2011年11月30日水曜日

EDIの研修

今日はEDIの研修に行かなければいけませんでした。週に2クラス地元の大きい短大で教えているので、その関係で召集されました。1時間分時給を払ってくれるとのことなんだけど、たった1時間の講習に往復40キロくらい運転していかなければいけないので、ガソリン代にもならないし、かなり不便です。

EDIと言うのはEquality, Diversity, Inclusionの略です。差別をなくしたり機会均等のための講習でした。

実はこの講習数年前も受けたのですよ。一度受ければいいはずなのだけど、短大がなんとその記録を失くしたので、また多数の講師が講習に呼ばれました。まあその時もなかなかいい講習だったので、話を聞くこと自体は嫌じゃなかったんですけどね。

講習の内容は前回と違った・・・と言うかもしかしたらすっかり忘れていたのかもしれません。とにかく短時間だったけど面白かったしためになったし、ジーンと来た話もありました。

イギリスでは差別に関しては厳しい法律があります。その法律で守られている項目は、だんだん増える傾向にあるのですが、今は次の9点だそうです。

人種
宗教
性別
年齢
性的嗜好(ゲイかストレートかバイセクシャルかなど)
性転換
母性、父性
既婚か未婚か
身体的精神的障害

まあ日本でも性別とか人種、身体的障害などについては、差別を無くそうと言う考えは浸透していると思うけど、性的嗜好とか性転換だとかはさすがに北西ヨーロッパは進んでるなあって言う感じがします。

イギリスでは1960年代(だったと思うけどもしかしたら間違ってたら失礼)に差別を違法とする法律ができたのだけど、それは会社などの団体は「差別をしてはいけない」というだけで、平等を推進するものではありませんでした。それが1993年にスティーブン・ローレンスと言う黒人の高校生が刺殺された事件がきっかけとなり、2001年に大きく法律が変わって、公的団体は「平等を推進しなければいけない。」に変わったのです。

私が教えている短大もその法律のおかげと言うかそのせいで、こうして今日のような研修をしています。イギリスって医療も大学も全部国営だし、日本に比べて公的団体で働く人はすごく多いんですよ。ここ北デボンでもいちばん大きい雇用者は国民健康サービス(NHS)、その次はこの私が給料を貰っている短大です。

それだけの人がみんなこうやってEDIの研修を受けているって、やっぱり徹底してると言うかすごいことだと思います。

私もちょっといやいやながら行った今日の講習でしたが、それにはこういった国を挙げての「差別をなくそう」というすごい理念のバックボーンがあるからなんでした。この事実に私はちょっと感動しました。

ところで上記のスティーブンロレンス事件は18年前の事件だと言うのに未だ犯人が有罪の判決を受けていず、今月新しい証拠が出てきたということで、また裁判が開始されました。この事件ってイギリスの社会や文化を大きく変える出来事だったので、また明日にでも改めて書きます。

ではこちらのボタンのワンクリック、よろしくお願いいたします。

人気ブログランキングへ

2011年11月29日火曜日

ルイのフィジオ

フィジオセラピーってわかりますか?日本語ではあまり通じないのかもしれません。リハビリというのかな。怪我や事故などで回復途上の人がセラピストについて運動したりマッサージを受けたりして回復を早めることです。たぶん腰痛などの慢性的なものもこのカテゴリーに入ります。整体などとの違いは、運動が主なところかな。

御存知のとおりルイは4週間前にひざを捻挫しました。それで初めの数日は安静で、その後松葉杖をついて学校に行っていました。2週間後にだんだんよくなってきた頃、学校でふざけていてまた痛め、学校から電話がありデイブが迎えに行きました。

その日にたまたま会った友人にその話をしてたら、プライベートのフィジオセラピストを紹介してくれました。翌日別の友人にも同じセラピストを紹介されたので、かなり評判がいいみたいです。1週間以内で予約が取れるとか。初診料は40ポンド、そのあとは35ポンド。安くはないけど、まあ目玉が飛び出るほどでもないし、仕方ないから連れて行こうと思っていました。

でもその日に一応国民医療サービス(NHS)の かかりつけのホームドクターに連れて行ったところ、NHSのフィジオを紹介してくれ、月曜に電話をかけて予約を取るように言われました。(この時点では木曜。)NHSのフィジオは無料です。無料で同じサービスが受けられるならそれはありがたいんだけど、NHSの欠点はウエイティングリストが長いこと。それでとりあえずNHSに電話をしてみて、もしも数週間待ちなら、プライベートでフィジオに行こうと思っていました。

するとその翌日の金曜に電話がなりました。ルイの中学の向かいの地区病院のフィジオ・デパートメントからで、月曜の午前8時半に予約が入ってますとのことでした。月曜に電話するつもりでいたんだけど、ホームドクターの先生が予約をしてくれていたのでした。

それでその月曜にデイブが連れて行きました。怪我をしてから、救急病院とホームドクターには行ったものの、スペシャリストに見てもらうのは初めてです。そうしたら経過は良好とのこと。この時点では 泳ぎもだいぶできるようになったし、松葉杖も取れたから、心配はそれほどしていなかったのですが、プロの意見を聞いてほっとしました。

2週間後の今日またアポがありました。経過をチェックして、問題なしとのことで、また新しい運動を教えられました。今度はゆっくりなら5分くらいジョギングしてみなさいとまで言われました。相当よくなっています。これは今日でフィジオは最後だろうなあと思っていたら、また2週間後にアポを取ってくれました。今度は治療室の隣にある専用のジムに入って、ジョギングマシーンなどを使うそうで、短パンとスニーカーを持ってくるように言われました。

これって全部無料なんですよ。NHSでフィジオが受けられることは知っていたけど、それは手術をしたりだとか交通事故にあったりとかに重症な人たちばかりだと思っていました。人の話ではNHSのフィジオは日常生活に不自由なくなるくらいまでは面倒見てくれるということだったので、 松葉杖が取れたらもう終わりだと思っていたんですが、スポーツセラピーのような感じで、かなり真剣に面倒を見てくれます。これってもしかしたら若い子供だから、余計にちゃんと世話してくれるのかなあ。スポーツ選手というのも関係あるのかもしれません。

NHSがありがたい話は何度か書きました。チャーリーのめがねも無料で毎年新しいのを作ってくれるし、子供達は医者にかかるのはもちろん(これは大人もただ)、薬も歯医者も眼科もめがねも歯の矯正までただでやってくれます。フィジオもこんなにちゃんと、しかもプライベートよりも早く面倒見てくれるんですね。

普段は税金が高くてヒーヒー言ってるけど、はっきり言って子供のいる人にはすごく得な社会システムになっています。そういうと子供のいない人は損みたいだけど、その人たちだって自分が子供の頃は同じ恩恵を受けていたのだから、家族単位ではなくその人個人のライフスパンで考えれば損得はないはず。(でも私のような外人は実は子供のときに恩恵を受けていないから、損ともいえるんですけどね。)

ではよろしければこちらのワンクリック、お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月28日月曜日

エクセターでの水泳の競技会

昨日は子供たちの水泳の競技会でエクセターに行っていました。水泳は競技数が多いので普通は数日に分けて行われるのだけど、これを1日で消化したので、朝の8時45分から夜8時くらいまで延々と行われました。ルイもチャーリーも6種目エントリーしたんだけど、ルイはまだひざが治っていないので自由形200メートルと背泳ぎ100メートル以外は棄権しました。チャーリーは朝から晩まで1日中泳いでました。

チャーリーはバタフライ100メートルで先月から5秒も自己記録を更新して、金メダルポジションだったと言うのに、スタート台で「用意 」から「ドン」の間でほんのちょっと動いてしまって、失格になってしまいました。

ルイは自由形はさすがに2秒もタイムが落ちたんだけど、背泳ぎはなぜか先月から1秒も自己新を更新。???ここ2週間ほど足を使わず腕の練習をしていたので、そのせいでよくなったのかも?自由形も飛び込むことすらできず水の中からのスタートだったんだけど、ここ3週間ほど足を使っていなくて、まだ完治していないことを思えば、よくがんばったほうです。4位だったし。

 家に着いたら9時を廻っていて、買って来たテークアウトを食べたらすぐに子供達はぐったりと寝ました。特にチャーリーはすごくお疲れ様でした。

私はといえば朝は6時半におきて、エクセターまでは車の後部座席でうとうとしていたし、プールについてからはたまにトイレに行ったり、子供達のところに行ったりするほかは、大体ずっと座っていました。それなのに競技会が終わる頃はもうぐったり。プールの空気が暑いこともあるし、騒音(PAの音とか声援とか)もあるし、応援疲れもあるにせよ、どうしてこんなにほとんど体を動かしていないのに疲れるんだろうと思っていました。(そういうわけで昨日はブログも更新せず寝ました。)

それではたと思いついたんですが、もしかしたら体を動かさないのってすごく疲れるんじゃないだろうか。私は普段の日はヨガを教えに行って、ランニングやヨガをして、仕事のない日は水泳や数キロウォークに行くし、家にいるときも大体家事をしていて、ガーデニングをすることも多いし、座ることってこうしてコンピューターに向かうときと食べるときくらいだし。普通に通勤して働いてる人に比べて特に運動量が多いとは思わないけど、それでもまあアクティブ な生活といえるほうなんでしょう。

それが1日中席に座ったままでほぼ動かず、車の運転すらしなかったら、無茶苦茶疲れるのかもしれません。

そういえば私って飛行機もすごく疲れるんですよ。普通に電車に乗るだけでも、ずっと座っていてもすごく疲れます。どうしてかなあって昔から思ってたんだけど、これも体を動かさないからなのかも。

昨日は早く寝てすごく久しぶりに8時間寝たというのに、朝もすごくしんどく、疲れがぜんぜん抜けていませんでした。 でも上に書いたようなことを思いついて、普通にヨガを教えて普通にヨガをして生活したら、なんとなく疲れが抜けてきた感じ。

まあ日曜に早起きしたっていうのもあるだろうし、生活のリズムって結構健康の秘訣かもしれませんね。

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月26日土曜日

見たいアニメ

我が家のルイは最近Ipodでナルトを見ています。日本に住む人なら知ってる人が多いと思いますが、少年ジャンプに連載されている(いた?)大人気の漫画です。読んだことないんだけど、忍者の話みたいです。

近所の図書館でどういうわけかこの漫画の英訳が何作が置いてあり興味を持ったようです。今日本語GCSEのために勉強してるんだけど、それもどうやら日本の漫画を読みたいかららしい。Ipodのなるとのアプは偶然見つけたみたいです。日本語のアニメと英語訳が全作見れるらしい。無料で。すごいですよ。

日本のアニメってこちらでも人気あります。ポケモンみたいに文句なく人気あるのもあるし、子供番組専用のチャンネルでやっているアニメもあります。それから宮崎駿は、誰でも知ってると言うわけではないけれど、映画好きの人は知っていると言う感じです。

私が子供の頃好きで、大人になってからもっと好きになって、本を読んでさらに好きになったムーミンも子供向けにやっていました。たぶん今もやってることでしょう。でも昔のアニメではなく、ちょっと垢抜けた感じになってます。たぶん日本でも作り直したんでしょうね。鉄腕アトムのように。

鉄腕アトムって言えばもう昔の巨匠アニメの大御所と言う感じですが、私は実はあまり見た記憶がありません。私は昭和40年生まれなんだけど、私がテレビでアニメを見る年頃には、もうアトムは終わっていた記憶があります。

昔やっていたアニメでもう一度見たいもののいちばんは、なんと言ってもダントツでリボンの騎士です。昔はすごい人気だったし、今でも名前は知ってる人が大半だと思うけど、アトムほどは有名ではないですよね。最後にテレビで見たのは10歳くらいだったかな。あれ以来再放送していないのかなあ。昔もカラーだったと思うんだけど、さすがに昔のままじゃ今の人はとっつきにくいだろうから、作り直してまたやってほしいです。できればDVD三枚セットくらいで。

それからムーミンも是非また全部見たいです。これはあの昔の絵がよかったんですよ。あのちょっと稚拙な感じの。だからあのままやって欲しいです。これだったらDVDで全作見ます。

記憶に新しいところではアルプスの少女ハイジとルパン3世も懐かしいですね。でもハイジは話が長いから、全部は見たくないなあ。そのちょっと後の時代では、宇宙戦艦ヤマトと銀河鉄道999も見たいものです。(ヤマトは最近映画になったらしいですね。ルイが飛行機で見てました。)

それからアニメではないんだけど、子供の頃ひょっこりひょうたん島を見た記憶がうっすらあります。たぶんその頃は幼すぎたので、内容はぜんぜん覚えていないので、見てみたいですね。だってあれはカルト的ですからね。それから同じような人形劇のシリーズで「猫じゃら市の11人」という番組を毎日見ていた記憶があります。黒い猫が主人公だったような。好きだった記憶があるので、見てみたいですね。

日本に住んでる方、何か情報がありましたら是非お教えください。

そしてさらにあつかましくお願いですが、こちらのワンクリックも是非よろしく。
人気ブログランキングへ

2011年11月25日金曜日

ジェリーが非肉体になりました。

昨日はグーグルの調子が悪くて更新できませんでした。ごめんなさい。

エイブラハムのチャネリングをしているエスターおばさんのだんなさんのジェリーが亡くなったとのことです。先週の金曜に亡くなったそうで、昨日の木曜日にエスターからメールが来ました。実はつい数週間前に来たメールで、ジェリーが白血病で化学治療を受けているとのことだったのです。しばらく前に蜘蛛にかまれ、その血液検査に行ったとき偶然わかったとか。正確な日にちはわかりませんが、その感じではそれはつい数ヶ月前と言う印象だったんですけどね。前回のメールでも、経過は良好と言うことだったので、急に亡くなったみたいです。長く病気に苦しまずに亡くなったのであれば、なんかあの人らしい感じがします。


エスターからのメールはこういう始まりでした。

Our sweet Jerry made his transition into Nonphysical last Friday. How sweet the Vortex is feeling to him today! (みんなの大好きなジェリーは金曜に非肉体になりました。今日渦巻きの中でどんなに気分がいいことでしょう!)

2度読みしないとわけがわからない書き方で、どきんとしました。

その後20行ほどエスターは書いていました。エイブラハムは常に死など存在しないといってきたこと。なのでジェリーは非肉体として存在し続けるであろうこと。これからも、具体的なやり方はわからないが、今までのエイブラハムのチャネリングを続けること。そしてそれには非肉体としてジェリーも力を貸してくれるだろうとのことでした。

それと同時に、「こんなに早く行ってしまって、むっちゃ頭にきている。」とも書いてありました。結婚するときに、年が離れているので、「悪いけどたぶん僕は先に死ぬよ。」とも言われていたそうです。

エイブラハムをチャネリングしている本人ですから、ジェリーが魂として生き続けることを信じているだろうけど、それと同時に最愛の人を亡くした寂しさ、悲しさも行間にたっぷり感じられました。

私もジェリーはよくビデオで見たし、本当に死んでしまったのかと思うと、ちょっと信じられないような、ショックな気分です。

エスターもすぐにではないにしろ、またエイブラハムの仕事を続けてくれることと思います。そしてエスターの言うように、これにはジェリーもスピリットとしてかかわってくるだろうし、それはそれで楽しみでもあります。

ジェリー、今までありがとう。これからはさらにいっそうあの世で活躍してくれるのと楽しみにしてるよ。

ではよろしければこちらのボタンのクリック、お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月22日火曜日

昔起こった今迄でいちばん不思議なこと

先日ちょっと書いた不思議なことの話です。

これが起こったのは1996年の11月の末か12月の頭でした。なので今からちょうど15年前になります。場所はロンドン。私と日本人の友達二人で食事をして一緒に映画を見ての帰りのことです。

たぶんピカデリーの駅から地下鉄に乗ったんだと思います。私の家まではほんの4駅。平日の10時半ごろで電車はちょっと混んでいました。私は座席の間につり革を持って立っていたのですが、駅で人がたくさん乗ってきて、さらに奥のほうに押し込まれました。

その時肩からかける縦横20センチくらいの箱型のかばんを持っていました。それを斜めにかけてかばん自体は体の前という、ロンドンすり対策の基本的な持ち方だったのですが、かばんのデザインがファスナーが前についているタイプでした。

それでその時ざざっと人にもまれた後、いつもやるようにかばんのファスナーをチェックすると・・・・・・

閉めたはずのファスナーがあいています。中に手を入れると・・・・・・・お財布がありません。

「やられた!!」と真っ先に頭に浮かびました。

この事件の半年ほど前にも実は地下鉄で財布をすられていたので、この時は次に頭に浮かんだのは、「絶対財布を取り戻す。」ということでした。

そしてその後頭に浮かんだのは、「でもどうやって??」

そうしたら私から2メートルくらい前に立っている黒人の男に気が付きました。彼を見るや、「あ、そうか、こいつが犯人やな。」と、すぐに頭に浮かびました。それであっという間に人を押し分けて彼の前まで移動して、

「私の財布盗んだでしょう。返しなさい。」

って言ったんです。今から思えばすごい勇気。だって間違ってるかもしれないし、彼が盗んだって言う根拠も全然ないし。それにもしも間違いだったら、「黒人だからって人種差別だ。」と言われるかもしれないし。でももちろんその時はぜんぜんそんなこと考え付きませんでした。

その人は当然、「なんだその言いがかりは!何も盗んでなんかいない!」というようなことを言いました。私も一瞬、あらそうなのかしらと思わないでもなかったんですが、また頭の中に「じゃあどこにあるの?」という質問が浮かんだとたんに、その人のズボンのうしろポケットに手を入れて、自分の財布を見つけました。

まあ本当ならここで警察に突き出したりするところですが、混んでる電車の周りの人はみんな知らん顔してるし、その人は次の駅で悪態をつきながら降りていきました。彼にしてもすごい不思議だったでしょうね。

私はその時は財布が戻ってきたし、自分がそんなに勇敢に悪者に挑んだので、かなり気分が高揚していましたが、周りからはそんな危ないことは2度としないようにと言われました。

あれから(こういうことは大体きっちりとした偶然が重なるものなので、おそらく 日付までぴったり)15年経ちますが、時間がたてば経つほど、あれは人生観を変えるすごい出来事だったなあと思います。私は今はこうしてエイブラハムの教えや引き寄せの法則を信じてるわけですが、それと言うのもこういう出来事があって、人間の可能性や能力って、普通の常識で考えられているようなしょぼい程度のものではないとわかったし、そして強く望むことは何でもかなえられるとも信じてるからです。

あの時頭に浮かんだ一連の考えは、何か大きい力と繋がって、そこから与えられた答えだったと思っています。まあ、それが白いひげの雲の上に座ってる怒りっぽいおじいさんだとは思わないですけどね。

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月21日月曜日

ニュースでヒュー・グラントを見る

今日お昼にたまたまテレビをつけたら、高等裁判所からの生中継で俳優のヒュー・グラントが証言をしてるのを放送いました。マスコミによる電話盗聴事件の事情徴収で、目撃者として自ら証言したようです。

ことの起こりは数年前あるティーンエージャーの女の子が誘拐され殺害された事件でした。彼女が行方不明になってから殺害されたとわかるまで数週間の時間があったのですが、今年の初めごろ(だったと思うけど もしかしたら去年だったかもしれない)彼女の携帯電話がある大衆紙によって盗聴(というかデジタルな情報すべてですね。)されていたということがわかり、大騒ぎになりました。

そうすると、そのほかにも政治家だとか有名人だとか、同じように盗聴されているんじゃないかといいだす人がたくさんでてきて、ますます大きい事件となり、その新聞は廃刊になりました。News of the worldといって、いちばんの発行部数を誇る大衆紙の日曜版でした。

今日はその裁判の当事者の証言で、ヒュー・グラントが出てきたわけです。

ヒュー・グラント、知ってますよね。イギリスではまず知らない人いないと思うんだけど、フォー・ウェディングス(For Weddeing and a Funeral)という映画で1990年代の半ばくらいにすごく有名になりました。他にはNottinng Hillだとかブリジット・ジョーンズの日記などが有名かな。1995年だったかな、ロスアンジェレスで娼婦を買って捕まったことでも有名になりました。イギリス人らしい、日本人に受けそうなルックスなので、きっと日本でも人気あったんじゃないのかな。


外見は昔よりはやっぱりふけて、ちょっとだけ太ったというか、恰幅がよくなった感じですが、まあやっぱりかっこいいですね。51歳ですって。うーん、51にしては無茶苦茶かっこいいといってもいいかな。話し方とか、まるで映画そのものです。あれって地でやってたのかっていう感じ。裁判所という場所なのにぜんぜん緊張した様子もなく、丁寧で礼儀正しい中にもむしろちょっとだけ態度が大きいような感じのところもあり、この辺はさすがに公の場で話すことに慣れてる人だなあという感じでした。

証言の内容は、昔家に泥棒が入ったことがあり、何も取られなかったのに翌日には大衆紙に家の間取りが載ってたとか、電話が盗聴されたのではないかとか、そういう話でした。

正直言って私を含めた普通の人間には、内容よりもヒューグラントが証言しているって言うことのほうが、話題でしたね。

裁判所に入るところの写真はこちらです。
いうまでもないですが・・・・・・右側がヒューグラントです。



ではよろしければ今日もこちらのワンクリック、お願いできると嬉しいです。
人気ブログランキングへ

2011年11月20日日曜日

庭のクリスマスツリー

うちの家の裏には2000坪くらいの野原があります。それがまあ庭ということになってるんですが、普通の意味での庭として使っているのはその10分の1くらいで、あとは年に数回草を刈るくらいでほとんど手を入れていません。家を買ったときはそれこそ荒れ野状態で、それでも初めの数年は手を入れる時間もお金も無くて、そのままでした。それに年々徐々に手を入れていって、今は何とか荒れ野をて手なずけてるという感じです。

それで先日その土地の周りをぐるっと囲っているヘッジ(生垣)の中に何かジャムにする木の実がないかと探していると、クリスマスツリーのもみの木みたいな枝が生えているのに気づきました。それでよくそのヘッジを見てみると、生い茂った生垣の中に数本もみの木が生えているようなんです。しかも一列にきちんと並んでいるようです。

もみの木はイギリスでは自然に生えてくるような木ではないので、この土地の前の持ち主が植えたに違いありません。

それにしても回りを高い木に覆われて、今までぜんぜん気がつきませんでした。こうして思い出すと、数年前この同じあたりでもみの木を発見して、それをクリスマスツリーにしたことがあったんですよ。でもその時は他にも同じような木があるなんて気づきませんでした。

それで昨日デイブが真っ赤になって必死になってその周りの木を切りました。生い茂った雑草や潅木をなぎ倒し、大きい木を何本も切ったんだけど、さすが本職というか、1時間くらいでもみの木が見えてきました。(あ、本職はきこりではありませんよ。)

私達がこの家に引越ししてから12年になろうとしています。その間ぜんぜん気づかずにずっと木に覆われていたんだけど、その割には枯れずにちゃんと成長しています。写真の真ん中のは、今年のクリスマスにも使えそうなくらい。他のは形が悪いので、この冬に手を入れたら、来年以降はちゃんと太陽を浴びて、立派なツリーに成長してくれるのではないかなあ。


ちょっと見えにくいですが、もみの木が6本1列に並んでいます。
デイブの切った木、これだけではなくバックにもよく見ると映ってるし、小枝等も山ほど切りました。

これは4年前に見つけた木です。子供達が小さくてかわいい!


しかしちょっと不思議と言えば、私は数年前、本気でこの土地でクリスマスツリーの苗木をたくさん植えて、クリスマスツリーファームにしようとしたことがあるんですよ。この広い土地が何もせず無駄になってるのももったいないし、それに家の庭で取れたツリーでクリスマスって素敵だなあと思って。

でもいろいろ調べた挙句、10年くらいで50万円にもならないということがわかって、あきらめました。それでも、商売ではなくても、そのうちクリスマスツリー植えたいなあって思ってたんです。

そうしたら思わぬところで願いがかないました。やっぱりこれって引き寄せの法則ですね。「こうなりたいなあ、こうしたいなあ。」と軽くわくわくと抵抗なく考えていたら かなうっていう例だと思ってます。

クリスマスまで後1ヶ月ちょっと。普通はこの季節ってもうすっかりクリスマスっぽくなっていて、私もクリスマスのプレゼントのショッピングがかなり終わってる頃なんだけど、今年はぜんぜんクリスマスっぽくありません。たぶんすごく温かいから。あとはまあルイの怪我で、それどころじゃなかったっていうのもあります。

でも隣町でも今日クリスマスライトが灯ったようです。イギリスはこれからクリスマスに向けてまっしぐらになります。

ではこちらのボタンのクリック、是非お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月19日土曜日

チャーリーのウォーク

今日はチャーリーは学校のイベントでビデフォードから学校までを海に沿って16キロほどきました。

5月にデボンの有名なエックスムーア(Exmoor)という荒野で、小学校6年生から中学生までが参加できるエックスムーア・チャレンジというイベントがあるのです。荒野の中を4人グループで地図とコンパスを頼りに16マイル(26キロ弱)歩くという催しです。今日のウォークはそのためのトレーニングでした。厳密に言うと学校から参加しているわけではないのですが、学校の地元のボランティアの夫婦がオーガナイズしてくれて、希望者だけが参加します。

いきなり参加しても26キロも歩けないですから、今のうちから徐々に練習が行われているわけです。

ルイのときも同じことがあったのですが、その時はとにかく水泳の大会と全部重なってぜんぜん練習できなかったので、ルイは参加しませんでした。チャーリーも実は本当に当日参加できるのかわからないし、それまでの練習もどれだけできるのかわかりません。

でもとりあえず今日のところは友達と一緒に参加したいということで、朝の7時半に起きて出かけました。 チャーリーもルイも家族で散歩に行くとなると、海辺でも川沿いでも無茶苦茶文句言ってぜんぜん行きたがらないんだけど、友達と行くとなるとぜんぜん違うようです。

リュックの中にはお弁当、非常用食料、水のほかに、帽子、手袋、マフラー、防水コート、防水ズボンを入れることとの指示でしたが、今日は朝から日が照って気温も下がらず、文句なしの散歩日和でした。集合場所に行くと、参加者は10人くらいでした。6年生は18人くらいなので、半分以上は参加です。

学校に着いたのは2時半でした。 歩き始めたのは9時だったので、5時間半です。途中トイレに止まったけれど、そのほかはほとんど休憩なしで、お弁当も歩きながら食べたそうです。それならそうとあらかじめ言ってくれないと。サンドイッチだったからよかったようなものの、パスタだったら食べれなかったですね。

チャーリーは次の練習は水泳の大会で参加できないことがもう決まっています。その後も一体何度参加できるのかなあ。今日みたいに天気や条件のいい日ばかりとは限らないし、きっと雨でも嵐でも決行だろうから、もしかしたら本人がもうやりたくないかもしれません。

3時ごろぐったりと疲れて帰ってきて、夕方はまた6時からライフセーバーのトレーニングでした。今日はもうスイムだけにして、ジムには入りたくないわといっていたのに、チャーリーとクラスメイトのマイルズは、最初のトレーニングはジムでランニングマシーンとウォーキングマシーンでした。

きっと今晩はぐっすり眠ってることでしょう。ルイも今日ライフセーバーのトレーニングに行きました。まだできないものもあるけど、クロールのバタ足はゆっくりならできるようです。あんなに大層な事故だったんだけど、やっぱり若いって回復が早いよね。素晴らしい。

料理ブログも更新しました。アップルケーキです。よろしかったらご覧ください。


ではよろしければこちらのリンクのクリックよろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月18日金曜日

お母さんってすごい

先週の水曜の話です。ルイは学校にスクールバスで行けるまでに回復しましたが、バス停までかばんを背負っていくのが重いので、もって行ってあげました。チャーリーは家の前のドライブで小学校のスクールバスに乗ります。バスの時間はルイより数分遅いだけなので、私とルイが家を出たすぐ後に一人で家を出て、ドライブの入り口まで歩いていくことになっていました。

私がルイにバイバイして家に戻ると、チャーリーは近所の子供達とバスを待っていました。その時にふとチャーリーの顔を見て???という感じがしました。疲れてるのかな。なんか変な表情だな・・・そんな感じ。でもそう思ったのはほんの一瞬で、近所のほかのお母さん達と話しているうちにバスが来て、私もそのことはすぐに忘れ去りました。

バスが行った後家に戻ると、台所の机の上にチャーリーの本が一冊置いてありました。学校のかばんから出して置いていったようです。

それを見てどうしてだかわからないんだけど、「チャーリーはIpodを学校に持っていった。」という直感がしました。

Ipodや任天堂DSなどはもちろんのこと、小学校なので携帯電話も持っていくことは禁止されています。それだけではなく、このIpodは誕生日に貰ったお金で買ったばっかりで、家の外に持ち出すときは、使わないときはお母さんかお父さんに渡すことと決めています。残念ながらイギリスは日本よりはこそ泥が多く、学校やプールの更衣室などに持っていったら、盗まれる可能性が大きいんです。

それでいつもチャーリーがIpodを置いている場所数箇所を見てみましたが見つかりません。もっていったって言う証拠もそう思う理由も無いんだけど、なぜかこのときはそうに違いないと確信しました。

それで大急ぎで車を発車させました。学校は車で行けば5分くらいだけど、バスで行くと他の生徒を拾っていくので15分から20分くらいかかります。 私が学校につくとバスはまだ来ていませんでした。車を止めてバスの発着場所に行くと同時にやってきました。そこからチャーリーは友達と一緒に降りてきました。それでその前に立って、「チャーリー、Ipod渡しなさい。」というと、何も言わず素直にかばんから出して手渡しました。よっぽど、「お母さんどうして・・・」と思ったことでしょう。

罰としてそれから1週間Ipodは取り上げの刑になりました。でも別にぜんぜん文句も言わず、処罰を厳粛に受け止めていました。

どうやらインパクトは大きかったみたいです。こっそり悪いことしても、お母さんにはわかるんだよって。

でもどうしてわかったのでしょうね?私にもぜんぜんわかりません。直感、第六感。ただバスを待ってるときのチャーリーの表情に?と思ったのと、なぜかテーブルの上においてあった本を見て、Ipodのことがわかったんです。不思議です。

でもそういえば、似た様な、でももっと不思議なことが15年前にあったんです。考えてみれば本当に月日もぴったりの15年前くらいです。その時も不思議だなあと思ったんだけど、今から思えばあれは人生に大インパクトを与えるくらいの不思議なことでした。でもその話を書くと長くなるので、また明日かあさって、近いうちに書きますね。

ところでIpodと言えば、ルイも先月誕生日のお金で買ったのですが、ルイのも数時間取り上げたことがあります。ルイの場合は、とにかく時間があればだらだらとIpodを見てるんです。ゲームは決められた時間しかしてはいけないと決めてるんだけど、ゲームをしてるわけでもなく、音楽を聴いたり、Facebookを見たり、新しいアプを探したり。それで話しかけてもろくに返事しないし、用事を頼んでも、宿題やピアノをしろと言っても、返事だけで何もしないし、お母さんが怒って取り上げて、そのまま夕方仕事に行ったことがありました。

その時もルイもほとんど抵抗しなかったので、本人も一日中だらだらIpod見てるのはあかんなあという自覚はあったのかもしれません。


ではよろしければこちらのボタンのクリック、お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月17日木曜日

日本語のGCSE

御存知のようにうちの子供たちは日本語があまりできません。赤ちゃんの頃に、病気させず怪我させず育てるだけで精一杯で、とてもバイリンガル教育どころではなかったんです。それでそのままルイが小学校3年生くらいまで来ましたが、ある日ルイが「僕一体何歳になったら日本語はなせるようになるの。」といったので反省し、それから1年半ほど毎日教科書を使って勉強しました。自分はハーフなので大人になったら勝手に話せるようになると思っていたみたいです。

その後日本に3夏続けて行ったので、家庭内のちょっとした会話くらいはできるようになりました。たぶん日本の学校に2ヶ月くらい放り込んだら普通に話せるようになるだろうなというくらいまでは上達しました。

それで何がきっかけだったか思い出せないのですが、先日ふと、ルイとチャーリーに日本語のGCSEを受けさせようと思い立ちました。

GCSEと言うのは昔はOレベルと言われてたのですが、中学校が終わる11年生のときに(16歳)受ける資格試験です。日本の場合は中学や高校を卒業すると、卒業証書がもらえて、それが学歴となるわけですが、イギリスではこの試験に通ることが卒業証書のようなものです。科目別に試験を受けて、英語、数学、科学は必修で、その他の科目もあわせて9つくらい受けます。

そのうちのひとつに日本語と言うものがあるんです。もちろん普通の学校では教えていないし、ルイの学校も教えてないのですが、基本的には学校でならっていなくても試験だけを受けることができます。(それが学校で受けれるか、ロンドンかどこかに行かないといけないのか、今問い合わせ中。)

内容と言えば、言葉のレベル的には割合簡単です。たぶんルイとチャーリーは今のレベルを少しがんばってブラシアップすれば、スピーキングとヒヤリングのほうは大丈夫だと思います。

でもそれだけじゃなくて、ライティングとリーディングの試験もあるんです。ライティングのほうは原稿用紙1枚分くらいの作文をしないといけないんじゃなかったかな。もちろん漢字も、たぶん300個くらいでいいと思うんだけど、覚えなければいけません。

うちの子供たちはぜんぜん読み書きができないんですよ。日本語って外国語として習うと、会話は割りと簡単なんですが、読み書きが難しい。まあ日本人でも高校生でも毎週漢字テストがあるくらいだから、やっぱり難しいんですね。(だってイギリスの高校生がスペリングテストなんてありえないから。)私が子供達に日本語を教えたのは、日本に行ったときのためもあるし、将来もしも日本語を勉強しようとか日本に住もうとか思ったときのために、基本だけでもと思ってはじめたのでした。

GCSEを取れば履歴書にも書けるっていうのも大きいんだけど、ルイは学校のフランス語があまり好きではないので、日本語GCSEを取ればフランス語のGCSEをしなくてもいいという魂胆もあるようです(外国語は必修ではないものの、何かひとつ外国語のGCSEがないと受け入れてくれない大学もあるとか)。中学からフランス語を始めたんだけど、日本語のほうが断然できるそうです。(といってもクラスでは上のほうなので、 週に3回フランス語の授業受けるよりも、家で大阪弁混合でお母さんと会話してるほうが上達するんですね、やっぱり。)

私としては実際に試験を受けることができる手はずを整えてから読み書きを教えるつもりで、来年から始めようと思っていたんですが、特にルイが無茶苦茶乗り気で、昨日と今日と忙しいのに無理やり教えさせられました。

そして驚いたことにはIpodで日本語勉強の無料アプがあるらしく、自分でダウンロードしてソファーに寝そべりながら勉強していました。

どうしてこんなにルイが勉強熱心かというと・・・・

ルイは実は日本のナルトとかの漫画が読みたくて仕方がないんです。日本の若者文化っていうのは実は今ルイくらいの年の子供達の間で、すごくクールなことなのです。漫画とかアニメとか任天堂のゲームとか、それから忍者がなぜか無茶苦茶人気があります。

それでナルトの漫画を学校に持っていって、友達の前で読みたいらしい。ルイちゃんって結構じつは、かっこつけやったんか。

まあ人間の勉強の意欲って、実は結構しょうもないというか、身近なありふれたところから来ることが多いですからね。私も洋楽が好きでベイシティーローラーズが好きで(恥ずかし!)、そのせいで一生懸命英語の勉強したんだから。別に海外留学だとか、国立外国語大学を目指して身を入れていたわけでは全然なかったのでした。

そういえばノルウェーに住む友人のハーフの息子さんもマンガが好きで、がんばって日本語を勉強していたそうです。今は日本に留学していますよ。さぞやいろんな漫画を入手できて、喜んでいることでしょう。

ルイちゃんもGCSE受かったら、いくらでも日本のマンガ買ってあげるからね。

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月15日火曜日

ルイのひざの経過

明日でルイがひざを怪我して2週間になります。経過は良好で、今は松葉杖を1本ついて学校に行ってますが、家では杖は要りません。スクールバスも乗れるようになったしシャワーも浴びれるようになりました。水泳も腕の練習だけ今週から始めました。でも体育はあと数週間できないとのこと。まあ運動は普通に歩けるようになるまでは無理ですね。

事の発端はラグビーの練習でした。シーズン最後の練習の最後の数分で、横からタックルされて痛めました。私が知らずに練習の終わる数分前に迎えに行くと、 すでに練習は事故の時点で終わっていて、ルイの友達が車に走りよって来て、「ルイが大変な怪我をした。」と教えてくれました。

後でルイの友達の話を総合すると、かなり大きい(というか目立つ)事故だったようで、ルイの友達の間では、「ルイはそれでも泣かなかった。勇気のあるルイ。」と株が上がったそうです。

クラブハウスに行くとまず先生が出てきて何度も何度も謝られました。なので一体何があったのかと心配しましたよ。先生に抱きかかえられて出てきたときは顔面蒼白で、「わー、これは折れてるなあ。」と思いました。

とりあえず家に連れて行って靴だけ脱がして、どろどろのラグビーのユニフォームのままソファーに横になってひざをアイシングし、ココアをつくって飲ませると、少なくもの中身は普通のルイちゃんに 戻りました。

私はその夜仕事だったので、お父さんを電話で呼び戻して救急病院に連れて行ってもらいました。レントゲンは撮らなかったんだけど、骨折ではなくてひざの捻挫とのことでした。翌週まで学校は休んで安静にし、痛み止めを飲んでアイシング等をしていれば、自然に治るでしょうとのこと。ほっ。でも完治まで4-6週間って、これ骨折と同じくらいかかるよね。

運動はだめですが、水泳はすぐにでもはじめてもいいとのことでした。でもルイたちの水泳って、水中療法なんていうレベルの話ではないんだけど、本当にいいのかなあ。

事故を知って、私の頭には真っ先に水泳の大会のことや、州大会の資格タイムのことなどが浮かびました。ラグビーの先生(体育の先生)からも翌日また電話があり、「水泳の大会の支障にならなければいいのだけど。」とまた謝られました。水泳はシーズンオフがないからいつも大会があるし、実際もう2週間で二つも大会を逃してるんですよ。今月末に大きいのがあるので、それまでに普通に泳げるようになって欲しいんだけど。

でもこんなことはルイはぜんぜん心配してないようです 。事故の起きた直後だけ真っ青になっていましたが、家でココアを飲んでからはもう一度も不平も不満も言わないどころか、痛いとも言わないし、水泳のことも心配してないようだし、毎日具合を聞くと、「うん、よくなってる。」と毎日元気に答えてくれます。

チャーリーはルイよりも水泳に関して真剣に闘志を燃やしていますから、もしも彼女がこういうことになったとしたら、泳げないことが悔しくて悔しくて、フラストレーションがたまると思うんだけどなあ。ルイはぜんぜんそんな感じはありません。チャーリーがクラブチャンピオンシップで自己新をがんがん出して泳いでるときも、「僕今日は家でピアノ弾いてるわ。 」と1日中楽しそうにピアノを練習していました。

事故があった直後は私はこのことはブログにも書かなかったし、フェイスブックやツイターにも書きませんでした。私自身が心配していたので、そのことを話題にして引き寄せたくもなかったんですよ。でも今はほとんど心配していないので、こうして楽観的に経過を書いています。

ルイがこんなに順調に治ってるのも、引き寄せの法則で、起こってしまったことをぶつぶつ言わず、「きっとすぐ治るさ」と、楽観しているからかなあ。 自分の子供ながら、本当にルイみたいな性格の人って、人生トントンとうまくいくだろうなあという気がします。もしかしてこの子って器が大きいというか、大物になるんちゃうかなあ。

11月末の大会までによくなるような気がするんだけど、まあ間に合わなくてもしょうがないですね。こういう物は時間はかかるだけかかるんだから。わたしもルイに見習って、「何とかなるさ、ケセラセラ、ルルルン」 という感じでやっていきたいと思います。

ほんと前も書いたけど、ルイみたいな性格になりたいものです。 性格って遺伝じゃないみたいですね。

ではルイの完治を祈って、こちらのボタンのクリックをしていただけると嬉しいです。↓
人気ブログランキングへ

2011年11月14日月曜日

Ford Farm Pantry

9月に作ったスロー・ウオッカの味見をして見ました。お酒をストレートでちょっと飲んで、スローの実も食べてみました。

わー。これは絶品。すごくおいしいです。色は赤ワインをちょっと薄くして紫にしたようなきれいな色で、味は梅酒を強くしたような味です。スローの実も梅酒の梅のような味でした。冷凍庫にまだスローの実が残っているので、これを全部ウォッカ漬けにするぞと決めました。
漬けた日


今はこんなに赤くおいしくなりました。砂糖も無事全部溶けました。


そういえばCooking Wikiと言うウェブサイトに、スローの実はUMEBOSHIの代用にもなると書いてありました。ということは日本から紫蘇の種を持ってきて育てたら、梅干が作れるってことかな。これをロンドンなどの日本人の多いところに持って行って売ったら・・・・・なんてことまで考えちゃいました。

今年はりんごが豊作って何度も書いたけど、考えたらりんごだけじゃなくていろいろな秋の実が豊作だったようです。そういうわけで今年の秋は本当に山ほどいろんなものを作りました。 ジャムだとか漬物だとかお酒だとか、要するに保存食です。

イギリスの昔ながらのカントリーキッチンにはパントリーというものがあり 、そこにこういった保存食や乾物をおくようになっています。秋にそのパントリーがいっぱいになるように主婦があれこれ作るというのが、冷凍庫がなかった昔の伝統だったようです。とはいえうちにはパントリーはないので、相当置く場所に困っています。今はまだ台所の棚にずらっと並べていますが、そろそろどこかにきちんと片付けなければいけません。

普通の年もジャムを2-3種類作ったり、ピクルスをつけたりするんですが、今年はなぜかジャム作り,ジェリー作りに目覚めてしまったので、すごい量を作りました。

ダムソン・ジャム
スロー・ウオッカ
スロー・ウィスキー
アップル・ミント・ジェリー
アップル・ローズマリー・ジェリー
アップル・ブラックベリー・ジェリー
アップル・ブラックベリー・チーズ
アップル・チリ・ジェリー
アップル・チリ・チーズ
アップル・ジェリー
無花果のシロップ漬け
アップル・スロー・ジェリー
アップル・ピクルス
スロー・チャツネ
アップル・ローズヒップ・ジェリー
ホーソーン・ジェリー
ヘッジ・ジェリー
ないものもあるけど、1種類ずつ集めてみました。

わー、ようつくったなあ。しかも作るとなると一瓶ということはなく、一度に2-3瓶はできるし、一度でなく2回作ったものもあるし、我ながら相当な量を作ったものです。しかもこの保存食の保存料はなんだと思いますか?

そうです。天然の保存料、砂糖です。 きっと15-20キロくらいの砂糖を使ったと思いますよ。

あまりにたくさん作ったので10瓶くらい売ったのですが、それでその砂糖代と調理器の電気代くらいはカバー できてるでしょうか。

物によっては家族で全部消費するであろう物もあるけれど(ウォッカとか。たぶん売ることは禁止されてます。)、そもそもうちはそれほどジャムやジェリーを食べないので、売れるものは売って、人にもたくさんあげることになると思います。

売るといえば、今年は初めてりんごも50個くらいだけど売ったし、 ジャムなども10瓶くらい売ったし、初めて農業収入を得ました。えへん。

私はアロマセラピーのオイルを販売するサイドビジネスをしているし、ヨガのマットを売ったりということもしていたので、物を売ること自体は珍しいことではないんですが、こうやって自分が育てたり作ったものを誰かが買ってくれてそれを食べてくれると言うのは、また格別な感慨です。嬉しいけどそれだけじゃなくて、責任もあるし、おいしいって言って貰えれば、すごく誇らしいし。

そうそう、料理といえばこちらのレシピブログも更新しました。今回は普通の食べ物、キッシュです。こちらも作ってみましたというコメントいただくとすごく嬉しいですね。やっぱりお腹というのは、何か特別なものです。

ではこちらのリンクのクリック、よろしくお願いしたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月13日日曜日

読書感想 You Can Create an Exceptional Life

この本はLouise HayとCheryl Richardsonと言う二人のニューエイジの作家がコラボしたものです。ルイーズヘイは私はニューエージの母と読んでるんですが、70年代にYou Can Heal Your Lifeと言う本を出してこれが世界中で読まれ、この世界ではすごく影響力のある人です。Cheryl Richardsonのほうは私は知らないのですが、何冊か似たようなテーマの本を書いてベストセラーになっています。ルイーズは今85歳。シェリルは50代なので、彼女自身もルイーズの本に影響を受けて育った人です。なのでコラボと言っても、シェリルがルイーズにインタビューした話をまとめた本です。

ルイーズヘイの経歴については彼女自身が書いているし、よく知られているという前提で、改めて詳しくインタビューされています。貧しいシングルマザーに育てられ子供のときに 義理の父親にレイプされ、15歳で家を飛び出し、妊娠出産し、子供を里子に出したこと。その後はモデルとして活躍し幸福な結婚をするが、ある日夫に離婚を言い渡されること。その後ニューエージの本を出版するが、乳がんを宣告され、それを何の治療もせずに治したこと。そうして今に至るまでの話です。

ルイーズの考えは、あらゆる病気や困難は、結局は自分を好きになれないこと、自分を愛せないことから由来するというものです。だから自分を愛しましょう・・・・と言うのは容易いけど、そのためのいろんな提案やらアドバイスがあります。

たとえば、自分をけなすようなことを言わないこと。「私は太りやすいから。」「私は頭が悪いから」「どうせがんばったって誰も俺なんて認めてくれるわけがない。」

物事を悪いほうに取らない。嫌なことを言われても、「もしかしたら私が悪く取りすぎかな?」とか、失敗しても「たまには失敗くらい誰でもあるよ。」とか、少しでもいい風に考えること。

そんな基本的な習慣から始まって、アファメーションと言って 、自分がこうなって欲しいと思うことを何度も何度も唱えるテクニックの紹介がされ、アファメーションの例も最後に載せてあります。たとえば、

I love my body, my body loves me.

Everthing I do brings joy.

Only good experience lies ahead of me.

My income is constantly increasing

など。


まあ書いてあることは目新しいことではなく、ルイーズの本を他に読んだ人にとっては、驚くような本ではありません。でもいちばん興味があって、すごいなあと思ったのは、今85歳のルイーズの日常です。70年代に書いた本のその通りの生き方を自分が率先して守り、今も自分の経営する出版社で毎日働き、本やDVDを出して一線で活躍しています。写真も元気そうだけど、じつはこの間たまたまFacebookで彼女の85歳の誕生日パーティーの写真も載っていたんだけど、本当に若々しくて元気で、やっぱり年相応にきれいなんですよ。

ところで彼女って「エイブラハムの教え」の出版者なんですが、彼女の書いていることも結局突き詰めるとエイブラハムの言っていることと同じなんです。

「思考が現実を引き寄せる。だから常にできる限り、物事をいい風に考えられるようにしなさい。できる限りポジティブで、幸せでいなさい。できる限り悪いことを忘れなさい。」

そのうち日本で翻訳されると思いますが、簡単な英語でしたので、英語で読める人は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ところで85歳と言えば、あの物議をかもしてる巨人のナベツネも85歳らしいです。あのワンマンさ、ちょっと頭おかしいんちゃうのという気もしますが、まあ85であれだけ世間を騒がせる力があるって言うのもなかなかすごいことかもしれません。

ではよろしければこちらのワンクリック、お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月12日土曜日

秋の日のアリーナリーグ

今日は水泳のアリーナ・リーグの第2回戦でした。ミルフィールドという車で2時間くらい行った土地にある超金持ちの私立学校の50メートルプールで行われました。

この学校には夏にイギリス西部地区の大会に何日か通ったときに知り合いになった日本人女性の 息子さん達が通っているのですが、その彼女に今日会えるかなあと思っていたらたまたまプールの前でばったり会えて、久しぶりにお話できました。

彼女と私は子供が水泳をやっているという以外つながりはないし、距離的にも200キロくらい離れてるんですが、子供達が水泳でイギリス中あちこち行ってくれるので、年に何回かは会えそうです。この間も州対抗全国大会でシェフィールに行ったときに会えるかと思ったんだけど、その時はシェフィールド中のホテルが満室で、彼女は観戦に来れなくて会えませんでした。ほんと、人間の縁ってどんなところにあるかわかりませんね。

さて今日のクラブ対抗の試合なんですが、ルイは泳げませんでした。というのは10日前学校のラグビークラブでひざを捻挫して、今松葉杖を付いてるんです。事故の直後はクラブハウスから出てきたときは蒼白で、骨折かとあわてて救急病院に行きました。でもレントゲンも撮ってくれなくて、4-6週間で完治すると言われました。

その後4日間(ソファーに足を上げて)寝たきりだったのですが、今は松葉杖ですごい速さで飛ぶように歩いてます。水泳も先週から少しずつ始めています。たぶん来週の今頃はかなりよくなってるでしょう。

チャーリーはリレー2種目とバタフライ50メートルに出ました。バタフライは個人新記録で1位でしたが、リレーは5位と6位だったかな。まあしょうがないですね。

ルイのリレーチームはルイなしで、年下のメンバーが泳いで2位と3位でした。ルイがいたら絶対1位になっていたのに。残念。また12月10日に最終回戦があるので、今度こそ。

行きも帰りもチャーターしたバスで行きました。行きは天気がよくてすごく景色がきれいでした。いつもと同じ景色と言えばそうなんだけど、今日はすべてのものがいつも以上にきれいに見えました。秋の美しい日ってイギリスでは珍しいんですよ。

その時に気づいたのですが、道路沿いのヘッジ(生垣)の中にりんごの木がたわわに実を実らせているのをたくさん見ました。何本も並んでいるわけではなく、たまにぽつぽつと見るのですが、バスから見てたくさんなってるなあと気づいただけで30.本くらいはありました。気づかなかったものや、もう実が落ちてしまったもの、取られてしまったものを入れたら100本も200本も生えていたに違いありません。

りんごって野生に勝手に生えてくるようなものではないし、 どうして生垣の中に野生の植物に混じって生えてるんだろう。誰かが植えたとも思えないし。

それで思いついたんだけど、もしかして捨てられたりんごの芯から育ったのかも?イギリスってりんごを皮のままスナックやおやつ代わりによく食べるんだけど、それを食べたあとヘッジの中などに放るというのはよくあることなんです。そうやると野生の鳥達の餌になると、わざとそうする人もいます。
そうなのかな。もしもそうなら、なんとなく楽しいですね。

もっとも私は、「ああ、あのりんご取りに行きたいなあ。」とバスの車窓から物欲しそうに見ていましたが。

ではこちらのリンクのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月11日金曜日

イギリスの食品の値段

先日日英の料理の仕方の違いを書いたところ、あくあさんとのコメント欄でのやり取りでお米の値段の話になりました。

あくあさんの買っているお米は玄米で10キロ6800円なんですって。それよりも安いものも高いものもあるのかもしれませんが、平均としては5000円以上8000円以下っていう感じなんでしょうか。それで私が書いたのですが、イギリスではお米は安い食べ物として認識されていて、安い物は1キロ40ペンスくらいで売ってます。産地とかお米の種類とかで値段が違うのですが、ごく普通の我が家が食べるようなお米は、高くても1キロ80ペンスくらいで売ってます。それで保守的に見て、1キロ1ポンドとしても10キロ10ポンド。これまた保守的に1ポンド150円で計算しても、1500円になります。日本の3分の1から5分の1くらいの値段ですね。

お米の値段については関税だとか政策だとかいろいろあると思いますが、その他の食べ物を取っても、やっぱりイギリスのほうがかなり安い気がします。

それで昨日スーパーに行って買物してきたときのレシートから、よく食べるものの例を挙げてみます。 私は賢い主婦なので、特価になっているものを中心に買いますから、その分は安いですが、まあ日本人でも主婦の方は同じようにしていると思うので、レシートからそのまま値段を載せます。

牛乳 2.2リットル 1ポンド(以下全部単位はポンド)
トマト缶(450グラム) 0.31
朝食シリアル 500グラム 1.29
小麦粉 1.5キロ 0.52
パスタ1キロ 1.14
パン 800グラム 1.00
卵18個 1.50
 豚肩肉 400グラム 2.50
冷凍むきえび (キングプローン)200グラム 2.24
豚ミンチ 500グラム 1.99
子羊肩肉 1キロ 4.50
カレー粉 80グラム 1.38
レタス 0.85
バター250グラム 1.10
モヤシ 一袋 0.50
チェダーチーズ400グラム 1.74
プチトマト400グラム 1.19
ハム100グラム 0.98
みかん(6個) 1.00
バナナ8本 1.29
柿(大) 1個 0.50
パイナップル 1.00
しょうが 80グラム 0.17
セロリ 0.83
カリフラワー 0.84
ジャガイモ5キロ 1.94

円高は進んでいますが、ややこしいので1ポンド150円でざっと考えると、大まかに言って以下のような感じになります。(量もわかりやすいようにちょっと変えます)

牛乳 1リットル 70円
パン 1斤(400グラム) 75円
小麦粉 1キロ 50円
パスタ 1キロ 170円
 卵 10個 120円
朝食シリアル 500グラム 180円
チーズ 200グラム 130円


カレー粉 200円
トマト缶 50円

レタス 100円
みかん(6個) 150円
柿 75円
パイナップル 150円
バナナ 8本 180円
カリフラワー 130円
ジャガイモ 5キロ 300円(1キロ単位で買うともっと高い)

豚肉 100グラム 85円
豚ミンチ 100グラム 60円
えび冷凍 330円

こうしてみるとやっぱりイギリスのほうがぜんぜん安いですね。まあ3年ほど前にぐっとポンド安になったせいもあるんですが、昔の1ポンド200円で考えても、牛乳もパンも100円くらい、バナナ250円、パイナップル200円、 レタス120円、えび440円です。

日本に行ったときは野菜や果物は高いなあって思いましたね。もちろんパンも牛乳も。比較して安いのはやっぱり海産物でした。まあお値段も安いと思ったけど、とにかくバラエティーが日本はいろいろあるからね。

ちなみに食品でないものを拾うと
トイレットペーパー4ロール 1.69 (250円)
キッチンペーパー2ロール 1.69
これは日本よりは高いのかな。きっと格段に安いってことはないんじゃないかな。

イギリスって何でも日本よりやすいわけでは全然ないんですよ。外食だとか交通費だとかホテル料金だけとか、サービス業が高いです。家賃もガソリンもすごく高いです。まあここであまり詳しく分析することもないですが、とにかく今日のところは、食料品はイギリスのほうが安いと言うお話でした。

もしもTPPに賛成派なら、この私のブログのリンクをふれまわりましょう。(あ、決してその目的で書いたわけではないですが。)

では寒くなってきましたが、こちらのクリックもよろしく
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

人気ブログランキングへ

2011年11月10日木曜日

ジャパニーズイングリッシュ

重箱の隅をつつくような英語の話、リクエストもありましたので、また書いてみます。今日はジャパニーズイングリッシュの話です。


まずは有名なところでは、naive(ナイーブ),sabotage(サボタージ)。前者は「物を知らない、無知な。」というどちらかと言うと悪い意味です。後者は「邪魔をしてだめにする。」という意味。Moodyというのも日本語ではムードがあるという意味ですが、英語では「お天気屋、機嫌が悪い。」という悪い意味です。

いきなりですが、日本語でコンドームのことをスキンといいますが、これは英語では通用しません。ちゃんとCondomsといいます。似たような話題で行くと、ヘルスと言うのは英語ではエッチな意味はぜんぜんありません。健康と言う意味だけです。でもアダルトと言うのは英語でもポルノと言う意味で使われます。

日本語では遠足に行くことをピクニックといいますが、遠足は英語ではExcursion.Picnicと言うのは戸外でご飯を食べることです。感じとして は草の上に毛布を敷いてそこに座ったりと、緑に囲まれてというイメージです。だから街でレストランの路上に出してあるテーブルで食べるのはピクニックとは いいません。
ハイキングと言う言葉も日本語ではピクニックのような感じで使われますが、英語の場合はHikeの進行形。Hikeと言うのは坂を登ったりして遠くまでしんどい目をして歩くという意味合いですから、Hikikgと言うのも平地を歩くと言うよりは、登山など、かなり険しいところを本格的に歩くイメージです。

日本語でパントマイムと言うのは英語ではMiming.Pantomaimeと言うのは、少なくともイギリスではぜんぜん違う意味があるんですよ。略してPantoなんですが、クリスマス前に行われる劇のことです。大体テーマは白雪姫とかロビンフッドとかよく知られてる話で、主役の男女が入れ替わってする喜劇のです。

私が子供のころの憧れの職業だったスチュワーデスstewardessは、言葉としては存在しますが、普通はFlight Attendantか、Air hostessといいます。もしかしたら古い言葉なのかなあ。

それからこれは最近ネットで読んでそういえばと思ったのですが、日本語で言うホームページって、その団体が運営しているウェブサイトのことを指しますが、英語でHomepageと言うと、その会社のサイトの中の一番初めの紹介や目次が載っているページのことです。

ぜんぜんまとまっていませんが、思いつくままに書いてみました。参考になるかな。ちなみにこれはイギリス英語だけの話ですので、もしかしたらアメリカではまた違うかもしれませんのであしからず。

じゃあ、もしもよかったらこちらのボタンのワンクリック、お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月8日火曜日

日英料理の違い

最近ちょっと料理に凝っています。と言うか、正確に言うと、ご飯を作ることではなく、ジェリーやケーキやデザートに凝ってます。それでちょっと気になったことがいくつかあるので、書いてみます。

日本ではよく聞くことですが、イギリスってあくをとるっていうことをしません。 でもこうして考えてみると、日本で料理をしていた頃も、別にあくを取った記憶がありません。というか正確には、あくを取るってなんとなく理解してるけど、一体あくって何なのかよく知りませんでした。


それでYahoo Japanで調べてみたらこんな記事がありました。

『山菜などの灰汁(あく)と料理の灰汁はレベルが違うと思います。

栽培品種の野菜は品種改良でえぐみが少なく、食べやすい物ばかりです。その肉じゃがもアクをとらなくてもそんなにまずく感じないと思います。肉から出るあくは見た目が汚いのでとったほうが良いと思いますけど。

料理のアクは旨みでもあるのであまり取りすぎると、味気ない物になってしまいます。
ごぼうなどあまり水でさらすと栄養も香りもとんでまずくなってしまいます。

うちでは豚汁にごぼうのささがきを入れる時は皮を洗ってそのまま入れています。香りがあってコクがでて美味しいと思います。臭みも消してくれます。

山菜はアク抜きしないと食べれないですけど。

料理だと習慣でやっている事ですが、必要ないものもあると思います』


ですって。
イギリスではぜんぜんあく取りなんてないし、気にしないんでしょうね。


肉じゃがの場合は「見かけが」ということですが、ジェリーを作るときも上に泡がわくので、きれいに作りたいときはこれをスプーンですくうんですが、あるレシピにはわざわざ「でもこれはただの泡なので食べられます。」と書いてありました。

他でいちばん気になるのはジャガイモです。日本では芽が出ると毒だからといって捨てたりしますよね。イギリスでは別にそういう話は聞きません。でもじゃがいもを光の当たるところにおいておくと緑がかってくるんですが、緑のジャガイモというのは毒だ毒だといって、その緑の部分は絶対食べません。


イギリスはジャガイモが主食の国だから、私もこれはイギリス流にやってます。


ご飯に関しては、お米の焚き方がぜんぜん違います。大半のイギリス人はパスタをゆでる同じ方法でお米を焚きます。つまり大量の熱湯にお米を入れて、そこに塩も入れて、20分位してふにゃふにゃになったころに、これをザルで濾して出来上がり。

そしてこれは100パーセント自信があるわけではないんですが、きっと お米を洗わないと思います。日本では研がなくてもいいお米が今は売ってるそうですが、イギリスのお米はそうではありません。むしろ日本のようにきちんと精米されていないから、私がご飯を炊くときはぬかが多くて何度も何度も洗わないとおいしく焚けません。そういうお米を洗わないでパスタのように茹でて食べているようです。


もちろん私は日本風に焚いていますが。


しかも都市伝説で、「ライスは表面面積が多いから、炊いたら当日に食べないとすぐに腐る。」ともっともらしくいわれています。もっともこちらは、料理の本には「冷蔵庫で1週間は持ちます。」と書いてありました。

それからこれは昔大学生の時にホームステイをしてその時に驚いたのですが、こちらの人はブドウの皮を捨てません。そのまま皮ごと食べます。それで私もすぐにそれになれて、どんなブドウでも皮ごと食べるし、考えてみるとここ25年くらいブドウの皮を吐き出したことがないです。これって初めは驚くけど、慣れやすいことなのかな。

当然うちの子供たちも皮ごと食べますが、日本に行ったとき彼らが巨峰やデラウエアを皮ごと食べていたら、 それを見ていた妹も初めはちょっと驚いたようでしたが、すぐにまねしていました。ジャガイモでもりんごでも、皮だとか皮のすぐ下がいちばん栄養あるっていうじゃないですか。きっとブドウもそうだと思いますよ。


ではよろしければこちらのボタンのクリック、是非是非お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月7日月曜日

家の中の虫

もう11月だというのに昨日とおとといの週末はとってもいい天気で、気温も昼間は結構上がりました。それで驚いたことに家の中にハエが入ってきました。

この辺は田舎ですからハエがたくさんいてもおかしくないんですが、夏でも気温があまりあがらないので、それほど気になりません。暑い日が続くと何匹か飛んできて、鬱陶しいというくらいです。もちろんハエは嫌いですが、ハエがいるということは温かいということなので、初夏に初めてハエを家の中で見ると、「あら、ハエだ。そろそろ夏だなあ。」と感じるほどです。

だから11月にハエがいるなんて初めてのことです。でも大きくてぶんぶん飛んでうるさいのでハエ叩きの 刑に処そうかと思ったのですが、情けをかけて窓から逃がしてあげました。でも外に行ったら夜は寒いので、すぐに死んじゃうんだろうけどね。

考えてみればハエに限らず、虫って結構家の中にいませんか?これはうちが田舎だからで、都会だとそうでもない・・・・ってこともないと思うんですよ。

うちで言えばショウジョウバエみたいなのはよく見るし、菜園と果樹園をしているので、果物や野菜についてくる虫もいます。夏には上記のハエの他に、蜂も飛んできます。初めは怖かったけど、今は結構なれました。ナメクジもごくたまにトイレ付近で見ます。

そうそう、うちは猫のペパーちゃんがいるので、蚤の薬はつけていますが、 ごくたまに蚤もいます。

いちばん多い虫は蜘蛛かな。大きいのはたまにしか見ないけど、小さいのはよく見るし、それに家の中が1ヶ月に一度くらいは蜘蛛の巣払いをしなければいけないくらい蜘蛛の巣が張られるので、それだけいるのでしょう。そうそう、丸虫もよく見ます。

21世紀だとか言って、コンピューターだのワイファイだのモダンな暮らしをしていても、いろんな洗剤やスプレーを使って家をきれいにしているつもりでも、虫って家の中に入り込んでくるものなんですね。

そういえばチャーリーがはいはいをしていたころ、床で何かを食べようとしていました。手につかんでいるものを見たら針金みたいだったので、飛んでいって手を広げさせると、大きい蜘蛛を食べるところでした。針金に見えたのは蜘蛛の足だったんです。丸虫は大きいのを半分かじっているの止めた事もあります。

蜘蛛と言えばルイとデイブって蜘蛛が嫌いなんですが、チャーリーと私はぜんぜん怖くありません。これって遺伝なんでしょうか?チャーリーは赤ちゃんのときに食べようとしたくらいだから、もともとぜんぜん怖くなかったんでしょうね。

ではよろしければこちらのボタン のワンクリックよろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年11月6日日曜日

ジョニーとヘッジ・ジェリー

まずは悲しいお知らせ。

昨日書いたXファクターのジョニーが今日落されました。テレビ投票で下から二人が再び歌って、それを審査員がどちらかをセーブするのですが、ジョニーが落されてしまいました。でもこの最後の歌がすごくいいパフォーマンスだったんですよ。本当に胸が詰まるくらい感動的でした。

このYouTubeのビデオ是非見てください。

来週から楽しみが減るなあ。正直言って普通に唄のうまい人見ても、あまり面白くないんですよね。

さて先日はHedgeについて書きました。デボンにはヘッジと呼ばれる生垣が5万キロ以上もあり、そのうちの20パーセントくらいは800年以上も古く、たくさんの動植物の 住処になってると言う話です。

それで昨日はFood For Freeの本とインターネットを頼りに、Hedgerow Jelly と言うものを作ってみました。つまりヘッジに生えている野生の木の実を、適当な比率で混ぜてジェリーにすると言うものです。

さて、まず初めにするのは、長靴を履いてヘッジに沿って数キロ散歩をすることです。家から海に向かう細い道を行くことにしました。行きは左のヘッジ、帰りは右のヘッジをチェックします。悔しいことに年に一度のヘッジ刈り機が来たところだったらしく、行きはほとんど何もありませんでした。でも帰りはヘッジ刈り機が届かなかったところがたくさんあり、ローズヒップの穴場が見つかりました。これは来年も覚えておいて、取りに行かなければ行けません。

この散歩で取れたものの他に、家の庭で取れたものをくわえ、お隣の家のクラブアップルをちょっと無断拝借し、これも数週間前友人と散歩したときに取ったりんごを加えて、ジェリーにしました。

材料は
ローズヒップ
スロー
ブラックべりー
ホーソーン(庭にごまんとなってるのですが、昨日まで食べれるとは知りませんでした。)
クラブアップル
りんご
です。

このサクランボみたいなのはクラブアップル


冷凍していた材料とりんごを足して火にかけます。


私にとって惹かれるところは、その時生えているものを、そのままの比率で作ると言うところです。今回は季節的に遅かったので、庭で取って冷凍にしていたブラックベリーなどもくわえたのですが、来年は散歩コースごとに違うジェリーを作ってみたいものです。

しかし思うのですが、私のこの新しい趣味って結構珍しい趣味だと思うんですが、これもインターネットがなければできていないことでしょうね。ネットがあるのでレシピの情報も得られるし、他の人のアイデアや経験もわかるけど、一昔前なら回りに同じことに興味あるひとがぜんぜんいなければ、難しいしあまり楽しくもないかもしれません。

 こうして考えると、ネット時代になってオタク趣味や物好き趣味、マニアックの人にはいい時代になりましたよね。こんな風にブログを書くことも含めて。

ではよろしければこちらのボタンのクリックよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

ガイフォークスとXファクター

今日11月5日はガイフォークスデーという焚き火と花火の日です。今日はたまたまチャーリーが友達の家に泊りに行ったので、ルイとデイブと私の3人で行きました。去年は隣町のラグビー場で行われた大きいイベントに行ったのですが、今年は車で5分ほどの村のパブに行きました。

数年前にこの同じ場所に花火に行ったときはすごく近いというか、火の粉が飛んでくるような感じでした。チャーリーは怖がって車から出てこなかったばかりか、火の粉が飛んでくるので車も移動させたほどでした。今年は同じパブなのに、花火はちょっと遠くになっていて、その分迫力が欠けましたが、 それでも大きい花火はほぼ垂直に首を上げないと見れないほどでした。

普通は花火大会は入場料がいるのですが、ここはただでした。その代わりすごくパブは混んでいましたが。元が取れるのかな。花火ってすごく高いって聞いてるけど。おそらくパブのオーナーが花火が好きで、赤字かトントンくらいでやってるんだろうなあ。

花火の後は家に帰ってご飯を食べたあと、Xファクターと言う番組を見ました。これはここ数年秋からクリスマスにかけてやる「スター誕生」のような番組で、初めの数週間は箸にも棒にもかからないような人ばかりのオーディション風景を放送するのですが、後半は12人に絞られ、毎週ライブで歌います。それを視聴者が投票して、毎週一人ずつ振り落とされ、最後に残った人が大金を手にするという番組です。

おととしはジェドワード(ジョンとエドワード)という可愛い双子の男の子が出て、私はかなりはまっていました 。毎年数人はレコードデビューしたりヒット曲を出したりします。過去のいちばん有名なコンテスタントはウィル・ヤングとリオナ・ルイスかな。

で、毎年何万人もの人がオーディションを受けるので、ライブショーに出る人たちはどれもすごく歌がうまいです。でも歌がうまい人ってそれだけだとなんかつまらないんですよ。中でも特別無茶苦茶うまいだとか、とにかく何か「おおっ、これは」というものがないと、見ているほうは結構退屈してくるんです。

それで毎年一人くらい、歌唱力はぴか一とはいえないけど、とにかく個性の強いキャラクターが一人や二人残っています。例のジェドワードもその一人です。

今年はジョニーという人が残っています。彼はたぶん年は40くらい。すごく細くておそらくゲイで、外見はぜんぜんかっこよくなく、日本で言えばオタクタイプ。声もすごく高くてなんとも特殊な歌声なんですが、それはそれでそれなり歌唱力はすごくあるんです。

うちの子供たちはオーディションのときからジョニーを応援していました。私も面白半分で見てました。

でも私も今はいちばん応援してるのはやっぱりジョニーです。他にも無茶無茶歌のうまい人が二人いて、おそらくそのうちの一人が勝つと思うんだけど、ジョニーには残れるだけ残って欲しいです。あんまり歌がうますぎて、真剣すぎる人って、なんか見てても面白くないし疲れるから、こういう人がいると番組として盛り上がりますよ。プロデューサーもその辺はよくわかってるんでしょうね。

YouTubeのビデオを載せておきます。


ではよろしければこちらのボタンのクリックもよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

2011年11月4日金曜日

自殺はよくない

今日チャーリーの学校の校長先生が辞表を出しました。数週間前から肺炎と言うことでずっと学校を休んでいたのですが、今週戻ってきて今日発表になりました。

この先生が休んでいるときから、本当に肺炎なのか、それともストレスなんじゃないかと噂されていました。でも実際半年くらい前からもともと細い人だったのにどんどん痩せていっていたので、病気になっても無理もないかもしれません。

どうしてストレスじゃないかと言う憶測が飛んだかと言えば、ここ2年近くこの学校はなかなか大変なことになっていたからです。

この学校は生徒150人の小さな村の学校で中流クラスの父兄が多く成績もよく、ルイとチャーリーが入学したときは、定員を大幅オーバーでウエイティングリスとができていました。

それが今から20ヶ月くらい前にショッキングな出来事があったのです。このブログの読者の方は覚えてらっしゃるかもしれませんが、チャーリーの担任の先生が自殺したんです。その理由はおそらくプライベートなことが主だと思うんですが、仕事のストレスがあったことも事実らしいです。

こういうことがあると直後はもちろん警察が入っていろいろ取調べだとか事情徴収とかがありますが、学校ということもあり 、そのあと何ヶ月も教育委員会のようなところだとか文部省みたいなところだとかからいろいろ取調べがあったようです。

学校の先生の間でもストレスが原因で休職する人が二人も出たり、他に転職する先生が出ました。校長先生と副校長先生はそれまではすごく仲がよかったのですが、この事件以来口も利かない関係になり、副校長先生は長期病欠(ストレス)の後、退職しました。

その頃、一部の父兄の携帯に次のようなメールが届きました。

「セント・へレンズ(学校の名前)の父兄の皆さん、あなたの子供たちの教育は危機に瀕しています。学校の経営がまずいために、子供たちとスタッフはその被 害にあっています。先生のうちのひとりは自殺、二人は いじめにあいストレスで病欠、そしてモリス先生は辞めることになりました。この学校の経営に対して立ち上がろう。」

誰がこういうメールを送ったのか、取調べがあったわけではありませんが、父兄ではなく、先生かスタッフの一人じゃないかと私は疑っています。

そしてこれは事件には関係ないのですが、たまたま悪いことが重なって、1年前一人の先生が自宅から持ってきたビデオデッキの中にポルノビデオが入っていて、それを児童数人が数秒見てしまうという事件が起こりました。こういう話題はこの辺の田舎ではおいしいですから、地元の新聞はもちろん書き立てました。

今では新しい先生が半分以上になり、いい先生も多く、やっと何とか落ち着いてきたような感じだったんですが、そうじゃなかったんですね。いやいや、もしかしたら本当に落ち着いたのかもしれません。個人でもストレスのすごくかかってるときって何とか持ちこたえても、そのストレスが過ぎ去るや大風邪引いたりするじゃありませんか。校長先生もあの事件以来何とかがんばってやってきて、やっと軌道に乗ってきたところで肺炎になって、この際だから引退しようということにしたのかもしれません。

先生の自殺があった時は子供達にとってはもちろん忘れられないショックでしたが、その後は子供達の学校生活という面では、支障は最小限に抑えられて、教育的にもぜんぜん悪影響はなかったんですよ。その分人間関係を含めた内部で、相当な努力が払われていたんでしょうね。

この校長先生は50代半ばくらいのモダンな女の先生で、ちょっとワンマン的なところはありましたが、子供達のためにいろいろ尽くしてくれたし、キャンプや遠足や臨海学校にも喜んで引率してくれました。本当にあんな事件さえなければ、彼女の人生もぜんぜん違ったものになっただろうに。

うちはルイはもう卒業したし、チャーリーも後1年で卒業で今の担任の先生もいい先生たちなので、特に影響はないんだけど。

やっぱり自殺ってよくないですね。その先生はもちろん自分がこんなに影響力を持ってるなんて思っていなかったんだろうな。人が一人死ぬって言うだけで大変だけど、それが働き盛りの責任ある仕事をする人なら、本当にすごい影響があるんですね。しかもこれは社会面のことだけ。彼女はティーンエージャーの娘も二人いたし、結婚予定の人もいたし、個人面でもいろんな人の人生に影響を与えたんだろうな。

やっぱり自殺はよくないですね、本当に。きっとG先生もこうなることがわかっていたら、死ななかったんじゃないかなあ。

ではよろしければこちらのボタンのクリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

2011年11月3日木曜日

hedge

今年の秋はりんごを使っていろいろジェリー(ジャムのようなもの)を作るのに凝っています。りんごだけではつまらないので、ミントやチリなどをいろいろ組み合わせているのですが、最近ローズヒップ、ブラックベリー、スローのジェリーを作りました。この3種類の木の実はどれも自然に生垣に生えています。ブラックベリーはそのまま食べてもおいしいのでいちばんよく知られていますが、あとの二つはそのままでは食べれないので、私のように物好きな人がせっせと生垣沿いを散歩して、集めます。

それのことについては今まで何度もこのブログに書いたのですが、そこでごく普通に「生垣」と言う言葉を使いましたが、きっとそれでは伝わらないだろうなあと思っていました。英語ではHegde、もしくはHedgerowといいます。でもアメリカにはHedgeは存在しないと言う話も聞いたことがあります。

まずどんなものか、古いですが写真を載せます。

この道の左右の生垣です。


テントの後ろに生え続いてるのがヘッジ


この道の脇にあるのがHedge です。で、雪の写真だとよくわかると思うのですが、遠くの雪に覆われた草地の仕切りとなっているのがこのHedge です。

役割としては、道と草地や農地を隔てる境界だったり、草原と草原の間の境界だったりします。イギリスならどこでもあるかというと、たぶんあることはあるんだけど、ヨークなどの北部に行くと、生垣の代わりに石垣が多くなります。

これだけなら別にどうってことないんだけど、実はこの生垣がイギリスの自然界のバランスを保つための役割は計り知れないくらい大きいのです。

私が住んでいるデボンはとくにこのヘッジの多いことで有名です。デボンでは土が高く盛られてその上にヘッジが生えているのですが、このスタイルのヘッジは「デボン ヘッジ」と言う名前まであります。このデボンのヘッジについてのウィキからの記事をちょっとかいつまんで訳します。

デボンのヘッジは距離にして53000キロもあり、イギリスのどの州よりも長く、(イギリスで2番目に大きい州なので当然かも。)そしてそのうちの4分の一以上は800年以上も存在するヘッジだそうです。そのせいもあり、 野生動物が多く棲むヘッジの20パーセントはデボンにあり、600種類以上もの野生の花、1500種類の昆虫、60種類の鳥、20種類の哺乳動物がデボンのヘッジで見られます。

この古いって言うところがすごく意義があるんだと思うんですよ。ヘッジというのは境界という実際の役割がありますから、時々はトラクターで刈られたり手入れをされるんですが 、それはせいぜい年に一回のことで、それ以外はほったらかしです。800年もその状態で木が育っているのですから、何種類もの自然が栄えるのは当然と言えば当然です。

私の家の裏には2000坪くらいの庭兼草原があるのですが、これも当然回りは古い古いヘッジで囲まれています。特にうちの場合はごく最近まで近寄れないくらい放ったらかしの野生の王国状態でした。距離にしたら1キロ弱くらいあるかなあ。

昨日と今日はローズヒップとスローの実を捜して、ぐるりとヘッジ沿いに歩きながら、じっくり観察しました。こうしてみると食べれる実だけでも、他にエルダーベリー、へーゼルナッツ、ビーチナッツがありました。しかも、今まで食べられないとばかり思っていたこの時期山程なっている赤い実も、実はジェリーにできることがわかりました。食べるだけじゃなくて、冬には私は趣味で細い若い枝を切って籠を編むし、本当にヘッジって奥が深いし生産性が高い。しかも一体何の木が生えてるのかわからないんだから、まるで宝箱のようなものです。

そうそう、昨日ヘッジ沿いを歩いていて、家の近くの生垣の奥のほうに クリスマスツリーのもみの木が5本くらい植わってるのに気がつきました。そういえば数年前、このすぐ近くでクリスマスツリーが生えてているのを発見して、切って家に飾ったことがありました。この木はイギリスの自然の木ではないはずなので、きっとこの家の前の持ち主が植えて、それが野生化したヘッジに覆われて今まで気がつかなかったのでしょう。

この周りの生垣の木を切れば、このもみの木は元気にもっと成長すると思うんだけど、その件についてはまた写真入で報告します。

今日取ったスローの実もチャツネ(スパイスの効いたインド風ピクルス)にするつもりですので、そちらもまた報告します。

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

2011年11月1日火曜日

どんぐり

果樹園の真ん中に樫の木があります。この木は植えたのではなく、見つけた木です。

11年前に今の家を買ったときに、現在の庭や果樹園の部分は草や雑草が伸びっぱなしの荒野状態でした。でもその時は家の改造で必死だったし、芝刈り機を買うお金も無かったので、入居してから2年くらいは荒れるに任せていたんです。

そして住み出して2年ほどして、果物の木を植えようということになり、 やっと膝くらいまで伸びている草や雑草を刈ると、その中に混じって生えていたんです。それで周りの草だけ刈って、その樫の木はそのままにしていたらぐんぐん育ち始めました。

といっても初めのうちはまだまだ小さい木だったので、その周りに果物の苗木を植えました。

でも今ではかなり大きくなって、ちょっとやばいくらいです 。私としては果物の木の妨げになるから、切ってしまいたいのだけど、デイブは何か木を切ることに抵抗があるらしく、仕方ないので去年ばっさりと枝をたくさん切って、何とかコンパクトに保っています。

それで今日何の気なしにこの木を見ていたら、どんぐりがなっているのに気がつきました。どんぐりなんて採ってもどうしようもないんだけど、木の実を見たら採りたくなるのは本能なのでしょうか。手が届くものを全部採りました。

樫の木は成長が遅く、どんぐりをつけるようになるまで50年はかかるなんて事を聞いたことがあるけど、どうも嘘だったようです。この木はせいぜい12歳か13歳くらいのはず。写真ではちょっとサイズがわかりにくいけど、日本のどんぐりよりも二周りくらい大きいです。大きさは私の中指の第一関節くらいの大きさです。日本のどんぐりだったら小指くらいですよね。



木の下を見ると、どんぐりの殻がいくつも落ちていました。ということは中身は何かが食べたみたいです。何が食べるかと言うと、リスも食べるし鹿も食べるとのこと。一体何が食べてるのかなあ。

ところで今ネットで調べてみると、どんぐりって人間も食べられるみたいです。ただタニンが強くて苦いので、砕いて水にさらして何度も洗わないといけないとのこと。そのあと普通のナッツのように食べたり、粉に引いてホットケーキを作ったりできるそうです。

でもやっぱり木苺やローズヒップと違っておいしそうと言う感じがしないので、私でも作ってみようかなとは思わないなあ。

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ