2019年12月31日火曜日

2019年の10大ニュース

他の人にとってはどうでもいいことですが、自分的にはいろいろあった年なので、書いておきます。重要さではなく、1月から順番に順位不同で挙げていきます。



2月、ロンドンにチャーリーと二人で、ルイを訪ねに行く。

4月、私がExtinction Rebellionに加入。ミーティングに次ぐミーティングで忙しくなる。

6月、チャーリーがAレベルの試験を受験。

6月、ルイがグラスタンベリー(大野外コンサート)に。そのあと、友達5人連れて帰省。

7月、私とチャーリーが日本に一か月行く。ルイが一人で飛行機に乗って来日、2週間参加。

7月、3人で北海道に旅行。

9月、チャーリーが第一希望のキングスカレッジ医学部に入学。ロンドンでの寮生活。

9月、ルイのバンドSaintsが、EPをSpotifyにリリース。

9月、チャーリーがラグビー部に入る。

10月、私がロンドンのExtinction Rebellionのデモに参加。


こんな感じです。仕事のことがないけど、仕事はまずまず、ちょこちょこ変化を続けながらうまくいってます。

こちらはもうすぐ年が明けます。皆様2020年が良い年となりますように。

こちらもよろしくお願いします。





餅つき

大晦日の今日、ふとロンドンで買ったタイのもち米があったのを思い出しました。それで大胆にもお餅をついてみました。

成功の保証はないので、一応 用心して4合焚いてみました。炊いただけでもうお餅みたい。それをローリングピンでつきました。15分くらいでこんな感じにスムーズに。

日本でのお正月を一度だけ経験してるチャーリーが鏡餅を作りたがったったので、まずそれにチャレンジ。が、とろとろのもちもちすぎて、まとめるのか一苦労。こんなフリスビーみたいな丸餅になりました。

私の実家は角餅で、そのほうがずっと簡単だと思うんだけど、なにせやり始めたのが、大晦日の午後。日本ではすでに年を越してる時間。きっとお正月までにはかたまらないから、丸餅にしました。

が、これが本当にべたべたで大変だった。柔らかすぎたみたい。

昔は祖父母の家では、年末の28日くらいに、30合ぐらい、大量に祖父母が杵とうすで付いてました。大変だっただろうなあ。

イギリスでは大晦日はパーティーの日、お正月は二日酔いをいやす日、2日からは出勤です。

ではこちらもよろしくお願いします。







2019年12月28日土曜日

Shop Stopped

11月の一か月間、Shop Stopしようと思い立ちました。ショップストップというのはその言葉のまま、買い物を必要なものだけに限ることです。

物質を買うと、それを生産するときに必然と原材料や生産にかかわるエネルギーが消費され、Co2が排出されます。つまりどんなものでも、生産・消費されると、地球温暖化に繋がるわけです。特にイギリスでは、ファーストファッションと呼ばれる、数回着て捨てられるような安い洋服が非難されてます。 が、もちろんこれは洋服に限りません。

それでクリスマス前の11月、試しにやってみましたが、気抜けするほど全然難しくないんです。2回ほど事情がありルール破りましたが、それ以外は全然平気でした。それでこれからもショップストップを続けることにしました。

するとこれが、本当に楽なんですよ。

クリスマスはショッピングのシーズンですから一番の難関なのですが、フォトアルバムをオーダーし、プレゼントは数冊アマゾンで本を買い、あとは子供たちは本人に私のカードで好きなものを買わせて、残りは古本屋やチャリティーショップで中古品を買いました。すべて必要なものと中古品でした。

家族でエクセターにランチを兼ねて買い物に行ったのですが、これがすごく楽でした。なにせ買う気がないですから、素敵な店に入っても、値段を気にすることもなく思う存分目を楽しませてもらいました。一件で好きな服が売っていたのですが、買わないと決めているから、これも楽でしたね。だって今までなら、「ちょっと高いなあ。同じような服持ってるしな。タンスいっぱいだしな。でも欲しいなあ。試着だけしてみようかな。」とか、いろいろ葛藤があったけど、それが一切ないんですから。

ルールは、必要なもの、中古品はオッケー。食べ物、外食、エンターテーメント(観劇、映画、コンサートなど)もオッケーです。あくまでも製造に関するCO2を減らすことが目的です。

で、今年のクリスマスですが、こうしてもやっぱりプレゼントが山積みでした。大体、中古の本、DVDが多いですね。が、クリスマスだけの不必要なプレゼントは激減しました。 クリスマスがこれでしょぼくなったかと言うと、そんな感じは全然ないです。クリスマスカードもやめて、浮いたお金をホームレスチャリティーに寄付しました。(最近イギリス人の多くがしています。)

来年のクリスマスは、さらに温暖化が進んで、もっと厳しい状況になってるかなあ。クリスマスにローストビーフなんて食べれなくなってるかも。

ではこちらもよろしくお願いします。

2019年12月23日月曜日

ご飯が作れない

先日新聞でEmpty Nesterの記事を読みました。私みたいに子供が大学などで巣立って、家の中に一人だけどか、旦那と二人だけとかになったお母さんの話でした。

この記事を書いた人も、下の息子さんが大学に行って、9月から旦那さんと二人だけです。それで、それ以来ご飯が作れなくなったと書いてました。

これ、すごくわかるんですよ。私もチャーリーが大学に行ったとたん、もう何を作っていいかわからなくなりました。毎晩働いていることもあって、それ以来2日に1度、2日分作ってます。だから同じものを2日続けて食べます。でもこんな風にできるのは、カレーとかパスタソースとか、結構限られてるんですよね。

日本の主婦にしてはとんでもない怠惰かもしれませんが、イギリスではこれでもましなほうだと思います。ま、自分的には、毎日無茶苦茶簡単なものを作るというのは、延々と怠惰な方向に行きそうで怖いので、1日おきに、まあ中程度の難度の晩御飯を作るのでバランスとってます。

で、その記事に戻りますが、クリスマスについての記事で、子供たちがクリスマス休みで帰ってくるので、またエンジン全開で食事を作ってるとのことでした。

が、私はその反対。子供たちが冬休みで帰ってきて1週間以上になりますが、半分くらいは子供たちに作ってもらいました。今日もチャーリーが作ってくれました。私は クリスマスの準備で忙しいし、二日に一度しか作らないのに慣れてきたから、毎日作るのが苦痛です。

ってことは、つまりエンプティ―・ネストでやる気がなくて食事が作れないというよりは、チャーリーが家を出た時点で、私の料理するエネルギーが枯渇したようです。 子供がいなくなったら、子供の好きなものでなく自分の好きなものをいろいろ作ろうと思ってましたが、もうそんな力ないです。

明日クリスマスイブで、日本で言えば大晦日みたいにいろいろクリスマスの料理などをする日なのですが、どうなることやら。気が重いぜ。

ではこちらもよろしくお願いします。

2019年12月19日木曜日

総選挙、嘘つきボリス圧勝

選挙の結果、もうご存知ですよね。

労働党惨敗。残念。

って、そんな程度の問題じゃないのですよ。多くのイギリス人のショックの受け方と危機感は、日本人には想像できないと思います。その理由は、政権によって市民の生活が大きく影響を受けるからです。私は社会的にはNHS(医療サービス)、ホームレス問題、貧困家庭の激増、温暖化問題が一番恐れていることです。個人的には、移民問題が直接自分にかかわってくるので、これも一番気になることの一つです。

惨敗の原因は大きく分けて二つです。一つは労働党党首コービン氏をマスコミが徹底的にに叩いたこと。そしてそれよりも大きいのは、やっぱりブレクジットでした。

これでもうEU離脱は決定的になりました。1月末に離脱になります。

2020年末までが移行期間で、そのあいだにいろんな貿易交渉を締結すると 保守党は公約しました。

が、1年でEUとの貿易交渉を成し遂げるのは無理だという声が強く、その場合はやっぱりノーディール(条約なき)ブレクジットとなるそうです。

というわけで、選挙の結果は出てしまいましたが、ブレクジットのほうはまだごたごたが続きそうです。スコットランド独立もかなり可能性が高まってきました。

ではこちらもよろしくお願いします。

2019年12月12日木曜日

今日は総選挙です

今日は総選挙。私も私の周りの大半の人たちも労働党支持派が多いのですが、世間では右翼の保守党(現政権)が過半数を得るだろうと言われています。

今日は投票が10時に終わるまで、選挙の結果に関する報道は禁止なのですが、ニュースやツイッターで、投票所で多くの人が並んでる写真が上がっています。イギリスではこういうことは滅多にないので、関心のほどがわかります。写真で見ると若い人が多いようなので、いいニュースだといいのですが。。。

イギリスの国会の選挙は、小選挙区制です。つまり一つの選挙区から一人しか当選しません。だから、例えば保守党100票、労働党90票、リベラル党80票でも、保守党議員が当選となります。つまり、無駄になる票が多いんですよ。この例では170票は無駄になりますね。

それで昔から戦略的投票がよく行われていましたが、最近はネットで情報が得やすいですから、今回はこれをしている人がすごく多いです。つまり上の例なら、リベラル支持の人が20人戦略的に労働党に投票すれば、労働党が勝つわけです。

今回は特に、反ジョンソン派は多いですから、「とにかく何としても保守党の過半数だけは阻止」 を上げて、多くの人たちが結束してます。

うちの隣の町は、現在の議席は保守党なんですが、リベラル党が歴史的にはかなり強いんです。それで私の知り合いの多くの労働党支持者が「鼻をつまんで、涙を呑んで」、今日はリベラル党に投票しているはずです。

うちの子供たちは、ルイは下宿先の選挙区は労働党とリベラルの激戦地なので、 もちろんそこで労働党に投票してます。が、チャーリーの下宿先は労働党の安全議席(80パーセントくらい)なので、チャーリーは実家(現在保守党、労働党は次席)で登録して、郵便投票で労働党に一票を投じました。

知り合い数人は「投票交換」のネットのサイトで 、ほかの選挙区の人と、票を交換しました。つまり、自分は本当は労働党支持者なのだけど、戦略的にリベラルに投票しないといけないので、逆の立場の人をサイトで探して、交換するというものです。今のところ違法ではないですが、将来はわかりませんね。

まあこんな感じで、異常に盛り上がるというか緊張が高まるというか。私はここ数日、不安感が高まって不眠になってます。

ご存知のようにボリスジョンソンが首相ですが、彼の議席は実は危ういと言われています。新聞に、彼の選挙区の投票所の長い列の写真が出てましたから、もしかしたらチャンスはあるかも。。。。。
 Image

ではこちらもよろしくお願いいたします。

2019年12月10日火曜日

デイブに優しくという話のその後

先日ここに、今年(2019年)の新年の抱負はデイブに優しくすることであったという話を書きました。

10月くらいまでそのことは忘れていたのですが、年末も近づいてきて、毎日ひしひしとそれを感じながら暮らしてます。あと20日くらいの辛抱です。

が、優しくすると漠然と言っても、なかなか実行に移すのは難しいです。それでシステム信奉者の私は、これもシステムを作る、つまり実行可能な、簡単な 要素に分解することにしました。

平たく言えば、次の二つです。

1.一日一度は、褒めるか「ありがとう」と言う。

2.心の中で何を感じようとも考えようとも、デイブの言うことに、(同意するとき以外は)Maybe(かもね)と答えるか、「んん・・・・」と曖昧に返事する。

1は、まあちょっとしたこと(お皿をだしたとか)に無理やりありがとうと言ったりするくらいです。褒める機会はほぼないですね。

2は、ルイがだいたいこんな感じに我々親を扱っているのを参考にしました。なんかこれで、なんとか角が立たずに会話が成り立つんですよね。

こんな感じで昨今は過ごしてます。あと20日くらいのことだと自分に言い聞かせて、我慢してますよ。

しかしなぜこんな我慢をして、デイブをなだめすかせるようなおだてるような生活をしてるのか。疑問には思うんですが、まあ今年の抱負だから仕方ありません。(もちろん当人はしりません。)年が明けるとどうなるのか、今から私は楽しみですよ。

ではこちらのクリックもよろしく

2019年12月7日土曜日

地球温暖化のニュース

イギリスでは、この年末で忙しいというのに、来週総選挙です。

さて、今回の選挙で選挙民が一番重視している問題は3つです。一つ目はご想像のとおり、ブレクジット。そしてNHS(医療、イギリスではすべて無料です。)。そして地球温暖化問題です。18歳―35歳の選挙民の間では、温暖化問題が一番にあげられています。

先日はテレビで1時間の、党首の温暖化問題についての討論が生中継されました。

温暖化問題は毎日のようにニュースになっているし、ブレクジットや選挙よりも上のトップニュースになる日もあります。

今マドリッドで COP25という会議が行われているの、ご存知ですか?一番大規模で重要なな国際環境会議です。今年は元々チリで行われる予定だったのですが、内乱のせいで、急遽マドリッドに変更になりました。それでグレタちゃんは、わざわざヨットでアメリカに渡ったというのに、またヨットをヒッチハイクして、ぎりぎりでヨーロッパに戻ってきました。

ここ数日は毎日この会議のことがニュースに出ています。今日は、海中の酸素が不足してきたことが明らかになり、海中生物の存在が脅かされているというニュースでした。

でも日本ではこの会議のことは全然ニュースにでてないですよね。グレタ関係でちょっと出てくるくらいです。

今年の夏日本に4週間いましたが、温暖化問題のニュースは一度もテレビでもニュースでも見なかったです。日本こそ、夏はありえないような猛暑やゲリラ豪雨や土砂災害で、温暖化の影響を直接受けているにも関わらずです。

NatureやNewScienceといった、国際的科学雑誌や、National Geographicなどをちょっと注意して見ると、日本での温暖化問題のニュースが、世界に比べて異常に少ないことはすぐにわかります。

なぜなのでしょう?

考えたことありますか?

2019年12月3日火曜日

低レベル破壊行為をしてきました

昨夜は気温が零下に下がるくらい寒かったのですが、その寒い中、夜の街で低レベル犯罪行為をしてきました。あと選挙まで10日となり、いよいよ選挙運動がレベルアップしている中、環境団体Extinction Rebellionの仲間たちと、夜の闇に紛れて、街中にポスターを400枚ほど貼ってきたのです。

Image may contain: text
イギリスではTwelve days of Christmasという、クリスマスまでの数え歌みたいなものがあるのですが、それをもじって、総選挙前の12日間に、Twelve days of crisisという活動をすることになり、その初日の活動です。

と言っても、我々はあくまで環境団体なので、特定の政党のポスターではなく、「地球の将来のために投票しましょう。」というポスターなのですが、保守党とブレクジット党は環境問題をないがしろにしていることは知られているので、実質「保守党以外に一票を」というものです。

日曜の夜8時に街の裏の駐車場にバケツとペンキブラシをもって10人ほどが集まり、ポスターを渡されて3人組に別れて、1時間ほどであちこちに貼ってきました。

落書きなどと同じVandalism(反社会的破壊行為)なので、一応犯罪行為ということになってます。

寒くて手がかじかむし、ノリが手につくと余計冷たいんだけど、夜の闇に紛れて犯罪行為をするというのは、なにか妙に楽しいもので、みんなワクワクと活動してました。一応防犯カメラを避けて、帽子を深くかぶって行動しました。こう書くと若者の集まりみたいに聞こえるかもしれないけど、半分以上は60代以上の人たちでした。

ノリが凍りそうなくらい寒い夜だったのに、やはりホームレスの人が駐車場のトイレの裏で寝袋に入って寝てました。

温暖化だけでなく、ホームレス問題も、これから選挙までの10日間、政権交代のためにできる限りの活動をしようと私が心に決めている理由の一つです。