2008年11月30日日曜日

水泳、ミンスパイ



昨日は子供の水泳のクラブチャンピオンシップの最後の日でした。チャーリーはバタフライと背泳の25メートルで一位になり、長距離短距離泳いだ種目すべて金メダルでした。ルイは相変わらすDSに興じていましたが、さすがに自分が出るはずだった10歳男子のレースは席を立ってみていました。


ここで私は、8歳の女子の世話役をおおせつかってしまいました。リストを渡されて、誰が実際にレースに出場するのかをチェックし、ヒートとレーン番号を割り当て、ちゃんと自分たちの順番までに集まって待機し、間違いなく割り当てられたレーンに送り出すというもの。まあそんなに大変な仕事ではなかったのですが、一旦集まってもすぐにふらふらと消えてしまう子供などがいて、疲れました。イギリスはいろんなもの、特に子供たちのクラブなどは、ボランティアによって運営されています。だから気をつけないと、どんどん仕事がまわってきそう。


遅くなったので、帰りはインド料理をテイクアウトしようということになりました。でもチャーリーが頑固として、私はパパダンしか食べたくないと言い張るのです。(パパダンというのは、トーティラチップをお皿くらいの大きさにしたようなもの)でも結局はココナツ味の甘みのあるカレー(チキンコーマ)を食べて、おいしいおいしいといっていました。うちはチャーリー以外は皆スパイシーなものが好きなのですが、チャーリーは苦手で、ちょっと困っていました。でも最近はちょっと食べられるようになって、楽になってきた。

今日はこれといって予定がなかったので、ミンスパイを子供たちと作りました。ミンスパイというのはイギリスでクリスマスのころに食べるお菓子です。直径8センチくらいのアップルパイを小さくしたようなパイで、甘くてスパイスの効いたレーズンなどとどだいにした餡が入っています。自分でできることは何でも自分でやらせよう、というのが私の子育てのモットー。料理というのは自立にはとても大切なことなので、できるだけ自分たちでやらせました。といっても、材料をそろえて、レシピーを読み上げるのは私ですが。


中に入れる餡は瓶詰めのを買いましたが、パイ皮から作りました。これは指で小麦粉とラードとマーガリンをこねるという、面倒なことなのですが、結構喜んでやっていました。結果は33個のミンスパイができました。子供たちはとても楽しそうでした。ルイは将来シェフになりたいとまで行っていました。この間までは、探険家になりたいといっていたのに。

子供たちが寝静まった今、数えてみると19個しか残っていません。ということは14個食べたことになります。ルイとチャーリーと私の3人で。これって怖い。作るときはラードとマーガリンあわせて150グラム入れたので、一つに付き5グラム近くの脂肪が。私が4つ食べたとすれば、20グラムも・・・他にも今日スーパーで出来合いのものとを12個買いました。クリスマスまでまだ一月近くもあるというのに、今からこれでは、クリスマスが来るころには、サンタのように太ってしまいます。
アイシングシュガーをかけて出来上がり
オーブンに入れる前のミンスパイ

2008年11月28日金曜日

ジャクソンズ

昨日チャンネル4で放送したJacksons Are Comingという番組、見ましたか。(イギリスに住む読者の方だけ。日本で放送されるほどの番組ではありません。)私の住むここビデフォードから数キロ離れたアップルドーという漁村に、マイケルジャクソンの家族、ことにお兄さんのティートジャクソン(ジャクソン5のメンバー)が引越ししてきたことのドキュメンタリーでした。マイケルは来ませんでしたが、番組では電話に出ていたし、お母さんとか、他のジャクソン5のメンバーも来ていました。

確かに去年の夏は、ビデフォードの地方紙はその話で盛り上がっていました。空手の教室を経営するマット・フィダーという地元の28歳がティートジャクソンの友達で、そのつながりで引越ししてきたとか。私もアップルドーのカフェで彼を見たことがあるし、友達の働いているパブに彼がやってきてジャムセッションをしたということもありました。

でも、地方紙には彼の新しい家の写真や通りの名前まで載るし、おかしいなあと思っていたのです。だってやっぱりこんなところに越してくるには、人目を避けて静かに暮らしたいからでしょ。でもあちこちに行くたびに報道されているし、いつもマスコミがすぐにやってくるし。そういえばカフェで見たときも、トレードマークの帽子をかぶっていて目立っていたし、一度有名人になると、スポットライトなしでは生きられないのかしらと思っていました。

でもテレビによると、結局ティートとマットが喧嘩別れしたということでした。というのも、どこに行っても報道陣がいるし、内輪のことがマスコミにもれ始め、ティートがマットを、マスコミにはなしを売っているのではないかと疑い始めたからでした。

彼が越してくるまでも、ティートは何度かここビデフォードを訪ねていて、そのたびに新聞に写真が載っていました。いつもこのマットと一緒に。彼がわざとジャクソンズの名声を利用したかはともかく、少なくともそのことで彼のビジネスはとても潤ったと思います。何かにつけ、彼は自分がティートジャクソンの友達だということをアピールしているなあと嫌な感じを受けたことは、これまでにも何度かありました。

本当のところはともかく、少なくともこの番組では、彼(マット・フィダー)はエゴの塊という風にポートレートされていました。でも、もともと引越ししてくる前から、私にすら彼はこの「友情」を商売に利用しているなと感じていたくらいなのに、ティートは分からなかったのかしら。

そんな風に考え始めれば、世の中には有名人の友達という人は沢山いるはずですが、そういうはなしはあまり聞きませんよね。おそらく、友達ならば相手の事情を考えて、あまり人に言わないのではと思います。ましてや、たずねてくるごとに地方紙に連絡したりなんてね。

まあそういうわけで、去年の夏はちょっとジャクソンズでにぎわったビデフォードでしたが、今は二人の仲たがいで、彼の滞在中にかかった費用について、裁判沙汰になるという話まであって、もうジャクソンズがここに来ることはなさそうです。しばらく前には、アップルドーの川を挟んだ向かいのインストーという村に、イギリスの映画俳優のジュード・ローが家を買ったという噂もありました。こんな田舎でも、少しは華やかなこともあるものです。私がハリウッドのスターなら、こんなところには越してこないけどなあ。

3年ほど前の写真。インストーのビーチにて。ジャクソンズが家を買ったのは、この河口の向かいの村

2008年11月27日木曜日

読書

先日図書館で借りて読んでいたDeepac ChopraのHow to Know Godという本を読み終わりました。彼はアメリカではかなり有名な著者。この本は宗教(キリスト教、ヒンズー教、仏教)と量子物理学、神経脳医学の見地からかかれています。彼自身はインド出身で今はアメリカに住むホルモン科のお医者さんです。

彼は著書が多く、アマゾンで見ると沢山翻訳されています。でもこの本の翻訳はあまりよくないとの評判。小さい字でぎっしりと300ページ近くもあるので、テーマもテーマだけにかなりヘビー級の本でしたが、とても感銘を受けました。少しだけ引用してみます。

Most people are addicted to worry, control , overmanagement, and lack of faith. On a daily basis, resist the temptation to follow these tendencies. Don't listen to the voice that says you have to be in charge, that things aren't going to work out, that constant vigilance is the only way to get anything done.

その後Doreen VirtueのHow to hear Your Angelsを読み終わりました。これは数日前に書いた天使の輪だとか、面白いことが書いてあったけど、霊感を実感しない私にとっては、ちょっと物足りなかったかな。でもこれはもともと彼女の今まで書いた色々な本のダイジェスト版として出版されているので、そのせいかもしれません。彼女もかなり著名な著者です。博士号をお持ちの頭のいい人です。

今読み始めて、夢中になっているのが、Neale Donald WalschのConversations with Godという本。前書きによると、これはチャネリングされた本。火事で一切を失い、奥さんが逃げ、交通事故で大きい後遺症を負い、テントに住んで廃品回収してなんとか食いつないでいた彼が、ある日ノートに、日ごろの恨みを持つ人に文句の手紙を書き綴り、その中でも一番恨みが募る神に手紙を書いたところ、神からの返事が来た、というものです。この本はとても高く評価されています。こういうことに興味のある人の間で。

少し引用。
Love is the ultimate reality. It is the only. The all. The feeling of love is your experience of God.
その後、色即是空、形あるものは実体がないと話が続きます。

一年前くらいに偶然図書館で見つけ、一番関心を持って読んでいるのが、エスターヒックス、ジェリーヒックスの「アブラハムの教え」。彼らの本はすべて翻訳されています。でも結構日本語の題がわざとらしくて、誤解を呼びそうな題です。「引き寄せの法則」というのも、彼らの教えからきています。彼らの教えといっても、これもエスターがチャネリングしていて、教えの元はアブラハムと呼ばれる肉体なき存在。

なんか、信じがたいような、眉唾なようなことばかりですが、探してみると、チャネリングされた本というのは沢山あります。英語ではautoscriptといったりもする。引き寄せの法則で、一度そういう本を読むと、次々そういう本がやってくるものなのです。

というわけで、私の読書はちょっと今偏っています。人間以外の存在に書かれた本ばかり。同時に図書館で借りた、Clean Up Your Diet とWhole grain Diet Miracle という本は、まあ暇つぶし程度に読む本でした。世の中には沢山の穀類があるのね、ということを知りました。

昔はこういった本は買うのに苦労しましたが、今はアマゾンのおかげですごく楽。しかもたいていの本はアマゾンの古本のセクションで買います。昨日オーダーした本は、値段が1ペンス。送料込みで2ポンド76ペンスでした。他には図書館で取り寄せてもらいます。こちらは1ポンド。

買うのはいいけど、読むのが全然追いつかなくて。毎晩ベッドで意識がなくなる寸前まで読むので、慢性的睡眠不足。美容の敵もいいとこです。

2008年11月25日火曜日

プールとポンド

昼休みにプールに行きました。いつも火曜に友達といって、おしゃべりをしながらなんとか半マイル(800メートル)を目指すのですが、今日は一人で行ったので、1キロ以上泳ぎました。25メートルプールを10往復。3分ほど休んで今度は11往復。もちろん平泳ぎです。クロールでは25メートルがやっとです。

これでもとてもすごいことなのです。私は子供のときから水泳が苦手で、高3のときに夏休みに25メートルを泳げるようになるための特訓に行かされたくらい。その後ロンドンに住んでいるときはたまにYMCAに泳ぎに行ったりしましたが、定期的というほどではありませんでした。それが2年位前に友達が泳ぎに行くので一緒に行って、その後毎週泳いでいます。そのころは25メートルは泳げるけど、50メートルは難しいというレベルだったので、とっても上達しました。40過ぎてからでも上達するものなんですね。

ゴーグルをつけて水の中にもぐって泳ぐと、回りの騒音がしなくなって、水の中は光が屈折して美しく、なんだか心がのびのびします。ちょっと心に障ることがあっても水にはいると、すっきりする。

ルイも、水泳はラグビーに比べて退屈は退屈だけど、水の中は心が落ち着くといっていました。

午後はカナダ人のヨガの生徒が、リフレクソロジーのお客さんに来ました。もうすぐカナダに里帰りするというはなしで、ポンドの話になりました。怖くて見ていないのですが、ポンドは対円で歴史的な激安とか。ポンドでお金を稼いで、貯金して年金をためている私としては、ちょっと戻ってくれないと、日本に遊びにもいけません。ましてや本格的に帰るなんてことは。やっとちょっとそんな気になったのに。

でも副業で日本にいる知人とアロマセラピーのオイルを輸出しているのですが、日本から買うにはよくなったようです。もしもご興味おありの方は、以下のウエブサイトを。私の略歴も載っていると、最近になって知りました。
http://www.d8.dion.ne.jp/~natchez/

2008年11月24日月曜日

サンタへのEメール

日本ではまだまだでしょうけど、イギリスでは本格的にクリスマスのことを考えるようになってきました。前に書いたアドバントカレンダーは11月中に買わないといけません。今はそろそろクリスマスプレゼントが気になります。

チャーリーはまだサンタを信じているので、長いクリスマスリストを書きました。ipodだとかmp3 プレーヤーだとかおもちゃだとか。ポニーと蛇(ペット)もリストにはいいっていました。これをどうするかというと、Eメールしました。適当にsanta@gmail.comでだしたのですが、戻ってこなかったのでどこかに着いたのでしょう。

ルイは信じているのかどうか。レゴのカタログを見て欲しいものがあったのですが、「ちょっとそれは高いわねえ」というと、安いのに変えていました。それを私がオンラインのレゴショップで見て、その後アマゾンで同じものを安く見つけると、「じゃあこれをサンタに教えてあげよう」といっていました。いくらなんでも10歳ですからね。本当に信じてるとは思えないけど、いればいいとは思っているのかな。いっそのこと全然信じていないと分かれば、一緒に欲しいものを相談できるのに。

家によってやり方が違うようですが、うちではサンタからメインのプレゼント。それからベッドの横につるす靴下におもちゃやお菓子が入るのですが、これもサンタから。それとは別に親から本とか少し小さめのプレゼント。やりすぎですよね。でも一度そういう習慣になると、やめるわけにもいかなくて。

これまでのところルイとチャーリーに腕時計を一つずつ(靴下に入れる予定)、ルイにギネスブック、チャーリーには今年のヒット曲とそのカラオケ版のCDを買いました。でもメインのサンタからのプレゼントはこれからです。

デイブは姪や甥がたくさんいて、毎年うちの子供たちもプレゼントをもらうので、うちもしているのですが、私はデイブとは結婚しているわけでもなく、実家とはあまり付き合いがないので、何を買ったものか分かりません。デイブが自分で買うべきなのですが、買う様子もないので、毎年間際になってお金を贈っています。

おととしには彼の親戚(おとな)には、彼らの名前でチャリティーにお金を送って終わりにしました。オックスファムの。これは楽です。

この辺のイギリスのクリスマス事情については、いつか出版してもらうつもりで書いたエッセイ集「スローライフ・イギリス」に色々書きました。いつか出版になった暁には、本屋で買って読んでくださいね。今はまだ何のあてもありませんが。

2008年11月23日日曜日

ビッグ・シープ

くつろぐルイとチャーリー。チャーリーはなかなかカメラを向けてもいい写真をとらせてくれません
今日はルイは友達のお別れパーティーに行きました。会場はビッグ・シープという名前の、羊ショウがあったり、羊やヤギの赤ちゃんがいたりする遊園地です。名前がちょっと変わったいるので、ロンドンなどから来た友達に、ビッグ・シープって何と聞かれます。「羊に基づいた娯楽」Sheep oriented entertainment と一度説明すると、なぜか受けました。オーストラリア人の友達が遊びに来たときは、シドニーにはビッグカウというところがあって、そこには本当に大きい牛がいるといっていました。それで彼女はここには大きな羊がいると思ったようです。


このビッグ・シープは学校の隣にあって、子供たちはよく招かれて、子羊が生まれるのを見に行ったりしています。今年は12月4日にクリスマス劇がありますが、これも会場はビッグ・シープです。終わったあとは屋内の遊び場で遊ばせてもらえます。


ルイは腕がまだギブスに入っているので、ちょっと気になっていたのですが、危ないこともせず無事に帰ってきました。新しい赤いファイバーグラスのギブスに変えてから、ギブスが軽くて三角巾で腕を釣る必要もなくなって、ほとんど不自由なく普通にしています。ギブスという名前が仰々しすぎるくらい。


午前中は住んでいる集落の周りと散歩に行きました。考えてみれば秋になってからめったなことでは外にでなくなったので、ビタミンD不足が気になったので。運動はヨガや水泳やサルササイズや、毎日していますけど。


散歩の帰り、近所の家のりんごの木にまだりんごがいくつも残っていました。この家の家主は普段はロンドンに住んでいて、週末などにここに帰ってきます。このりんご、収穫する気はないのだろうと、いくつか手に届くのをもらいました。昼食のデザートにローストアップルにしてカスタードをかけていただきました。安いデザートでした。

2008年11月22日土曜日

泳ぐチャーリー、任天堂DSに興じるルイ

今日の午後は水泳のクラブチャンピオンシップでした。チャーリーは10月と11月に泳いだ長距離はどれも金メダル(4種目)、ルイは金が二つと、銀が3つ、銅が一つ。今日は短距離の日。二人とも有望なメダル候補で、私は楽しみにしていたのですが、ルイの骨折で、複雑な気持ちです。ことに単純で簡単な骨折で、あと3週間で直るのに、どうして年に一度のクラブチャンピオンシップで。でも長距離が泳げただけましと思うしかありません。

チャーリーはおニューの赤いスピードウの水着に銀の帽子をぴたっと目深にかぶって、ピンクのゴーグルで、とても様になっていました。写真を撮らなかったのが残念。レース自体は長距離よりも沢山の参加者で、なかなか盛り上がっていました。チャーリーは自由型と平泳ぎのレースに出て、どちらも一位でした。でもたった25メートルのレースなので、あっけなかった。

ルイは来年の選手のリストから落とされないように、コーチをはじめクラブ関係者にギブスを見せに行っていました。サボっているのではなく、ちゃんと正当な理由で泳げないのだとアピールするために。残念だけど、毎年一人ぐらいそういう子がいるのよね、というのが皆の反応でした。

本人自体は一応チャーリーの応援ということで私たちと一緒に座っていたのですが、すぐに友達を見つけて一緒に熱心に任天堂のDSをしていました。チャーリーがいつ泳いだのかも気付かないくらい。スイミングクラブでは年上年下あわせて20人くらい顔見知りや友達がいて、いつも楽しそうです。そんな風に違う学校の違う学年の友達ができるのは、とてもいいなあと思います。その友達が、そろそろ自分の番だからと着替えに行っても、ルイは全然平気そう。

それでもチャーリーがどちらも一等で、少しルイも愚痴っていました。というのは、長距離で入賞するとメダルがもらえるのですが、短距離はトロフィーがもらえます。チャーリーの棚に4つ新しいトロフィーが立つと思えば、少しジェラシーを感じたようです。メダルはトロフィーほどは目を引かないからね。


任天堂DSは皆持っています。100ポンドもするのに。うちは夏に母と妹が来たときに、二人の誕生日のジョイントプレゼントということで、母と妹から二人に一つの誕生日プレゼントでした。それでも特に取り合いすることもなく、仲良く遊んでいます。朝起きると、先に起きた二人がソファーで頭をくっつけて一緒にポケモンのゲームをしているのいうのが最近のパターン。

チャーリーが持っていて、こちらで人気があるのが、クッキングママというゲーム。でもちょっと見てみると、カレーだとかインスタントラーメンだとか、料理が日本のもの。考えてみれば日本のゲームだからね。たこ焼きもあります。英語ではフライド・オクトパスとなっていた。このゲームをしているイギリスの子供の中でも、本当にたこ焼きを食べたことがあるのは、数少ないでしょうね。

先日カレーを作って、いつものようにご飯の上にカレーをかけると、チャーリーに、「別の盛り方もあるよ」といわれました。「ご飯を片方に寄せて、カレーをご飯の隣にかけて」とのこと。クッキングママではそういうよそい方らしい。

2008年11月20日木曜日

煙警報機

「フレンズ」の最後のほうのシリーズで、フィービーのアパートメントで夜中に煙の警報機がなる話、見たことありますか?パジャマ姿のフィービーがベッドから起きてきて、スイッチ押してもまた音がやまない。それで今度は天井から外して、やれやれとベッドに戻ろうとするとまたなりだす。頭にきて、その辺の置物で叩き潰しても、また鳴り止まない。仕方なくこの警報機をゴミ袋に入れて、建物の外のごみに捨てに行きます。そしてやっとベッドに戻ると、今度はドアをノックする音が。おきてみると、消防士が立っていて、「これを捨てたのはあなたでしょう。」と注意されるというお話。

昨日の夜11時ごろに、短いアラームの音がなりました。過去の経験から、ああこれは煙警報機の電池切れの音だなあと分かったのですが、うちには4つ警報機があって、たった一度なっただけなので、どこから聞こえてくるのかわからない。仕方なくベッドに入ると、12時半ごろにまたなりだしました。4つのうちの2つはメインの電源につながっていて、電池式なのは2つだけなので、とりあえず寝室に近いほうのアラームを外しました。

そうしてベッドに戻ると、また4時ごろ音が聞こえるのです。もう一つの電池式のアラームは階段の上の天井の一番高いところにあって、危ないところに立ってやっと手が届くくらいなので、夜中にいじりたくなかったのですが、仕方ありません。靴下を脱いでこわごわ階段の手すりによじ登ってなんとかあけてみると、なんと中にはもともと電池が入っていない!だから音がするわけもありません。ということは、メインの電源につながっているアラームが、何か調子が悪くなったのかしら。仕方なくはしごを取り出して、音が聞こえてくるメインの警報機のカバーを外してみたのですが、電線がつながっていて、とり外せません。仕方なく、今度は電気のメーターの横のフューズボックスを開けてみると、沢山スイッチがあって、「スモーク・ディテクター」と書かれたのが見つかりました。こわごわそのスイッチをオフに。アラームのある廊下に戻ってみてみると、赤い電気が消えています。やれやれ。これで4つの警報機のすべてがオフ。これで朝まで2時間ほど眠れるぞと、すっかり冷たくなったベッドに戻りました。

すると今度は6時半ごろまた音が聞こえてくるではありませんか。しかも音と音の間隔はだんだん短くなって、1分おきくらいに短い鋭い音がします。気のせいか、大きくなっていうようでもある。どうして?だって、電池式のは電池を外したし、メインの電源も切った。音がするわけがありません。一応念のために、起きてきた子供たちに、こんな音のするおもちゃがないかと聞いても、無いとのこと。3人で一番怪しいアラームの下に立って、絶対にここから音が聞こえてくると同意しました。もう、何がなんだか、狐に包まれたよう、フレンズのフィービーのようでした。

それで仕方なく7時半ごろ電気技術者の友達の旦那さんに電話しました。すると、メインの電源につながっている警報機でも、バックアップの電池が入っていて、それが切れ掛かっているのだと説明してくれました。それを変えればいいということです。

そこで早速電池を買ってきて取替えにかかりました。はしごの上に立って懐中電灯で照らして、書かれたインストラクションを読むのですが、「スライドアウト」と書かれた出っ張りが引っ張れない。スクリュードライバーを使ってもペンチを使ってもだめ。しまいにはプラスチックのカバーの一部が壊れてしまいました。でもまだ音は1分おきになります。

結局その旦那さんにまた電話して、電池を取替えに来てもらいました。10分くらいで終わったのですが、彼もちょっと四苦八苦していたみたい。とにかくお礼を言いまくって、お金を払おうとすると、受け取ってくれない。「こんどパブででも一杯おごって」というだけです。

帰り際、「電池を変えてリセットしたので、5分位はまた音がするかもしれないが、大丈夫だから。」とのこと。でもまだ問題があったら、また飛んできてあげるからねと優しいお言葉でした。その後息をこらしてこわごわとしていたのですが、音はしなくなりました。1時間後くらいに電話が鳴ってでてみると、その彼がどうなったかと様子を聞きに電話してくれました。ああ、本当にありがたい。もう一つの電源式のアラームも、多分同じような時期に電池切れになるから、そっちがもしもデイブがかえって来るまでに音が鳴り出したら、また電池を換えに来てあげるとのありがたいお言葉でした。

そうなんです。デイブはこんなことも知らず、真っ赤なアウディで出張中です。こういうことって、必ずデイブのいないときに起こるんですよね。前も警報機の電池が切れたし、12月の真冬に暖房と給湯のボイラーが壊れたこともありました。前の出張時は車が走らなくなったし。電灯が切れるなんてことや子供の病気も入れたら、本当にきりがない。赤ちゃんのことは、急病で救急病院に行くのはいつも出張中。そういえば今回も骨折のルイを病院に連れて行きました。修理しかけのサーモスタットのない車で。

「引き寄せの法則」なんですよね。デイブの出張中に悪いことが起こると思っているから、出張のたびに、「悪いことが起こると嫌だなあ」という気分になって、そうなる。だからこういうことを書くと、余計悪循環で、悪いことを引き寄せてしまう。ああ、よくない。大丈夫大丈夫。世はすべてこともなし。デイブがいなくたって、問題なんてなし。このことを友達に言うと、「でも自分で何でも処理できるという自信がつくでしょ。」確かにそうですよね。助けを求めれば、助けを与えてくれる人はまわりに沢山います。

そういえばルイが赤ちゃんのときに鍵を中に置いたまま、ルイの乗った車を外からロックしたことがありました。でもデイブは出張で合鍵もない。RAC(日本で言えばJAF)が来るまで、どんなに長かったことか。RAC のお兄さんが、ヒーローに見えました。ああ、これは本当に忘れたい思い出。ルイは知らない。

2008年11月18日火曜日

天使の輪



ルイの新しいギブスは赤です。青と白のほかに、緑のバックにサンタや雪だるまのパターンの入ったクリスマス模様のギブスもありました。それにしたらと薦めたのですが、赤がいいといいました。まあ4週間もしてるから、クリスマス模様、飽きるかな。今日は早速学校に行って友達にサインしてもらっていました。誰かがギブスをするとそういうことをするのが習慣のようです。子供だけと思うけど。チャーリーもサインさせてもらっていたので、お母さんにもさせてというと、断られました。クールではないと。じゃあ漢字で書いてあげるというと、それはクールだということで書かせてくれました。


このルイの写真は黒のブラインドの前で撮ったのですが、よく見えませんが、白っぽい透明な輪がバックにいくつか浮かんでいます。ルイなして撮ったほうの写真ではよく見えるでしょ。


数年前日本に行って実家の家族と子供たちと温泉旅行に行ったとき、そのときに撮った写真の10枚ほどにこの同じ輪があちらこちらに写っていたのです。私はデジカメでとりましたが、使い捨てのカメラで母が撮った写真も同じでした。それを見た妹が、これは幽霊らしいよというのです。幽霊といっても悪いものではなく、スピリットという意味だと思いますが、人からそういうはなしを聞いていたらしい。それでちょっと気になっていました。


今Doreen Virue という人のかいたHow To Hear Your Angelsというニューエイジ系に本を読んでいるのですが、そこに、これはエンジェルだと書いてありました。それを読んで、コンピューターに入ってる写真や昔の写真を片っ端から見たのですが、結構写っているのです。デジタルのほうがよく写っているけれど、使い捨てカメラで撮ったのにも写ってます。しかもクリスマスツリーの前だとか、クリスマス劇の場面や、チャーリーが天使のコスチュームを着ているのにも必ずいる。それからデイブのお母さんが7年ほど前無くなったのですが、たまにデイブのお父さんと子供たちが一緒に写真を撮ると必ず写ってる。


大きさはまちまち。小さいのはビー球くらい、大きいのはソフトボールくらい。普通はぼんやりと写っているけど、この写真のようにはっきりと光を帯びているのもあります。はっきりしているのをよく見ると、ただの白いボールではなく、曼荼羅のようなパターンが見える。これはどれも同じパターンです。

面白いでしょ。読者のあなたも必ずやこういう写真を持っていると思いますよ。コンピューターで見るときは、角度を変えるとよく見えたり見えなかったりします。調べてみてください。あなたもエンジェルに守られているのですよ。

2008年11月17日月曜日

病院、アップルパイ、猫


ルイの病院のアポはつつがなく済みました。今のギブスって本当に進んでいるのね。包帯のようなものを水につけて巻くと、4分でそれが固まって、それでおしまい。後は4週間後に外しに来てくださいと、それだけでした。


ルイは物心ついてから病院に行くのは初めてで、ちょっと怖がっていたのですが、全体としてはいい印象で帰ってきたようです。ここはとても大きい病院で、入り口を入るとカフェやお菓子と新聞の売店や、病院内のラジオ局まであります。思ったよりも早く終わったので、地下の食堂に行って飲み物とアップルパイを食べました。妊婦のころから、病院に行くと、なぜか足が食堂に向かうのですが、そういえば子供の頃病弱でよく病院に行ったのですが、そのたびに病院内の食堂で食事をした記憶があります。(いつも親子どんぶりを食べていました。250円だったように覚えています)そのせいで、足が自然と向かうのかも。


ルイと二人だけで出かけるのはとてもまれなことで、二人でお茶を飲んでアップルパイを食べてとても楽しかったのですが、かえると早速それをルイはチャーリーに自慢していて、それにチャーリーが嫉妬して、すっかり嫌になりました。せっかくの楽しい時間が台無しです。10歳にもなるのに、どうしてこうなのでしょう。多分チャーリーなら、言わないほうがいいと察して黙っていると思います。その辺がルイは鈍いんですよね。


ところでうちはペパーちゃんというとってもかわいい3歳の愛猫がいます。うちの居間には成長しすぎて天井まで届いてしまって困っているユッカの観葉植物があるのですが、なぜが急に今日の午後その木に3回もよじ登って難儀しました。一体猫って何を考えているのでしょうね。写真は子猫のころのです。

2008年11月16日日曜日

けだるい退屈な日曜

先週の大雨のせいで、ラグビーピッチは泥だらけで、試合はキャンセルになったそうです。よかった。というのは、試合のときは皆クラブのユニフォームを借りて、保護者が持ち回りでそれを洗濯するのですが、今日は私の当番だったのです。あんな泥の中で試合をしたら、どんなに泥だらけのユニフォームを洗濯する事になったか。

今日は朝からデイブはアウディをプレッシャーウォッシャーを使って洗車しています。彼が車を洗うのなんて初めてみました。あしたからの出張はチェシャー(イギリス北部)なのですが、そこは彼の実家があります。それで友達や兄弟に新しい車を見せびらかしたいようです。なんと虚栄心の強い男・・・本当に出張かなという気がしてきましたが、まあそれは私にはどうでもいいです。ついでに私の車も洗ってくれていたようだし。

コメントをよくかいてくれるゆんさんに教わったレシピーでりんごジュースを先週作りました。簡単でおいしかった。でもかなりの量のりんごを使うので、私のように家で取れるとか、人にもらうとかでなければ、ちょっともったいないかな。昨日はりんご入りのケーキ(すごく簡単で、すごくおいしい)、今日はお料理に使って、今年のりんごはおしまい。200個くらい取れたので豊作でした。りんごの木は一年ごとに豊作と凶作が入れ替わることが多いので、来年はあまり取れないかも。

ルイは朝からゲームを作ったり、漫画をかいたりと楽しそうです。子供ってこんなことでも、新しい経験は面白いのかも。昨日病院に行ったのも、お医者さんや看護婦さんがいい人たちで、楽しかったといっていました。そういえば私も子供のとき入院したけど、はじめはなんだか嬉しかった。すぐに嫌になったけどね。そういう環境の変化に対する積極的なところって、子供から学ぶところが多いですね。

あしたまた病院に連れて行かなければいけません。昨日のギブスはテンポラリーな物で、きちんとしたファイバーグラスのギブスに替えるらしい。あまりまたされなければいいのですが、イギリスですからね。2時40分の予約ですが、「この時間よりも早くになることは絶対にありませんので、早く来ないように」と予約カードに書いてありました。

ルイちゃん骨折


水曜日にルイが学校で腕に怪我をしました。体育の時間に押されて転んで腕を痛めたらしい。医者に電話すると、とりあえず痛み止めを飲ませて、まだ具合が悪ければ、20キロ先の隣町(バーンスタプル)の救急病院に連れて行くようにとのことでした。


でも腫れもないし、そう痛がってもないので、大丈夫だろうとほうっておいたのですが、金曜日に水泳に行くと、痛くて泳げなかったそうでした。それで今朝デイブが病院に連れて行きました。お医者さんも、折れてないよ大丈夫、と言ったものの、一応レントゲンを撮ったら、ひびが入っていたそうです。それで、私とチャーリーがバレエから帰ってくると、腕にギブスをはめられていました。


あしたはラグビーの試合ですが、もちろんいけません。それから来週と再来週の土曜は、大切な水泳のクラブチャンピオンシップがあるのに、それも無理そう。このチャンピオンシップの結果で、来シーズンの選手が選択されるので、もうすでに泳いだ長距離の結果がよかったので、選手のリストから外されなければいいのですが。もしも外されたら、さすがのルイもとても気落ちすると思います。


テニスは今日は休みました。でも幸い左手なので、次のテニスは運動のために行ったほうがいいと思う。バックハンドも片手でして。体育もできるだけしたほうがいい。人間って運動不足はすごく精神にわるいと思う。それからピアノのレッスンもキャンセルです。でもまじめに毎日右手だけ練習しているけど。けなげな子。


3週間くらいで直るだろうとのことですが、また月曜日にバーンスタプルの病院まで行きます。(車はなんとか戻ってきましたが、完治ではない。いきさつは昨日のコメントに書きました。)男の子なのにそんなにスポーツができなくて、遊びも制限されて、大丈夫かな。でも本人は、普段時間がなくてできないこと、ゲームを作ったり漫画をかいたりできるからいいや、といっています。本当に何があってもいいことに目を向ける性格でうらやましい。自分でもモンティパイソンのAlways look on the bright side of life を鼻歌で歌っていました。


このことを人に話すと、このくらいの骨折はよくあることのようで、うちの子も、という話を沢山聞きました。昔はそんなに骨折って聞かなかったと思うけど。今時の子が弱いというよりも、たぶん昔は少しの痛みくらいならレントゲンも撮らないで、ほったらかしになっていたのではないかな。


とにかくそういうわけで、あしたはラグビーはなし。だから朝寝できます。

2008年11月14日金曜日

車無し

車がまだ直っていません。今日の午後にはピックアップの予定だったのですが、どうもまだ調子がよくないらしいのです。あしたから週末ですが、メカニックが明日の朝もう一度チェックするとのこと。10時までに直らなかったら、かなり面倒です。チャーリーは10時半から20キロ離れた街でタップとバレエ、ルイはここでテニスのクラスが11時半から。チャーリーのお迎えは12時でルイは12時半。もしかしたらお迎えが遅くなって、一人でしばらく待たなければ行けないかもよ、とルイに言うと、ウン大丈夫、と雑誌を見ながら上の空で答えていましたが。まあこんなときに、一人でものんきな人がいると、ちょっとほっとします。

月曜からデイブは1週間の出張。それで来週まで直らなかったらどうするのか。じゃあ、彼の出張中、私がアウディに乗ってと思っていたら、いやアウディに乗って出張に行くとのこと。ビデフォードのまちまでバスは日に3本くらいありますが、それに乗って修理やさんまで車をとりに行かなければいけません。水曜の夜まで、どうしてもという用事は無いのですが、でも買い物にもいけないし、とても困る。

2008年11月13日木曜日

車、オーバーヒートしました

例の車の警告ライト、ラジエーターの水が足りないということでした。それで水を入れて、これで良しと、昨夜20キロほど離れた隣町にヨガを教えに行ったのですが、帰りに大変な目に逢いました。

9時にクラスを終えて機嫌よく時速60マイルの道を70くらいで走っていたら、家から8キロくらいのところで、突然あのライトが瞬き始め、今度はエンジン温度のインディケーターが110度くらいまで上がって、エンジンから煙が出始めました。あわててレイバイに車を停めて、どうしたものかたずねようと家にいるデイブに電話をすると、話中。携帯にかけてもスイッチオフでかけれません。それで隣の人に電話して、家のドアをノックしてもらって、やっとデイブと話せました。8キロくらいならなんとかなるだろうとのことで、20分くらいエンジンを冷まして自分で帰ってこいとのこと。ボンネットをあけてみると、車の下から沢山ラジエーターの水が漏れていました。

結局途中また止まってエンジンを冷まし、家に着いたのは10時半でした。家路に着く前に学校でトイレに行っておいてよかった。それからヨガのクラスで使う毛布が沢山車にあったので、寒さもしのげました。車の中ではメディテーションをして時間を有効に使いました。

今日の朝、私の車は修理やさんに入りました。それで、デイブが数週間前に買った真っ赤なアウディA4を初めて運転することになりました。新車ではありませんが、ずいぶんローンを借りて買ったらしく、値段も教えてくれません。彼は私に車を貸すのがすごく嫌そうでした。でも色々私もすることがあるし、どうしても借りるしかないと分かったら、彼は2時間くらい絶句していました。駐車場では周りに車のない遠く離れたスペースに停めるようにと釘を刺されました。でも乗ってしまえばこっちのもの。ほっほっほ。運転心地はとてもいいけれど、ちょっとシートのすわり心地が今ひとつ。これ以上は前にいけないくらいの位置でやっとなんとかペダルに足が届きます。私は背は低いけれど、そんなに極端に低いわけでもないので、155センチ以下の女性にはあまりよくない車かも。同じドイツ製でも、私はゴルフは大好きだけど。

私の車は、ラジエーターが故障で、取り替えなければならないとのこと。今日注文したので、あしたにラジエーターが来ればあした直るとのこと。ヘッドガスケットでなくてよかったねといわれましたが、何がなんで、何でいいのか、さっぱり分かりません。あなたのような信頼の置けるメカニックがいてよかったわ、と心の中で思いました。

じゃあもしもあしたの午後までに直らなければ、子供たちのスイミング、トリントンまで田舎道を走って、私がアウディで連れて行くしかないわねというと、仕事を早引けして自分が連れて行くとデイブはいっていました。それならそれで、私は楽。ほっほ。

2008年11月12日水曜日

子供の畑

うちの子供たちは春から秋にかけて、仕事があります。私の野菜畑の一部を使って、野菜を育てるこことです。そしてできた野菜は、お母さんが買ってあげるのです。育てるといっても、春に耕すのと種をまくくらいで、後は時々雑草を抜いたりという程度で、種ももちろん私の種だし、なんやかんやと毎日世話をするのも私なのですけど。

昨日はこのシーズンの最後の収穫で、長ネギ5本と小さいキャベツが一つ、そして夏に収穫し忘れていたジャガイモを4つ見つけて、おしまいです。といっても、泥だらけになって収穫したのは私ですが。学校から帰ってきた子供たちに、マーケットプライスよりはちょっといいくらいの値段、2ポンド10ペンスを払って、今年稼いだお金を数えました。そしたら、畳半畳よりやや大きいくらいの土地で、16ポンド8ペンスの売り上げでした。今年はジャガイモの後に長ネギを植えるなど、二毛作もしたので、結構いいお金と思ったら、去年は30ポンド近くだったとのことでした。今年は天気が悪かったから、収穫が悪かったのか。それともお母さんがけちになって、本当に市場値しか払わなかったのかも。あんまり甘やかすのもよくないからね。

2008年11月11日火曜日

子供の性格分析

最近娘のチャーリー(8歳)となかなか仲良くやっています。今までのブログで10歳の息子のルイがよくでてきたので、ちょっとひいきにしてるように思われたかもしれませんが、そういうわけではないのですよ。でもルイは本当に優しくておっとりしていて、気分にむらが無く、いつでもニコニコしていて、母親の目から見ると、欠点が全然ありません。(まあ、ぐずぐずしているとか、人の話を聞いていないとかはありますが。)チャーリーはまったくルイとは違った性格です。彼女の中には力とエネルギーがみなぎっていて、「命の力」を人間化したような、すごくパワーのある性格なのです。とにかく赤ちゃんのときから好奇心が旺盛で、やりたいと思ったことは何があってもします。喜怒哀楽が激しくて、機嫌の悪いときは口も利いてくれないのに、元気になったとたんにまるで電気をつけたみたいに、周りにいる人まで楽しくなります。

ルイはおっとりとして乱暴なところが全然無いので、繊細なタイプのように思いますが、実はルイのような人は鈍感なのだと思います。だから腹の立つこともあまりないし、人のすることもいうことも気にならない。一方、パワフルなチャーリーは実はとてもセンシティブです。強そうにしていても、本当は周りにどう思われているかが気になるし、周りの状況にも敏感です。たとえば私とお父さんのデイブがちょっと皮肉なとげのある言葉を交わしたりすると、すぐに何かあったと察して、とても優等生的な態度をとります。一方ではルイが叱られていたりすると、何気なく優しく気遣ってあげたりしています。

そのチャーリーの敏感さに気付いて、彼女が機嫌の悪いときは、何か気になることがあったのだなあと思って、ちょっとべたべたしすぎるくらい甘やかしてあげるようになりました。そうしたら、なんだか、最近はとても母と娘の仲がよくなりました。結局は性格というのはもって生まれたもので、変わらないのだから、しょうがないと受け止めてあげるのがいいのでしょうね。

ルイとはいつもうまくいっているのですが、最近は大人っぽいことを言うようになって、会話をしていても楽しいし、ユーモアのセンスもついてきて、本当に面白いことを言うようになりました。少年たちの間の流行り言葉や、流行を教えてくれたり。このままの仲が続くと、トレンディーなお母さんになれるかな。

でもルイと結婚する人は、頭にくることも多いと思いますよ。新聞ばかり読んでるとか、人の話をまったく聞いていないとか、いくら言っても簡単なこと(歯磨きのチューブの下から使うとか)をしてくれないとか。まあ、これは世間の普通の男性と同じか。



これは3年位前の写真。つまりチャーリーの性格はこの写真のような性格なのです。風のせいでルイの髪の毛は立っていますが、最近は少年の間で長髪が流行っていてルイのかみも長めで、毎朝こんな感じです。でも面倒がりなので、毎朝いちいち言わないと、そのまま学校に行ってしまいます。将来の奥さんは、大変だと思います。

2008年11月10日月曜日

大雨の中、車に不思議な警告ライトが

土曜日から雨が降り始めました。日曜の朝は土砂降りで、午後は少しやんだものの、今日はまた朝から大雨です。うちのドライブと道路の間に川のように水があふれ、スクールバスに乗るのに困ったなあと思っていたら、運転手さんがわざわざ下りてきて、水の中をばしゃばしゃと歩いて、子供たちを一人ずつ抱えてバスに乗せてくれました。その後ヨガのクラスを教えるのに、歩けば10分のところを車で行きました。村の道も洪水で、道路の両側に川のように水が流れていた。

洪水だとか大風だとか雷だとか。こういうのはもちろん天災でとても困るのもなのですが、ほんのちょっとだけ(2パーセントくらい)わくわくするのはなぜでしょうね。それとも私だけでしょうか。

午後は雨の中を図書館に行きました。雨なので電話で返却日を延ばせばよかったのですが、小降りになったの出かけたら、街に着くころはまた大雨で、車から図書館までの100メートルの距離をぬれるのが嫌で、引き返そうかと言い出したら、チャーリーにガソリンがもったいないと叱られました。

行く途中、車のダッシュボードに見たことも無いライトが点滅し始めました。(一番左側の記号)オイルかと思い、そのままガソリンスタンドに直行し、オイルを入れたら点滅は終わったのですが、よく見てみると、オイルのライトではない。どうも温度計の記号のようです。いったいなんだったのでしょう。ちなみに車は、かなり古いフォルクスワーゲンのゴルフです。何かご存知の読者の方がいたら、教えてください。もしもオイル不足ではないとしたら、ディップスティックもチェックせず1リットル入れたけど、大丈夫かな。だって大雨の中での作業だったから・・・・・

時々アダルトエデュケーションとかで、「女性のための車メインテナンス」などというコースがあるのですが、つくづく、行っておくべきではないかと思い始めました。数ヶ月前デイブ(子供のお父さん)が何週間も出張中に車の調子が悪くなって、周りの男性に片っ端から色々聞いたことがありました。一人で車のボンネットを開けて中を見ていると、知らない人でも「どうしたの?」と立ち止まって、エンジンを見たがるんですよね。はじめは、か弱い女性が一人で困っているところを、ジェントルマンが助けを差し出してくれているのかと思いましたが、しばらくするうちに、男の人って、人の車のエンジンを見たくて見たくてしょうがないんだと気がつきました。そしてアドバイスをしたがる。そしてこのアドバイスが人によって皆違う。

この間はルイが図書館で車の仕組みの本を借りて熱心に読んでいました。その同じ本を子供の本のカタログで見たので、欲しいかと聞くと、もう全部分かったから大丈夫、とのこと。それを聞いて面白がったお父さんが、じゃあ、と(私には全然ちんぷんかんぷんな)テクニカルな質問をすると、すらすらと答えていました。エンジンのピストンの違いについての質問だったかな。今度困ったときは、ルイに聞いてみようかな。

2008年11月9日日曜日

合唱、ルイのお泊り、アドバントカレンダー






昨日はチャーリーが南デボンのエクセターの大聖堂で、学校の合唱団のコンサートでした。車でも1時間半くらいはかかるところを、学校の手配したコーチ(観光バス)で行ったので、往復4時間くらいかかりました。


イギリスの小学校は、日本と違って音楽教育は本当にいい加減です。彼らの学校でも週に一度申し訳程度に音楽の授業はあるのですが、賛美歌を歌う程度。楽譜も見たことが無いと思います。ロンドンにいると、クラッシックのコンサートはあちこちであるし、世界中から音楽を勉強に来る人がいるし、オーケストラも沢山あるし、ちょっと意外ですよね。幸いなことに、ルイが入学した年に、音楽に熱心な先生が転勤してきて、クラブは盛んで、そういうわけでチャーリーは縦笛と合唱団に入っています。


それが最近になって、政府が音楽教育に力を注ごうという気まぐれな方針を打ち出したようで、ここデボンにもお金が来て、この辺の小学校の合唱団がエクセター大聖堂でコンサートをする計画になったのです。昨日はこの辺の8校が集まったのですが、うちの学校の合唱団は声もとても大きくて、よく歌えていました。チャーリーはソロのパートがあり、病欠した人のパートまで回ってきて、2箇所、ソロを歌っていました。


そのビデオ、YouTubeに載せました。普通の読者の方は興味ないとは思いますが、ご興味ある方は見てやってください。



なんだか見ていて、私もまた歌いたくなりました。デボンに越してきた当時合唱団に入ったのですが、平均年齢が65歳くらいで、仕事が忙しいこともあり辞めました。また何か探そうかな。もっと若い合唱団、探せばあると思うのですが。


ルイは土曜日から友達クリス君の誕生日で、お泊りに行きました。ボーリングに行った後、サマーセット州の大きなカーニバルを雨の中、見に行ったそうです。


クリスとはおなかにいるときからの付き合いです。クリスのお母さんニッキーと私は、出産前のアンティネータルクラスで知り合いました。生まれてからも毎週のように集まり、たまたま幼稚園も小学校も同じで、今に至っています。お互いに他に友達も沢山いて、一時はそれほど親しくない時期もありましたが、今はまた一番の親友のようです。


クリスは一人っ子なので、ニッキーは割りとしょっちゅうルイを呼んでくれます。毎週水曜日、ラグビーの練習の前に、学校からルイをいえに連れて帰ってしばらくクリスと遊ばせてくれた後、ラグビーに連れて行ってくれます。お料理の好きな彼女は、ルイが好き嫌いなく何でもよく食べるので、気に入ってくれているようです。


ところでイギリスにはアドバントカレンダーというものがあります。厚さ1センチくらいの12月だけのカレンダーで、1から24まで番号の書いた窓があって、その中にチョコレートが入っています。これを12月になると、毎日クリスマスを指折り数えながら、この窓を開けていくというもの。もちろんチョコは食べます。


今から数週間前、チャーリーはペット屋さんで、ウサギとハムスターの写真のついたかわいいアドバントカレンダーを見つけ、今日お父さんと買いに行きました。家に帰ってよく見てみると、これは実は小動物用、つまりペットのウサギやハムスター用で、窓の中味はペットフードだと分かりました。For Small aminalsとのことで、うちの猫は小さいから食べれるとチャーリーは言いますが、猫とウサギでは食べるのもはずいぶん違うと思うのですが。

右がペット用、左が人間用です。(写真は下)
YouTubeの話の出たついでに。夏に撮った子供たちが相撲のコスチュームを着て相撲を撮っているビデオと、チャーリーの最近のバレエソロのビデオもありますので、興味のある人は見てください。相撲のほうはちょっと笑えるかな。

2008年11月7日金曜日

2段ベッドとプライマーク

うちの子供たちは2段ベッドに寝ているのですが、昨日は消灯時間の後、何時までもこそこそと話をしていました。彼らは実に仲がよく、こういうことはほぼ毎晩のことなのですが、昨日はなんだか声がこもっていて、どこで話しているのだろうと思っていました。私が11時過ぎに寝る前に、いつものようにチェックに行くと、なんと二人して下の段で頭と足を逆方向にして(英語ではヘッドアンドテールという)寝ていました。二人とも大きくて、ルイなんて私と同じくらいの背で、窮屈だろうに。こういう無邪気でかわいいのも、つかの間なのでしょうね。別の部屋にしてくれと言い出すのも、時間の問題だろうなあ。

今日ブーツを買いました。はじめに見た店で、Timberlandのとても素敵でかわいらしい膝丈のブーツが150ポンドから98ポンドに下がっていた。一気に好きになったのですが、でもそんなに高いブーツは買う予定はないし・・・でもはくだけはいてみようと、試着好きの私は履いて見ました。履き心地もとってもいいし・・・でも幸いなことに、鏡に映してみると、なんだかちょっとカジュアル過ぎて、ゴム長のように見えなくも無い。ああ、よかった。履き心地も最高、見た目もすばらしいだったら、どうしようと思った。

結局ASDAやセインズベリーを見た後、隣町のバーンスタプルまで行って、プライマークで偽スエードの膝丈ブーツを10ポンド(!)で買いました。せっかく遠くまで来たので、(本物の)スエードの手袋と大きなリュックサック、ルイのジーンズ、チャーリーの髪留めを買って、合計26ポンド。これだけ買ってこれとは、さすがプライマークは安い。でもいつもは靴下とかTシャツとかビーチサンダルとかもっと安いものしか買わないので、この店でこんなにお金を使ったのは初めて。

景気は悪いはずですが、街は混んでいました。レジでも並んだし。そういえば私のヨガのクラスもとっても盛況だし、今週行ったサルササイズ(サルサとエアロビックスを足したようなもの)も満員だった。モリソンズ(スーパー)も賑わってるし、私の周りでは、クレジットクランチの気配などありません。

2008年11月6日木曜日

フレンズとコース・イン・ミラクルズ

先日フレンズの最終回を放送をしたチャネルをまたつけてみると、一番最初に戻って、最初のエピソードからまた再放送していました。ああ、いけないと思いながらまた見てしまった。10年以上も経ってるのに、結構覚えていました。モニカはあまり変わりないけど、ジョーイーが無茶苦茶若くてかわいくて細くて、驚いた。大好きなキャラクターのフィービーは、最後のシリーズのほうが断然きれいです。ジェニファー・アニストンもあまり変わりなし。

でもまた見る習慣になってしまったら、人生の中の時間の大きな部分を無駄にしそうなので、誘惑と戦わなくては。

A Course In Miraclesという本、聞いたことあるでしょうか。60年代に書かれた本で、今のニューエイジの作家やレクチャラーで、この本の影響を受けなかった人は一人もいないと断言できる、重要な本なのですが、1000ページ以上もあって難解で、しかもちょっとやそっと出は手に入らないという、不思議な本です。これを昨年の秋にやっと手に入れて、毎日少しずつ読んでいたのですが、昨日やっと、Students' Workbookのセクションを読み終わった。確かにこの本を読んでいた一年で、ずいぶん世界観が変わりました。まあ、表面上はまったく相変わらずの私ですが。

2008年11月5日水曜日

アメリカの選挙

予想通り、オバマ氏が勝ちましたね。アメリカにとっても世界にとっても、歴史的な日です。たまたまニュースを着けたら、マケイン氏の敗北のスピーチを中継していて、これがとてもよかった。集まったサポーターの中には、彼がオバマ氏の勝利を祝うとブーイングをしている人も沢山いましたが、彼はこれを制し、これから自分は元ライバルで新大統領のオバマ氏をサポートするといっていました。彼の誠実そうな人柄が表れていて、じんとしました。
オバマ氏については保護貿易主義者だとの批判もあるようですし、経済や外交とどれをとっても難しい問題が多いので、シニカルな人は、大統領が変わったって問題は簡単には解決しないと言っています。確かにその意見には、うなづけるところも多い。世界経済も外交も、結局は政治家の力なんてほんとうに小さいと、個人的には思っています。でもアメリカの大統領というのは、人々の社会的、世界的意識のシンボルなのではないでしょうか。大統領の政策がどうのという細かいことではなく、(下院も上院もすでに民主党なのだから、政策が変わるとも、変わったとしてもその影響があるとも思えません。)大統領の世界をインスパイヤーする力が大切なように思えます。ちょうどネルソン・マンデラが南アの大統領になったときのように。マーティンー・ルーサー・キングも夢がかなったと喜んでいることでしょう。


ところで今日街で美容院に行くと、お客さんたちがこの選挙の話をしていました。「オバマ氏の顔を見ると、ついついサンダーバードを思い出すのよね。」とおばさんが言っていました。

2008年11月4日火曜日

野菜畑とフレンズ



昨日と今日は洗濯物を外に干せるくらいは天気がよかったので、久しぶりに庭に出て野菜をとりに行きました。6年位前から家庭菜園を始めたのですが、最初の数年はとにかく何でもいいから育てたいと、無計画に種を蒔いていました。でも最近は知恵がついてきて、なるべく長い期間にわたって収穫ができるようにと、冬野菜を多く育てるようになりました。本当は毎日とりにいって新鮮な野菜を食べたいのですが、何せ寒くて雨が多いので、天気がまずまずの日に数日分まとめて収穫してます。今日取れたのは大根、パースニップ、長ネギ、ブロッコリー、スイスチャード、それとなぜか季節外れのアーティチョークが取れました。パースニップとは右の写真の白いにんじんのような根菜で、ローストにするとちょっとサツマイモのような甘みのあるおいしい野菜です。スイスチャードはほうれん草のようなもので、これはあまり店では売っていないけれど、家庭菜園をする人は育てている人が多い野菜です。

晩御飯のおかずに、久しぶりに大根とわかめのお味噌汁を作りました。それとスイスチャードのおひたし。味噌はビデフォードの街のヘルスフードショップで買います。わかめは日本からの乾燥物。おひたしにはこれも日本からの鰹節をかけました。子供たちは結構日本食が好きなのですが、大根は苦手のようです。ルイは鰹節は大好きですが、チャーリーは嫌いみたい。

ここ数ヶ月、テレビの衛星中継で「フレンズ」が毎日2エピソードずつ再放送になっているのを知って、普段はテレビを見ない私が、毎日欠かさず見ていました、今から十数年昔、たまたまフレンズの初回の放送を見て一気にファンになって、それ以来毎週金曜の9時に何年も見ていたのですが、さすがに二人目の子供が生まれてからは、それどころではなくなりました。それで、ここに来て見逃したエピソードをまとめて毎日見ていたわけですが、今日は最終回だったんですよ。なんだかとっても淋しくなりました。胸にぽっかりと穴が開いた。ああ、あしたから楽しみが減るなあ。

今日はアメリカの大統領選挙ですね。なんとなくニュースを避けているのですが、バラク・オバマが大統領になることは、間違いないでしょうね。選挙の前って、その候補者のオーラというかカリスマで、オピニオンポールなんて見なくても分かると思いませんか。前のブッシュとケリーのときは分からなかったけど、まああれはどちらもオーラが弱かったから。テニスの決勝とかでも、試合の前になんとなくオーラでどちらが勝つか分かることが多い。つまりはオーラの濁りのない人、余計なややこしい物が無く、勝負にオーラが集中している人が勝ちます。でもサッカーとか人数の多い試合は分からないのは、いろんな人のバイブレーションが混ざっているからだと思う。

さて、選挙の結果はあしたにならないと分かりません。私は心情的にはオバマが勝てば、色々な意味で世界観が変わるのではないかと思っているけれど。でもどちらが勝っても、どちらも誠実そうな有能な指導者だし、世はすべてこともなし、と思っています。

2008年11月3日月曜日

コメント

 コメントが残せないというご指摘をいくつか受けました。いただいたコメントは私のところにメールが来て、それをチェックしてから、というシステムでしたが、まどろっこしいので変えます。コメントをかいていただくと、認証コードというのがでてきます。変な字を読んで、それをタイプするというあれです。自動的に送られてくるスパムを防止するためのシステムらしい。それですぐにコメントが載るはずです。誰でもコメントOKのセッティングですので、シャイな方は匿名(anonymous)でもいいですよ。

2008年11月2日日曜日

パーティー、ラグビー

日曜というのに朝からチャーリーは隣町のトリントンで友達の誕生日パーティー、ルイはビデフォード(我々の住む街)でラグビーの試合でした。2時間のパーティーの間、家に帰るには中途半端なので、トリントンで時間をつぶす予定でしたが、あいにく日曜で何も開いていませんでした。3週間ほど前にルイのプールパーティーでこの街に来たときは、土曜で街は賑わっていて楽しかったのに。プールは開いていたので、水着を持って来ればよかった。幸いパーティーの行われた会場のカフェが開いていたので、そこで紅茶を飲みながら持参した本を読みました。

本はDeepak Chopraという人が書いたHow To Know Godと言う、少し難しいけれどとても面白い本です。この著者は他にも沢山本を出しているので、ニューエイジやスピリチュアリティに興味のある人はQuantum Healingや Ageless Body, Timeless Mindという本を聞いたことがあるかもしれません。結局は静かな日曜の朝を、ゆっくりと集中して本が読めてよかった。

家に帰ると、ルイはちょっと機嫌が悪い。結果を聞くと6対4ということでした。でもトライを決めたとのことで、「よかったね。トライを決めたなら、負けたって関係ないよ。」とほめると、実は負けたのではなく、勝ったとのこと。でもラグビーの試合のことはもうすっかり頭には無くて、今は先週泊めていただいた人たちにお礼のカードを書けとお父さんに言われて、嫌そうにしていたらしい。本当にルイという人は、一時一時を大切に生きるというか、どんな嬉しいことでも嫌なことでも、のど元を過ぎるとすぐに忘れる性格のようです。

かぼちゃの話の続き。かぼちゃランタンを作るときは、まず種を取って、皮の内側の実をできるだけかきとる、と言うかそぎ取ると言うかします。そうしないと彫りにくいし、すぐにかぼちゃが腐ってしまいます。種はベーキングトレイに並べて塩を振ってオーブンで焼くとおいしいおつまみになります。実のほうはスープにしたりパンプキンパイにします。今年はこんなに大きいかぼちゃなので、処理しきれないくらい実がありました。パンプキンパイは数年前にインターネットでいくつかレシピーを見つけて、結構おいしく作れます。スープは昨年作ったときは全然おいしくなかったけれど、今年はまた違うレシピーを見つけて、子供たちまでおいしく食べてくれました。残りのかぼちゃの中身は450グラム(1ポンド)ずつ袋に入れて冷凍しました。冷凍庫はりんごだとかブラックベリーだとか夏に採れたイチゴで一杯でスペースは全然なく、なんとかしなければ。でもスーツケースと一緒で、もうこれ以上はいらないと思っても、もう一つくらいは入るんですよね。

2008年11月1日土曜日

バレエ、ハロウィーン、バタフライ

金曜はチャーリーのバレエのコンテストでした。チャーリーはとてもきれいなチュチュを着て、とてもうまく踊ったのですが、入選にはいたりませんでした。これには私も彼女もとてもがっかりだったのですが、妹が踊るのを見に来たルイまで、「チャーリーはとてもうまかった。1位か、少なくとも2位は間違いないと思ったのに、信じられない。」と言ってしました。兄弟と言うのはお互いをけなすためだけに存在するようなものですが、ルイにそういってもらって、チャーリーもまんざらではないようでした。ルイのバレエを見る目はともかく。





金曜はもちろんハロウィーンでした。今年は冷夏のせいでかぼちゃがうまく育たなかったのですが、一つだけとても大きくなりました。持ち上げるのもやっとで、お風呂場の体重計で量ってみると15キロもあった。これを子供たちと3人で2時間ほどかけてランタンにしました。前と後ろに顔を彫って、片方はドラえもん、もう片方は怖いお化けです。ランタンのデザインをインターネットで探していると、面白いサイトを見つけました。extreme pumpkinで検索できますので見てみてください。心臓の弱い方はご用心を。







土曜の今日はまた水泳クラブのクラブチャンピオンシップの競泳がありました。チャーリー(8歳)は100メートルのメドレーでデッドヒートの末10歳を負かして金メダル。バレエの悔しさを晴らしていました。子供ながらに、「バレエは審査員しだいだから、勝ち負けの後味が悪いから、その点、水泳はいい。」といってました。ルイはまた強敵チャールズ君と100M メドレー、200Mバタフライを競い合って、今回はどちらも負けました。(200Mバタフライはプールを4往復で子供には本当に大変そうです。)残念ではあるものの、ルイはそんなことはまったく気にしていないようで、「勝ったり負けたり、楽しいなあ。」という様子でした。水泳の苦手な私から見ると、どうしてこんなに親に似ず上手なのかと思うけど、その上、どうしてルイはこんなに親に似ずおっとりしているのでしょうか。まあ、どちらもいいことですね。



あしたはルイのラグビーの試合です。チャーリーは友達のお誕生日パーティーに招かれているので、私とチャーリーは応援にいけません。天気予報は寒くて雨。もちろんラグビーは雨天決行なので、応援に行かなくて済んでほっとしている、というのが本音です。本当に、イギリスに長く住んでいますが、年々寒さと雨が辛くなってくるのですよね。これは永遠に慣れないと思います。