2017年12月31日日曜日

大晦日と今年の十大ニュース

大晦日はイギリスではパーティーの日。私は昼間友人の家でのドリンクパーティーにちょこっと顔を出し、夜は子供たちはそれぞれ仮装してパーティーに行きました。イギリスのお正月って本当にパーティーの翌日感そのものでぜんぜん楽しくないんですが、大晦日はわくわく忙しい感じが好きです。クリスマスより好きかもしれない。

今年2017年は、すごく希望を持って迎えた年だったのですが、まさに山あり谷ありという一年でした。すごくいいこともあったんだけど、悲しいことや悪いこともありました。そんなよくないことを忘れて、来年はすばらしい年になることを期待して、年を越したいと思います。

2017のいいことだけの十大ニュースはこんな感じです。

1.ロンドンのシルディ・サイババ寺院に行けた。
いきなりすごく個人的なことなんですが、深く心に感銘をうけた出来事でした。

2.ルイがキングスカレッジ・ロンドンの医学部に入学。

3.チャーリーのプロム。
紫のドレスですごくきれいでした。

4.日本に5週間行き、妹も参加して九州を旅行。

5.日本でいとこと叔父の住む岐阜県の、母の元実家を訪問。その足で白川郷も行ってきました。

6.ルイがAレベルでA*を3つ取りました。

7.チャーリーがGCSEで9を3つとA*を6つ取得。

8.近場のハートランドという海辺でキャンプ。

9.チャーリーと私と二人でアムステルダムに旅行。

10.チャーリーにボーイフレンドが出来て、よく遊びに来ていろいろ楽しかったです。

こうしてみると長かったような短かったような一年でした。

あと3時間で新年です。そろそろおそばの準備を始めねば。

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ルイの仮装。日本の侍っぽいものでお茶を濁してます。

左がボーイフレンドのダニー神父。チャーリーは猿です。

2017年12月30日土曜日

失敗

年の瀬に全然関係ない話なんですが、なんとなく一年を振り返る時期でもあるので、関係なくもないかな。

2週間ほど前の話です。ある事情で腹の立つことが起こり、怒りに任せて色々言ってしまったということがありました。今から考えてみれば、たまたま運が悪かったり偶然や誤解が重なったせいで、その相手もぜんぜん悪気があったわけではなかったのですが、私が言ってしまったせいで、その人の気持ちも傷つけ、周りの人の気分も悪くなったということがありました。

言ってしまったあと、冷静になってすごく後悔しましたが、 後の祭りでした。

こんな感じで、怒りに任せて発言して後悔したことが1年ほど前にもありましたし、もっと遡れば、子供が小さい時に、怒りで強く叱りすぎたり手を上げたりということもありました。

怒りの感情に流される。これって本当に後悔と失敗の元だと思います。

私は全体としては、人生を振り返って後悔したりくよくよしたりすることはまずないんですが、失敗という話になれば、人生を振り返ると、明らかにこれは失敗だったなあと思うことがあります。結婚は離婚したくらいだから明らかに失敗。一言で言えば私は男性を見る目が無いみたいです。大学も学科の選択は失敗でした。就職は金銭的には失敗だったのかどうかはともかく、毎日嫌々働いてたから、やっぱり失敗かな。

こんな感じで、いまさら人生を振り返ると、失敗だらけ。

でもだからといって、ここを変えたいとかこうすればよかったとかあまり思わないし、一般的な意味での「失敗」でも、その時にその選択をしなければ今の私はないんだから、一概に失敗とは言えないんじゃないかとも思うし。

そこでふと思いました。そもそも人生って物は、失敗の歴史なんじゃないのって。そう考えてみれば、本当に私の人生ってそのもの。でも失敗の積み重ねの人生でも、人生そのものが失敗とはぜんぜん思わない。

そう思いつくと、なんとなく気分がすっきりしました。失敗してもいいんだというか、失敗か成功かは、そのときの価値観に基づいた判断なだけで、その「失敗」にこだわって先に進めなくならない限り、長期的にはどっちでも同じなんじゃないのかなって。

最初の話に戻ると、もちろんこれは大失敗ではあったんですが、まあそれでも日に日にそれは過去のことに なるわけだし、大きい失敗や後悔からはそれだけ大きく学ぶわけですから、まあしょうがないなって・・・。

いやいや人間って、結局は自分の失敗からしか学ばないことも多いし。

そういうわけで、早速来年の抱負のひとつは決まってます。腹が立ったら、口をつぐんで立ち去る。これです。

そして皆さん、失敗を恐れずにやって行きましょう。人生なんて失敗で成り立ってるようなもの。

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2017年12月29日金曜日

気持ち悪い話

無茶苦茶気持ち悪い話を書きます。ゲテモノ系の写真入りの話。だからそういう話や写真の嫌いな人は、ここで退出お願いします。

あ、その前にこちらをクリックしていっていただけると嬉しいです。
 
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ではもう一度言います。

すごくキモイ話なので、そういう話の苦手な人は、本当に退出してくださいね。

絶対くれぐれもここから先は、読まないでくださいね。

まだ読みますか?

じゃあいいですよね。猫の話です。

最近猫のペッパーの素行がちょっと変だったんです。時々急に走り出したり、隠れたり。それで、多分寄生虫がいるんだろう、虫下しの薬を上げなければとここ数日思って、クリスマスでばたばたして忘れてました。

そしてクリスマスの翌日。猫はソファーに座っていて、私はその前にソファーにもたれる形で床に座っていたら、猫が吐いている音が聞こえました。

慌てて見るとやっぱり吐いてます。そしてそのまま走り去って行きました。

それでそれを処理しようと見てみると・・・・・・・

なんと気持ち悪いことに、寄生虫が3匹もいるのです。しかもその一匹は20センチくらいの大物。

幸いソファーにはカバーがあったのでカバーをはずして外に持って行き、汚物をはらって、夜だったのでどういう状態で汚物が落ちたのかは確認せず、洗濯機に入れました。

それでね、人間ってなぜか気持ちの悪いものは確認してみてみたいという要求ってあるじゃないですか。なので、朝にその汚物を捨てたあたりを見てみました。

そしたらいました。というか、ありました。その寄生虫。きしめんみたいな感じの、20センチくらいの。他の2匹は見つかりませんでした。

で、気持ち悪いものを見てみたい要求が高じて、写真まで撮ってしまいました。一応小さくして載せます。拡大してみたいというゲテモノ好きの人は、写真をクリックすると大きくなるはず。

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写真は下です。キモイからいい子達は見ないでね。

2017年12月27日水曜日

クリスマスの写真など

遅ればせながらクリスマスの写真を載せてみます。

クリスマスディナーのテーブルを飾るクラッカー。市販のものはこの中におもちゃなどが入ってます。 これは手作りで、中に宝くじのスクラッチカードを入れました。誰も当たりませんでした。

チャーリーが作ったデザート、トライフル。

ツリーの下にプレゼントを置くのが習慣。なぜか猫がいつもプレゼントの上に座ってます。

毎年かわり映えしないですが、 上から、前菜、メイン、デザート。


ネットやフェイスブックのおかげで世界中のクリスマスの様子が見渡せますが、こう言っては手前味噌に聞こえるかもしれませんが、やっぱりヨーロッパのクリスマスが一番クリスマスらしく華がありますね。

天気が悪かったので散歩にも行かず、一日かけてプレゼントを開けて、dvdを見たりゲームをしたりと、平和なクリスマスでした。

しかし今年はルイが病気(インフルエンザ?)で、チャーリーがベジタリアンになったので、食べ物が大量に残ってます。そもそも普段はまったく料理をしないデイブが、クリスマスと翌日のボクシングデーのために、ビーフと七面鳥をそれぞれ2キロずつ、書くのもはばかられるような大金をはたいてオーダーしたのが間違いの元でした。きっと一人の人間が一食で食べる肉の量などぜんぜん知らないのでしょう。

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2017年12月22日金曜日

冬至パーティー

今日友達から海辺での冬至パーティーに呼ばれました。

海辺って言えば聞こえがいいんですが、この辺の海岸はビーチとか言う柔なものではないです。行けるぎりぎりまで細い道を車で行って、そこから泥まみれの草原の道なき道を20-30分くらい行き、そのあとほぼ四つんばいになるかならないかという状態で岩場を降りてこんな海岸に出ます。

こんなところでも夏はたまに人が来るんですが、冬はほとんど誰も来ません。(が、波が良いと真冬でもこんな岩だらけの場所で、山伏みたいなハードコア・サーファーを見ます。)

何人呼ばれたのかわかりませんが、季節が季節だけに病欠続出で、参加者は少なかったです。

3時半くらいに集まり、焚き火を囲んで温かいお酒を飲んだり、チーズやらスープやらデザートやらをちょっと食べたり。4時ごろには日が沈んできました。パスカルの提案で、皆それぞれ紙に願い事を書き、暗くなる頃に焚き火にくべて願をかけました。

そして真っ暗の中を懐中電灯などを頼りにおなじ泥だらけの道を車まで歩きました。

車につく頃にはもう10時くらいという感じだったんですが、実際にはまだ5時半でした。

そこから誰の家にも行かずパブにも行かず、解散になりました。ちょっと拍子抜け。というわけで家には6時前に着きました。

友達の誕生日のディナーに行ったチャーリーも7時過ぎには迎えに来てというメールが来ました。

我々二人は今夜はそれぞれ別々にパーティーにおでかけだったんですが、二人とも意外に早く帰って来て、お菓子を食べながらフレンズを見て、チャーリーは早く寝てしまいました。

やっぱり冬至ですね。死=再生の日。

明日から毎日日が長くなります。イェイ!

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2017年12月20日水曜日

欧州の冬

イギリスは日本と同じ温暖気候ではあるんだけど、実際には冬は相当厳しいです。気温的には海流のせいでそれほど寒くはならないんだけど、なんと言っても日本より緯度が高いから、冬は暗いです。

明日は冬至。11月の頭くらいから冬至までは、本当に長く苦しい季節。その上10月の終わりに夏時間が終わって冬時間に戻るので、朝は暗いし日暮れは早いし。

気分がよくないのはもちろんのことながら、体力的にも結構苦しいです。12月が来る頃にはみんな体力の最後の貯金を食いつぶしてやって行ってる感じ。12月は病欠が多いです。そこで病欠せず気力でがんばってる人は、クリスマスホリデーが来るとたんに病気になったり。昨日も書いたけど、実際クリスマス病気で寝ていたという話はよく聞きます。

で、明日は友達に冬至パーティーに呼ばれました。海岸で3時に集合して焚き火を囲むパーティーで、日没は4時。しかしこの指定されたビーチって、岩場で回りに施設など一切なく、日没後は完全な闇になると思うんだけど、大丈夫なのか?

冬至のこの頃は、日の出は8時20分くらいで、日没は4時ごろ。そういえばロンドンって北海道と緯度が同じくらいってことだけど、ということは北海道も夜明けと日没はこんな時間なのでしょうか?

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2017年12月19日火曜日

アイスランドのクリスマス

今年もクリスマスホリデーの感覚、戻ってきました。なんとなくのどが痛くて鼻水が出るあの感じ。今年も同じです。ルイは昨日書いたとおりダウン、チャーリーは10月にアムスに行って以来なんとなく体調が優れず、私はずっと元気だったんだけど、なんとなくそんな予感はしてましたが、休みに入ったとたんに風邪。

これはレジャーシックネスといって、医学的にも認められた現象らしいです。

私は今週は仕事はお休みだし、じゃあのんびりすればいいんですが、なんとなく忙しいです。普段なかなか会えない友人たちと集まってクリスマス前のお茶会とか、やっぱりこんな時期しか訪問できない知人の家にクリスマスプレゼントを持って行ったり。そしてもちろんクリスマスの準備。プレゼントのショッピングはだいたい出来たんだけど、食べ物と飲み物がぜんぜん買えていません。プレゼントのラッピングがまた気が重い。

そして何よりも貧乏暇無しなので、お休みがあると普段やらない家事をこなさないといけない気になるし。もちろんやりたいプロジェクトもあるし。2週間以上クリスマスホリデーあるんだけど、一体ゆっくり出来る日なんてあるんだろうか。

そしたらこんなことをネットで読みました。

ネットで読んだだけなので、本当かどうか定かではないんですが、アイスランドではクリスマスイブだかクリスマスの日に、お互いに本をプレゼントして、クリスマスの一日をベッドで本を読んで過ごすという習慣があるそうです。

いいですね~。そういうの。アイスランドってこの季節真っ暗なんでしょうね。そんなところでまるで冬眠のようなクリスマス。ムーミンの世界じゃないですか。

一日中誰に気兼ねもなくベッドの中でぬくぬくと本を読むって、ああ至福だわ。一日でいいからそういう日を過ごしてみたいです。

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2017年12月18日月曜日

ルイの帰省

ルイが大学から3ヶ月ぶりに帰って来ました。

家に入るや、「うわあ、家の中がきれいだ。」と感動していました。オーブンに焦げ付きがない、床に寝そべれる。そんな程度のきれいさです。

聞いてみると、なんと3ヶ月間自分の部屋を一度も掃除機をかけなかったそうです。靴を履いて部屋に入るから、掃除する意味などないと言ってますよ。

元気で帰って来た、と言いたいところなのですが、現在首の横が腫れて、のどが痛くてちょっと熱があります。日本では聞かない病気なのですが、イギリスではティーンエージャーのよくかかるグランジェラ・フィーバーという病気があって、最近流行っているのですよ。ウィルス性の病気で、命に関わることはないけど、治療法はなくて、一旦かかると回復に時間がかかり、ひどい人は何週間も入院する病気です。それで、きっとそれに違いないと、今日お医者さんに行ってきました。

するとお医者さんは、病状だけから判断しておそらく何か別のウィルス性の病気だろうと言うことです。多分2週間くらいで治るでしょうけど、治らなければ血液検査をしましょうと言われました。

ルイは早かれ遅かれ何かでダウンするような気がしていました。だって週に何日も明け方まで飲みに行き、ほぼ炭水化物だけの食生活で生活してたんですから。しかも聞いてみるとそんなに汚い環境で・・・。

デイブは人に、「うちの息子はSqualid Condition で生活していたから。」と説明してました。Squalidというのは、辞書によるとExtremely dirty and unpleasant(非常に不潔で不快な)という意味ですよ。

人間の少ない田舎から、ロンドンのど真ん中で集団生活するっていうだけで、いろいろ病原菌にさらされる率が跳ね上がるというのに。

というわけで、土曜の夜に帰って来てから、ほぼ何もせずに寝て食べてごろごろしています。

が、最初の数日はたとえ健康でもそうなるだろうと思ってましたから、まあ想定内ですね。

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2017年12月17日日曜日

クリスマスツリー

今年もクリスマスが近づいてきたので、ツリーをクリスマスツリーファームから切ってきました。毎年家族で行くのが恒例なんだけど、今年はチャーリーがボーイフレンドの家に行ったので、チャーリーなしで行きました。ルイが昨夜ロンドンから帰って来たので、3人で。

毎年のことなのですが今日も小雨が降ってました。それでも今日しか行く日がないから強行。私はちゃんとフードつきのコートを着て行ったのに、二人は上着も無しで行きました。「雨がやむまで雨宿りしたらいい」などとデイブは言いましたが、止むわけありません。それで強引に私が雨の中を進むと、ついて来ました。

このファームにはツリーが何千本と植えられていて、毎年30分近くツリーの森の中を歩いて あれでもないこれでもないと選ぶのですが、今年は雨のため、私が「これは?」と言った最初の木に決定。歩き出して1分で決まりました。往復1時間くらいかけて行くのに、そんなにあっさり決めるの?と思いましたが、これでいいのであれば時間の節約です。

いや、それとも完ぺき主義のチャーリーがいないので、あっさり決まったんでしょうか。デイブも完ぺき主義なんだけど、雨にずぶぬれになるのがいやだったんでしょう。ルイと私は、いつでも何でもいい人達です。

今年は家具が増えたので、場所を変えてみました。飾りもちょと少なめ。

イギリスの家庭は、12月に入るやクリスマスの飾りやツリーを出す人が多いんですが、私はクリスマス前ぎりぎりに出すのが好きです。今年はまだ1週間あるので、早すぎるくらい。でも、一般的には遅すぎると思われています。

上記の通りルイも帰って来たし、いよいよクリスマスっぽくなってきたのですが、明日からデイブが1週間出張とのことで、まだクリスマスは遠い!

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2017年12月16日土曜日

郷ひろみの歯磨き

夏に日本であった歯医者の友達が言っていたのですが、郷ひろみは歯磨きに30分時間をかけるそうです。そりゃ見かけが売り物の客商売なんだから、一般人とは違うよと彼女たちと笑ってました。

それにしても考えてみれば、顔が商売物って言うのは一体どんなものなんでしょうね。

郷ひろみって一応歌手だしタレントだけど、やっぱりそれはあのかわいい・美しい・男前の顔があってのものじゃありませんか。やっぱり五木ひろしや西田敏行とは違うわけです。

多分郷ひろみって私より10歳くらい上です。ということは18歳にデビューしたと仮定したら、40年以上も、顔で食ってきたわけですよ。

しかも多分デビューする前から、顔がかわいいからという理由でいろんなことが良くも悪くも(よいことのほうが圧倒的に多い気がしますが)あったわけでしょう。

それって、本当にはどんなものなんでしょうね。簡単に考えると、ラッキーということになるんだけど、でも数奇な人生ともいえるし。それに、「僕は顔が売り物なんだ。顔で食べてるんだ。」と感じるのは、なんか不安なものなんじゃないかな。

それとちょっと似たようなものでは、「人気」というのもあります。人気ってよくわからないものじゃないですか。あるとき一世を風靡しても、本人も回りも、「時代の波に乗った。」という以外理由がよくわからないような事が多いし。そういうのって、その後どんなに努力しても、昔のような人気は戻ってこないことが大半だし。

そういう他人本位な、よく実態のわからないもので食べていくのって、なんかある意味不安哀れな人生のような気もします。

まあ、私にはぜんぜん縁のない悩みですけどね。

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2017年12月13日水曜日

ロシアのオリンピック出場禁止

ちょっと前のニュースになりましたが、ロシアの来年の冬季オリンピックの出場禁止、どう思いますか?観戦者の視線としては、フィギュアスケートやらホッケーやら、やっぱりロシアがいないとなんかつまらない感じがしますね。ソフトバンクのいないパリーグとか、巨人のいないセリーグとか。

まじめな話をすると、私はロシアの出場禁止には反対です。なぜなら、またまたオリンピックを政治の舞台として利用しているという印象を与えるからです。印象だけでなく、実際にそうなのだと思います。オリンピックだけでなく世界大会は毎年行われているのに、オリンピックだけが取り上げるのもそのいい例だと思います。

ロシア内には、オリンピックを子供のときから夢見て多くを犠牲にしてトレーニングを重ね、ドーピングなどせずに出場権を手に入れた選手もいるはずです。それではあまりにもかわいそうです。(そう思いたいです)

いや、そもそも私はオリンピック自体を疑問視しているのかもしれません。私も開催中は極力テレビで見るし、来年のオリンピックも今から楽しみなんですが、それでも、やっぱりその政治的あり方が問題だと思うんです。

自分の子供たちもスポーツをし、知り合いに全国大会やオリンピック予選を目指している人達がたくさんいるので、選手としての観点からも考えてしまいます。

オリンピックの場では、それぞれの選手が自国の栄誉のために戦っていることになっていますが、100パーセント断言しますが、選手たちは別に国のためにやっているわけではないんです。(北朝鮮とかイラクとか一部の国は除いて。)スポーツ選手は自分のためだけにスポーツするのです。国のためでも大学のためでもないです。

そもそもスポーツで頂点を目指す理由は、自分の人生の自己実現だけしかありえないと思います。

すると、ドーピングについても疑問が湧いてくるんですよ。ロシアがドーピングしているのかしていないのか、私はぜんぜん状況を知らないので、なんともいえません。出禁になるくらいだから、しているんでしょう。

でもどうしてそんなことするんでしょうね?だって、自己実現のためのスポーツでしょ。たった一度のこの人生で、達しえる限りの頂点に達成するためのスポーツでしょ。ならば、たとえ誰にばれなくても、自分でずるい工作をして勝ったとして、満足できるんでしょうか?

「皆やってるから。」と自分で言い訳するんでしょうか。もしも本当に多くの選手がばれないようにドーピングしているなら、オリンピック委員会自体の責任のはずです。

それとも、国やクラブや親や、とにかく周りのプレッシャーで、ドーピングに走ってしまうのでしょうか。だとしたら、それも深刻な問題です。

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2017年12月11日月曜日

ダニーの散髪

チャーリーのボーイフレンドのダニーの話です。

9月の末か10月ごろ、今年の9月から遠くの大学に行くことになったスイミングクラブのメンバー、ウィルの話をしていました。そしたら、「先週髪の毛を切りにウィルの家に行った。」とダニーが言いました。

髪の毛を切りにウィルの家に行く?どういう意味かなあと後で聞いてみると、ウィルに髪の毛を切ってもらいに行ったと言うのです。

ウィルは水泳で全国大会で泳ぐくらいのスポーツマンで、ぜんぜん他人の髪の毛を切るようなタイプではないんですが、実は昔から家族全員(4人兄弟プラス両親)の髪の毛を切っているそうです。しかもそれだけでなく、ここ数年は友達、しかも女友達の髪の毛まで切って、写真を撮ってポートフォリオを作っているらしい。

これだけでも驚くんですが、実はダニーはウィルと古くからの付き合いで、子供のときに通った床屋を除いたら、ウィル以外に髪の毛を切ってもらったことがないと言うのです。それで、ウィルが遠くの大学に行くことになったから、これから誰に髪を切ってもらうか悩んでしたので、チャーリーが切る事になったのでした。お金を払って切ってもらうというオプションは思いつかんかったのか?!

ダニーのお父さんは心臓医で、決してお金がなくて 床屋に行けないっていうわけじゃないんですけどね。

ま、そういうわけで、チャーリーは最初にダニーの髪の毛を切ったときは、ちょっとびびってました。失敗したらダニーのお母さんがなにか言うんじゃないかって。そんなこと言うような人なら、そもそも友達に何年も髪の毛切らせたりしてないって。(しかもぜんぜんそんなこと気にするタイプのひとじゃないです。)

これがダニー君。たぶんこの直後に散髪しました。

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2017年12月10日日曜日

バーバー・チャーリー

先週娘チャーリーに髪の毛を切ってもらいました。こんな感じです。なかなか悪くないですよね。



チャーリーに切ってもらったのはこれが初めてです。前回美容院でしてもらったカットから2センチくらい短くしてもらいました。

チャーリーはずいぶん前から自分の前髪などは切っていたようですが、人の髪の毛を切ったのは半年ほど前、ルイの髪の毛を切ったときです。ルイは結構お洒落なので大丈夫?と思ったんですが、電気バリカンみたいなもので下の方を刈ってもらってました。

それから2ヶ月ほど前は、デイブが出張に行く当日の朝に、やっぱり同じバリカンで切ってもらってました。

はさみで人の髪の毛を切ったのは、2ヶ月ほど前に切ったボーイフレンドのダニー君の髪の毛です。 チャーリーは結構びびりながらやってましたが、ダニーは「平気平気」とやらせてました。

ダニー君の散髪についてはちょっとおもしろい話があるので、それはまた後日。

私の髪の毛はダニーの10倍以上あるので、時間が1時間くらいかかりました。切った直後はちょっと素人が切ったという感じだったんですが、ストレートナーでまっすぐにするとこんな感じによくなりました。

その後洗髪して普通にブロードライしましたが、なかなか悪くないです。

チャーリーのお小遣い稼ぎの技術がひとつ増えました。


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2017年12月7日木曜日

HIVに関するいいニュース

12月1日はWorld AIDSDay。その日のラジオ4の番組で、最近のエイズに関する医学の特集をしていました。その一部を聞いただけなんですが、こんなことを言っていました。

今はHIVの治療のいい薬が開発され、投薬治療を続けるHIV感染者は、一般大衆よりも余命がごくわずか長いそうです。まあ、この「長い」って所は 置いといて、少なくとも非感染者と余命は変わりないということですね。

ということは、HIVは治療さえ続ければ治る病気に近いわけです。確かにそれでも、人に移すという危険はあるので、感染者はいろいろ苦労はあるとは思いますが、以前のように、死を意味する病気ではなくなったと言えます。

が、これには大きなBUTがあります。

治療によってコントロールできるのは早期発見された場合のみで、発見が遅れると薬の威力はそんなに大きくはありません。そして、残念なことに現在でも40パーセントの患者さんは、発見が遅すぎるそうです。

 発見が遅すぎる理由は、いうまでもないことですが、一般の偏見です。「性病」という見方がされますから、なかなか積極的に検査を受けないのはもちろんですが、たとえば既婚者の場合とか、感染したことがわかるとややこしいことになる立場の人もたくさんいるわけです。

この番組では、「だから偏見をなくして、積極的に検査を受けられるような環境にすることが必要なんです。」とは言ってました。でも、子宮頸がんや大腸がんのように一般を対象に検査をするわけにはいかないですよね。

というわけで、科学的医学的にはHIVの治療は格段に進んだということはとってもいいニュースなんですが、まだ社会的障害がなかなか取り除けそうにないというのは問題ですね。

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2017年12月6日水曜日

2017年のいいニュース

今年も師走になりましたけどさあ・・・今年って悪いニュースばっかりだったと思いません?トランプ、北朝鮮、ブリクジット、ロンドンの大火事、シリアの難民問題、ミャンマーでの虐殺、阪神今年も優勝できず。。。

でもニュースって悪いニュースばかり流す傾向がある、というか、それが仕事のようなものだから、悪いことばかり耳に入ってくるのかもしれません。イギリスのテレビニュースを見ていると、実は最後の方によくいいニュースも報道してるんですよね。大体科学とか医学とかそういう方面かな。

それでちょこっとネットを検索して、今年のいいニュースを探してみました。  



まず科学医学関係ではこんなことが出ていました。

ギニア虫症と呼ばれる熱帯病を根絶間際に追いやることに成功し、ポリオもそれに近いこと。今年はそれぞれ、5件と19件発症したのみとのことです。

海水を真水にするフィルターの発明に近づいたこと。

アルツハイマーによる記憶喪失が治る可能性が見えてきた。

抗生物質への耐性をなくす方法の解明に近づいている。

流産と死産の原因とされるビタミン不足を発見(ビタミンB)。

他にもいろいろ出てましたが、一般人にわかりやすいのはこれくらいでした。



社会面ではこんな感じです。

オーストラリアで同性結婚が認められるようになった。

近年中にガソリン車を廃止すると発表した国が増えた。

サウジで女性が運転できることになった。

ビニール袋を禁止する国が増えた。



他にも、忘れていることとかあると思うんだけど、気づいた人がいたらコメントしてくださいね。

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2017年12月3日日曜日

マリアンの仔猫

友達のマリアンが仔猫を飼いはじめたと言ったので、今日チャーリーと見に行ってきました。先週行きたかったのだけど予定が合わず、「あんまり大きくならないといいんだけど。」といってたら、一週間で倍くらいに大きくなったと金曜に言っていました。

見に行くと、まだまだすごく小さいです。頭からお尻まで20センチくらいかな。うちの猫ペパーの4分の1くらいの大きさ。真っ黒なので写真に撮りにくかったですが、かわいいの何の。本当に仔猫ってかわいいですね。

マリアンは知り合いの獣医にもらったといってました。すごくラッキーだと思います。というのは、イギリスでは最近、こんな感じの雑種の仔猫って少ないんです。

猫を去勢するようにという運動・教育がしっかりいきわたり、去勢をするお金のない人には、手術代を出してくれるチャリティーなどもあります。我々の猫は普通にお金を払って獣医で去勢しましたが(雄)、これがすごく安かったんです。1泊して手術して、一ヵ月後の診察も含めて35ポンドくらい(5000円くらい)でした。怪我して化膿して連れて行って、5分の診察で注射1本してもらうだけで70-80ポンドもかかるのに。多分獣医さんが格安でやっているか、どこかのチャリティーが助成金を出してるのかもしれません。

ところで、前々から思っていたのですが、日本のペットショップで、猫を大きい水槽みたいなケースに入れてあるのって、イギリス人の目から見たらすごく残酷に見えます。あんなに小さいケースで。

もしもあれをイギリスでしたら、あっという間に動物愛護活動家が夜中に忍び込んで開放するんじゃないかな。多分その前に、誰かが訴えると思います。

話がそれましたが、マリアンがこの猫を3週間前にもらったときは当然もっと小さく、最初の1週間は仕事に連れて行ったそうです。そしてその後は心配で毎日ランチタイムに帰って来ているとか。

そういえばうちの猫も仔猫のとき、ユーティリティールームに閉じ込めて出かけたけど、心配で早めに帰って来たことがありました。過保護でしたね。

今ではうちの猫は、広大な土地を毎晩一晩中パトロールしているようです。

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写真の整理

ここ10年近く、この時期に必ずするようにしていることがあります。それは写真の整理。

その昔は、写真を現像に出して戻ってくるたびに、数枚いい写真を選んでアルバムに張って、残りの写真は捨てていました。

その後デジタルになってからは、36枚ごとに現像に出すという区切りがなくなったから、時々思い出したようにいい写真を選んでプリントしてもらってアルバムに貼ってました。が、この時々の区切りが長くなりすぎると写真が多くなりすぎて、選ぶのが本当にたいへんなんですよね。なので、長く時間を置くほど億劫になって、写真はコンピューターに落としてそのままか、もしくは携帯の中にそのままになりがちです。

10年前からは、それとは別に、11月くらいにその年の写真12枚選んでカレンダーを作ってもらい、それをクリスマスプレゼントに日本の母に送っていました。

3年前からは、写真をアルバムに貼るという作業を省いて、その年のフォトブックを作ってます。(そのついでに、写真のバックアップを万全にするようにしてます。)

これが時間がかかるんですよね。何が大変って、やっぱり一年間の膨大な量の写真を選ぶこと。

その後は、時間のかけ方はその人次第で、凝ったアルバムを作ろうと思えば、いくらでも時間はかけられると思います。が、私は割りと簡単に、適当なレイアウトで作ってます。

写真のクオリティーも、正直言ってプリントしてもらった(私はネットで送ってプリントしてもらう)方がきれいです。でもまあ、コンピューターに埋蔵しているだけよりはましなので、年に一度は続けようと思ってます。

家族の写真の記憶や記録を残しておくのって、特に子供がいる人にとっては結構大切な仕事だと思います。 ま、うちはそう言っても一人はもう家を出て大学に行ったし、家族の記念のアルバムを作るのもあと数年で終わりかな。

まあそのうち孫でも出来れば、また写真やアルバムに凝るんだろうな・・・・って思ったけど、ルイは今からもうすでに子供は作らないと宣言してるから、そういうこともないかも。

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2017年12月1日金曜日

BBC ラジオ4

最近まで運転するときはCDを聞いていたのですが、最近BBCラジオのラジオ4を聞くという知人に数人であったので、私も聞き始めました。

BBCのFMのラジオ局は、ローカル曲を除いて 5つあります。ラジオ1が一番有名で、ここは最新の音楽がかかります。ラジオ2は懐メロ中心。多分ラジオ3がクラッシック。ラジオ5はスポーツだったかな。

ラジオ4はニュースや世界時事、ラジオドラマなどが流れます。

これがなかなかよくて、最近車を運転するのが楽しみなくらいです。

ニュース番組のほかに、おもしろいのが教養番組とかディベート番組です。テーマは本当に色々。ここ2週間聞いただけでも、農家の環境問題の取り組み、インドのお祭り、イギリスの大手デパートの経営者のディベート、18世紀のドイツの女性生物学者、ラスタファリとレゲエ音楽の関係、存在しないものが見える老人性の目の奇病。などなど。

ネットからの情報って自分で選べるから無駄がないと言えるけど、こんな風にあちら側からランダムに一方的に入ってくる情報って言うのも、視野を広げる意味でも必要ですね。

そういえば、5年ほど前にたまたま夜中のテレビで見て虜になったのが、1970年くらいにアンデスで起こった飛行機事故でした。このドキュメンタリーを見た後、数ヶ月色々調べたものです。

もっと考えたら、そもそもヨガをするようになったのも、たまたま会社のとなりの席の女性が読んでいた新聞のせいだったし、エイブラハムの教えに出会ったのも、たまたま図書館でおもしろいかなと思って借りた本でした。そもそもルイーズ・ヘイなどのスピリチュアル関係の世界に出会ったのも、そのとき会社で仲良くしていた女性がセミナーに誘ってくれたからでした。

だから人生の大事な出来事って、偶然から来ているとも言えます。

でもそれは偶然ではなく必然で、その時に出会わなくても、どこかで出会っていたとも言えます。

話がそれた。というわけで、いつかそこで聞いたおもしろい話しについて書くかもしれません。書かないかもしれません。

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2017年11月28日火曜日

(キンドル)ファイアーが来ました

ブラックフライデーに注文したキンドルファイアーが来ました。

こういうことは苦手なので、セットアッップ、チャーリーが帰って来てからやろうかなあと思ってましたが、受け取るやすぐにアマゾンからセットアップの仕方のメールが来たので、自分でやりました。

リビューで「私は年寄りなのでセッティングが難しかった。」と書いている人がいましたが、どこが?と私が思うくらい簡単でした。Wifiのパスワードさえ入れれば後は自動的にダウンロードされました。

アップルでもなくアンドロイドでもない別のシステムなので、アプリがちょっと寂しいかな。それからやっぱり結局はアマゾンの媒体なので、何かとアマゾンのものを買わせようとしますが、それをのぞけば、こんなものが30ポンド以下で買えるのかと、驚きを超えて感動でした。

検索もメールも、YoutubeもFacebookもさくさく出来ます。

カメラも付いてますが、これはまあお愛想程度です。でも30ポンド以下なんですから、お愛想でも付いてるだけすごいです。Instagramは無理かな。

メディテーションのアプリをいくつか入れてみました。色々試して見ます。

一番使いたいのはキンドルです。サンプルの本を10冊選べました。(でも多分半分くらいしか無料でダウンロードさせてくれないみたいです。続きを読みたければ買えということみたい。)

とにかくもっと本を読まないとですね。タブレットで遊んでる場合じゃないって。

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2017年11月27日月曜日

カーペットの染み取り

先月アムステルダムから帰って来たら、カーペットに大きい染みが出来てました。庭でなった梨を木で編んだバスケットに入れて床に置いていたら、梨のひとつが腐り水分がカーペットまで染み出ていたのでした。

慌てて染み取りすればよかったんだけど、旅行のあとってそんな気分でもないし、数日放っておいて染み取りを始めたら、ぜんぜんだめでした。梨だけなら腐ったって大したことないだろうと油断してましたが、木のバスケットを通して汁が流れ出たから、茶色い染みは木の色かもしれません。

普通なら、ワインでもコーヒーでも血でも、洗剤をスポンジにつけて拭けば大体取れるのに。

それで、家にあるカーペットシャンプーを使ってみましたが、ぜんぜんだめです。薄くもなりません。ネットで読んだ酢を試したけどこちらもぜんぜん。

それで大枚をはたいて、専用のカーペットの染み取り剤を買いました。これで大丈夫とやってみましたが、これもぜんぜん効き目なかったです。 やっぱり薄くもならない。

一体どういうことなんでしょ?今までぜんぜん薄くならなかった染みは、錆びの染みくらい。これはおそらく腐った梨と木の色なんだろうけど、どうしてこんなに落ちないの?

カーペットの色は薄いベージュなので、結構目立つんですよ。

それで思い出しました。オキシドール。中学生のとき、ヤンキーの方々はオキシドールで髪の毛脱色していると言われていました。(本当かどうかは不明。)このカーペットはウールなので、人間の毛も羊の毛も同じだ。やってみる価値あり。

それで、まず小さい部分でカーペットが溶けたりしないことを確かめてから、やってみました。一度やってみると、なんか染みが薄くなったみたい。いや、ぜったい薄くなった。

それでもう一度同じ箇所にやってみました。なんか成功みたい。

まだまだ染みははっきり見えるんだけど、ずいぶん薄くなりました。これくらいなら、1年位したら日光で色落ちして、見えなくなるかも。

そんな感じです。もしも困ったときは試してみてください。自己責任でね。

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2017年11月25日土曜日

ブラックフライデーの買い物

日本でも今やブラックフライデーってあるんですか?イギリスでは5年前くらいからだんだん大きくなって、ここ数年はお店に列が出来たりニュースになるくらいです。近所の中学校は、この日はなんとお休みです。イギリスの学校は年に何日か適当にお休みを作ってもいいことになっていて、これを当ててるみたい。

でも私も家族も別にブラックフライデーだからって買い物したことないです。欲しいものは大体欲しいときに買うし。(しかも大方、必要に迫られて)

その金曜の夜の昨日、11時過ぎごろに見たいものがあってアマゾンのサイトを見ました。そしたらブラックフライデーセール。そしてキンドル・ファイヤー7が、なんと29ポンド99ペンスで売られてました。

それで買ってしまいました。

11時過ぎだったので、セールは1時間弱でおしまい。それで時間との闘いで、ネットでレビューやらスペックを調べて、12時前にぎりぎりセーフで買いました。12時以降に値段が上がったかどうかは知りません。

でも別に私、タブレットっていらないんですよね~。家でいるときはデスクトップ独占なので、そっちの方が速いし。

ま、それでも家族みんなラップトップやらタブレット持ってるし、私も欲しいかもとちょっと思ってました。この値段ならいいです。

それに、多分一番利用するのはキンドル。タブレットでないキンドルのほうが読みやすいらしいけど、まあ本をダウンロードできるのは嬉しいです。キンドル版のほうがダントツ安いことが多いし、ただの本も多いし。

PCとかタブレットとかスマホとか、あれば使うけどぜんぜん興味なくて、自分で買ったのは初めてです。今あるものはすべてお下がりばかり。

買ったら買ったで、ちょっと嬉しいですね。今朝目が覚めて、「あ、きのうキンドルファイアー買ったんだ。」と思ったら嬉しかったです。いつ来るかな~。リテールセラピーの気分、ちょっとわかりました。

ちなみに、実は今はキンドルファイアーではなく、アマゾンファイアーと呼ぶそうです。キンドルの名前をはずして、タブレットとして勝負するためとか。

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2017年11月24日金曜日

ガンジーの自伝から

ガンジーの自伝を読んでいる話を書きました。まだ読んでます、今で3分の2くらいかな。長い本なので全部読み終わってから、感想を書くかもしれないし書かないかもしれません。

その中で、先日読んだ箇所が印象に残っているので、ちょっとここに書きます。

ガンジーが2度目か3度目に南アに家族を連れて移住したしばらく後に、次男が病気になります。この2年前には天然痘にかかり回復して間がないというのに、今回は腸チフスと肺炎を併発します。どれも簡単に命を落とすような病気です。

ガンジーは1869年生まれなので、これは19世紀から20世紀に変わる頃だと思います。もちろん天然痘の予防注射も抗生物質もなかった時代です。

医者が来るのですが薬もなく 、「薄い鶏スープに卵をいれて飲ませるように。」と指示されます。

が、インド人の多くがそうであるように、ガンジー一家は菜食主義で卵も食べません。それを医者に言うと、「どうしてもというのなら、水で薄めた牛乳を飲ませるしかないが、栄養をつける必要があるから、無理をしてでも鶏スープを飲ませるように。」と言われます。

ここでガンジーの、菜食主義と親としての責任や愛の葛藤があるのですが、結局菜食主義を貫く決断をし、薄い牛乳と果物の汁を飲ませるだけになりました。

その夜高熱が続く息子に添い寝をしていたのですが、一旦妻に看護を任せて夜中に散歩に出ます。

そこでも 歩きながら心の中の葛藤が続きます。そしてついには「ラマナマ」とヒンズー教のマントラを繰り返し唱えます。

ガンジーは宗教に対してはオープンマインドで、ヒンズー教に深いこだわりがあるわけではないのですが、広義での神への信仰心を強く持っています。今で言うスピリチュアルっていう感じです。ですがこの場面で、初めて、いわゆる一般的な意味の「神に祈る。」というような行為をします。

実はこの章を読む直前、私も娘チャーリーの体調のことで気になることがあり、信奉しているシルディ・サイババの写真の前で瞑想したところでした。娘の方は天然痘とか腸チフスとか、そんなたいした病気じゃないですけどね。

なのでこのガンジーの章を読んで、身につまされました。日本とインド、19世紀と21世紀、偉人と凡人。こんなに大きな違いがあっても、子供を心配して神に祈る気持ちって同じなんだなあ。

 ちなみにガンジーの方は、その後家に帰ると息子の熱が下がりはじめ、3週間くらいで完治して、その後は病気ひとつせず元気に育ったそうです。ハッピーエンドでした。

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2017年11月20日月曜日

時間の捻出

先日知人にあるウェブサイトを教えてもらいました。スピリチュアル関係のテレビ番組のネットのページで、今までのインタビューすべてがビデオで見れます。ひとつ40分くらいなんだけど、なんと400本くらいビデオがあるそうです。

40分のビデオなんて見れないなあとまずあきらめました。

でも一日40分、捻出しようとすれば、睡眠を削らなくてもそのくらいできるんですよね。

ネットの世界に消えて言っている時間。主にフェイスブックなど。これを総合したら40分くらいは無駄に時間過ごしてると思うんですよ。

でもネットで過ごすすべての時間が無駄というわけではないですね。ニュースなんかもネットで読むし、人との付き合いもネットでする部分が多いから、決して無駄とはいえない。昔だって新聞読んでいた時間は、ある意味無駄とも言える時間だし。

それに自分から選ぶ情報だけでなく、勝手に耳に入ってくる情報(新聞に載っているようなこと)でも、たまには人生観を変えるくらい重要な出会いもあるから、すべて無駄とは決して言えません。

ま、それでもニュースの中でも、ヘッドライン読むだけで十分なものが大半だし、ニュースを読む時間は減らそうと思います。

2年ほど前に、息子ルイが、「YouTubeのビデオ全部みたら、人生1000回分以上かかるらしい。」と言ってました。今ではビデオの数はその倍くらい増えたでしょうから、人生2000回。つまりだらだらと見てるときりがないってことです。

テレビだって、昔は見逃したり録画し逃したらそれでアウトでしたよね。それが今はネットで後で見れるから、見たいものはいくらでも見れるんだけど、そんなことする時間なんて全然ないし。見逃して見れないっていうもの、それなりによかったことのように感じるくらいです。

こんなことかいてると、このブログも読んでもらえないかな。皆様の時間の無駄にならないような、内容のあることを書くよう心がけます。貴重な時間を費やして読んでいただいてありがとう!

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2017年11月18日土曜日

友人と食事に行った件

昨日すごく久しぶりに夜出かけました。昼間ランチに行ったりコーヒーを飲みに行ったりということはたまにあるんだけど、夜に出かけることはすごく珍しいです。どうせ運転しないといけなから飲まないしね。

行った面子もすごく久しぶりの面子。我々の間ではベイビークラブと言っているのですが、一人目の子供を産んだときの母親グループの集まりです。人数は今は7人。子供が赤ちゃんから小学校に上がるくらいまでは、毎週平日の午後に集まっていました。だからすごく長い付き合いです。

子供同士は、まだ仲良くしている人達もいるし、ぜんぜん付き合いのない人もいます。ちなみに息子ルイの親友は このグループの同級生です。親同士は子供が小学校に上がってからは、一部はよく会ったりしますが、全員では年に一度くらい集まります。

今回は街のイタリアンレストランで集まりました。

子供たちは7人のうち4人が大学生、一人が専門学校、一人が就職して彼氏と同居、そしてもう一人が妊娠中でした。

11時ごろ家に帰って来ると、チャーリーも帰宅してました。チャーリーはスイミングクラブの年に一度の表彰式パーティーでした。すごくお洒落してがんばって出かけました。

チャーリーに楽しかった?と聞かれて、「うーん、まあまあかな。」と答えました。あんまり楽しくはなかったです。今から17年前に同じ頃に出産という理由で仲良くなってずっとお付き合いしていた人達ですが、やっぱりこれだけ月日が流れると、共通項がなくなってしまいました。年に一度くらい会うのはいいですけどね。いや、もう会わなくてもいいかなとまで思いました。

チャーリーに楽しかったか聞くと、こちらも「あんまり」という返事でした。昔はスイミングクラブのハーティーってすごく楽しかったんだけど、今では同じ年のスイマーも仲のよかった友達もどんどん辞めてしまって年下のメンバーばかりになったし、そうかもね。

お互いに月日が流れたということですね。

しかし子供が大学に行く前後の年になると、色々急激に変化が訪れますね。いろいろと。

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2017年11月17日金曜日

最近の若者のメンタルヘルスの問題の原因がわかった話

先日最近の若い人達の間でのメンタルヘルスの問題を書きました。

それでひとつ思いついたことがあります。その原因って・・・・・音楽が簡単に手に入ることだって。

自分がティーンエージャーだった頃一番熱中したこと。私の場合は音楽でした。洋楽。その頃のお小遣い、バイト料、時間、労力を一番費やしたものでした。

LP一枚2500円。高校生の頃は月に一枚も買えない値段でした。だから音楽雑誌を熱心に読んで厳選したものです。そしてエア・チェック。つまりFMガイドで番組を調べ、夜中に起きて番組やそこでかけるレコードの録音です。後はレンタルでかりてテープに録音しました。今はブランクCDがすごく安く買えますが、その頃はテープ3本で1000円とか2000円だったかな。安くはなかったです。

友達からも借りました。同じような音楽が好きという友達は数えるほどでしたから、そういう人達とはすごく仲良くなりました。早朝から一緒に並んでコンサートの切符買ったり 、一緒にファンクラブの集まりに行ったことや、それどころか、来日時には新大阪や伊丹空港まで一目会いに行ったりしました。あのネットのない時代にどこで情報を仕入れていたのか、今から考えたら不思議です。

MTVなんてものもなかったんだけど、ごくたまに洋楽のテレビ番組があり、それを録画できるビデオもそれほど普及してなかったから、ビデオのある友達の家に洋楽ビデオを見に行ったものです。

私は楽器も弾けないしバンドもしないし、音楽を創り出すことはぜんぜん出来ないんだけど、ただただ聞くのが好きっていうだけで、こんなに時間とお金とエネルギーを注いでいました。

それが今では、音楽ってすごく簡単に手に入りますよね。値段だってぜんぜん安い。いつでも好きな音楽を無料で聴ける時代。そう言い切ってもいいと思います。今の世代にとってはそれは当然なんだろうけど、私の頃には絶対そんなことはありませんでした。

それは音楽に限らない。映画だってそう。私が大学生の頃は、梅田で昔の名作を2本700円で見える名画座があり、見たい映画が上映しているときは授業をサボって行きました。ビデオレンタルすらなかった頃です。そして深夜まで起きてテレビ映画見たり。

今はレンタルすらしないですよね。

つまり思うに、音楽にしろ映画にしろ、簡単に手に入ってしまうと熱中できないんじゃないの?ってことです。そしてそれが、若者のメンタルヘルスの問題の一因かも?と思うわけです。

今でもオタクと呼ばれる人達っていますよね。そういう人達の地位、なんとなく昔より上がった気がしません?昔は、「なんかよくわからんことに熱中しているキモい人達。」というレッテルがあったかと思うんですが、今は「自分だけの世界を持って、それに没頭できる人達。」って感じ?

私は昔から、オタクって、周りに流されず自分の趣味と興味を徹底して優先できるすごい人達とおもってましたが、そういう要素って、今の若者にもっと必要なんじゃないかな。

愛が多くのものを解決する。そう、でも人に対する愛でなく「自分のやりたいこと、好きなこと」に対する愛。 そういうことです。

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2017年11月15日水曜日

近年の世界状況の謎が解けた話

今日のタイムズ紙に載っていた記事がなかなか興味深かったです。

米国のシリコン・バレーの第一人者のJaron Lanier(ジャロン・ラニアー)は1970年代にすでにヴァーチュアル・リアリティーという言葉を生み出したパイオニアで、マイクロソフトの役員みたいな特別な地位で、未だにVRの開発に関わっているそうです。彼が最近本を出し、それについてのインタビューでした。

彼はソーシャルメディアが社会をだめにしているとの持論をもっています。

たとえばフェイスブック。ちょっとだけ見るつもりが、気がついたら20分も30分もってことないですか?しかも友達の近況何かあるかなと思って開けたのに、読んだのは関係ない記事ばかりだったりしません?

FBなどのソーシャルメディアは、人が長い時間そのサイトを見るほど収入が上がります。だから微妙な研究され尽くした策を使って、我々が長時間見てしまうように細工されているのです。

その手の一つなんですが、感情移入するような記事があるほど、長く見てしまいます。たとえば、友達のホリデーの写真とか、子供が入学したとか、なるほどとほのぼのしても、いいねを押しておしまいとか、ちょっとコメントしておしまいですね。でも政治的な記事、社会的に意見が分かれるような記事、それについてのいろんなコメントや論争に引き込まれてしまうと、長く時間を費やすことになります。つまり、怒りを感じたり、自分の意見を述べる必要を感じると、長くなってしまうわけです。

ですから究極的には、こういった社会の意見を分けるような記事を載せた方が儲かるわけです。

そしてネットの世界は匿名で通るし、実際に顔をつき合わせて議論するのではなく、ヴァーチュアルな世界での議論ですから、議論が極端に走りやすくなるのです。

これを読んで、ここ数年の世界状況の謎が解けた気がしました。

世界って極端になりましたよね。イギリスではブリクジット、アメリカではトランプ大統領と、考えられないようなことが起こってます。テロリストは増えるし、一方で極端にテロの恐怖を煽る 人達もいる。ヨーロッパはオーストリアやポーランドが右翼化、カタロニアの独立問題。フランスでは30代のほぼ素人の大統領の選出。

こう考えてみれば、どれも民意が極端に走った結果です。

これってもしかしたらソーシャルメディアに関係あるのかもしれません。そういえば大統領選挙運動中、トランプのツイートのニュースが出ない日はなかったですね。

他にも色々おもしろいことが書いていありました。たとえば彼によれば、今の状況はまだまだ序の口で、将来的にはソーシャルメディアはもっと進化し洗練されていき、そのせいで社会はもっと分断されるとのことです。

彼の書いたDawn of New Everythingという本が明日出版されるそうです。多分日本語でもそのうち翻訳されるでしょう。興味ある人はどうぞ。

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2017年11月13日月曜日

F.R.I.E.N.D.S

フレンズっていうアメリカのテレビドラマ覚えてますか?ジェニファー・アニストンとかコートニー・コックスとかが出ていた、NYが舞台になったコメディードラマです。

1992年くらいに始まったんじゃないかな。イギリスでは毎週金曜の9時に放送してたんだけど、たまたま一話目を見て、それ以来ずっとファンでした。1998年に息子が生まれてから、たまに見れないこともあったけど、基本的に10シリーズ(多分10年間)全部見ました。

今から20年くらい昔の話ですね。

その後テレビで再放送をたまに見たりしてましたが、一昨年日本に何度か一人で往復したときに、飛行機で片道10話とかまとめ見しました。そのときは実は母が病気だったり、お葬式で帰ったりだったのですが、不謹慎にも飛行機の中で声を出して笑ってました。飛行機で声出して笑ってる人なんてたまに見ます?私は見たことないです。(が、自分はしたことあるだけでなく、飛行機の中で映画見てよく泣いてます。)

それもきっかけのひとつとなって、半年くらい前からまた見るようになりました。DVDで全話セットで買っちゃいましたよ。それをチャーリーと二人で毎日一話ずつ見てます。ルイがいたときはルイも一緒に見てました。

今見てもおもしろいです。子供たちからしたら、自分が生まれる前のテレビ番組なのに、抵抗もないみたい。でも、大きい携帯電話とかビデオとか 、シリーズ前半ではページャー(知ってます?電話がかかってきたことを知らせる小さい機械、日本語でもなんか名前ありましたよね。留守番電話じゃないし、呼び出し電話でもないし、なんだったかな)なんかがあり、テクノロジーの発達のすごさは、やっぱり驚きます。そうそう、コピー屋さんというのも出てきましたね。ロスが浮気する相手がコピー屋さんの女の子。

昔は一番好きなキャラクターはチャンドラーだったのですが、今はジョーイーです。やっぱりジョーイーはいいわ~。

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2017年11月11日土曜日

読書感想 衝撃!ガンジーの自伝

ガンジーの自伝、The Story of my Experiments with Truthという本を読んでます。まだ今週読み始めたばっかりで、今で5分の1くらいかな。彼がインドを出てイギリスに留学していた頃の部分を読んでいます。今の所、別に取り立てて感動するとかすごい本という感じではないです。謙遜も多いんだと思いますが、すごい人物だと思わせる部分もなく、この辺までは凡人っぽい印象です。

が、この前半がこの時期(19世紀後半)のインドの慣習がわかって、しかもすごく赤裸々に書かれているので、おもしろいというか興味深いというか驚きます。

これはガンジー自身も、大人の視点から見て「今から思えば不幸なこと」として書いてあるのですが、彼は13歳のときに同じ年の女性(女の子ですね)と結婚します。もちろん親の決めた相手です。

そんな若くに結婚なんて、何をもって結婚というんだろう?そう疑問が湧きません?ガンジー自身も、「これは「婚約」ではなく、正真正銘の結婚であった。」とわざわざ書いています。

つまり13歳にして結婚初夜を迎え、その後は愛欲に溺れた結婚生活を送ることになったことが記されています。 しかも夫であるガンジーは、13歳にしていっちょまえに嫉妬に満ちた夫気取りであったと、後悔の気持ちを込めて書かれています。

13歳の子供が、夫婦気取りどころか、本当に夫婦になってしまうんだから、そりゃあ今の感覚で言えばすごいことです。

しかも避妊もしないから奥さんはすぐに妊娠出産したんだけど、一人目はあっさり数日で死んでしまいます。そのことすらもほとんど何の感情もなく、たった2行で書かれていました。

それでもまだ二人とも親の保護の下で生活し、ガンジーは学生生活を続け、18歳で奥さんと息子を残しイギリスに留学します。 詳しくは書かれていないですが、奥さんと子供はガンジー家の大家族の中で養われているのでしょう。

まだまだ先は長いのでまた続きを報告するかもしれませんが、ここまではかなり衝撃的な自伝でした。

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梨の木

今年も梨が豊作でした。というか、北デボン一帯で豊作だったのかどうかは知りませんが、私の庭の、毎年たわわと実る梨の木が、例年以上に豊作でした。

こんな感じ。

全体はこんな感じ。

全部で最低でも300個くらい、もしかしたら500個近く実りました。たった一本の、それほど大きくない木ですよ。背丈は私の倍くらいかな。4メーターもないと思います。

しかもたくさん実るだけでなく、すごくみずみずしくておいしくて、その上有機栽培なのにほとんど 虫もつきません。病気もしません。他のりんごや梨の木は、それぞれ普通に虫や病気やカビにやられてるのに。

それで、ヨガ教室で2週間ほどの収穫期に売ってます。一袋5個入りで、一袋1ポンドで売ったのですが、計算したら49ポンドの売り上げでした。ということは245個も売ったんですね。

しかも売らないで近所の人にあげたのとか、家で食べたのとかジャムやチャツネにしたものとか100個以上あるだろうし、そしてまだ冷蔵庫にも30個以上入ってるし。もちろん地面に落ちてだめになったのとか、虫に食われたのとか入れたら、やっぱり400個以上は実ったのでしょうね。

先日聞いたのですが、実はここ北デボンでは、梨は難しいそうです。普通に庭に植えたらまず無理だそうです。

そういえば、元々梨はりんごに比べると難しいんだった。ある有名なガーデナーが、「僕は赤子をお風呂に入れる父親のように丁寧に梨の世話をしているのに、一度も実がなったことがない。」と本に書いてました。

そうか~。私ってすごいんだな~。

というのは冗談です。きっと植えた場所とか、周りの風向きとか地下水の流れ方とか、いろんなすごい条件が重なってこうなったことでしょう。

梨の木はりんごより短命で50年くらい生きるそうです。この木は15年位前に植えたから、あと35年くらいか。今は人間で言えば30代前半の元気真っ盛りって感じでしょうか。

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2017年11月8日水曜日

別の大変なこと

知人の大変な話を書いたところなんですが、今度は近所の人の話。ゴシップというわけではないですが、いろいろ考えるところがありましたので。

この人達は50代後半くらいのカップルです。奥さんは歯医者さんで旦那さんは土建関係の仕事。どちらも再婚です。

この二人が、数ヶ月前に3人の子供たちの後見人になったのです。子供たちの年は、一番下が1歳半なので、一番上もせいぜい6-7歳なんじゃないでしょうか。後見人と養子の違い、法的にはあるんでしょうけど、実際には養子と同じような感じです。

二人とも仕事があるので、下の子供たちは昼間は保育園のようなところに入れられてるようです。

どうしてそうなったのかなと思っていたら、先日別の近所の人から詳細を聞きました。

旦那さんとその前妻との間には、8歳のときに養女にもらった娘がいるのですが、親と仲が悪いまま成人すると家を出て、その後一切連絡が途絶えたそうです。それが数ヶ月前のある日、ソーシャルサービスから電話がかかってきて、「あなたの孫3人を保護しています。」と言われたそうです。「もしも後見人として引き取るなら引き渡せますが、そうでないからこの子供たちは施設に送られ、その後、養子に出されることになるかもしれません。」と、突然知らされたとか。この3人は、その家出した養女の子供たちなのでした。

それで彼らは急いでそのソーシャルサービスの人と子供たちに面会に行き、短期間で引き取ることを決めたそうです。

その人達に直接会って聞いたわけじゃないので、また聞きなんですが、子供たちはいろいろ泣いたり騒いだりうるさいそうです。そして、なかなか心を開かないとか。

まあそうでしょうね。子供とはうるさいものだし、保護されるくらいの難しい環境で育ったなら、そう簡単に人に心を許さないでしょうね。

このご夫婦は街のボート部に入っていて、毎週一緒にトレーニングに行くのですが、その時子供たちを知人等に預かってもらっているのが、そろそろあちこちから苦情が来たり嫌がられたりするようになってるそうです。確かに3人の子供を数時間とはいえ預かるのは大変ですよね。

それにしても、晴天の霹靂もいいところですよね。こんなに人生変わる出来事を短期間で受け入れるとは、すごいことです。

子供というのは中途半端な愛情じゃ育てられるものではないですから、今までどおり仕事したりボートしたりというのは無理かもしれないけど、かといって息抜きがないとやっていけないし、大変です。

ちなみにお向かいさんなんですが、一度も子供たち見たことないです。

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