2017年8月30日水曜日

チャーリーが携帯電話を失くした件

九州旅行の最終日、門司港から電車を乗り継いで、厳島神社のある宮島口でJRを降り、宮島フェリーに並んでいると、チャーリーが携帯がないと言い出しました。実は京都でも嵐電の駅のトイレに忘れてきたということがあり、今回も宮島口の駅のトイレに探しに行きましたが、見つかりませんでした。

駅で聞いても届いてないとの事で、その場はあきらめてフェリーに乗って宮島に観光に行きました。宮島観光はこの旅の目玉の一つだったのに、ちょっとそのせいで気持ちが凹んでしまいましたが、気持ちを盛り立てながら観光を終えました。

その後は大阪に戻るだけだったので、乗り換えの広島駅の忘れ物センターに行って見ましたが、やっぱり届いてないとのこと。仕方なく新幹線に乗って帰ってきました。

門司港から一度乗り換えて宮島口まで行ったので、考えたらどこで失くしたのかもわかりません。それで翌日、新山口と広島の忘れ物センターと、その他二つの駅に電話してみましたが、やっぱり届いてないとのことでした。どこも対応が丁寧できちんと詳細を聞いてくれて、見つかったら連絡してくれるとのことでした。

それでも妹に言ったら、「多分電話はかかってこないよ。またこちらからしたほうがいいよ。」とのことだったので、翌日も同じく電話しましたが、返答は同じでした。

その翌日から、例の八百津や白川郷への5日間の旅行にまた出かけました。それで携帯のことは忘れていたのですが、白川郷を発つ最後の日、たまたま朝食のあと時間があったので、新山口と広島の忘れ物センターにまた電話してみました。 この翌々日にはイギリスに向うことになっていましたから、きっともう見つからないだろうと思いながら、これでだめならあきらめようと電話口で調べてくれるのを待っていました。

すると、「おっしゃるような携帯が届いています。」と言われました。その日の朝、忘れ物センターまで届いたとのこと。翌日届くように着払いで送ってくれるとのことです。

その日はそのまま白川郷から名古屋経由で大阪に帰り、翌日朝から今か今かと待っていたら、昼過ぎに届きました。

あのチャーリーの携帯でした!しかも着払いの料金は360円とかそんな感じでした。

どうやら岩国から宮島口までの電車で置き忘れたようなんですが、多分座席の横かどこかに入り込んで、山陽本線を何度も何度も何百キロも往復して、誰かが見つけてくれたんでしょうね。

こういう話って日本人の人にとってはたいしたことないかもしれませんが、外国に住む我々にとっては、やっぱり日本ってすごいと思わせる出来事でした。

イギリスならまず返ってくることはありません。学校でもプールでも忘れ物って返ってくる確率は半々以下なんですから、電車で失くした携帯が返ってくるなんて考えられないし、たとえ届けられたとしても、誰かが責任を持って管理し、しかも着払いで翌日に着くように送られてくるなんて 、イギリスでは絶対に絶対に絶対に絶対にありえません。万が一戻ってきたとしても、360円で済むなんてことも絶対の絶対にないですね。

日本は犯罪が少ないとか、人が正直だとか言われてますが、やっぱりそうなんですね~。それに私はなんと言っても、JRの忘れ物センターの人がきちんと責任を持って忘れ物を処理してくれていることに感動しました。イギリスならこういうことは片手間におざなりに処理されて、よっぽど担当の人がいい人とかでないと、忘れ物なんて返ってこないと思います。

ではこちらもよろしく

イギリスランキング

2017年8月29日火曜日

キャンプに行きました。

日本での夏休みの話が終わらないうちに、おとといキャンプに行きました。お父さんのデイブは海外に出張中なんですが、好天が続いていたので、子供たちと3人で近場の(車で30分くらい)のキャンプ場に行きました。

うちのテントはごらんのように大きいんです。6人用なんですが、その気になれば10人以上寝れるくらいの大きさ。なので立てるのが大変なんですが、子供たちが大きくなったので、3人でやれば出来るかと、思い切って母子家庭でキャンプしてみました。結局立てるのに1時間、片付けるのは20分くらいで出来ました。

ここはハートランドという地名で、デボンとコーンウォールの境にあるイングランドの辺境と言ってもいいような場所です。テントから海が見れて、キャンプ場も広々としていて、本当に気持ちのいい場所でした。

バーベキューをしたあと、夜の8時過ぎから海方向に散歩に行きました。北デボンの海のいいところは、夕日が海に沈むこと。

ルイが写っています。どれでしょうか?
苦労してテントを立てたのに、二人は星空の下で寝たいとのこと。ルイは明け方に寒くなってテントに戻ってきましたが、チャーリーは朝10時に起こすまで熟睡してました。普段家で寝るよりによく寝てました。

一泊で帰るのが残念でしたが、要領もわかったし、また自発的に天気のいい日にキャンプに来たいです。

もっと小さい二人用くらいのテントを買って、天気のいい日は一人で海を眺めて星空の下で寝に来ようかな。

ではこちらもよろしく

イギリスランキング





2017年8月26日土曜日

日本での夏休み 岐阜県八百津

ことしの日本での夏休で一番印象に残ったのは、実は九州でも白川郷でもなく、岐阜県にある八百津という町にある叔父の家に泊まったことです。

叔父の家と書きましたが、ここは私の中では祖父母の家です。私は小さい頃、家庭が母の離婚等で不安定だったため、大阪市内で何度も引越しをしました。なので懐かしい子供の頃の思い出といえば、毎学期のお休みの度に行ったこの家にあります。

訪ねて行っただけではなく、長期の学校の休みは何週間も祖父母に預けられていましたから 、この家で育ったといってもいいほどです。今でもこの家の夢を時々見ます。

けれど30年くらい前に祖父母が次々に亡くなり、叔父家族の代になると、私自身がイギリスに移住しましたから、一度も訪ねたことがありませんでした。

過去10年近く毎年のように日本で夏休を過ごすようになってからは、子供たちを連れて一度訪ねたいとは思っていたのですが、叔父夫婦の負担になるからと、母から行くなと言われていました。

その母が去年亡くなり、お葬式でその叔父の長男(私のいとこ)と再会しまた交流が深まりました。そこで今年の夏祭りに招待してくれたので、妹と子供たちと一緒にお邪魔することになったのです。最初は叔父夫婦の負担を考えて旅館に泊まるつもりだったんですが、いとこが是非と言ってくれたのと、実際お祭りで旅館が取りにくいだろうということで、そうなりました。

母のお葬式に来れなかった叔父夫婦は、本当に超歓迎してくれました。

夢にまでみた八百津の家は、本当にそのままでした。30年ぶりというのに、床の間の飾りや、家のにおいまでそのままです。

今は叔父夫婦は家の一部に新しいモダンな居住空間を作って、そちらで過ごしてます。私たちは、昔寝た10畳の居間で布団を敷いて寝ました。なにもかも昔のままで、すごく不思議な感覚でした。

家は外観はこんな感じです。私が赤ちゃんのときにこの前で母に抱かれて撮った写真があります。

家の裏。ここに昔は別の家が建っていたので、家の裏を見るのは実は初めて。
家から2分も歩くと木曽川です。昔よりも水かさが増したと叔父が言ってましたが、記憶の通りです。

お祭りは本当に家のすぐそばでした。夜店の通りまで徒歩10秒。花火は表に出した椅子が特等席でした。チャーリーは私の昔の浴衣を着ました。

叔父の家だけでなく、街自体が古くて、博物館に入れたいほどです。日本ってこんなに素敵な町や村があちこちにあるのでしょうか。

お祭りのイベントのひとつで、太田裕美の無料野外コンサートがあり行きました。(八百津町はとある事情で、現在町を大プッシュしているのです。)くわしくはこちらを。

太田裕美って、実は私が小学校6年生くらいのとき、初めて買ったLPです。赤いハイヒールという曲が好きでした。今は多分60歳を越えてるんだけど、雰囲気も声もぜんぜん変わってなかったです。ぜんぜん期待しないで行きましたが、結構いろんな意味で感動しました。

こんなかんじで今年の夏をすごしました。今度はいつ日本に行けるかな。

ではこちらのクリックもよろしく
 
イギリスランキング






日本での夏休み 白川郷編

九州から帰ってきて疲れも癒えないうちに、岐阜の親戚の家に行きました。そしてせっかくなので、そのあと合掌造りで有名な白川郷に足を伸ばしました。

白川郷はここ数年、行ってみたいとずっと思っていたのです。なぜかというと、イギリスで最近日本の文化に関する番組がよくあるのですが、合掌造りの家がよく紹介されているからです。イギリス人にはMinka という名前で知られています。(たぶん日本の家は全部こんな感じと思ってる人も多いことでしょう。)

名古屋で一泊してバスで行ったのですが、着いてみると、ここも見事に外国人ばっかりでした。ここも欧米人が多かったです。宮島と違ってバスでしかいけないし、バスの本数も少ないし、アクセスは難しいのに皆さんすごくがんばって来てるんだな。

村はまさに写真どおり。本当に馬鹿正直のように、紹介されているそのままです。

私たちは妹が観光協会を通して予約してくれた瓦葺き屋根の民宿に泊まりました。

我々に2室用意してくださったのですが、ほかに4人家族が一組泊まっていました。客室は4つあるようです。食事はこんな感じで囲炉裏端でした。さすがにトイレとお風呂は現代的にリフォームされていました。
妹は早速買ったどぶろくを飲んでいます。

縁側っていいですよね。昔祖父母の縁側で並んでスイカを食べたものです。もしも日本に住むことになったら縁側のある家に住みたいな。


こちらは展望所なのですが、もう嘘みたいにきれいな景色です。ぐうの音も出ません。

無茶苦茶暑いんですが、元気な人達もいました。

あ、そうそう。ルイの笠の件。ルイは笠が数年前から欲しかったのですが、三角にとがったものではなく、こんな風な木枯紋次郎風の物を探していました。(ルイいわく、三角のは百姓がかぶるものだからとか。)ここ白川郷で見つけたので、雨の中でもかんかん照りの中もこれをかぶっていました。妹からは「旅がらす」と呼ばれていました。

ちなみに白川郷行きのバスが発着する名古屋にはこんな笠をかぶった白人がちらほらおりました。この村ではルイがこれをかぶっていてもぜんぜん抵抗なかったのですが、大阪に帰って来て、近所のスーパーに行くのにかぶって行こうとしたら、チャーリーから「絶対に一緒に歩かない。」と言い渡されていました。


観光がきっと一番の産業なんだろうけど、田畑も普通にありました。写真で見ると夏の光が恋しいです。実際にその真夏の中に居るときは、暑くて「夏の美しさ」どころじゃないんですけどね。

ではこちらもよろしくお願いします。
 
イギリスランキング



2017年8月24日木曜日

電車の旅、しんぺい2号

鹿児島から熊本に移動するのに、しんぺい号という観光電車に乗りました。何でも日本3大車窓のひとつだそうです。

そんなに有名な電車なのかと思っていたら、時刻表を見たら上下日に2本ずつしかありません。しかも、他にローカル線もある中の2本ではなく、本当にその肥薩線には一日2本ぽっきりしか電車が通ってないんです。時間にしたら1時間くらいの距離で、ほぼ全席指定席なのですが、各駅停車なので18切符で乗れるのです。

一応指定席を買ったのですが、空席もたくさんありました。お客さんはやっぱり鉄道ファンという感じの家族連れが多かったです。日に2本の観光電車でこのくらいの乗客数なら(しかも夏休み)、地元の人はほとんど乗らないんでしょうね。

景色の壮大な場所。電車はサービス精神旺盛で、いちいち停まってくれます。
電車の内装や景色のほかに、売り物は「ループ」や「スイッチバック」と言われる運行の仕方です。よくわかりませんが、山の傾斜が急なので、時々戻りながら運行するような仕組みになってるようです。

観光電車なので、途中の3つの駅全部で停まって、降りて写真などを撮ることが出来ます。駅もすごく古く情緒がありました。

今回の旅では、鹿児島、熊本、長崎、門司、宮島というルートで、九州では宮崎と大分は行かなかったのですが(佐賀は電車で通過)、途中駅のひとつが宮崎の県境の内側で、ほんのちょっとだけ宮崎にも行けました。

ではこちらもよろしく

イギリスランキング




日本での夏休み 九州編

7月の終わりから1週間九州を周ってきました。新大阪からまず新幹線で鹿児島まで。たった4時間の超快適な旅でした。そしてここから青春18切符を使ってゆっくり大阪に帰ってくるというプランです。

まず鹿児島に2泊。初日は仙巌園という庭にバスで。ここはそんなに期待してなかったのですが、すごくよかったです。そして翌日はお目当ての桜島へ。あいにく曇り空であまり見えなかったのですが、一番近くの5合目当たりに来た頃にちょうどマイルドな噴火があり、こんな感じでうっすら見えました。もっと噴火していたら怖いですから、まあちょうどいい感じです。

日本に住む人達にとっては火山はそれほど珍しくないかもしれませんが、イギリス人の子供たちにとっては、活火山に人々が住んでいるなんて考えられないことです。いい体験でした。

3日目に18切符を使って電車で熊本に移動。日本3大車窓のひとつと言われている吉松-人吉を走る「しんぺい号」に乗りました。ループとかスイッチバックとか、いろいろ珍しいルートです。鉄道オタクさんたちにとっては憧れの電車だそうです。ちなみに私も、前回も18切符の旅をしたし、最近鉄ちゃん気味です。この電車についてはまた後日に。

熊本ではもちろん熊本城。痛々しいほど地震の被害にあっていました。今もあやういバランスで立っているのですが、ちょっとなにかがずれていたら全壊もありえたでしょうね。

 熊本ではホステルに泊まって、これがなかなかよかったです。

翌日また電車で長崎に。ホテルにチェックインの後すぐに原爆記念館に行き、中華街で晩御飯。港ではお祭りで花火大会が行われていましたので、それをたっぶり堪能しました。

思えば朝に熊本のホステルを出てローカル線で長崎に入り、原爆記念館、中華街、長崎港での花火大会と、すごく長い一日でした。

翌日(5日目)は佐世保に行こうと思っていましたが予定を変更して長崎を観光。イギリスから来ていますから洋館を見てもおもしろくないだろうと思ってましたが、古い歴史がつまっていて、十分楽しめました。個人的には、あの歴史の教科書の出島に行ったのが感慨深かったです。そして美術館でやっていたジブリ展を見ました。暑さの中の観光から開放され、オアシスのようでした。

長崎の後は日程の都合で、門司か下関か迷ったのですが、門司港にとまりました。門司レトロということで、旅館に泊まりました。よかったです。門司はレトロもよかったですが、展望台から下関海峡や大橋が見れたのがおもしろかったです。本州と九州との間って本当に短距離なんですね。

そして最終日の7日目は 門司からまず広島のちょっと手前の宮島口へ。ここからフェリーで厳島神社に。

ここは前回旅したときに大雨で行けなかったので、是非行きたくて、ほぼ無理やり行程に入れました。まあしかし、前回は大雨で寒い中フェリーを待ったのですが、今回は打って変わってかんかん照り。本当に暑かった~。

厳島神社は外国人観光客でいっぱいでした。というか、ほぼ皆外国人?って感じでした。しかも欧米人が多かったです。実はイギリスなどで日本の観光の紹介があると、厳島神社は京都の竹林と並んでよく使われている 写真なのです。新幹線の停まる広島から近いし、アクセスも便利ですからね。

実はこの直前にチャーリーが電車で携帯を失くし、ここはかなり呆然と言う感じで観光していたんですが、その携帯の話もまた後日書きます。

そして宮島観光のあと、午後5時くらいの電車で大阪に向いました。が、ローカル線の乗り継ぎでは当日以内に大阪に戻ることは無理。それで行けるところまでということで、岡山までローカル線で行き、そこから新幹線で大阪まで戻りました。

宮島口から岡山まで普通電車と快速だと3時間くらいかかるのに、岡山-新大阪、新幹線だとあっという間でした。お金も18切符2日分以上かかりましたけどね。

しかしよく電車に乗った~。多分全部で20本くらいローカル線に乗りました。それでも佐世保に行かなかったので18切符が1枚ずつ残ったのですが、これが実はチケットショップでもともとのJRからの買値より高く売れました。新幹線代の足しになりました。

しかししばらく電車はいいわ。

ではこちらもよろしくね
 
イギリスランキング






2017年8月22日火曜日

日本での夏休みのこと 関西編

自分の記録のためにも、日本での写真を載せます。今日は関西編。

まずははずせない甲子園観戦。3回行ったのですが、一度目はライトスタンド4列目の、応援団のど真ん中でした。この日は快勝で、すごく盛り上がりました。が、あとの2回はどちらも一点も入らずの負けで、本当におもしろくない試合でした。


 久しぶりに奈良に行きました。大仏を見るのは子供たちはこれで3回目なんですが、前回は7年くらい前だったから、多分覚えてないでしょうね。その頃は寺社参りなんてぜんぜん興味なかったんですが、今回はちょっと興味ありそうでした。

写真は東大寺ではなくお向かいの春日大社。 写真は涼しげですが、本当に暑くてぐったりでした。帰り2キロ弱の道をタクシーに乗っちゃいました。


寺社参りにいけるようになったので京都にもっと行きたかったのですが、結局行ったのは嵐山だけでした。ラッキーにも当日でトロッコ列車に乗れました。ま、他にもすばらしい場所は京都には多いけど、私は嵐山が一番好きです。

このあと大雨にあい、大阪まで、というか家まで2時間ほど濡れたまま帰って来ました。


そしてユニバーサルスタジオに。子供たちと妹は新しいジュラシックパークのジェットコースターを何度も乗ってました。普通の列は長いんですが、シングルライダーで乗るとすぐに乗れるようです。その間私もシングルライダーでジョーズに乗りました。2時間待ちとかなのに、20分くらいで乗れましたよ。

私は絶叫系のライドが嫌いなので、一人でぶらぶらしてる時間が多かったんですが、ユニバーサルの我々の狙いは、ワンピースプレミアショーなので問題なし。こちらは十分楽しみました。

が、やっぱり暑かった。あんなに暑いのに、みんなよく行くなあ。熱中症で倒れる人がいないほうが不思議。

ではこちらもよろしくね
 
イギリスランキング

2017年8月18日金曜日

中国南方航空で日本に行った件 

ここ10年くらいは日本に行くときはいつもKLMのブリストル発で行ってました。もっと安い切符はヒースローから乗ればあるんだけど、家からの距離が倍くらいになるし、面倒なのでこれに決めてました。ところが今年は値段が跳ね上がっていたんです。この便だけでなく、日本行きの欧州の航空会社の切符は例年の倍に近いぐらいでした。それで勇気を出して、初めて中国の航空会社を試してみました。

中国南方航空は広州乗換え。そう決めたらそれはそれで楽しみでした。

乗ってみた感想は、 飛行機自体や機内サービスは悪くはないけどやっぱりまだ国際的レベルには達してないかなと思いました。

まずオンラインチェックインがスムーズに行かないんです。乗る前日の午後からしかチェックインできないのがそもそも不便だし、サイトも使い勝手がすごく悪かったです。かなりストレスでした。ちなみに空港で見てみると、オンラインチェックインしていた人はあんまりいないようでした。

そして一番冷や冷やしたのが、広州での乗り換えでした。行きは1時間20分しかなかったのですが、乗り継ぎするのに、パスポートと搭乗券チェックの列に並ばないといけないんですが、混んでるわけでもないのにこの列がぜんぜん動かないんです。結局無理やり係りの人に言って、先に行かせてもらいました。

空港が無駄に広くて(この話はあとで)、全力疾走で搭乗口にたどり着いたときは、肺が焼けそうでしたよ。

そして関空についみると、預けた荷物がひとつ届いていませんでした。でも失くなったわけではなく次の便で来るとのことで、翌日には家に届いたし、当面の補償金として8000円くれました。(しかも、届いてみるとスーツケースが少し破損していたので、別途5000円支払われました。)

飛行機は、ロンドンからでも中国人のお客さんが大半でした。広州から大阪にいたっては、日本語でのアナウンスすらないくらいみんな中国人でした。機内雑誌も(すごく写真がきれいな雑誌でした)全部中国語。こんなのは初めてです。フライトアテンダントの英語も機内アナウンスメントも聞き取りにくかったです。

帰りは広州の乗換えが7時間だったので空港をじっくり見ました。これはかなりのがっかりでした。広くてきれいではあるんですが、店もレストランやカフェも、国際航空のレベルではぜんぜんなかったです。特に店員やウエイトレスの態度が中国そのもの。日本の丁寧なサービスに慣れていた子供たちは目を白黒させてました。中国の街中のお店やレストランのレベルかな。。。。というよりも、広州ってこんなものなんでしょうか。10年位前上海にいったんですが、上海の街中のお店のレベルは(西洋的目線で言うと)もっと上でした。

ま、我々の飛行機はその後4時間も遅れて、この空港で合計11時間も時間をつぶすことになったので、余計印象悪いんですけどね。

この航空会社で行ったことで3人で1000ポンドくらいお金が浮いたし、結局無事に往復できたからよかったんですが、色々冷や冷やしたりストレス溜まったりしたし、次回は使わないかな。あと数年したらよくなる気もしますけどね。

ではこちらもよろしく

イギリスランキング


2017年8月17日木曜日

Aレベルの発表の日

ご無沙汰してました。日本に5週間弱行ってまして、先日帰ってきてまだ社会復帰できてません。英語すらなんかろくに話せなくなってるし・・・・。

でも早速今日は、息子ルイのAレベルの試験の結果発表日でした。システムの説明は抜きにして、簡単に言えば実質この日は大学の合格発表の日です。

今日の朝8時にEメールで大学の合否の結果が届き、そのあと学校で実際のAレベルの結果をもらいに行きました。おかげさまでロンドンの大学の医学部に合格できました。

本人は結構自信あったらしく「自分は心配していない」と言い張ってましたが、昨晩は家にあるサイババの神棚にお祈りしてました。わははっ。

私もこの部分(Aレベルの試験)は一番心配してない部分だったんですが、それでもここが最後の勝負の決め手ですから、やっぱり昨夜は不安でした。

思えば長い道のりでした。今後医学部を志願する人の参考にあげてみます。

ワークエクスペリエンスを探す。

UKCATという知能テストを受ける。

志願校を決める。

パーソナルステートメントを書いて出願。

面接に呼ばれる。

オファーをもらう。

そしてその最後の段階がこのAレベル。Aレベルに関しては私は一番関知してない部分なんだけど、ここまでの道のりは親や先生等のインプットなしではとても本人だけではたどり着けない課程でした。(医学部・歯学部・獣医学部以外の学科はもっとあっさり決まります。)

ルイの友達も大体が第一志望か第二志望の大学に決まったようですが、一人仲のよかった友達がだめでした。彼女は獣医科志望だったので、第二希望を選んでなかったのです。友達がみんな決まっているのに自分だけ不合格で、学校で泣いていたそうです。

自分の子供が合格したのはすごく嬉しいけれど、友達がだめだったのは本当に残念です。自分達の喜びもなんかかすんでしまいます。

夕方聞いた話では、結局彼女は「動物科学科」に行くことが決まり、卒業後に獣医学部への編入を目指すことにしたそうです。

そう、思った通りのAレベルの結果が出なくても、当日なんとかどこかに行き先が決まるのがイギリスのシステムなんです。

またぼちぼちこのブログ再開しますので、これからもよろしくね。

こちらのクリックもおねがいでござる。
 
イギリスランキング