2011年1月31日月曜日

有名人のその後

このブログの統計昨日で、どのページがその日読まれたのか分かるようになってます。日ごと、週ごと、月ごとに読者数の多いページのランキングが出ます。その月々のトップ5はこのページの右に載っています。

このトップ5には入ったことは無いんだけど、よく誰かがアクセスしてるのがジョニー・ロットンについてのページ。いつかたまたまテレビでインタビューを見てそのことを書いたんだけど、週に1回くらい誰かが検索しています。ジョニー・ロットンというのは70年代にイギリスに大センセーションをもたらしたセックスピストルズというバンドのリーダーで、パンクの元祖。

それで今日はその人たちへのサービスで最近の彼のテレビのコマーシャルのYouTubeのビデオをあげときます。カントリーライフっていうバターのコマーシャルです。前にも書いたんだけど、ピストルズ解散してイギリスではほとんどマスコミに登場することもなくなって久しかったんですが、5-6年前にジャングルに閉じこもるリアリティー・TVにでて以来、時々話を耳にします。

http://www.youtube.com/watch?v=7mSE-Iy_tFY

ジョニーロットン以外の有名人のその後、面白いところをちょっとあげます。

スパンダー・バレエという80年代のバンド覚えてますか? TrueとかGoldというヒット曲がありました。そのバンドメンバーの一人はイーストエンダーズというこちらの超人気の長寿連続ドラマにしばらく出ていました。ゲスト出演ではなく本格的な俳優としてやってました。

キム・ワイルドというKids in Americaというヒット曲を80年代に出した女性歌手はガーデナーになりました。イギリスではガーデニング番組は常に大人気で、テレビガーデナーというのがありますが、そういうのになったみたいです。

ボーイジョージは20年位前かな、麻薬関係で捕まってました。今でもごくまれにテレビで見ますが、昔のボーイジョージがそのまま太くなって年を取った感じです。まあ言っちゃ悪いが醜くなったといっても良いでしょう。

エルトンジョンは時々話題になってますね。5年ほど前に同性同士の結婚が合法化されたので、昔からのボーイフレンドと数年前に結婚しました。

ロッドスチュワートは今でもコンサートしていますよ。テレビ等で見たことは無いんだけど、まだ見に行く人がいるのかと思うと驚き。

トービルとディーンというアイスダンスのカップル覚えてる人いるかな。サラエボオリンピックだったと思うんだけど、ボレロの曲で超印象的なダンスで金メダルと取りました。彼らは今イギリスで有名人によるアイスダンスのショーが流行っているので、その審査員としてでています。

そして私が大好きだったジャムのポール・ウェラーは今でもソロでやっています。それがなかなか良いレコードを作っていて、今ではいい年なんだけど、今の若者に人気があります。Father of MODsなんていわれて。

他にはちょっと思いつかないけれど、イギリス人でその後を知りたい人がいたら聞いてみてください。もしかしたら答えられるかも。

2011年1月30日日曜日

散歩

ワイヤーつきのゲート。後ろにちらりと海が見えます。この写真はクリスマスの時のもの。
今日は久しぶりに天気がよかったので昼食にローストラムを食べたあと、家の周りを家族で散歩に行きました。チャーリーは嫌がっていたのですが、無理やり連れて行きました。コースは全部舗装されているのでルイは普通の靴で行こうとしていたのですが、これも無理やり長靴を履かせました。

家のドライブを出てまず左に曲がります。500メートルくらい、村の道を歩きます。そして右に曲がって生垣の 穴を抜けてその向こうの2車線の時速60マイル制限速度の大きな道を渡ります。これはちょっと怖いけど日曜なのでほとんど車は通ってませんでした。

そして道路の向こうの道を歩きます。この先は農家と農場が広々と広がるほかはほとんど民家はありません。道は一応舗装してるんですが、最近の雪のせいで舗装がだめになってぼこぼこ大きな穴があいてます。その中に水がたまって、それが凍ってる。それで子供達は競い合ってその氷の上を歩いて氷を割っています。氷の下はもちろん泥水。本当にルイちゃん、長靴はかせてよかった。

ここをまた500メートルほど行きます。これはちょっと上がり坂なので、せっせと歩くと息切れがしてきます。そしてある農地のゲートの位置で草原の向こうに海が見え始めます。そのゲートの向こうに道があり、それをまっすぐ行くと海に出れるのですが、このゲートにPrivate Roadと大きい看板があり、ゲートの上のほうまで2メートルくらいワイヤーのネットが張ってあったので、行くことができません。

ここは20年位前までは地元の人は海まで行けたそうです。でもこの土地の所有者が変わって、それ以来こうなったとか。その人はこの辺の大地主で、この辺の土地はすべて雉撃ちのために使われてます。射撃が趣味の人がお金を払ってここの豪邸に泊まりに来て、ハンティングをするんですね。まあこのあたりの人でその人のことをよくいう人に出会ったことはありません。

そのまままた数百メートルいくとまた海に向かった別のゲートが。これはワイヤーのネットは無く錠もされてなかったので、ゲートの向こうに入りました。その道をまた数百メートルいくと、左に90度曲がります。たぶんここを曲がっていくとあの海に続く道にいけるんだろうけど、今日のところはあきらめてさっきのゲートに戻ります。海まではたどり着けなかったけど、右と左に大きく海の景色が開け、ランディー島という沖合いの島まで見えました。

ゲートを出るとまたもとの道の続きを行きます。道は右に折れ、海を左手に農地と農地の間の道を行きます。このあたりでチャーリーはすっかり機嫌が悪くなり、大きく後れを取ってます。私の自然な歩くペースは遅いので、普通家族で散歩に行くと私がいちばんおそいんだけど、今日は運動のために腕を振って大股でせっせと歩いたので、チャーリーが最後尾になってそれが気に入らないらしい。それから氷が張っていると必ずそれを踏んで割っていたので、そのせいもあって彼女はのろのろしてました。

さっきのゲートを出たら男性が犬を連れて歩いていました。同じ方向に歩いてるので、しばらく同行となります。こういう田舎道の散歩は車は出会っても他の散歩者に会うことはめったにないんですが。 一応ハローとはいいましたが向こうはあまり嬉しそうではありません。こっちも嬉しくは無い。こんな田舎道、誰もいないのが当たり前なので、人に会うとなぜかプライバシーが侵害されたような気分になります。まあ贅沢なことです。

そのあとさらに20分ほど歩いて、さっき渡った車道をを別のところで渡ります。そこからはいつもなじみの村に続く道を10分ほど歩いて家に着きました。家から道を渡って海の方向に向かって、そこからぐるりと右回りに廻って、1時間ほどの円周ウォークでした。距離にしたら5キロ弱か?

でも冬の寒い日の散歩の一番の楽しみは、家に帰ってケーキやクッキーを食べながら熱い紅茶やココアを 飲むことですね。散歩で消費したカロリーはそれでもう戻っちゃったと思うんですが、まあ太陽も浴びられたし運動にもなったし、楽しかったからまあいいや。

2011年1月29日土曜日

お金に関する間違った思い込み

数週間前にエイブラハムの教えの話で、ヴォルテックスの本に出てくる「誤った思い込み」について数日連続して書きました。

それで今度は私の中の個人的な「誤った思い込み」について考えてみました。

いくつかある中で一番大きいのはお金に関することだと思います。あげてみると、
「お金は(硬貨など)汚いもの」
「お金で幸せは買えない」
「お金の話をするのはいやらしい」
「お金など世俗的な下等なもの。」
「ヨガの先生やセラピストなどはお金のことを考えてはいけない」
「お金はスピリチュアルではない」
「お金は木にならない Money doesn't grow on trees」
「倹約は美徳、贅沢は罪悪」
「備えあれば憂いなし」
「お金とは身を粉にして働いて 稼ぐもの」
「お金は爪に灯をともすようにして貯めるもの」

ああ、たくさんありました。つまり要約すると、「お金は世俗的な下等なもので、スピリチュアルとは程遠いところにある。その一方で、お金は簡単には手に入らず、時間を切り売りしてせっせと働いて初めて入ってきて、それを節約して貯めないと、何かあったときにとんでもないことになる。」

どういうわけでそう思い込むようになったか考えても仕方がないとエイブラハムはいいますが、前半はたぶん自分でそう考えるようになり、後半は周りの影響で考えができていったのだと思います。

スピリチュアル云々というのはヴォルテックスの中にも書いてありました。あらゆるものはお金も含めてスピリチュアル。だからお金を汚いものと考えることは間違っていました。そして自分がお金持ちになったからって、そのせいで他の人の取り分が減るわけでもない。お金をはじめとするあらゆるよいものの源は無限なんですから。

そして後半の倹約は美徳云々も、最近は考えを改めました。世の中には素敵なものがたくさんあり、やりたいこと、行きたいところもたくさんある。お金があれば幸せになれるっていうわけではないけど、自由になる部分はたくさんあるし、お金があれば実現する夢もたくさんある。ひとつでも多く夢を実現させるために生まれてきたのだから、お金もそのための手段の一つです。

エイブラハムに出会うまでは私の金銭に関する夢というか希望は「嫌な仕事をしないで、好きな仕事をして食べていけること。」でした。それはそれでなかなか立派な希望だと思いますし、今の生活を見てみるとその夢はかなったといっても良いでしょう。でもそのせいで、結構自分に贅沢を禁じてた部分が大きい。

それが今は「お金の心配をぜんぜんしないで、欲しいものを自由に手に入れられるようになりたい。」に変わりました。

「思考が現実化する」という話の流れから行くと、そのスタートの時点で大きくポジティブに変わったので、これからはどんどん私の経済状況はよくなって、そろそろ新車のゴルフが買えるくらいにはなる・・・・・・と良いんだけど。

ところでこの思い込みの一番最初の「硬貨は汚い」というのは母から教え込まれました。お金はたくさんの人が触るから汚いから、すぐに手を洗わなければいけないって。で、ごく最近になってこれって間違った思い込みだなあと思いました。だってそれなら図書館の本なんて読めないし、地下鉄のつり革や自動販売機のボタンなんて触れないことになりますよ。

子供の頃からの刷り込みで、お金をちょっとでも触ったら石鹸で手を洗わないと気持ち悪かったんですが、これをやめようと思います。こうして少しでもお金との関係とフレンドリーにしていきたいです。


写真はトマト鍋。クリスマス前に母がトマト鍋のレトルトのもとを送ってくれて食べたらおいしかったんですが、 わざわざ日本から送らなくてもこちらでもできそうな味だなあと思ってレシピを調べたらいろいろありました。とってもおいしかったです。

2011年1月28日金曜日

読書感想「ベートーヴェン」

平野昭という著者の上記の本を読みました。作者は武蔵野音大を出た大学の教授です。

数年前にイギリスで3週間ほど連続でベートーベンの人生のドラマ化したものをやっていました。それが映画の「アマデウス」みたいでとても面白かったんですが、何か事情があって全部見れませんでした。それでこの本を日本で見かけたときに興味を持って買いました。 別にベートーベンファンとかクラシック音楽ファンというわけではないんですけどね。

でも本としてはちょっと物足りないというかがっかりでした。音楽の大学教授が書いたので、史実に忠実にというのが一番の課題だったのかもしれませんが、ただずらずらと何年に何があって、どういう依頼主からどういう注文があってどういう曲を作曲したかなど、かなり事実中心に書いてあります。ウィーンのどこそこ卿とどういう関係にあり、どこのコンサート会場で音楽会をしたかなども詳しく書かれています。まあ正直言って、音楽に詳しくない一般人には読みにくいし、あまり面白くもありません。

でももちろんそれだけではなく、ベートーベンの人間を描くようなエピソードもたくさん書いてあります。弟達との関係、甥との関係など。ご存知のようにベートーベンは生涯独身でした。それは失恋の痛手を深く負ったからで、彼の音楽はそれが糧になっている というようなことを昔学校で習った記憶があるんですが、実際はそんなにロマンチックなものでもなかったようです。何度か恋愛をしたものの、年の差があったり、相手が友人の妻だったり、人妻だったりで、まあよくある理由でうまく行かなかったようです。別に一度大恋愛をして、それからひどい痛手を受けて一生独身で通したというわけでもなかったようでした。

この本を読んで一番感心したというかすごいなあと思ったのは、超有名な文化人との交流です。彼がウィーンに行ったのはハイドンの紹介だったし、35歳の頃はゲーテと数回面会しています。シューベルトとも近くに住んでいたらしいのですが、これは運悪い偶然が重なって面会は無かったとか。

そのうちでも一番すごいと思うのがモーツアルトと2回会っていることです。モーツアルトはベートーベンより14歳年上で、彼が音楽をやりだした頃にはウィーンの神童の話は彼の父親の耳にも入っていたそうです。

それにしても歴史上の作曲家の中でモーツアルトとベートーベンほどの有名な音楽家はいません。日本人でもイギリス人でもきっと誰でもひとつやふたつはモーツアルトとベートーベンの曲をハミングすることができるでしょう。そんな作曲家他にはいません。バッハやショパンを鼻歌で歌えますか?できないでしょ。

この時代のウィーンでそういうことが起こるという歴史の必然性を考えてみても、人類史上最高の音楽の才能を与えられたといっても過言でないこの二人が出会っていたというのは、すごいと思いませんか?


彼が聴力を失ったのは31歳のときでした。彼は9つ交響曲を書いていますが、第3番目以降はそれ以降に書かれています。聴力を失いつつあると自覚したときは自殺も考えたらしいんですが、57歳で死ぬ間際までそれ以降25年も第一線で作曲し続けたのだから、これはすごいことです。 聴力を失っても、あまり音楽生活には影響は無かったみたいです。むしろ一般生活で、譜面の出版社との交渉や社交面での問題のほうが大きかったみたい。

そのときの彼の絶望は この本にはあまり大きくは取り上げられていません。でも想像に余りありますね。私のような普通の人間でも聴力を失ったらショックです。それがよりによって音楽家に起こるなんてなんて。

それにね、考えるんですよ。きっと彼は無茶苦茶音楽が好きだったでしょう。一般人よりも何倍にも敏感に音を捉えることができて、音楽から得る幸せはそれはそれはすばらしいものだったに違いない。それが人生後半は、自分のものも人のものも聞くことができない。音楽を聴くという経験なしで人生を送らなければならなかった。

そして自分が作曲した交響曲や室内音楽を初めとするたくさんの曲も、全部頭の中で聞くだけど、一度も 耳にすることができなかった。それってすごい悲劇だなあって思いました。

ああまた忘れるところでしたが、体重は51キロと変わりなし。うーん、気をつけてたつもりなんだけどね。まあでもクリスマスで太った分は落ちたので良しとしましょう。

2011年1月27日木曜日

ハバナ

先日ハバナにホリデーにいった人と話しました。ハバナは共産主義のキューバの首都。それで昔のソ連のようにツーリストはツーリスト用のホテルに泊まり、ツーリスト用のお金でツーリスト用の店で買物をするそうです。店にはぜんぜん物が無かったとか。

ソ連が崩壊しかけてる頃にリトアニアにいったことのある私は、たぶんあんな感じなんだろうな。楽しくなさそうだなあと思ってました。そしたらぜんぜんそんなことはない、物はないのに人々はとっても幸せそうだったとのことでした。

そうしたらたまたま昨日テレビでカリブ海諸国についての番組をやっていて、ハバナのことも詳しく紹介していました。ハバナといったら何が浮かびますか? 私は葉巻と、よく映画などの舞台になってるというくらいしか知りませんでした。


でも映された街並はとっても素敵でした。古くエレガントな西洋様式の建物がたくさん。アメリカがここ50年ほど貿易禁止してるので、新しい物がぜんぜん入ってこず、古いレトロの車がたくさん走ってます。それから建物を修理する建材も手に入らないのか、このような豪華ででエレガントな建物が手を入れられず朽ちかけていって、それがまたとっても素敵な情感をかもし出しています。まるでパリの裏道の古い通りやイタリア南部の田舎の町という感じです。

テレビで数人の人がインタビューされてたんですが、一人の人は2つ寝室のあるなかなか素敵なハバナのアパートを所有してるんですが、これを政府から米ドルで200ドル相当で買ったそうです。買ったものなので自分のものなのですが、売りに出すことはできず、必要が無くなれば政府が買い取ってくれるそうです。

その人が買物に行きます。アメリカの貿易禁止のせいでずっと供給制が続いているのですが、 手に入らないだとか不足だとかの問題はないみたいです。1か月分の米とかあれこれ買って2ドルでした。

そのあと国営の工場に行きます。もちろん葉巻工場 。大きな裁判所のような古くて天井の高い木製の美しい部屋で、まるで工場というよりは小学校のように机が並んで、みんな楽しそうに葉巻を作ってます。よくおしゃべりしてる割にはちゃんと働いてるとレポーターが言っていました。

始業しばらくすると、学校で言うと教卓の場所にある男性が立ち、新聞を読み上げ始めます。今日のヘッドラインではなく、記事を全部読んでるみたいです。労働者達はそれを聞きながら葉巻を巻いてます。この葉巻、一旦輸出されると1本30ドルもするそうですが、働いてる人は自由に吸っても良いそうで、ふとーい葉巻をぱふぱふ吸いながら働いてる人もいます。

午後にはまた誰かが前に立ち今度は長々と本を読み始めます。これも別にぜんぜん仕事には関係ない小説など。先月はダビンチコードを読み終わったところだとか。要するに工場でラジオをかけるようなもので、手仕事をするワーカーの娯楽のためです。なんか不思議ですよね。こんなの日本でもイギリスでも考えられない。

そのあとデパートに行きます。物はあまりありません。特に電気製品。この辺はやっぱり ソ連的ですね。消費文化は政府が奨励していないとのことで、食べ物や住宅は安いのに、テレビはすごく高いみたいです。そしてなぜかキューバではトースターは禁止されてるそうです。

そして最後にレポーターが取材に協力してくれた人たちと食事をします。そのときに誰もが、「僕らは自分達の生活にとっても満足している。よその国があれこれ口出ししないで欲しい。」といってました。(中国のように言わせれてる、洗脳されてるのではなく、本当に満足そうです。)上記のアメリカとの絶交で、キューバは鎖国状態とは言わないけれど、独立独歩を半世紀も余儀なくされている国です。その独立国の誇りを持ってるようでした。

私の知人が言っていた「みんな幸せそう」っていうのは本当みたいです。そのレポーターも、ハバナは僕が想像していたよりも状態がよく、国がうまく廻っていて人々が幸せそうだと最後に締めくくってました。



でも私の周りの誰もが、この今のハバナの状態は長くは続かないろうといってます。そのうち否が応でもアメリカの影響が流れ込み、消費文化に飲み込まれ、 この哀愁漂う優雅な町並みにも、人々の気質も、他の西洋の国と同じようななるだろうなってことらしいです。

ああ、そうなる前に行きたいなあ、ハバナ。

2011年1月25日火曜日

マイノリティー

最近始めた火曜の夜のヨガのクラスにクロアチア人の若い女性がいます。今日はフランス人のボーイフレンドと一緒に来てくれました。彼はフランスに住んでいて、2週間彼女を訪ねてきているそうです。まあまあ英語が話せるのですが、それでも分からない言葉がたくさんあり、しかもまったくの初心者だったので、ちょっと大変でした。でもとっても明るい感じの良い若者で、大変な反面いろいろおかしいことも多々あり、クラス全員で爆笑という場面なんかもあって、すごく楽しいクラスとなりました。

全員で7人しかいなかったのですが、フランス語が流暢なイギリス人男性が一人いて、彼らはフランス語で会話と、このデボンの田舎でもインターナショナルな夜となりました。

それでレッスンのあとこの女性と話していたのですが、彼女はこの土地で外国人マイノリティーグループの面倒を見たり、マイノリティーを受け入れる団体のヘルプをしたりする仕事をしてるとのこと。ちょっと話した感じでは、病院やヘルスケアで特に需要があるらしい。

で、彼女によると、この土地でも5パーセントは外国人だとのことです。 エー、そんなの信じられないというのが私の反応でした。だって最近は増えたとはいえ、白人以外を見ることってめったに無いんですよ。なので人懐っこい中国人の人たちは、ただ東洋人だというだけで親しく話しかけてくれて、中国人の知り合いもビデフォードには数人います。

私がビデフォードに越してきた1996年には、結構じろじろ見られました。そんなに東洋人がめずらしいんか! テレビにようさんでてるやろ!と言いたくなるほどでした。ロンドンでは黒人もインド人もアラブ人も東洋人もうじゃうじゃいるから、そんなことを気に留める人なんてぜんぜんいませんでしたけどね。

その頃アメリカ人の女性と知り合いになったんだけど、彼女は自分はビデフォードで唯一のアメリカ人だといってました。アメリカ人でもそうなら日本人なんてそりゃあ珍しいだろうな。

そのクロアチア人の女性によると、今では5パーセントはマイノリティー。その中で一番多いのはイギリス人とのハーフだそうです。そうか。そう考えると日本人も我が家だけで3倍に増えたからな。

そういえばルイの学校でも日本人のハーフの女の子が一人います。彼女とうちの子供以外では有色人種はいないけれど、ブルガリアとポーランドから引っ越してきた子供達もいます。彼らは初めはぜんぜん英語ができなかったんだけど、やっぱり半年くらいでネイティブのようになりました。ルイが入学した2003年には一人もいなかったのに。

周りに外国人が増えるっていうのはやっぱりちょっと嬉しいですね。普段はぜんぜん自分が外人だなんてこと意識してないんだけど、そういう人たちと話していると、何というか「やっぱり私達にしか分からないこと、イギリス人の友達とは話せないことってあるよね。」っていう感じです。こそっと遠まわしにイギリスの文化などについて批判したり。ちょっとだけ後ろめたい連帯感というか。

そうそう、体重は51キロに増えてました。まあ1ヶ月1キロが目標だから・・・

2011年1月24日月曜日

The Three Pillars of ZEN 読書感想

フィリップ・カプルー老師著のこの本は1965年に初版が出ています。今ではZenって言うのは英語の普通のボキャプラリーですが、この頃はまさに禅だとかヨガだとかが西洋で一般に受け入れられ始めた頃だったのではないでしょうか。

私は小学生の頃からずっとクリスチャンでした。家はぜんぜん信心のない家庭でしたが、ふとしたきっかけでキリスト教と出会い、まじめな子供だった私はおそらく高校生の頃に洗礼を受けました。大学の頃はずっと小学生対象の日曜学校で 説教をしたりまでしていました。土曜までのちゃらちゃらした大学生の姿とは打って変わって、日曜の午前中はずっと教会で過ごすという敬虔な信者でした。

イギリスに来てからも大学の頃は毎週イギリス国教会に通ってました。その後は住んでる近くや会社の近くの教会に気が向いたら通ってました。

17年前からヨガを始めたのですが、その前後からニューエイジだとかヨガや禅などの東洋哲学に惹かれていきました。惹かれるというよりは引き寄せられたといったほうが良いかもしれない。別に自分のチョイスに関係なく、周りにはそういう人が多くなってたんです。

そういうわけでメディテーションは20年位前からちょこちょこしていたし、仏教にも興味を持ち始めました。それで日本語の仏教の本を何冊かチャレンジしてみたんですが、難しい。用語が分からない。そもそも漢字が読めない。宝島出版のおしゃれな感じの禅の本を読んでも、なんか分かったようなわからないような。

そんな私でしたが、この本を読んで少なくとも禅仏教についてはかなり詳しくなりました。おそらくたいていの日本人よりはよく知ってると思います。仏教に限らないんだけど、歌舞伎とか能とか、日本の伝統系術についての説明って英語の本のほうがまったくのビギナー向けに書いてあるし、説明が分かりやすいことが多々あります。

この本、前半は禅宗についての説明と座禅についての解説があり、中盤は老師との個人会見の記録、そして見性(悟り)を得た人の人の体験記となります。

超要約して禅仏教の目的はといえば、仏陀になる、仏性を体現するということになるんですが、この仏陀とは何か、What is Buddha Mind?の説明を読むと、驚くほどエイブラハムの教えと似てるんですよ。

Mind, Buddah, and sentian beings are one, they are not to be differentiated.
(「心」と仏陀と生ある者は一体である。)

「心」は純粋である。心には男女はなく良い悪いもない。我々が生まれるときはそれが始まりではなく、死ぬときは終わりではない。これは何に比較することもできないゆえに、仏性といわれる。」

つまり人間は誰も仏陀であり、あらゆるものは一体。座禅というのはそれを体現化するプロセスなんですね。

で、この本には悟りを得ようと何年も並々ならぬ苦労をした一般人の体験談がいくつも載ってます。それを読むと、ああすごいなあ、私も見性(悟り)を得たいなあって思わないでもないんですが、でもそんなに苦労するのも嫌なんですよね。

それで思ったんですが、きっとエイブラハムの言うように、もっと楽な気持ちで、そのうちに悟りがやってくると信じて毎日楽しく座禅を組んでいればもっと簡単に悟りって開けるんじゃないのかなあ。体験談を読んでも、お寺にこもって毎日毎日必死で悟りを得ようと死ぬ思いで座禅を組んで、その休憩の合間に庭を見ていたら開眼したなんていう例もいくつかあったし。

私は今毎日20分禅を組んでるというかメディテーションしてるんですが、少しずつこれを伸ばしていきたいなあと思いました。

この本の表紙の裏には17年前にこの本をくれた友達のメッセージとサインがありました。同じ会社で隣に座ってた女性です。ある年のクリスマス、一緒にヨガのリトリートに行ったのですが、そのときのリラックスした幸せな気持ちがよみがえってきました。


さて話はすっかり変わります。写真ですが、先日テレビでやっていたローストガーリックとローストカマンベールチーズです。パンもささっと焼いたので、これをパンにつけて食べます。我が家の場合はこれだけでは足りないので、ジャケットポテトとベークドビーンズ、絹さやなども作りましたが。

味のほうは、パンはあまり練らずに簡単に焼いたので、もっちりとした食感になりましたが、それがこの食事にはちょうど良い感じでした。カマンベールはオーブンから出したのが早かったかな。それでもパンにガーリックとチーズを載せて食べると結構いけました。ワインのおつまみに最適でしょう。調理中はローズマリーのかぐわしい匂いが家中に漂っていました。
これはオーブンに入れる前



2011年1月23日日曜日

理想の葬式ソング

おとといモンティパイソンの話を書きました。そこでAlways Look On The Bright Side of Lifeという歌を、映画の中で磔のシーンで十字架にかかった囚人達が歌ってるビデオをのせました。

そこでちょっと書いたんですが、その映画の主役のブライアンの役をしたグラハム・チャップマンというパイソンのメンバーが死んだときの葬式のビデオをYouTubeで探して見ました。この葬式はスキャンダルになるほど不真面目というかジョークが飛び交ったことで伝説となってるんです。

おとといも書いたとおり、ジョン・クリーズがスピーチします。抜粋を書くと、

「彼が若くして死んだことを皆さんは惜しんでいることでしょう。でも僕はナンセンス!と叫びたい。死んでせいせいした。あつかましい糞ったれ。地獄で焼かれろ!」

「僕がなぜ今こう言ったかというと、彼の葬式というこのすばらしい舞台でショッキングなことを言わず当たり前の良識あることを言ったら、グラハムが許してくれないからです。」

「このスピーチを書いていると、グラハムが話しかけてきました。『お前、イギリスのテレビで SHITと初めて言ったのは自分だと自慢してるのなら、葬式でFUCKという初めての人間になってみろ。』と」

そしてそのあと、映画の中であの歌を歌ったエリック・アイドルが祭壇に上がり、なんとまた歌い始めます。祭壇には歌が始まる頃には10人くらい上がって、葬式に出席してる人たちも歌ってます。

あの歌、映画の中では死の前に歌うんですが、それはやっぱりコメディーの映画だから驚かない。でもそれを本当にやってしまうっていうのは、この人たちって本当にシャープなクールな人たちなんだなあとすごく感心。それにしても、映画の中とまったく同じ人たちが同じ状況で「いつも人生の明るい面に目を向けよう」とこの歌を歌うとは、人生って皮肉ですね。

それにしてもこのお葬式、楽しくおかしくやってるんだけど、それで余計に死者を失った寂しさが しみじみと際立つんですよ。ああ、まさに人生のペーソス。

私もお葬式でこの歌かけて欲しいなあ。そう思っていたら、YouTubeのコメントにもたくさん同じことが書いてありました。本当にそういうお葬式あるのかな。それとクイーンのAnother One Bite the Dust (また一人くたばった) もいいですね。このお葬式のビデオはこちら。4分くらいと結構短いです。

http://www.youtube.com/watch?v=fsHk9WC7fnQ

水泳のトロフィー


今日は子供達の水泳のクラブの年に一度のプレゼンテーションパーティーでした。子供達は何週間も前からそれはそれは楽しみにしてました。夕方6時に始まり、子供向けのディスコから始まって、持ち寄りのパーティーフードを食べ、そのあとプレゼンテーション、くじの抽選、そして本格的なディスコになります。小さい子供から我々父兄の大人まで参加のパーティーです。

子供達が大きくなるにしたがって年々帰るのが遅くなり、今年は11時過ぎに会場を出ました。家について子供達がベッドに入ったのは12時過ぎ。

チャーリーはとってもおしゃれして、ルイもそれなりに一番お気に入りの服を着て出かけました。そしてルイは10個、チャーリーは7個もトロフィーをもらいました。

プレゼンテーションで最後に二つ一番重要な賞が残ったのですが、2番目に重要なJunior Achievement Award (ジュニア達成賞)はチャーリーに、そして一番大きな賞、The Swimmer of the Yearはルイに渡されました。

最後の賞は発表の前にヘッド・コーチが、「これは練習を休まず熱心にこなし、大会でも必ず出席しクラブのために尽くし、一番クラブに貢献したスイマーに送られます、今年は誰も異存のあるひとはいないでしょう。」といって、ルイの名前を読み上げました。これにはほんのちょっと胸が熱くなりました。

そのあとのくじ引きでは何も当たりませんでしたが、そのあとのディスコではたくさん踊って楽しかったです。私の今日の運動はこれでノルマ達成でした。

2011年1月21日金曜日

モンティ・パイソン


モンティ・パイソン(Monty Python)って知ってますか?イギリスの1970年代のコメディーグループです。ケンブリッジ大学の学生コメディーグループ、ケンブリッジフットライトが前生となり発生した集団なのですが、70年代の前半から前衛的なコメディーでカルト的に人気が出ました。グループ自体はとうに自然解散してるんですが、彼らの番組や映画はまだすごく人気があります。イギリス人でモンティーパイソンを知らない人はいないと断言しても良いです。

グループには5人ぐらいメンバーがいたと思うんですが、その中の数人は今でも広く活躍してます。たとえばジョン・クリーズ(彼は弁護士の資格あり)は俳優です。「ワンダとダイヤと優しいやつら」という15年位前に流行った映画が一番有名かな。彼はハリーポッターにも「首なしニック」という幽霊の役で出てます。

今日髪の毛を切りに街に行った時にチャリティーショップ(中古品の店。収益はすべてチャリティーに行く)に寄ったら、このモンティ・パイソンの昔の映画のビデオが25ペンスで売ってました。30円くらいかな。モンティー・パイソンの映画等は18禁のものが多いんですが、この映画はPG(親の許可があれば見ても良い)だったので子供達(特にルイ)と見るために買いました。まだ見てないんですが、楽しみです。

モンティー・パイソンは何本か映画も取ってるんですが、そのうちのひとつ「Life of Brian」というのが傑作で、今でも映画史上一番面白かった映画のトップ10などによく選ばれています。

舞台は2000年前のイスラエル。ブライアンという名の地元の男がどういうわけか人々に救世主だと誤解されます。彼はメシアになんてなりたくないので、何とかして群衆を追い散らかそうとしたり、撒いたりしようとするんですが、いくら説明しても侮辱するようなことを言ってもますます群集は多くなるばかり。それでついには十字架にかけられて処刑されます。

この映画がでたのは1970年代ですから今よりもさらに宗教的な抑圧は厳しかったので、キリスト教団体から強く批判されました。それでけではなく、多くの地方自治体では禁止や実質禁止になったし、ノルウェーを始めたくさんの国で、中には何十年も放映禁止になったそうです。

で、この中の歌のひとつに、なんとこのブログの最近のテーマにぴったりのAlways Look on the Bright Side of Life(いつも人生の明るい面を見よう)という歌があります。15年ぐらい前だったかな、どういうわけかイギリスでまたヒットチャートに上がってました。

ルイはカラオケが嫌いなんですが、クリスマスにチャーリーにカラオケディスクのセットをあげたらこの曲が入っていて、これだけはなんども練習して歌えるようになりました。それまでふけなかった口笛もふけるようになりました(曲の中に口笛が出てくる)。

この曲、映画の中では最後の磔の場面で出てきます。ブライアンとそのほか10人くらいの囚人が同時に処刑されるんですが、ブライアンの隣の囚人がこの歌を歌いだし、それがみんなに広がるという場面です。ほんとにすごいシャープなユーモアのセンス。これ見てるとホント人生なんてセコセコ考えたり悩んだりするのがあほらしくなります。まあ人生なんてすべて良いとこ取りで、面白おかしく楽しくやっていけばいいじゃないかという気になってきます。

ちなみのこのブライアンのを演じた役者(彼はお医者さんの資格あり)は若くしてアル中で死んでいるのですが、その彼の葬式で上記のジョン・クリーズが超シャープな冗談を言ったため、それが今でも伝説のようによく知れ渡っています。

そのAlways Look On the Bright Side of Lifeの曲、もしかしたら曲自体はご存知かもしれませんが、YouTube のリンク載せておきますので、楽しんでください。ブライアンは歌ってる人の向かって右の帽子をかぶった人です。
http://www.youtube.com/watch?v=WlBiLNN1NhQ

そうそう、忘れてましたが今日は適当体重検査の日でした。そしたら、フフフ、49.5キロまで痩せてました!40キロ台なんて15年ぶりくらいですよ。目標は46キロなんですが、今回はクリアできると結構自信あります。

2011年1月20日木曜日

Default

Defaultって言葉知ってますか?英和辞典を引くと、「怠惰」「債務不履行「滞納」などがでてきます。

でもコンピューターを買って初めて知ったのですが、コンピューターの世界ではまったく違う意味があるんですよね。日本でも言うのかな。コンピューター用語では、もともとのセッティングのことを言います。フォント(文字)の大きさとかスタイルとか、まあそういういろいろなコンピューターのセッティングのことです。だからたとえばRestore Defaultなんていうボタンがあります。これは自分流にアレンジしたセッティングをもともとのセッティングに戻すボタンです。

で、話はすっかり飛ぶんですが、アブラハム(日本語の翻訳ではエイブラハムとのことなので、これからはこれに変えます)の本を読んでいると、

Most of you are living your life by default.


という言葉が出てきます。「あなた達はほとんどみんな、人生をデフォールトのままに生きてる。」つまり、自分で自分の考えを選ぶことなく、周りの環境に条件反射的に生きてるという意味です。良いことがあれば喜ぶ代わりに、少しでも心配なことがあったら不安な気持ちに陥ったり、むかつくことがあったらそのことばかり考えてぷんぷんしている。心当たり大有りですよね。

昨日ちょっと気になることがあったんですよ。たいしたことじゃないので内容は書きませんが、夜仕事に行く前に起こったのですが、30分ほどの道のり、そのことばかり考えてしまいました。仕事中はさすがに仕事のこと考えていたけれど、それでもちょっと時間が空くとそのことが頭に浮かんで。それでセドナメソッドを使ってできるだけそのことを考えないようにして、少しずつそのことは考えなくなりました。

本当に些細なくだらないことでも、そしてこれだけエイブラハムの本などを読んで、悪いことを考えるとろくなことがない、そもそも心配しても何の役にも立たないと分かってるのに、どうして人間ってついつい「こうなったら嫌だなあ、困るなあ。」という方に考えがどんどん行ってしまうんでしょうね。

それで夜寝る前にまたエイブラハムの本を数ページ読んでると次のような言葉が書いてありました。

(自分の望まない嫌な状況にあった時、どうしたらその状況を乗り越えて自分の望むような生き方をすることができるか?)
By being alert and awake and by not being afraid of what comes,---by seeing what I don't want and knowing what I want, and by reaching for the best feeling thought that I can find.
「しっかりと目を開いて、これから何が起こるか恐れずに、・・・・・何が嫌かに気づくことによって何を望むかをはっきりさせ、考え付く限りの一番気分の良いことを考えることによって」

この赤線のところが心にじんと響きました。明日何が起こるか将来がどんな風になるか、恐れていちゃいけない。どんなことがやって来てもそのときそのときにちゃんとやっていけるさ・・・っていうことは分かってるはずなんだけど、この1文を見つけて「そうそう、私の聞きたいのはこの一言だったんだよな。」って思いました。

いろいろな啓発させられる本を読んでそのときはなるほどと思うんだけど、肝心なのはそれを維持することですね。というのはたいていの人間というのは物事をネガティブに、悪いほうに、最悪のことを想像するようになってしまってるからです。だから毎日毎日心と考え方をトレーニングしなおさなければいけない。楽観的に考えるように、考えてもどうしようもないことを考えないように、心配しないように。

私はまず毎朝メールで自動的にランダムに送られてくるエイブラハムの言葉を読んで、夜は1-2ページエイブラハムの本を読むようにしてます。夏までは毎朝YouTubeで1本ビデオ見てたんだけど、どうしても10分くらいはかかるから夏以降はやってなかったんです。でも本当は1日に何度もポジティブなメッセージに接するのが一番良いんですよね。「がんばれがんばれ、つまんないことにこだわってないで、このすばらしい人生をしっかり生きろ」って励ましてくれるような。

イギリスでエイブラハムの本を買うと、CDがついてくることが多いんです。私はそのCDを三枚持っていて、他にも11枚セットのCDを買ったのですが、今日は掃除しながらその1枚を聞いてました。これからもこの習慣は続けようと思います。

それから小さいノートに心に残る言葉も書き留めておこうと思います。何度も聞いた言葉でも、パワフルな言葉はそのときそのときにまた違った力を発揮しますからね。

こんなにすばらしいありがたい人生を送ってるのに、つまらないことで台無しにしたくないです。 明日もあさっても毎日できる限り楽しいことに目を向けて、笑って暮らすぞ!

2011年1月18日火曜日

激動の23年


私がイギリスに住み始めてから今年で早いもので23年目になります。その間世界は大きく変わったわけですが、私はその変化をイギリスから見ました。

先日イギリスのいい物のところでBBCをあげましたが、イギリスの報道番組ってBBCに限らず世界ニュースと国内ニュースの重要性が同じくらいです。もしかしたら海外のほうが大きいくらいかもしれない。日本の新聞やニュースだと、よっぽどのことがないと 海外のニュースが1番になることないですよね。日本の新聞で言えば典型的なのは一面はつまらない政治の話題。大体派閥争いとかそういうこと。そしてその次が経済。新聞の場合はそのあとが一応海外のニュースを簡単にだけど、テレビだと殺人だとか誘拐だとかの話題がドーンと時間をとって、海外のニュースなんてほんのちょっとですよね。

そこで今日は、イギリスで見た過去23年間に起きた大きな世界ニュースの報道で記憶に強く残ってるのをあげてみたいと思います。

まず一番感動したのは1990年に南アのネルソン・マンデラが牢獄から解放されたときです。この日はどのテレビ局もこの場面の生中継をしていました。トレバー・マクドナルドという有名な黒人のニュースアナウンサーが実況解説してました。中継自体は2-3時間かかったんじゃないかな。マンデラ氏が奥さんと手をつないで、笑顔で片手を振り上げているのが目に焼きついています。

日本ではネルソン・マンデラなんてそれまでほとんど知られていなかったんじゃないでしょうか。ロンドンではあのトラファルガースクエアの一角に 南アの大使館があったんですが、そこで私が知る限り延々と毎日24時間抗議者が陣取っていました。もちろんこの晴れの日を機にそれは終わりました。

本当にこの日は心に残るすごい良い1日だったんですよ。マンデラ氏は私がこの世で一番尊敬する人です。でもたぶん日本に住んでいたら、これはほんのちょっとニュースの最後に出てきたくらいなんじゃないでしょうか。このことだけでも、イギリスに住んでて本当によかったと思いました。

そしてその数年後に行われた、初の黒人参加の選挙も覚えてます。新聞に投票所の周りをぐるっと回って長い長い列ができている写真が出ていました。インタビューされている人は、楽しみで昨日から並んでいるとか、何時間も歩いて遠くからやってきたとか、本当に嬉しそうでした。

あとベルリンの壁の崩壊もすごい大ニュースですよね。その頃テレビが家に無かったのであまりニュースの記憶には無いんですが、回りの人たちがかなり興奮していました。その次の年くらいにベルリンに行ったら壁のかけらがあちこちの道端で売ってました。それを二つ買って、一つは妹にあげたような気がします。でも自分の壁もどこかにいってしまったし、きっと妹もなくしただろうなあ。

中国の天安門事件もこちらではニュースでずっと中継してました。あのタンクの前に立った若者のビデオが何回も何回も流れてました。これは場所的にも近いから、日本でも大ニュースだったかな。

最近のことではオバマ大統領の就任式が記憶に強く残ってます。すごく寒そうでしたね。アリサ・フランクリンが歌ったの、なかなか感動しました。このことは確かこのブログにも書いたはず。

そのほかに悪いことでは、第一次、第二次湾岸戦争。イギリスでのIRAの次から次に起こった爆破事件、ニューヨークのトレードセンター事件。ロンドンバス爆破。でもIRAのことなんて本当に地域的なことだから、日本ではほとんど知られてないだろうなあ。

こうしてみると、世界って激動の23年でしたね。それをBBCをはじめとするきちんとした報道で目にすることができたのは、本当に幸せなことでした。

もちろん日本でも報道されてただろうけど、きっとイギリスにいるほどは大事件としては捉えられていなかったような気がします。今ではネットもあるから、興味ある人は日本でもいくらでも調べられるんだけど、そうなると国際事情を分かってる人とそうでない人の差がますますついてくるんでしょうね。

日本のマスコミが大衆に向けて発するニュースはまだまだレベルが低いと思います。マスコミはただ視聴者や読者が喜んで飛びつくようなニュースを流してばかりいれば良いって物じゃありません。国民を啓蒙するというか、世界の状況を詳しく報道する義務があると思います。はっきり言って大衆の知的レベルを見くびってるんじゃないの?と思いますね。

なんか語気が強くなってしまいました。もしもマスコミ関係の人が読んでたらお許しを。

ところで明日からしばらく毎週水曜はブログをお休みすることにしました。夜に書くので、日本で読んでくださる方には木曜ですね。水曜は夜9時まで働いてるので、そのあと帰ってきてご飯を食べてブログを書き出すとどうしても寝るのが遅くなってしまうんです。夜遅く寝るのは大得意なんだけど、朝が大苦手なので・・・。そういうわけで次の更新は48時間後です。

そうそう、最後ですが大切なことを書き忘れてました。今朝体重を量ったら・・・ジャーン・・・50.5キロでした。金曜から1.5キロ減。といっても着てる服などにも寄るので、本当にそんなに痩せたわけじゃないと思うんだけど。次は金曜に計る予定。

2011年1月17日月曜日

Rainy days and Mondaysと世界の緯度

今日はなんとなく調子が上がらない日。別にこれといった理由は無いんだけど、心が躍らないというか、ちょっとしたことが気に障ったり・・・そこはかとない頭痛もするし・・・よくないよくない。もっといいことに目を向けないと。そう思って午前中を過ごしていました。

すると午後ラジオを聴いていると 、「今日は本当気分よくない日ですよね。朝から雨だし、しんしんと底冷えするし、暗いし、クリスマスあけでお金が無いし、なんといっても月曜だし。」とDJが言っていました。そういわれてみれば納得。国民的にそういう1日だそうです。おそらく1年で一番気分がすっきりしない日といっていいんじゃないかな。別に私だけじゃなかったんですね。

確かにこの季節、油断するとちょっと精神的に参るんですよ。日射時間が減ると脳内の化学物質のバランスが崩れて、うつ病になる人もいます。まあ病的な人は少ないと思うんだけど、天気がいいと誰もが気分がいいように、太陽が少ないとその逆になるのも仕方ありません。今は冬至からは4週間近くになるし、 科学的に言えば日射時間は増えてるはずなんだけど、天気が悪いと暗いし外にでないし、太陽の光に飢えてる状態が続いてます。

雪が溶けて以来ずっと雨が続いてるんですが、ちょっとでも晴れた日は散歩したり庭に出たりして、意識的に太陽を浴びるようにしないといけないのかな。

ご存知のようにビタミンDは食べ物からも摂取できますが、太陽に当たるのが一番効率のいい摂り方です。冬は日が当たらない上に、肌がぜんぜん露出していないから、ビタミンD不足なのかな。そう思ってちょっと調べてみました。すると「ボストンから北の地域では11月から2月までの間は十分なビタミンDを作ることはほぼ無理だ。」との1文に当たりました。そうなのか。だからビタミン剤や、ビタミンD強化のシリアルとか魚や卵を食べないといけないそうです。

それでこれが本題なんですが・・・

世界地図で見てみました。ボストンってイギリスと比べてどのへんなのかなって。で、地図をずっと横にたどってみると・・・・

イギリスはボストンよりぜんぜん上です。フランスもドイツも上。同じくらいなのがマドリッドとローマです。へえ、ヨーロッパではマドリッドもローマも暑い街という印象ですけどね。逆にボストンは冬は寒そうっていうイメージです。

そのままどんどん東に行くとトルコのちょっと上を通って黒海とカスピ海を抜けて、キルギスとかタジクとかカザフとかの元ソ連の国々を抜け、中国とモンゴルの間、ゴビ砂漠を抜け、北海道の南部に到着します。緯度で言うと北緯42度とか。

逆にボストンから西にアメリカの奥深く入っていくと、んん、エリー湖を抜けて、カナダのトロントのあたり。そうかトロントのあたりだけが、南に突き出してるんだ。それを抜けてミシガン湖のあたりはデトロイトとかシカゴとかミルウォーキー。そのあとは西海岸まで特に知られた地名はありませんでした。

ちょっと寄り道すると、意外なことにニューヨークはボストンよりかなり南。イタリアのナポリと同じくらい。そして東北の盛岡とか秋田と同じ。なんか不思議ですね。緯度だけじゃぜんぜん気温は分からないんですね。

こうしてたまには横向きに世界を見るのも面白いですね。

2011年1月16日日曜日

笑って暮らそう



ジョンとエドワードって覚えてますか? ダブリン出身の双子の18歳の男の子達です。去年Xファクターというスター誕生のような番組に出て、歌唱力の無さにもかかわらず絶大な人気を得て6週間くらい勝ち抜いて有名になりました。私も当時はすっかりファンになってこのブログにしょっちゅう二人のことを書いて、YouTubeのリンクなどを載せていたので覚えてる人もいるかな。

その二人、その後レコードを出し1曲はまあまあ売れたようですが、その後音楽活動をしてるとは聞いてませんでした。その代わり多くの人が予想したように、テレビのバラエティ番組や子供番組に時々出ています。

そうしたら今日テレビで二人の出てるCMを見ました。大きなインターネットの旅行会社の宣伝です。
ここにリンクを載せますので、よかったら見てください。40秒くらいかな。
http://www.youtube.com/watch?v=WMEn5OjgDk8

笑いのカウントですが、今日は油断してカウントするの忘れてしまいました。こうしてやってみると、わははと笑ったことは記憶に残りますが、ちょっとしたことでクスッとしたくらいっていうのは 、結構無意識なので覚えられないですね。笑いって生理現象というよりは、人間の社会行為の道具というか、人間関係を滑らかにするために笑うことって多いんだなあと思いました。軽い冗談言って、それが面白くても面白くなくても笑ってあげるとか。

それから人間ですから機嫌の悪い日だとか気分の乗らない日というのもあるけど、 「今日は機嫌が悪いんだ」と憮然としていてはなかなか笑えませんから、積極的に笑おうという姿勢を作らないといけない。そうすると引き寄せの法則で、少しずつ気分がよくなって笑いも増えてきて、結局いい一日になるんじゃないかなあ。

笑う門には福来るっていいますけど、これってまさに引き寄せの法則の凝縮だと思います。

幸せな人生の前提には、健康だとか経済的安定とか人間関係だとかいろいろあるけど、毎日笑って暮らせる人生ってやっぱり幸せな人生だと思いますね。もちろんそういう前提がそろっていたら笑って暮らし易いけど、そうとも限らない。でもそういった逆境でもというか、逆境の中でこそ笑いを見つけていけたら。それこそがアブラハムの教えの根源だと思います。そうしたら引き寄せの法則で、ひとつまたひとつと笑える要因が増えていくんですよ、きっと。

ちょっと遅くなりましたが、「笑って暮らす」、これこそが今年の抱負です。

2011年1月15日土曜日

映画「UP」の笑いのレーティング

木曜と今日でピクサー・アニメーションのUPという映画をDVDで見ました。コンピューターグラフィックのアニメで、映画で公開されたときは3Dで見れたそうです。2009年の映画で、なかなか評判の高い映画だったように覚えてます。

あらすじは以下のとおり。カールという少年が南アメリカの謎の大鳥を探す冒険家にあこがれます。同じく冒険を愛するエリという少女と出会い、二人は結婚します。子供には恵まれなかったものの二人は仲良く幸せに暮らすのですが、それでもなかなか南アメリカへの冒険は実現しません。二人は年を取り、そしてやっとカールが飛行機の切符を手に入れる頃にはエリは病気になり死んでしまいます。

結婚してからの二人の生活は5分くらいにまとめられてるんですが、台詞は一切なしで二人の生活がビデオダイアリーのように流れます。

一人残されたカールは思い出の詰まった二人の昔からの家に住み続けたいのですが、周りの開発で立ち退きのプレッシャーに合います。そして老人ホームに引っ越すことになったその朝、家の煙突に何万個の風船を取り付け、家ごと空に飛び立ちます。目指すところはエリが夢に描いていた「パラダイスの滝」。

ところが誰もいないはずの空中の家に突然ノックの音が。 カブスカウトの少年ラッセルがポーチにいたのでした。仕方なくラッセルを道連れにします。

風船のヘリウムはだんだん減ってきて後3日分しか持たない頃に、パラダイスの滝の近くに不時着します。風船はまだ空中なんだけど、飛び立つほどの浮力はなし。それで二人は歩いて家を引っ張ってその滝に向かいます。

そこからは言葉をしゃべる犬だとか、最初に出てきた謎の大鳥とか、それを狙うそもそもの最初に出てきた冒険かとか 登場し、話が急に展開します。ラッセル君の家庭の事情もちょっと語られます。いろいろはらはらさせられる冒険があって、最後はもちろんハッピーエンド。

大人が見ると結構ほろりとさせられますね。油断すると泣いちゃうかも。でも子供が見ると面白い子供映画で、その辺はさすがディズニー、ターゲットの狙い方がうまい。

でも私は「たくさん笑う」というのが今年の 抱負なので、もちろん狙いはそっちです。前半は今に至るまでの経過が走馬灯のような感じで描かれるので、よくはできてるんですが、なかなか本題に入るのがスローです。でも後半の家が空を飛んでからは、話が急に発展して笑えるジョークもたくさんありました。ジョークだけでなく冒険物ですから、テンポよくいろいろなことが起こります。

そういうわけで笑いのレーティングは5スターで評価すると3.5かな。まあ結構笑えます。これはあくまで笑いに限った評価で、映画としては4あげてもいいな。機会があればぜひ見てください。

ところでこのラッセル少年は東洋人の設定のようです。(この写真がラッセル君)。可愛い声としゃべり方だなあ、一体どんな声優なんだろうと思っていたら、ほとんど素人のような8歳の日系のアメリカ人の男の子でした。

で、映画を見てしみじみ思ったのですが、やりたいことや夢があったら、無理してでも若い頃やっておくべきですね。いつまでもチャンスがあるって言うわけじゃないんだから。でももしもそのチャンスを逃して年寄りになってしまっても、生きてる限りは夢を捨てないで、がんばりたいものです。

さて今日の笑いのカウント。バレエのあとチャーリーとマーケットに行ったとき、チャーリーが靴下屋で大ボケなこといって大笑い。午後はUPを見て10回くらいは笑い、夜はトップギアという車の番組を見て2回はははと笑いました。そのほかにもデイブのつまらないジョークがつまらなさ過ぎて笑えました。そうした小さい笑いも入れて、今日は25回くらいは笑ったかな。

笑いを数え始めて思ったんですが、やっぱり笑いたいと思うなら、ちょっとは努力しないとだめですね。ガハハと笑えるようなことはなかなか向こうから毎日やってくるわけではないですから、人と話していて少しでも面白かったら意識して笑うとか、わざと面白い映画やテレビを見るとか。そもそも一人でいるとなかなか笑えませんから、人と会うのも大切。そして話題も病気のことや世間一般の愚痴などではなく、軽く笑える話題に持っていかないと。

2011年1月14日金曜日

イギリスのいいところ

今日は特にこれといった理由も無いんですが、イギリスのいい物いいところ、行事、好きな団体や世界に誇れるんじゃないかという組織や機関を順不同であげてみたいと思います。

 1.BBC。テレビは今は8チャンネルあります。教育関係からコメディー、娯楽、政治関係、スポーツ、音楽と、幅広くカバーしていて、日本のNHK  とはぜんぜん違います。うちなんてテレビってほとんどBBCばかり見てます。例のHorrible HistoryもBBC。ちなみに受信料は年間に120ポンドくらいかな。2万円くらい。

2.郵便。国内はファーストクラスとセカンドクラスがあって、ファーストならイギリスどこでも大体翌日につきます。値段は昔は日本よりずっと安かったんだけど、最近はちょっと高い。(ファーストクラス41ペンス。でもこれで100グラムまで送れます。)昔は1日2回も配達があったんですよ。

3.夏。イギリスの夏って暑い日でも25度くらいで、天気のいい日ってすがすがしくて最高です。夜も暗くならないし。ただそういう日が少ないのが玉に瑕で、去年とおととしはほとんど夏らしい日は無かったらしい。

4.ウィンブルドン。6月の末からの2週間、イギリスはどこに行ってもテレビでこれをやってます。今は衛星なのでもちろん何試合も同時に中継してますが、昔BBC1とBBC2しかないときでも、両方で別の試合を中継したりということもありました。ロンドンにいたときは毎年見に行ってたんだけど、テニスの試合というだけでなく、その全体としての雰囲気がすごく素晴らしい。

5.クリスマスツリー。最近はプラスチックのも多くなってますが、やっぱり本物の木はいいです。数年前まではクリスマスツリーを育てている林に行って、欲しいのを選んで切ってもらってたんですが、それはすごく楽しいイベントでした。ここ数年は本物の木を買いますが、それでもなかなか楽しいです。本物の大きい木が家の中にあるっていうのは、森の匂いもするし、素敵ですね、やっぱり。

6.北デボン総合病院。この辺の大きな病院で、よっぽど専門的な病気でない限り、外科も内科も皮膚科も産婦人科も救急もこの地区の人はここに行きます。私もここで出産しました。イギリスの医療システムについて批判する人は多いですが、私の自分の経験では看護婦さん、助産婦さん、お医者さん、何一つ文句ないですね。私だけでなく、この辺の人はみんな同じことを言います。

7. 政治。私は最近は自称ノンポリで通してますが、それでもイギリスの政治というか民主主義は立派ですよ。極東のどこかの私腹を肥やすことと派閥争いしかすることしか興味がない国とはレベルが違います。政治的見解は違っても、皆誰もいい世の中を作るというビジョンを持って政治を志したという感じがします。

8.オーブン。日本にもある家にはあるんだけど、イギリスはたいていの家にあります。これは簡単にローストチキンとかジャケットポテトを作ったりするのにも便利だし、お料理好きにはケーキだとかパイだとかいろいろ作れるし、いいですよ。

9.セントラル・ヒーティング。イギリスでもどの家にも必ずあるというわけじゃないんですが、でもたいていはあります。私はこれがないとイギリスでは生きていけないと思う。温水が家の中を流れてるから、ストーブとはやっぱり違って、家全体が温まります。それに寒いときはこのラジエーターに背中を当てて立つのがまた気持ちいい。

10.シリアルとオレンジジュースと紅茶。シリアルとはコーンフレークなどの朝ごはんに食べるものですが、日本と違って何種類もあるんです。スーパーでは一列全部シリアルということもあります。コーンフレークなどの甘みのないのから、砂糖入り、チョコレート入り、ハニー入りなどなど。材料もとうもろこし、小麦、大麦、ライス等。ミューズリというナッツやドライフルーツの入った健康食品もあるし、最近はブレクファーストバーといってカロリーメイトみたいな感じになっていて、移動しながら食べれるのもあります。100% オレンジジュースは絞りたてのものからそうでないのまでいろいろあります。絞りたてのはちょっと高いけど、コンセントレートといって一度乾燥させた果汁を還元して作ったジュースはすごく安価で買えて、やっぱりおいしいです。紅茶は葉というよりもたぶん水が向いてるんでしょうね。日本で飲む紅茶はこっちから持っていっても、今ひとつおいしくないです。

さて今日は体重を計る日でした。ちょっとしょんぼりの52キロでした。火曜から0.5キロ増。でも実は朝忘れて朝ごはんを先に食べてしまったんですよ。まあ運動は毎日してるし、食生活もクリスマス前と同じに戻ってきたので、心配はないでしょう。ただちょっとした間食の癖がついてるので、これはやめないと。それとチーズの食べすぎ。

笑いの数ですが、昨日はブログを書いたあと 「熱血タイガース党」という番組をネットで見たんですが、やっぱり出演者が大阪のお笑い関係の人たちで、3回声を出して笑いました。

今日は午前中に3回、午後3回、夜5回くらいかな。夜、また熱血タイガース党を見て2回(ゲストが暗い能美投手だったのであまり笑えなかった)。2回数え忘れたとして15回。明日からは週末で1日中周りに人がいるから、きっともっと笑えることでしょう。

それにしてもおなかを抱えて床に転がるほど爆笑してみたいものです。誰かこれはすごく笑える映画というの知りませんか?

2011年1月13日木曜日

籠のお礼の手紙

先日私とチャーリーが作った籠の写真を載せました。これは家の草原に生える木々の若い枝を集めて作るので毎年3つくらいしかできません。3-4年前から作り始めたので、それでも家の中にかなりこの籠がたまってきました。こういう自然のクラフトってイギリスの田舎の家によく合うので部屋においておくのは素敵なんですが、何せ結構場所をとるし、そろそろ作ってもおき場所が困るなという感じになってきました。でも人にあげるといっても、趣味に合わないと迷惑だろうし、しかももらう方にとっては場所をとる上に、手作りだと簡単にも捨てられない。実家に郵送することもできない。かといって売るほどは作れない。

だからこれ以上作ってもなあ、とおととしくらいから思ってました。

するとおととしの夏に、遠方から遊びに来ていた友達リンジーがそのひとつを見て、すごく気に入ったようでした。自分で作ったというと驚かれました。彼女はオックスフォードの近くの大きな家に住んでいて、こういうものがちょうど似合いそうな家です。それでその場でその前の年に作ったバスケットをあげました。

でもそれは練習作品というか、まだ作り始めて3つ目くらいのあまりうまくない籠でした。それで「これはちょっとゆがんでるので、また新しいのを作ってあげる。」というと、「そんなことはないよ。これで十分気に入ってる。」ととても喜んでくれました。

去年の秋から冬にかけては私とルイとチャーリーはひとつずつ作りました。私のは直径40センチくらいの丸い籠で、なかなか上手にできました。よし、これはリンジーにあげようと思ったのですが、彼女は車で4時間くらいのところに住んでるので、せいぜい年に1回くらいしか会いません。郵送するのも途中で壊れそうで嫌ですから、そのそのまま籠は適当に台所に置かれてそのままになってました。

それから1年近く経ち、この11月の末にデイブが昔の友人の誕生日パーティーでウェールズまで行ったんですが、そのときにリンジーとそのだんなさんも来ることになっていました。それでちょっと遅くなったんだけど、デイブその籠をもって行ってもらって渡してもらいました。

本当はほんの少しだけあげるのためらったんですよ。だって作ってあげるといってから1年以上たってたし、それにその時点では籠はハロウィーンのお菓子を盛られて台所に収まっていたので、このままキープしようかなっていう気もしました。でもリンジーってすごくいい人で、子供達にもすごくよくしてくれるし、きっと喜んでくれることは分かっていたので、やっぱり約束どおり上げることにしました。彼女にしたら忘れた頃のサプライズだったことでしょう。

そうしたら今日そのお礼の手紙が来ました。

Thank you SO SO much for my beautiful basket, I absolutely love it, and my mates can't believe that you made it. I filled it with oranges over the Christmas period and it looked fab.
(素敵な籠を本当に本当にありがとう。超気に入ってます。友達はあなたが作ったって信じられないほど。クリスマスの間、中にオレンジを入れているとすごくお洒落に見えました。)

やっぱりすごく喜んでくれてました。プレゼントあげるのは結構心楽しいものだけど、こんなに喜んでもらうとこちらもすごく嬉しいです。特に手作り物プレゼントがばっちり決まると嬉しさ倍増。

さて今日の笑いのカウント。朝友人と泳ぎに行って3回。そのあとスーパーで買物。超おいしく超カロリーの高そうなチョコレートのたっぷり入ったシリアルが半額になっていたのでトローリーに2箱入れていると、ちょうどそのときに運悪くヨガの生徒に会いました。「まあ見つかってしまった。ハハハ。私、こんなものばかりじゃなく豆も野菜も買ったわよ。」と笑ってごまかして1回。(ヨガの先生って健康食品だけを食べてると思われてるようです。)夕方子供達と雑談で3回。夜はUPというDVDを半分見ました。前半はあまり面白い場面は少ないのですが、それでも10回以上笑ったかな。でも子供と見たから笑ったけど、もしも一人で見たら声に出しては笑わなかったかも。これディズニーの映画なんだけど、やっぱりディズニーは軽くファミリーで笑えていいですね。

そのあと寝るまでにチャーリーがおととい抜けた犬歯を、そ知らぬ顔でまたその抜けた場所に戻して、にかっと笑い顔を見せたので大爆笑。


そういうわけで今日は20回は軽くクリア。しかも爆笑もありました。明日はもっと笑って、元気な1日を送るぞ!

詩のブログ2編更新しました。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2011年1月12日水曜日

マイケルフェルプスの食生活

まず今日の笑いのカウントから。午前中は友達の家に行きリフレクソロジーの交換。その間は口を聞きませんが、そのあと30分ほどお茶を飲みながら談笑。始終ニコニコはしていましたが、笑ったのは2回くらいかな。

午後子供が帰ってきて、2度ワハハと笑いました。晩御飯のあとルイの友達が来て、全員を水泳に連れて行きました。往復40分の道のり、ワハハと笑ったのは3回くらい。クスッと笑ったのは3回くらいか。水泳では数人の人と話しましたが、笑ったのは1回。

今もう10時前なので、たぶん今日はもう笑わないから、数え忘れただろうのも入れて 13回くらいか。うーん、いい一日だったんだけどなあ。あまり笑ってないですね。

ところでここ最近ルイが急にお腹すいたお腹すいたと言うんです。 日曜は昼にたくさんローストチキンを食べたので、夜水泳のあと軽く食べていると、勝手にチーズサンドを作って食べてます。今日は夜水泳なので早めに晩御飯を軽めに食べ(パスタ1皿)、9時に帰ってくるとまたお腹がすいたとのことで今度はトースト2枚とヨーグルトひとつ。それでも足りないとのことでオレンジを半分。

これで明日の朝はまた7時半に大きなボウル(カレー皿くらいのサイズ)にシリアルを3杯とトースト1枚、オレンジジュースと紅茶を飲んで学校に行くことでしょう。

やっぱり育ち盛りだからな。それに水泳をしてるからお腹がすくんでしょうね。世界競技会レベルのスイマーは週に25時間くらいトレーニングするそうですが、毎日7000-8000カロリー食べるそうです。ゲゲゲ、そんなに食べるようになったらどうしよう。食費3倍ではないですか。しかも私は一日中台所に立つことになりそう。あー、イギリスって主食のポテトやパン、安くてよかった。

そういえばあくあさんの実家に大学1年のときにお邪魔したときに、その頃高校生の妹さんたちは、学校から帰ってきてから晩御飯までに菓子パンを二つずつ(双子さんなんです)食べると言ってました。育ち盛りっていうだけでそうなんだなあ。

それから阪神の城島選手は子供の頃お父さんが絶対に息子を野球選手にすると燃えていたそうで、健司君は毎日ご飯を5食食べなければいけなかったそうです。お母さん大変。

それでちょっと気になって、オリンピック金メダリストのマイケル・フェルプスの食事を調べてみました。以下のとおりです。


目玉焼きサンド(チーズ、レタス、トマト、たまねぎ、マヨネーズ入り) x3、卵5つのオムレツ、砂糖のかかったフレンチトーストx3、グリット(ポリッジのようなものらしい)1杯、チョコレートチップパンケーキ x3、コーヒー2杯


強化バスタ500グラム、特大ハムとチーズサンド(マヨネーズ入り) x2、エネルギードリンク1000カロリー分


パスタ500グラム、ピザ1枚(Entire Pizzaとのことなので、おそらく数人で分ける用の大きなピザ)、エネルギードリンク

これはお金もかかるけど、食べるのも結構時間かかるだろうなあ。それにしても1000カロリーのエネルギードリンクって言うのがすごいですね。ドロッとしてるのかな。想像もできないですね、どんなものか。

2011年1月11日火曜日

笑いの数

新年からダイエット開始で、今日は体重を計る日。51.5キロでした。まあ服を着たまま計るので正確ではないのですが、金曜から0.5キロ減。クリスマスの飽食から普通の食生活に戻って、運動も始めたので少しは減ってるだろうと期待してたのでこんなものですね。まあクリスマス前の普通の体重まではすぐに戻ると思うので、今のところダイエットしてるという感じではありません。通常通り気をつけてるという感じかな。

さて、もうひとつの新年の抱負は、肉体的精神的に心地いいことをすること。具体的にはたくさん笑うことです。 9月にここにも書いたんだけど、笑うのは健康にいいというのは証明されています。それである調査によると、子供は1日に100回くらい笑うけど、大人は1日15回くらいとのことでした。それで、そのときはそんなに笑うかなあ・・・という感想でした。

このことはあれ以来ずっと頭にこびりついてたんですが、新年の抱負でもあることだし今日数えてみることにしました。

その調査ではSmile ではなくてLaughといってました。だからにっこりとするくらいじゃだめなんじゃないかと思うので、これは数えません。さすがにわっはっはと笑うことはめったにないですから、ハハハか、最低でもクスッぐらいから数に入れることにします。空気が漏れることが条件ですね。

まず朝起きて子供達と1時間くらい過ごしますが、ここでは笑った記憶は無し。我が家は朝は皆苦手なんです。


そのあと昼ごろに友達と水泳に行きました。数本泳ぐごとにとまっては立ち話していたのですが一度冗談を言ってハハハと笑いました。そのほかにもクスって言うのはたぶん2回はあったでしょうね。そのあと更衣室で他人と軽い冗談を言ってクスッ。

3時半に子供達が帰ってきて7時前に仕事に行ったのですが、はっきりと記憶はしていませんが、3回くらいはハハハという感じで笑ったということにしておきましょう。


その後の仕事では今年のヨガ初めだったので、クラスが始まる前に生徒さんと新年の挨拶やらクリスマス休みについての軽い話などをして、スマイルはたくさんあったんだけど、ラフのほうはクスっていうのが3回くらいかな。ヨガのクラスの最中は、これになると必ず笑うというポーズなどがあり、3回くらい笑ったと思います。

そのあと家で洗濯物をたたみながら20分ほどテレビを見ました。わざと面白い番組を選んだんだけど、なかなかハイブラウな面白さで、「なるほど、なかなか面白いこというやん。」と心の中では数回思ったけど、笑いにはなりませんでしたね。

こうして考えると、一人で家にいるの好きなんですが、笑いに関しては家にいてはなかなか笑えませんね。人に会うとそんなに面白くなくても社会的行為としてつられて一緒に笑ったり、お互いにちょっとしたことを茶化したりジョークにしたりして、たとえそれがそんなに面白くなくても反射的にクスッと笑ったりするんだけど。テレビや映画の場合はよっぽど面白くないと声を出して笑わないですよ。笑いには笑いあう相手が必要みたいです。

こうしてみると今日の合計は、プール4、子供達と3、ヨガ6。たぶん2回くらいは数え忘れていると思うので、これを足すとぎりぎり15回ですね。

ノルマを達してたのでちょっとほっとしましたが、わっはっはというのが無かったので寂しいかな。1週間くらい数えてみようと思います。


写真は今日出来上がったチャーリーのバスケット。すごく上手に編めてたのに、最後に柳が2本折れてちょっと残念だったんですが、まあきれいに仕上がりました。

2011年1月10日月曜日

アリゾナの射撃事件

アリゾナで起こった乱射事件、私が説明するまでも無くご存知だと思います。私はニュースをほとんど見ないのであまり詳細は知らなかったのですが、今日ちらりと昼にニュースを見たら、犯人逮捕のニュースの後、その町のシェリフが「ある市民の勇気ある行動が無ければ、もっとひどい惨事になっていただろう。」と言っていました。

何でもマシンガンを撃ち散らかした犯人が弾が切れ弾丸を再充填 しているところを、その人が飛び掛り、犯人がひるんだところを周りの人も取り押さえ、事態に収集がついたそうです。

へえ、勇気あるんだ。目の前で人が何人も撃たれてるところで、犯人をじっと観察して、弾が切れたところで飛び掛るなんて。どんな人だろう。そう思ってるとその人のインタビューが写りました。

そしたら驚いたことにその人は60代くらいのおばさんというかおばあさんというか、まあ孫がいてもおかしくないくらいの年の人でした。

日本だったらそのくらいの人って周りが年寄り扱いとかし出して、「あぶないことをしちゃあいかん。」という感じじゃないかと思うんだけど、すごいですね。まあイギリスでも60代くらいのおばさんって、私のヨガのクラスにもたくさんいて、すごいフィットネスに燃えてる人多いから、最近のこのくらいの年の人は昔とは違うのかなあ。

それに60歳代のおばあさんと一般化してるけど、その人は元警官だとか消防師だとか軍人っていう事もありえるし、一概に言ってはいけませんよね。

まあ驚いたというか、すごいなあと感心して嬉しくなった一件でした。まあこの血なまぐさい事件についてこんな感想、大きな声で言っちゃいけませんが。



写真は土曜から作っていたバスケットです。この細長いのはちょっと難しい。子供達は「赤ちゃんを寝かせる籠だ。」(Mose's Basket、モーゼの籠といいます)といってました。「ここに赤ちゃんを入れて川岸の草の間に隠して捨て子にすると狼が拾ってくれるよ。」・・・・・・だって。それはジャングルブック。

材料はすべて庭の柳とその他の木から集めるので、1年に2-3個しか作れません。柳はそのためにわざわざ育ててるんですよ。チャーリーは今丸いのを作ってる最中で、これがすごくきれいにできてるんです。 その写真はまた完成してから載せます。

さてアブラハムの「誤った思い違い」、今日で終わりにしたいと思います。あと3つですね。

20.When I focus upon things of a physical nature, I am less Spiritual.
(物質的なことに集中しているときは、あまりスピリチュアルではない。)

スピリチュアルな人はお金に縁がないだとか、ビジネスやお金はスピリットとは程遠いところにあると思ってませんか? この世のあらゆるもの、我々の肉体から山河からお金から自動車まで、すべては振動で成り立っています。スピリチュアルでないものなど存在しないんです。だからお金は汚いとか精神性と正反対なものという考えは誤りです。

私の友人で長くうつ病を病んでる人がいるんですが、西洋医学の薬と飲むことをちょっと後ろめたく思ってるようなんです。東洋医学や代替治療だとか、スピリチュアルなアプローチをしないといけないと思い込んでるようです。それで彼女に言ったのですが、西洋医学も薬もすべてスピリチュアルでないものなんてありません。誰かが、「こういう病気を治したい。こういう病気に効くものを見つけたい。」という気持ちを持ったからこそ、その気持ちが薬として体現化したのです。 その私の言葉が彼女に伝わったかどうかは疑問ですが・・・・

21.It is my job as a parent to have all the answers so that I can teach those answers to my children.
(子供に教えるために、親としてすべてのことに答えを用意しておくことが必要だ。)

先にも何度か出てきましたが、長く生きているからとか親だからといって、子供よりよく知ってるとは限りません。6番にあるように、人間は永遠の存在なので、自分は現世の自分として生まれてきた時点で始まったわけではないのです。今まで何度も生まれ変わってきていて、生まれる前から何が自分にとって一番いい答えなのか、個人個人がよく知っているのです。

さらにアブラハムの言葉を付け加えると、子供は放っておくのが一番だそうです。過干渉が一番悪い。これは私も肝に銘じています。

22.I can criticize successful people and still achieve my own success.
(成功した人を批判し、なおかつ自分は成功することができる。)

引き寄せの法則によると、リッチになるにはリッチな気持ちにならないといけないし、愛されるには愛されたような気持ちにならないといけないし、健康になるなら健康なようないといけません。成功したいなら、自分も成功したような気持ちにならないといけないのです。成功した人を批判していてはいけません。

これでとりあえずこのThe Vortex という本の 22のFlawed Premisesの説明はおしまいです。少しは参考になったかな。

2011年1月9日日曜日

普通の週末

この週末は久しぶりに普通の週末でした。11月の末からまずルイが風邪を引き1週間学校を休み、そのあとチャーリーも同じことを。チャーリーがよくなった途端にルイがまた熱を出し、またあとを追ってチャーリーが発熱。結局二人とも12月はほとんど学校に行きませんでした。

私も12月半ばから熱が出て10日間ほど具合が悪かった。で、やっとちょうどよくなった頃に学校がおやすみになり、時を同じくしてイギリスは雪に覆われました。クリスマスとお正月が過ぎて、先週の水曜から子供達は学校に行き始めました。


ホリデーやら連休が終わって普通の生活に戻るのは、「ああ、また毎日同じ退屈な日々が始まるのか。」という気がしてちょっと気が重い。でも実際にそうなってみると、なかなか規則正しい生活の居心地よさっていうのがあって、1週間があっという間に過ぎていきますね。こうしてるうちにまたすぐに2月のハーフタームホリデーだろうなあ。

この週末は土曜はチャーリーは午前中はタップダンスとバレエ、午後は子供達とちょっとゲームをしたあと、久しぶりに庭に出て、そのあと私とチャーリーはかごを編みました。夕方はデイブが二人をライブセーバーのトレーニングに連れて行きました。

今日は遅い朝ごはんのあと、私が昼ごはんのローストチキンを作っている間、デイブと子供達は中庭の清掃。ローストチキンを食べたあと、私とチャーリーはまたバスケット作りの続き。夕方はまたデイブが子供達を水泳に。

我が家にすれば、遠くに水泳の遠征に行くこともなく、結構時間のある週末となりました。

私は明日が仕事始め。といっても別に早起きするわけじゃないし、近所で1時間半ヨガを教えるだけなんだけど、やっぱり仕事に行くっていうのはちょっとだけ、なんというか、気が重いっていうわけじゃないんだけど、緊張するというか。まあもちろんお金をいただくわけだから、緊張して当然なんですが。

さてアブラハムの間違った思い込みの続きです。

17.Only very special people, like the founder of our group, can receive ther right message from God....
(我々のグループのリーダーのような特別な人だけが神からの正しいメッセージを受けることができる。)

アブラハムはエスター(アブラハムをチャネルしているおばさん)だけが特別で、メッセージを受けることができているのではないといっています。誰でも自分の中の本当の自分にチューニングすれば、源からのメッセージを直接受けられるのことです。

18.By ferreting out the undesirable elements in our society, we can eliminate them...
(社会の中の望ましくない要素を探し出すことによって、それを取り除くことができる。)

他人をコントロールしたいという欲求は、もしも他人の望ましくない行動や考えを野放しにしておくと、それが自分にかかわってくると思ってるからです。引き寄せの法則を理解すると、そうではないと分かります。自分の価値観にあわないことがあれば、放っておけばいいんです。そのことについて攻撃したり注目したりするから、自分の生活に入り込んでくるのです。

19. A good relationship is one in which the dominant intention of each person involved is to find agreement and harmoney with the other.
(いい関係とは、仲良くすることをお互いの最優先にしている関係だ。)

たとえ親子でも夫婦でも恋人でも、いつも相手のことを考えているわけではないし、相手の利害を何より優先してるわけでもありません。どんなに努力しても他人を常に喜ばせることはできません。相手を喜ばせることを優先するような関係では、だんだん自分が不幸せになってきます。何よりもまず自分を喜ばせることが大切です。言い換えれば、人との関係よりもまず自分と、自分の中の本当の自分との関係を優先することが必要なんです。

どんなに長く連れ添った夫婦でも、それぞれ違う家庭に生まれ育ち、別々の経験をして生きてきています。相手のことを完全に理解することなんてできません。常に相手を喜ばせるなんてことはあきらめなさいとのこと。

今までアブラハムの言った言葉で一番気に入ってるのが、Make a decision that you don't give a rip what other people think.です。「他人がなんと思おうと気にしないという決心をしなさい。」という意味。ここでいう他人とは連れ合いという意味だけではないけど、私はこれを去年から新年の抱負にしています。そうするとね。なんかずいぶん生きるのが楽になりますね。

やっと19番まできました。短い言葉で簡潔にアブラハムの言葉を説明するのって、初めに思ったよりも なかなか難しいです。ああ、明日で終わりです。

2011年1月8日土曜日

アブラハムの思い込みの続き

 さて数日前から続いているアブラハムの「間違った思い込み」です。


14. There is a God Who , having considered all things, has come to a final and correct concluision about everything.
( すべてを考慮してあらゆることについて最終的な正しい結論を持つ神が存在する。)

アブラハムが源と呼ぶものは一般に言う神 のことなんですが、その言葉を使うとどうしてもキリスト教の神と混乱するので、アブラハムはめったに使いません。アブラハムの言う神とは何かを説明すると長くなるので、それはまた別の日に別のところで書くとして、ここでは神はこういうものではないということを書いてみます。

まず神は白いひげを生やして白いローブを着た白人のおじいさんではありません。男ではないし、それどころか人間の形をしてもいません。形すらありません。

神は正しいことを計る物差しを持っていて、人間を裁いたりもしません。それから私達の人生には神の定めた運命や使命や青写真もありません。

関係ないですが、この英文 a God と冠詞がついてるところがいやらしいというか、なかなか日本人には冠詞の使い方は難しいなあと思わせます。

15. You cannot know, while you are still in your physical body , the true reward or punishment for your physical actions....
(肉体を持って生きている間は、自分の行いの真の報酬や罰を知ることはできない。)

これはもしかしたら日本人とか、あまり宗教心の無い人には関係ないことかもしれません。キリスト教に限らないんですが、宗派によっては過大な犠牲を強いる宗教がありますよね。ぱっと思いつくのはダビンチコードの中に出てくる過激キリスト教徒で、鞭で何十回も自分を打って修行している場面が出てきます。それは「この世では苦しめば苦しむほどあの世で報われる。」とか、「自分の悦びを犠牲にすれが天国に入れる。」とかいう考えがあるからです。


16.By gathering data about the manifestations or results of the way the people of the earth have lived and are living, we can effectively sort them into absolute piles of right and wrong.....
(地球の 人間が今している生き方や過去の生き方の結果を調べてみれば、それを絶対善と絶対悪の山に分けることができる。)

本を詳しく読むとこの続きがあります。「そして一旦善と悪に物事を分けると、その結果を実行に移すだけだ。間違った人間を矯正して正しい行いをさせるようにすれば、この世に平和が訪れる。」

これは物事には絶対の善悪はないんだという4番や11番と同じなんですが、イデオロギーや宗教観の違いで起こる戦争について語っています。アメリカってヨーロッパと違って国民的アンチ何々というのが強い国です。冷戦の頃はアンチ共産主義、今はアンチイスラム。それに対するアブラハムの答えですね。

あと6項か。もっと簡単にすらすら書けるかと思ったんだけど、今日のはちょっと頭をひねりました。

最後になりますが、詩のブログ更新しましたので、よろしければごらんください。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2011年1月7日金曜日

体重の公開!!

ちょっとブログのデザインをいじってみました。右のほうにいろいろ付け足したので、ちょっと字が多くてごちゃごちゃしてしまったかな。 右側の過去のブログの抜粋の下の金魚なんですが、そこにカーサーを合わせてクリックすると、餌がまけます。すると金魚たちが食べにきます。遊んで癒されてください。

 イギリスでは今テレビを見ると半分くらいのコマーシャルがダイエット系です。ローカロリーの食事だとか、ダイエットクラブだとか、ダイエット関係の食べ物とか、エクササイズ関係とか。本当にこんなによくあるなあと思いますよ。

やっぱりみんな考えることは同じなんですね。イギリスってクリスマスは25日だけど、普通は22日くらいからクリスマスっぽくなって、一応銀行とかはカレンダーどおりのはずなんだけど、クリスマスとお正月の間ずっとお休みの人も多く、全体的にお正月があけるまで長い長いホリデーという感じです。その間クリスマスのご馳走はもちろん、クリスマスプレゼントにチョコレートやクッキーやワインをもらったりと飽食。でも10日も飽食すると 体もちょっと苦しくなってきますから、年が明けたとたんにダイエットってなるんですね。

実は私のヨガのクラスも1月は結構そういう人でにぎわいます。

私の今年の抱負のひとつは体重をぐんと減らすこと。心の中ではどれだけ痩せるか決めてたんだけど、思い切ってここで現在の体重と目標体重を公開してみたいと思います。

体重は本当は裸になって計るのが一番なんだけど、何せイギリスは寒いので億劫になって何ヶ月も計ってないということがよくあるんです。それなので今日から週に2回 、朝、服を着たまま計ることにしました。あんまり正確じゃないけど、どうせ体重計自体が精密ではないし、私の目標値はすごく低いのでちょっとくらい正確でなくてもいいんです。

で、今日の体重は52キロでした。やっぱりクリスマスで太ってましたね。でもまあこのくらいなら大丈夫です。

目標は夏までに46キロ。ということは1ヶ月1キロくらいか。初めの数キロは大丈夫だと思うんだけど、こんなにダイエットしたことないからどんなものか想像つきません。でもたぶんできるでしょう!

今週からイギリス社会は通常に戻ったので、我が家の食生活も普通に戻りました。それでも間食の癖がついた上に、クリスマスの残りのビスケットやチョコやチーズがあるので、ついついそれを口に運んでしまって出だしは今ひとつでした。でも運動も再開したし、プールでも昨日1キロ泳いできたので、 体を動かすという点では合格でした。

次に計るのは火曜の予定。週末食べ過ぎないように気をつけます。


では今日もアブラハムの「間違った思い込み」の解説をします。

11. If I leave an unwanted situation, I will find what I am looking for.
(嫌な状況から離れれば、求めるものを見つけることができる。)

職場が嫌だったり結婚に不満のある人にはアブラハムは「転職(離婚)したければしたらいいけど、自分自身は変わらないよ。(you take yourself with you)」とよく言っています。私たちの生活や現実はすべて私達が自分の頭で引き寄せたもの。職場の人間関係が嫌で転職しても、だんなが冷たい人で離婚しても、自分自身が変わらない限りまた同じような状況を引き寄せてしまうということ。

12.There is a finite container of resources that we are all dippping into with our requests.....
(みんながそこから欲しいもの取ろうとしている資源には、限りがある)

お金持ちの個人や利益を出し続けている大企業、アメリカなどの超大国は自分勝手。そんなふうに思っていませんか?もしもあなたが今まで一度も病気をしないで健康で過ごしていたら、それはすごく自分勝手。たまには病気になって、病気で苦しんでる人と入れ替わってあげなければいけない・・・・そんなふうには思わないでしょ? 「健康」という限られた大きさの器があるわけではありません。豊かさでも同じことです。限られた豊かさの器があって、それを平等に分配しないといけないというわけではないんです。豊かさの源は無限です。そこからどれだけ自分の取り分を取るか。それはあなたがどうやって豊かさを引き寄せるか次第。

13.There are right ways and wrong ways to live....
(正しい生き方と間違った生き方がある。)

これは4番と似てますね。別にこの世に正しい生き方があるわけではないし、神がそれに沿わない人を裁いたりするわけでもありません。個人個人が自分の集めたデーターを使って何が正しいかを見つけなければいけないんです。

もしも周りの人が自分の考えとは相容れない生き方をしていたらどうしたらいいか。それは引き寄せなければいいんです。そういう人たちのことを糾弾したり攻撃したり文句を言ったりしなければ、そういう人はだんだんあなたから離れていきます。

人生とはあらゆる材料がそろった台所のようなもので、あなたはそこでパイ(でも鍋でも何でもいいんですが)を作ります。もしもそこにあなたの嫌いなタバスコがあれば、入れなければいいんです。でも「タバスコなんて見るのも嫌だ。こんなところにあると、間違って入ってしまうかもしれない。どこかに捨ててくれ。」と叫び続けていれば、知らないうちにそのタバスコはあなたの鍋の中に入っちゃいます・・・・。

私はこの最後のタバスコのたとえがすごく好きです。嫌いな食材があれば、鍋に入れるのはやめましょうね。ちなみに私はトマト鍋は今ひとつですね。やっぱり和風の鍋が好きです。

2011年1月6日木曜日

Epiphany

今日は宗教的なカレンダーではEpiphanyの日です。宗教的にはいろいろ背景があるんですが、一般人にとってはこれはクリスマスから12日目の夜で、この日にクリスマスツリーを おろさないと悪運が来ると言われています。

今年はツリーを買ったのが遅かったし、38ポンドと目玉の飛び出るくらいの値段だったし、しかもぜんぜん葉が落ちないので、もう少し飾っておきたかったんですが、仕方ありません。去年みたいに葉がぱらぱら落ち続けるもみの木なら 、嬉々として片付けるんですけどね。

悪運なんてものはそう思うからそうなる、というのは分かってるんですが、そう思ってしまったものは仕方ありません。めんどくさいから週末に片付けようかなあという気持ちもあったものの、Bad Luckの二言が頭にこびりついてしまいました。イギリスの言い伝えによると、この日に飾り付けを下ろしそこなったら、来年のこの日まで一年間そのままにしないといけないとか。

この木は上のほうはスカスカなんだけど下のほうが茂っていてなかなかボリュームがあります。最初はなんとなく形が気に入らなかったんだけど、だんだん愛着がわいてきました。お別れするのが寂しいです。最後に写真をパチリ。
 

さておとといから書いているアブラハムの言う間違った思い込みの続きです。


8.To be in harmony with antother, we have to want and believe the same things.
(他人同士が仲良くするには、同じことを信じなければいけない。)

同じ宗教だとか政治的な考え方だとか、そういうのが同じでないと仲良くできないと思っていませんか?
アブラハムによるとこの世はあらゆるご馳走が並べてあるバイキングのようなもの。その中には自分の好みもあれば嫌いなものもある。でもチョイスが多ければ多いほど、すばらしいバイキングです。人間の社会もいろいろな考えの人がいることが大切なんです。


9.The path to my joy is through my action.
(幸せへの道は行動だ)

これは昨日書いた7番と同じようなことですね。行動でできることは限られています。誰でも24時間しかないし、体力だって気力だって似たようなもの。でも頭の中の可能性は無限です。行動だけで何かを得ようとしても、ありきたりな結果しか出ないとアブラハムは断言してます。

昔からどんなことでもしゃにむにがんばればだとか、とにかく練習練習、努力が一番大切といわれて育ちましたが、それだけでなく、成功してるところを イメージしたり、うまくいったときのことを考えてわくわくしたり、そういうことが必要だそうです。スポーツ選手の世界ではもうこれは当たり前のことで、選手は試合の前には、勝ってるところだとか、XXXメートルをクリアしてるところだとか、XX秒を切るところなどをイメージとレーニングするそうですね。そういえば超一流の人って、もちろん努力の面でもがんばって いますが、それだけではない自然さというか余裕というか楽さがあると思いませんか。


10.I cannto have everything that I desire, so I have to give up some things that are important to me in order to get others.
(望むものをすべてを手に入れることはできないので、自分にとって大切なもののいくつかはあきらめなければいけない。)

これは私はなかなか心にしみる言葉です。子供のときから大人の自分になるまでの間に、一体何度自分にそう言い聞かせてあきらめたことでしょう。私なんかはずっと「女性は幸せな家庭とすばらしいキャリアと両立させることはできない。」と、無意識で思い続けていたと思います。頭のいい女性は魅力ないとか、勉強とスポーツの両立は難しいとか、あれもこれも手に入れることはできないとか。

もっと小さいうちから、「どんなことでも可能だし、これだけと可能性を限定する必要もない。ビジョンを広く持とう。」といわれて育っていたら、もしかしたら違う人生だったかなあ。でも今でも遅くないですからね。徐々に自分の中の思い込みを変えていこうと思います。

あと12項ですね。

2011年1月5日水曜日

初弁当と間違った思い込み

イギリスでは1月1日だけが祭日なので、年によっては2日から出勤という日もあるんだけど、今年は1・2日が週末だったので3日は振り替え休日、それで昨日から普通どおりです。子供達は今日から学校なので、私も今日は初早起き。

7時15分に起きたんだけど、まだ真っ暗でした。雨のせいで余計暗く、ルイが家を出た8時20分くらいにやっと朝らしくなって来たかなという感じでした。今年初めてお弁当を作りました。内容は写真撮るまでもないチキンサンドイッチ、チェリートマトときゅうり、ヨーグルト、出来合いのチーズのスナック、バナナかみかん。たったこれだけのことなんだけど、お母さんは面倒くさくってね。

さて昨日から書き始めたアブラハムの「誤った前提」の続きです。この言葉の訳なんですが、直訳の「誤った前提」というよりは、「間違った思い込み」というほうが分かりやすいですね。

4.I have come here to live the right way of life and to influence others to the same right way of living.......
(私が生まれてきたのは正しく生きるためであり、他の人が正しい生き方をするように影響をあたえるためだ。)

アブラハムはまったく驚くほど、何事も善悪の判断をしません。たとえば浮気をしてはいけないとか、嘘をついてはいけないともいいません。なぜらどの人間も源(神)の延長であり、それぞれがそれぞれの環境で、今までの自分の行き方に基づいて何を選ぶか、どういう生き方をするか判断しているからです。何がいいことか、何が正しいことかは、個人個人が決めることなのです。
そしてさらにいってしまえば、源(神)は別に人間がどういう選択をしようと、そんなことに関心はないし、「これは悪いことだ」といって地獄に落としたりもしません。

5.Because I am older than you, I am wiser than you; and therefore you should allow met o guide you.
(私のほうが年上なので、私のほうが知恵がある。なので君は私の言うことを聞くべきだ。)

たぶんイギリスやアメリカではこういう考えはそれほど強くないけど、日本ではまだまだ自分が年上だというだけで威張ってる人や、若い人の考えや意気込みを見て「まあそのうち君にも分かるよ。」的態度を取る人がいますよね。私はむしろ若い人のほうが頭が柔軟だし、偏見にも捕らわれていないし、いろいろな情報や資源も簡単に手に入れられるし、視野が広いし、そりゃあ世代が次に進むほうがそれだけ知恵がついていってるだろうと思いますけどね。

6.Who I am began the day I was born into my physical body....
(今の私はこの肉体に生まれた時点で始まった。)

これは昨日書いた1番とよく似ています。アブラハムによると、人間は何度も何度も人間として生まれ変わるんです。それで前世の記憶は現世を生きる邪魔になるので忘れていますが、そのエッセンスというか本質のところは変わりありません。つまりたとえば「今度は人と違った生き方をするぞ」と思って生まれてくると、ゲイになったりだとか、普通とはちょっと違った生き方をする人間として生まれ変わるそうです。

7.With enough effort, or hard work, I can accomplish anything.
(努力すれば、一生懸命がんばれば、どんなことでも成し遂げることができる。)

これが間違った思い込みだというのは、「どんなに努力してもできることとできないことがあるんだよ」という意味ではありません。努力だけではだめだということです。努力や一生懸命働くのは「行動」ですが、行動だけでは足りない。というか行動なんかよりも頭の中で考えることのほうが大切なんです。たとえば具体的なことではイメージングなんかがよく知られていますよね。それだけではなく、メディテーションをして頭の中を空っぽにしたり、なるべく美しいものや楽しいことに接して、気持ちをよいほうに向けていく。物事を悪いほうに考えない。できる限り心配しない。楽天的に考えるよう努力する。

Ask and it is given.どんなことでもそれを願った時点で、もうそこまでかなったも同然なんです。でも実際にはどうしてなかなか願い事が実現しないのか。それは心配したり、あせったり、絶望したり、不安がったり、そういう抵抗があるので、入ってくるものがすっと入ってこない。

だからたとえばお金がたくさん欲しいと思ったとします。ならばそのために身を削って働くよりも、豊かなな気持ちになることが大切なんです。そのためには、たとえば財布の中に3万円入れて買い物に行き、欲しいものを見るたびに、「あ、あれも買えるな。これも買えるな。」という気持ちになるゲームをするとか、請求書が来ると「私の支払能力を信頼して、先にサービスを提供してくれた人たちがいるんだな。」と感謝するとか、晩御飯を食べるときに、「ああこんなにたくさんお皿が並んで、豊かな生活だなあ」と実感するとか、そういうメンタルなことが必要なんです。そうすると、しごとがうまくいって臨時収入が入ってくるとか、いい転職のオファーが来るとか、遠い親戚の遺産が入ってくるとか、宝くじに当たるとか、あちらからお金がやってくるようになります。

ちょっと長くなっちゃいましたね。これで7番まで行きましたので、あとは15項です。明日以降もよろしくご覧ください。

2011年1月4日火曜日

Flawed Premises

私がよくここで触れているアブラハムの教えのことですが、このウエブサイトがあり、登録すると毎日アトランダムに今までのアブラハムの言葉をメールしてくれます。残念ながら英語なのですが、このブログにコメントを下さるあくあさんが自分のブログで日本語に訳してらっしゃいます。
http://acquaminerale.at.webry.info/

それで今日は Flawed Premisesについてでした。日本語にすると「間違った前提」。平たく言うと、誤って思い込んでることです。たとえば「年を取ると病気になるのは仕方がない」とか、「学歴がよくないと収入が上がらない」とかいうこと。生まれてこの方、取り巻く環境が常にそういうメッセージを送り続けているので、受け取る私達が無意識でそれを信じ込んでいるので、そうなってしまうという話でした。

このFlawed Premisesというのは1年位前に出たVortexというアブラハムの本のテーマです。今日それでその本を久しぶりに手にとって見ると本の最後にこの「誤った前提」が箇条書きにあげてありました。全部で22あるんですが、(余談ですがアブラハムはなぜか22と11とか同じ数字が並ぶのが好き)、少しずつ紹介してみたいと思います。

1. I am either physical or Non-physical, either dead or alive.
(私は肉体を持つか持たないかのどちらか。死んでいるか生きているかのどちらか。)

スピリチュアルなことに関心のあるひとや宗教心のある人でも、生まれる前はどこかにいて(天国で神様となど)、死んでからはどこかに行くと思ってる人がたくさんいますよね。アブラハムによるとそうではないとのこと。 人間は生まれてくる前から源(神と言ってしまってもいいでしょう)の一部で、肉体を持って生まれてからもその源の部分は存在します。つまり肉体的自分と、源の延長としての自分(Ture Self、本当の自分)の二つの部分を持っているんです。死んだら源の自分(True Self) だけになります。

ちょっと話は飛びますが、今、禅の本読んでるんですが、この考え方が禅仏教とまったく同じでちょっとびっくり。禅仏教では生ある者はすべて仏陀なんです。肉体だとか現実の世界は実はすべて幻想。そして座禅を極めることによって悟りをえると、自分が仏陀であるということを実感することができます。この話は本を読み終わったらまたまとめてみます。

2.My parents, because they were here long before I was born, and because they are my parents, know better than I do what is right or wrong for me.
(両親は、私が生まれてくるよりももっと先に生まれてきた上に、私の親なので、私にとって何がよく何が悪いか私よりよく知っている。)

これは説明の必要はありませんよね。私は放任で育ったので子供としての自分にはそれほど関係ないんだけど、親としての自分のことを考えると、これは常に肝に銘じておきたいなあと思います。

3.If I push hard enough against unwanted things, they will go away.
(嫌なことを思い切り押し返せば、それは去っていく。)

何か嫌なことがあると、そればっかり考えてしまいませんか。たとえば「なんとなく車のエンジンの音がおかしいような気がする。高速の渋滞でエンストしたらどうしよう。」とか、「どうも体調が悪い。何か悪い病気なんじゃないだろうか。」とか、何でもいいんですが、気になると、まるで考え続ければ何か解決するかとばかりに。というか、まるでそれを考え続けないといけない義務かのように。引き寄せの法則によると、気分の悪いことを考え続けると、その考えにエネルギーが集中してそれが実現してしまいます。悪いことは考えない。心配しない。これが何より大切なんですよ。(と、確かナポレオン・ヒルのThink and Grow Richにも書いてありました。)

まだ3つですね。あと19か。まあこれは明日からの楽しみということにします。 今日はちょっと難しいところもあったけど、あとはなかなか分かりやすい現実的なアドバイスが続きますので、ぜひ明日も読んでください。

2011年1月3日月曜日

料理のコツ

先日たくさんご飯があまっていたのでチャーハンを作りました。もちろん今までも何度も作ったことはあるんだけど、どうもあまりおいしくできたことはありません。こんなに簡単な料理なのにどうして中華料理屋のようにはできないのかな。それでネットでチャーハンの作り方を検索してみました。

こんな基本的な料理ですが、「海老と卵のチャーハン」「鮭のチャーハン」「豚肉と野菜のチャーハン」などいろいろレシピが載っています。まあ具は何にしても、作り方は基本的には同じです。

それで見てみると、作り方が私と違うんです。私は今までまず肉とか火の通りにくい野菜を先に炒めて、そのあと順々に火が通りやすい野菜を足していって、最後にご飯と生卵を入れて炒めます。こうすると、量が多いせいもあり、どうもこげてしまう。ご飯がほぐれてぱらぱら状態になるころには底が焦げだして、なかなかうまくいきません。

味付けはどのレシピを見ても大体私と同じで、シンプルに塩と胡椒。そしてしょうゆを足したりします。

それでレシピどおりに作ってみました。まず中華なべを火にかける前にご飯をよくほぐしておくとのこと。

そして油を引いてまず卵を入れて半熟のいり卵を作って取り出します。そして油をちょっと足して海老を炒める。これも取り出して、油をちょっと足して今度は野菜を炒めます。海老を炒めた時点で水分がかなり出たんだけど、ちょっと迷ったけどこの中に野菜を入れました。そして野菜も取り出して、必要なら油を足して、今度はご飯だけを炒めます。そして最後に炒めあがった材料を足して、塩と胡椒で味付け。

するととってもおいしくできました。日本の中華料理屋のチャーハンみたいです。炒め物が嫌いな子供達もおいしいと全部食べてくれました。チャーハンみたいな誰でも作れるような料理でも、ちょっとしたコツがあるんですね。

私の母は料理は下手というわけではないけど、ずっと働いていたこともあって、料理好きというわけではありませんでした。たまに料理番組を見てはいたけど、料理の本やレシピを 見て作るのを見たことはあまりありません。

私もそんなに料理が好きなわけではないので、熱心にレシピを集めたり、毎週のように新しい料理に挑戦したりするわけではないんだけど、でも料理の本やネットはよく参考にします。このチャーハンの例のように、作れることは作れるんだけど、どうも今ひとつおいしくできないというのは、やっぱりレシピを見ると違いますね。

インターネットができてメールだとかブログだとかYouTubeだとか便利になったけど、私はこのレシピ検索っていうのもすごく便利だなあと思います。食べたことあるけど作り方知らない料理とか、探せば大体何でも出てくるし、たいていいくつかバージョンがあるので、いくつか読んで自分に作りやすいものを選べるし。

でも今日から1週間は簡単な料理を食べようと決めてるんですよ。何しろクリスマスで飽食しましたので。野菜中心のさっぱりしたものでしばらくおなかと体調をいつもどおりに戻そうと思います。

ちなみに今日の晩御飯は、ご飯とたまねぎとわかめの味噌汁、鮭の塩焼き、野菜炒めの卵とじでした。

2011年1月2日日曜日

スケート

今日はアイススケートに行きました。場所はプリマス。同じデボン州なんだけど車で片道2時間かかるんですよ。それで滑ったのは1時間半だけだったんだけど、1日かかりました。

子供達は2年前の大晦日に行って、今日は2回目。私は子供の頃何度か行き、大人になってからロンドンで数回行った記憶があるんだけど、たぶん今まで合計10回くらい行ったことがあります。リンクに上がると、初めの半周くらいはちょっと恐々だったけどそのあとはまあまあすいすい滑れました。自転車と同じで一旦体が覚えると、忘れないものなんですね。

子供達はルイはすいすいとは行かないけれど、手すり無しで滑れていました。チャーリーは前回はもっと滑れたように覚えてるんだけど、今回はぜんぜん怖がって私の手をつないでばかりです。前はもっと一人で滑ってたような気がするんだけど。結構チャーリーって臆病なんだよね。

私はチャーリーと手をつないでいるときに1回派手に転んでチャーリーも道連れで転びました。そのときかなり強くひざを打ってまだ痛い。合計すると私とチャーリーは2回転んで、ルイは一度も転びませんでした。私が子供の頃行ったときは何度も転んでお尻が濡れて、毎回ストーブの前で乾かしていた記憶があるんだけど。

入場料は靴代も入れて映画よりちょっと高いくらい。もしも近くに住んでたら、少なくとも年に数回は行くと思うんだけど、往復4時間なのでなかなかそういう気になりません。水泳の競泳で年に何度かプリマスには行くので、そのときに時間を調整して行こうかな。




今日はお休みなので結構混んでいました。うまい人はほんの一握りで、後は私たちのような初心者とかちょっと滑れるという程度の人ばかりでした。その中で黒人の中年のお父さんがルイくらいの年の娘と滑っていました。初めはすごく下手で派手に転んでいたので、ルイとチャーリーに「あの人の近くに行かないように」とまで言っていたんですが、1時間半のセッションが終わる頃はなかなか上手になっていました。

ところで話は変わりますが、先日書いた子供のテレビ番組のHorrible History、今度晴れてBBC1のプライムタイムに大人向けの番組として放送されることになりました。司会役は今までのねずみのぬいぐるみに変わって、有名な俳優のスティーブン・フライがするそうです。これで休みの日に早起きして子供と一緒にテレビを見なくてもよくなりました。

私とチャーリーの後ろにルイ

写真のせいで早く見えますが、本当はあまり早くありません。
私の手を離して手すりに向かうチャーリー


さすがにルイはお母さんとは手をつなぎたがりませんでした。

2011年1月1日土曜日

2011年の抱負

あけましておめでとうございます。去年はご愛読ありがとうございました。読んでくださる方、コメントを下さる方にたくさんパワーをいただき、昨年は1年間楽しくほぼ毎日ブログを続けられました。今年もよろしくお付き合いください。

さて、お正月なんですがイギリスでは大晦日にパーティーをして大騒ぎして、1日はただゆっくりするだけの日なんですよ。盛り上がりも何もありません。我々は昨夜はパーティーフードで晩御飯を食べて、シャンペンならぬ白ワインで乾杯して、Queen of Puddingというデザートを食べ、そのあと家族でゲームなどをして12時を迎えました。12時にはパーティー・ポッパー(あの紐がついていて、それを引くとパーンと音がして、リボン等が飛び出すやつ)をあげて(?)、そのあとすぐ寝ました。

お正月の今日は遅めにおきて、隣の州のサマーセットのエックスモーという荒野を見に行きました。Tarr Stepsという遺跡が目当てです。そのあとは家でゴーストバスター2のビデオを見て(これがたまたま大晦日というセッティングでした)、ローストポークを晩御飯に食べておしまいです。 明日は日曜なので月曜が振り替え休日、4日の火曜から普通どおりですね。

ここ数週間いろいろ考えていたのですが、今年も抱負をあげてみることにします。でもあまりに具体的なこと(毎日ピアノを練習するとか)だと挫折すると気分が悪いし、自分でたくさんルールを作る必要もないかと思うので、抱負というよりは心がけです。

1.人にどう思われるか、なんと言われるか、一切気にしない。これは2010年の唯一の抱負だったんですが、本当にいい抱負でした。今年もこれを常に心がけようと思います。

2.人のことを批判したり口出ししたりしない。これは簡単なようで難しい。友人だとか知人だと簡単なんだけど、家族、特に子供のことはすぐに口を出してしまいます。親って自分が長く生きてる分、子供よりもよく分かってると思ってるんだけど、子供は子供の考えがあるし、自分で失敗しないと人にいわれても分からないことは多いですからね。だからできるだけ他人のことは子供も含めて放っておきます。

3.ポジティブに考える、楽観的に考える。アブラハムが何かの本で、「どうしてそんなに些細なことにこだわるのか。 悲観的に考えるのと同じくらい簡単に楽観的に考えることもできるのに。」って書いていました。確かに、私に限らないと思うんだけど、人間って物事を悪いほうに考えたり、最悪のシナリオを考えたりしすぎです。たとえば仕事で失敗したんじゃないかと心配になったとしたら、「でももしかしたら取り越し苦労で、うまくいってるかもしれない。」と考えることは可能なのに、なぜか悪いほうばかりに考える。
何でも楽観的に考える習慣をつければ、お金や健康や将来の心配もしなくなるし、子供の心配もしなくなるから、小言も減ることでしょう。ぜひ実行したいですね。

4.気分の悪くなること、ネガティブなことは話題にしない。たとえばブログに、「今日はこんな嫌なことがあった。」とか「こういうことを心配してる。」とか、そういう悪い話題は一切書きたくないですね。それから当然人の悪口もいわない。人の噂を一切しない人や、自分の弱さや欠点を見せない人って回りからはつまらない人と思われるかもしれないんだけど、別にもうそれでもいいや。
細かい例では、私とルイはいろいろ事情があり犬が嫌いなので二人で犬に関する悪いジョークをよく言い合うのですが、それもやめようと二人で決めました。

5.肉体的、精神的快楽を追求する。と言っても相手のあることはいろいろややこしいので、もっと個人的な快楽を追及したいですね。たとえば夜はぐっすり熟睡したい。そのためには適当に毎日運動して、腹八分目に食べて。食べるものも本当においしいものを少し食べる。なるべくたくさん笑うために、コメディー映画を見るとか。シーツの肌触りだとか、食べ物の舌触り、など視覚聴覚味覚触覚嗅覚を喜ばせるようなことをたくさんしたいです。

とにかく全体としては、考えすぎないで気持ちを軽く持って、いつも楽天的に楽しいことばかりを追求する1年としたいです。

それから具体的な目標も二つだけあげときます。

1.体重をぐっと減らす。この年であまり痩せるとしわしわになってよくないかなあと思って、思い切ってダイエットできなかったんだけど、痩せすぎたらまた太ればいいんだし、一度思い切って痩せてみるつもりです。

2.おととし書いたエッセイを出版する。「出版にこぎつけるのは難しい」という固定観念のせいで今まで成功していなかったので、固定観念をかえて出版して、この本にはクロージャーをつけて、また次のプロジェクトに集中したいです。

1年後にこれを振り返る、と思うとまたしんどくなるので、今はとりあえずこう思ってるんだよという程度の軽い抱負にとどめておきます。

読者の皆様も楽しい一年となりますように。

ルイと私。遠目から見ると兄弟に見える?