2011年10月31日月曜日

英語の微妙なニュアンス

今日はハロウィーン。チャーリーはルイを説得して、近所の家だけ数件一緒に回ることにしていたのですが、夜になって激しく雨が降ってきました。それで二人とも今年はトリック Or  トリートはやめました。私も近所の子供用に大きな袋のハロウィーン用お菓子を買っていたのだけど、誰も来ませんでした。

それでも子供を下ろして帰ってくるプールからの道では、数人で集まって仮装をして歩いている子供たちのグループをいくつか見ました。私も家に帰って、例のパンプキンをドアの外に出しました。



やっぱりこういう行事って好きです。子供達が仮装しなくなっても、パンプキンのランタンは毎年作ろう、パンプキンスープとパンプキンパイもつくろうと決めました。

今日は一週間ぶりに仕事でヨガを教えに行ったのですが、ハーフタームの間に収穫したりんごと作ったジャムやジェリーを籠に入れて、レッスンのあと店開きしました。今日はクリスマスまでのレッスン費を前払いしてもらったところだし、その上何かを売りつけようとしていると思われたら嫌だなあと思ったのですが、ぜんぜんそんな感じではなく、皆さん結構楽しそうに商品を見て行ってくれて、りんご全部とジャム4瓶売れました。

りんごなど家に木のある人も多いし貰う機会も多いし、買う人はいないかと思ったら、あっという間に買い手がついたどころか、もっとないの? とまで聞かれました。「有機栽培のりんごは貴重だからね。」って。そういえば有機のりんごってたまに店で見るけどすごく高い。私のりんごの場合は有機栽培というどころか、ただほったらかしにしていたら、自然が勝手に実をつけて行ってくれたというくらい有機です。

そういうわけでりんごとジャムを売って8ポンド手にしました。これが普段の商売の人ならどうってことないんだろうけど、私としては初めて農作物や手作りの食べ物で利益を手にしたので、すごく嬉しいです。

さてさて話はすごく変わりますが、英語の話です。割とよく使う普通の言葉で、実は微妙に意味が違うとか、実はそうはいわないという言葉をいくつか思いついたので上げてみます。

お皿を洗ったあと、ふきんで拭きますよね。拭くはWipeなんだけど、英語ではDryといいます。 つまりWipe plates ではなく、Dry platesといいます。やっている行為自体は「拭く」なんだけど、その目的は乾かすことなので、Dryっていうんですね。日本人の感覚では、乾かすって言うのは、空気を当てて乾かすことなんだけど、英語では水気を取ることがdryみたいです。

だからシャワーのあとタオルで髪の毛を拭くのも、dry hair with towel  といい、 wipe hair with towelとは言わないんです。微妙な違いです。

脱水機はSpin Dryerといいます。脱水機から出てくる時点では、服はまだ濡れてるんだけど、でも乾かすための行為なので、Dryer なんですよ。ちなみに乾燥機はTumble Dryerといいます。

それからCookという言葉。これは広義には料理をするって言う意味だけど、狭義には火を通すという意味です。なのでサラダやサンドイッチを作るのはCookとは言いません。これはPrepare(用意する)っていいます。なのでイギリス人が、「私は一日一回しかクックしない」といっても、一食しか作らないという意味とは限りません。私も朝ごはんはヨーグルト、昼はサラダかサンドイッチなので、火を使った料理は夜だけだから、実は一日中食事の支度をしていても、1日1回しかCookしていないのです。

手を洗うときは、どうやって洗いますか?石鹸をつけて丁寧に洗いますか?水でじゃばじゃば洗いますか? こちらではWashといえば、手でも物でも石鹸をつけて洗うことをさします。じゃあ水だけで手を洗ったり、コップを洗ったりするのはなんというかというと、これはRinseなのです。すすぐという意味。

でもすすぐって日本では「泡を取る」「洗剤を落とす」という意味に使うことが多いですよね。イギリスではRinseは、泡があるかどうかは関係ないみたいです。ざっと水を流すという感じみたいです。そうして思えば、イギリス人って(多分ヨーロッパ人もアメリカ人も)お皿を洗ってもすすがないし、バブルバスに入っても、そのままお風呂から上がってタオルで泡と水気をとるだけ。そういった文化の違いもあるのかもしれません。

ちなみに日本で言うリンスはConditionerといいます。日本ではシャンプーとリンスは切っても切れないけれど、イギリスでは最近まではそうでもなかったようです。昔ロンドンで地元の美容院に行ってシャンプーしてもらったときに、コンディショナーはつけますかと聞かれました。シャンプーはもともと別料金なんだけど、なんとコンディショナーも別料金取られました。

それから描く、書くという行為。文字を書くのは書く、絵を描くのは描くで、漢字にしたら区別があるけど、口で言えばどちらも「かく」。話をするときにどこまで意識して口にしていますか?やっていることは鉛筆やペンを手にとって紙になぞっているので、私はほとんど意識せずに「かく」と口にしています。実際絵を描くのに、「書く」とかいても間違いではないと思うんですが、どうなんでしょうか。

英語ではこの二つはWriteとDrawというまったく別の言葉です。絵を描くときにWriteと言ったら通じないくらい区別されています。しかもDraw と言うのは鉛筆やクレヨンで描くときに使います。絵の具を使ったらこれはPaintなんですよ。

名詞にしても違いははっきりしていて、Drawingはスケッチや図面という意味だし、Paintingは水彩画と油絵をさします。Paintって言う言葉は日本語では「塗る」っていう訳だけど、ややこしいことに壁を塗るとか、イボコロリ(そんな薬まだあんのんかいな)みたいな薬を小さい刷毛で塗ったりするのもPaintです。つまり厳格に言えば、Paintって刷毛で塗ることをさすんですね。

こうしてイギリスに長く住んでると、こんなつまらないことも覚えてしまったけど、こういうのってたぶん普通の日本人にはぜんぜん役に立たない知識だと思います、すみません。イギリスでって書いたけど、アメリカ英語はまた違うかもしれないし、その辺も悪しからず。

ハロウィーンスペシャルで、パンプキンスープの作り方をFord Farm Kitchenに載せましたので、そちらもよろしく。

では御迷惑でなければこちらのワンクリック、お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月30日日曜日

明日はハロウィーン

朝から食事の支度などばたばたしていたら、そういえば月曜はハロウィーンだということの気がつきました。庭ではかぼちゃがだんだん大きくなっていて、ハロウィーンまでにちゃんと成長するか心配だったのですが、まあ何とかひとつは大きくなってくれました。

でももうひとつのほうはかなり小さい。日本のかぼちゃくらいの大きさです。

数年前だったらハロウィーンって家族でもっと盛り上がってたんですけどね。子供達も何にもいわないし。私だけが用意周到に、春のうちからかぼちゃを育て、先週はTrick-or-Treaterのためにスーパーでハロウィーンのお菓子を用意してました。

明日はハロウィーンだよというとチャーリーはそれでも畑からかぼちゃを収穫して、重いのに一人で二つも抱えて持ってきてくれました。でもそれだけで、昼ご飯を食べたら二人とも隣の子供達と遊びにいっちゃいました。

 それでデイブがかぼちゃを洗って一人で彫りはじめました。彫るといってもデザインを彫れるまでに、かぼちゃの種を取って中身を掻き出すという結構面倒な手順があります。それをしているうちに子供達は帰ってきたので、デザインだけは自分達でやりました。

デザインに頭をひねるチャーリー
このかぼちゃの中身は、捨ててしまう人が大半だと思うんだけど、実はパンプキンパイやパンプキンスープにできます。今日はお昼にアップルパイを作って食べたのですが、どうもデイブは私が晩御飯にパンプキンパイを作ると思ってたようです。そんなパイばっかり一日二つも・・・食べるのはいいけと作るのは嫌ですよ。
左がチャーリー、右がルイのデザイン

というわけで明日の晩御飯は前菜がパンプキンスープでデザートがパンプキンパイのようです。メーンはなし・・・・というわけにはいかないだろうな。

明日の夜もスイミングのトレーニングなのでそのあとに何か仮装して、トリック・オア・トリートに行くのかと聞いたら、ルイはもう行きたくないそうです。そんなの子供のすること。自分はティーンエージャーだからとのこと。そうか、中学生ってそうなのか。じゃあチャーリーは隣の子といくのかな。近所には子供達が仮装してやってくるのを楽しみに、お菓子などを用意して待ってる人もいるので、いかなとなると寂しがるんじゃないかなあ。


それにしても子供ってすぐに大きくなるね。やっとおととしくらいから、私がついていかなくても近所の家のドアを叩けるようになったというのに、もうそんな子供っぽいことはしたくない年になったのか。

でも実は私はいけるものなら自分が仮装して行きたいです。大人になってしまうとかえってそういう遊びをしたくなるものだけど、ティーンエージャーの頃ってなんかそういうことがかったるいんですよね。

ではよろしければこちらのボタンのクリックお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月29日土曜日

空気は諸悪の根源

今日は野球の話から始まります。できるだけ簡単に説明するので、野球に興味ない人もちょっと我慢して読んでくださいね。

御存知かもしれませんが 先日プロ野球のドラフト会議がありました。そこで日本ハムと巨人が同じ選手を一位指名しくじ引きになり、日ハムが勝って交渉権を得たことで、野球ファンの間では物議をかもしています。

というのは、この大物新人(菅野)は巨人の原監督(総理大臣の名前を知らない人でもこの人の名前は知ってるでしょうね) の甥なんです。それで巨人は早くから彼(菅野)を一位指名することを公表し,菅野側も巨人に行きたいことを公言して、相思相愛振りをアピールしていたんです。

そのこと自体は違反ではないのですが、巨人はこの同じ方法で長野(今年首位打者)と沢村(新人王候補)をここ数年取ったので、一部では不満の声が出ていました。

だってドラフトというシステムは、人気球団や金持ち球団にばかり選手が集まることを避けるためにあるシステムです。どの球団も公平に(というか実は弱い球団から先に指名していく)新人を指名し、リーグ内のチーム力の差が大きくなりすぎないようにするもの。巨人や阪神という人気球団は相思相愛ってことも多いけど、こういってはなんですが横浜とか楽天とかと相思相愛っていうケースはほとんどないと思うんですよ。

それでも実際はこうしておおっぴらに「XXの球団以外に行く気はない。」と選手のほうがアピールすると、交渉権を得ても入ってもらえないかもしれないし、他の球団は遠慮して一位指名を止め、結局その球団がくじ引きなしで単独交渉権を物にするということがよくあるようです。しかも今回は原監督の甥ということで血縁関係もあり、その他の球団は遠慮するだろうという空気でした。

ところがこれを破って日ハムが名乗りを上げたので、交渉権をめぐってくじ引きとなり、ハムが勝ったのでした。

その当日は会場ではすごい声援が起こりました。最近の事だけに限らす、桑田・清原事件だとか、江川事件(これは有名ですよね)などで、巨人がドラフトで我が物顔に行動することをよく思っていなかったプロ野球ファンからは、よくやった、あっぱれという声がたくさんでていました。

実際日ハムはルールに従ってドラフトに参加しくじを引き、それに勝っただけなので、文句を言われる筋合いはぜんぜんありません。ドラフト前に一位指名をするという挨拶がなかったという批判もあるのですが、それは日ハムにすれば戦略的なことで、極秘にすることで競争率を下げようとしたようでした。

でももちろん巨人側も菅野側も、巨人ファンも黙っていない。菅野自身は嫌悪感丸出しの会見をするし、菅野の父親と祖父(原辰則の親父やな)は「日ハムは人権蹂躙だ。」とまで言い出す始末。何でも口を挟むことで有名な巨人コミッショナーのナベツネは「ドラフトは憲法違反だ。」とまで言っています。

そして巨人ファンからも、「指名前に挨拶もなしで、常識外れだ 。」「将来有望な若者の行きたい球団の邪魔をどうしてするのか」「相思相愛の邪魔をするな」「血縁関係があるのに常識はずれなことをするな」などという声に混じって、

「日ハムは空気を読め!!」 という声が高々と上げられています。

それについて、日ハムのエース、ダルビッシュはツイッターで、

@faridyu ダルビッシュ有(Yu Darvish)

そもそもそんな「空気」あったらいけないですよね。
全ての人、球団に平等であるべき。

とコメントしていました。

これは私にしたら、よく言った、わが意を得たりという気持ちでした。勝負の世界に空気も何もあったもんじゃないし、そもそもあるべきではないと思います。


それで話は拡がって思うのですが、私から見て日本の悪いところ、住みにくい理由はこの空気を読むという点にあると思うんです。

いや、正確に言うと、空気を読むことが悪いわけじゃありません。読みたい人は読めばいいんだし、実は私も結構通常は空気を読むほうだと思います。

悪いのは空気を読めない人や読まない人を批判することだと思うんです。誰でも同じ常識を持っているというわけではないので、 空気を読み損ねる人もいる。その空気自体が、コネだとか裏工作とか裏金とかの温床を作っていることもある。私も結構空気を読むと書いたけど、でも常に読みたいわけじゃない。空気なんてぜんぜん読みたくないし、風当たりが強くなることを覚悟で、わざと空気を読まないこともあります。

さらに言ってしまえば、空気を読むことばかりに汲々としてるような生き方はぜんぜん面白くないし、そんな人は結局は常識の枠を超えることができず、平均か中の上くらいの人生しか送れないと思います。

この日本の空気を読め読めと言う風潮が、どうも窮屈でやりにくい、日本は生き難いという人も多いだろうし、 若い人たちはそんなどうでもいいことをいかにも美徳のように教え込まれて、萎縮していくんじゃないでしょうか。日本で平均的な常識人が多い割には、スティーブジョブスのようなすごい投資家やビジネスマンや発明家や政治家や社会活動家が生まれないのは、そういう背景もあるんじゃないでしょうか。

まあ空気を読みたい人はいついつまでも読み続ければいい事と思います。

でも私もそろそろ10代、20代の人たちに一言アドバイスしてもいい年だと思うので一言言わせていただくなら、「空気を読むことを行動基準にするな。」ということです。人生にはね、空気をあえて無視することも必要なんですよ。

ああやだやだ、説教臭いかな。まあこれは自分にも言い聞かせてることだし、子供達にも覚えておいて欲しいなあと思います。といってもうちの子供は日本語も話せないので、特にルイは空気を読むなんてことぜんぜんしないけどね。

さてこの日ハムのほうは、菅野側に交渉に行ったそうですが、本人が出てこなかったそうです。プロ野球の選手になれるなんてどこであれ光栄なことなのになあ。ホンマ態度でかいね、あんた。おじさんのところで野球したいなんて、一体あんたは子供か?   

今は昔と違ってFAという制度もあるんだし、こうなったら日ハムでいい選手に育て、ゆくゆくは堂々と巨人に移籍すればいいんじゃないの?

ではよろしければこちらのボタンをクリックしてくださいませ。でももしもあなたが巨人ファンなら、していただけなくてもしょうがないですね。お気を悪くしないでください。

人気ブログランキングへ

2011年10月28日金曜日

無駄になるりんご

チャーリーの通う小学校の隣に教会があり、その前に大きい樫の木があります。この木は村の中心のような位置にあり、木の周りにはベンチがあるのですが、この季節になるとここにダンボールの箱が置いてあります。

ダンボールの箱の中身はりんごです。庭にりんごの木があって実が取れすぎた人が、食べきれないものを置いていくようです。すると欲しい人が勝手に貰っていきます。

子供のスイミングクラブのコーチにも家庭菜園が好きな人がいて、時々りんごとか梨、夏にはイチゴなどを山ほどトレーニングの後に置いていってくれます。こちらのほうは取れすぎたからというだけでなく、クラブの子供の食べさせてあげたいと思って育てているのかもしれませんが。(80歳近いコーチなんですよ。)

ロンドン郊外などはどうか知りませんが、 この辺の田舎の人は庭にりんごの木はあっても、別に収穫用に育てているわけではありません。家を買ったらもともと生えていたとか、庭木を植えるときに、「庭にりんごの木があるといいなあ」という軽い気持ちで植えたりします。なので消毒もしないし、ただほったらかしにしています。それでも 秋に は大体りんごがなりますから、アップルパイを作ったり人にあげたりします。別に収穫することが目的というわけでもないので、採れたらもうけものって感じで す。


我が家のりんごの木。合計でりんごは9本、梨4本、スモモ3本、サクランボ2本あります。でも毎年すべての木が実がなるわけではありません。


植えてから10年くらいするとしっかりと実をつけるようになるので、豊作の年はたくさんりんごが取れます。今年はそのりんごの当たり年のようで、あちこちでただのりんごが出回っています。でもまあ、こんな風にぜんぜん手を掛けず育ててるりんごなので、形が歪んでいたり痛んでいたりするのが大半で、そのまま食べるというよりは、デザートなどの加工用が大半のようです。


ところで先日友人と散歩に行ったところ、町から外れたところにある大きな家のりんごの木にたくさん実がなっていました。木は7-8本あったかな。そのどれもがたわわに実を実らせていたのですが、その下の芝生にも何十個も、もしかしたら百個以上も落ちていました。

私もその友人もりんごでデザートや加工品を作るのが好きなタイプなので、もったいなあという気持ちで 見ていました。私は家に果樹園があるし、その友人も人に貰ってたくさんガレージにりんごが置いてあるとのことですが、それでももったいないものはもったいない。庭にトランポリンがあったので子供のいる家庭なんでしょう。育児で大変で、そしてたぶん共働きかなんかで、とてもりんごを採ったり拾ったりする暇はないのかもしれません。

でもそれにしても、芝生に落ちたりんごがそのままになってるのは本当にもったいないですね。落ちた実はできるだけ早く拾わないと、ナメクジやその他の虫にすぐ食べられてしまいます。しかも落ちた実は見かけはよくても、地面に落ちたときの衝撃で絶対痛んでいるので、なるべく早く食べないと日持ちがしません。だから、「まだまだ木にたくさんなってるし、落ちた実を食べなくてもいいや。」と思ってるのかもしれません。でもくさったままにしておくのは芝生にもよくないと思うんだけどなあ。

せめていいのだけでも集めて、ダンボールの箱にでも入れて、ドライブの入り口にでも置いておけばいいのに。そうしたら近所の人や散歩中の人が取っていくだろうに。 私と友人も、家に山ほどりんごがあるものの、「これはどういう種類かしら」という興味本位で、きっと幾つかは貰っていくだろうなあ。

こうして考えてみれば、りんごなどの木があるっていうのは、ある意味で責任があることのような気もします。別に自分の家の木なんだからどうしようと勝手じゃないか。腐らせようが、ナメクジに食べさせようが大きなお世話だといわれれば、それはおっしゃるとおり。

でもなんとなく本能的には、せっかくの自然の恵みでなったりんごを腐らせるのは、マザーネーチャーに失礼。自分が必要ないなら、欲しい人にあげる責任があるんじゃないの・・・・?というような気もしますね。

もちろんその人たちにも事情があり、病気だとか長期旅行中だとかで、したくてもできないのかもしれないけど。

りんごついでに新しいレシピを載せました。アップル・フランです。見てくださいね。

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月27日木曜日

ローズヒップ

昨日子供達と近所をサイクリングしました。その時に道の生垣の中にローズヒップがあるのを発見しました。

ローズヒップなるものの存在はなんとなく知っていました。ローズヒップティーというものがあるし、ビタミンCが豊富ということも知っていました。でも実際それがどういう植物なのか、薔薇のことなのか、一体どんな種類の薔薇なのか、そういうことを詳しくは知りませんでした。

先日もちょっと書きましたが、Food For Freeというポケットガイドブックを買いました。家の庭兼草原にいろんな植物が生えているし、中には食べられるものあるし、散歩に行くときとか一冊あれば面白いかなあと思ってアマゾンで注文しました。




その本にローズヒップのことが書いてありました。やっぱり思ったとおり薔薇の咲いた後の赤い実のことです。種類は本には野バラと書いてありましたが、ネットで調べたところによると、どんな薔薇でもいそうです。野バラの場合は小さい長細い実だけど、観賞用の薔薇は平べったい丸さの大きい実がなります。

デイブや友人によると、彼らが子供のころはこのローズヒップの中身の種を「かゆかゆパウダー」と呼んだそうです。これをつけると痒くなるんだって。

それでサイクリングを終えた後、わざわざ坂道を5分くらいまた歩いて、ローズヒップを取りにいきました。でも場所的に採りにくかったので茶碗1杯分くらいしか取れませんでした。

この本によると、ローズヒップは戦争中はローズヒップシロップに加工して、貴重なビタミンCの供給源として重宝されたそうです。このシロップの作り方も載っていました。でもシロップって作ってもたぶん使わないので、ネットでレシピを探して、結局ローズヒップとりんごジェリーを作ることにしました。

ローズヒップの量が少なかったのでりんごも少なめで、結局1瓶半しかできませんでした。なんとなく名前のひびきから、チェリー色のような透明なジェリーを期待していたのですが、結構オレンジかかった色になりました。味のほうは、正直言ってあまりりんごジェリーと変わらないかなあ。ローズヒップティーはすごく酸っぱいので、酸味があるかと思ってたんだけど。

今年はジェリーの作り方を初めて覚えたので、もう何回も作って家がジェリーの瓶だらけ。チャーリーにまで、「お母さん、これ何とかしないと。」と言われています。来週ヨガのクラスに持っていって、売れる物は売ってこようと思います。売れない物は知人へのクリスマスプレゼントかな。

何度も書いているけどりんごが豊作のおかげで、いろいろ新しいレシピも覚えたし、こんな風にジャムやジェリーを庭や野生に生えている木の実などと混ぜて実験的に作るのは、料理しているというよりは台所で遊んでるという感じで、楽しいものです。

そのうち順を追ってローズヒップジェリーのレシピもレシピブログに載せるつもりですが、あのブログ最近ぜんぜん普通の食事の作り方載せてないんですよね。かなりマニアックなブログになりつつあります。

ではこちらのボタンのクリック、今日もよろしくお願いしたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月26日水曜日

お金で幸せは買えないか

私の母校の大阪外大がちょっとお金の問題でもめてるみたいです。

大学のサークルの後輩から回ってきたメールで知ったのですが、以下のようなことでした。

「 大阪大外国語学部が非常勤講師を3年でゼロにする
ことを発表。きわめて低賃金労働の非常勤に大学教育
が支えられてる状態が崩壊に向かいつつあるのだと思
うけど、この先どうなるんだろう。


ということでした。

そのあと現在阪大の外国語学部(元大阪外大)で非常勤をしてる先輩からもメールがありました。 詳しいことは省きますが、今ではお金をめぐって阪大からの分離独立論まで出ているそうです。(御存じないかもしれませんが、大阪外大は阪大に5年位前に合併吸収されました。)

それで、初めの人がこんなことを書いていました

「なにはともあれ、お金がないというのは
世界でも日本でも、悲劇の元になるようで。」


そうなんですよね。どんな奇麗事言っても、お金が無いと大学も教育もできません。

お金で幸せは買えないというけれど、買えるものもずいぶんあると思うし、お金さえあれば解決する問題は世界中にごまんとあります。借金苦に自殺なんて話は今も昔も絶えないし、仕事や人間関係のストレスもお金さえあれば抜け出せるものが多い。世界規模でも、第三世界の上下水道の整備、子供達の予防接種、エイズ予防と治療、そして飢餓の絶滅など、お金さえあれば解決する問題が山ほどあります。

でもその一方で、日本よりも財政赤字の小さいイギリスやアメリカでは未だに毎週のようにアフガンなどの戦地で兵士が戦死しているし、石油であふれているリビアを含む中東の国も、国民が幸せに暮らしているとはとてもいえない。

おっと、ちょっと話がややこしくなりそうなので、ここでは個人レベルに話を絞ります。


友人のお母さんは、お父さんが死んで未亡人になったあとお金の心配をすることが多く、友人が「お母さん、お金で幸せは買えないよ。」といったところ、


「でもお金があれば快適に惨めでいられるわ。You can be miserable in comfort.」と言ったそうです。


お金があっても健康は買えない。人は死ぬし、友達も恋人も買えないし、家庭がうまくいくというわけでも、子供が非行に走らないというわけでもない。

確かにそれはそうだけど、お金で解決する部分もすごく大きいのだから、正確に言えば、お金で幸せは買えないというよりは、「お金で不幸が防げるというわけではない。」 というべきなんじゃないでしょうか。

お金って不思議なものですよね。世の中の大半の人が、お金にこだわるのはよくない、お金は汚い(物質的にではなくコンセプトとして)、お金を欲しがるのは悪という気持ちを持ってるし、中にはお金持ちは悪い人たちだ、お金なんてあると不幸になるだけだ、貧乏は正しいと思ってる人たちもいます。

実は私も最近までは似たような感情を持っていました。でも数年前からアブラハムの本を読むようになって、そういうこだわりがやっとなくなってきた気がします。

健康になりたい。幸せな恋愛をしたい。幸せな家庭を築きたい。そう願うことは誰も抵抗が無いし、 そう願う人を批判することも無い。なのにお金持ちになりたい、収入を増やしたい、財を築きたい、そう願うと、「それは欲張りだ。」「そんなことを願っては意地汚い。」「がめつい。」という印象になってしまいます。

でもそれはおかしい。健康になりたい、いい友人や配偶者に恵まれたい。お金をたくさん手に入れて、自由に旅をしたり経験を広げたりして、より豊かな人生を送りたい。それは同じレベルの欲求だと思うし、当たり前の願いだと思います。

問題は、健康や幸せな結婚は、私がそれを手に入れても別にそれで損する人はいないけど、お金は私がお金を入手するとそれで損をする人がいるという思い込みが世間にはびこってることでしょう。

でもお金って使えば使うほど、世の中が潤ってくるものなんですよ。経済上の話だって、不況だ不況だと思ってみんなが財布の紐を締めるから不況になるんです。たとえば私が車を買うと、それによって車のディーラーの潤うし、車のメーカーの職員も生活が安定するし、そこで恩恵を受けた人たちがお金を使うことによって、好循環でお金が回っていく。実生活のレベルでも、私のようなサービス業は、経済が潤ってお金持ちの人が増えると儲かる商売。だから人がお金持ちになると自分の取り分が減るっていうのは大きい間違いなんですよ。

なんか話が大学の話から飛んじゃいましたね。

まあそいうわけで、私もお金をたくさん手に入れて、こだわりなくどんどん自由に使いたいです。しかももっといい仕事に就くとか、時給が増えるとか、競争をかいくぐって高い地位に着くとかじゃなくて、楽に簡単に手に入れたいです。できれば働かずに。いや、働かずにでは無くて、好きな仕事を好きなだけして。宝くじなんかだと、大金が一度に入って、その後はその運用で頭を痛めそうなので、運用せずともどんどん後からお金が入ってくるような方法で。

アブラハムの言葉によると、それはもちろん可能。そしてそうやってお金がどんどん入ってくるようになると、それはそれで面倒になって、もうお金はそんなになくてもいいやという気になって、どんどん出て行くようになるとのことです。

ほんと、そんな風に、金は天下の回り物と、楽にお金のことを考えるようになると、どんどん入ってくるのかもしれませんね。

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

2011年10月25日火曜日

昔の映画

前にも一度書いたのですが、EasyCinemaというDVDクラブのようなものに入ってます。8ポンド強払うと4枚DVDが借りれ、3ヶ月間に自分の作った「見たい映画」のリストから1枚ずつ送られてきます。送られてきたのはいつ返してもいいんだけど、返さないと次のが来ないし、3ヶ月でクレジットはなくなるので、まあ1週間くらいで返すようにしてます。

夏の間は夜まで明るいし外で過ごす時間が長いのでお金を払ってなかったんだけど、冬に近づいてきたのでまたはじめました。今日はスティーブマックイーンノの大脱走が来ました。

それで晩御飯を食べた後家族で半分見ました。子供達の就寝時間があるからもともと半分しか見れないよと言っていたのだけど、途中で止めたくなかったなあ。

昔見てすごくいい映画だと言うのは記憶していたけど、何せ古い映画だからルイとチャーリーにはとっつきにくいかなあと思ったけど、二人ともすごく面白く見てました。

映画を借りるとなると、自分ひとりだと、見逃した新作ばかりに興味が行って、昔見た名作をもう一度借りようとはあまり思わないと思うんだけど、子供(特にルイ)が大きくなって、「見せてあげたいな。」という映画がいろいろでてきて、こうして家族でまた見て楽しんでます。これも子供がいるおかげですね。

昔の映画といえば、夏の前はロバートレッドフォードとポールニューマンのスティングを借りたんですが、その時なぜが郵便のせいで届かなかったんです。それで手続きをしてまた送ってもらったんですが、1ヶ月ほどしてその初めのDVDが届きました。(ごくまれに郵便事情の関係でそういうことがあります)いろいろ手続きがあって、返すとなるとそれも向こうにとっても面倒だろうからと勝手に考慮して、届かなかったことにしていただいておくことにしました。

スティングってとってもいい映画だけど、ちょっとストーリーがややこしいなあと思っていたので、ちょうどいいや。

映画を見て食卓のドレッシングの顔と映画の中の顔のつながりが子供達にもわかったようでした。(ポールニューマンドレッシングって日本にもあるでしょ?)


1年ほど前は家族でバックトゥーザフューチャーに凝って、1から3まで続けてみたことがありました。私にとっては古い映画っていう意識は無かったんだけど、考えてみれば大学生の頃に映画館で見たので、子供にとってはあれも古い映画っていうことになるよね。もしかしたら彼らにとってはバックトゥーザフューチャーも大脱走も同じカテゴリーの「昔の映画」ってことになるんだろうか。

この見たい映画リストには、「ジョーズ」、「荒野の7人」などが入っています。他にも何か昔の映画で中学生くらいの子供と一緒に見れるようないい映画があれば是非教えてください。

新作の映画は情報を知らないので御無沙汰してますが、日本行きと帰りの飛行機で、King's Speech,
Black swan, Paul, Stranger than fictionと4本まとめて見ました。キングス・スピーチとブラックスワンは見たかった映画なので、見れてよかったです。だって飛行機の中ででも見ないと、きっと何年も見る機会を逃していただろうから。たぶん子供達が大きくなって親と一緒に映画なんか見なくなるくらいまで。

ではお手数ですがこちらのボタンのクリックよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

2011年10月24日月曜日

豚マンと断捨離のその後2

今週は子供の学校のハーフタームホリデーでおやすみです。時期的にどんな休みになるかは天気次第なんですが、今日は一日中雨でした。晴れていたら海辺に散歩だとか、テニスだとかバトミントンとか、いろいろ外に行くことができるんですけどね。

ルイは今日はずっと一日中ギターを練習していました。チャーリーはしばらくピアノを弾いていましたが、その後は暇そうでした。私は昨日からアップル・チリ・ジェリーを作っていたので、午前中はチャーリーが手伝ってくれました。

午後からは豚マンを作りました。

前々回日本に行ったときに、大阪のキッズプラザというところで子供達は蓬莱の豚マンつくりのワークショップに参加しました。たった数百円だったと思うんだけど、ひとつ食べて二つ作って、その上お土産の豚マン2個とシュウマイを貰って来ました。それまで豚マンは嫌いだったはずのチャーリーなんだけど、なぜか今回日本に行ったら豚マンが大好物になっていました。

それで数週間前にふと、「豚マンって家で作れるのかなあ。」と思い立ってネットで探してみました。豚マンやシューマイって普通は買うものなので、家で作るなんて思いついたこともありませんでした。たぶん日本に住んでいたらまず思わないでしょうね。

まあ普段は作っても、晩御飯に食べるようなものでもないし、なかなか作る時間が無かったので、今日は子供達と3人で作りました。

ネットには意外にもすごくたくさんレシピが載っていました。材料は大体こちらで手に入るものばかり。何種類かレシピのバリエーションがありますが、今日作った中で足りなかったのはオイスターソースだけ。これも売ってないことは無いんだけど、これだけのために買うのも嫌だったので省略。
それでもなかなかおいしくできました。

形はチャーリーがいちばんうまかった。生地をつまんでひねって、ちゃんと豚マンの形になってます。ルイのは大福もちというかジャガイモみたいになっちゃいました。
蒸す前。下の蒸篭の中の形がいいのがチャーリーの。ただの丸いのがルイの。

出来上がりです。




話はその前の週に飛びます。

まだぼちぼちと断捨離を続けています。整理が悪くてもう開けるのも嫌になりかけていた、電卓やらホッチキスやらリボンやらが入ってる引き出しがあるのですが、それも終わりました!!

断捨離って、「日ごろの暮らしを見つめなおして、不要なものを捨ててシンプルに暮らそう。」ということだと思うんだけど、私の場合は不要なものどころか、こんなものどうして今まで捨てなかったんだろうと言うようなものが一杯でてきました。たぶんその時は、また何かに使うかなあと思ってとってあるんだけど、何年もほったらかしだから、もうとっくに必要なくなっても、いつまでも場所をとってるんですねえ。

子供達のクレヨンやマジックや色鉛筆などの文房具が入った引き出しも片付けました。ここは2年前くらいに片付けたはずだったのに、どうしてまたこんな惨状に。まあ写真で見てください。

これだけ全部捨てました。たぶんカラーマーカーやクレヨン、100本以上は捨てたでしょう。雑記用に取っておいたA4の紙なんかも山ほど捨てました。
5リットルくらい入るゴミ箱。これのいちばん底から上まで全部マーカーやクレヨンです。

これが終わったあとの引き出し。ビューティーフル。誇張なしで、本当にこの引き出しが開かないくらいびっしりと詰まっていました。

ああ、すっきり。ゴミが減った、ゴミが減った。

でも断捨離ってゴミじゃなくて物を減らすことですよね。私の場合はもしかしたら断捨離以前のレベルかも・・・

さて、お騒がせしてる野球のほうは今日で阪神の今季の公式戦は終わりました。来季は監督が変わるし、ルイがファンのブラゼルも解約になるとかならないとか。マートンはメジャーリーグに帰るんじゃないかなんて声も出てるし、寂しいと言うか、心騒がしい季節です。

ではよろしければこちらのリンクのクリックお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月23日日曜日

アフリカ人の子供の人身売買の怖い話

2週間ほど前のテレビのニュースで気になっていたことがあります。アフリカから子供が誘拐されてイギリスに連れ込まれ、虐待されるケースが増えてきていて、去年は300人もの子供が保護されたとのことです。

どうしてそういうことが起こるかというと、アフリカの黒魔術のために生け贄としてとのこと。背筋が冷たくなりませんか?

保護された子供達の話によると、「お前は呪われた存在だ。その罰を受けねばならない。」と言うようなことを言われ、腕や足を切り、生き血を採られたそうです。

ニュースでは身元を隠したレポーターがユガンダに行っていました。クライアントの振りをして仲介者を通して、誘拐犯の元締めのような男と電話連絡をし、会いに行きます。その男は、「10人 、20人?いくらでも引き渡せるよ。」とのこと。手段としては、親が連れてくることもあるし、無理やり誘拐してくることもあるらしい。

第3世界のお金の無い国のことですから、親が連れてくると言うのもありえないことではないでしょう。昔は日本だって子供を売りに出したりしてたんですから。ギャングのほうも本当のことは言わず、「養子を探してる白人がいる」とか言ってだますのかもしれません。

値段のほうですが、3000ポンドとか5000ポンドとか、イギリス人にしてもかなりの大金、ユガンダ人にすればすごい額を請求していました。覆面レポートのほうは、ここで商談不成立という形で、打ち切りになっていました。

次にレポートはイギリスになります。地方紙や雑誌で、「スピリチュアルヒーラー」などの広告を探すと、そこに「アフリカのヒーリング、おまじない、祈祷」など、ちょっと色合いの違う広告が載っています。(らしい。私はぜんぜん目にしたことは無いけれど。) そのうちの一件をまたこのレポーターがお客さんの振りをして訪ねます。

まずは初めはハーブを使ったり、火を使ったり、おまじないを唱えたりします。そして何回か訪問を繰り返すと、「実はもっと効き目のあるものがある。」と言って、瓶に入った「人間の血」を持ってきます。「それにはXXXXでXXXXの効果がある。これを家に撒くと金運がよくなる。ただし人間の血なので臭いけど、我慢するように。」と言うようなことをいいます。

この血をレポーターは持って帰り、化学分析すると、やっぱり人間の血でした。ただしこれだけでは、これは子供の血か、それとも血液売買などで、合意の下に採られた血なのかはわからないと断っていました。

そういえば5-6年前も怖いニュースがあったんです。テムズ川で頭と手足を切り取られた黒人の子供の死体(胴体)が上がりました。それで、どういうわけでそういう結論に至ったのかわかりませんが、それもアフリカの黒魔術の犠牲者で、その子供は儀式で手足を切られ殺されて川に捨てられたとのことでした。

犯人が見つからなかったのにそこまでわかっているとは、きっと似た様なケースや未遂のケースなどの情報がたくさんあるってことなんでしょうね。ニュースではこんな感じで紹介するだけですが、もしも本気で調べたら、いくらでも残酷でむごたらしい話が見つかるような気がします。

本当にすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく、怖いですね。

日本だって子供の虐待や折檻死の話があとを立たないけど、こういう話はさすがにないですね。やっぱりイギリスってアフリカとつながりの深い国なんだなあ。

怖い話の後はお口直しに、更新したてのレシピブログをご覧ください。 アップル・チリ・チーズと言う珍しい食べ物です。

ではこちらのボタンのワンクリック、面倒でなければよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

風流

イギリス人って雨が降ってもあまり傘をさしません。小雨なら当たり前のように濡れていくし、雨足が強いとコートのフードをかぶったり、防水のコートを着たりします。傘を持っていない人も多く、デイブも持っていませんし、私は持ってるけど外出するとき持参することなどまずありません。

それで時々

「春雨じゃ、濡れて帰ろう。」という言葉を思い出します。頭に浮かぶ情景は江戸時代のかっこいい武士か商人が、蛇の目傘をたたんでいるところ。これって本当に風流だなあって言う気がします。

それで風流って言葉の意味を辞書で調べると
上品な趣があること。みやびやかなこと。また、そのさま。風雅
とのこと。

日本に限定とは書いてないけれど、日本的な情緒をさすような気がします。こうして考えてみると、風流っていう言葉、英語では思い当たりませんね。Atomospheric・・・かな。これだと雰囲気があるという意味です。辞書を調べると

風流な|〔優雅な〕elegant; 〔趣のある〕tasteful; 〔洗練された〕refined

って書いてあるけど、これも違う気がする。

外国、少なくとも欧州やアメリカやオーストラリアには、Elegantなものも Tasteful な物もRefinedなものもいろいろあると思うんだけど、風流な物はなかなかなさそうです。

そこで無理やりイギリスで風流なものを考えてみました。

夏の日のテムズ川での ボート遊び
夏の日の芝生での豪華なピクニック
晩秋の森の散歩
風が無く、重く澄んだ空気の冬の日
クリスマスツリーのもみの木の匂い
新年が明けてしばらくした頃に生えてくるスノードロップの白い花

こんな感じかなあ。でもやっぱり風流と言う言葉とはちょっと違うような気がします。

じゃあ日本で何が風流かと考えると、これがなかなか思い浮かばない。京都のお寺の竹林だとか七夕の笹の木だとか浴衣だとか、風流と言われているものはあるけれど、こんな風にそれがあまりにも典型的なクリシェになってしまうと、風流感が薄れて行く気がします。

そう思うと、やっぱり春雨に濡れていくって言うのは、どんな状況よりも私にとってはいちばん風流です。身近で日常的でありながら、普通の人は思いつかないような発想で。

料理ブログも更新しました。アップル・チリ・ジェリーです。

ではよろしければこちらのボタン、軽く優雅にワンクリックお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月21日金曜日

Tatoo

今日ヨガを教えていたら、生徒さんの一人が足の甲に小さな星の刺青をしているのに気づきました。この人は60代の普通のおばさんです。

あまり話をしたことが無い人なのだけど、「足にあるのタトゥー ?」と終わってから聞いたら、そうなのよをわざわざ靴と靴下をぬいで見せてくれました。月曜に入れたばかりだそうです。

数ヶ月前に初孫が生まれて、その記念に入れたとか。刺青は昔から興味があったんだけど、怖くてできなかったんだけど、勇気を出して小さいのをしてみたら、思ったほどは全然痛くなかったわとのことでした。一度やったので、次もまた生まれたら別のを入れるといってました。

イギリスでは小さな刺青はファッションで、若い人は結構入れている人がいます。私は別にそういうのを見ても自分もしたいとはぜんぜん思ったこと無いんだけど、今日のこの人の刺青は小さくて可愛くて、こんなのだったらやってもいいなあと思いました。

それにしても、孫が生まれたから入れるなんて、すごいというかかっこいいですね。イギリスではファッションとはいえ、それでも入れてる人はピアスなんかに比べるとぜんぜん少ないし、60過ぎて入れる人ってほとんどいないと思います。しかもこの人はごく普通の中年と言うか、もうすぐ初老と言う感じのちょっと太目のおばさんです。その孫にしたら、「僕のおばあちゃんは僕が生まれた記念に刺青入れたんだぜ。」というのは、やっぱりかっこいいですよ。

日本に行ったとき、大阪市内のスポーツクラブの経営する大きい室内プールに行ったのですが、そこには刺青の方お断りだったか、刺青はラッシュベストで隠せだったかの看板が出ていました。いまでもそうなのか。

確かに私が子供の頃はお父さんと銭湯に行くと背中が刺青の人たちがいて、怖かったのを覚えています。その頃は刺青と言えばヤーさんだったからね。でも今って日本でもファッションで刺青してる人も増えてきたと思うんだけど。

一方のイギリスでもそういうハードコアの人たちはいて、そういう人は男性は大体スキンヘッドで、おどろおどろしい刺青をたくさんして、ピアスも耳だけでなく鼻や唇やおへそや、普通では考えられないようなところに穴を開けていたりする人もいます。 そうなるとファッション刺青などではなく、まあライフスタイルとういか、そういう類の人たちになります。ヤクザと言うのとは違うけど、まあカタギというのともちょっと違うかな。パンク・・・と言うのだろうか。それともちょっと違うかもしれない。

そういえばすごく昔の20年位前の話ですが、私がロンドンのシティーの銀行で働いているとき、別の日本人の女の子にこんな話を聞きました。

彼女の友達はロンドンで数年住んでいて、体のどこかにワンポイントのタトゥーを入れていたのですが、ある日系企業の面接に行ってどういうわけか刺青を入れているのが知られて、「オフィスに上がれる体じゃありません」と一旦決まった採用を取り消されたそうです。

オフィスに上がる? 一体どんな偉いオフィスと思ってんねん? 今から思えば、日系企業とはいえイギリスの法律で運営される会社なんだから、雇用法違反で訴えてやればよかったのに。ファッションタトゥーで解雇なんていうのは、裁判になったら会社が負けると思うよ。

そういえばチャーリーの担任の40歳くらいの女の先生も胸元に直径3センチくらいの刺青を入れてます。そしてこれが見えるような襟元の開いた服を着ています。

いちばんお手軽なのは昔のシールのような感じの肌に張る似非刺青です。実はうちのスイミングクラブにも クラブの紋章と名前の入った刺青があり、大会のときは子供達はこの刺青をひとつ20ペンスで買って、背中や腕に張って、クラブの名誉のために一生懸命泳いでいます。

ではよろしければこちらのボタンのクリックよろしくお願いいたします。最近ランキングがかなり下がって180位くらいです。何でだろう?逆に料理ブログのほうは80位台まで上がってるのに。
人気ブログランキングへ

2011年10月20日木曜日

疎開の日、ただの食べ物、かぼちゃ

今日はチャーリーの学校は「疎開デー」でした。それで第2次世界大戦中にロンドンから田舎に疎開してきた子供達の格好で学校に行くことになりました。

チャーリーと近所の子供達。チャーリーが断然大きい。


その頃どんな服を着ていたかというと、とにかく茶色や灰色で地味とのこと。チャーリーは今私と同じサイズなので、私の服の中から地味な服を選んで、コスチュームは出来上がり。茶色の帽子とグレーのスカートも用意したんですが、これは嫌だとのこと、この花柄のスカートは実は結構派手な ワンピースなんだけど、小花模様というのは昔流行だったのでOKでした。靴とコートはちょっと違うけど、まあこの日だけのために買うわけには行きません。

それだけではなく 、今日は配給制のお弁当を持ってくるようにとのことでした。それでチャーリーのお弁当は白いパンにマーガリンとマーマイト(というイギリスの塩味のパンに塗る食べ物)のサンドイッチ、ニンジン、りんご、梨。それだけでは可哀想なので、フラップジャックと言う大麦で作るお菓子を入れてあげました。本当は自家製にするべきなのですが、そこまで付き合ってられないので、市販のもので済ませました。ランチボックスの蓋を開けたらすぐにラッピングを捨てて、ホームメードのような振りをするように言い聞かせて。

私は午前中は友達と散歩に行きました。エクササイズが目的なので4キロくらいは歩いたんだけど、数週間前と同じビデフォードの住宅地周辺の舗装された道を歩きました。 秋になり道がぬかるんできたので、今日は海辺の散歩はやめたのですが、歩いてみると海が恋しくて恋しくて。

私は別に特に海が好きと意識したこともないし、普通の人並に海ってやっぱりいいなあと思ってます。でも海沿いを毎週歩くことに慣れると、やっぱり海岸から離れて住宅地の近くを歩くのは寂しいものです。

ああ、海が見たい。潮風を吸いたい。こんなこと考えたこと今まで無かったのに。

でもこの散歩には特典があります。前回この同じ道を行ったときに、なぜか途中にりんごの木があり、たくさん頂戴してきたんです。あれから2週間経つのでもう採り尽くされてりんごは無いかなあと思っていたら、前回とほぼ同じくらい実ってました。誰も採らないのかなあ。

私達はこういうこともあろうかと袋持参で来たので、ごっそりといただきました。りんごの枝のいくつかはりんごの重さで折れかけていたので、木にしたらありがたかったことでしょう。そしてまた歩き出そうとすると、友人がりんごの木の隣にダムソンの実がなってるのを発見しました。

私は実は先週ちょうど「Food for Free」(無料の食べ物)というポケット図鑑をアマゾンで買って持参していたので(山や森で自生している食べられる植物のガイドブック)、一応それで調べて間違いがないか確認してからこの実もたっぷりいただいて帰りました。

今はそれでりんごとダムソンジェリーを作っています。

私もその友人も、こんな風に自生している木の実や食べられるものを採るのがとっても楽しいと思ってるんですが、友人のだんなさんはそんなつまらないことはないと言うそう。こうして思い出すと、都会っ子だった私でも 祖父母の田舎などでたまにヨモギやつくしを採るのが珍しくて楽しかったです。公園で銀杏を取ったりもしたなあ。ああ、ヨモギ蒸しパン食べたい。

その後買物に行くと、スーパーでは4メートルくらいの棚全部がハロウィーングッズで占められていました。ハロウィーンってなんだか年々大きいイベントになってる気がします。

我が家でもちゃんと春にハロウィーン用のかぼちゃの種を撒いて育てています。でもなんかこのかぼちゃ色がちがうんだよなあ。もしかしたらもっと濃いオレンジに今から変わるのかなあ。大きさも特にこの小さいほうはもっとがんばらないと足りません。ハロウィーンまであと10日。がんばれ。


これが小さいほう

今日もだらだらと長く書いてしまったなあ。迷惑でなければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月18日火曜日

広大の寂しい季節

あの中日がセリーグ優勝だってさ。はい、おめでとう。よかったね。

まあ浅尾君だけはビールかけしてる姿見たい気もするけど。(浅尾君と言うのは中日の中継ぎのピッチャーなんですが、何でこんなに美形が野球をするのか、奇跡としか思えないほどのイケメンです。しかも憎々しいことにすごいいいピッチャーなんですよ、これが。)

これでもかと浅尾君を載せます。イケメンナだけなら、「顔で投げてみろ」と罵倒するところですが、これが実はセリーグを代表する中継ぎ投手です。ほんま、天は二物を与えてます。





阪神は4位決定でクライマックスシリーズも出れないんだけど、まあそれはうすうすわかっていたと言うか、いまさら別に大ショックでもないんだけど・・・・

でも寂しい季節になりましたよ。まだ6試合も残ってると言うのに、真弓監督は解任だか辞任だか。背番号7、阪神の真弓といえば現役時代は愛されたスター選手だったのに。すらっとしてハンサムで、野球もうまくて。それが監督になって優勝できないと、これだけ叩かれるんだから。本当に阪神の監督だけはやるものではありません。

でも真弓って現役時代はあんなにかっこよかったのに、今はやっぱり中年太りして 、やだなあ。まだハンサムと言う人がいるけど、あんなのおっさんだよと思っていたのですが、昨日昭和28年生まれと言うことを知りました。ということは私より12歳上の58歳。60を前にしてあれは、やっぱりなかなかかっこいいと言っていいのではないかと、やめることが決まっていきなり私も掌を返しています。

でもなんといってもいちばん寂しいのは、戦力外通告。2軍でしばらくいて芽が出なかったり、故障で落とされて1軍に戻ってこられなかったりすると、シーズンの終わりに通告されます。要するに首ですね。戦力として自分のところでは必要なくなっても、よそで引き取り手がありそうな選手はトレード要因として、戦力外通告はされないそうです。なので通告されてしまった人は、球団も「こいつはもう選手としてはあかんな」と見放した人たちです。

そういう人がどうするかというと、11月の末と12月の初めに合同トライアウトというのにでます。いろんな球団からスカウト(やろうな)が来て、そこで練習試合のようなことをして、もしかしたらまたどこかで拾ってもらえるかもしれないそうです。

でも拾ってもらえない人はどうするかと言うと、そこはキッパリ野球をやめたり 、それでもどうしてもやりたい人は韓国や台湾の球団にアピールしたりするそうです。

今年はもうすでに3週間くらい前に8人通告されてるんです。

その中に桜井広大と言う選手がいます。大阪の子でPL学園出身です。28歳くらいかな。守備は下手だと定評があるんだけど、打撃、特にホームランバッターとしてすごく期待されていて、「将来の和製大砲」と呼ばれていました。おととし私達が京セラドームで見に行ったときはスタメンででていたし、去年も故障がありながらも9本ホームラン打ってました。私はなんとなくこの桜井君が大好きでした。ホームラン打つときのフォームがすごくかっこいいんですよ。

でも今年は故障が直らなくて、ずっと2軍でした。実は今年の夏私達物好き親子は鳴尾浜球場の2軍の試合を見に行ったんですが、そこでもホームラン打ってくれましたよ。

で、その2ヵ月後位に戦力外通告・・・・・

これは驚きではなかったけど、寂しすぎます。あんなに期待されていたのに、才能が開花する前に、まだ28歳で首を宣告されるなんて・・・・。

たぶん子供のときから夢は野球選手。

リトルリーグで野球をやって、中学と高校では坊主頭で真っ黒になって、毎日朝練と遅練、週末も夏休みも無く野球。ドラフトでプロ入りできたら、喜びもつかの間でまた練習練習の毎日。それが志し途中で、故障が原因でこんなことになって・・・本当に寂しいです。私だけでなく、実は阪神ファンの間ではこの桜井ショックは大きかったみたいです。

うちのルイとチャーリーも水泳を がんばってるじゃないですか。週に5回練習があり、週末も大会で泳いで、チャーリーはそのためにバレエもタップダンスもやめたし、ルイもテニスをやめました。まあ今のところは何かを犠牲にしてるというわけではないけれど、でも費やしている時間も(我々の)お金も、趣味と言えるような額ではありません。

それでも水泳なんてそれこそ野球やサッカーと違って、プロになれるわけでもないし、多分ルイもチャーリーも水泳のコーチになんてなりたくないと思います。 たとえ全国大会でメダルを貰っても、それこそオリンピックに出ても、それが何につながるものでもないし、ただ自分の中の誇りと満足でしかない。

でも結局スポーツってそういうものなんですよね。それだけのためにしては代価が大きすぎるともいえるし、いや、それこそが生るっていう意味なんだから、 全力を尽くしてやるだけの価値は十分あるともいえる。

野球から話が飛んじゃいましたけど、野球だってプロになったからってそれでゴールというわけでもないし、プロスポーツでもアマスポーツでも、スポーツって行き着くところが無い。それが虚しいといえなくも無いけど、でも人生ってそういうものだしなあ。

ああ、それにしても寂しい季節になりました。

料理ブログ更新しました。よろしければごらんください。アップル・ピクルス

よろしければこちらのボタンのクリック、お願いいたします。



人気ブログランキングへ

2011年10月17日月曜日

シェフィールドから帰ってきました

2日間ブログお休みしました。イギリスの北部のシェフィールドの国際プールに行っていました。

土曜日の12時にデボンチームのバスにルイを乗せて、私達も車でシェフィールドに向かいました。泊まるホテルも違うし、当日は私達は観客席から応援して、大会の後にちょっと話ができるくらいかなあと思っていました。もしかしたら日曜の夜帰ってくるまでは、あえないかもなって。

そうしたらなんと行きも帰りもたまたま停まった高速のサービスエリアでかち合いました。ここからシェフィールドまで400キロくらいあるのに、なんという偶然。行きに会ったときは、ルイもまだチームメートとあったばかりで打ち解けてないようでしたが、帰りに会った時は、楽しそうにグループで一緒にハンバーガーを食べていました。

大会自体はルイが泳いだのはリレーが二つでした。どちらもびっくりするくらいいいタイムでしたが、ルイだけでなくほかの チームメートもすごいタイムでした。それでも結果は18チームの真ん中へんでしたから、本当にスイミング人口は厚いのだなあと感心しました。

向かいが選手達の席。1500人も参加したそうです。50メートルのプールを二つに分けて、デイヴィジョン1と2の試合が同時に行われます。


州ごとにカラフルなユニフォーム
ルイ発見!オレンジ色のタオルの上に座ってるのがルイです。



泳ぎもうまくいったし、新しい友達もできたし、思った以上にいい経験になったようでした。特に普段は会うことができないような遠くに住むトップクラスのスイマーと友達になったのは、これからもお互いを刺激しあっていい励みになると思います。

私達はシェフィールドの中心から車で5分くらいのところに泊りました。頭がルイの水泳のことで一杯だったので何も予定を立ててなかったのだけど、考えてみればシェフィールドはイングランド北部ではマンチェスターの次に大きな都市だし、できることならちらりと町の様子を見たいなあと着いてから思い立ちました。でもガイドブックもないし、ホテルでのインターネットのつながりも頼りないし、とりあえず翌日のプールの場所をチェックしに行きました。

その後でその辺でレストランを探して歩いていると・・・

こういうのはもしかしたらいろいろあちこちに行った経験なのかもしれませんが、なんか鼻が利くんですよね。こっちに行ったら、・・・そしてこっちに・・・・その先こっちに行って・・・・という感じで歩いていると、いつの間にかシェフィールドのいちばん賑やかな中心地に出ていました。それでその辺の人にいいインド料理のレストランは無いかと聞くと、すごくいいレストランを教えてくれました。

思うのですが、初めての土地で道行く人にいいレストランがないか聞くときは、30代くらいの女の人数人のグループに聞くのがいちばんです。大体彼女達はあちこち食べ歩いているからよく知ってるし、土曜の夜でも7時くらいなら酔っ払ってないし、無茶苦茶高いレストランや安食堂ではなく、お手ごろな値段でおいしいお店を教えてくれます。

そういうわけでルイちゃんの水泳だけでなく、私達も楽しくシェフィールドの町の観光をし、おいしいインド料理をいただきました。

さてさてその間なんですが、我がタイガースは大変なことになっていました。うちらが1試合負けてる間にあの憎きジャイアンツが中日に3連勝して、タイガースは4位決定。それで真弓監督が解任とか辞任とか・・・まだ8試合くらい残ってるはずなんだけど、 これは全部消化試合。そうなるとプレッシャーに弱い虎たちは8連勝しやがるような気がする・・・

どちらにしてももうすぐ野球もシーズンオフかと思うと、すごく寂しいです。

まあ水泳の競技会シーズンがいよいよ本格的に始まるので、しばらく野球よりは子供の水泳に集中するか・・・・

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月14日金曜日

水泳州対抗大会と月明かり

あさってはルイの水泳の州対抗の試合がシェフィールドであります。それで明日ルイたちはバスに乗って4-5時間掛けてシェフィールドに行き宿舎に泊ります。我々残りの家族のメンバーは車でシェフィールドに行き、別のホテルに泊まる予定。なので明日高速の入り口でバイバイをしたら、次に会うのは日曜の大会です。会うと行っても我々は大きいプールの観覧席に座るわけだから、見るだけでしょうね。たぶん日曜の夜まで会わないんじゃないかな。

ルイのクラブメートの女の子も行くのですが、その子は最近他のクラブから移籍してきたので、今日のトレーニングで初めて口を利いたようです。日曜のプログラムがもうネットで載っているので見てみると、今まで他の大会で会った顔見知りも数人います。たぶん行きのバスは猫の子を借りてきたようにみんなおとなしくしているだろうけど、日曜大会が終わって帰ってくる頃には、チームメートと仲良くなって帰ってきてくれればいいなあ。

もちろんレースもがんばって欲しいけど、とにかくルイにとってすごく楽しい週末になることを祈っています。

話はぜんぜん変わりますが、今日はとっても月が明るいです。日本に住んでいたときもロンドンに住んでいたときももちろん月は時々眺めたけど、月明かりがこんなに明るいものだなんて、田舎に住むまで感じたことありませんでした。満月の前後は月明かりでくっきりと地面に影ができます。 そんなことぜんぜん知りませんでした。

明日私達も家を空けるので、今夜のうちに洗濯したのですが、夜10時ごろ月明かりで十分外に洗濯物が干せました。

逆に月が出ていない夜はすごく暗いです。街灯がないし家も少ないですから、懐中電灯がないとゴミも出せません。

月明かりってなぜか昔から大好きでした。月の明かりって結局は太陽の光が反射してるものですよね。じゃあ日光浴の代わりに月光浴をしたら、日焼けせずに肌でビタミンDが生産できるんじゃないかな。太陽の光が足りないとうつ病になったりするから、日光には人間の精神を明るくするものがあるけど、月にも何か絶対ありますよね。

そういえばヨーロッパでは月光と狂気は関係あるという言い伝えがあるし、知人の妹とお父さんは満月の日は眠れないそうです。

今チェックしたら満月はおとといでした。次の満月は11月10日です。妹によると、満月の夜月に向かって空っぽのお財布を振るとお金が入ってくるとか。曇りでもいいとのことで、日本で曇りの月に向かって振りましたが、きっとこうこうと照らす満月に向かって振るともっと御利益があることでしょう。次のチャンスを待ちます。

ではよろしければこちらのクリック、お願いしたします。↓
人気ブログランキングへ

2011年10月13日木曜日

なりたくない親

今日付けで私はティーンエージャーの息子を持つ母親になりました。ルイちゃんが13歳になったんです。 ここ2年くらいで背がぐぐんと伸びたし、手も足も大きくなって、声も変わってにきびも出てきたし、大きくなったものです。でも性格のほうはそれほど変わった様子もないので、親子関係はあまり変わっていませんが、これから変わっていくんだろうなあというのは・・・・・・・・怖くもないし寂しくもないですね。どちらかと言えば楽しみかな。

それでこの機会に、こういう親になりたくないというのを考えてみました。

1. 自分勝手に子供の邪魔をする親

具体的にいえば、自分が寂しいから遠くの大学に行って欲しくないとか、自分が恋人を気に入らないから、結婚に反対したりする親ですね。うちの母親は「ハーフの孫なんて欲しくないから外人と結婚だけはしてくれるな。」といっていましたが、これなんてそのいい例です。(なので子供だけ産んで、結婚はしてませんよ、ハハハ。 )

2.ネガティブな意識を受け付ける親

よくいますよね、「どうせお前みたいなやつは偉くなれない。」とか、「分をわきまえろ」とか。そこまで悪意がないにしても、「凡人はそんなにがんばらなくてもいいじゃないか。」とか言う親。勝手に凡人って決め付けるのが失礼。今年の夏日本に帰ったときに、うちの母が子供達に「世の中なんでも自分の思い通りになると思ったらあかん。」と説教していて、私はカチンと来ました。まだ可能性の固まりの子供達になんて事をふきこむんだ。 なんでも自分の思い通りに達成してる人、実現してる人も世の中にはいるんですよ。

そもそもそういうことを説教たれる人は、自分の人生が思い通りに行かなかった人、失敗した人。そういう人がどうして人に、特に子供に説教する権限があると思うのか、それを考えて欲しいです。
でも現実問題世の中は(そしてこれは確信を持って思いますが、日本のほうが圧倒的にそういう人が多い)そういう人が後を立たないので、受け止めるほうは、そんな助言には耳を貸さないのが一番です。助言を聞くならスティーブ・ジョブスだとかリチャード・ブランソンとか、成功した人の助言に耳を傾けましょう。ネガティブなメッセージを消すにはポジティブなメッセージを聞くのがいちばん。

3.世間体を気にする親

子供の幸せよりも、世間体を気にしてる親って結構いると思います。たとえば今はそういう親は少ないと思うけど、昔は子供が障害者で、人の目を気にして外に出さない親とかたくさんいたようですね。こちらの話では、未だに子供が黒人や有色人種と結婚するのを反対したり。それからお金や家柄のある家庭では、子供自体は嫌がってるのに、見栄のために子供を私立の寄宿学校に送る親もたくさんいます。息子がゲイだとカミングアウトすると絶縁する親などもこの例でしょう。

我が家の子供達に関しては、今のところ具体的に例が思いつかないけど、これからは、これを肝に銘じなければいけないような事態もでてくるかもしれません。

4.子供の自慢しか生き甲斐がない親

子供が学校でがんばったり、スポーツでがんばると、親としてはやっぱり自慢です。別に言いふらすわけじゃないけど、我が子ながらよくがんばってるなあと思うし、そういうのはやっぱりちょっと誇りです。でもそれが自分の生き甲斐となっちゃうと、めんどうになる。つまり親の自分勝手なエゴが入り込んでくる。

たとえばルイとチャーリーがもう水泳をしたくないと言ったとすると、子供達の水泳の活躍が楽しみな我々としてはすごくがっかりすると思います。そして事情によっては、水泳を続けるように説得すると思います。でも本当に本人がやりたくないのなら、「じゃあもう辞めなさい。」とあっさり言ってあげたいです。

結局、子供の活躍や成績で自分の幸福が左右されるような親は、子供にすごく負担を掛けると思う。子供が自分の親の幸せの責任を担う必要なんてないはずです。


5.子供より自分のほうがよくわかってると思ってる親

子供が小さいときは、やっぱり親だからあれこれ教えてあげますよね。でもある程度大きくなっても、いつまでも自分のほうが良く知ってると思ってる親。これはまずいと思います。

私が高校生の頃、親の決めた進路を選んで医大に行ったり、歯医者になった友達がいました。親の言いなりで見合い結婚した人もいたし。そういう人が不幸な人生を送ったかと言えば、たぶんそんなことはないし、おそらくまあまあ安定した幸福な人生を送ってるんだろうけど、私に言わせたら、そんなの生きてる意味が半分ないようなもの。

「どんなに失敗しても、どんな結果が待ってるとしても、とにかく自分には自由に行動する権利があるのだと証明するためにだけでも、自分のやりたいことをしたい。」

私はそう思うし、そうやってやってきてるし、それで満足してやってます。

そもそも自分のほうが長く生きてるからって、親という名の他人が 、本人よりも的確な選択をできるわけがない。

今のところはまだまだ私もついつい口出ししちゃうんだけど、これは本当にこれからますます肝に銘じておこうと思います。まだ13歳だから、重大な決断というのはあまりないんだけど(今のところはたとえばフランス語とズペイン語とどちらを選択するかとか。)、将来すごく重大な決断をしないといけないことってあるだろうなあ。たとえばルイが軍隊に入りたいと言い出すとか。そうなるとやっぱりすごく反対だけど、反対しちゃあいけない・・・・・・・・よなあ。


今日誕生日のルイは、プレゼントやお金を貰って、お寿司を食べてケーキを食べて、ハッピーな一日でした。母親は息子を笑顔で軍隊に行かせられるかどうかで悩んでいると言うのに・・・・・

ではよろしければこちらのボタンのクリック、お願いしますね。
人気ブログランキングへ

2011年10月11日火曜日

アイロン

イギリスの主婦がいちばんぶつぶつ言う家事は何だと思いますか?

アイロン掛けです。ちょっと意外でしょ?

イギリス人は何にでもアイロンを掛けます。ワイシャツやブラウスはもちろんのこと、Tシャツやトレーナーやジーンズにも掛けます。人によってはふきんやシーツに掛ける人もいます。中にはパンツにかける人もいます。

私は昔働いていた頃は仕事用のブラウスに掛けていましたが、たまたま住んでいたフラットの出口の真向かいにクリーニング屋があったので、忙しかった頃はアイロンのいる物は全部クリーニングに出していました。

会社を辞めてからはアイロンのかかった服を着るような仕事をしていないし、デイブもよれよれのTシャツで仕事に行くので、アイロンなんて年に1回、結婚式に招待されたときくらいしか掛けません。そうそう、イギリスではハンカチは持たないので、ハンカチアイロンも必要ありません。

これをいうとイギリス人には無茶無茶かれます。

アイロンを掛けない?どうしてそういうことが可能なのか??????????????

たぶん「私は料理はしないの」というよりもずっと驚かれます。

私にしたら、どうしてそんなにアイロンを掛けるのか不思議でした。だってイギリス人って別にそんなに身なりがいいわけでも、身なりを気にするわけでもないし、ボタンの取れた服や穴のあいた服を平気で着てるし。そもそもどうしてふきんやパンツにアイロン掛けるの??

それがイギリスに住んで25年近くになって、やっと最近なぜか思いつきました。

イギリスって洗濯物がなかなか気持ちよく乾かないんですよ。夏以外は太陽があまり照らないから、曇りの日に一日干していると、大体乾いたんだけど、ほんのちょっとだけ乾ききっていないということがよくあります。乾燥機に入れるほどでもない。一晩部屋の中に干しておけば乾ききるだろうけど、そうなると家の中がいつまでも片付かない。

だからアイロンを掛けちゃうんですよ。洗濯物をたたむついでに熱いアイロンをじゅっと掛ける。それで解決です。 日本みたいに皺伸ばしのためだけにアイロンを掛けてるわけじゃなかったんだ。

しかし何で今まで気づかなかったんだろう。それのほうが不思議。

話は変わりますが、昨日は阪神が巨人を下して巨人の優勝の可能性がなくなりました。それで阪神ファンはとっても盛り上がっていました。そしたら。。。。今日は阪神が負けて、こちらの優勝の可能性がなくなりましたとさ。

9回まで勝っていたのにサヨナラ負け。たかが野球なんですが、妙に脱力した午後になりました。

ではよろしければこちらのボタンのクリックお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月10日月曜日

この週末の水泳全国大会

ルイはデボン州の州代表水泳チームに選ばれ、この週末シェフィールドというイングランド北部の都市の国際競技用プールに州対抗全国大会に出場します。デボンは大きい州なので、デボン内を2時間くらいチャーターバスが回って選手をピックアップし、土曜の昼ごろ出発します。その日はシェフィールドのホテルに宿泊で、日曜の11時半に競技会が始まります。

交通費、宿泊費、食費は一体どこから出てるのか知らないけどただです。きっとイギリスの水泳協会が負担してるんじゃないかな。チーム名の入った帽子、ポロシャツ、フードつきトレーナーはオプショナルですが自費です。

えらばれたのはすごく光栄なことだし、ルイにとってはいい経験になると思うんだけど、最初にこの話が来たときはルイはちょっと戸惑っていました。だってぜんぜん知らない人たちと一緒にバスに乗ってホテルに泊まって週末を過ごすんですから。ましてやまだ12歳。学校の旅行は行ったことあるけど、友達や先生と行くのと、ぜんぜん知らない人たちと行くのとでは大きな違いです。

けれどもやっぱりすばらしい機会ですから行くことに決めました。

そして私達も見に行くことにしました。ルイの晴れ姿が見たいし、チャーリーも全国大会がどういうものか興味あるみたいだし、そして何よりもちょっとルイが心配だし。そうなるとルイも私達と車で行って一緒にホテルに泊まって、日曜のウォームアップに参加すればいいようなものだけど、それじゃあやっぱり違う。それでルイはバスでチームと同行してチームのホテルに宿泊し、私達は10キロくらい離れたホテルに泊まることになりました。

それでそれまであと数日なんですか、今日になってルイが出場する種目がわかりました。男子12・13歳メドレーリレーのクロールを泳ぎます。

でもそれだけです。シェフィールドまで行ってたった50メートル泳ぐだけ。それを家族みんなで見に行きます。

こうしてよく考えてみれば、12・13歳男子のチームが5人で種目が6つなので、泳いでもせいぜい1種目か2種目なんですよね。

こうしてさらに考えたら、たとえオリンピックにしたってマイケルフェルプスみたいにたくさんの種目に出ない限り、普通の選手は一つとか二つのレースを泳ぐために地球の裏側まで行ったりするわけです。水泳なんていろいろ種目があるからまだいいほう。

まあそういうものなんですね、スポーツなんて所詮。それで何が生まれるわけでもないし、役に立つわけでもないし、ただその時の喜びや栄光や、そして自分の中での満足のためだけのもの。ばかばかしいともいえるけど、それがまた純粋ともいえる。(Be Hungry, be foolish.)

もしも自分の子供が甲子園に出場することになったとします。ベンチ入りは25人(プロは25人だけど、高校野球もそうかな?)。息子君は100人以上いる野球部の中から選ばれて見事ベンチ入り。

でもスタメンではありません。チャンスが回ってくれば代打か、代走。

それでもわざわざ東京から甲子園まで見に行きますか?

やっぱり行きますよね。だってたった一打席とはいえ 、それだって実現しないかもしれないとはいえ、甲子園なんですから。

それを思えば我々もたった50メートル泳ぐだけかなんていっちゃ罰当たりです。泳ぐということが決まってるだけでもいいほう。だって代打や代走は保証がないですからね。

まあそういうわけで、次の週末はシェフィールドです。ルイはチームメートには今まで競技会で何度か顔をあわせたことのある同期生もいるとわかって、ちょっと安心してるようです。

料理ブログ更新しました。よろしく。アップル・ローズマリー・セージ・ジェリー

ではよろしければこちらのボタンのクリック、お願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月9日日曜日

掃除機と時間

半年くらい前に掃除機を買い換えました。すごくいいモデルで最高の掃除機・・・・という訳ではなくて、ちょっと気に入らないところもないわけではないんだけど、新しいだけあって、使った後電気のコードのボタンを押すと、ほんの1秒くらいでコードが巻き戻されてきちんと掃除機の本体に納まります。

前使っていた掃除機ももちろん同じ機能があったんだけど、10年近く使っているうちに4分の1くらいが戻らなくなり、手で押し込んだりしていました。

こうして考えると今まで所有した掃除機は今のも入れて4台。最初の2台はこのワンタッチでコードが戻ってくるって言う機能はなかった気がします。たぶん掃除機のどこかに巻きつけていたか、まとめて何かで留めていたのでしょう。

今の掃除機は最初に書いたとおり、1秒くらいでコードが巻けますが、前のはたぶん買い換える前は45秒くらいはかかっていたと思います。その前の2台も1分くらいはかかっていたでしょうね。

私が掃除機を使うのは普通は週に3回。なのでコードを巻くのも3回。なので1週間に 2分15秒も節約になります。1年52週なのでなんと1年で・・・・・・117分、2時間近くも節約になるんですよ。

はあ、すごい。こんな些細なことなのにこんなに時間の節約。他にもいろいろあるんじゃないか・・・・と考えてみましたが、いくら考えても同じような物は思い浮かびませんでした。

その一方で 、いちばん時間の無駄だと思うのはコンピューターの立ち上げの時間だとか、検索してるときのでてくるまでのほんの数秒。そしていつもイラつく動画を見ているときのストップ・スタート。

うちは田舎なのでブロードバンドになったのも最近だし、まだまだ遅いんですよ。まあもともとある電話の回線で大きい工事もせずにブロードバンドが使えてるんだから、それだけでもすごいと言えばすごいんですけどね。

検索するたびに平均1秒かかるとします。1日平均30件・・・なんて思ってるけど実際は100件くらいしてると思うので、100秒。ということは1年で36500秒。 ということは実は1年で10時間8分も検索ページが出てくるのをコンピュータースクリーンの前で待ってるわけです。

でもネットが普及する前は、調べ物は図書館に行かなければいけなかったし、買物もネットで簡単に済ませられるようになったし、そういう意味での時間の節約は計り知れない。

時間ってそういうものなんですね。取ったり取られたりするもの。

ではお手数でなければこちらのボタンのワンクリックお願いいたします。1秒くらいはかかるかもしれません、すみません。
人気ブログランキングへ

2011年10月8日土曜日

アリーナリーグ

今日は久しぶりに子供達の水泳の大会でした。これはアリーナリーグといって全国の水泳クラブが競い合うもので、最初の段階ではイギリス全土が8つくらいに地域に分けられ、その地域ごとにクラブがディビジョンに分けられ、その中で競い合います。たぶんサッカーのワールドカップみたいな感じの仕切り方です。

うちのクラブはウエスタン地区の第2ディビジョン。

今日の大会はウエスタン・スーパーミアというチャーターバスで2時間半くらいのところでした。今年はいろいろクラブ内の問題が多く、ルイとチャーリーにとってはクラブ対抗の試合は今年初。チームイベントは盛り上がるし、個人イベントと違って記録などのプレッシャーがないので、楽しいです。バスでみんなで行くのも楽しみの一つ。毎度の事ながら故障者とか、その他個人的都合で出場できない人が続出で、ベストのチャームではなかったのですが、その分個人のスイマーは多くのレースに出場できるので、それはそれで楽しいようです。

女子のほうはメンバーがそろったのでチャーリーは自分の年齢グループの4レースに出場しました。どれもすごくがんばり、個人記録も更新しました。

ルイは男子メンバーの欠席が多かったので、7つもレースに出ました。そのうちの3つは自分の年齢グループよりも上でした。

100メートル自由形の年齢無制限のレースにも出ました。これは普通は16歳以上の大人が出るレースです。スタート台に上がったルイは体格的にまず大きく見劣りしていました。だってルイは大きいとはいえまだ12歳。他の人たちは大人なんですから。

レースの結果は7人中7位。でも大きく引き離されたわけではなく、6位との差は1メートルくらい、1位との差も5メートルくらいでした。

ルイって現在のところ100メートル自由形は12歳男子全英1位のランキングなんですが、やっぱり大人と競うとそう簡単には勝てないようです。

いつも勝つことに慣れているので、最下位で終わってしょげてるような気がして、帰りにそこはかとなくほめてあげました。「地域の第2ディビジョンのクラブの自由形のトップスイマーが競い合う中で、大きく差をつけられずに最後まで食いついて泳いですごくがんばったね。」という感じで。するとなんとなく「そんなものかなあ、うふふ」と言うような反応でした。

家に帰って家族でテレビを見て寝床に入ったとき、デイブが「今日は楽しかったか?」と聞いたら、「うん、大人に混じって泳げたのがすごく楽しかった。」と 言っていたそうでした。

私がほめてあげたのがよかったのか、それとももともとそういう楽観的な性格なんでしょうか?

私はといえば、運転すらせずバスに乗っての往復、あちらではずっと座って応援してただけですが、無茶無茶疲れた。いつもそうなんだけど、応援疲れだろうか?

でもその疲れた中を料理ブログ、更新しました。簡単な料理なのですぐにかけると思ったら、イギリスの歴史まで話が飛んじゃいました。是非ご覧ください。

ヨークシャープディングとカスタードのデザート

では御面倒でなければこちらのボタンのクリックよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

2011年10月7日金曜日

クリエーティビティー教育

俳句って書いたことありますか? 私はないのですが、うちのチャーリーは8歳くらいのときに学校で書いていました。

俳句といってもこちらで言う俳句は、5・7・5にシラブルがなっているというだけのシンプルなもの。日本の俳句とはかなり違いますが、詩の定型としては定着しているようで、こんな風に学校で習ったりします。
チャーリーの俳句はこちら

詩や俳句に限らず、イギリスでは学校の「国語」の時間は「書く」時間が多いです。たとえば国語の宿題はいくつか難しい言葉を与えられて、それを使った文章を作りましょうと言うのがよくあります。

たとえば今週のチャーリー(小学校6年生)の宿題の単語のひとつはPiteously(憐れみをこめて)。それでチャーリーの書いた文章は、

As I lay dying on the ground, my murderer looked at me piteouisly, but I didn't want her sympathy. (地面で死にかけている私を、殺人犯は憐れみの目で見た。だか彼女の同情など欲しくはなかった。)

私が小学生の頃は国語の時間と言えば教科書を読む読解ばかりでした。これは中学でも高校でもあまり変わりがなかったように覚えています。小学校では週に一度作文の時間があり、これが嫌でした。どうして嫌かと言うと、遠足だとか運動会だとかつまらないことばかりについて書かされたからです。どういうことがあったか描写し、それについて感想を書く。そういう単調な作業ばかりだったので、4年生くらいには、「xxxxxxということはありましたが、とっても楽しい遠足でした。」とか、先生が満足するようなフォーマットを編み出し、適当にお茶を濁していました。先生もそれで納得していたようなので、こんなものじゃ文章力が上達するはずはありません。オリジナリティーだとか、創造性だとかを伸ばすなんてことはぜんぜん頭になかったと思います。

読書感想文も嫌でした。これは文章力と言うよりは、課題図書をちゃんと読んでいるかチェックするために書かされているようなものだったので、それならそれでこちらもあとがきを読んで適当にはしょって書くとか、こつをつかんで無難にかわしていました。

想像力を羽ばたかせて、文章で自由に創作したこと。そんな記憶はまったくありません。とにかく作文でも読書感想でも小論文でも、事実に基づいたことばかりを書かされました。句読点の使い方だとか、段落の変え方などの技術的なことは覚えたけど、肝心の文章力はぜんぜんつかなかったと思います。おそらく先生も、フィクションの書き方なんて教える技量がなかったんでしょうね。

中学1年生のとき頭のよかった同級生が転校したのですが、その時に「私の趣味は小説を書くこと、将来は小説家になりたいです。」と言ったのが記憶に強くあります。「中学生でも小説なんてかけるのか」とすごく感心しました。

こっちの子供はよくフィクションを学校で書いています。小説などというとあらすじだとか構成だとかいろいろ大層に聞こえますが、たとえば上のチャーリーの例のように、まったく文脈なして短文を書くこともあるし、数週間かけて まとまった話を書くこともあります。

簡単な例だと、「3匹の子豚」の話を自分流にアレンジして、エンディングを変えて書きましょうだとか、先に書いた俳句だとか、子供でも取り組みやすいやり方はいろいろあるようです。

日本では俳句は季語がいるだとか、 川柳は風刺が入ってるだとか学校で習いました。でも実際に「じゃあ作ってみましょう」と創作したことはないと思います。もしかしたら申し訳程度に一度くらいはやったかもしれないけど、毎週毎週練習を重ねてなんてことは決してありませんでした。

じゃあイギリスは日本よりも作家が多いかというとそんなことはない様に思いますし、日本人のブログ人口は世界一とも聞いているので、日本人が文章をかけないかというとそんなことは全然ない。でもクリエーティビティーという意味では、日本の学校教育は偏ってるなあ思ってしまいます。

もうひとつ驚いたのは音楽です。イギリスの音楽教育はすごく劣っていて、たとえば小学生は楽譜はぜんぜん読み方も知りません。 楽器が弾けたり楽譜が読めるのは、家でピアノなどの楽器を習っている子供だけです。

でも中学では作曲をするんですよ。ルイは中学2年生なのですが、クラスの中のルイを含めた数人だけが楽譜が読めます。それでその生徒達は今学期は作曲をすることが課題になっています。ただ単に「曲を書け」といわれてもどうしたらいいかわからないので、ちゃんとやり方を教えてくれます。

とりあえず最初の作品は、好きな音楽をいくつか選んで、その中から好きな小節を選んで、それをつなげてアレンジしてごらん、という感じみたいです。

中学校は5年生までなのですが、その4年目と5年目のときにGCSEという試験を受けます。音楽は選択なのですが、選択した生徒は、試験の3分の1は作曲だそうです。その頃はまだ15歳くらいなんだけど、多くの中学生が作曲するんだねえと思うと、日本とはえらく違うなあという気がします。

私が中学生の頃は週に2回音楽があり、期末テストも年に3回あったけど、音楽のセオリーや作曲家の名前ばっかり覚えて、ぜんぜん楽しかった記憶がありません。

日本ってフィクションを書くにしても作曲をするにしても、そういうことができるのは一部の才能のある人だけで、普通の生徒は句読点や文法やクレッシェンドとディクレッシェンドの違いがわかっていればいいという教育方針なんでしょうか?


日本人は応用はうまいが、オリジナルにゼロから物を作り出すことは下手だと世界的に評判がありますよね。(少なくとも昔はあったけど、今はもしかして変わったかも?) こういった日英の学校教育の違いを見ていると、やっぱりそう言われても仕方ないなあという気がします。

でも日本のほうがGDPも(まだ僅かに)高いし、衛生的で礼儀正しくてすみやすいし、日本のコンテンポラリー文化は今世界的に高く評価されてるって言えばそれも本当のことだから、日本の教育はなってないというわけではないけど・・・でも私が小学生、中学生なら、イギリス風のオリジナリティーを育む教育を受けたかったなあと思います。

逆に言えば、日本ってあんなに個人性を育まない教育なのに、作家もアーティストもたくさんいるって言うことは、個人個人の中には、いかに日本的な抑圧的な教育でも芽を摘むことができない才能が眠ってるって事なんでしょうか。

話は大きく変わりますが阪神は今日で4連勝。私の大好きな岩田君が今日は完投完封でした。 火曜からの3連戦、今のところ全勝。この調子で13連勝や!!

やっとこさ料理ブログ更新。ぜひごらんください。失敗したジャムやジェリーの作り直し方

ではよろしければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月6日木曜日

りんごをまた獲ってきました

週末庭でキャンプするくらい天気がよかったかと思ったら、水曜から急に秋らしくなり、昨日の夜は大雨でした。木曜の朝は毎週友人と1時間半ほど近場の散歩をします。散歩といってもダイエットもかねている私達はかなりの勢いで歩きます。場所は大体海岸沿いの崖に沿って歩くことが多いです。でも昨日は大雨でたぶん道がどろどろだろうからと、今日は舗装された道を歩くことにしました。

散歩コースは友人の家からスタートして5キロくらい歩くというもの。その間坂道などを除いては、大体あれこれ話しています。Walk and Talk。喫茶店などで会っておしゃべりするよりは運動もかねてるし、景色はいいし、お金もかからないし、お勧めです。

それで今日は、りんごが豊作な事、そういうわけでここ数日りんごを使った料理・・と言うか保存食つくりに凝ってる話をしていました。

そうしたら散歩の3分の2くらいのあたりで、どういうわけか野原の野生の生垣の中にりんごの木が生えていて、そこにたくさん実がなってるのを発見しました。野生のりんごではなく、ちょっと実は小さめだけど本当に普通のクッキングアップルでした。

幾つかもらってポケットかフードに入れていこうかなあと思っていると、たまたま友人が大きなゴミ用のビニール袋を持っていたので、二人で本格的に獲りはじめました。さすがに簡単に手が届くあたりはもう先客に取られたようでしたが、ちょっと茂みに入って手を伸ばすとそれでもたくさん取れます。でもこれからまだ2キロほど歩かないといけないので、もうちょっと欲しいところを我慢して、かえって来ました。写真はこちら。40個くらいはあるでしょうか。

こちらは昨日作ったアップルとローズマリージェリー。すごくきれいにできたので感動。今日はまた違うジェリーに挑戦しています。


あんなにがんばって取って、一緒に背負って持って帰ってきてくれた友達は、ガレージにも冷凍庫にも山ほどりんごがあるのでいらないとのこと。でもやっぱり生えてるのを見たら取りたくなったみたいです。なので私がこれを全部もらってきました。

それで早速りんごとたまねぎとナツメヤシのピクルスを作りました。

そして夜には最近凝りだしたりんごのジェリー作り。今日はチリが窓際の植木鉢でチリがなってるので 、りんごとチリのジェリーに挑戦しています。

ジェリー作り、ジャム作りをはじめとしたイギリスの伝統的な家庭のレシピがたくさん載っているサイトを見つけて昨日は遅くまで読んでいました。読んでるとわくわくしてきます。うんうん。このわくわくがいいんですよ。わたしはそんな家庭的な女ではないと思いながらも、こういった新しいものを作るのは楽しいです。特にそれが晩御飯とか所帯じみたものでなければ余計に。

そういえば料理のブログの記事も増えてきたし、いっそのことまとめて、イギリスの伝統的なカントリーキッチンの本を書いてみようかなあという気になってます。材料の関係で、日本では作れないものが多いので、レシピの本というわけではなく、写真をたくさん載せて、野原や森で取れる食材の紹介やその調理法や、保存食の作り方、エピソードなんかを中心に。

今日思いついたところなんだけど、これも考えるとわくわくします。
ではこちらのボタンのクリック、今日もよろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ

2011年10月4日火曜日

りんご

今年はりんごが豊作です。うちだけじゃなくて、全般的に少なくともこの地方は豊作。春が暖かくて初夏が寒かったのですが、それがもしかしたらよかったのかもしれません。

それで早速3週間くらい前に近所の人から5キロほどクッキングアップルをもらいました。クッキングアップルというのは大きくて酸っぱいりんごで、そのまま食べるには酸っぱすぎるんだけど、お菓子やらソースやらデザートに使います。うちもクッキングアップルの木が2本あるのですが、どちらもまだ小さい木なのであまり実がならないので、言葉に甘えてもらいました。

うちの木はこんな感じ。合計9本りんごの木があるのですが、今年よく実がなったのは4本。そのうちの1本は蜂にやられてあまり取れませんでしたが、それでも家では決してそんなに食べられないくらいなりました。りんごの木の種類というのはたくさんあるので、収穫の時期がちょっとずつずれるので、9月くらいから徐々に収穫していますが、今週は特にたくさん取れました。



こうやって離しておいて置くと数ヶ月持つということですが・・・・これは階段の下

土間にまで置いてあります



今週取れたのはラセットと呼ばれるちょっと特殊なタイプのりんごです。味が瑞々しくてちょっとナッツっぽい香ばしさのある味。日持ちが悪いのでこの季節にしか売られていず、しかもめったに店では見かけません。それでそれを6つずつ袋に入れてヨガのクラスに持っていったら、3袋売れました。

考えてみれば農作物で収入を得たのは初めて!

それからそれとは別に、バスケットに入れてヨガのクラスに持っていって生徒さんにひとつずつ上げました。デイブも仕事場に持って行きました。

そういえば先週自家製の蜂蜜をくれた生徒さんがいたので、彼女にも一袋上げました。

 そして近所の人にもあげました。するとお隣さんは数時間後にドアをノックして、りんごとパースニップの入った自家製のスープを作ったとおすそ分けに来てくれました。別の近所の老夫婦は、家までりんごと先週作ったアップルジェリーを持っていったら、その場で自家製マーマレードと庭で取れた梨をくれました。

そうか・・・貨幣の発明ってこういうところから来たのか。たくさんできたりんごと交換に、蜂蜜、スープ、梨、マーマレード・・・・・。

とにかくこれで3分の一くらい減りました。


残りの半分くらいは料理やお菓子にしたり、冷凍したり、ジャムやジェリーに加工してます。
ヨークシャープディングとカスタードで作るデザート

りんごを使ったジェリーと言うジャムのようなものを作るのにちょっと凝っています。 りんごを煮た果汁をのなかにミントなどのハーブや、先日作ったスローというそのままでは渋くて食べられない実を入れたり。普通の店では売っていないようなもので、田舎の人が自家製で作る伝統的保存食のようなものです。チリを入れたレシピも見つけたので、来週にでも作ってみようかな。今はローズマリーを入れたアップルゼリーを作ってます。そのうちまたレシピブログに載せておきます。

いろんな種類のりんごを混ぜて皮、芯、種ごと煮ます。ハーブはローズマリーとセージ


こうやって一晩ふきんで自然に濾すと透明なジェリーになるとか
そういうわけで残りはまだ50個以上はあります。しかもまだ収穫していない木が2本。そしてピアノの先生は、クッキングアップルがたくさんなってるのでくれるとのことです。

Apple a day keeps doctors away.(毎日りんごを食べると医者が要らない)ということわざがこちらにはあるんですが、私のお腹は常に最近りんごで一杯・・・ 本当にりんごが体にいい事を祈ってます。

日本の読者の皆様にもおすそ分けしたいところですが、今日のところは写真だけで・・・・

では御面倒でなければこちらのクリックをお願いしたします。
人気ブログランキングへ