2011年12月30日金曜日

飛行機事故の原因

昨日書いた本からの続きです。

飛行機事故のいちばんの原因ってなんだと思いますか? これは実はMitigationだとのことです。 Mitigationとは何かといえば、「柔らかい表現」。

こういうことです。民間航空会社の大きい飛行機は基本的に二人で操縦するようにできています。飛行機が飛ぶときはパイロットは3人いて、地位が高い順からキャプテン、ファーストオフィサー、フライトエンジニアと呼ばれます。

普段のように何も問題がないときはいいのですが、悪天候、疲れ、スケジュールの遅れ、機材の不調などが重なると、大事故に繋がる可能性が高まります。このような非常事態で、ファーストオフィサー以下が、どれだけ目上のキャプテンに対して、ダイレクトに話せるか。つまりキャプテンのやり方が間違っていると感じたときに、どれだけはっきりとそれを伝えられるかが鍵だということです。

アメリカだとか西洋の国では、目下、目上という境目がアジアの国ほどは大きくありません ので、ファーストオフィサーがキャプテンに疑問を投げかけるのはそんなに難しいことではないけれど、日本や韓国などではなかなかそうも行かないということは、想像に容易いことです。

飛行機事故はファーストオフィサーが操縦しているときのほうが、キャプテンが操縦しているときよりも断然少ないそうですが、これも上のようなことを考えると納得の行くことです。

ここまで読んで、嘘っぽいなあ、眉唾だなあと思いましたか?この本によると、この「柔らかい言い方」を無くすことは過去15年間の民間航空会社の重要課題だそうで、大きな航空会社はどこも「Crew Resources Management (クルー人事マネージメント)」のトレーニングを行っているそうです。そこでは地位が低いクルーが目上のクルーにはっきりと自信を持ってコミュニケーションできるように研修を受けます。

さてでは1980年代から20年くらいの間にいちばん飛行機事故が多かった会社はどこだと思いますか?私は知らなかったのですが、なんと大韓航空だそうです。その頃は私も大韓航空の飛行機乗ったことあるし、安いから友達もよく乗っていたのに。どうして知らなかったんだろう?アエロフロートは怖いなんてことは聞いていましたが、やっぱりその辺も情報の操作があったんだろうか?

まあそれはともかく、その時代の大韓航空はユナイテッドなどのアメリカの航空会社に比べると、事故の比率は7倍だったそうです。こわーーーー。1999年にはデルタ航空とフランス航空は大韓とのパートナーシップを打ち切り、アメリカ防衛庁は軍隊の人事に大韓航空と使うことを禁じたそうです。知っていましたか?

さて、この本が出版された2000年代の後半は、大韓航空は内部の大変革を経て、今では安全の記録は世界レベルまで向上したそうです。

それには何があったと思いますか?


詳しく書くと長くなるのですが、短く言うと、機内でクルーがコミュニケーションに使う言葉を韓国語から英語に変えたのです。韓国語は日本語以上に敬語のシステムがややこしいらしく、目下の人が目上の人にフランクに話しかけるのはすごく難しいそうです。


これを機に大韓航空の安全記録は飛躍的に向上して今に至ってるそうです。

この本、他にも面白いことがいろいろ乗っていたのですよ。また明日以降に書きたいと思いますが、明日は大晦日ですからね。ブログお休みするかもしれません。だとしたら、是非よいお年をお迎えください。

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2011年12月29日木曜日

読書感想 Outliers

Malcolm Gladwell  という著者のOutliers-the story of successという本を読みました。成功についての話というので読んだのですが、思ったよりもずっと面白かったです。成功といっても億万長者になった人の話しばかりというわけではなく、いろんなケースが人類学やら心理学やらいろんな側面から語られていました。

面白い話がいろいろあったのですが、そのうちのいくつかを何度かに分けて書いてみたいと思います。

あるアメリカの音大で、バイオリン科の学生を3つのグループに分けました。グループAは将来世界的な音楽家になるであろうと思われる学生、Bはプロとしておそらくやっていけるであろうというグループ、そしてCはプロになることは無理で、おそらく学校の音楽の先生になるであろうというグループです。

それぞれのグループに、今まで子供のときからすべて総合して、何時間くらいバイオリンの練習をしたか聞いて見ました。するとはっきりとしたパターンが現れました。

グループAは10000時間、Bは8000時間、Cは4000時間でした。これは才能だとか家庭の社会経済事情などにまったく関係なく、ただただ今まで費やした時間だけが、レベルの差になっているとのことです。

それでこれと同じような調査を他のジャンルでも調べたところ、次のような結果がでました。

練習が必要になるような複雑な行為は、それがスポーツであろうと音楽であろうと創作であろうと、ほぼ例外なく、一流になるには10000時間の練習が必要とのことでした。

いろいろ例も出ていました。ビートルズは駆け出しの頃ドイツのハンブルグによく出稼ぎに出かけ、そこのナイトクラブで、何週間も続けて、週7日間、一晩8時間以上も演奏したそうです。10週間とすると、560時間ですね。これを年に3回、3年間したとしたら、これだけで5000時間くらいになります。初心者の頃の練習の時間も入れたら、有名になるころまで10000時間くらいは演奏しただろうということでした。

ビルゲイツの話も出てました。裕福な家庭出身の彼は、私立の中学に行ったのですが、そこで彼はコンピューターに出会い夢中になり、それからというもの寸暇を惜しんでプログラミングに励みました。といっても時は60年代の後半で、生徒がコンピューターを使えるような学校は、世界中にここくらいしかなかったんじゃないかとのことです。その後、いろんな学校や大学、企業や機関と交渉したり頼み込んだし泣きついたりして、学生時代の彼はプログラミングをし続けました。やがて大学2年で自らの会社を設立するためにハーバードを中退する頃には、10000時間をゆうに越える時間をプログラミングに費やしていただろうとのことです。

でもモーツアルトなんかの天才の例もあるだろうと思うでしょうが、これにも触れられています。

逸話ではモーツアルトは4歳で作曲したとのことですが、現代の研究家が調べたところでは、彼が子供のときに作曲したといわれている曲は、父親のものか、それともいろんな曲をつなげてたしたものばかりだそうです。彼の作品の中で今でも評価されているものでいちばん古い物は彼が21歳くらいのときに作曲したものだとか。それまでには彼はゆうに10000時間以上を音楽に費やしているので、、ある意味では早熟などころか、普通の人よりも一人前になるのに時間がかかったくらいだと書いてありました。

この本の主題としては、誰でもが1万時間という長時間をひとつのことに費やせるわけではなく、たとえばビルゲイツの例では、たまたまあの時代にコンピューターを使えたから、今の彼があるわけで、成功とは運と境遇と才能と努力、そのすべての賜物だという話でした。

だからやっぱり成功は運次第なんだな後もいえますが、それでもどんなに天才でも運がよくても、やっぱり10000時間の努力をしないといけないんだなあ。

それにそこまで行かなくても、オリンピックに出られなくても、世界的ピアニストになれなくても、努力すればそれだけ努力に比例して報われるんだなあということは、かなり心強くなる発見でした。

また続きを書いてみたいと思います。

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2011年12月28日水曜日

クリスマスとお正月の間

今日は28日。日本はそろそろ仕事納めで、大掃除とかもして、市場におせち料理の材料だとか注連縄とか買いに行ったりと、忙しいようなわくわくするような時期ですよね。私が子供の頃は祖父母の家で大量にお餅つきをしたのもこの頃です。

ああ、ほんとうらやましい。イギリスは「今年もクリスマス終わっちゃったなあ。」という季節です。うちはクリスマス当日は家で食事をしてプレゼントを開けてゲームをして、、、という日本の元旦みたいな感じでした。26日はボクシングデーの休日。我が家はバーゲンに行きました。

昨日は午後友人の家に家族で招かれ、2時くらいからおいしい食事とたっぷりお酒を飲んで(私は運転したのでちょっとだけしか飲まなかった。)、ルイ以外は9時頃かえって来ました。7時間近くも!しかもルイはそのまま着の身着のままでお泊りしました。

その家のだんなさんは数年前までワイン屋を営んでいた人なので、初めは普通にワインなどを飲んでいたのですが、日が暮れるころになるとポートやらブランデーやらその他のリキュールがどんどん出てきて、会話が弾むこと弾むこと・・・。

その翌日の今日は、正午にプールで待ち合わせして子供達を泳がせ、我々(私とその家の奥さん)も泳ぐ予定でしたが、直前に「私はちょっと頭痛がするから泳ぐのやめる。」とメールが来ました。

デイブは今日から仕事に行ったのですが、11時ごろ「具合が悪い」といって帰ってきました。風邪やらなんやら流行ってますからそのままベッドに直行かと思ったら、水泳から帰ってきてもまだソファーでテレビを見てました。二日酔いだったようです。

私も昔は結構飲めたんだけど、昨日は7時間かけてワイン1杯とBaily’s(って知ってますか?クリームたっぷりのすごいカロリー高いお酒)1杯飲んだだけで、帰りは「ちょっと警察に停められたらやばいかも。」と思いながら運転してました。

明日とあさっては普通の平日で、また31日の大晦日はイブのお祝いで、1月1日はただ何もない祭日です。といっても今年は知人を食事に招待してるので、それが楽しみではあります。

久しぶりに料理ブログ更新しましたので、よかったらご覧ください。トライフルです。

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2011年12月27日火曜日

King’s Speech

昨日DVDでKing’s Speechという映画を見ました。アカデミー賞をいくつも取っていたので御存知の方もたくさんいらっしゃることでしょう。日本でも今年封切られたのかなあ。私は夏日本に行ったときの飛行機で見たのですが、飛行機だと今ひとつ集中できなかったり、途中でアナウンスが入ったりするので、もう一度見たいなあと思っていたのです。

見たことのない人のために筋を説明すると・・・・・と思ったのですが、史実に基づいた話なので、その頃の英国王室の事情をまず説明してみます。

時は1930年代。イギリスの国王はジョージ5世。皇太子はエドワード8世。王位継承権の2番目はエドワード8世の弟のジョージ6世です。ジョージ5世の死後、エドワード8世が王位を継ぎますが、彼はアメリカ人で2度の離婚歴のあるシンプソン夫人と結婚するために、王位を退き、弟のジョージ6世が王になります。ジョージ6世には息子がいず、長女のエリザベスが今の英国女王です。

この映画の主人公のジョージ6世。彼はひどいどもりがあり、 そのスピーチセラピストとジョージ6世との話です。

ジョージ6世は次男なので、自分は王様になることなどないと思って育ちました。それでも皇太子として時々スピーチなどをしなければならず、それが非常な重荷になっていました。それがエドワード8世が王位を退いたため、嫌々ながら自分に王位が廻ってきました。しかも時はヒットラーが台頭してきた頃で、イギリスもついに第二次世界大戦に突入し国民にラジオでスピーチをしなければいけません。そのあたりのことが題材になっています。


まあ本当にイギリスらしい映画です。イギリス以外では作れないでしょうね。コリン・ファースもヘレナ・ボヒナ・カーターもジェフェリー・ラッシュも素晴らしいです。子供達も一緒に見たのですが、子供も釘付けになって見ていました。

日本って最近は映画は吹き替えになってるけど、これは吹き替えだとどんな感じになるのかなあ。絶対に字幕で見ることをお勧めしますが、アメリカ映画になれている人は、すごく聞き取りにくいと思うので、ぜんぜん聞き取れなくてもあんまりがっかりしないでください。イギリスのアッパークラスの喋り方って本当にわかりにくいんですよ。

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2011年12月26日月曜日

クリスマストップ5

昨日はクリスマスで警察やテレビ局なんかを除いてイギリスすべてが静かになった日でした。我が家は朝早くから子供達が起きてサンタからのプレゼントを攻撃し、そのあと1日かけて山ほどの食べ物を食べてプレゼントを開けて、ゲームしたりテレビみたりして過ごしました。私もお目当てのペンギンのマーチの映画と元ロイヤルバレエのダーシー・バセルの番組が見れて満足。

今日はボクシングデーといって祭日なんですが、イギリスでは伝統的にバーゲンが始まります。子供達もクリスマスにお金や店のギフトカードを貰ったので、我々も出かけました。

バーゲン初日だというのにそんなに混んでなかったです。やっぱりまだクリスマスのお祝いが続いてますからね。それで二手に分かれて、ルイは本とWiiのゲームを、チャーリーはTシャツを、そして私はバーゲンで4着も服を買ってしまいました。

途中で知人に会ったのですが、その人は「すごく嬉しいの。聞いて聞いて。」とのこと。だんなさんが洋服をクリスマスプレゼントにくれたのですが、サイズが合わなくて取替えにきたら、バーゲンで半額になっていて、取り替えてくれた上に別の服をもう一枚買えたとのことでした。なるほど。

昨日は夜遅くまでテレビを見ていたのですが、イギリスのクリスマスソングのトップ50というのを長々とやってました。全部は見なかったのですが、トップ5だけ見ました。5位から書くと、

5.ホワイトクリスマス ビングクロスビー
4.メリークリスマス スレード
3.ラストクリスマス ワム
2.Mary's Boy Child  ボニーM

4位のSladeというのはイギリスのロックバンドなんだけど、1973年に出したこの曲が毎年イギリスでクリスマス前にはあちこちで流れてます。元気な明るい曲なんだけど、私は日本で聞いたことは全然ないです。イギリス人なら絶対誰でも知ってるはずです。

2位のボニーMの曲はなぜこんなにランクが高いのかわかりません。聞いたことはあるけど、そんなに毎日のように流れてるって言うほどの曲でもないのに。でもボニーMっていうバンドは日本でもきいたことあったなあ。

そして1位はなんだと思いますか??

そうです。当たりです。(と決め付ける)

バンドエイドのDo They know it’s Christmas?です。

あの頃ってイギリスのバンドの全盛期だったからそれはすごい面子です。ポール・ヤングから始まって、ボーイジョージ、スティング、ポールウェラー(今でも大好き!!)、そして次々に写るのはデュランデュラン、U2、スパンダーバレエ、バナナラマ、ウルトラヴォックス、フィルコリンズ、ワムなどなど。これが契機になって、バンドエイドコンサートも催されたし、その後たくさんのチャリティーソングのきっかけとなりました。

 ボブゲルドフとともにこれの発端となったウルトラヴォックスのメンバーは、「この曲はその後も何度もチャリティー用にカバーが作られたし、これからもクリスマス時にはよく耳にすることだろう。この曲が嫌いな人には悪いけど。」と言ってました。私はこの曲が好きなので、問題なしです。

 ちなみにこの年のエチオピアの干ばつでは百万の人が餓死したのですが、バンドエイドのお金が届かなければ、さらに二百万人は死んだであろうと推定されています。だからすごいことだったんですよ。

そうそう、私が好きなクリスマスソングはジョンレノンのWar is Overです。これといい Imagineといい、こんなにシンプルで美しいメロディーにこんなにシンプルかつパワフルなメッセージをのせられる彼って、本当に天才だと思います。このランキングでは14位くらいだった気がします。

あなたの好きなクリスマスソングはなんですか?


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2011年12月24日土曜日

クリスマスイブです

今日はクリスマスイブ。イギリスではお祝いするのは25日なので、今日は大晦日みたいなかんじです。昼間に家事や買物の残りを済ませて、夕方はのんびりするって感じでしょうか。

でもうちは去年まではぜんぜんイブの夜はゆっくりできませんでした。子供達が寝てから、翌日の料理の準備を始め、夜中を過ぎてからプレゼントを山ほどラッピングしていました。

それが今年は大違いです。プレゼントはおとといくらいから少しずつラッピングしたので 、後はサンタからのプレゼントをラッピングし、これまたサンタからのプレゼントを子供達の枕元の靴下にいれるだけです。クリスマスの夜は子供達は興奮状態でなかなか寝てくれないし、寝ても夜中に何度も起きたり、朝も早起きしたりするので、なかなかタイミングが難しい。

昼間はチャーリーがデイブと買物に行ってる間にルイと私がデザートを作りました。

これはチョコレートケーキ。これからチョコレートソースをかけます。

こちらはトライフル



普段はチャーリーがデザートを作るお手伝いをしてくれるのですが、ルイもなかなか使い物になりました。このほかにサマープディングも作って、全部で3種類。そのあとチャーリーとデイブが帰ってきたので、子供達二人が、小さいソーセージをベーコンに巻く Pig in Blanket(毛布に包まった豚)を作り、私以外の3人でジャガイモの皮むきなどをしてくれました。

これで明日は前菜を用意し、野菜を茹でてローストビーフを焼くだけです。うちはレアが好きなので、1時間くらいで焼けちゃう予定です。

こちらはクリスマスの家の中のデコレーションの様子などです。








これから2ヶ月前に作ったスローウィスキーを飲みながら、クリスマス気分を高めてみます。子供達が寝てくれないと、お母さんはサンタになれないから眠れないよ。


サンタのためにおいてあるスローウィスキーと、トナカイのための芽キャベツ


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2011年12月23日金曜日

クリスマスのテレビ

年に一度クリスマス前にRadio Timesという雑誌を買います。何かというとテレビガイドです。BBCの出している雑誌なんですが、Radioというからには昔はラジオしかなかった頃からの雑誌なんじゃないでしょうか。名前が変わらないところがイギリスです。

昔友人がBBCに勤めていたのですが、公営団体の数少ない被雇用者福祉がこのRadioTimesが無料でもらえることでした。でもそれもコストカットで15年位前に無くなりました。

普段は何のかんのでテレビを見る時間が無いんですが、クリスマス休みくらいは家族でゆっくりテレビでも見たい。少なくとも何がテレビでやってるのか、見てみたい。そういう気持ちで毎年買います。

今年は先週の日曜から夕方4時半くらいからスタジオジブリの映画を毎日、衛星放送で映画ばっかり流してるチャンネルでやっています。これはすごくラッキー。だって普段は夕方は水泳で家にいませんから。しかも日本語そのままの放送で字幕がついてます。だから子供達の日本語の練習にもなります。放送していたのは「魔女の宅急便」「天空の城ラピュター」「ぽんぽこたぬき合戦(だったっけ?英語のタイトルはPompokoでした。)」 「紅の豚」。そして今日は「海が聞こえる」をやっていますが、これはちょっと子供達が興味ないとのことで見ませんでした。明日は「トトロ」、そしてあさっては「千と千尋の神隠し」。

この雑誌を見て気づいたのですが、毎年のようにクリスマスごろに放送する番組や映画があります。 今日もやっていたのですが、毎年ロイヤルバレエの公演を1本まるまま放送します。今年はくるみ割り人形。去年は白鳥の湖、その前はロメオとジュリエットでした。やっぱりプログラムはそういったクラシカルなものです。

それから映画は、毎年「大脱走」をやります。そして「オズの魔法使い」「雨に歌えば」。いまや古典の「ET」。新し目のものでは「シュレック」と「ハリーポッター」。それから「となりのトトロ」も去年もやっていたので、常連になりつつあるのかもしれません。

私が個人的に見たいのは、「ET」とアニメの「ハッピーフィート」、ドキュメンタリーの「ペンギンのマーチ」です。

実は昔からずっと見たいみたいと思いながら見たことの無い映画、「ローレンスのアラビア」もクリスマスの日にやります。でもこれって午後2時半から夜7時まで長々と4時間半もやってるんですよ。一人者でクリスマスを家で過ごす人くらいしかみれないですよ、これじゃ。

ところで話はぜんぜん変わりますが、衛星放送ができてから再放送が増えましたよね。昔ってテレビガイド、再放送はRか何かのマークが入っていたのですが、今年は初めて放映するもの、つまり再放送でない物はNewと表示が入っていました。ほんと、新しい番組ぜんぜん作らなくなっちゃいましたね、テレビ会社。

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2011年12月22日木曜日

スーパーは混んでました

日本ではクリスマスイブの24日を祝うみたいですが、イギリスでは24日は大晦日のような感じであれこれ忙しい日で、基本的には会社も営業日。25日がクリスマスです。

本当はクリスマスの食料品の買物は24日にしたいんですよ。クリームだとか肉だとか腐りやすいものもあるしね。店は4時くらいまで開いてます。でもこの日に買物なんて無茶苦茶混むんです。数年前はスーパーの駐車場がいっぱいで道に車があふれ、警察が交通整理していたくらいです。なので開店間際に行こうと、朝の6時に行った年もありましたが、その時もさすがに駐車できないほどではなかったけど、混んでいました。

なので今年はクリスマス直前に行くのはあきらめて、今日行きました。まだ22日ですから3日もあります。スーパーは26日まで休みなので、一応クリスマス分も含めて1週間買物しました。

それでもすごく混んでいました。午前中に行くと混んでいるような気がして、1時半くらいにいったのですが、パーキングができなくて駐車場をぐるぐる廻っていました。あと2回くらいぐるぐるして留められなかったらあきらめて、夜8時過ぎにまた来ようかなあと思っていたら、やっとひとつ見つかりました。

夕方用があり友人と電話していたら、その人は朝8時半に買物に行ったそうです。それでも買物が終わってでてくる頃には駐車場は満車だったとか。

一旦店の中に入ると、混んでることは混んでいましたが、窮屈なほどではありませんでした。レジの列もいつもと同じくらい。 駐車場が混んでいるので、自然と入場制限になっていたようです。

でもよく考えたらちょっとへんだと思いませんか。

クリスマスだからいつもよりワンクラス上の食料品を買うので、お金を多く使う。これはわかります。

クリスマスだからいつもより多く食べるからたくさん買う。まあこれもわからないけど、せいぜい多く食べるといってもいつもより10パーセントくらい多いくらいでしょう。お客さんが来るから食べる人数が増えるというのはあるとしても、地域全体としてはお客さんに他の地域に行く人もいるから、差し引きゼロです。

クリスマスだからいつもより多くの人が食料品の買出しに行く。これはちょっとへんです。土地の人口が増えるわけでもないし、クリスマスであろうと無かろうと、高級品であろうと特価品であろうと、毎日食べ物が必要なことには変わりないんだから。ハロッズ・フードホールなどの年に一度くらいしか買物しない高級 店でもあるまいし。毎週Aというスーパーに土地の2000戸くらいが買物に来るとしたら、クリスマスだって同じことだと思うんだけど。どうしてこんなに混むんだろう?

明日は金曜でいよいよクリスマスが近づいてきた感じです。街の老舗の肉屋に行って注文したローストビーフ用の牛肉を取りに行って、一応買物はおしまい。

クリスマスイブは朝から掃除やら料理やらで忙しく、大晦日みたいな感じかなあ。

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2011年12月21日水曜日

位牌

オーストラリアに大学の後輩が住んでいます。今年だったと思うんだけど、彼のお父さんが亡くなりました。お母さんは若くして亡くなっているそうで、残されたのは嫁いでいったお姉さんと二人です。

その彼が数ヶ月前だったんですが、仏壇の処理に困ってるとのことでした。お母さんが亡くなったときにお父さんが買った仏壇があるのですが、今度はそのお父さんも亡くなりました。お姉さんは嫁いでいるのでそこに持って行くわけにも行かないようです。

それで別の人からのアドバイスは、粗大ゴミとして出すか、お寺で法要して貰えばどうかということでした 。その人によると仏壇自体はただの箱で、肝心なのは位牌。だからゴミとして出しても差し支えないはずなんだけど、気分的に嫌ならお寺に持っていくしかないのではということでした。

その後どうなったかはわからないんですけど、同じく海外に住む者として考えてしまいました。

位牌はどうしたのかなあ。まあ小さいものだからオーストラリアに持っていくことも可能だし、お姉さんだってそれくらいなら嫁ぎ先に持っていけるのかもしれません。

でもその彼は、海外永住のようなんですが、子供がいません。ということは彼が生きてる間はいいとしても、その後その位牌はどうなるんだろう?お姉さんが持っていったとしても、嫁ぎ先の御両親もいずれは亡くなるだろうし、そうなると位牌が4つになります。彼女達夫婦が亡くなったら、その位牌は彼女達のものと一緒に子供のところに行くのでしょうか?もしも子供がいなかったらどうなるんでしょう?

こうして考えると、最近は少子化だし、結婚しない人も子供がいない人もたくさんいるし、先祖のお墓とか位牌とか、どうなるんでしょうね?子供の代はいいとしても、孫曾孫の代になったら、覚えているわけでもないし。しかも最近は離婚だの再婚だので、家庭の事情がややこしくなってきてるし。

自分が死んだらどう葬ってもらうか。お墓はどうするのか。それ自体は個人的好みの問題としても、後々までのことは一体どうなるんだろう。

私は個人的には死んだらお墓はいらないです。位牌もいらない。物質的なものは何もいらない。周りの人は私を覚えてくれている間はそれでいいけれど、時が経って自然に忘れたら、そうやって忘れられたいです。なんというか、それが安らかな死後のような感じがします。

ただひとつ個人的な野望は、何かひとついい詩を書いて残したいなあって思います。名前は別に覚えられても忘れられてもどちらでもいい。でも私が死んでたまに誰かが、私の詩の一節でも口ずさんでくれたらいいだろうなあって思いますね。

R.I.P.

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2011年12月20日火曜日

水泳のランドトレーニング

うちの子供たちのスイミングクラブもクリスマス休みに入ってしまいました。例年ならクリスマス直前までトレーニングがあり、クリスマスとお正月の間は有志のクリスマストレーニングがあるのですが、今年はメインに使っているプールが長期閉鎖されているため、2週間以上もおやすみです。

これはちょっと困るんです。2月の半ばにはいよいよ一番大切な競技会がのシーズンが始まるというのに。まあルイは今ひざを痛めているので、しばらく休めるというのも悪くないかもしれませんが。

それで自主的に何度かプールに行くほかランドトレーニングを始めようということになりました。ランドトレーニング、ルイは興味を持っていたのですが、ひざのこともありなかなかはじめられていませんでした。それでもネットでいろいろ調べたら、たくさん見つかりました。

関係ないけど、いつもこういうことをネットで調べるたびに思うんですが、水泳の競技人口ってすごい多いですよねえ。

昨日からはじめました。予定ではこれからクリスマスホリデーが終わっても、水泳トレーニングの無い日はランドトレーニングをすることになってます。2キロほど走って、20分ほど腹筋や腕立てなどをするという計画ですが、初日の昨日は雨で走れず。今日はルイはまだ走れないので私とチャーリーが走ったのですが、チャーリーは走ってるときは元気いっぱいだったのに、走り終わったらぜんぜんエネルギーが無くなっていました。ということは、これで鍛えれば特に長距離などはまだまだ早くなる余地があるんじゃないかなあ。

トレーニングの内容は、腹筋、腕立てなどもありますが、クロールの腕だとかバタフライの腕だとか、スイマー用のものもいくつかあって、全部で30くらいエクササイズがあります。昨日の初日はそのプリントを見ながら、試行錯誤でやっていたので、全部一通り終えるのに40分くらいかかったかな。止まり止りやってたんだけど、結構運動したという感じがしました。床に寝てのバタフライの腕ってむっちゃ難しいよ。


でも要領がわかると20分くらいでできるようになると思うので、2キロくらいジョギングして1順するか、雨の日は2順すると45分くらいで終わるんじゃないかなあ。

私も普段子供達が学校に行ってる日は、ヨガだとかジョギングだとか水泳だとか毎日何かするように心がけてるんだけど、学校が休みのときは何かと時間が取りにくいんですよ。でも子供達とランドトレーニングするようになったらそれも解決するなあと喜んでます。次にプールに行くときは、水泳も上達してたりして。

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2011年12月19日月曜日

おばさんの夢

私のおばさんが先日なくなりました。享年67歳・・・・だったと思います。たぶん。まだまだ今の基準で行けば若いですよね。私の親戚は長寿な方なので、こんなに早くなくなるとはちょっとショックです。

うちの母の一番下の妹なのですが、私が子供のときは彼女はまだ独身だったので、いろいろ可愛がってもらいました。結婚式に行ったのも覚えています。

死因は癌。詳しい経緯は知りませんが、ここ3週間ほど私の母が病院に泊まりこみで世話をしていました。母は普段は妹と二人暮らしなので、この間妹は一人で暮らしていました。

無くなったのは先週だったのですが、その日の朝妹が朝の支度をしていると、頭にそのおばさんの顔が浮かんできて、「Aちゃん、お母さんを独り占めしてごめんね。」という声が聞こえてきたそうです。そんなんいいのにと思っていたら電話が鳴り、母からついさっき亡くなったという連絡があったそうです。

その話を聞いて、いいなあ、私にも出てきてくれないかなあと思っていました。私ってそういう話が大好きなのに、ぜんぜんそういう経験が無いんですよ。でも私はイギリスに来て以来一度も、つまり20年以上もそのおばさんとは口も利いていないし、まあおばさんは私のことなんて心に留まってないやろうなあと思っていました。

そうしたら昨日の夜というか明け方のことです。何かの夢を見ていました。今は忘れましたが、その時ははっきり覚えてたんですが、野球だか水泳だか、何か統計の数字を見て比較していました。そしたら急に夢の中でぜんぜんその夢とは関係なく、「あっちゃん」という声が聞こえて目が覚めました。私のことをあっちゃんと呼ぶ人は、親戚くらいしかいません。もう20年くらいあっていない従姉妹の声に聞こえたのですが、考えたらそのおばさんのでした。

そうかそうか、まず近しい人に話しかけにいって、姪の私のことも忘れずにやってきてくれたんですね。

エイブラハムによると、死ぬと一気に抵抗が無くなって、ジェットコースターに乗ってるようにすごく気持ちよく一気に非肉体になるそうです。そして非肉体になると、今まで望んでいたことで、でも抵抗が強すぎて実現していなかったことが実現するらしい。まあとにかく、不要になった肉体から開放されて、すごく気持ちがいいそうです。

そして魂はもちろん永遠で、源の一部となります。なのでまた生まれ変わるかといえば、おそらくそういうことなんだけど、エイブラハムの説明はちょっとわかりにくいというか、そんなに単純でもありません。たとえでいえば、一滴の水はそれ独自の個別の分子を持っているものの、大海に落ちれば大海の一部となる。でもまた大海とは分離して、蒸発して雲になり、雨として地上に降ってくることもできる。そんな感じじゃないかと私は解釈しています。

おばさんこれからどうするのかなあ。しばらくすると生まれ変わるのかな。

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いろんなクリスマスリース

庭の材料で作ってみたクリスマスリースの写真を昨日載せました。前も書いたけど、クリスマスリースってすきなんですよ。それで作るときにいろいろネットで調べたら、たくさんバリエーションが見つかりましたので紹介してみます。まずはトラディショナルなものから。


これはいいんだけど、個人的にはちょっとリボンが多すぎかな、もうちょっと地味な感じが好きです。次のはトラディショナルのアレンジ。なんというか、ちょっときらきらし過ぎて私の好みではないな。



この次のはいいですね。自然の材料を使ったもので、しかも普通とは違うカラースキーム。


ポインセチアがクリスマスにはよく飾られますが、これはそれで作ったリース。これもなかなかいいですね。 大きくてがっしりしたドアに飾ったら絵になりそう。特に雪が降ったりしたら。

 材料は植物だけとは限りません。これはちょっと変わった貝でできたリース。あんまりクリスマスらしくは無いかな。



 廃品利用といえば言葉が悪いけど、家にある材料で造るリースもあります。これはクリスマスカードで作ったもの。毎年たくさん貰うクリスマスカードを、もったいないなあと思いながら捨てるんですが、今年はこれを作ってみようと思います。


これはリボンで作ってあるみたいです。なかなか可愛くて好きです。同じようなアイデアで、クリスマスラッピングペーパーで作るものも見ました。貰ったプレゼントのペーパーで作るんですが、これもやってみたいです。
 うちは実は昔からワインのコルクを工芸用に使おうとずっととってあるんですよ。たぶん100個くらいはあると思うんだけど、作ろうと思えば作れるなあ。でも最近のワインってスクリュートップのものが多いので、あまりコルクは集まらなくなりました。




これはネクタイで作ったもの。まあ可愛いことは可愛いけど、うちは廃品のネクタイなど存在しないので 無理です。あんまりリースには見えないですね。


 廃品じゃないんだけど、食べれるリースも忘れちゃいけない。なるほど。ジンジャーブレッドを焼いて、それにM&Mとかマーブルチョコレートの赤や緑をくっつければいいのか。なるほど、いいですね。大きいのを作ってお洒落にラッピングしてプレゼントに上げるのもいいかも。


 下の二つはコンテンポラリーというかシュールなリースです。これは緑のペイントさえあれば簡単に出来そうですね。普通の家には向かないけど、自動車修理や車のディーラーの商売にはいいかもしれない。

 最後のこれは、バービー人形のリースです。現代アートやなあ、ここまできたら。
 これの作り方のサイトがありましたが、その人によれば、どんなものでもたくさん集めて、それを何かの形で輪にできればリースにできるとのことでした。子供のおもちゃとかミニカーとか。そういわれればそうですね。まあここまでシュールではないけど、たとえば銀のフォークやナイフだとか、可愛いマッチ箱とか、考えればいろいろできそうだなあ。

皆さんお気に入りはどれですか?私はやっぱり上から3番目の赤いベリーのが好きです。

ちなみにネットで見た感じでは、リースはアメリカではクリスマスだけではないようで、イースターとかハロウィーン用のリースなども載ってました。イギリスではクリスマスとお葬式の棺おけにのせるものしか見たこと無いんだけど。

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2011年12月17日土曜日

クリスマスツリー入手

クリスマスツリーを買いに行きました。普通の車で行くと入らないので、デイブの仕事のライトバンを借りてきました。

イギリスでのクリスマスツリーは プラスチックのものと本物の木のものがあります。ロンドン市内なんかだと違うかもしれないけど、普通の家庭は半数くらいがプラスチック、半数くらいが本物の木を飾るんじゃないかなあ。うちは本物の木を毎年買います。大きさは1メートルくらいから2メートル以上までいろいろあるけれど、うちはどうしてもというデイブの希望で、毎年天井まで届くぎりぎりの大きさの木を買います。2.5メートル弱かな。

本物の木ってロンドンで買うとすごく高いそうです。やっぱりこの辺は産地に近いので、ロンドンの半額くらいで買えますが、それでも去年は35ポンドくらいは出したかな。

普通はガーデンセンターなどで買うんですが、8年ほど前ひょんなことからクリスマスツリーを育てている農家があることを知り、その後は数年そこでもみの木の林の中から好きなのを選んで、切ってもらっていました。

そいうことが数年続いたのですが、だんだん大きい木が無くなって、切られた後は苗木を植えていたようだけど、それも成長が追いつかなくて、ここに行くのはやめました。去年とおととしはこの辺のガーデンセンターで買ったんだけど、かなり高かったです。

それにこの、家族でクリスマスツリーの林に入って、自分達で選ぶっていうのがすごく風流な感じがして、大好きだったんですよ。なんというかクリスマス前の家族そろっての行事というか。

なので今日は、数年前まで行っていたツリーの農家にまた行ってみました。もしかしたらもう大きくなったかなって。でも小さい木ばかりでした。せいぜい1メートルくらい。せっかく行ったのにがっかり。じゃあしょうがないからガーデンセンターに行こうとしたら、デイブが「そういえば・・・」という感じで最近人に聞いた同じようなツリーの農家を思い出しました。

正確な場所はわからなかったのに、どういうわけがデイブが鼻を頼りに運転したら、すぐに見つかりました。家から3キロくらいの場所で、前に行った場所よりもぜんぜん近いです。それで車を止めてそこに電気のこぎりを手に立っているおじさんのところに行ったら、なんとその人はチャーリーのスクールバスの運転手でした。サイドビジネスでやってるそうです。こういうところが本当にこの辺らしいんですよ。どこに行っても知ってる人が商売してます。

それでうっそうと茂るツリーの林に入って木を選びました。写真を撮ろうと思ったんだけど、歩いているときにもみの木の枝が目に入って目を傷めたので、写真はなしです。

値段は1フィート(30センチ)2ポンド。なので8フィートで16ポンド也。すごく安いです。しかも切りたての新鮮な木なので、きっと新年まで長持ちすることでしょう。

私もこの家にこしてきたときから、なんとなくクリスマスツリーファームをやりたいなあと思っていたので、 リチャード(このバス運転手兼ツリー屋)にいろいろ聞いちゃいました。

やっぱり大変そうですね。私達は午後1時くらいにいったんだけど、今日10本売ったといっていました。この週末で40本売ったとして、先週もあわせて100本売ったとして、でもたぶん普通の人はせいぜい平均6フィートくらいの木だろうから、1200ポンドの売り上げ。苗木やら農薬やらのいろいろなコストを引くと、甘く見ても1000ポンドの利益。毎年クリスマスに1000ポンドの臨時収入があるのは助かるけど、でも育つのに12年かかるそうなので、平均すると1年80ポンドくらい。

土地がすごく広ければ分割して毎年苗木を植え替えればいいけれど、うちくらいの広さならたぶん250本くらいが限度だろうから、毎年80本売るとして、3年したらもう売れる木がなくなってしまいます。

そう考えるとツリーで利益を上げるのはぜんぜん割があいません。

それでもやっぱりなんとなく自家製のツリーっていうのはすごく惹かれますね。今年はヘッジの中に7本隠れていたもみの木を見つけたので、来年には使い物になるくらい育ってくれないかなあと思ってます。それとは別に、1ダースくらい育ててみようかなあ。
飾りつけ後のツリー

表のリース

裏口のリース



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2011年12月16日金曜日

伝記、加藤厚子

先日チャーリーにインタビューされました。学校の課題で、自伝か伝記を作ることになったそうで、その伝記の題材にお母さんが選ばれたんです。

インタビューの内容は、生年月日だとか行った学校の名前だとか、親友の名前だとか、結構いろいろ聞かれました。それが2週間くらい前だったかなあ。

そしておとといは私の昔の古いアルバムを引っ張り出してきました。コピーをとりたいから学校にもって行きたいとのこと。でもこれって生まれたときからの貴重なアルバムなので、なくされたらすごく嫌です。それで渋っていたのですが、カメラで写真の写真を撮ることを思いついてやってみたら、まあまあちゃんと写りました。それでプリントして学校にもって行きました。

そうしたら今朝学校に行った後テーブルの上を見たら、おいてありました。 とっても立派に出来ています。表紙もきれいにレタリングされて、内容もきちんと書いてありました。





ページ数にしたら4ページくらい。「1965年の3月18日に・・・・・ 」とちゃんと出生から書いてありました。私の通った学校もきちんと名前が載っています。インタビューした内容はきちんと事実に基づいて書いてありました。

でも結構間違っていたところもありました。学校の名前はきちんと書いてあるのに、年月を数えると14歳で大学に行ったことになります。すごい、これやったら神童や。それから3年間英語を勉強した後、イギリスに留学したことになっていました。だったら15歳じゃないか。やっぱりちゃんとインタビューしても、日本の学校制度とか知らないし、そもそもまだ小学生なので、細かいところで間違えちゃったようです。

それから私の親友の名前を聞かれたのですが、この伝記には「厚子はMちゃんと小学校に入学した4歳のときに(イギリスではそうなんです)はじめてあった。その日の日記に厚子は『Mちゃんとは一目見ただけで生涯の親友になれると感じました。』と書いてあった。」とありました。でも本当はMちゃんに初めて会ったのは高校生の時なんですよ。しかし4歳で日記をつけてるなんて、それだけでも神童。

この辺はチャーリーが勝手に想像したり脚色したりしたようでした。

それから自分とルイのことも書いてありました。ルイはおとなしくて天使のような赤ちゃんだったが、チャーリーは元気が有り余っていてうるさくて、手を焼いた、なんて自分で書いています。これはまんざら嘘でもないんだけど、普段はルイのことを悪く言ってるのにね。

そして「『チャーリーは本当にうるさくて 困り者だけど、愛しているわ。だって自分の娘なんだから。』と2003年の9月に厚子は自身のブログに書いた。」とも書いてありました。この辺も全部でっち上げです。その頃はブログどころかコンピューターもなかったんだから。(今ふと思いついたけど、うちの子供たちの世代って、ついこの前までコンピューターがなかったなんて信じがたいだろうなあ。)

学校の課題だから、別に事実に忠実である必要はなく、むしろいい文章にまとめ上げるほうが大切なので、先生も別に事実からずれてもいいと言ったのかもしれません。確かにこんな風に想像力で話を膨らませるほうが、伝記としては面白いですからね。

しかしそれにしても、ジャーナリズムとか伝記ってプロが書く物も結構こんな感じなんじゃないのかなあという気がしてきました。地名だとか日時だとかの事実はきっちり抑えても、後は思い込みで間違ったことを書いたり、想像力で脚色したり。 それから書く人や編集部の方針や意図もあるし。

これが裏表紙です。ここに本の紹介が載るのですが、「この本には真にインスピレーショナルな人の山あり谷ありの人生のエピソードが満載です。」と書いてありました。ハハハ・・・。

そしてよく見るとバーコードも書いてありました。定価は99ポンド99ペンスだそうです。

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2011年12月15日木曜日

クリスマスリース

ぜんぜんクリスマスらしくないなあ・・・・と思っていたら、ふと気づいたら明日は子供達の今学期最後の日です。ということは学校関係の人のプレゼントやらカードとかを渡す最後の日。バスの運転手や知人や、引退する小学校の校長先生に渡すものがあります。子供達は子供達で、友達からカードを貰ったりプレゼントを貰ったりしてます。それであわててカードを書いて、プレセントをラッピングしてました。

そういえば今年はまだ1通もカードを郵送していません。今日あわてて1枚書いたんだけど、たぶんこの一枚きりになりそう、今年は。イギリスでは郵便はファーストクラスとセカンドクラスがあって、スピードが違うんだけど、たぶんセカンドクラスのクリスマス郵便の締め切りは明日くらいだと思います。海外宛はもうとっくに締め切ってるはずだけど、今年はこれは11月の終わりに送ったので、早く着きすぎたようです。

木曜は私のショッピングデーで、週に一度1週間分の食料品を買う日。それで今日は普通にショッピングリストを握ってスーパーに行ったのですが、そこでふと思いつきました。来週の木曜は22日。クリスマス前の最後のショッピングデーはたぶん23日なので、そろそろクリスマスの食料品の買物も始めなければいけません。そういうわけであわててワインやらチーズやらパテやら、デザートを作るのに使うフルーツの缶詰なども買いました。

クリスマスのメニューを考えて、緻密なショッピングリストをそろそろ作らなければいけません。

もちろん街にはクリスマスデコレーションがいっぱいで、店でも学校でもツリーが飾ってあります。でも我が家はツリーをまだ買っていません。たいていの家はもうとっくにツリーが出ているようです。あんまり早く買うともみの木の葉が落ちるし、あんまり長々とクリスマスツリーが出てるのも嫌なので、我が家はツリーを買うのは遅いんだけど、そのせいもあってクリスマス気分が高まらず、準備が遅くなってるのかも?

それで今日、クリスマスリースを作りました。 私は昔からなぜかクリスマスリースが大好きなんです。でもイギリスではツリーほどは人気はないですね。ツリーはどの家もあるけど、リースはない家が大半です。普通は人工のものを買うようです。買ったらきっと高い気がします。

昨夜ネットで作り方を調べたんですが、いろいろな種類があります。造花というか人工のものや、自然の材料を使うもの。貝や古いセーターやボタンを使うモダンなデザインのものなど。なかなか創作意欲が掻き立てられました。

で、今日のところは庭に生えている自然の材料で作りました。これって私にとっては簡単だけど、普通の都会に住んでる人には作るのほぼ無理だろうなあ。まず柳で輪を作って、そこに緑の枝を差し込んで、松ぼっくりやベリーを飾ります。表と裏のドアに飾るように、大きいのと小さ目のを作りました。

大きいの

小さいの

小さいのを裏のドアに飾りました。


やっとこれで我が家もクリスマスらしくなりました。

でも今夜は嵐が予想されてるんですよ。なので裏のドアにだけ飾って、大きいのは外の風の当たらない場所に置いたのですが、ちゃんと飛ばされず無事で朝を迎えてくれるかなあ。

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2011年12月14日水曜日

ブログは直りました

おとといブログのコメントにお返事を書いていたら、突然このブログにサインインできなくなりました。普通に見るだけだったらできるんだけど、書き足したり更新したり、その他のデーターを見たりすることができません。

こういうことってたまにあるので、すぐに治るだろうと気にしていませんでした。それで数時間後にまたチェックしてみましたが、やっぱり同じです。これと同じことがが3ヶ月くらい前にもあったんですよ。 その時はグーグルのリーダーもだめだったので、きっとあちらで何か問題があったんだろうと放っておいたら、翌々日には直っていました。

でも今回はちょっと気になったんです。というのは最近このブログをいじってると、全然関係ないページが出てきたことが数回あったんです。別に怪しいいサイトだとか何かを売りつけようというサイトじゃないんだけど、まったく関係ないものが出てきました。 それで、ちょっと心配になってきました。

子供のWiiでインターネットに接続してブログを見てみると、こちらは問題なくサインインできます。どうやら私のPCだけの問題みたいでした。

その後いろいろやってみました。ブラウザーの問題かと、普段はファイアーフォックスを使ってるんだけど、グーグルクロームやインターネットエクスプローラーを試してみたり、Wiiと同じOperaをダウンロードしたり。でも変わりはありません。それだけでなくどうやらグーグルクロームも調子が良くない。それでその日はあきらめて、デイブのラップトップで更新して寝ました。

翌日(昨日)、今日は直っているかと期待してPCを立ち上げましたが、同じでした。それでその日の午後は、その修復のためにいろいろしました。

ネットで調べたり、フォーラムを読んだり、インターネットファイルを消したり、Proxy Serverをはずしたり、Cacheを消したり。でもやっぱりサインインできません。そしてGoogle.comにも繋がりません。Google.co.ukには繋がったんだけど。

もうどうやらだめみたい。でも私のPC以外では、デイブのラップトップでも子供達のWiiでも見れるから、しばらくはそこから更新しよう。でもこのままだったら、ブログのサーバーこの際だから変えようかなあ。日本語のブログだから、Amebaなんかの日本のサーバーのほうが いいかなあって考えていました。

そして今日PCを立ち上げたら・・・・

すっかり回復していました。グーグルクロームもちゃんとすごく早く動いています。

あーあ、なんか時間をすごくたっぷり無駄にしてしまいました。少なくとも4時間は費やしたなあ、あれこれ。今度からこういう問題があったら、しばらく放っておくことにしようと決心しました。

でもおかげでいろいろ知ったこともありました。インターネットブラウザーとサーチエンジンの違い、Proxy Serverとは何か。Cacheとはなにか。Cacheの消し方、、、などなど。まあ私みたいにコンピューター自体に興味がない人は、こういうことでもないと最小限のことしか知ろうとしないから、こんな感じで覚えていくのかもしれません。

でも本当にコンピューター関係のことって、ちょっと問題があればすごい時間かかるんですよね。考えてみれば日常生活の多くのことをいまやPCやネットに頼ってるにもかかわらず、その仕組みがぜんぜんわかっていないので、問題があるとどうすれば解決するのか見当もつかず、かなりへこみます。車みたいに修理屋に持っていって、翌日にピックアップすれば直ってるっていうものでもないし。

でもでもさらに考えてみれば、そういう問題はあるものの、やっぱり今のインフォメーションテクノロジーってすごいです。世界中とメールで簡単に繋がるし、メールがなければ今も音信普通のままであっただろう人たちとまたお付き合いが復活したり。Facebookやツイターでのお付き合いや、ブログを書いたり読んだりする楽しみ。ちょっと昔なら図書館に行って調べなければいけないことも、あっという間に調べられるし。YouTubeではありとあらゆるもののビデオが見れるし、買物、レシピ、地図・・・・・などなど、恩恵を上げればキリがありません。

だからちょっとぐらい調子が悪くても、やっぱりありがたいと思わないとなあ・・・・

そう思っていたら、今日直っていました。

やっぱりポジティブシンキングだなあ。

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すごく久しぶりに 詩のブログも更新しました。よろしければ是非ご覧ください。

2011年12月13日火曜日

クリスマスショッピング

今年は11月があたたかかったせいで、ぜんぜんクリスマスが近づいてるって言う感じがしなかったんですよ。それに多分最近はガソリンの高騰もあり出不精なので街の雰囲気に影響されることもなく、それもあるかもしれません。どうして11月からクリスマスなんだと思うかもしれませんが、正確に言うと、クリスマスショッピングを始めるのが遅かったんです。いつもなら10月くらいから商戦は始まって、「でも絶対に11月になるまでは買い物は始めない。」って抵抗するのですが。

それでも11月の後半になって、12月のはじめのクリスニングで会うひとたちへのプレゼントを買いに行きました。そのときにショッピングモールで知人に会って、「まだぜんぜんクリスマスショッピングしてない。」と言うと、「そんなの私は12月になるまではじめないわよ。早く始めると買いすぎてお金がかかるから。」といわれました。

まあそれもそうなんだよね。

でも店は11月からどんどんクリスマス消費をあおります。11月中にかえば半額だとか、ネットでは11月中に注文すれば送料無料だとか。それで早く買ったほうがお得な気がして買い始めるんだけど、やっぱりこの知人の言うとおり、時間があれば「これも買おうかな。もうひとつプレゼントあげようかな。そういえばあの人にも何かあげたほうがいいかなあ。」などと思いついてますまい買っちゃいます。

11月に近所のSalt Rockと言うサーファーショップでルイのプレゼントに財布を買ったんだけど、今日見たら半額になってました。ぐっすん。見なければよかった。

確かに今年みたいに不況不況っていわれてる年は、クリスマスに近いほど値下げされるのかもしれません。

イギリスって伝統的にJanuary Saleというのがあって、クリスマスの翌日から大バーゲンが始まるんだけど、ここ数年はクリスマス前からセールする店も増えてきました。

私はもう食料品以外はショッピング終わってるんだけど、これからクリスマスまでに、またすごい値引きで誘惑されそう。。。

また今日も人のPCで更新してます。どうやらわたしのPCはGOOGLEが全般的に調子悪いみたいです。これが直らないと、もうブログのサーバー変えちゃうよお。
 
あ、大きな買い物忘れてました。まだクリスマスツリー買っていませんでした。うちは本物のもみの木を買うんですが、今年は暖冬のせいで値段が高いって聞いてるけど、どうかなあ。これも遅く買えば安くなってる。。。。ってことはないかなあ。

2011年12月12日月曜日

ヨガの後のミンスパイ

今日は月曜のはヨガのクラス、 クリスマス前の最後の日でした。それで12-3人くらいの生徒さんがレッスンの後、家に来て、ミンスパイとコーヒー、紅茶などといただきました。ミンスパイというのはクリスマス前に食べられる小さいパイです。

このクラスはもう5年以上教えているし、生徒さんの中には14年も通ってくれている人もいるんですよ。でも家にみんなを呼ぼうという気になったのは今年が初めてでた。ほんの1時間弱だったんだけど、ちょうどよく日も照って、なかなか和やかに楽しく過ごせました。

中にはチョコレートやワインをクリスマスプレゼントにくれた人もいました。

さて、このブログなんですが、なぜか私のPCからはサインインできなくなってしまったのです。ぐっすん。最近なぜかグーグルが調子悪いなあと思ってたんです。ブラウザーのせいかと思い、Fairefox, Internet Explore,そしてOperaのダウンロードまでしたのに。あのPCまだ2年もたってないんだけどなあ。

そういうわけで今日はデイブのラップトップで書いています。直らないならブログのサーバーを変えるしかなさそうです。何かいいの、お勧めありますか?日本のブログでだいじょうぶだとおもうんだけど。

そういうわけでコメントのお返事が遅れるかもしれません。ちょっと辛抱お願いいたします。

ああ、もうブログランキングやる気力もない。

2011年12月11日日曜日

オリンピック

来年のロンドンオリンピック。今年の3月にチケットの抽選があり、我が家は6種類くらい申し込んだんですが、全部外れました。身近であたった人は数人しかいません。

といってもこれは一時抽選で、年が明けて会場の座席がはっきりしてからまた余分な切符が売りに出るとの噂です。前回は水泳と開会式に申し込んだんですが、さすがに水泳とか陸上とか体操とかは競争率がすごく高いらしい。なので今度は柔道と重量挙げに申し込んでみようかと話しています。柔道はなんとなく子供達が興味持ってるし、重量挙げはなぜかチャーリーが赤ちゃんのときから大好きだったので。

もしも切符が取れなくても、ただのイベントをロンドンまで見に行こうという企画もしています。ただのイベントとはマラソンなどのロードレース。マラソン、サイクリング、競歩、そしてトライアスロンの一部が無料イベントだそうです。でもサイクリングはスピードが早すぎてあまり見れないし、マラソンも混んでそうなので、マイナーな競歩でも見に行くかと思ってます。

それから聖火リレーがイギリス中の各地を廻ります。ここビデフォードにも5月にやってくるので、これは学校を休ませてでも見に行くつもりです。

・・・・・・と思っていたら、金曜にすごいニュースが届いたんです。ルイたちのスイミングクラブのヘッドコーチはローラという若い(22歳かな)女性なんですが、なんと彼女が聖火リレーのランナーに選ばれたんです。

これは地元民から推薦された人の中から厳選されるらしいんですが、クラブの誰かが推薦したようです。クラブのメンバー、特に子供達にとっても、自分のクラブのコーチがオリンピックの聖火リレーをするなんて、すごく嬉しいだろうし、オリンピックが身近に感じられるんじゃないかなあ。

彼女は結構そそっかしいというか、車を生垣にぶつけて腕を折ったり、早朝の道でぶっ倒れたり、自転車でこけたりということが近年続いたので、みんなから「とにかく聖火を落してその辺を火事にしないように。」と早速釘をさされていました。

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2011年12月9日金曜日

商品名

英語の重箱の隅つつきの続きです。今日はもともとは商品名なんだけど、いまや普通に動詞、名詞として使われている言葉です。ただしアメリカでは通じないかもしれません。

掃除機のことをHoover(フーヴァー),掃除機をかける事をHooveringといいます。このHooverというのが掃除機の会社の社名です。だからHoover社は掃除機の老舗ということになるんですが、今はそれほど人気のあるブランドではありません。Hooverって言う言葉はすごく昔から使われてるので、昔は先駆けだったのでしょう。

ボールペンのことをBiro(バイロ)といいます。これも昔Biro社のボールペンが使われていたからだそうですが、今はBiro社、見たこともありません。あんまり発音しやすい言葉でもないのに、普通に皆使います。

この二つは本当によく使われる言葉で、掃除機をかけることをVaccum Cleaningなんていう人はあまりいず、普通の人はHooveringといいます。ボールペンもBall point penという長ったらしい正式名を使う人はまずいません。大体ただPenというか、Biroといいます。

コンドームのことはコンドームと呼ぶこともありますが、Durex(デュレックス)という社名で呼ぶこともあります。英国作家、Margarett Durableの小説の中で普通に使われているのに出くわしたこともあります。たぶん昔はそう呼ぶことが今より多かった気がします。今はエイズ禍以来コンドームが昔よりステータスが上がって名前を口にしやすくなったし、メーカーも増えたので、それほど使われていないかもしれません。

 薬屋関係では、ティシューのことをクリーネックスと呼ぶ人もいます。これはもしかしたらイギリスよりはアメリカのほうが多いのかもしれない。サリンジャーの小説、フラニーとゾーイーで出てきました。

日本語で定着しているセロテープは実は商品名です。Sello Tapeです。イギリスでは本物のセロテープ社のセロテープが売っています。ややこしいことに、名詞としてのセロテープはセロテープではなくSticky Tapeといいます。 セローテープでも伝わると思うんだけど、これはセロテープ社のテープをさすことが多いんじゃないかなあ。

文房具で言うと、修正液はTipp-Ex(ティペックス)、黄色で上から1センチくらいがくっつくようになっているメモ帳はPost-it。これはどちらも商品名ですが、競合商品が少ないのか、商品名以外の言葉がないようです。Tipp-ExはCorrecring Fluidという長い名前がありますが、Post-itについては、説明する言葉もないですね。そう考えたら本当によくニーズを捉えた商品。

日本語で言うバンドエイドは英語ではPlaster(プラスター)と普通の名詞で呼び、 バンドエイド(Band-Aid)とはいいません。そういう商品はこちらでもあるし、そう言っても伝わるとは思うけど、あまり普通ではないですね。

余談ですが、高校の時のテニス部の顧問の先生がバンドエイドのことを指して、「誰かハンザプラストもってない?」といったことを今でも覚えています。ハンザプラストか。今でもあるのかなあ。

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2011年12月8日木曜日

預言者モハメッド

今Napoleon Hillと言う著者のThink and Grow Richと言うすごく古い本を読んでいます。前にも読んだことあるんですが、年に一度は読み返そうということでまた読んでいます。その本のことは前にも書いたし、また別のことも書くつもりですが、今日はまた違う話。

おとといこのブログでイスラム教のことを書いて、美しい教えだということなのでコーランを早く読んでみたいものだと書きました。

昨日は風邪気味なのでちょっと早く寝たのですが、ベッドで数ページこの本を読みました。そしたらそこに2ページにわたってコーランを書いた預言者モハメッドの伝記からの抜粋が載っていました。この本前に読んだときには、そんなことが書いてあったのはぜんぜん覚えていません。

それはなんて偶然 、って思うかもしれませんが、エイブラハムの教えを勉強(?)している私は、偶然とは思っていません。「イスラム教のこと知りたいなあ。」と思ったので、それがすっとやってきたんだと思っています。引き寄せたんですね。

普通に生活してると普通にイラッとすることや心配ごとなどがありますが、そういうのを極力コントロールして、できるだけいいことに心を向けるようにしていると、こんな風に願ったことがあっさりと向こうからやってきたりします。こういうのはなかなか嬉しいです。

さて、せっかくなのでモハメッドの生涯についてちょっとだけまとめてみます。

彼はメッカのあまりお金のない良家に生まれました。メッカは不衛生な都市なので、子供達は砂漠に送られてべドゥインたちと暮らしながら教育を受けます。成長したモハメッドはそこでお金持ちの未亡人の隊商のリーダーの仕事を引き受け、アジアや中東を隊商を率いて旅します。

28歳のときにその未亡人に認められ結婚し、その後商人として成功し、大金と名声を手に入れます。そしてある日砂漠にふらりと出かけ、コーランの最初の章を手に帰宅しました。妻に、天使ガブリエルが現れ、今日から神のメッセンジャーとなるといいました。

こうしてイスラム教は始まりました。イスラムとは民主国という意味です。モハメッドは新しい宗教をはじめることには興味なかったので、キリスト教徒とユダヤ教徒に呼びかけて、唯一の神を信じるもの同士団結しようと呼びかけました。もしもこれが実現していれば、イスラムは世界を制覇していたことでしょうが、キリスト教徒とユダヤ教徒は拒絶しました。それだけでなく、モハメッドの人道的戦争の呼びかけも拒絶しました。

モハメッドの軍隊がエルサレムに侵入した時は、異教徒は一人も殺されませんでした。けれどその何世紀も後に十字軍が侵入した時は、女子供まで含めイスラム教度は惨殺されました。

そのなかでキリスト教が受け入れたイスラム教のアイデアが一つだけあります。学びの場所であるUniversityです。

以上です。ますますコーランを読んでみたくなりました。美しい韻文だそうですが、これは英訳で読んでもわからんやろうなあ。長いのかなあ。何か忠実な解説書かなんかが手に入ったらいいんだけど。

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