもメリットなし。

でもまあ、国全体が不況を免れてくれれば、間接的には私にとってもいいことなので、やはりいいことでしょう。

2008年12月2日火曜日

化石とクリスタル屋

今日は雨の中を、ビデフォードの街のクリスタル屋さんに行きました。ここは町の中心の商店街とは少し離れていて、マーケットに隣接していて、観光シーズンの夏以外はとても閑散としています。ここに前回来たのは数年前。小さい店の半分が化石屋で、半分がクリスタル屋。もうつぶれているかと半分思いながらいったら、まだ商売をしていました。

ルイがもう少し小さいころは、恐竜に狂っていて、時々化石を買いに来たり見に来たりしました。前回はチャーリーがおこずかいでピンクのローズクオーツのネックレスを買って、私はそれがとっても好きで、時々借りていました。

今回は例のHow to Hear Your Angelsという本を読んで、急にクリスタルクオーツとローズクオーツが欲しくなって、買いに来ました。雨の火曜日で、とても静か。沢山ある石のどれを選んでいいのか、どうやっていいクリスタルクオーツを見分けたらいいのか聞いてみたら、色々話が弾んで、45分も色々本で調べてくれたりしました。日本に住む友達に送りたいというと、それも色々調べてくれた。結局、自分に合うのは直感で、ということでしたが、どうしても選べず、友達用のにdamburiteという石と、チャーリーと同じようなローズクオーツのネックレスを二つ買いました。これで合計8ポンド弱。しかも友達用は、偽スエードの巾着袋のようなものに入れてくれました。

色々はなしができて楽しかったけど、どうやって商売しているのかなあと心配になります。店の中は、売っている石は安いものから高いものまで沢山あって、たっぷりと品揃えがありました。化石のほうも、小さいものでも単価がまあまあ高いので、かなりの商品価値のあるものが小さい店にぎっしり詰まっています。ストックの金額はかなりになると思う。趣味でやっているのかな。

なんかビデフォードって、実はこういうヒーリング関係やスピリチュアル関係のものが多いのです。

2008年12月1日月曜日

師走

今日から12月。イギリスでは急にクリスマスらしく、あわただしくなってきます。今日はなんとなく気が急いて、クリスマスカードを買いに行きましたが、屋根裏に登って調べてみると、去年買ってまだ開けていないカードが60枚くらいありました。ラッピングペーパーも早速11月に買ったけど、去年のが4ロールくらいありました。でも毎年クリスマスになると、お店にかわいいのや素敵なのが並んでいて、ついつい買ってしまうんですよね。

11月9日のところに書いたアドバントカレンダーも、今日から始めました。朝っぱらから子供たちはチョコレートを一つずつ食べ、朝ごはんのあとに昨日のミンスパイを二つずつ食べて学校に行きました。チャーリーはお弁当に一つ持っていった上に、学校から帰ってまた二つずつ。食べすぎのような気もするけど、彼らが食べなければ私が食べることになるので、しっかり食べてもらわねば。昨日作ったのは8個、店で買ったのは10個も残っています。

ところで間違って買ったアドバントカレンダーのことですけど。(11月9日のポストを見てください。人間用と思って買ったらsmall animal用だった。)ウサギやハムスター向けだと思うのですが、チャーリーが猫にやろうというのであげてみると、おいしそうに食べていました。ヨーグルトと脂肪でできているらしい。ちょっと甘くておいしそうな匂いがして、裏に、「子供が間違って食べても無害です」と書いてあったので、チャーリーは食べかけていました。止めましたが、あの子のことなので、きっと見ていない隙に、一度くらい試してみることでしょう。

あしたはビデフォードのまちで、この辺の小学校の合唱団が集まって、メソジストの教会でクリスマスコンサートです。チャーリーの合唱団はイタリア語の歌とジャスの歌を歌います。チャーリーはソロのパートもあるらしい。木曜日はビッグシープ(数日前に書きましたよね)でクリスマス劇で、そこでも歌います。ああ、忙しい。クリスマス、年々早くなりすぎです。

夜はインターネットでお買い物。チャーリーにはebay(オークションサイト)でクイーンのカラオケディスクと、ジョンルイスでビンディーズというビーズのアートセット、ルイにはレゴを注文しました。不況のおかげか、ジョンルイスは送料がただ、アマゾンも5ポンド以上はただでした。あー、インタネットショッピングって本当に楽。ところでルイは4歳くらいから毎年クリスマスはレゴです。日本に行ったときもデパートに行って、お土産に結局レゴを買っていたし。とにかく、何か作っているのが一番幸せなようです。

2008年11月30日日曜日

水泳、ミンスパイ



昨日は子供の水泳のクラブチャンピオンシップの最後の日でした。チャーリーはバタフライと背泳の25メートルで一位になり、長距離短距離泳いだ種目すべて金メダルでした。ルイは相変わらすDSに興じていましたが、さすがに自分が出るはずだった10歳男子のレースは席を立ってみていました。


ここで私は、8歳の女子の世話役をおおせつかってしまいました。リストを渡されて、誰が実際にレースに出場するのかをチェックし、ヒートとレーン番号を割り当て、ちゃんと自分たちの順番までに集まって待機し、間違いなく割り当てられたレーンに送り出すというもの。まあそんなに大変な仕事ではなかったのですが、一旦集まってもすぐにふらふらと消えてしまう子供などがいて、疲れました。イギリスはいろんなもの、特に子供たちのクラブなどは、ボランティアによって運営されています。だから気をつけないと、どんどん仕事がまわってきそう。


遅くなったので、帰りはインド料理をテイクアウトしようということになりました。でもチャーリーが頑固として、私はパパダンしか食べたくないと言い張るのです。(パパダンというのは、トーティラチップをお皿くらいの大きさにしたようなもの)でも結局はココナツ味の甘みのあるカレー(チキンコーマ)を食べて、おいしいおいしいといっていました。うちはチャーリー以外は皆スパイシーなものが好きなのですが、チャーリーは苦手で、ちょっと困っていました。でも最近はちょっと食べられるようになって、楽になってきた。

今日はこれといって予定がなかったので、ミンスパイを子供たちと作りました。ミンスパイというのはイギリスでクリスマスのころに食べるお菓子です。直径8センチくらいのアップルパイを小さくしたようなパイで、甘くてスパイスの効いたレーズンなどとどだいにした餡が入っています。自分でできることは何でも自分でやらせよう、というのが私の子育てのモットー。料理というのは自立にはとても大切なことなので、できるだけ自分たちでやらせました。といっても、材料をそろえて、レシピーを読み上げるのは私ですが。


中に入れる餡は瓶詰めのを買いましたが、パイ皮から作りました。これは指で小麦粉とラードとマーガリンをこねるという、面倒なことなのですが、結構喜んでやっていました。結果は33個のミンスパイができました。子供たちはとても楽しそうでした。ルイは将来シェフになりたいとまで行っていました。この間までは、探険家になりたいといっていたのに。

子供たちが寝静まった今、数えてみると19個しか残っていません。ということは14個食べたことになります。ルイとチャーリーと私の3人で。これって怖い。作るときはラードとマーガリンあわせて150グラム入れたので、一つに付き5グラム近くの脂肪が。私が4つ食べたとすれば、20グラムも・・・他にも今日スーパーで出来合いのものとを12個買いました。クリスマスまでまだ一月近くもあるというのに、今からこれでは、クリスマスが来るころには、サンタのように太ってしまいます。
アイシングシュガーをかけて出来上がり
オーブンに入れる前のミンスパイ

2008年11月28日金曜日

ジャクソンズ

昨日チャンネル4で放送したJacksons Are Comingという番組、見ましたか。(イギリスに住む読者の方だけ。日本で放送されるほどの番組ではありません。)私の住むここビデフォードから数キロ離れたアップルドーという漁村に、マイケルジャクソンの家族、ことにお兄さんのティートジャクソン(ジャクソン5のメンバー)が引越ししてきたことのドキュメンタリーでした。マイケルは来ませんでしたが、番組では電話に出ていたし、お母さんとか、他のジャクソン5のメンバーも来ていました。

確かに去年の夏は、ビデフォードの地方紙はその話で盛り上がっていました。空手の教室を経営するマット・フィダーという地元の28歳がティートジャクソンの友達で、そのつながりで引越ししてきたとか。私もアップルドーのカフェで彼を見たことがあるし、友達の働いているパブに彼がやってきてジャムセッションをしたということもありました。

でも、地方紙には彼の新しい家の写真や通りの名前まで載るし、おかしいなあと思っていたのです。だってやっぱりこんなところに越してくるには、人目を避けて静かに暮らしたいからでしょ。でもあちこちに行くたびに報道されているし、いつもマスコミがすぐにやってくるし。そういえばカフェで見たときも、トレードマークの帽子をかぶっていて目立っていたし、一度有名人になると、スポットライトなしでは生きられないのかしらと思っていました。

でもテレビによると、結局ティートとマットが喧嘩別れしたということでした。というのも、どこに行っても報道陣がいるし、内輪のことがマスコミにもれ始め、ティートがマットを、マスコミにはなしを売っているのではないかと疑い始めたからでした。

彼が越してくるまでも、ティートは何度かここビデフォードを訪ねていて、そのたびに新聞に写真が載っていました。いつもこのマットと一緒に。彼がわざとジャクソンズの名声を利用したかはともかく、少なくともそのことで彼のビジネスはとても潤ったと思います。何かにつけ、彼は自分がティートジャクソンの友達だということをアピールしているなあと嫌な感じを受けたことは、これまでにも何度かありました。

本当のところはともかく、少なくともこの番組では、彼(マット・フィダー)はエゴの塊という風にポートレートされていました。でも、もともと引越ししてくる前から、私にすら彼はこの「友情」を商売に利用しているなと感じていたくらいなのに、ティートは分からなかったのかしら。

そんな風に考え始めれば、世の中には有名人の友達という人は沢山いるはずですが、そういうはなしはあまり聞きませんよね。おそらく、友達ならば相手の事情を考えて、あまり人に言わないのではと思います。ましてや、たずねてくるごとに地方紙に連絡したりなんてね。

まあそういうわけで、去年の夏はちょっとジャクソンズでにぎわったビデフォードでしたが、今は二人の仲たがいで、彼の滞在中にかかった費用について、裁判沙汰になるという話まであって、もうジャクソンズがここに来ることはなさそうです。しばらく前には、アップルドーの川を挟んだ向かいのインストーという村に、イギリスの映画俳優のジュード・ローが家を買ったという噂もありました。こんな田舎でも、少しは華やかなこともあるものです。私がハリウッドのスターなら、こんなところには越してこないけどなあ。

3年ほど前の写真。インストーのビーチにて。ジャクソンズが家を買ったのは、この河口の向かいの村

2008年11月27日木曜日

読書

先日図書館で借りて読んでいたDeepac ChopraのHow to Know Godという本を読み終わりました。彼はアメリカではかなり有名な著者。この本は宗教(キリスト教、ヒンズー教、仏教)と量子物理学、神経脳医学の見地からかかれています。彼自身はインド出身で今はアメリカに住むホルモン科のお医者さんです。

彼は著書が多く、アマゾンで見ると沢山翻訳されています。でもこの本の翻訳はあまりよくないとの評判。小さい字でぎっしりと300ページ近くもあるので、テーマもテーマだけにかなりヘビー級の本でしたが、とても感銘を受けました。少しだけ引用してみます。

Most people are addicted to worry, control , overmanagement, and lack of faith. On a daily basis, resist the temptation to follow these tendencies. Don't listen to the voice that says you have to be in charge, that things aren't going to work out, that constant vigilance is the only way to get anything done.

その後Doreen VirtueのHow to hear Your Angelsを読み終わりました。これは数日前に書いた天使の輪だとか、面白いことが書いてあったけど、霊感を実感しない私にとっては、ちょっと物足りなかったかな。でもこれはもともと彼女の今まで書いた色々な本のダイジェスト版として出版されているので、そのせいかもしれません。彼女もかなり著名な著者です。博士号をお持ちの頭のいい人です。

今読み始めて、夢中になっているのが、Neale Donald WalschのConversations with Godという本。前書きによると、これはチャネリングされた本。火事で一切を失い、奥さんが逃げ、交通事故で大きい後遺症を負い、テントに住んで廃品回収してなんとか食いつないでいた彼が、ある日ノートに、日ごろの恨みを持つ人に文句の手紙を書き綴り、その中でも一番恨みが募る神に手紙を書いたところ、神からの返事が来た、というものです。この本はとても高く評価されています。こういうことに興味のある人の間で。

少し引用。
Love is the ultimate reality. It is the only. The all. The feeling of love is your experience of God.
その後、色即是空、形あるものは実体がないと話が続きます。

一年前くらいに偶然図書館で見つけ、一番関心を持って読んでいるのが、エスターヒックス、ジェリーヒックスの「アブラハムの教え」。彼らの本はすべて翻訳されています。でも結構日本語の題がわざとらしくて、誤解を呼びそうな題です。「引き寄せの法則」というのも、彼らの教えからきています。彼らの教えといっても、これもエスターがチャネリングしていて、教えの元はアブラハムと呼ばれる肉体なき存在。

なんか、信じがたいような、眉唾なようなことばかりですが、探してみると、チャネリングされた本というのは沢山あります。英語ではautoscriptといったりもする。引き寄せの法則で、一度そういう本を読むと、次々そういう本がやってくるものなのです。

というわけで、私の読書はちょっと今偏っています。人間以外の存在に書かれた本ばかり。同時に図書館で借りた、Clean Up Your Diet とWhole grain Diet Miracle という本は、まあ暇つぶし程度に読む本でした。世の中には沢山の穀類があるのね、ということを知りました。

昔はこういった本は買うのに苦労しましたが、今はアマゾンのおかげですごく楽。しかもたいていの本はアマゾンの古本のセクションで買います。昨日オーダーした本は、値段が1ペンス。送料込みで2ポンド76ペンスでした。他には図書館で取り寄せてもらいます。こちらは1ポンド。

買うのはいいけど、読むのが全然追いつかなくて。毎晩ベッドで意識がなくなる寸前まで読むので、慢性的睡眠不足。美容の敵もいいとこです。

2008年11月25日火曜日

プールとポンド

昼休みにプールに行きました。いつも火曜に友達といって、おしゃべりをしながらなんとか半マイル(800メートル)を目指すのですが、今日は一人で行ったので、1キロ以上泳ぎました。25メートルプールを10往復。3分ほど休んで今度は11往復。もちろん平泳ぎです。クロールでは25メートルがやっとです。

これでもとてもすごいことなのです。私は子供のときから水泳が苦手で、高3のときに夏休みに25メートルを泳げるようになるための特訓に行かされたくらい。その後ロンドンに住んでいるときはたまにYMCAに泳ぎに行ったりしましたが、定期的というほどではありませんでした。それが2年位前に友達が泳ぎに行くので一緒に行って、その後毎週泳いでいます。そのころは25メートルは泳げるけど、50メートルは難しいというレベルだったので、とっても上達しました。40過ぎてからでも上達するものなんですね。

ゴーグルをつけて水の中にもぐって泳ぐと、回りの騒音がしなくなって、水の中は光が屈折して美しく、なんだか心がのびのびします。ちょっと心に障ることがあっても水にはいると、すっきりする。

ルイも、水泳はラグビーに比べて退屈は退屈だけど、水の中は心が落ち着くといっていました。

午後はカナダ人のヨガの生徒が、リフレクソロジーのお客さんに来ました。もうすぐカナダに里帰りするというはなしで、ポンドの話になりました。怖くて見ていないのですが、ポンドは対円で歴史的な激安とか。ポンドでお金を稼いで、貯金して年金をためている私としては、ちょっと戻ってくれないと、日本に遊びにもいけません。ましてや本格的に帰るなんてことは。やっとちょっとそんな気になったのに。

でも副業で日本にいる知人とアロマセラピーのオイルを輸出しているのですが、日本から買うにはよくなったようです。もしもご興味おありの方は、以下のウエブサイトを。私の略歴も載っていると、最近になって知りました。
http://www.d8.dion.ne.jp/~natchez/

2008年11月24日月曜日

サンタへのEメール

日本ではまだまだでしょうけど、イギリスでは本格的にクリスマスのことを考えるようになってきました。前に書いたアドバントカレンダーは11月中に買わないといけません。今はそろそろクリスマスプレゼントが気になります。

チャーリーはまだサンタを信じているので、長いクリスマスリストを書きました。ipodだとかmp3 プレーヤーだとかおもちゃだとか。ポニーと蛇(ペット)もリストにはいいっていました。これをどうするかというと、Eメールしました。適当にsanta@gmail.comでだしたのですが、戻ってこなかったのでどこかに着いたのでしょう。

ルイは信じているのかどうか。レゴのカタログを見て欲しいものがあったのですが、「ちょっとそれは高いわねえ」というと、安いのに変えていました。それを私がオンラインのレゴショップで見て、その後アマゾンで同じものを安く見つけると、「じゃあこれをサンタに教えてあげよう」といっていました。いくらなんでも10歳ですからね。本当に信じてるとは思えないけど、いればいいとは思っているのかな。いっそのこと全然信じていないと分かれば、一緒に欲しいものを相談できるのに。

家によってやり方が違うようですが、うちではサンタからメインのプレゼント。それからベッドの横につるす靴下におもちゃやお菓子が入るのですが、これもサンタから。それとは別に親から本とか少し小さめのプレゼント。やりすぎですよね。でも一度そういう習慣になると、やめるわけにもいかなくて。

これまでのところルイとチャーリーに腕時計を一つずつ(靴下に入れる予定)、ルイにギネスブック、チャーリーには今年のヒット曲とそのカラオケ版のCDを買いました。でもメインのサンタからのプレゼントはこれからです。

デイブは姪や甥がたくさんいて、毎年うちの子供たちもプレゼントをもらうので、うちもしているのですが、私はデイブとは結婚しているわけでもなく、実家とはあまり付き合いがないので、何を買ったものか分かりません。デイブが自分で買うべきなのですが、買う様子もないので、毎年間際になってお金を贈っています。

おととしには彼の親戚(おとな)には、彼らの名前でチャリティーにお金を送って終わりにしました。オックスファムの。これは楽です。

この辺のイギリスのクリスマス事情については、いつか出版してもらうつもりで書いたエッセイ集「スローライフ・イギリス」に色々書きました。いつか出版になった暁には、本屋で買って読んでくださいね。今はまだ何のあてもありませんが。

2008年11月23日日曜日

ビッグ・シープ

くつろぐルイとチャーリー。チャーリーはなかなかカメラを向けてもいい写真をとらせてくれません
今日はルイは友達のお別れパーティーに行きました。会場はビッグ・シープという名前の、羊ショウがあったり、羊やヤギの赤ちゃんがいたりする遊園地です。名前がちょっと変わったいるので、ロンドンなどから来た友達に、ビッグ・シープって何と聞かれます。「羊に基づいた娯楽」Sheep oriented entertainment と一度説明すると、なぜか受けました。オーストラリア人の友達が遊びに来たときは、シドニーにはビッグカウというところがあって、そこには本当に大きい牛がいるといっていました。それで彼女はここには大きな羊がいると思ったようです。


このビッグ・シープは学校の隣にあって、子供たちはよく招かれて、子羊が生まれるのを見に行ったりしています。今年は12月4日にクリスマス劇がありますが、これも会場はビッグ・シープです。終わったあとは屋内の遊び場で遊ばせてもらえます。


ルイは腕がまだギブスに入っているので、ちょっと気になっていたのですが、危ないこともせず無事に帰ってきました。新しい赤いファイバーグラスのギブスに変えてから、ギブスが軽くて三角巾で腕を釣る必要もなくなって、ほとんど不自由なく普通にしています。ギブスという名前が仰々しすぎるくらい。


午前中は住んでいる集落の周りと散歩に行きました。考えてみれば秋になってからめったなことでは外にでなくなったので、ビタミンD不足が気になったので。運動はヨガや水泳やサルササイズや、毎日していますけど。


散歩の帰り、近所の家のりんごの木にまだりんごがいくつも残っていました。この家の家主は普段はロンドンに住んでいて、週末などにここに帰ってきます。このりんご、収穫する気はないのだろうと、いくつか手に届くのをもらいました。昼食のデザートにローストアップルにしてカスタードをかけていただきました。安いデザートでした。

2008年11月22日土曜日

泳ぐチャーリー、任天堂DSに興じるルイ

今日の午後は水泳のクラブチャンピオンシップでした。チャーリーは10月と11月に泳いだ長距離はどれも金メダル(4種目)、ルイは金が二つと、銀が3つ、銅が一つ。今日は短距離の日。二人とも有望なメダル候補で、私は楽しみにしていたのですが、ルイの骨折で、複雑な気持ちです。ことに単純で簡単な骨折で、あと3週間で直るのに、どうして年に一度のクラブチャンピオンシップで。でも長距離が泳げただけましと思うしかありません。

チャーリーはおニューの赤いスピードウの水着に銀の帽子をぴたっと目深にかぶって、ピンクのゴーグルで、とても様になっていました。写真を撮らなかったのが残念。レース自体は長距離よりも沢山の参加者で、なかなか盛り上がっていました。チャーリーは自由型と平泳ぎのレースに出て、どちらも一位でした。でもたった25メートルのレースなので、あっけなかった。

ルイは来年の選手のリストから落とされないように、コーチをはじめクラブ関係者にギブスを見せに行っていました。サボっているのではなく、ちゃんと正当な理由で泳げないのだとアピールするために。残念だけど、毎年一人ぐらいそういう子がいるのよね、というのが皆の反応でした。

本人自体は一応チャーリーの応援ということで私たちと一緒に座っていたのですが、すぐに友達を見つけて一緒に熱心に任天堂のDSをしていました。チャーリーがいつ泳いだのかも気付かないくらい。スイミングクラブでは年上年下あわせて20人くらい顔見知りや友達がいて、いつも楽しそうです。そんな風に違う学校の違う学年の友達ができるのは、とてもいいなあと思います。その友達が、そろそろ自分の番だからと着替えに行っても、ルイは全然平気そう。

それでもチャーリーがどちらも一等で、少しルイも愚痴っていました。というのは、長距離で入賞するとメダルがもらえるのですが、短距離はトロフィーがもらえます。チャーリーの棚に4つ新しいトロフィーが立つと思えば、少しジェラシーを感じたようです。メダルはトロフィーほどは目を引かないからね。


任天堂DSは皆持っています。100ポンドもするのに。うちは夏に母と妹が来たときに、二人の誕生日のジョイントプレゼントということで、母と妹から二人に一つの誕生日プレゼントでした。それでも特に取り合いすることもなく、仲良く遊んでいます。朝起きると、先に起きた二人がソファーで頭をくっつけて一緒にポケモンのゲームをしているのいうのが最近のパターン。

チャーリーが持っていて、こちらで人気があるのが、クッキングママというゲーム。でもちょっと見てみると、カレーだとかインスタントラーメンだとか、料理が日本のもの。考えてみれば日本のゲームだからね。たこ焼きもあります。英語ではフライド・オクトパスとなっていた。このゲームをしているイギリスの子供の中でも、本当にたこ焼きを食べたことがあるのは、数少ないでしょうね。

先日カレーを作って、いつものようにご飯の上にカレーをかけると、チャーリーに、「別の盛り方もあるよ」といわれました。「ご飯を片方に寄せて、カレーをご飯の隣にかけて」とのこと。クッキングママではそういうよそい方らしい。

2008年11月20日木曜日

煙警報機

「フレンズ」の最後のほうのシリーズで、フィービーのアパートメントで夜中に煙の警報機がなる話、見たことありますか?パジャマ姿のフィービーがベッドから起きてきて、スイッチ押してもまた音がやまない。それで今度は天井から外して、やれやれとベッドに戻ろうとするとまたなりだす。頭にきて、その辺の置物で叩き潰しても、また鳴り止まない。仕方なくこの警報機をゴミ袋に入れて、建物の外のごみに捨てに行きます。そしてやっとベッドに戻ると、今度はドアをノックする音が。おきてみると、消防士が立っていて、「これを捨てたのはあなたでしょう。」と注意されるというお話。

昨日の夜11時ごろに、短いアラームの音がなりました。過去の経験から、ああこれは煙警報機の電池切れの音だなあと分かったのですが、うちには4つ警報機があって、たった一度なっただけなので、どこから聞こえてくるのかわからない。仕方なくベッドに入ると、12時半ごろにまたなりだしました。4つのうちの2つはメインの電源につながっていて、電池式なのは2つだけなので、とりあえず寝室に近いほうのアラームを外しました。

そうしてベッドに戻ると、また4時ごろ音が聞こえるのです。もう一つの電池式のアラームは階段の上の天井の一番高いところにあって、危ないところに立ってやっと手が届くくらいなので、夜中にいじりたくなかったのですが、仕方ありません。靴下を脱いでこわごわ階段の手すりによじ登ってなんとかあけてみると、なんと中にはもともと電池が入っていない!だから音がするわけもありません。ということは、メインの電源につながっているアラームが、何か調子が悪くなったのかしら。仕方なくはしごを取り出して、音が聞こえてくるメインの警報機のカバーを外してみたのですが、電線がつながっていて、とり外せません。仕方なく、今度は電気のメーターの横のフューズボックスを開けてみると、沢山スイッチがあって、「スモーク・ディテクター」と書かれたのが見つかりました。こわごわそのスイッチをオフに。アラームのある廊下に戻ってみてみると、赤い電気が消えています。やれやれ。これで4つの警報機のすべてがオフ。これで朝まで2時間ほど眠れるぞと、すっかり冷たくなったベッドに戻りました。

すると今度は6時半ごろまた音が聞こえてくるではありませんか。しかも音と音の間隔はだんだん短くなって、1分おきくらいに短い鋭い音がします。気のせいか、大きくなっていうようでもある。どうして?だって、電池式のは電池を外したし、メインの電源も切った。音がするわけがありません。一応念のために、起きてきた子供たちに、こんな音のするおもちゃがないかと聞いても、無いとのこと。3人で一番怪しいアラームの下に立って、絶対にここから音が聞こえてくると同意しました。もう、何がなんだか、狐に包まれたよう、フレンズのフィービーのようでした。

それで仕方なく7時半ごろ電気技術者の友達の旦那さんに電話しました。すると、メインの電源につながっている警報機でも、バックアップの電池が入っていて、それが切れ掛かっているのだと説明してくれました。それを変えればいいということです。

そこで早速電池を買ってきて取替えにかかりました。はしごの上に立って懐中電灯で照らして、書かれたインストラクションを読むのですが、「スライドアウト」と書かれた出っ張りが引っ張れない。スクリュードライバーを使ってもペンチを使ってもだめ。しまいにはプラスチックのカバーの一部が壊れてしまいました。でもまだ音は1分おきになります。

結局その旦那さんにまた電話して、電池を取替えに来てもらいました。10分くらいで終わったのですが、彼もちょっと四苦八苦していたみたい。とにかくお礼を言いまくって、お金を払おうとすると、受け取ってくれない。「こんどパブででも一杯おごって」というだけです。

帰り際、「電池を変えてリセットしたので、5分位はまた音がするかもしれないが、大丈夫だから。」とのこと。でもまだ問題があったら、また飛んできてあげるからねと優しいお言葉でした。その後息をこらしてこわごわとしていたのですが、音はしなくなりました。1時間後くらいに電話が鳴ってでてみると、その彼がどうなったかと様子を聞きに電話してくれました。ああ、本当にありがたい。もう一つの電源式のアラームも、多分同じような時期に電池切れになるから、そっちがもしもデイブがかえって来るまでに音が鳴り出したら、また電池を換えに来てあげるとのありがたいお言葉でした。

そうなんです。デイブはこんなことも知らず、真っ赤なアウディで出張中です。こういうことって、必ずデイブのいないときに起こるんですよね。前も警報機の電池が切れたし、12月の真冬に暖房と給湯のボイラーが壊れたこともありました。前の出張時は車が走らなくなったし。電灯が切れるなんてことや子供の病気も入れたら、本当にきりがない。赤ちゃんのことは、急病で救急病院に行くのはいつも出張中。そういえば今回も骨折のルイを病院に連れて行きました。修理しかけのサーモスタットのない車で。

「引き寄せの法則」なんですよね。デイブの出張中に悪いことが起こると思っているから、出張のたびに、「悪いことが起こると嫌だなあ」という気分になって、そうなる。だからこういうことを書くと、余計悪循環で、悪いことを引き寄せてしまう。ああ、よくない。大丈夫大丈夫。世はすべてこともなし。デイブがいなくたって、問題なんてなし。このことを友達に言うと、「でも自分で何でも処理できるという自信がつくでしょ。」確かにそうですよね。助けを求めれば、助けを与えてくれる人はまわりに沢山います。

そういえばルイが赤ちゃんのときに鍵を中に置いたまま、ルイの乗った車を外からロックしたことがありました。でもデイブは出張で合鍵もない。RAC(日本で言えばJAF)が来るまで、どんなに長かったことか。RAC のお兄さんが、ヒーローに見えました。ああ、これは本当に忘れたい思い出。ルイは知らない。

2008年11月18日火曜日

天使の輪



ルイの新しいギブスは赤です。青と白のほかに、緑のバックにサンタや雪だるまのパターンの入ったクリスマス模様のギブスもありました。それにしたらと薦めたのですが、赤がいいといいました。まあ4週間もしてるから、クリスマス模様、飽きるかな。今日は早速学校に行って友達にサインしてもらっていました。誰かがギブスをするとそういうことをするのが習慣のようです。子供だけと思うけど。チャーリーもサインさせてもらっていたので、お母さんにもさせてというと、断られました。クールではないと。じゃあ漢字で書いてあげるというと、それはクールだということで書かせてくれました。


このルイの写真は黒のブラインドの前で撮ったのですが、よく見えませんが、白っぽい透明な輪がバックにいくつか浮かんでいます。ルイなして撮ったほうの写真ではよく見えるでしょ。


数年前日本に行って実家の家族と子供たちと温泉旅行に行ったとき、そのときに撮った写真の10枚ほどにこの同じ輪があちらこちらに写っていたのです。私はデジカメでとりましたが、使い捨てのカメラで母が撮った写真も同じでした。それを見た妹が、これは幽霊らしいよというのです。幽霊といっても悪いものではなく、スピリットという意味だと思いますが、人からそういうはなしを聞いていたらしい。それでちょっと気になっていました。


今Doreen Virue という人のかいたHow To Hear Your Angelsというニューエイジ系に本を読んでいるのですが、そこに、これはエンジェルだと書いてありました。それを読んで、コンピューターに入ってる写真や昔の写真を片っ端から見たのですが、結構写っているのです。デジタルのほうがよく写っているけれど、使い捨てカメラで撮ったのにも写ってます。しかもクリスマスツリーの前だとか、クリスマス劇の場面や、チャーリーが天使のコスチュームを着ているのにも必ずいる。それからデイブのお母さんが7年ほど前無くなったのですが、たまにデイブのお父さんと子供たちが一緒に写真を撮ると必ず写ってる。


大きさはまちまち。小さいのはビー球くらい、大きいのはソフトボールくらい。普通はぼんやりと写っているけど、この写真のようにはっきりと光を帯びているのもあります。はっきりしているのをよく見ると、ただの白いボールではなく、曼荼羅のようなパターンが見える。これはどれも同じパターンです。

面白いでしょ。読者のあなたも必ずやこういう写真を持っていると思いますよ。コンピューターで見るときは、角度を変えるとよく見えたり見えなかったりします。調べてみてください。あなたもエンジェルに守られているのですよ。

2008年11月17日月曜日

病院、アップルパイ、猫


ルイの病院のアポはつつがなく済みました。今のギブスって本当に進んでいるのね。包帯のようなものを水につけて巻くと、4分でそれが固まって、それでおしまい。後は4週間後に外しに来てくださいと、それだけでした。


ルイは物心ついてから病院に行くのは初めてで、ちょっと怖がっていたのですが、全体としてはいい印象で帰ってきたようです。ここはとても大きい病院で、入り口を入るとカフェやお菓子と新聞の売店や、病院内のラジオ局まであります。思ったよりも早く終わったので、地下の食堂に行って飲み物とアップルパイを食べました。妊婦のころから、病院に行くと、なぜか足が食堂に向かうのですが、そういえば子供の頃病弱でよく病院に行ったのですが、そのたびに病院内の食堂で食事をした記憶があります。(いつも親子どんぶりを食べていました。250円だったように覚えています)そのせいで、足が自然と向かうのかも。


ルイと二人だけで出かけるのはとてもまれなことで、二人でお茶を飲んでアップルパイを食べてとても楽しかったのですが、かえると早速それをルイはチャーリーに自慢していて、それにチャーリーが嫉妬して、すっかり嫌になりました。せっかくの楽しい時間が台無しです。10歳にもなるのに、どうしてこうなのでしょう。多分チャーリーなら、言わないほうがいいと察して黙っていると思います。その辺がルイは鈍いんですよね。


ところでうちはペパーちゃんというとってもかわいい3歳の愛猫がいます。うちの居間には成長しすぎて天井まで届いてしまって困っているユッカの観葉植物があるのですが、なぜが急に今日の午後その木に3回もよじ登って難儀しました。一体猫って何を考えているのでしょうね。写真は子猫のころのです。

2008年11月16日日曜日

けだるい退屈な日曜

先週の大雨のせいで、ラグビーピッチは泥だらけで、試合はキャンセルになったそうです。よかった。というのは、試合のときは皆クラブのユニフォームを借りて、保護者が持ち回りでそれを洗濯するのですが、今日は私の当番だったのです。あんな泥の中で試合をしたら、どんなに泥だらけのユニフォームを洗濯する事になったか。

今日は朝からデイブはアウディをプレッシャーウォッシャーを使って洗車しています。彼が車を洗うのなんて初めてみました。あしたからの出張はチェシャー(イギリス北部)なのですが、そこは彼の実家があります。それで友達や兄弟に新しい車を見せびらかしたいようです。なんと虚栄心の強い男・・・本当に出張かなという気がしてきましたが、まあそれは私にはどうでもいいです。ついでに私の車も洗ってくれていたようだし。

コメントをよくかいてくれるゆんさんに教わったレシピーでりんごジュースを先週作りました。簡単でおいしかった。でもかなりの量のりんごを使うので、私のように家で取れるとか、人にもらうとかでなければ、ちょっともったいないかな。昨日はりんご入りのケーキ(すごく簡単で、すごくおいしい)、今日はお料理に使って、今年のりんごはおしまい。200個くらい取れたので豊作でした。りんごの木は一年ごとに豊作と凶作が入れ替わることが多いので、来年はあまり取れないかも。

ルイは朝からゲームを作ったり、漫画をかいたりと楽しそうです。子供ってこんなことでも、新しい経験は面白いのかも。昨日病院に行ったのも、お医者さんや看護婦さんがいい人たちで、楽しかったといっていました。そういえば私も子供のとき入院したけど、はじめはなんだか嬉しかった。すぐに嫌になったけどね。そういう環境の変化に対する積極的なところって、子供から学ぶところが多いですね。

あしたまた病院に連れて行かなければいけません。昨日のギブスはテンポラリーな物で、きちんとしたファイバーグラスのギブスに替えるらしい。あまりまたされなければいいのですが、イギリスですからね。2時40分の予約ですが、「この時間よりも早くになることは絶対にありませんので、早く来ないように」と予約カードに書いてありました。

ルイちゃん骨折


水曜日にルイが学校で腕に怪我をしました。体育の時間に押されて転んで腕を痛めたらしい。医者に電話すると、とりあえず痛み止めを飲ませて、まだ具合が悪ければ、20キロ先の隣町(バーンスタプル)の救急病院に連れて行くようにとのことでした。


でも腫れもないし、そう痛がってもないので、大丈夫だろうとほうっておいたのですが、金曜日に水泳に行くと、痛くて泳げなかったそうでした。それで今朝デイブが病院に連れて行きました。お医者さんも、折れてないよ大丈夫、と言ったものの、一応レントゲンを撮ったら、ひびが入っていたそうです。それで、私とチャーリーがバレエから帰ってくると、腕にギブスをはめられていました。


あしたはラグビーの試合ですが、もちろんいけません。それから来週と再来週の土曜は、大切な水泳のクラブチャンピオンシップがあるのに、それも無理そう。このチャンピオンシップの結果で、来シーズンの選手が選択されるので、もうすでに泳いだ長距離の結果がよかったので、選手のリストから外されなければいいのですが。もしも外されたら、さすがのルイもとても気落ちすると思います。


テニスは今日は休みました。でも幸い左手なので、次のテニスは運動のために行ったほうがいいと思う。バックハンドも片手でして。体育もできるだけしたほうがいい。人間って運動不足はすごく精神にわるいと思う。それからピアノのレッスンもキャンセルです。でもまじめに毎日右手だけ練習しているけど。けなげな子。


3週間くらいで直るだろうとのことですが、また月曜日にバーンスタプルの病院まで行きます。(車はなんとか戻ってきましたが、完治ではない。いきさつは昨日のコメントに書きました。)男の子なのにそんなにスポーツができなくて、遊びも制限されて、大丈夫かな。でも本人は、普段時間がなくてできないこと、ゲームを作ったり漫画をかいたりできるからいいや、といっています。本当に何があってもいいことに目を向ける性格でうらやましい。自分でもモンティパイソンのAlways look on the bright side of life を鼻歌で歌っていました。


このことを人に話すと、このくらいの骨折はよくあることのようで、うちの子も、という話を沢山聞きました。昔はそんなに骨折って聞かなかったと思うけど。今時の子が弱いというよりも、たぶん昔は少しの痛みくらいならレントゲンも撮らないで、ほったらかしになっていたのではないかな。


とにかくそういうわけで、あしたはラグビーはなし。だから朝寝できます。

2008年11月14日金曜日

車無し

車がまだ直っていません。今日の午後にはピックアップの予定だったのですが、どうもまだ調子がよくないらしいのです。あしたから週末ですが、メカニックが明日の朝もう一度チェックするとのこと。10時までに直らなかったら、かなり面倒です。チャーリーは10時半から20キロ離れた街でタップとバレエ、ルイはここでテニスのクラスが11時半から。チャーリーのお迎えは12時でルイは12時半。もしかしたらお迎えが遅くなって、一人でしばらく待たなければ行けないかもよ、とルイに言うと、ウン大丈夫、と雑誌を見ながら上の空で答えていましたが。まあこんなときに、一人でものんきな人がいると、ちょっとほっとします。

月曜からデイブは1週間の出張。それで来週まで直らなかったらどうするのか。じゃあ、彼の出張中、私がアウディに乗ってと思っていたら、いやアウディに乗って出張に行くとのこと。ビデフォードのまちまでバスは日に3本くらいありますが、それに乗って修理やさんまで車をとりに行かなければいけません。水曜の夜まで、どうしてもという用事は無いのですが、でも買い物にもいけないし、とても困る。

2008年11月13日木曜日

車、オーバーヒートしました

例の車の警告ライト、ラジエーターの水が足りないということでした。それで水を入れて、これで良しと、昨夜20キロほど離れた隣町にヨガを教えに行ったのですが、帰りに大変な目に逢いました。

9時にクラスを終えて機嫌よく時速60マイルの道を70くらいで走っていたら、家から8キロくらいのところで、突然あのライトが瞬き始め、今度はエンジン温度のインディケーターが110度くらいまで上がって、エンジンから煙が出始めました。あわててレイバイに車を停めて、どうしたものかたずねようと家にいるデイブに電話をすると、話中。携帯にかけてもスイッチオフでかけれません。それで隣の人に電話して、家のドアをノックしてもらって、やっとデイブと話せました。8キロくらいならなんとかなるだろうとのことで、20分くらいエンジンを冷まして自分で帰ってこいとのこと。ボンネットをあけてみると、車の下から沢山ラジエーターの水が漏れていました。

結局途中また止まってエンジンを冷まし、家に着いたのは10時半でした。家路に着く前に学校でトイレに行っておいてよかった。それからヨガのクラスで使う毛布が沢山車にあったので、寒さもしのげました。車の中ではメディテーションをして時間を有効に使いました。

今日の朝、私の車は修理やさんに入りました。それで、デイブが数週間前に買った真っ赤なアウディA4を初めて運転することになりました。新車ではありませんが、ずいぶんローンを借りて買ったらしく、値段も教えてくれません。彼は私に車を貸すのがすごく嫌そうでした。でも色々私もすることがあるし、どうしても借りるしかないと分かったら、彼は2時間くらい絶句していました。駐車場では周りに車のない遠く離れたスペースに停めるようにと釘を刺されました。でも乗ってしまえばこっちのもの。ほっほっほ。運転心地はとてもいいけれど、ちょっとシートのすわり心地が今ひとつ。これ以上は前にいけないくらいの位置でやっとなんとかペダルに足が届きます。私は背は低いけれど、そんなに極端に低いわけでもないので、155センチ以下の女性にはあまりよくない車かも。同じドイツ製でも、私はゴルフは大好きだけど。

私の車は、ラジエーターが故障で、取り替えなければならないとのこと。今日注文したので、あしたにラジエーターが来ればあした直るとのこと。ヘッドガスケットでなくてよかったねといわれましたが、何がなんで、何でいいのか、さっぱり分かりません。あなたのような信頼の置けるメカニックがいてよかったわ、と心の中で思いました。

じゃあもしもあしたの午後までに直らなければ、子供たちのスイミング、トリントンまで田舎道を走って、私がアウディで連れて行くしかないわねというと、仕事を早引けして自分が連れて行くとデイブはいっていました。それならそれで、私は楽。ほっほ。

2008年11月12日水曜日

子供の畑

うちの子供たちは春から秋にかけて、仕事があります。私の野菜畑の一部を使って、野菜を育てるこことです。そしてできた野菜は、お母さんが買ってあげるのです。育てるといっても、春に耕すのと種をまくくらいで、後は時々雑草を抜いたりという程度で、種ももちろん私の種だし、なんやかんやと毎日世話をするのも私なのですけど。

昨日はこのシーズンの最後の収穫で、長ネギ5本と小さいキャベツが一つ、そして夏に収穫し忘れていたジャガイモを4つ見つけて、おしまいです。といっても、泥だらけになって収穫したのは私ですが。学校から帰ってきた子供たちに、マーケットプライスよりはちょっといいくらいの値段、2ポンド10ペンスを払って、今年稼いだお金を数えました。そしたら、畳半畳よりやや大きいくらいの土地で、16ポンド8ペンスの売り上げでした。今年はジャガイモの後に長ネギを植えるなど、二毛作もしたので、結構いいお金と思ったら、去年は30ポンド近くだったとのことでした。今年は天気が悪かったから、収穫が悪かったのか。それともお母さんがけちになって、本当に市場値しか払わなかったのかも。あんまり甘やかすのもよくないからね。

2008年11月11日火曜日

子供の性格分析

最近娘のチャーリー(8歳)となかなか仲良くやっています。今までのブログで10歳の息子のルイがよくでてきたので、ちょっとひいきにしてるように思われたかもしれませんが、そういうわけではないのですよ。でもルイは本当に優しくておっとりしていて、気分にむらが無く、いつでもニコニコしていて、母親の目から見ると、欠点が全然ありません。(まあ、ぐずぐずしているとか、人の話を聞いていないとかはありますが。)チャーリーはまったくルイとは違った性格です。彼女の中には力とエネルギーがみなぎっていて、「命の力」を人間化したような、すごくパワーのある性格なのです。とにかく赤ちゃんのときから好奇心が旺盛で、やりたいと思ったことは何があってもします。喜怒哀楽が激しくて、機嫌の悪いときは口も利いてくれないのに、元気になったとたんにまるで電気をつけたみたいに、周りにいる人まで楽しくなります。

ルイはおっとりとして乱暴なところが全然無いので、繊細なタイプのように思いますが、実はルイのような人は鈍感なのだと思います。だから腹の立つこともあまりないし、人のすることもいうことも気にならない。一方、パワフルなチャーリーは実はとてもセンシティブです。強そうにしていても、本当は周りにどう思われているかが気になるし、周りの状況にも敏感です。たとえば私とお父さんのデイブがちょっと皮肉なとげのある言葉を交わしたりすると、すぐに何かあったと察して、とても優等生的な態度をとります。一方ではルイが叱られていたりすると、何気なく優しく気遣ってあげたりしています。

そのチャーリーの敏感さに気付いて、彼女が機嫌の悪いときは、何か気になることがあったのだなあと思って、ちょっとべたべたしすぎるくらい甘やかしてあげるようになりました。そうしたら、なんだか、最近はとても母と娘の仲がよくなりました。結局は性格というのはもって生まれたもので、変わらないのだから、しょうがないと受け止めてあげるのがいいのでしょうね。

ルイとはいつもうまくいっているのですが、最近は大人っぽいことを言うようになって、会話をしていても楽しいし、ユーモアのセンスもついてきて、本当に面白いことを言うようになりました。少年たちの間の流行り言葉や、流行を教えてくれたり。このままの仲が続くと、トレンディーなお母さんになれるかな。

でもルイと結婚する人は、頭にくることも多いと思いますよ。新聞ばかり読んでるとか、人の話をまったく聞いていないとか、いくら言っても簡単なこと(歯磨きのチューブの下から使うとか)をしてくれないとか。まあ、これは世間の普通の男性と同じか。



これは3年位前の写真。つまりチャーリーの性格はこの写真のような性格なのです。風のせいでルイの髪の毛は立っていますが、最近は少年の間で長髪が流行っていてルイのかみも長めで、毎朝こんな感じです。でも面倒がりなので、毎朝いちいち言わないと、そのまま学校に行ってしまいます。将来の奥さんは、大変だと思います。

2008年11月10日月曜日

大雨の中、車に不思議な警告ライトが

土曜日から雨が降り始めました。日曜の朝は土砂降りで、午後は少しやんだものの、今日はまた朝から大雨です。うちのドライブと道路の間に川のように水があふれ、スクールバスに乗るのに困ったなあと思っていたら、運転手さんがわざわざ下りてきて、水の中をばしゃばしゃと歩いて、子供たちを一人ずつ抱えてバスに乗せてくれました。その後ヨガのクラスを教えるのに、歩けば10分のところを車で行きました。村の道も洪水で、道路の両側に川のように水が流れていた。

洪水だとか大風だとか雷だとか。こういうのはもちろん天災でとても困るのもなのですが、ほんのちょっとだけ(2パーセントくらい)わくわくするのはなぜでしょうね。それとも私だけでしょうか。

午後は雨の中を図書館に行きました。雨なので電話で返却日を延ばせばよかったのですが、小降りになったの出かけたら、街に着くころはまた大雨で、車から図書館までの100メートルの距離をぬれるのが嫌で、引き返そうかと言い出したら、チャーリーにガソリンがもったいないと叱られました。

行く途中、車のダッシュボードに見たことも無いライトが点滅し始めました。(一番左側の記号)オイルかと思い、そのままガソリンスタンドに直行し、オイルを入れたら点滅は終わったのですが、よく見てみると、オイルのライトではない。どうも温度計の記号のようです。いったいなんだったのでしょう。ちなみに車は、かなり古いフォルクスワーゲンのゴルフです。何かご存知の読者の方がいたら、教えてください。もしもオイル不足ではないとしたら、ディップスティックもチェックせず1リットル入れたけど、大丈夫かな。だって大雨の中での作業だったから・・・・・

時々アダルトエデュケーションとかで、「女性のための車メインテナンス」などというコースがあるのですが、つくづく、行っておくべきではないかと思い始めました。数ヶ月前デイブ(子供のお父さん)が何週間も出張中に車の調子が悪くなって、周りの男性に片っ端から色々聞いたことがありました。一人で車のボンネットを開けて中を見ていると、知らない人でも「どうしたの?」と立ち止まって、エンジンを見たがるんですよね。はじめは、か弱い女性が一人で困っているところを、ジェントルマンが助けを差し出してくれているのかと思いましたが、しばらくするうちに、男の人って、人の車のエンジンを見たくて見たくてしょうがないんだと気がつきました。そしてアドバイスをしたがる。そしてこのアドバイスが人によって皆違う。

この間はルイが図書館で車の仕組みの本を借りて熱心に読んでいました。その同じ本を子供の本のカタログで見たので、欲しいかと聞くと、もう全部分かったから大丈夫、とのこと。それを聞いて面白がったお父さんが、じゃあ、と(私には全然ちんぷんかんぷんな)テクニカルな質問をすると、すらすらと答えていました。エンジンのピストンの違いについての質問だったかな。今度困ったときは、ルイに聞いてみようかな。

2008年11月9日日曜日

合唱、ルイのお泊り、アドバントカレンダー






昨日はチャーリーが南デボンのエクセターの大聖堂で、学校の合唱団のコンサートでした。車でも1時間半くらいはかかるところを、学校の手配したコーチ(観光バス)で行ったので、往復4時間くらいかかりました。


イギリスの小学校は、日本と違って音楽教育は本当にいい加減です。彼らの学校でも週に一度申し訳程度に音楽の授業はあるのですが、賛美歌を歌う程度。楽譜も見たことが無いと思います。ロンドンにいると、クラッシックのコンサートはあちこちであるし、世界中から音楽を勉強に来る人がいるし、オーケストラも沢山あるし、ちょっと意外ですよね。幸いなことに、ルイが入学した年に、音楽に熱心な先生が転勤してきて、クラブは盛んで、そういうわけでチャーリーは縦笛と合唱団に入っています。


それが最近になって、政府が音楽教育に力を注ごうという気まぐれな方針を打ち出したようで、ここデボンにもお金が来て、この辺の小学校の合唱団がエクセター大聖堂でコンサートをする計画になったのです。昨日はこの辺の8校が集まったのですが、うちの学校の合唱団は声もとても大きくて、よく歌えていました。チャーリーはソロのパートがあり、病欠した人のパートまで回ってきて、2箇所、ソロを歌っていました。


そのビデオ、YouTubeに載せました。普通の読者の方は興味ないとは思いますが、ご興味ある方は見てやってください。



なんだか見ていて、私もまた歌いたくなりました。デボンに越してきた当時合唱団に入ったのですが、平均年齢が65歳くらいで、仕事が忙しいこともあり辞めました。また何か探そうかな。もっと若い合唱団、探せばあると思うのですが。


ルイは土曜日から友達クリス君の誕生日で、お泊りに行きました。ボーリングに行った後、サマーセット州の大きなカーニバルを雨の中、見に行ったそうです。


クリスとはおなかにいるときからの付き合いです。クリスのお母さんニッキーと私は、出産前のアンティネータルクラスで知り合いました。生まれてからも毎週のように集まり、たまたま幼稚園も小学校も同じで、今に至っています。お互いに他に友達も沢山いて、一時はそれほど親しくない時期もありましたが、今はまた一番の親友のようです。


クリスは一人っ子なので、ニッキーは割りとしょっちゅうルイを呼んでくれます。毎週水曜日、ラグビーの練習の前に、学校からルイをいえに連れて帰ってしばらくクリスと遊ばせてくれた後、ラグビーに連れて行ってくれます。お料理の好きな彼女は、ルイが好き嫌いなく何でもよく食べるので、気に入ってくれているようです。


ところでイギリスにはアドバントカレンダーというものがあります。厚さ1センチくらいの12月だけのカレンダーで、1から24まで番号の書いた窓があって、その中にチョコレートが入っています。これを12月になると、毎日クリスマスを指折り数えながら、この窓を開けていくというもの。もちろんチョコは食べます。


今から数週間前、チャーリーはペット屋さんで、ウサギとハムスターの写真のついたかわいいアドバントカレンダーを見つけ、今日お父さんと買いに行きました。家に帰ってよく見てみると、これは実は小動物用、つまりペットのウサギやハムスター用で、窓の中味はペットフードだと分かりました。For Small aminalsとのことで、うちの猫は小さいから食べれるとチャーリーは言いますが、猫とウサギでは食べるのもはずいぶん違うと思うのですが。

右がペット用、左が人間用です。(写真は下)
YouTubeの話の出たついでに。夏に撮った子供たちが相撲のコスチュームを着て相撲を撮っているビデオと、チャーリーの最近のバレエソロのビデオもありますので、興味のある人は見てください。相撲のほうはちょっと笑えるかな。

2008年11月7日金曜日

2段ベッドとプライマーク

うちの子供たちは2段ベッドに寝ているのですが、昨日は消灯時間の後、何時までもこそこそと話をしていました。彼らは実に仲がよく、こういうことはほぼ毎晩のことなのですが、昨日はなんだか声がこもっていて、どこで話しているのだろうと思っていました。私が11時過ぎに寝る前に、いつものようにチェックに行くと、なんと二人して下の段で頭と足を逆方向にして(英語ではヘッドアンドテールという)寝ていました。二人とも大きくて、ルイなんて私と同じくらいの背で、窮屈だろうに。こういう無邪気でかわいいのも、つかの間なのでしょうね。別の部屋にしてくれと言い出すのも、時間の問題だろうなあ。

今日ブーツを買いました。はじめに見た店で、Timberlandのとても素敵でかわいらしい膝丈のブーツが150ポンドから98ポンドに下がっていた。一気に好きになったのですが、でもそんなに高いブーツは買う予定はないし・・・でもはくだけはいてみようと、試着好きの私は履いて見ました。履き心地もとってもいいし・・・でも幸いなことに、鏡に映してみると、なんだかちょっとカジュアル過ぎて、ゴム長のように見えなくも無い。ああ、よかった。履き心地も最高、見た目もすばらしいだったら、どうしようと思った。

結局ASDAやセインズベリーを見た後、隣町のバーンスタプルまで行って、プライマークで偽スエードの膝丈ブーツを10ポンド(!)で買いました。せっかく遠くまで来たので、(本物の)スエードの手袋と大きなリュックサック、ルイのジーンズ、チャーリーの髪留めを買って、合計26ポンド。これだけ買ってこれとは、さすがプライマークは安い。でもいつもは靴下とかTシャツとかビーチサンダルとかもっと安いものしか買わないので、この店でこんなにお金を使ったのは初めて。

景気は悪いはずですが、街は混んでいました。レジでも並んだし。そういえば私のヨガのクラスもとっても盛況だし、今週行ったサルササイズ(サルサとエアロビックスを足したようなもの)も満員だった。モリソンズ(スーパー)も賑わってるし、私の周りでは、クレジットクランチの気配などありません。

2008年11月6日木曜日

フレンズとコース・イン・ミラクルズ

先日フレンズの最終回を放送をしたチャネルをまたつけてみると、一番最初に戻って、最初のエピソードからまた再放送していました。ああ、いけないと思いながらまた見てしまった。10年以上も経ってるのに、結構覚えていました。モニカはあまり変わりないけど、ジョーイーが無茶苦茶若くてかわいくて細くて、驚いた。大好きなキャラクターのフィービーは、最後のシリーズのほうが断然きれいです。ジェニファー・アニストンもあまり変わりなし。

でもまた見る習慣になってしまったら、人生の中の時間の大きな部分を無駄にしそうなので、誘惑と戦わなくては。

A Course In Miraclesという本、聞いたことあるでしょうか。60年代に書かれた本で、今のニューエイジの作家やレクチャラーで、この本の影響を受けなかった人は一人もいないと断言できる、重要な本なのですが、1000ページ以上もあって難解で、しかもちょっとやそっと出は手に入らないという、不思議な本です。これを昨年の秋にやっと手に入れて、毎日少しずつ読んでいたのですが、昨日やっと、Students' Workbookのセクションを読み終わった。確かにこの本を読んでいた一年で、ずいぶん世界観が変わりました。まあ、表面上はまったく相変わらずの私ですが。

2008年11月5日水曜日

アメリカの選挙

予想通り、オバマ氏が勝ちましたね。アメリカにとっても世界にとっても、歴史的な日です。たまたまニュースを着けたら、マケイン氏の敗北のスピーチを中継していて、これがとてもよかった。集まったサポーターの中には、彼がオバマ氏の勝利を祝うとブーイングをしている人も沢山いましたが、彼はこれを制し、これから自分は元ライバルで新大統領のオバマ氏をサポートするといっていました。彼の誠実そうな人柄が表れていて、じんとしました。
オバマ氏については保護貿易主義者だとの批判もあるようですし、経済や外交とどれをとっても難しい問題が多いので、シニカルな人は、大統領が変わったって問題は簡単には解決しないと言っています。確かにその意見には、うなづけるところも多い。世界経済も外交も、結局は政治家の力なんてほんとうに小さいと、個人的には思っています。でもアメリカの大統領というのは、人々の社会的、世界的意識のシンボルなのではないでしょうか。大統領の政策がどうのという細かいことではなく、(下院も上院もすでに民主党なのだから、政策が変わるとも、変わったとしてもその影響があるとも思えません。)大統領の世界をインスパイヤーする力が大切なように思えます。ちょうどネルソン・マンデラが南アの大統領になったときのように。マーティンー・ルーサー・キングも夢がかなったと喜んでいることでしょう。


ところで今日街で美容院に行くと、お客さんたちがこの選挙の話をしていました。「オバマ氏の顔を見ると、ついついサンダーバードを思い出すのよね。」とおばさんが言っていました。

2008年11月4日火曜日

野菜畑とフレンズ



昨日と今日は洗濯物を外に干せるくらいは天気がよかったので、久しぶりに庭に出て野菜をとりに行きました。6年位前から家庭菜園を始めたのですが、最初の数年はとにかく何でもいいから育てたいと、無計画に種を蒔いていました。でも最近は知恵がついてきて、なるべく長い期間にわたって収穫ができるようにと、冬野菜を多く育てるようになりました。本当は毎日とりにいって新鮮な野菜を食べたいのですが、何せ寒くて雨が多いので、天気がまずまずの日に数日分まとめて収穫してます。今日取れたのは大根、パースニップ、長ネギ、ブロッコリー、スイスチャード、それとなぜか季節外れのアーティチョークが取れました。パースニップとは右の写真の白いにんじんのような根菜で、ローストにするとちょっとサツマイモのような甘みのあるおいしい野菜です。スイスチャードはほうれん草のようなもので、これはあまり店では売っていないけれど、家庭菜園をする人は育てている人が多い野菜です。

晩御飯のおかずに、久しぶりに大根とわかめのお味噌汁を作りました。それとスイスチャードのおひたし。味噌はビデフォードの街のヘルスフードショップで買います。わかめは日本からの乾燥物。おひたしにはこれも日本からの鰹節をかけました。子供たちは結構日本食が好きなのですが、大根は苦手のようです。ルイは鰹節は大好きですが、チャーリーは嫌いみたい。

ここ数ヶ月、テレビの衛星中継で「フレンズ」が毎日2エピソードずつ再放送になっているのを知って、普段はテレビを見ない私が、毎日欠かさず見ていました、今から十数年昔、たまたまフレンズの初回の放送を見て一気にファンになって、それ以来毎週金曜の9時に何年も見ていたのですが、さすがに二人目の子供が生まれてからは、それどころではなくなりました。それで、ここに来て見逃したエピソードをまとめて毎日見ていたわけですが、今日は最終回だったんですよ。なんだかとっても淋しくなりました。胸にぽっかりと穴が開いた。ああ、あしたから楽しみが減るなあ。

今日はアメリカの大統領選挙ですね。なんとなくニュースを避けているのですが、バラク・オバマが大統領になることは、間違いないでしょうね。選挙の前って、その候補者のオーラというかカリスマで、オピニオンポールなんて見なくても分かると思いませんか。前のブッシュとケリーのときは分からなかったけど、まああれはどちらもオーラが弱かったから。テニスの決勝とかでも、試合の前になんとなくオーラでどちらが勝つか分かることが多い。つまりはオーラの濁りのない人、余計なややこしい物が無く、勝負にオーラが集中している人が勝ちます。でもサッカーとか人数の多い試合は分からないのは、いろんな人のバイブレーションが混ざっているからだと思う。

さて、選挙の結果はあしたにならないと分かりません。私は心情的にはオバマが勝てば、色々な意味で世界観が変わるのではないかと思っているけれど。でもどちらが勝っても、どちらも誠実そうな有能な指導者だし、世はすべてこともなし、と思っています。