2010年11月30日火曜日

チャーリーの小学校のスキャンダル

チャーリーの行く学校は5-6年前まではすごく評判がよくて、近くに住んでいないとなかなか入れない学校でした。それが最近はちょっとトラブルが多いみたいなんです。校長先生は昔と同じやり手の女の先生。さばさばした性格の人で、裁判官の資格と美容師の資格もあるという面白い人です。私はすごくいい先生だと思うんだけど、ちょっとワンマンなのでその辺が嫌ってる人は嫌ってます。

学校の成績自体はすごくよくて、去年の6年生の卒業前の全国テストの結果は今までで最高でした。今年中学に行ったルイは、今の学校のイングリッシュは小学校でやっていたよりも簡単だと言ってます。(彼女はイングリッシュの先生です。)

このブログを愛読してくださってる方は覚えてらっしゃるかもしれませんが、今年の2月にチャーリーの担任のG先生が自殺しました。そのあたりからどうもよくない。その原因、もちろん誰もはっきりとは知りませんが、おそらく個人的な私生活に関することです。そのあと代わりの先生が来たりといろいろ大変でしたが、その代休の先生の一人がとってもいい先生で、彼女が正規の先生として雇われるといういい結果もありました。

それが今年の新年度の9月になって、ベテランの先生が長期病欠に入りました。原因ははっきりとはされていませんが、どうやらストレスだそうです。 そしてもう一人のクラスルーム・アシスタント(先生のアシスタントですが、子供から見るともう一人の先生のようなもの)も同じくストレスで長期病欠。それから、事務の女性はまるで拒食症のようにがりがりに痩せてきています。

そして別のクラスの先生は1月から希望して別の学校に転勤することになりました。

学校全部あわせてたった5クラスしかない学校なのに、こういう状況なんですよ。いくらテストの結果がよかったとはいえ、これは子供たちは落ち着かないし、よくないなあ、どうなるのかなあと思っていたら、先週学校から妙な手紙が来ました。

「一部の父兄の元に送り主不明のメールが届いているようだが、無視するように。メルアドは学校から漏れたわけではありません。このような卑怯は中傷にいちいち反論するつもりは毛頭無いが、学校は昨年は今までで一番いい成績を上げ、昨年よりもさらに新しいプログラムや指導方法を導入し、ますます昨年の成功の上に更なる結果を築くためにがんばっています。個人的に校長その他のスタッフと話し合いたい人は、いつでもアポを取ってください。」

私は、一体これ何????という感じだったんですが、友人がそのメールを受け取っていて、見せてくれたので意味が分かりました。こんな内容でした。

「セント・へレンズ(学校の名前)の父兄の皆さん、あなたの子供たちの教育は危機に瀕しています。学校の経営がまずいために、子供たちとスタッフはその被害にあっています。先生のうちのひとりは自殺、二人は いじめにあいストレスで病欠、そしてモリス先生は辞めることになりました。この学校の経営に対して立ち上がろう。」

学校の経営というのはつまり校長先生ということです。病欠の先生はベテランなので、彼女をいじめることが可能な立場の人も校長先生しかいません。

それで今日学校関係の友人と会ったときに話していたんですが、これは絶対インサイダーの仕業だと思うんですよ。だってもしも父兄なら、「いじめにあって病欠」なんてことは知らないし、そもそも子供たちの教育さえうまくいっていたら、学校内のスタッフの問題や不満なんて興味ありません。それに父兄のメルアドを入手するのもスタッフなら簡単にできます。

それからこれは別件なんですが、2週間ほど前に学校でちょっとした事件がありました。5年と6年の子供たちが数人でコンピューターを見ていると、一瞬スクリーンにハードコアポルノの映像が映ったんです。そのときの担任の先生は飛び上がってコンピューターを消したそうです。で、話に聞くと前にも一度同じことがあったとか。

で、私はそれを見た子供の父兄から聞いたので、デマでは無いことは知ってるんですが(彼女のところに校長先生から連絡が行った) 、なんとこの噂他の学校まですごい勢いで広まっていて、スイミングクラブのコーチまで知ってました。

でも学校のコンピューターってすごく厳しくアンチウィールスやらファイヤーウォールやらなにやらで保護されてるんですよ。ネットでも見れないページがたくさんあって、YouTubeも見れない。それなのにどうしてっていうのがすごく不思議なんですが、学校をターゲットにするハッカーがいるんじゃないのかという話です。うーん、なんという病んだ奴。

でももしもそうだとすると、もしかしたらこれもそのメールを送ったのと同じ人間なのでは?というのが私の無責任な推測です。そうすることで噂が広まって、ますます校長先生の立場が悪くなるのを狙っているのでは??

まあうちはチャーリーはあと2年弱で卒業だし、今年と来年の担任の先生はすごくいい先生なので、ぜんぜん心配ないから、他人事のようにこんなこといってるんだけど。もしもまだ1年生とかだったら、やっぱり本気で心配してるだろうな。

2010年11月29日月曜日

洗濯機を買う

 昨日洗濯機を買いました。今のはちょうど10年です。今まで何度か修理してるんだけど、まただんだん脱水のときの音が大きくなって、怖いくらいになってきたので、修理屋さんを呼びました。そしたらパーツを調べて見積もりを連絡しますといったきり連絡が無いので、もう直らないのかなあとあきらめて買いに行ったんです。

でもあまりにチョイスがありすぎて、ややこしい。ネットで買おうかなあと思ったんだけど、やっぱり電気屋さんで買うことにしました。それで隣町のバーンスタプルに2件隣同士であるので見てきました。これはちょうど上新電機みたいな感じの大きい電気屋さんです。

そうしたらどちらも20台くらいおいてありました。メーカーが8社くらいあり、そのメーカーがそれぞれいろいろなものを作ってます。値段は安いので200ポンド弱。高いのは500ポンドくらいかな。私としては一応評判のいいメーカーの、中くらいの値段の物を、できれば割引になってるものをという希望でした。

それだけなら簡単なんだけど、聞いてみると、A店ではX社とY 社とZ社の洗濯機は無料で届けてくれて、日数は8-10日。B店では全部無料だけど日数は3週間かかるとのこと。それからB店は古いのをただで持って行ってくれるけど、A店は 10ポンドかかるとのこと。お持ち帰りならその場で持っていけるとの事。もしも急ぐ人は20ポンド払えば2-3日で持ってきてくれるとか。

ちょうどデイブ がいない時に行ったし、来週まで待ってライトバンで取りに行こうかとか、3週間の納期でそれまでに家のがまったく動かなくなったらどうしようかとか、いろいろ考えました。

それで結局A点でX社の洗濯機を付加価値税分値引きしてもらって(そういうサービスをしてたんです。私が交渉したわけではない)、来週届けてもらうことになりました。値段は240ポンド。5万円弱です。昔買ったときより100ポンドくらい安い気がします。

でもあまり選択がありすぎて疲れました。ネットでいろいろ調べてもよかったんだけど、そうすると本当に時間がかかるし、まあ有名なメーカーだから大丈夫でしょって言う感じで決めました。もしも店が1件しかなくて、チョイスも5つくらいだったら簡単だったのになあ。前回買ったときはビデフォードの街のハイストリートの個人経営の電気屋さんで 買ったので、まさにそんな感じでした。確かにチョイスが多いほうが安くていいのが買えるんだけどね。

それに前買ったときは個人店だったのでいろいろ親切に教えてくれました。問題があったときのアフターサービスとかも、必要は無かったけど、ぜんぜん心配にならなかったし。 もちろんただで持ってきてくれました。でもその店はつぶれちゃったので、今回はよそで買いました。今回買った大きなチェーン店の電気屋は店員もほとんど何も知らなくて、商品自体は安いんだけど、配達費とかあれこれ諸費もかかる仕組みになっていたし。


しかもその配達も、朝の8時から夜の6時までということで時間の指定ができません。3時間のスロットで指定したい人は、別に20ポンドだって。あほらし。


でもまあいいや、これで来週洗濯機が来ると思っていたら、さっき修理屋さんから電話があって、80ポンドで古いのを直してくれるとのこと。もう買っちゃったといって断ったんだけど、どうしようかな。買ったほうキャンセルすることもできるんだけど。

80ポンドなら新品の3分の1の値段。でも今の洗濯機、ほぼ毎日かけて10年以上になるから、車と同じでまたどこかがだめになるだろうからな。でも車ほど部品があるわけでもないし・・・

などとまだ迷ってます。でもキャンセルするのも面倒くさいし、もうこれでいいかという気持ちにはなってるんだけど。

話はすごく変わりますが、ヨーロッパの寒波はしばらく続きそうです。天気予報では明日から東風が吹いてきて、「今日が寒いなんて思っていたら甘い。明日からは身を切るように寒い。」とのこと。
今日プールに行ったあと水着を外に干したら、1時間くらいあとで見たらこんなに凍ってました。よく見てください。これは紐からはずした状態です。

ノルウェーの友人は今日はマイナス35度だったとのこと。25度までは経験あるんだけどねといってました。確かに彼女の言うとおり、寒いと景色はきれいですけどね。


そういうわけで生まれてはじめておでんを作りました。でも練り物が無いから結構寂しい おでんです。



2010年11月28日日曜日

ブログのアクセスの統計

最近コメントが届かないなあと思っていたら、最近できたスパム(迷惑コメント)フィルターに引っかかってた話、昨日書きました。これを止めるボタンは無いものかと探したんですが、見つかってません。一度OKにすると学習して同じ人からのコメント大丈夫かなと思ったんですが、まだ引っかかってるみたいですね。すみません。いちいち見るたびにチェックしますので、コメントをあげていただいたときにすぐ載らなくても半日くらいで載ると思いますので、ご辛抱お願いします。

私としてはただ誰もコメントしてくれなくなったと思っていたので、 一体このブログだれか読んでくれている人がいるのだとろうかと気になり始めました。そこであくあさんが、彼女のブログの読者数の話をしていたので、このブログにもそういう機能は無いものかと調べてみました。

そうしたらSTATSというタブがありました。Statictics (統計)の略です。最近できた機能みたいで、記録は今年の5月からです。その日ごとどころか、毎時間の読者数が出てきます。どういうリンクでこのブログにたどり着いたかもでてきます。

今月の記録によると、ライ麦畑の感想文、デイブのアウディについて 、去年凝っていたジョン・アンド・エドワードについて、そしてなぜか私の母校の住吉高校についての記事が読まれていたトップでした。一番最近の記事がもちろん一番よく読まれていると思ったんだけど、どうして昔の記事がトップに上がってるんだろう?グーグルやヤフーの検索の言葉も出ていましたので、ライ麦畑とかアウディとかで検索したらたまたま出てきたって言うのも多いんでしょう。そうなると、別にページを開いたからって、読んでくれているとはぜんぜん限らないですよね。

で、読者の国分けも出てきました。これが結構面白かった。トップはダントツで日本、そしてイギリス だけど、これは私が自分で見たのも入ってます。そしてノルウェー、イタリア、ベルギー、オーストラリア。これは誰が読んでくれているのが分かってるので嬉しいですね。そしてアメリカ。下のほうに数件あったのはカナダ、マレーシア、香港などでした。

アクセスの数は1日平均30くらいでした。そうか。まあ検索したらたまたまでてきて、読まないで飛ばす人もいるだろうけど、 ちゃんと読んでくださってるんですね。ありがたいことです。これからもがんばって書きますので、よろしくお願いします。

ところでこのブログの方も読んでくださる方がいるとわかって嬉しかったんですが、ちょっとじんとするくらい驚いたのは詩のブログのほうでした。こちらは今まで一度もコメントが来たことも無いし、こんのさんが律儀に感想を書いてくださるくらいなので、読者はこんのさんお一人だと思ってました。すると今月は55件、10月は85件もアクセスがあったことが分かりました。

国別の分布を見ると面白いんです。一番アクセスの多いのはダントツでアメリカ。その3分の1くらいがイギリス、3位が日本です。 そのあとはイラク、ブラジル、オーストラリア、ロシア、台湾、ベトナム。なんか不思議でしょ?これは地図も出ていて、アメリカとかロシア、ブラジル、オーストラリアと面積の大きい国が入ってるので、地図だけ見るとすごく世界的に読まれてるように見えます。えっへん。

検索用語はほとんどなく、リンクを見るとどれもFord Farm Poemsばかり。ということは知っている人が読んでくださってるのかな。

で、良く考えたらこの統計の内容、今ひとつよく理解できないんだけど、でもまあ読んでくださる人がいるということが分かって、ちょっと感動しています。特に詩のほうは100パーセント自己満足でやってましたからね。

これからもよろしくお願いします。

追伸、コメントについて

ここ数日誰もコメントかいてくれないなあ、長すぎるのかな、つまらないのかなあなどと思ってました。するとこんのさんからメールが届いて、コメントが上がらないとのこと。それでいろいろいじっていたら、わかりました。

ブログのサーバーのサービス向上の一環で、コメントのスパム(迷惑コメント)のフィルターというものができたらしく、それで引っかかっていました。「スパムではない」と変えたので、これからはちゃんと載るんじゃないかなと思うんですが、 毎日チェックすることにします。ご迷惑かけてごめんなさい。


送っていただいていたコメントはそれぞれの日付のところに載せて、お返事書いておきましたので見てくださいね。それから2度コメントしてくれた方はひとつ消して置きました。

こんのさんのメールが無ければわからないところでした。ありがとうございました。

2010年11月27日土曜日

もやしのナムル

今日も無茶無茶寒かったです。朝9時半の景色がこれです。



10時に家を出たんだけど、それでも車ががちがちに凍っていて、凍りかきして車を出しました。

今日はデイブがいないのでチャーリーのタップダンスとバレエにルイも連れて行きました。でもバレエを見学させるのもあまりに可哀想なので、その間街に買い物に行きました。この寒さというのに、さすがにクリスマスショッピングの人たちでにぎわっていました。ルイは買い物が大嫌いなんですが、最近ちょっと興味が出てきたみたいで、今日はマーケットで自分のお金でなかなか素敵な帽子を買いました。

あ、でも今日はこんなことを書くつもりではなかったので、本題にうつります。先日もやしを買ったのですが、献立の予定が変わって使わなくなったので、一度食べたもやしのナムルというのを作ろうと思い、ネットでレシピを調べました。するとたくさんでてきます。それでやってみるととっても簡単、すごくおいしかったです。本当にモヤシ一袋でこんなにおいしいものができるんだなあって感じでした。

ナムルをはじめて食べたのは20数年くらい前、ロンドンの韓国料理屋でした。といってもここは日本人の駐在員でにぎわっていましたが。私は大阪なので鶴橋とか韓国料理屋が多い地域はあるんですが、それでも身近なものではありませんでした。そのころ韓国料理でなじみのなるものといえばキムチくらい。そのあと日本を出るころにユッケとかビビンバとかを聞くようになりました。

これってちょっと変だと思いませんか。あんなに身近な国なのに、どうして韓国料理って昔はぜんぜん知られてなかったんだろう? それに比べると今はエスニックブームなんかを経て、結構身近になったようですね。ナムルも普通に食べられるみたいだし、この夏行った日本でも韓国のりのポテトチップとか売ってたし。食べ物だけでなく文化的にも韓国のドラマとかポップグループとかが流行ってるし。

私の高校の校区の一部は在日朝鮮人の人たちの多い地域だったんですが、朝鮮人だとカミングアウトしてる友達は一人だけでした。それでも高校生のとき付き合っていた男の子は朝鮮人だったし、別の友達の家にとまりに行ったら、なんか文化が日本じゃないなと思ったことがありました。食べ物とかが違うんです。それで彼女は朝鮮人なのかと思ったんだけど、でも別にそことをお互い口にしたことはありませんでした。別のクラスメイトの共通一時の申請書の名前が日本名でなかったのを目にしたこともあります。身近でこれだけあったので、実は本当は在日朝鮮人の同級生はもっともっといたのかもしれません。

野球の選手では昔巨人にいた張本勲選手が朝鮮人だと当時からカミングアウトしていました。今は私は阪神しか知りませんが、あの鉄人金本選手も4番の新井選手も、代打の神様、ミスターターガースの桧山選手も韓国人です。(朝鮮人と韓国人という言葉はここでは同じ意味で使ってますので悪しからず)
阪神だけが多いということも無いでしょうから、野球選手にしたらかなりの数になるんじゃないのかなあ。

芸能人でも西条秀樹とか松坂慶子とか、本人がカミングアウトしてるのかどうかはしりませんが、結構今では知られていますよね。あまりにそういう人が多いので、ネットである人は自分の親に、自分ももしかしたら韓国人のではないかと気になって聞いてみたと言っていました。

本当にそんなにたくさんいるのかな。だとしたら、最近のようにカミングアウトしてる人が増えてきたのは、私は楽しいですね。そうしたら韓国料理のレシピとかももっと出てくるだろうし。まあそれは身近すぎる例だけど、お隣の国の文化の影響がどんどん入ってくるって言うのは、楽しいだけじゃなくて、日本の今の文化も豊かになるとおもいます。

でも今までそんなにたくさんの人たちが自分が朝鮮人だということを隠してきたということは、日本人は自分たちの恥だと思うべきですよ。事情があって日本にやってきて、差別などにあいながら苦しい思いをしながら生きてきた一世代上の在日朝鮮人の人たちが、生き延びるために自分のアイデンティティーを隠さなければいけなかった。これはいかに日本人が他国人に情けを持たない人達か、偏見を持つ卑しい根性を持った人間かと、反省するべきです。

前にもちょっと書いたけど、阪神の選手ですら、ファンの中には在日というだけで中傷する人も少なからずいるんですよ。だから一般の人が自分のアイデンティティーを隠すのも自己防衛のために無理は無いと思います。

でもやっぱりだんだん世代が代わっていって、偏見を持たない若い人たちの世代になって、日本ももっと韓国・朝鮮の文化がどんどん身近に入ってくるといいなあ。

ということをおいしいナムルを食べながら考えました。やっぱりいろんな世界の食べ物がどんどん身近になるって言うのはいいことですよ。国民食のラーメンもカレーももともとはエスニックだったんだから。

2010年11月26日金曜日

初雪

今日は初雪でした。昨日は朝あられが降ったのですが、今日のは間違いなく雪でした。朝はすばらしくいい天気だったのですが、1時くらいから急に空が黒くなって、そのあとは雨に変わったり雪になったりを繰り返していました。

デイブは今日は久しぶりに会社を休んで、北ウェールズに行きました。ここから車で6時間半もかかる予定です。友達の50歳の誕生日パーティーがそこで行われるそうです。実は私たち(私と子供たち)も招待されていたんですが、明日子供たちの水泳のクラブチャンピオンシップがあるので行きませんでした。行ってもどうせ奴らはお酒をのめるだけ飲んでぐでんぐでんに酔うんだろうからな。まあだから、水泳は行きたくない口実のようなものなんだけど。

すると夜9時前に電話がかかってきました。やっとついたそうです。家を出たのは朝11時くらいのはずなんだけど、じゃあ10時間近くもかかったんだ。まあ金曜ですからどこかで渋滞に巻き込まれるのは仕方ないんですが、北ウェールズのほうは雪がひどくてそれもあって大変だったそうです。途中でこれは今夜はホテルに泊まったほうがいいんじゃないかと思ったくらいらしい。

こっちも明日は雪がひどくなるらしいんですよ。で、その競泳のあるプールはここから15キロくらいなのだけど、道が川沿いを行くくねくねいく道で、夜は電灯も無く真っ暗で、普段でもあまり好きな道ではないんですが、明日大丈夫かな。もしもひどい雪ならキャンセルになる可能性もあります。そうなら、私たちも誕生日パーティーに行けばよかったけど、それそこ子供づれで雪で動けなくなると大変だしね。

本当にイギリスって、ここ数年は毎年のように雪で学校も飛行機も電車も麻痺ということが数日起こります。5センチくらい積もったらもうだめ。でも私も積雪の中はたとえ5センチでも運転するの怖いから、学校が休校になるのも仕方ありません。

雪の多いヨーロッパの国とかってどうしてるんだろう?やっぱりインフラストラクチャーが違うんでしょうね。イギリスにしたら、年に一度起こるか起こらないかの大雪だから、そんなことにお金をかけるよりは、数日の不便を我慢しようということなんでしょうけどね。でも学校くらいならいいけど、ヒースローが閉鎖になったり、ロンドンの交通が麻痺したりすると、金額的にはすごい額になると思うんだけど。病院でも手術がキャンセルになったりとか。

とにかくそういうわけで、今は足元からしんしんと寒さが上がってきています。これは湯たんぽ抱えて早く寝るに限るな。

2010年11月25日木曜日

トイストーリー3のDVD

今年のクリスマス、プレゼントに一番人気のあるもののひとつはトイストーリー3のDVDだと思います。夏に映画館に見に行った時から、これはクリスマスのプレゼントにぴったりだなあと思ってました。

イギリスでは今週の月曜にdvdが発売になりましたから、まさにそのタイミングですね。うちもデイブは映画を見に行かなかったのでこれをプレゼントしようと思ってるんですが、どこの大きなスーパーでも売ってるし、もちろんアマゾンでも売ってるので、値段をチェックしてからにしようと思ってました。

まずアマゾンで見てみると10ポンド弱。送料もかかりません。するとテレビで、他の通販の会社が50ポンドだか100ポンドだか買い物すると8ポンドで買えると宣伝していました。ふーん。

そして昨日テスコという大きなスーパーに見に行くと、定価12.98ポンド、でももう1枚別にDVDを買うと8ポンドとのこと。ふーん、なるほどね。でも別にこれといって欲しいDVDって無いんだよなあ。特に最近はDVDレンタルのクラブのようなものに入って、1枚2ポンドで送ってきてくれるからなあ。

アマゾンでは別に買いたいものもあるし、じゃあやっぱりそこで買うかと思いながら今日毎週行くスーパーに行くと、ここでは「50ポンド以上買い物すると、通常価格12ポンドのトイストーリー3DVDが5ポンドで買えます」とのことでした。ここでは週に一度食料品を大きなトローリーにいっぱいどっかり買い込むので、50ポンドなんて簡単です。それでついに5ポンドでゲットしました。

しかしそれにしても、こういう人気があってどこでも買えるものって値段比較してみるものですね。

このDVDは早速チャーリーのベッドルームに隠してあります。とってもいい映画だったので、クリスマスにみんなでこれを見るのが楽しみ!

2010年11月24日水曜日

金本知憲

阪神の金本選手が来年も阪神でプレーすることになりました。パチパチ。彼はもう42歳。今年は肩を怪我して成績は今ひとつ。打撃もそうですが強肩が必要とされる外野手の金本さんは、もうぜんぜん守れなくって、ショートの鳥谷君がかばいまくって、無茶苦茶言われてました。それで守備のいらない代打制のあるパリーグに行くんじゃないかといわれてました。特に星野さんが楽天の監督になったからね。

ぜんぜん知らない人のために簡単に説明すると、金本選手は鉄人なんです。彼1492試合フルイニング出場の世界記録があるんです。これはすごいですよ。だって初回から9回、もしくはそれ以上まで、ぜんぜん抜けることなく試合に出るわけです。1年の試合数は144試合ですから10年以上も。10年も1軍にいるって言うだけでもすごいのに。ちなみに金本さんの前の記録保持者は確か900何試合だったので(大リーグ)、これはもうちょっとやそっとで破れる記録ではありません。

10年間は長いですからいろいろあります。その間骨折しても捻挫しても出続けていたし、胃腸炎でイニングが代わるたびにゲロゲロ吐きながらでたりとかもしたらしい。すごいですよ、さすが鉄人。

阪神来季も残留が決まったあとの金本さんのブログ、ご紹介します。

「残留しました!

ってか、もともと阪神を離れる気もなく、誘われた球団もなく、なるようになっただけです。


報道された僕の年俸、あんなにもらっていません。(笑)

ただ来年も、こんな肩の状態で復活を信じて期待してくれている球団には感謝です。



去年から球団とは色々ありましたが、応援してくれてるファンだけは味方だと信じてます!

もちろん球団も今は味方です。


新井だけは敵じゃ怒り


あーあ、やはり残留会見で誰かのマネして泣けばよかった。

つ、つ、辛いです悲しい とね。」


ほんと、金本さんって面白い人なんです。あ、ここでいじられてるのは、広島から3年前にFAで移籍してきた新井選手です。金本選手っていつも新井さんをいじめてるんですよ。オフシーズンにはテレビなどに出てますが、YouTubeなどで見るとお笑い芸人みたいに面白いです。まあ阪神の選手はそういう人多いですけどね。やっぱり会話にウケを求められる関西文化なんでしょうね。

でもそういう金本さんなんですが、本当は律儀と言うか、しっかりとした気を使う人みたいです。数日前はボクサーの友人を陣中見舞いに言ったとのニュースがあります。私は知らない人ですが、日本では有名なボクサーみたいです。彼が前回試合に負けたときに金本さんからメッセージがあったそうです。

「負けても落ち込むところを回りに見せるな。そんなことをすると周りが気を使う。俺も記録が途切れたとき、周りに落ち込んでるところを見せなかった。」って。

と、ここまでが長い長い前置き。

うちにはギネスブックが何冊かあります。ここ5年くらいは毎年買ってます。それで数年前、金本選手が記録を破った年もその次の年も、ギネスブックにはこのフルイニングのことは載っていません。記録が1492と確定した今年は載っているかなと、今日本屋で立ち読みしたのですが、野球の記録は大リーグのことばかりで、載っていませんでした。日本のギネスブックには載ってるんでしょうけどね。

それでルイのクリスマスプレゼントに今年も買おうと思ってたんですが、すっかり買う気がそがれてしまいました。今年はギネスブックパスします。

ちなみにマリナーズのイチロー選手のことはでてました。どんな記録だったかちょっと忘れたけど、何千本安打を何試合でというような、ちょっと覚えにくい記録でした。

そうそう、最後になりましたが、ここにコメントをいつもくれるあくあさんが彼と喧嘩したとブログに書いていたので、詩にしてしまいました。よければ読んでくださいね。

http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2010年11月23日火曜日

Spotify



先日ピアノの先生が帰り際に、子供たちに新しい楽譜を渡して、「これをネットで聞いてごらんなさい。でも悪い癖がつくといけないから、次のレッスンまで自分でひいてはだめですよ。」といって、ネットのサイトを教えてくれました。「え、あなた結構こういうことに詳しいのに、知らないの?」とまでいわれました。無料で安全だとも。

それで早速ダウンロードしてみたんですが、これってすごいんです。画期的。こういうのがでてくると、これからの音楽の聴き方が変わって来るだろうなっていう感じです。

サイトの名前はSpotify。残念ながらイギリスをはじめとする数国でしかまだ使えないとのこと。(ノルウェーのIさん、確かノルウェーにはあるはず)

どういうのかというと、登録をするとiTuneみたいに、プレーヤーをダウンロードします。見かけはiTuneとWindow media playerの中間みたいな感じかな。それで検索ができて、iTune みたいにあらゆる音楽を探せます。そしてなんとそれを無料で聞けるんです。プレーリストも作れます。もちろん100パーセント合法。

ただできないのはハードウエアにダウンロードすること。だから曲をMP3 プレーヤーやCDに焼いたりすることはできません。コンピューターでしか聞けないんです。

メンバーシップには3種類あって、無料なのと月額5ポンドと月額10ポンドのがあります。無料なのは欠点は時々広告が入るんですよ。だからアルバムを聞いてると、たとえば3曲目のあとに15秒くらいのCMが聞こえたりします。それから無料会員は月に合計40時間しか聞くことができません。それを超えると来月まで聞けないようです。でも40時間ってかなりの長さですよね。1日に1時間以上でしょ。まあ、学生で1日中音楽を聴いていたいなんていう人じゃない限り、普通の人なら十分でしょう。私たち(私と子供たち)は今週始めてもう4時間ちょっと使ったかな。でもはじめは珍しがっていろいろ聞いてみるから、すぐに落ち着いて40時間で十分だと思います。

一番高いメンバーになると携帯電話にダウンロードできるみたいです。私の携帯はネットにつながってないので、興味なしなのでよくわかりませんが、そうらしい。

これっていいですよね。好きな音楽や、気になるアルバム、いつでも無料で聞けます。そしてもしも好きだったらお金を出して買えばいい。でも私くらいの普通の人は、PCで聞くだけでも十分満足だと思います。

それで今でもすごいんだけど、これって若者のこれからの音楽の聴き方とか買い方とか、音楽業界のあり方とか、ずいぶん変わるんじゃないかなあ。だって月10ポンドで携帯で聞き放題なら、もうアルバムだとかシングルとか誰も買わなくなって、月額で好きなだけ聞き放題でいいってことになりますよね。携帯をスピーカーにつなげれば家で聞けるし。

まあ私は昔はすごく音楽好きだったけど、最近はそんなに聞かなくなったからあんまり関係ないんだけど、ルイやチャーリーの時代は変わるだろうなあ。昔はFMガイドを買って、夜中に起きて録音とかしてましたよ。エアーチェックと言っていたんだけど、もう完全な死語だなあ。あとはレコードレンタルで借りてきてテープに取ったり。

こうして考えると昔はLPは2500円、CDはイギリスでは16ポンド、日本ではたぶん4000円くらいでしたよね。それが今はCD自体が安くなりました(5-10ポンド)。それに昔はブランクテープを買って録音してたけど、これがヨドバシカメラでマクセルやTDKの90分テープ3本で1000円だったように覚えてます。これにアルバムを裏表1枚ずつ入れて、合計6枚分。それがいまやブランクのCDがイギリスでは10枚2ポンドで買えます。

ただ今のところ、iTuneやアマゾンでネットでダウンロードすると1曲1ポンドなので、これは結構高いですね。だからこんなふうにSpotify がでてきたんだろうけど。だからこれもこれからどんどん安くなると思うよ。

普段はあまりネットのことやITのことに興味の無い私なんですが、今日は書いてしまいました。

ところで最初に書いたピアノの先生に渡された楽譜ですが、練習してはいけないといわれたので、もちろん今はもう二人ともすらすら弾けていますよ。本当にリバース・サイコロジーもいいところ。これからも練習してはいけませんと毎週言ってくれないかな。

2010年11月22日月曜日

ネットボール


チャーリーは今日もネットボールのトーナメントでした。前にも書きましたが、ネットボールはバスケットボールのジュニア版です。昨日の日曜の夕方コーチから電話があり、急なのだけど月曜の午後のネットボールのトーナメントに出てみない?とのことでした。先週の日曜のトーナメントでチャーリーはなかなかうまかったので、やらせてみたいとのこと。

チャーリーにそれを言うと、「まあどっちでもいい。」みたいな返事でしたが、お弁当のあと早引きして、と聞くと俄然やる気になってました。

それで今日は朝は普通に学校に行き、12時過ぎにチームの仲間と早弁し、1時くらいに移動したようです。今日は場所はここから5キロくらいのビデフォード。3時45分に終了予定とのことだったので、3時くらいから見に行きました。

今回はうちの学校も入れて5チームでした。これはどこもビデフォードエリアの学校で、先週とは違う顔ぶれ。チャーリーのスイミングの友達も別の学校から来ていました。

私がつくと他のお母さんから、「St.へレンズ(チャーリーの学校の名前)圧勝してるよ」と言われました。総当たり戦で4試合ずつのうち、やっていたのは3つ目の試合の前半です。チャーリーはちょうどそのときは控えでベンチにいました。普段学校の行事等で私が話しかけると迷惑そうにするんですが、今日は勝っているせいかチャーリーも機嫌よく、「私さっきすごいゴール決めてんよ。」と教えてくれました。

そのあと後半はチャーリーは守備サイドで参加。でも相手より断然強く、ほとんど守備側にはボールは来ませんでした。この試合は16対0で勝ちました。(1ゴールにつき1点)

そして次の試合も前半はチャーリーは控えです。攻撃側にはすごく上手な6年生が二人で、どんどんゴールを決めます。それで前半終了のちょっと前に、相手チームの守備役の男の子がかんしゃくを起こし、「僕はもうやめる!」と宣言して、泣きながら出て行くというハプニングも。そのチームは控えがいなかったので、しばらく4人でプレーしてました。(1チーム5人)

その後半はチャーリーは攻撃側で参加。今度もほとんど相手チームにはボールが行くことなく、チャーリーは4本もゴールを決めてました。結局これも18対0で勝ちました。

全部終わって結果はSt. へレンズはもちろん1位。しかも4試合とも相手チームに1点も許しませんでした。チャーリーはとっても機嫌よく帰ってきました。やっぱり勝負事、勝つと気分いいですからね。

St.へレンズはここ4-5年ずーっとネットボールは強いんです。ただ週に1回1時間練習するだけなのに。やっぱりコーチがいいんでしょうね。他のチームに比べて動きがぜんぜん違いました。ほんと、サッカーでもこのくらいうまくパスできればイングランドチームもっと勝つんじゃないの、と思うくらいでした。

このネットボールのゴール、バスケのそれと似てるんですが、後ろの板が無いことと、高さがちょっと低いのが違いです。でも私だったらぜんぜんシュートしても入れられないんだけど、子供たち誰もたいしたものです。それに先週の日曜も試合でしたが、なんか先週よりうまくなってるんですよね。子供ってすごいですね。

でも来年はこのコーチ、彼女の子供が卒業するので、たぶんやめるんじゃないかなあ。そうなるとどうなるんだろう、St.へレンズのネットボールチーム。

2010年11月21日日曜日

Quantum Healing

Deepak Chopraという人のQuantum Healing という本を読みました。これ昔(14年前)一度読んだんだけど、また気になって読み直しました。前回よりも自分がそれだけ成長したというか、知識が増えた分よくわかった。

この著者はニューエージの世界ではすごく有名な人です。彼はインド人でインドで医学大学に行き、今はアメリカの有名なホルモンを専門にするお医者さんです。西洋医学のことももちろん、インド医学のこともすごく造詣が深く、その両方の側面から話が展開されます。

そもそもは、ガンの自然治癒から話が始まります。ごくたまに治療もしないのにガンが奇跡的に治る人がいますよね。どうしてほとんどの人はそうならないのに、ごくまれにそういう人がいるのか。その違いは何か。その辺から話が始まります。

まず一体自然治癒はどのくらいの確率で起こるのか。1985年の研究によると2万件に1件とのこと。別のリサーチでは、100万件に10件以下との報告もあります。著者の知り合いの専門家によると、珍しいタイプの進行性の高いある皮膚がんは、自然治癒がたまに起こることが知られているそうです。そのほかのケースについては、100万に1件だとか、そんな奇跡的な数字ではないとのこと。

そして彼は科学者ですから、まずミクロの世界の生物学の話になります。DNAの構造とか、神経伝達物質とか、核、原子、そういう話です。

本題からはちょっと外れるけど、面白いと思ったのは、人間のほぼすべてをつかさどるといっていいDNAも所詮は炭素だとか窒素だとかの簡単な物質からできているとのこと。それから、あらゆる物質はエネルギーでできていることは科学で証明されていますが、原子をそのもっと奥まで観察すると、実は99.99パーセントは何も無い空間だとのことです。要するに宇宙のようなものです。宇宙もそこに浮いてる恒星の宇宙の体積に占める割合は微量で、、99.9999パーセント以上は空間です。人間の体も原子でできていますから、つまり人間はそんなにしっかりした固体ではなく、99.99パーセントは空間なんですって。ふーん、そうだったのか。

本題に戻って、自然治癒する人に見られるのは、意識の変革です。それもただ病気に負けない、根性がある、ガッツがある、ポジティブだ、などではなく、別の次元に意識、精神が高められることが必要です。

つまりはしょっていうと(はしょりすぎですが)、体が病気を克服する前に、まず意識が病気に勝たなければいけない。「この病気は私の本質とは関係が無い。この病気は私を害することができない。」そういうレベルに意識がなることが必要みたいです。

そのための方法は、具体的にはいくつかあげていますが、その一番元になるのがメディテーションでした。メディテーションで心の平安をえる、Bliss(至福)の状態を体感する。

まあ簡単にこういう本を紹介するのは難しいんですが、とってもいい本でした。もちろん日本語訳もでてるはずです。興味のあるひとはどうぞ。私も彼の他の本、Ageless Body, Timeless Mindを読んでみるつもり。

ところで話はぜんぜん変わりますが、昨日チャーリーと買い物に行ったとき、スーパーでジャムを売ってるのを見てチャーリーは驚いていました。「へー、ジャムって買えるんだ。」って。そういえばうちではいつもジャムは作っているので、店で売ってるとは知らなかったそうです。こっちが驚きました。

2010年11月20日土曜日

ペットショップ

クリスマスショッピングはこの週末あたりからいよいよ本格的になってきたみたいです。ロンドンではたぶん先週、ここバーンスタプルでも明日街でクリスマスライトのスイッチオンの催しがあります。バーンスタプルでは地元ラジオのDJやバンドが出るみたいです。

私も今日もショッピングです。買ったものはチャーリーの靴下に入れる手袋と、二人の靴下用のお菓子の類。

お菓子って歯にも悪いし体にもよくないし、本当は食べさせたくないんだけど、クリスマスにお菓子がぜんぜん無いって言うのもなんとなく寂しいですからね。

それからルイのメインのサンタからのプレゼントのCD/MP3プレーヤー。そして靴下用のソニーのイヤーフォン。

今日の午前中、チャーリーがバレエをしている間に行ったのですが、さすがに混んでいました。特にこのCDプレーヤーを買ったほうの店は、いつ行っても大きい店ががらんとしていて、10人もお客さんが入っていないのに、今日は駐車場は満車に近かった。

そのあとこれはクリスマスとは関係ないんですが、1ヶ月くらい前に熱帯魚が続けて何匹も死に、ネオンテトラという魚が、その種類は1匹だけになってしまって寂しそうなので、大きなペットショップに買いに行きました。それでその同じ種類の魚を見つけたので買おうとすると、チャーリーが、「あっ、ヒレが病気になってる。」といいました。よく見ると30匹くらい同じ水槽の中にいるうちの、少なくとも5匹くらいはヒレが白くなってます。これはフィン・ロットという病気です。弱々しそうなもの。それで結局買わずに帰ってきました。

実は1ヶ月くらい前にここでネオンテトラを買って家の水槽に入れると、その数匹のほかにもともといた魚も死んだんです。こういうことってよくあるらしい。病気がよそから入ってきちゃうんですね。それで今度は別のペットショップを当たろうということになりました。

この店にもクリスマスギフトはたくさん売ってました。ペットの犬とか猫用のプレゼントです。でも日本のペットブームだから日本のほうがもっとすごいかな。

ここで可愛いウサギやらハムスターやらチンチラを売ってました。特にウサギはとっても可愛かった。値段もまあまあお手ごろです。それでまだクリスマスプレゼントを決めていないチャーリーはウサギが欲しいと言い出してしまいました。

困った。いやいや、絶対もうペットは増やしません。だってそもそも4年前にウサギを誕生日プレゼントに買うことになっていたのが、子猫が手に入ることになり、ウサギをやめて猫にしたんだからね。

2010年11月19日金曜日

クリスマスショッピング

今日は仕事のあとクリスマスショッピングに行ってきました。うちはご存知のように歩いてはどこにもいけないような田舎なんですが、車で2分も行けば(その気になれば歩ける距離ですね。4キロくらいか。)アウトレットのショッピングマールがあるんです。まあこういうのってちょっと外れたところにあるものでしょ。

それほど大きなものではないんだけど、30件近く店が入ってるかな。よく知られてるところではマークス・アンド・スペンサーとギャップ。それから日本には無いけどSaltRockとAnimalいうサーフショップが入っています。カフェも3件入ってます。

そこで買ったルイとチャーリーのサンタからの靴下に入れるものです。
ルイのアニマルの帽子、チャーリーのソルトロックの財布、ルイのサーフボード用のワックス、クラフト用の目玉

そしてこちらはデイブの甥たちとデイブの友達の子供のプレゼント。数年に1度くらいしか会わない甥たちなので何がいいかわからなかったんですが、さすがにマークス・アンド・スペンサーにはギフトコーナーがあって、それらしいものが売っていました。(まあ無難なものでお茶を濁すって感じですかね)ここはアウトレットなので定価から値段が半額くらいに下がっていた上に、「3つ買うと一番安い3つ目はただ」というセールをやっていました。そういうわけで、かなり安く済ませられました。ふふふ。

あとは明日ルイのメインのプレゼントと二人の靴下用のプレゼントを買いに行く予定。

日本に送るプレゼントも用意してあるんですが、これは妹がブログを読む可能性が高いので、ここには書きません。

ということで、だいぶプレゼントの買い物が終わりかけてきました。あとはデイブとチャーリーのメインのプレゼントです。デイブのプレゼントはトイストーリー3のdvdの予定ですが、明日発売になります。これはどこのスーパーでも売ってるだろうから、アマゾンなどとも値段を比べて購入予定。チャーリーはカラオケのディスクのセットと、それとは別にメインのプレゼントを買う予定です。ディジタルカメラにするか、洋服を買うためのお金にするか、まだ本人が決めかねていますが、まあまだクリスマスまで時間がありますから、じっくり決めてください。

こうして書いていて今思ったんですが、デイブはすごく決断力が悪いんです。決められなくていつまでも迷って、結局うやむやになってチャンスを逃すタイプ。私はその逆です。時間をかけて悩むのが嫌で、100パーセント満足いかなくても、まあこっちでいいか、というふうにすばやく決断するタイプ。

で、チャーリーってどうもデイブ似みたいです。買い物に連れて行っても欲しいものが決められなくて、そのまま何も買わずに出て来たり、こっちがじれってくなってせかして、機嫌が悪くなったり。ルイはその逆で私に似てるみたい。ルイの靴下に入れるプレゼントでイヤーフォンが欲しいというので、今日一緒にネットで調べていたんですが、初めに欲しかったのが品切れで、仕方なく別のでいいかというと、「うん」とあっさり。もうひとつのメインのサンタからのプレゼントも、これはどう?という私の提案にすぐに賛成。

ところで今日ショッピングをして見て、ある意味でやっぱり不況だなあって感じました。消費者にとってはいい意味でです。とにかく値段がずいぶん下がってるんです。それからこの辺にある大きなスーパーも、今からクリスマスの間に「xxポンド以上買い物するとxxポンド値引き」というのを連発しています。

店は相変わらず混んでますけどね。それでもひところに比べれば皆財布の紐が固くなったのかもしれません。ひとつあたりの値段を減らしたりとか。

ところで親戚とか友達の子供へのプレゼントなんですが、私としては5ポンドくらい(1000円弱。今はもっとポンドが安いのは知ってますが、感覚としてはそのくらい)でいいかなあというか、そのくらいが気持ちのいい額なんです。あげるのもそうですが、もらうのもそのくらいが嬉しいですね。特にちょっとしたものでも、顔を思い浮かべながら選んでくれたなあと思えるような、気が利いて気持ちのこもったものがいいです。

でもデイブの親戚たちは一人を除いていつももっと高いものをくれるんですよ。(もちろん一番嬉しいのは、そのちょっと安めの、でも気の利いたプレゼントをくれる人です。)去年なんて店の商品券をくれたんですが、ルイとチャーリーに15ポンドずつですよ。私なんて毎年このアウトレットでバーゲンを見つけてプレゼントしてるのに。

で、今年は去年より高いもの買わないとだめかなあと思ってたんですが、結局すごくお得な買い物をしてしまったので、5ポンドくらいになりました。まあ、あちらにはわからないか。

それにむしろわかってもいいって気持ちもあります。もうこんなお金のかかるプレゼント(商品券なのでまさにお金)くれるのやめて欲しいです。

まあとにかくそういうわけで、プレゼントのショッピングは大詰めを迎えました。お隣のおばさんはこの週末プリマスまで友達といってホテルに泊まって思い切りショッピングしてくるとのこと。「お金使いまくるぞ」といってました。

クリスマスプレゼント、買う前は予算だとか何にするかとかなかなか頭を悩ませるんだけど、こうして実際に買って、店の袋に入ったまま洋服ダンスの中なんかに隠してあるのは、楽しいというかちょっとわくわくしますね。喜んでもらえると嬉しいんだけど。

2010年11月18日木曜日

サリンジャーは時代遅れ?

先週の水曜に夜ヨガを教えに行くときに大きな道路が通行止めになっていて、20分も遅れたという話を書きました。あの夜、クラスに遅く登場して、当然ながら何度も謝り、どんなに道が混んでいたかなどの話をみんなにしました。

そのあと家に帰ってきて、デイブにどれだけストレスフルな道中であったかを話し、翌日には子供たちにもしました。そしてこのブログにも長々と書きましたよね。

昨日はまた水曜。それで家を出る前に子供たちと話していて、「先週は道が通行止めだったから大変だった。」なんてことを言いました。

そのあと先週よりは1-2分早く家を出て、ビデフォードを出る橋を渡りながら、「そうそう、先週はこの橋の終わりのところで道が閉鎖だったよなあ。」と思っていると・・・・・・。



なんと信じられないことに、




また同じ道が事故で閉鎖でした。



「うそやー。まじかー?」と思いながらまた先週と同じ道を行きました。先週と同じくはじめは車は多いながらもすいすいと流れていたのですが、またもやまったく同じ場所で動かなくなりました。

この時点で、「これは絶対本当ではありえない。夢かデジャブに決まってる。」と本気で思いました。だって私このクラスもう11年も教えてるんですが、今までこういうことになったのはこれで3回目、それが2回も続いてるんだから。

これって絶対引き寄せの法則ですよ。普段はよくないことは極力ブログには書かないことにしてるのに、長々と書いたからそうなったんです。

そういえば昨日の朝、あるポップソングを口ずさみながらラジオをかけると、まったく同じ歌のまったく同じところがかかっていたので驚いたんですが、引き寄せやすい日だったのか・・・。

ということでこの話は終わり。

今日は地元の図書館に行きました。先日サリンジャーのライ麦畑を久しぶりに読んで、またサリンジャーが読みたくなったんですが、この図書館にはありませんでした。まあ小さいところですから仕方ないです。それでルイに中学校の図書館で探してもらいました。生徒が2000人以上もいる大きな学校ですから図書館も大きいし、サリンジャーはまあ若者の本ですからあるかと思ったんですが、やっぱり無かったとのこと。

それで今日は図書館で予約しました。その図書館に無ければデボン中の図書館から取り寄せてくれます。それでコンピューターで調べてもらうと、なんと全デボンにその本(フラニーとゾーイー)はたった2冊しかないとのことでした。その図書館司書の人も驚いてました。

たぶんライ麦畑ならもっとあるんだろうけど。それにしてもサリンジャーって4冊しか出版して無いんですよ。(長編は3冊)だからどの本も結構読まれてるはずなんだけど。

いやいや、読まれていた、ということなんでしょうね。今はサリンジャーなんて読む人は少ないのか?


さっきここまで書いて、ちょっと久しぶりにテレビでもつけてみようとつけてみてびっくり!

今日は日本人のお友達のイズミさんという人と久しぶりに会っていたのですが、映画の話になり、オーランド・ブルームの出ているKingdom of Heavenという映画の話になりました。私は聞いたこと無かったので、彼女がかいつまんであらすじを教えてくれたんですが、ちょうどテレビでやっていました。

やっぱり引き寄せの法則ですねえ。

2010年11月17日水曜日

North Devon Gazzett

今日入っていた地元の新聞からの記事をあげて見ます。この新聞は週に一回発行で、無料で郵便受けに入ってきます。

まず1面はバーンスタプルで爆発です。火曜の朝4時に住宅街の家が爆発。住民2人は救急ヘリコプターで大きな病院に運ばれました。容態は発表されていませんが、無事みたいです。周りの住民20人くらいが近くのセンターに避難。このせいで道が何本か封鎖されました。近所の人によると、「とんでもない大きな音がした。爆撃されたのかと思った。」とのこと。写真を見ると、その家一軒だけ屋根も壁もぶっ飛んでいました。原因は調査中ですが、ガスではないかとのこと。

そして3面に小さな記事で、ハートランドの草原から羊が25匹盗まれたとのこと。金額にして1650ポンドの損害で、警察が調査中。

5面にはこんな記事が。これはちょっと背筋が冷たくなります。バーンスタプルのある夫婦の猫がいなくなり、事故にでもあったかと思っていたら、数日後にひどい傷を負って現れたとのこと。前足と腰に大きな怪我。調べてみると銃で撃たれたあとがあり、銃弾が肩から腰に抜けていたとのこと。

このような事件はこの地域で最近3件ほどあったとのことです。どれも至近距離で打たれた模様。イギリスは銃はライセンスがいるんだけど、田舎なので狩用の銃を持ってる人は結構いると思うんですよ。きっとそれが使われたんだろうなあと私は思ってます。

そしてブローントンという街では46歳の精神分裂症の女性が依然行方不明。住民の方は庭の物置などをチェックしてくださいとのこと。

そしてスポーツセクション。トリッジサイド・スイミングクラブは先日のアリーナリーグの第2ラウンドで強豪と対戦し惨敗。しかし個人セクションでは、ルイ・ウッドワード、チャーリー・ウッドワード、デイビッド・ミラー、そして男子13歳以下のメドレーリレーと自由形リレーで金メダル。

とのこと。平和な北デボンでした。

2010年11月16日火曜日

朝は辛い

最近ぜんぜんゆっくりと寝たことが無いんですよ。どのくらい最近かというと、子供が生まれて以来なので12年以上ですね。もう夜泣きで起こされることは無いけれど、それでも週末でも目覚ましをかけずに寝たことが無い。大体週末でも何かあるし、何も無い日でも子供は早く起きてるから、そんなに朝寝坊もできません。

夜寝るのがそもそも遅いですね。それが一番の原因。平日は12時半までには、週末でも1時半には寝ようと思ってますが、ついつい遅くなって、平均すると平日で6時間ちょっと、週末で7時間ちょっとかな。

それなので毎朝眠いです。すごく起きるのがつらい。これは週末でも同じ。思う存分体が要求するだけ寝て、もうこれ以上寝られないなあと思って起きたことなんて、たぶん15年くらいは経験無いです。

毎朝つらくて、でも午前中仕事や予定が無い日などは、「よし子供が学校に行ったらちょっと寝よう。」と自分をだまして起きるんですが、一旦起きてしまうと大丈夫。別に昼寝なんてしようと思いません。そして夜が来て、また遅くまで起きています。

それで先日の土曜、ちょっと早く寝たんですよ。それで8時間半後くらいに目覚ましをかけたんだけど、やっぱり起きるのがつらかったです。それで昨日も同じことをしたんだけど、やっぱり辛かった。

それで思ったのだけど、朝の辛さってもしかしたら睡眠時間に関係ないのか? たくさん寝ても宵っ張りで寝起きの悪い人は、やっぱり朝は辛いのかも?

話は変わりますが、私がロンドン大学にいたときの友人で、お父さんが岡山の新興宗教、黒住教の教祖だという人がいました。その宗教は神道の一派で太陽崇拝をします。その友人黒住君は6代目だか7代目だかの跡取りで、日本ではお父さんと一緒に毎朝太陽を拝みに行かなければいけません。そんなの大変だなあとうい話をしていると、こっそり教えてくれました。

現教主の彼のお父さんも、何十年やっても朝起きるのが辛いとのことです。 

やっぱりそうなんですね。

2010年11月15日月曜日

サンタ

イギリスの親はこんなにするのかというくらいの工夫をして子供にサンタを信じさせます。

よくやるのはクリスマスイブの夜、ミンスパイというお菓子とブランディーをサンタのために用意しておくというもの。そしてトナカイのためににんじんとバケツに入れた水を置いておきます。興奮状態の子供がやっと寝たら、これを親が食べて、パイのかけらをお皿に残しておきます。にんじんもへただけ残したり。

うちではしたことはありませんが、家によっては床に小麦粉をまいてその上をブーツで歩いて、足跡を残したりするそうです。チャーリーは一度学校で、サンタ用の粉を作ってきました。これは大麦と銀のラメを混ぜたもので、庭などにまいておきます。するとラメがきらきらしてサンタが空からどの家を訪れるか間違うことが無いというもの。

サンタに手紙も書きます。書いてどうするかというと、これを送る住所があるんですよ。たぶん郵便局のサービスなんですけど、郵便番号はSAN TA1です。そして驚いたことに、これを送ると返事が来るそうです。そこまでされたら子供、サンタ信じるやろなあ。

うちの子供は10歳と12歳ですから、まあ信じてないとは思うんですが、おととしくらいまではおそらく信じてました。今も別にはっきりと「サンタなんていないよね」という会話は無いです。だから子供たちも、「まあ親がああいってるし、プレゼントくれるんだからだまされてやろう。」と思ってるみたいです。

サンタがいるとややこしいことも多い。たとえば誕生日プレゼントなら、何がいいか一緒に相談したり、カタログを見てどっちがいいか聞いたり、「去年は大きいプレゼントだったから、今年はちょっと安いものを。」なんてことができますが、サンタからのものはそうも行きません。ましてや商品券や現金というわけにも行かないし。

それでも去年はチャーリーのプレゼントをネットで買ったのですが、あまりよくなくて送り返して、別のものを買いなおしたということがありました。そのときに、「サンタからメールが来て、あまりいいMP3プレーヤーがないので、別のものにすると言ってきたよ。」というと、納得してました。

そういえばその前の年はルイのレゴを一緒にネットで「それはちょっと高すぎる」などといいながら選んで、「じゃあ、そうサンタにメールしとくわ」ということがありました。

まあ別にそれで納得してるんじゃなくて、ただ付き合ってるんでしょうけどね。今年も「今年は誕生日のプレゼントが高かったから、あまり高いプレゼントはだめとサンタがいってたよ。」といったら、わかったとのこと。

でもまだ何をサンタからあげるか決めていません。チャーリーはカメラ、ルイはMP3のドッキングステーションとのことですが、気が変わるかなあ。ルイにはもう現金でいいか?現金ですめばこんなに楽なことは無いんだけど。

2010年11月14日日曜日

ネットボール


今日はチャーリーのネットボールのトーナメントでした。ネットボールというのはバスケットボールを子供向きにアレンジしたようなもの。野球に対するソフトボールのようなものです。

チャーリーは学校のクラブで週に一度やっています。別それほど熱心にやってるわけじゃないんだけど、クラブを率いてるお母さんが取っても熱心で、チャーリーの学校はいつも1位か2位です。一チーム5人で、人数が多ければ同じ学校で何チームも出場できます。強いほうからAチーム、Bチームとなります。今日はクラブ内で一番うまい二人が欠席だったので、チャーリーは何とかAチームに入れました。

これは外でやる競技で、時間は1時から4時半まで。この辺の小学校10校くらいが来て、総当りというわけじゃないけど、5試合ずつしました。そのあとで勝ちが多いチームは決勝に出ます。(一試合前半後半あわせて12分)

今日は天気予報は晴れだったのに、雨が降ったりやんだりでしかも気温は6度くらい。すごく寒かった。近所なら1時に連れて行ってあとで迎えに行ったりできるんだけど、ちょっと遠かったのと普段あまりチャーリーのネットボールを見ないので、ずっと見てました。やってるほうは動いてるからいいんだけど、見てるほうはすごく寒くて、足の指の感覚が麻痺してました。あまりの寒さにたまらず、3時半くらいに抜け出してマクドに行ってコーヒーとココアを買って来ました。

結果はチャーリーのチームは決勝で敗れて、敗者復活戦で勝って3位でした。チャーリーは特にうまいわけではないけど、5つくらいゴールを決めていたかなあ。

そういうわけで、この週末はぜんぜんなにもできなかったよー。昨日は朝はチャーリーのバレエ、午後から夜は競泳、今日はネットボール。

あ、それでも近所のショッピングモールで昨日仮設の手作りのビーズで作ったアクセサリーのお店が出ていて、そこでなかなかいい物を見つけたので、デイブの姪のクリスマスプレゼントに買いました。上が小物入れ、下の5つが指輪です。なかなか可愛いです。

2010年11月13日土曜日

アリーナリーグ

今日はアリーナ・リーグという大きな水泳の競技会に行ってきました。場所はプリマス。ちょっと遠いのでクラブからバスをチャーターしていきました。これが楽しいんですよ。ついていく私もちょっと楽しいくらいなので、子供たちはすごく楽しみみたいです。クラブ仲間とは週に何回もトレーニングで顔をあわせるけど、一緒に遊ぶ時間は無いので、バスで一緒に座るのがすごく楽しいみたいです。

結果は5チームありわがクラブは最下位でした。まあ結構強豪相手だったので、仕方ありません。ルイはメドレーリレー、自由形リレー、50mバタフライ、50m平泳ぎにでて、バタフライは2位、それ以外は1位でした。年齢別にするのでルイはどれも12.13歳の部だったのですが、特に自由形リレーは何メートルも差をつけて大勝でした。

このクラブは学校のクラブではなく地元のクラブで、いろんな年齢が混じっています。その中でも特に今このルイの年齢層の男子がルイだけでなくすごく強いんです。今まであまり速くなかった二人もすごく速くなってました。やっぱり一人がんばる人がいると、それが刺激になったり励みになったりして、全体のレベルが上がるのかなあ。

チャーリーは10・11歳女子の部のメドレーリレー、自由形リレー、バタフライ50mに出場。メドレーはどちらも3位、バタフライは1位でした。ちなみにバタフライは自己最高でした。

このクラブどういうわけか女子はあまり強くないんだけど、このチャーリーの年齢層はクラブ内の女子の中では一番がんばってるグループです。やっぱり友達に負けなくない、がんばって練習しないと、とお互いを引っ張りあってるんでしょうね。

それで今日は遅く帰ってきました。家に着いたら10時半くらい。今日はそういうわけでちゃんと晩御飯を食べず、もって行ったソーセージやチップスやケーキなどといった適当なものを食べていた上に、帰りにマクドナルドに寄ったので、胃が重いよー。

明日はチャーリーのネットボールのトーナメントです。もう週末はここ1年くらいほとんど毎日のようにスポーツやらダンスやらのイベントがあり、かなりしんどいです。月曜が来ると子供たちはほっとしてるんじゃないだろうか。

2010年11月12日金曜日

イギリスのリサイクルの歴史

私は昭和40年生まれなんですが、物心着いたときからちり紙交換というものがあって、新聞は全部出していました。それからジュースなどのびんを店に持っていくと、10円びん代を返してくれたのも覚えています。それはリサイクルなんていう言葉が出てくる前ですが、日本では昔からそういうのは根付いていたように思います。

それでその昭和の終わりごろ、1996年にイギリスに来て寮に住み始めました。各自の部屋にゴミ箱があり、それを朝部屋の前に出しておくと、お掃除のおばさんがからにしていってくれます。でもごみのファシリティーがこれしかなく、とにかく何でもここに捨てるんです。新聞とか雑誌も。これははじめは抵抗がありましたね。何しろそれまで新聞をごみに出したことが無かったんですから。

でも新聞どころじゃありません。とにかくなんでもここです。どういうわけで捨てたのか忘れたけど、靴をここに捨てたこともありました。

働くようになってロンドンの市内のフラット(アパートメント)に一人暮らししていたときは、500戸以上はいってる大きなフラットだったのですが、各階にごみ室があり、そこに何でも捨てました。新聞などはもちろんのこと、壊れた掃除機だとか、使い勝手が悪くてあきらめたカプチーノの機械なども捨てたのを覚えています。

イギリスは日本とは比較にならなくくらい中古品のリサイクルはされていますが、廃品回収という意味でのリサイクリングなんてそのころはぜんぜんされてませんでした。したくてもできなかった。

それが90年代の半ばくらいから、公園の隅やスーパーの駐車場などでリサイクリングバンクというのができ始めました。3mx2mx2mくらいの大きなメタルの箱に3つくらい穴が開いていて、「新聞雑誌」「空き缶」「びん」と分かれていて、そこに捨てます。こんな感じ。

これができたので、環境問題に関心があった私は喜んでごみを捨てに行ってました。でも結構面倒なんですよね。一人暮らしの人は量が知れてるから歩いて持っていけるけど、家族が多い人は車が無いと運べないし、そうなるとガソリンがかかって意味が無い。それでビデフォードに越してきて車に乗るようになったら、週に一度スーパーに買い物に行くときにまとめて捨てに行ってました。

で、これは昔に比べればすごい進歩なんだけど、やっぱりかなり良心的な人や環境問題に関心ある人しかなかなかやろうという気にはなりません。実際ルイが赤ちゃんのとき、そしてそのあとチャーリーが生まれて赤ちゃん二人抱えて睡眠時間3時間で生きていたころは、とてもそんな余力はありませんでしたから、毎日大量に出る紙おむつと一緒に全部ごみに出してました。大きなゴミ袋を週に5-7袋くらい・・・・。今から思うと環境に悪くて申し訳なかったんだけど、そのころはとにかく子供を死なせないように育てて自分も生き延びるので精一杯でした・・・。

それが5年位前くらいのときから、週に1回リサイクリングの回収に来てくれるようになりました。これはありがたかった。みかん箱の倍くらいの大きさの緑のプラスチックの箱が渡され、そこに空き缶、空き瓶、新聞雑誌、ペットボトルなどを入れて出しておくと、回収していってくれます。

でもダンボールや厚紙は相変わらず回収が無しでこれが結構ごみの場所をとると思っていたら、庭のごみ(芝刈りした芝や雑草や枯れ木、枯れ草、木の枝など)を入れる車付の大きなゴミ箱が各戸に配布され、ここにダンボール等を入れてもいいとのことでした。これは回収されて、シュレッダーにかけられて堆肥などになるようです。

生ごみは普通の家はごみに出しますが、うちは肉、魚以外の野菜や果物のごみは全部集めて庭の堆肥の山に入れてます。するとこれも去年から各戸に生ゴミ用のゴミ箱が配布され、集めて上記の庭のごみと一緒に出せとの通知が来ました。まあうちは必要なかったですが。

そういうわけで今はごみの量がすごく減って、4人家族で週に1袋か2袋出すだけです。ごみの中身は結構プラスチック類が多いかな。同じプラスチックの入れ物でも、リサイクリングしてくれないのもいろいろあるので。

イギリスのリサイクリングの近年の歴史はこんな感じです。

ごみとして出されたものは、Landfillといって地面に埋められます。時々テレビや写真で見ると、さすがにすごい量のごみがどんどん埋められていってます。それは大体が生物分解しないものなので、何十年何百年とそこに眠り、その間汚染物が染み出す危険もあるし、その場所は住宅地の値段にかかわるので秘密だとか。まあ知ってる人はたくさんいるんでしょうけどね。

10年位前はマスコミなどで、このままではイギリスにはランドフィルの土地がなくなると騒いでましたが、今はどうなんでしょう。もしも私の家が典型的なケースだとすると、ごみの量は4分の1くらいに減ったので、ずいぶん改善したと思うんだけど。

2010年11月11日木曜日

いろいろな出来事

昨日の夜、6時半から仕事でした。6時半から7時半までの初心者クラス、7時半から9時までの中級者クラスです。場所はここから18キロくらい先の隣町。ここから隣町までは高速道路ではないけれど、20年前くらいにできた大きな道があり、20分あればいけます。

それでいつも6時に家を出ます。昨日はちょっと遅くなって3分くらい過ぎてたかな。でもまだ時間的には十分余裕です。すると・・・・・


がーん・・・・・・・


なんとこの大きな道が閉鎖になっていました。パトカーが停めてあって、おまわりさんがいたので事故があったみたいです。それで車は全部、河口沿いに走る道に誘導されていました。こちらは村をいくつか抜けていくバスの通る道。時速は40マイルしか出せませんが、スムーズに行けばあまり時間は変わりません。6時過ぎなのでまあ車は多い方ですが、混んでるというほどではないし、このまま行けばぎりぎりか5分くらいの遅刻で間に合いそう。

と思っていたら、途中からぜんぜん動かなくなりました。オフィスは4時半で閉まってるし、誰にも連絡できません。初心者クラスは1時間なので10分遅れると、ずいぶんロスになるんだけど。15分以上遅れたら、もう生徒はあきらめて帰ってしまうんじゃないだろうか・・・・・

で、結局18分くらい遅れました。車をゲートで乗り捨ててホールに駆け込むとまだ生徒さんたちはいました。それで簡単に事情を説明し、授業を始めてから、途中で抜けて車を駐車場に停めました。このクラスは7時10分に終了、次のクラスを10分遅れで始めました。

この道路、ひとつ事故があるとすぐこういうことになるので、「A39が閉鎖になってた」と一言言えばみんな理解してくれるし、文句を言う人もいなかったんだけど、でもそれにしても疲れた。ヨガ教えに行ってストレス溜まりました。

時々この道こういうことがあるんですよ。たった2週間ほど前も、土曜の朝バレエに行くときに閉まっていたし。特にこの季節、夏時間が終わって急に夜が速くなったころって事故が多いんです。

ところでこの辺は普段はあまり渋滞は無いんですが、このビデフォードの街と隣のバーンスタプルをつなぐ道はやっぱり朝のラッシュ時は混雑します。5年ほど前に半年ほど週に一回学校に通ってたんですが、朝9時半のクラスに行くのに8時半前に出て、それでも間に合ったり間に合わなかったりという感じでした。

それでいつも思うんですが、事故があるわけでも道路が閉鎖されているわけでもなく、ただ交通量が多いというだけで、どうしてこんなにぜんぜん前に進まないような渋滞になるんでしょう? 時速20キロくらいののろのろ運転になるのはわかるけど、どうして同じ方向に走ってるのに、こんなにぜんぜん動かなくなるの? 理論的には何台走っていようと、皆同じスピードで適当な車間距離で走っていれば、同じスピードで行くはずでしょ? エスカレーターやムービングウォークでも、何人乗っていようと同じスピードで進むのと同じ原理のはず。いい説明を知ってる人がいたら教えてください。

ところで昨日の場合は、はじめはちょっと遅いながらもスムーズに走っていたら、急にある地点からぜんぜん動かなくなりましたが、原因は路肩に駐車してあった車でした。別に違反でもなんでもなく、ただ道路の一部が駐車できるようになっていて、その部分で車が詰まって、3キロくらいの距離を15分くらいの渋滞になりました。

今日はすごい大雨で大風です。今家が揺れるくらい吹いてます。昨日夜帰ってくるとき、川の水がすごく高かったのですが、今夜はもしかしたら洪水になってるかも。満潮は夜11時くらいのはずです・・・

2010年11月10日水曜日

ルイのギター

また今日も子供のことになるんだけど、今日は音楽の話です。

デイブのお父さんは本業は農家(酪農)なんですが、教会でオルガンを長いこと弾いてます。あとは合唱団を率いたりしてます。10年以上も前に現役引退したので、最近はそちらが本業というか、あちこちの教会に呼ばれたり、結婚式やお葬式でオルガンやピアノを弾いて、謝礼をもらってるそうです。5年前くらいに、女王様から「音楽に貢献した民間人」みたいな賞状ももらってました。

私自身はピアノは少し習ってたけど、ほぼ弾けないに等しいです。それでも中学のころと大人になってから合唱団に入っていたので、音楽は好きですね。デイブはぜんぜん何もできません。

それでルイが小学校に入るとピアノを習わせました。私自身が、何かひとつくらい楽器が自由に弾けたら楽しいだろうなあというのが一番の理由ですが、もうひとつの理由は責任感です。どういう責任かというと、デイブのお父さんがなかなか音楽の才能があるみたいなので、万が一うちの子供たちにもその才能が遺伝していたら、それを埋まらせては申し訳ないという責任です。で、「これはとりあえずピアノ習わせないとしょうがないなあ」という気持ちではじめました。

それで今でルイは5年くらい、チャーリーは4年くらいやってるんだけど、才能は無いみたいです。先生が好きというのもあるんだけど、練習もぜんぜん嫌がらずにやるし、ピアノは好きみたいなんだけどね。試験を受けることもできるんだけど、もうそれはいいですと断って、ただ楽しみのために習わせてます。だからいつやめてもいい。

で、ピアノはそうなんだけど、最近ルイは毎日のようにギターを弾いてます。うちにデイブのアコースティックギターがごろんと転がっていて、それを自分でひき始めたのがきっかけです。一応デイブのギターなんだけど、彼も私のピアノ以上にほとんど弾けなくて、それでもいくつかコードを教えてあげると、本を見ながら勝手にひくようになりました。

最近はあのDeep Purpleの Smoke on the Waterばっかリ弾いてます。これって確か私が中学のときに軽音楽部の部室から毎日のように聞こえてきていたなあ ・・・。

それをどういうわけか台所で弾きたがります。私に聞いて欲しいのかな。正直言ってうるさいんだけど、まあ我慢して料理しながら聞いてあげてます。そのうち自分の部屋にこもって弾くようになるんだろうし。

私が小学生のころ、母が数年間再婚していた相手に連れ子がいて、彼は中学生だったんですが、よく自分の部屋でギターを弾いてました。吉田卓郎とかフォーク音楽。今から思えばなかなか上手だったんだけど、うちの母はうるさいうるさいとよく文句言ってました。まあ自分が演歌しか聴かない人だから、フォークとかロックとかってうるさいとしか聞こえないんでしょう。それにしても、もしも自分の本当の子供なら少しくらい「この子はなかなかギターがうまい。才能があるのでは。その道を追求させようか。」とか思うと思うんだけど、やっぱり継子はぜんぜん可愛くなかったのかなあ。まあうちの母が継母というのも、なかなか大変だったとは思うけどね。

ああ、なんか話がすごく飛んじゃいました。

とにかくそういうわけで、ルイはピアノの才能はなさそうですが、ギターはちょっと自分で弾いただけで、なかなか上手になってます。可愛い我が子だからうるさいといわずに聞いてあげます。

2010年11月9日火曜日

ルイの懇談会

今日はルイの学校の個人懇談でした。とはいえ、これは9月に入学した新入生が対象で、とりあえず問題が無いかを話し合うだけのミーティングで、時間は一人5分です。個室ですらなく学校の食堂のテーブルでがやがやしてる中を懇談しました。

初めて会うルイの担任の先生は若い女の先生。たぶんまだ20代なんじゃないかな。地理の先生です。席に座ったとたんに、「5分しかないので簡単に。」と言われました。

ここから先は自慢っぽくなるので、読みたくない人はここでやめてください。また明日ね。

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まだ読むんですか。

・・・・・・・・・・


じゃああとで「自慢たらたらだな」とか文句言わないでくださいよ。

・・・・・・・・・・・


先生にまず「何か問題はありますか」と言われたので、「イングリッシュが簡単すぎる。小学校のときのほうが難しかったと本人は言ってます。」というと、「それは無理も無いですね。」と言われました。

入学してすぐに、ベースラインテストと言うのを受けたんです。全員がコンピューターでやったらしいのですが、これで学校が生徒の個人のレベルと把握するというものです。それでルイは1点差で学年で2番だったそうです。学年はたぶん300人くらいです。点数は133点だったのですが、先生によると「統計的に言って、130点以上なら全国レベルでトップ2パーセントに入ります。ルイは133点なので1パーセント以内でしょう。」とのことでした。

あとは、スポーツもできるし友達も多いし、社交的だし、問題は全然無いですね。とのこと。でも私としては、それはありがたいことなんだけど、だからと言って楽チン楽チンと思ってるわけには行かないので、もっと資質を引き伸ばすように、難しいチャレンジを設定して欲しい、刺激になるような教育をして欲しいということを言ったのですが、何せ時間も限られていたので、

「じゃあルイ、簡単すぎたら相談に来なさい。簡単だからって、それに甘えちゃいけませんよ。」

というだけで、終わってしまいました。あとは10年生のときに(ルイは今7年生)受けるGCSEという全国テストの科目を今から考えてみたらどうか、というくらいでした。

まあ、あっさり終わりすぎたけど、先生にも会えたし、初回の懇談会はこんなものでしょうね。とにかく大きな問題が無いということを確認するための懇談のようなものだし。

で、ルイちゃんが学校で優秀なのはありがたいんだけど、学校が普通の公立校で、いろんなレベルが混ざってる中で、ちゃんとがんばってやっていけるのか、ちょっと気になってます。私立の学校では優秀な生徒が集まって、いい大学目指して早くからやってるところもあるし、大学入学はそういう人たちとの競争になるから、今の状況に甘えずにがんばって欲しいです。そのためには、親としてどうすることができるのか、その辺はちょっと責任というか、感じますね。まあ本人しだいと言えばそうなんだけどさ。

私も普通の公立の中学だったし、親はぜんぜん教育熱心ではなかったけど、高校は進学校だったから、高校以降はやる気さえあれば上を狙える環境は整っていたけれど、この田舎の公立学校で、ルイちゃん大丈夫かなあ。

去年も今年も卒業生にはオックスフォードもケンブリッジも出てなかったけど、それでもロンドン大学のインペリアルカレッジやキングスカレッジ、王立獣医学院などの有名校に言った人は数人いたみたいでした。だからがんばればできるとは思うんだけど。まだまだ先が長いですよ。

目標をしっかり立てて、そこから目をはずさずに、楽しく前向きに勉強してもらいたいです。

2010年11月8日月曜日

クリスマスまであと46日

クリスマスまであと46日に迫りました。

ナーンていっても日本の人は、何を言ってるんだと思うでしょうね。でもイギリス人にこれを言うと、「えっ、たったそれだけしかないの?」という返事が来ます。そして「まだ何も買い物して無い」とか、人によってはいいます。

イギリスもクリスマスもニューイヤーもあるんだけど、日本ではクリスマスは平日だしちょこっとおしゃれにお祝いして、お正月がくると気分は完全に一新されて新しい年を祝いますよね。でもイギリスではクリスマスは超特大イベントで、翌日もボクシングデーといって祭日です。そしてこのお祭り気分がお正月まで続きます。お正月が来ると逆に、「ああクリスマスも終わったし、明日から仕事だな」という感じですね。

イブの24日は、基本的には休日ではないので、会社はあいてることになってますが、その会社しだいで午前中だけだとが、午後はただみんなでコーヒーを飲んでミンスパイ(というクリスマスの食べ物)を食べて解散なんて感じですね。シティーで働いていたときは、金融なので閉めることはできないので、一応5時まで働いてましたが、休みを取ってる人も多いし、ただいるだけという感じでした。それはそれで結構好きだったように覚えてます。

店は24日も開いてます。最後の買い物があるからね。スーパーなどは24日の午前中は1年で一番忙しいかも。6時くらいに開店したりします。でも夕方は5時くらいに閉まるのかなあ。そのくらいからいよいよクリスマスっていう感じがしますね。

それで私も例によってクリスマスショッピングをちょこちょこ続けてます。先週買ったのはクリスマスカードが2パック(50枚)、子供たちの長靴に入れるチョコレート、チャーリーの長靴に入れるための口紅とマニキュア。

ああ、しかしこのペースではぜんぜん買えていないなあ。あと46日しかないのに。食品は12月になってから考えるとして(でも七面鳥だとかの肉類は12月5日くらいまでに肉屋に予約入れないといけないんですよ。)、子供のプレゼント、長靴の中身、親戚の子供、友達の子供、バスの運転手などのプレゼント、ああ、買えていない。まあ親戚は金ですませるか・・・・・。カードももっといるし、ラッピングペーパー、そうそうツリーも毎年生の木を買うし。ああ、あと46日かあ。

まあ、ショッピングって楽しもうと思えば楽しめるから、せいぜい楽しんでクリスマスまで買いまくります。

2010年11月7日日曜日

りんごの使い方

うちにはりんごの木がいろいろ入れて8本あります。全部私が植えたのですが、一度に植えたわけではないので、このうちの数本はまだほとんど収穫できていません。しかも今年は凶作だったのですが、それでも9月から今までずっとりんごが採れてました。

でももう11月ですから最後の木となったゴールデンデリシャスも全部もぎました。間引きを怠ったので、小さいのがたくさんできてしまいました。それで小さすぎるものはお隣さんのポニーのえさ用に上げました。りんごの種類によっては、きちんと保存すればかなり持つのもあるんですが、これはすぐしわしわになってきてます。

それで毎年りんごの季節はどうやって食べるか、利用するかに頭を使います。実際にそのまま食べるっていうのはごく一部です。たぶん10パーセントくらい。あとはパイだとかのデザートにしたり、ジャムやチャツネ(スパイス入り漬物)に加工したりします。ジューサーもあるんだけど、なんかこれはめんどくさくて今年は使いませんでした。

先週収穫した最後のりんご、どうやって使い切ろうかなあと思っていたら、こんのさんが干し柿の写真をブログに載せてらっしゃいました。それでドライアップルを作ろうという気になりました。自然食品店とかで、輪のドライアップルが売ってます。それでネットで作り方を調べてみると、オーブンで簡単にできるとのこと。150度にセットして、それで6から8時間くらい入れておけばいいそうです。

それで昨日やってみたのですが・・・・・・・

大失敗でした。この150度というの、摂氏ではなくて華氏だったんです。摂氏で言えば65度くらい。良く考えたらもちろんそうでした。イギリスのレシピだと普通摂氏で書いてあるんですが、ネットで見たのでアメリカのサイトだったようで、華氏だったんですね。

結果はこげこげ。

それでりんごもだいぶ減ったし、どうしようかと思ったのですが、やっぱりまた挑戦することにしました。昨日は10個くらいやったんだけど、今日は5個くらい。まだオーブンで乾燥の途中です。

残り20個くらいだったので、5つくらいフルーツボウルに残して、あとは全部皮をむいて芯を取って冷凍しました。小さいりんごだからアップルパイひとつ分くらいかなあ。

そういうわけでりんごの季節は本当に終わりました。これで秋が終わって、冬がくるんだなあという気がします。

2010年11月6日土曜日

焚き火の日

今日は焚き火の日です。というか正式には11月5日なので昨日でした。でも昨日は雨だったし、今日は土曜なので、われわれは今日出かけます。

それは正式な名前はガイ・フォークス・ナイト。詳しいことは去年書いたので省きますが、昔ガイ・フォークスという人が王権の失脚を図って国会議事堂を爆破する計画を立てたのを、未然にふせがれたことを記念して、焚き火や花火をする日です。ハロウィーンに近いので、なんとなくこの二つはまとめて祝われたりもします。

家で花火をあげたり焚き火パーティーをする人もいますが、われわれは今日はルイの友達の家族と一緒に隣町のラグビー場で行われる花火大会に行きました。7時からということで、われわれが会場に着いたのはもう7時近く。たくさんの人が歩いて向かっています。車もいっぱい停まってます。

会場では野原の真ん中にまだ火がついていない焚き火の山があります。直系も高さも10メートルくらいでしょうか。周りに柵があって、見物人は30メートルくらい離れたところに人垣を作ってます。人出はざっと見ただけでは1000人くらいはいたんじゃないかなあ。入場料は大人3ポンド子供2ポンド、ファミリーは8ポンドでした。収益は地元のチャリティーに行きます。

15分くらい待っていると、なんと雨が降ってきました。今日1日中曇りではあったけど雨はぜんぜん降らなかったのに。厚着して帽子かぶってるのであまり感じませんでしたが、実はかなり降ってきました。その中でまず焚き火に火がつきました。ああこれで火が大きくなってくればちょっとは乾くかなあと思っていたら、いきなり大きな音がして花火が上がり始めました。

焚き火から20-30メートルくらいのところで上げてます。花火の上がる元のところを見たのは初めてですが、いちいち火をつけるのかと思っていたら、ぜんぜん違うみたい。はじめだけ数人の人がたいまつのようなもので火をつけていたようですが、そのあと3つの花火の打ち上げ台のようなところから、15分くらい勝手に花火が上がり続けていました。大きいのやら小さいのやら、ちゃんとうまい具合に自動的にプログラムされているみたいでした。

その間焚き火は燃え上がり続けていて、一番前で見ていた私たちはちょっと焦げそうという感じまで熱くなりました。雨も降り続いてました。でも帰りにはもうやんでいたので、本当に花火のときだけ雨でした。なんとも悔しい。

花火自体はなかなかよかった。時間的にも規模的にも、平均的といったとこでしょうか。子供たちは、花火のあと日本のPLの花火の話をしてました。今年じゃなくて去年の夏だったんだけどね。やっぱりインパクトが大きかったんでしょうね。まああれ以上の花火大会はめったにないよ。

でも私はやっぱりこういう行事はすごく好きです。先週のハロウィーンもそうだけど、イギリスって日本に比べるとちょっと行事が少ないような気がします。日本だとお雛様とか七夕とかいろいろあるでしょ。それなので、少なくとも子供が喜んで参加してくれるうちは、できるだけ行事に家族で参加したいですね。自分の子供のころを振り返っても、そういう季節に沿った行事の思い出というのはいい思い出だし。

食べ物も行事とは切っても切れません。ハロウィーンはパンプキンパイだったけど、ガイ・フォークスの日はどういうわけかりんご飴です。スーパーではりんご飴の隣にりんごチョコレート(赤い飴の代わりにチョコレートでコーティングしてある)を売っていたので、子供はそれを食べました。

このくらいの時期ってすごく寒い年があります。今年はちょっと寒さはましでしたが、それでも私たちも足元は長靴、コートを着込んで帽子をかぶってマフラーに手袋で行きました。私は寒さが苦手なんだけど、こんなふうに寒い夜に覚悟して着込んで出かけるっていうのは、それはそれで楽しいもんですね。

2010年11月5日金曜日

英語のことをあれこれ

私は柿が大好きなんですが、イギリスでは獲れません。それでもこの季節になると輸入ものの柿が売られてます。輸入先はイスラエルなどです。それで面白いことに、柿には二つ名前があります。店では富有柿みたいな平たい柿と(こちらはちょっと小さめ)、もっと丸い柿(これは大きい)がおいてあります。(日本で干し柿に使われるような形の柿。)それで、私の中ではこの二つはどちらも柿なんですが、店では前者はSharon Fruits,後者はPersimonという名前で売られてます。こちらの人にとっては、別の果物のようです。

みかんも同じなんですよ。日本でいうみかんは、こちらではTangerine, Clementine, Satsumaという3種類の果物です。前の二つはちょっと小ぶりで、サツマが一番日本のみかんに近いけど、色がちょっと黄色い。このほかにもMandarine というのがあって、これもほとんど同じなんですが、こちらはちょっと皮がむきにくくて、種があることが多いです。

ちなみにどうしてサツマというかというと、初めてこのみかんが日本から輸入されてきたときに、鹿児島からのみかんで、箱にSatsumaと書いてあり、それ以来このみかんがサツマといわれています。すっかり英語になじんでいて、たぶんイギリス人はこれが日本語という意識はないと思います。

これは日本語では区別は無いけど、英語では区別する例ですが、他に例を挙げると、かえるだとかワニもそうです。かえるはFrogとToad. Toadのほうは陸に住むがま蛙。CrocodileとAlligatorはおなじみですね。あとは足も英語ではFootとLegに分けられます。

その逆、つまり日本語のほうが言葉が多いのは、SisterとBrother。英語では生まれた順序にあまりこだわらないのかなあ。それでも封建制の時代とか、今でも王室とかでは、第一子と第二子ではぜんぜん重要性が違うことは日本と同じなんだけどなあ。

それから身近なところでは水とお湯。どちらもWater でお湯の場合はHot waterだから、やっぱり言葉が存在しないですね。ご飯とお米もどちらもRice だけど、まあこちらは文化を反映してるんでしょうね。

英語って昔からラテン語だとかフランス語だとかケルト語だとか、いろんな言葉が入ってきてるから、語彙が多いそうです。たとえば速いというだけでも、fast, quick, speedy, swift, rapid, expressなど、たくさん言葉があるといわれてます。きっと他にも早いという意味の言葉あったと思うんだけど、誰か知ってるかな。

2010年11月4日木曜日

アルバム






皆さん最近撮った写真どうしてますか?おそらくみんなPCのハードドライブに落としたままで、せいぜいそれをバックアップしてる程度でしょう。私もここ数年そうでした。調べてみると2006年の夏以来そのままでした。

昔は(ロンドンに来てから子供が生まれる前まで)、写真を現像してもらうたびにその中から数枚を吟味して、それをフエルアルバムのようなしっかりしたアルバムにきちんと貼っていました。そのころはすごく凝っていて、写真をいろいろな形に切ったり、写真のほかにも切符だとかいろいろ入れて、スクラックブックのような感じで、マメにやってました。

子供が生まれてからは写真の枚数が莫大に増えたので、いちいちそこまではやってられないんだけど、逆に枚数が多いからいいものだけを選ぶ必要は大きくなり、やはりいい写真だけ吟味して、これはただ日付と簡単な説明だけを入れて、同じように貼っていました。それが6-7年くらいまで。

そのあとがデジカメになったんですよね。デジカメになったらもう現像しないから、定期的にまとめて写真を整理するってことがなくなりました。うちのプリンターはフォトプリンターなので写真のプリントもできるんですが、家でプリントするととにかく時間がかかるし、失敗も多い。それにあとで気づいたのですが、だんだんちょっと色あせてくるんですよね。

それでインターネットで写真をアップすると、翌日か翌々日に現像して郵送してくれる会社を使い始めました。それを使い始めたころはインターネットのスピードも遅かったし、結構アップするのに時間がかかりました。それでもネガを現像していたころに比べると、アルバムに貼るものだけをプリントすればいいし、(昔は36枚撮りのうち二-三枚貼って、あとはネガだけとっといて捨ててました。)写真を見て吟味する作業も楽しくて、数回やりました。でその最後が2006年の夏だったんですね。

それがなぜか最近また思い立って、写真をプリントしてもらいました。なんといっても4年分ですから、選ぶだけで数日かかりました。枚数にして120枚。これは多いのか少ないのか。で、やっぱり同じ会社でネットでアップすると、翌々日につきました。120枚のうち40枚はサービスで無料になったので、払ったのは送料入れて10ポンド強。これって安いですよね。1枚9ペンス(11円くらいか)です。こんなのいちいち家でプリントしてられませんよ。インクだった写真用の紙だって高いのに。

それでそのうちの半分くらいを先日アルバムに貼りました。そこでアルバムが切れたので買いに行かないといけないんだけど、まだこの手のアルバム(昔風の透明のフィルムをばっとはがして、貼り付けるタイプ)売ってるのかな。

この今回使った会社、昔フィルムを現像していたころは、専用の封筒に入れて郵送すると、現像して送り返してくれるという業務をしてました。それがデジカメになったので、対応してそのシステムを変えたんですね。それはいいんだけど、昔フィルムのころは、特に子供が小さい頃は毎月のように現像してたんだけど、最近は4年に1回、10ポンドなんていう注文の仕方してます。この会社なかなかビジネスは大変なんじゃないだろうか。世界中でプリントされる写真の枚数が昔に比べると99パーセントくらい減ってるんじゃないかなあ。

スクリーンで見ると大きくてきれいに見えていいんだけど、やっぱりアルバムに貼ってあるというのもいいですね。

写真はちょうどそのころのものを載せてみました。2006年の末から2007年初めくらいまでの数枚。やっぱりチャーリーが小さくて可愛いですね。

詩のブログも更新しました。「春を祈る」「50Kクロスカントリースキー」「競泳の朝」の3編です。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2010年11月3日水曜日

ルイの手作り晩御飯

今日は私は晩御飯を作らなくてもいいんです。なぜかというと、今日ルイが学校の調理実習でチリ・コンコーネを作ってきたからです。作ってもその場で食べるのではなく、家からタッパーを持っていって持って帰ります。牛肉500グラム入れて作ったから、晩御飯分くらいはあるはず。一応量が心配なので、ちょっと他にも野菜とか用意するつもりですが。もちろんご飯も炊かなければ。

この今日のメニューは牛肉か羊肉を入れるレシピーですが、菜食主義の人はどうするのかなあと思ってました。するとなんとルイの料理の先生はビーガン(Vegan)なんだそうです。これは絶対菜食主義者というか、肉だけでなく卵とか牛乳など、動物系のものは一切食べないというもの。それなので昨日の実演では、先生は大豆でできた肉もどきのようなもので作ったそうです。

この調理実習は来週でおしまいです。来週はクッキーを作るらしい。ピザとかスコーンとかパンとか作ってきたけど、考えてみたらちゃんとおかずになるのは今日くらいでした。

まだ食べていません。食べてから味を報告します。

さてさて・・・・・・・・

んー、ムシャムシャ・・・・


食べました。まず暖めなおしたのですが、もって帰ってくるときに少しこぼれて水気が減ったので、トマトピューレをちょっと足しました。それからルイの許可を得てチリももう少し入れました。我が家は辛いのが好きですから。ちょっと塩コショウも足したかったんだけど、それは失礼かなあと思ってぐっと我慢しました。

味は好評でした。でもやっぱりちょっと塩コショウが足りなかったかな。チャーリーに言わせると、私の作ったののほうがおいしいとのこと。私も実はそう思いましたが、まあそれでも十分おいしかったです。

写真はこのとおりです。

ルイちゃんは学校で一番楽しい授業はこのテクノロジーの時間だそうです。調理実習はフード・テクノロジー。(この言い方は最近のもので、私の年代の人のころははクッキングと呼ばれていたそうです)このフード・テックもあと1週間で終わりで、そのあと別のテクノロジーになります。エレクトトニクス(電気)、ウッド・テック(木工)、そしてテキスタイルがあるそうですが、次はどれになるのかな。

2010年11月2日火曜日

イギリスの秋の色

日本からこの季節は紅葉の話をよく聞きます。紅葉狩りにいった話だとか、どこそこに行けばすごい人出だとか。

いいですよね、日本は。でもこちらでは紅葉って見ないです。紅葉する植木というのがあり、そういうのを植えてる人はいます。それはそれできれいなんですが、庭に1本や2本あってきれいだなあというのと、山全体が燃えるように紅葉してるのでは話が違います。

それでも今年は特に注意して見ているせいか、なんだか結構目に付くんですよね。紅葉というのは無いけれど、黄金色になっている森や並木道もあります。私の気のせいかなと思っていたら、デイブもそういってました。荒れ果てたままになっている庭の花壇の潅木を見て、あの美しい黄色い葉の木は何かと聞かれました。どれどれと思ってみてみると、何のことは無い名も知らない雑草の木でした。ここ数年ここに生えてたと思うんだけど。

紅葉というのはヨーロッパではあまり無いそうです。詳しくは忘れましたが、気温とか昼と夜の気温差とか、いろいろ紅葉する条件というのがあるらしく、ヨーロッパではそれは当てはまらないんだそうです。でも今年はちょっとあるので、場所によっては条件が合ったところもあったのでしょう。

で、庭の木の写真を撮ってみました。

これはただの樫の木と桜。紅葉というよりは枯れかけ。




こんなふうに色づくのは珍しいんです。デイブの見た黄色い雑草はこの上の写真の木のミニ版。


ついでに庭の隅からお向かいさんの庭の木も覗いて撮りました。これは植木だけに毎年きれいに色がつきます。

2010年11月1日月曜日

ハロウィーンの続き





明るく軽いブログにするとか言いながら、重い詩をあげちゃいました。詩のブログにあげるつもりだったのだけど間違えた。でもこの事件については去年の2月にここに書いたので、事情を知ってる人も多いので、残しておきます。

昨日のハロウィーンの続きです。今日ヨガを教えに行ったら、近所に住む生徒さんに「昨日はうちに来てくれなかったわね。お菓子買って待ってたのに。」と言われてしまいました。そのうちは去年行ったのですが、明かりがついていたのに誰も出てこなくて、ハロウィーンが嫌いな人たちかと思って実は遠慮したのでした。それにここ数週間ヨガに来てなかったので、ホリデーかなとも思ったのです。

あとでお菓子を届けるとまで言ってくれたので、子供たちが学校から帰ってきてから、怖い歯だけつけて行かせました。するとビニール袋にいっぱい、小さいチョコレートを10個くらいずつもらってきました。

実は結構気を使うんですよね。夜にドアをノックされたくない、知らない子供になぜお菓子をやらなきゃいけないんだという人もいるだろうし、そういう人の所はこちらも行きたくない。それで、知ってる人とか歓迎してくれる人の所に行きます。人によってはハロウィーン用のお菓子をわざわざ買って待ってくれている家だとか、表にパンプキンが置いてあったり、自分たちまで仮装してでてきてくれる人もいます。

用意がなくてお金をくれる人もいます。これが20ペンスくらいだったらいいんですが、おととしは1ポンドずつくれた人がいて、これはちょっと気を使いましたね。

もしも私とデイブが子供が大人になって家を出て二人だけですんでいたとしたら、ハロウィーンには近所の子供に来て欲しいですね。いろいろお菓子を買って、パンプキンのランタンを表に出して、もしかしたら仮装までして待ってると思います。そこを誰も来てくれなかったらすごく寂しいですよね。

でもこれもこういう田舎だからで、大都会の真ん中だったら、知らない子供たちがたくさん押しかけてくると怖いかもしれない。5歳くらいの可愛いお化けだけとは限らないし、中学生とかがつるんでくると怖いですよね、やっぱり。

ところでこのかぼちゃなんですが、たぶん日本では売ってないでしょうね。(東京の青山とかの高級スーパーではあるかも?)これはランタン用に育てられたものです。うちは毎年庭で育てるのだけど、今年はナメクジにやられたのではじめて買いました。このサイズで2-3ポンドくらいです。

これをランタンにするのはやり方さえ覚えれば難しくありません。でも彫る前に中をくりぬかなければいけない。その中身は一応かぼちゃなんですが、日本のようなおいしいかぼちゃではなく、水っぽくて味が無い。それでいろいろ試行錯誤して、パンプキンパイとパンプキンスープにするとおいしいことがわかりました。でもすごい大量に出るので、半分以上を冷凍します。実は冷凍庫には去年のかぼちゃの中身もまだ残ってます。しばらく食べ続けねば。

しかも種は塩としょうゆと七味をふってオーブンで焼くとなかなかおいしいおつまみになります。

今年は1ポンド50で買ったんだけど、こうして考えるとパイが数個、スープが数回できて、おつまみにもなって、しかもランタンになるんだから安いものだ。

G先生の自殺

G先生が自殺した翌日
子供たちは学校に行く
何度も親を振り返り
手を振って教室に消えていく

G先生が自殺した翌日
親たちは子供を学校に連れてくる
笑って子供を見送っては
校門でひそひそと囁きあう

G先生が自殺した翌日
先生たちは早く出勤する
職員室での会合の後
誰もいない教室で
教材をもう一度確かめる

出席が取られ
給食費が集められる
教科書を広げ誰かがそれを読み始めると
教室は静かになる

昨日まで普通だったものを
珍しいものを眺めるように
一つ一つ指で取り上げては
積み木を積んでいく
退屈で整然とした詳細を
慣れない手つきで不器用に集めなおす

休み時間が来ると
子供たちはいつものようにざわざわと
話をしながら校庭に出る
誰かが倒した椅子がひとつ
床に転がっている

子供達がいなくなると
教頭先生は数秒壁に眼をやる
そしてほっとしたように
歩いて
椅子を拾い上げる

暗く暗く暗く
冷たい場所では
G先生が梁からぶら下がっている
誰もまだ知らない数時間
車の音も
庭の鳥の声も届かない
空気のしんとした闇の中で
静かに
静かに
静かに
先生は揺れている