2019年4月30日火曜日

不法投棄と善意

日曜の朝、娘チャーリーがジムから帰ってくる途中、国道から我々の村に入る道の一つ目の農地のゲートにごみが山ほど捨てられているのに気づきました。

英語ではFly Tippingというのですが、車窓からごみを捨てるとかいうレベルではなく、家や工場からのごみを不法投棄することです。この村は大きな道からすぐなので、心ない輩が早朝などにごみを捨てるのにちょうどいい場所にあるのかもしれません。しょっちゅうあるというほどではないけど、年に1-2回あります。

それでチャーリーは大きな袋を持って車でごみを集めに行きました。

このオレンジの袋、こんな大きさです。 隣に10リットルのじょうろを置いたので大きさがわかると思います。とても担いでは持って帰れない大きさでした。

ごみはプラスチックやらビニールやら、缶やら瓶やら。おもちゃもありました。

家に帰ってそのことをFBに写真と一緒に載せました。

すると翌朝、知らない人がそのFBのポストにコメントしてました。チャーリーがごみを拾う前の写真をのせて、「これですか?」とのことでした。それで村の人かなとおもってYesと返事しておきました。

その夕方、誰かがドアをノック。開けてみると若い女性が花束とチョコレートをもって立っていました。「これ私のお父さんから。」とのこと。ごみを片付けてくれたお礼だというのです。その男性は、どういう関係かわかりませんが、不法投棄の話を聞いて、なにか証拠になるものが入ってないかと見に来たら、もうすでにチャーリーが片付けた後でした。まあとにかく、きれいにしてくれてありがとうということです。

全然そんなつもりではなく、ただ村にごみが落ちているから拾おうというチャーリーの善意だったのですが、善意が善意を生むみたいな感じでした。

しかもその女性は、チャーリーが小学生の時仲良くしていた近所に住んでいた女の子でした。でも中学生くらいの時に親の離婚で引っ越しして、疎遠になっていたのでした。最初見たときはわかりませんでしたが、名前を聞いて思い出しました。

ポジティブな出来事でした。

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2019年4月28日日曜日

ダイベスティング

昨日の続きです。

温暖化の元凶のCo2の70パーセント以上が、世界の100の企業が排出しているという話を書きました。なので温暖化を抑えるためには、個人がいくら頑張っても、こういった「汚い会社」を何とかしないとどうにもならないのです。

そのための手段がダイベスティングです。Divest.英語でも聞かない言葉です。意味はInvest(投資)の反対。お金を引き上げる、投資をやめることです。

一番大きな投資家は、個人ではなく年金基金や信託などの機関投資家です。年金と言うと個人年金を思い浮かべるかもしれませんが、それだけでなく、イギリスでは教員の年金とか鉄道会社の年金などの職業ごとの年金もあるし、年金に限らず、大学や地方自治体、政府、宗教団体など、あらゆる団体は何かの投資をしています。

その投資は、だいたいいろんな企業のいろんな株や債券などの金融商品に幅広く投資するものですが、そのポートフォリオから、「汚い企業」を取り除くことが、ダイベストメントです。

そもそもは数年前に草の根運動から始まり、個人が自分の会社や大学や教会に働きかけることから始まったようですが、 今ではこれにどんどん加速がかかり、いろんな団体がダイベストしました。現在では1000以上の団体がダイベストしました。

1000と言うと大したことないかもしれないけど、例えばイギリスの大学は半分以上がダイベストしてます。息子ルイのキングスカレッジもその一つです。(ホッ)地方自治体も多く、大きいところではイギリスではオックスフォード市やロンドンのいくつかの区、そしてパリもその一つです。そして最近の一番のニュースは、アイルランド共和国国家がダイベストしました。

このリストを見ると、意外なことにアメリカやオーストラリアの自治体が多いです。サンタフェ市、シアトル市、サンフランシスコ市などがダイベストしてます。

個人レベルでもダイベストしようという動きがあり、イギリスでは「道徳的銀行」「道徳的投資会社」というものがあります。

その話はまた後日書きます。

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汚い会社

最近、個人的にもイギリスの世論的にも一番関心のあることは、環境問題です。先々週はロンドンは1週間以上も、環境活動団体エクスティンクション・レべリオンにあちこち占拠されました。そしてイギリス人が誰もが愛する、自然番組のプレゼンターのデイビッドアテンバラの「クライメート・チェンジ」が報道され盛り上がったところに、スウェーデン人のグレタちゃんがロンドンに電車でやってきました。グレタちゃんは国会にゲストとして出席し、演説しました。これが例によって、まったく歯に衣着せぬ厳しいもので、「よく言ってくれたぜ」って感じでした。

そう言うわけで、私なりにも毎日このテーマについて調べ、最近強く思うようになったのは、お金のことです。

個人的にできることは、車を使わないようにするとか、牛肉を食べないとか、いろいろあると思うんですが、このCO2の問題はその程度で何とかなるようなレベルではないくらいの、危険なレベルに達してしまいました。根本的に社会を変えないと、もう破壊的な温暖化の加速を止められないレベルです。

そしたらこんな記事を見つけました。ガーディアンというイギリスの大手新聞社の記事です。世界のCO2は、100の企業が 排出しているという記事です。

一番のトップはChina Coal。名前の通り、中国の国営の石炭の会社で、なんとショッキングな、世界のCO2の14.32パーセントがこの会社の責任です。

知らない会社(中東などの)が多いんですが、よく知ってる会社もあります。シェルとBP(イギリスの石油会社)です。この二つだけで合計3.2パーセントです。日本の会社はないようです。

こういうのを見ると、個人がいくら頑張っても、海から耳かきで水をすくい取ろうとしているようなものだなあと感じます。

ですから最初に書いたような活動を通して、政治家に圧力をかけるのは非常に大切だと思うのですが、もう一つ大切なことは、企業に圧力をかけることです。で、どうやって圧力をかけるか。それはもちろんお金を使ってです。

英語ではDivest. つまりInvestの反対で、シェルやBPなどの「汚い」企業への株式投資を辞めることで、これがここ数年、大きく広がってきています。

この続きはまた後日書きます。興味ある方は、またお越しください。

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2019年4月22日月曜日

ビーチでの環境グループとの砂のお絵かき

毎年3月から4月の間の日にちが変わるイースターホリデーは、今年はすごく遅く、この週末でした。遅いこともその原因なんですが、ありえないほど天気が良く、日中は25度くらいになりました。イギリス的には夏です。でもたった一週間前は日中6度くらいの、真冬より寒い気温だったのですよ。極端な温度の変化・・・。まずいです。

先週からイギリス中をお騒がせし、ロンドンを占拠しているエクスティンクション・レべリオンの環境グループなんですが、その北デボンの集まりがビーチであり、近いこともあり天気がいいこともあり、行ってきました。

12時集合なのに全然人がいず、一体どうなってるんだと思っていたら、12時半ごろからだらだらと人が集まりました。

集まりの名目は、ここ北デボンからエールを送ろうということで、そのためにビーチで砂にロゴを描こうではないかということです。ま、それが口実のミーティングですね。それで現在のメンバー半分くらい、私のような初めてのメンツ半分くらいが、なんとなく集まって話をしたり、砂にロゴを描いたりしました。

行ったら、よく知らない人から名前で呼ばれました。他にもヨガのレッスンのことを聞かれたり。田舎ですから、なんか知人の知人とかでつながってるんですよね。

集まり自体は、ちょっと私にはヒッピーすぎる感じなのですが、そんなことどうでもいいです。求めているのは結果だけ。こうして社会全体の意識が高まっている時に、こういうグループに参加するのはいいことに違いないと、一応FBのグループに参加しました。次の、ちゃんとしたミーティングにも参加しようと思います。

ロンドンには昨日、スウェーデン人のグレタちゃんも到着してスピーチしました。今日以降は政治家といろいろミーティングがあるはずなんですが、どうなってるのかな。

これがFBのグループのページからお借りした昨日の写真です。





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2019年4月20日土曜日

地球温暖化、各国のパフォーマンステーブル

最近はイギリスでは特に地球温暖化についての意識が高まっていて、私もいろいろ調べています。昨日はこんなサイトを見つけました。世界60国の順位表です。総合の順位のほかに、温暖化ガス放出量、再生エネルギー、環境問題政策にわけで順位が出ます。

これで見ると、国民はまだまだすごく不満感を強く持ってはいるものの、世界的にはイギリスは順位は高いです。総合で8位、温暖ガスでは7位。けれども再生エネルギー、エネルギー消費量、政策は20位前後。G7の中では総合一位です。

ちなみに総合で60国の一位はスウェーデンです。

アメリカはやっぱり世界の悪者ですね。総合では60国中59位。政策は一番下。どれもランキングは50位以下ですから、救いようがありません。

悪者にされがちな中国。こちらは総合ランキングは33位と真ん中辺です。再生エネルギーに力を入れているのは知られていると思いますが、これは31位。 環境問題政策は10位ですから、これからどんどん改善していくのかもしれません。

しかし今日私がここで一番言いたいのは、日本のこと。ランキングは以下の通り。
総合    49位
温暖化ガス 47位
再生エネルギー 48位
 エネルギー消費量 36位
政策    44位

これは情けないとしか言えません。OECDでは24国中19位です。

サイトはこちらです。インターアクティブで面白いですから、ぜひ見てください。

日本は環境問題に興味ある人は多いし、リサイクルも昔から盛んだし、水力発電は昔からあるし、暑くて海に近くて火山にあるから、太陽光とか風力とか地熱とか波とか、再生エネルギーの可能性はいろいろあるのに。一体どうしてこんな現状なんでしょう?

政治が悪いとしか思えませんがどうなんですか?

日本の選挙の投票なんて30年以上したことないですが、こうなったら大使館まで行って次の選挙に参加してこようかなあとまで思いましたよ。でも日本の政党で、環境問題を真剣に取り上げている政党ってあるんですか?

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2019年4月17日水曜日

Extinction Rebellion

最近このあたりで、Extinction Rebellionという環境問題のグループのミーティングがいくつかあり、行こうかなあと思いながら行かなかったら、先週末にバスがチャーターされて、何十人かがこの北デボンからロンドンに行きました。マーチか何かだろうと思っていたのですが、FBのコメントを見ると、えらくシリアス。「私の人生の一番大きな出来事になるだろう。」なんてことが書かれていました。

そしたら、この月曜から、ロンドンがこのグループのせいでえらいことになってます。

ロンドンの地理に詳しい人はわかると思いますが、イギリス中からこのグループの旗の元に人が集まり、マーブルアーチ、ピカデリーサーカス、ウォータールー橋、パーラメント(国会)・スクエア 、オックスフォード・サーカスを占領しています。月曜から始まって今日で3日目。大きい道路を遮断して、テントを張って、何百人何千人が座り込みを続けているのです。

初日は警察も手を出せないという感じだったのですが、昨日から逮捕が続いています。逮捕されているのは、それを覚悟で来た人たちばかり。座り込みの場所で警察官が立ち退きを要求し、それを何十人もの人が無視して座り込みを続け、順番に逮捕されていきます。

「非暴力」がモットーなので、逮捕されると、ただダラーっと脱力するように決まっているそうで、みんな4人のおまわりさんに手足をもって担がれていきます。昨日は300人以上が逮捕されました。が、逮捕されても次から次に人が来て、座り込みは続いてます。昨日は300人を超えた時点で、警察の留置所が満員になって、それ以上は逮捕できなかったそうです。

素晴らしいなあと思うのは、おまわりさんたちもすごく親切というかこわごわというか、「ま、仕事だから仕方なく逮捕してるんですよ。すみませんね。」という感じです。

座り込みをしている人を見ると、若者も多いですが、白髪の老人とか中年の人が驚くほど多いです。定年退職したような老人が、今更逮捕経歴がついたところで関係ないからと、進んで逮捕されて行ってます。

このグループの要求は次の3つ。

1.政府は環境問題についての事実を公表すること。

2. 2025年までにCo2の排出をゼロにする。

3.規制が守られているかをチェックするための、「人民議会」を発足させる。

このデモのせいで、道路が閉鎖されたりバスが動かなかったりで、文句を言ってる人も多いですが、趣旨に同意する人はすごく多いと思います。

一方、私が大好きなスウェーデン人のグレタ・トゥーンベリちゃんは、昨日はEU会議で演説し、今日はローマ法王と会見してました。

彼女の小さい肩に、我々の世代が作り出した問題が大きく乗っかっているかと思うと、心が痛みます。

Extinction Rebellionのネットからの写真をいくつか載せます。

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Police arrest a climate change activist on Waterloo Bridge






Campaigners in Oxford CircusProtesters lay down in road

Police officers pick up an activistProtesters at Oxford Circus

ミシン

一か月ちょっと前にデニムのパッチワークの敷物を、近所の人にミシンを借りて作りました。

洋裁は全然するつもりはないけど、パッチワークなどの手芸をするのに、ミシンがあれば便利だなあと昔からずっと思ってましたが、借りて使ってみて、やっぱり欲しくなったのでアマゾンで調べてみました。

するとブラザーの一番安いのが75ポンド、1万3千円くらいで売っています。

しかしそれよりも安いのがたくさん出てました。たくさんと言っても、写真で見る限りは全く同じミシン。それがいろんな名前で出ていました。値段はだいたい40ポンド前後。8000円くらいです。見かけは安っぽいです。

レビューはいろいろ。5つ星もたくさんついてましたが、一つ星もいくつかあります。ま、アマゾンの買い物ってなんでもそんな感じですよね。

で、迷いましたが、使い物にならなければ返品すればいいし。どうせ手芸くらいしかしないからと、この安いものを買いました。

届いてみると、小さくて軽くて、本当にこれがミシンなの?って感じです。なにせ私の実家にあったのは、大きな足ふみミシンでしたから。重量にしたらそれの200分の1くらいか。使ってみると、まあ確かにおもちゃに毛が生えたような安物ですが、ちゃんと縫えます。直線だけでなく、ジグザクなど12種類のスティッチができるらしいです。糸もボビンも換え針もついてきました。

そこでふと思い立って、日本のアマゾンを見てみました。そしたらやっぱり同じミシンが山ほど売られてました。値段は4500円くらい。これはイギリスのアマゾンで買うよりも全然安いではないか!

ミシンって私たちの世代はすごく高いものって記憶があります。私の中では、電動ミシンとはセールスマンが家に来て売るようなもので、当時の値段で(昭和50年くらいの話です)20万円くらいだったような気がします。

早速ヨガの最後のリラクゼーション(死体のポーズ)で使うアイ・バッグを作りました。
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2019年4月9日火曜日

電力会社を変えました

日本でそういうことが可能なのか、多分できないんじゃないかと思うんですが、イギリスでは電力会社を変えることが出来ます。日本では多分大阪なら関西電力とか、電気のサプライヤーが決まってますよね。イギリスでも昔はそうだったんですが、20年前くらい前に民営化され、いろんな電力会社が競合してます。

でも工事とか停電だとか面倒なんじゃないのと思うでしょうが、全然。新しい会社に連絡すると手続きを全部してくれて、言われた日に電気のメーターを読んで知らせるだけです。停電も当然ありません。

だからどういう仕組みでそうなってるのか全然わかりません。私の中の認識では、電気自体は関西電力みたいな 大きいサプライヤーみたいなところから供給され、電気のメーターを読んだり請求書を送ってきたりする会社が変わるのだと思ってました。

それが最近、環境問題に興味を持って調べてみると、再生可能エネルギー100パーセントの電力会社に変えることが出来るとのことでした。じゃあ、同じ下請けのサプライヤーから同じ電気が 送られてきているわけではないようです。

まあ、その仕組みはよくわからないのですが、今我が家が契約している電力会社はどうやって発電された電気を送ってきてるんだろうと調べてみると(政府の規制で、これを公表しないといけないことになってます。)20パーセントくらいが再生可能エネルギーでした。国の平均は30パーセントくらいです。


 グリーンエネルギーがどうかはともかく、そもそもうちはもう15年くらい電力会社を変えていなくて、保険のようにしょっちゅうプライスをチェックしないと損をすると言われているので、調べてみました。ネットで簡単に比較サイトでできます。すると年間100ポンド以上安い会社がたくさんあり、しかも一番安い上位5つくらいは、ぜんぶグリーンエネルギーの会社でした。そういう電力会社は少なくて、値段も高いものと思ってましたが、全然違いました。評判もいいようです。

それで、すべての電力会社の中で一番安くて(住んでる場所とか家のサイズによって違うようです。)、2番目に評判がよく、しかも100パーセント再生可能エネルギーの電力会社に変えました。あと2週間くらいで変わります。

日本でも昔、原発反対運動で、電気料金の原発の部分のパーセンテージだけ支払わない運動とかあって、ソーラーとか風力(イギリスでは一番多い)とか のグリーンエネルギーだけにお金を払えたらいいのにと思っていたら、そんなこと全く普通に可能でした。今まで何だったんだって感じ。

これで今月末から、我が家の電気はすべてグリーンです。じゃあ、そのうち電動自転車に変えようかなって思うほどです。

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2019年4月6日土曜日

無料の車の修理

半年ほど前ですが、車で遠くまで行くことがあり、その前に念のためにタイヤの圧力をチェックしようとガソリンスタンドに行きました。イギリスのガソリンスタンドでは、セルフの機械があり、お金を入れて、自分でプレッシャーをチェックして空気を入れるようになってます。それがこの日はこの機械のお金を入れる部分が壊れていて、ただで使うことが出来ました。

けれどもどうもきちんと圧力がチェックされているのか心配だったので、結局タイヤ屋に行ってやってもらいました。いくらか聞くと、無料サービスだとのこと。しかも「ガソリンスタンドのは正確でないから、いつでもただでやってあげるよ。」とのことでした。

その数か月後、車の後ろのブレーキライトが壊れていると人に指摘され、日本でいうオートバックスみたいなところに持っていってやってもらうと、その数か月前にその店で同じライトを直したところだったので、これも無料でやってくれました。

そしてまたその数か月後、今度はウイングミラーが壊れました。ミラー自体ではなく、ミラーのプラスチックのカバーの部分。それでいつもの修理屋に電話してパーツを取り寄せてもらって、直してもらいに行きました。小一時間くらい待合室で待っていると、「一応直ったけど」と呼ばれました。パーツ自体が不良品で、でもその新しいパーツの大丈夫な部分と、もともとのミラーの大丈夫の部分を組みわせて、ちゃんと直したとのこと。ちゃんと直ったのならこちらはそれでオッケー。いくらか聞くと、「ああ、パーツが不良品だったからただでいいです。」と言われました。でも1時間くらいは修理に時間かかったと思うんですけどね。

2週間くらい前は、タイヤが二つ相当擦り切れていることがわかり、これも上記のタイヤ屋さんに行きました。こちらは2万5千円くらいかかりました。

そして先週、今度はヘッドランプが壊れたので、例のミラーを直してくれた修理屋に行くと、その場で30秒くらいで取り換えてくれました。現金で支払おうとしたら、「あ、いくらか知らないから、今度車検の時に請求書に載せときます。」と言われました。多分忘れることでしょうから、これも無料でした。

そう言うわけで、この半年ほどいろいろ細かい修理に車をもって行ってるのですが、全然お金を受け取ってくれません。こういうところが、本当にデボンの田舎なんですよね。

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2019年4月4日木曜日

薪ストーブと環境問題

ここ最近、環境問題についてここに書きました。そう、私は最近急にこの件についての興味がすごく高まっています。その理由の一つは、ここにも書いたスウェーデン人のグレタ・トゥーンベリちゃんの「金曜日の学校ストライキ」なのですが、もう一つの理由は、1月に取り付けた薪ストーブなのです。

長年の夢だった薪ストーブを今年の1月の末に設置しまして、毎日ガンガン薪を燃やして暖房しています。そのせいで、今まで使っていたセントラルヒーティングは、あまり使わなくなりました。

このストーブ、スウェーデン製の最新の技術でデザインされているとかで、すごく燃費がいいそうです。つまり、安く暖房できるだけでなく、Co2の排出量も少ないのです。

それで興味を持ちちょっと調べたら、薪ストーブはCo2中立ということがわかりました。つまり、地球温暖化にはつながっていないとのことです。なぜかというと、燃やす木や薪は、そのまま地上に置いて腐らせても、薪として燃やしても、同じ量の二酸化炭素を 出すそうです。木を切ってそこにまた新しい木が生える(植える)限り、ガスや石油や電気(再生可能エネルギーの場合は例外ですが)よりも環境にいいのです。

それを知ってから俄然、この地球温暖化問題に興味が出て、いろいろ調べたりしてます。

それで思ったことなのですが、多分以前は、環境問題に関心がなかったわけではないけれど、「でもこんなど田舎で公共交通機関もないし毎日車に乗るし、毎年飛行機で日本に帰るし、私はCo2排出に関しては、無力だわ。」という気持ちがあったんじゃないかと思います。それが薪ストーブで、自分もこの問題に関してポジティブなことをしているのだという、自信っていうんですかね、問題解決の方向に貢献しているという気持ちが出てきたからだと思うのです。

っていうことは、問題が何かわかっていても、自分は無力だと思っていたら、関心が薄れていくものなのでしょう。褒めるって大切って言いますが、そんな感じかもしれません。

それと、車を使う頻度を減らすとか、ベジタリアンになるとか、自分一人だけやっても、そんなの問題の大きさから考えると全然意味がないという無力感に襲われることもあるかもしれません。これはリサーチによると、たったひとりでもそういう行動をとると、周りも感化されて同じ行動をとる人が増えるということが、証明されています。

というわけなので、環境問題に興味ある人は、自分だけでも地味に行動習慣を変えていきましょう。余力のある人は、政府とか政治家とか大企業とかに、何とか圧力をかけて行きましょう。

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2019年4月1日月曜日

後悔しないようにすること

楽観的な性格なのか、後ろを振り返らない性格なのか、人生であんまり後悔することはありません。人生万事塞翁が馬という言葉もありますしね。

考えてみれば、大学をちゃんと選べばよかったとか、もっと男を見る目を養っておくべきだったとか、突っ込みどころはいろいろあるのですが、しかしそれがなければ、今この土地に住んで、この子供たちを生んで、この仕事をしている可能性はないですから、それはそれでよかったというしかありません。

しかしですね。それでも後悔することが二つあり、一つは大学の時にもっと勉強しなかったこと。もう一つは歯の手入れをもっとちゃんとすればよかったということです。ここ10年以上ずっとそう思い続けてたんですが、最近になって、あることに思い当たりました。

過去に戻ってやり直すことはできないけど、今からすることはできるってことです。

今から始めれば、10年後にはそれなりに差が出ると思うのですよ。でも何もしないと、やっぱり同じように後悔し続けるでしょうね。 いや、それどころではなくて、「あの時でも遅くはなかったから、10年前に始めてればよかった。」と思うかもしれません。そして「でももう手遅れ」って思うでしょうね。そしてまた10年過ぎて、同じ後悔。

最近は100歳以上まで生きる可能性も大きいんだから、まだまだ人生半分くらいかもしれないから、何事も、「もう年取りすぎたから」なんて思うことは禁物だと思います。なぜなら、多分64歳になったら、54さいなんてまだまだ若かった、もっと思い切っていろいろすればよかったと思うに違いないからです。

というわけで、今からもっと勉強に励み、一日3回歯を磨いて、毎年歯医者に行こうと思います。

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