2010年6月29日火曜日

イチゴ

おいしいイチゴを最後に食べたのはいつですか?

私は子供の頃すごくおいしいイチゴを食べた記憶があります。記憶というほど確かなものではなく、「気がする」といったほうがいいかもしれない。それで大げさに言えば、毎回イチゴを食べるたびに、その味を求めている気がします。

イギリスのスーパーで買うイチゴはぜんぜんおいしくありません。色や形はとってもおいしそうなんだけど。目をつむって食べたらイチゴかどうかもわからないんじゃないかな。こういうのは大体スペイン産です。スペインに行って果物を食べると、何を食べてもほっぺが落ちるくらいおいしいので、多分イギリスに空輸するために、日持ちのする見栄えのいい種類をスペインの農家が育ててるんでしょう。

イギリス産のイチゴはちょっとおいしいといわれています。数回かってみましたが、特においしいとは思いませんでしたね。

日本では最近はおいしいイチゴが売ってるとのことで、食べてみました。形も色も均一で結構高い。まあおいしいことはおいしいんだけど、やっぱりインパクトにかけるというか、中途半端なおいしさでした。

ここ5-6年はうちでは一切イチゴを買いません。だって家で育てるイチゴは比較にならないくらいおいしいからです。一体何が違うのかな。やっぱり店に出すイチゴは、スーパーで売りやすいように、色や形がきれいで均一で、収穫が一斉にできて、日持ちがするのを育てるからなんでしょうか。家庭菜園は別に均一性なんてどうでもいいですからね。

でもここ数年、家で育てたイチゴも、今ひとつ味が落ちてきている気がします。これって天気などに関係あるのかな。それとも、もっとおいしい苗を買い求めるべきなのか。もしかしたら、「家のイチゴはおいしい」と思い込んでいるので、なかなかその期待を超えるものが無いということなのでしょうか。

でもたまにすごくおいしいのがあるんですよ。そういうのを一口食べると、その一瞬時間をトリップして、昔の遠い記憶のおいしいイチゴに出会えたという悦びで、おいしさが倍増します。爆発的おいしさというか。そういうのはたくさんあるわけではないのですが、めったに無いというほどでもない。そう思うとイチゴごときで瞬間とはいえこんな至福にいたれるとは、ありがたいことです。

2010年6月28日月曜日

夏は忙しい

夏は一番いい季節で、本当に天気がいいだけで幸せな気分になるのですが、唯一の問題は何かと忙しいことです。

結婚式だとか、その他のいろいろのイベントや、スポーツ関係のイベントが夏に行われることが多いのがその原因のひとつです。そのほかには、個人的には庭や菜園の世話や、イチゴ等の収穫。そしてその収穫した果物や野菜などを使って普段しないような手のかかる料理をしたり、保存したりするのに手間と時間がかかります。

そして天気がいいと、どうしても海に行きたくなる。それで放課後行ってしまったら、その後のシャワーだとか洗濯だとかで結構時間がとられてしまいます。

そして今週はテニス。ウィンブルドンのテニスは先週から始まってるのですが、今週は明日から準々決勝が始まって、日曜に男子の決勝があって締めくくりとなります。イギリスでは昼の12時くらいから放送が始まって、夜の9時までぶっ続けでやっています。さすがにそんなにずっとはみていられないけれど、今週はだんだん決勝に近づいてきてますから、ちょっとは落ち着いて見たいと思っています。

そういうわけで、夏は忙しいです。

2010年6月27日日曜日

カーブーツセール

今日は朝6時半に起きて、車で15分くらいのところでカーブーツセールをしに行きました。これは日本で言えばフリーマーケットというかガレージセールのようなものです。この辺には週末にはいくつか会場(といっても大体は牧場や草地)があります。今まで何回かしたことがあるのですが、今年は初めてです。

不用品ってどんどん出ますよね。子供がいるとそれだけではなく、次々とサイズを買い換えなければいけません。私は先月長袖のウエットスーツを2着買い換えなければいけなかったので、これはカーブーツセールをしてそのための資金を稼ぐぞと決心しました。

朝7時ごろに会場について、店を広げて、12時前には店じまいです。それでも5時間一人で売り子をしていますから、長いといえば長いのですが、別に忙しいわけでもなく、散歩がてらの冷やかし半分のお客さんと話をしながらぼちぼち本やおもちゃを売るのは、別に苦痛ではありません。

今まで何回かやっているので、カーブーツセールでの売り物は整理して箱に入って屋根裏においてあるので、それを出してきて車に詰めれば、出発準備はOKです。一番大変なのは、結構重い箱を屋根裏から出して、それを車に入れることかな。私は5ドアのゴルフですが、これを一人で運転して、バックミラーが見えないくらい車1杯にして行きました。みかん箱より少し大きいくらいの箱12箱位かな。

行ってみると、結構すいています。レギュラーの人に聞いていみると、今日は極端に売り手も買い手も少ないとのこと。今日すごく天気がよかったので、海などに行った人が多かったのかもしれませんし、午後にはワールドカップのイングランド戦がありますから、その影響か?

売りに出したものは、おもちゃや本が中心でした。そのうちで、ラグビー靴やウエットスーツ、スケートボード、ヒーリーズ、ローラーブレードなどが真っ先に売れるかと思うと、ぜんぜん売れませんでした。まあそのくらいの年の子供を持つ親が来ないと買わないだろうから、今回は縁がなかったということですね。

逆にすごく古い本や、何年も売れ残っていた子供のパズル、古いアニーのビデオ、古いCDやコンピューターゲームが売れました。本当に縁しだいですね。

隣の売り手の奥さんが、今日は人も少ないしさっぱりだわといっていたので、そうかなあと思っていましたが、後からお金を数えてみると42ポンド収益でした。ウエットスーツ2枚で60ポンドでしたから、また来週したら目標額超えるかな。まあ少しでも不用品が減ると、それだけでもありがたいですしね。

ところで、ちょっと面白いことがありました。このあたりに住む人で、1年くらい前にヨガのクラスに来ていた生徒さんに伝えたいことがあり、連絡したいなと思っていたのですが、電話番号がわからずどうしたものかなあと思ってることがありました。その伝えたい内容は7月初旬のヨガのスペシャルクラスのことで、それまでにどこかで彼女に会えるといいなあと思っていました。引き寄せの法則によると、「こうなったらいいなあ。」と思うことは、大丈夫大丈夫と楽観的に考えればかなうということですので、彼女にも7月までにその辺で会えるんじゃないかなあと軽く考えていました。

それで今日、下を向いて何かをしていると、「すいません、この本いくらですか」という人がいたので顔を上げると、その人でした。まさに引き寄せの法則でした。

2010年6月26日土曜日

忙しい!





今日は土曜だというのに朝6時45分に起きました。ルイが車で1時間くらいの町で、州の個人の競泳大会があったからです。これはデイブが連れて行きました。今週と来週で、今日は200メートル、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎ、個人メドレーでした。結果は平、バラフライ、メドレーで金、背泳はターンで失敗して失格になりました。

背泳はルイの一番得意な泳法なので、さぞやがっかりしているだろう。しかもタイム自体は金のタイムなのにと思っていたら、本人はぜんぜん気にしてないようです。3つも金メダルを取って帰ってきて、すごくご機嫌です。ルイちゃんって本当にいい性格。こんな前向きな性格うらやましいです。きっと大物になるよ、君は。

チャーリーは10時から隣町でダンスのドレスリハーサル。その後ここから、ルイのプールとは逆方向に1時間ほど行った街の劇場でバレエ等のショーがありました。

リハーサルは1時に終わったのですが、そこから家に帰ると劇場から逆方向になるので、3時半の劇場に向かうまで、公園に行ってお弁当を食べました。

天気は今年最高のすがすがしい天気です。広い公園には、込んでるかと思ったらほとんど人がいません。ウィンブルドンやサッカーのせいか、それともみんなビーチに行ってしまったのか。大きな木の下に広げたピクニック用のブランケットの上でちょっと気持ちよくうとうと。ああ、極楽。その後買い物をちょっとしてから劇場に向かいました。

こんな天気のいい日に、ルイは1日中プール、私とチャーリーは1日中ダンスのリハーサルと本番。本当は海に行きたいのに。そう思っていたら、この劇場は海のすぐ隣にありました。それでアイスクリームを食べながらちょっと海を見て、チャーリーは楽屋入り。その後私はほかのお母さんと、海を見晴らす広々と光の入る劇場のカフェでコーヒーを飲みました。

チャーリーは3つ踊ったのですが、どれもとってもうまく踊れました。本番はビデオ、カメラ禁止だったのですが、リハーサルにとった写真を載せときます。ビデオもそのうちYouTubeに上げときます。

私が家に帰ったのは8時。ルイたちが帰ってきたのはもっと遅く8時半でした。ルイはすごく疲れたことでしょう。

夜は私は大忙しでした。明日カーブーツセールを近所でする予定だからです。天井裏から不要物を山ほど下ろして車に詰めました。朝6時半に家を出る予定です。

ああこの週末忙しい。

私の写真は劇場の裏の海の前でとりました。

2010年6月25日金曜日

忙しい週末

 今日もすごく天気がよかったです。今年、というかここ数年最高に美しい日でした。空が真っ青で緑が生き生きと勢いがあって。何よりも光がきれいなんですよね。それになんともいえない夏らしい匂いがあります。日本も夏は日がさんさんと照っていますが、イギリスのようなすがすがしさは全然無いですね。やっぱり暑いからかな。

 明日はルイは1日中水泳の大会が、チャーリーは朝からドレスリハーサルの後、夕方からバレエとモン段ダンスのパフォーマンスがあります。だから明日はすごく早起きです。

 そういうわけで、もう今日は寝ます。おやすみなさい。



 

2010年6月24日木曜日

すごいテニスの続き


今日は私は仕事はなし、そして毎週木曜日の9時に友達と行く水泳もキャンセルになり、暇な日のはずなのに、少しも息をつく暇が無いくらい忙しかったです。何をして忙しかったかというと、洗濯でしょ、買い物でしょ、ごみだし、トイレの掃除。イチゴと野菜の収穫、菜園の水遣り。それだけなのに、昼ごはんに20分座っただけで、もう4時近くになりました。その後ピアノの先生が来て、そしてその後子供たちを水泳に連れて行って、家に帰ってご飯の支度をしたらもう8時でした。

子供が泳いでる間、プールの半分は一般に公開されていたので、そこで私も1250メートル泳ぎました。暖かい日にゆるゆるとのんびり泳ぐのは、気持ちいいです。今日1日、自分のことをしたといえばそのくらいです。子供が寝た後、家事の残りやら洗濯の片づけやら、こまごまと雑用を済ませると、もう11時過ぎてます。

こういう日はむなしいなあ。それそこ「ばたばたして時間が過ぎていった。」という感じです。

でもこういう愚痴を書くのが今日のテーマではなくて、そういうわけで忙しくて、例の超長いテニスの試合が見れなかったということを書きたいのです。前置きが長くなりすぎた。

インターネットで結果を見ると、アメリカ人のイスナーが第5セット、結局70対68で勝ちました。ということはあれから今日だけで20ゲームもしたんですね。このセットは138ゲーム!信じられない!これはもちろんギネスブックに載るし、当分は破られないだろうな。

負けたほうのマフーはこの2時間後にまた同じ18番コートでダブルスの試合がありました。これも途中で日が暮れて、明日に延期です。

インタビューされて、「体のほうは大丈夫。別に疲れていない。」とのこと。でも精神的に参っただろうな。11時間以上試合をして、ほんのちょっとの隙を突かれて負けたんだから。それでも2時間で気持ちを切り替えてまたコートに出てくる、その精神面の強靭さのほうが、人間離れしてると思いました。


スポーツって何でもそうかもしれないけれど、特にテニスって、精神的な強靭さが勝敗を決めるスポーツだと思います。私もそんな風に、気持ちをすっきり切り替えられる人間になりたいなあ。

2010年6月23日水曜日

すごいテニスの試合

今日はイングランドのサッカーの試合がありました。うちはデイブも出張中でいないし、子供たちもそれほど興味を持っていないので、静かなものでしたが、イギリス全体ではすごく盛り上がっていたようです。ニュースによると、会社や学校でも会議室や講堂に集まって観戦していたところもあるようです。私の学校がそんなことしたら、サッカーにまったく興味無しの私は、どうしたかなあ。

私はサッカーどころではありません。テニステニス。このウィンブルドンは私が唯一好きで見るスポーツです。

今日はロディックががんばっていました。ヒューイットといいロディックと言い、そして女子ではウィリアムズ姉妹と言い、かなり長い間毎年毎年一線で活躍してる選手って結構いますよね。ウィンブルドン以外テニスを見ない私は、毎年毎年、めぐってくるたびに新人が多くて驚くのですが、こういったベテランががんばってるのは嬉しいものです。

ところで今日はすごい試合がありました。アメリカ人のイスナーとフランス人のマウーが10時間を越す試合をしたんです。この試合は昨日始まって、2セット対2セットの同点で今日に持ち込まれました。タイブレークの無い5セット目はなんと59ゲーム対59ゲームまでもつれ込み、それでも決着がつかず、日が暮れて時間切れとなりました。それでその続きはまた明日の3日目になります。

この第5セットだけで118ゲームもしてるんだからすごいです。テニスの1ゲームって短いし、ちょっと気を許したり油断するとすぐに終わってしまいますから、その精神の集中力ってすごい。

この続きは明日の夕方だそうです。なんとなく、明日はあっけなく勝敗が決まる気がするんだけど。

2010年6月22日火曜日

サーフィン

昨日は夏至でしたね。今朝それに気づいて、ちょっとショックでした。そうか、1年で一番日が長い、一番すばらしい日はもう行ってしまったのか。これから徐々に日がみじかくなるのか・・・。でも昨日は水泳をサボって海に行ったので文句は言えません。

今日もチャーリーのバレエのリハーサルをサボって海に行きました。この週末がショーなのでちょっと迷ったんですが、行きました。3時半が満ち潮だったので、5時ごろに着くように家を出ました。車で10分くらいです。夏至の頃は10時近くまで日が沈みませんから、5時でも海は仕事や学校の後に来た地元に人たちで結構混んでいます。

ルイは去年あたりからサーフボードがほしいと言っていて、中学になったらお誕生日祝いに買ってあげる事になっていました。それでちょこちょこセコハンでどんなものが出ているのか調べ始めました。デイブの同僚にサーファーがいるのでその人にアドバイスを求めると、人にいくつか借りて、ためしのりしてみるのがいいとのこと。それを聞いていた別の人が自分の息子のサーフボードをしばらく貸してくれました。

それはすごくありがたいんですが、考えてみると私の車にはルーフラックが無いので、運べません。それでインターネットでサーフボード用のソフトラックと言うのを買って、昨日と今日、恐々海まで運転しました。恐々というのはそのソフトラックがどうも頼りなく、本当にこんなものを使って車の屋根に縛り付けて、時速60マイルで走って大丈夫なのかなと思ったからです。

それで金曜にテストドライブしてみると、大丈夫のようです。サーフボードって大きいけど軽いから、大丈夫なのかな。

海は昨日も今日も穏やかな波です。これって本物のサーファーにはぜんぜん物足りないんだろうけど、ビギナーにはぴったり。ルイは一人で長い間波乗りしていました。去年学校でサーフィンレッスンを受けたので、初めてではないんですが、私にすればルイがサーフィンをしてるのをみたのは初めてでした。なかなか頼もしく見えました。もう少しすれば、一人前のサーファーらしくなることでしょう。

チャーリーも何度かトライしました。チャーリーも臨海学校でやったことがあるので、浅いところですが、なかなか上手にやっていました。何回か立っていました。

私もちょっと挑戦しました。昨日はぜんぜんだめでしたが、今日はちょっとだけ波に乗れました。立つのは難しい。

サーフィンなんて若者のすることと思ってますが、実はよくみると中年やそれ以降の人もたくさんいます。私も子供たちの学校に行ってる間に、サーフボードかりて一人で海に行ってやってみようかな。

でも私にとっての最大のネックは寒いということ。沖縄みたいに暖かい海だったら、もっと熱心にサーフィンしようと思うかもしれないけど、イギリスの冷たい海ではね。今日みたいに快晴だったらそんな気にもなるけれど、なかなかこんなに天気のいい日は無いからなあ。

どちらにしても、これから今まで以上に海に行くことになりそうです。子供がいるおかげで、本当に世界が広がります。ありがたいなあ。楽しいなあ。

2010年6月21日月曜日

オーシャンフェスト2



赤のグレーの帽子がチャーリー。1キロレース。
ふらふらと朦朧としながら水から上がるルイ。

フラッグ レース。チャーリーは真ん中。

昨日のオーシャンフェストのことを書きます。子供たちのイベントは10時半から始まりました。男子女子それぞれ10・11歳グループと12・13歳グループに分かれています。プログラムは
1.ビーチリレー(走り)
2. 1キロレース(走り)
3.水泳
4.ボードレース(海でサーフボードに寝そべって手で漕ぐ)
5.ボードリレー
6.500メートル走、150メートル泳ぎ、ボード、150メートル走のメドレーリレー
そして午後にはフラッグという砂浜で行う競技がありました。

1と2は問題なし。1キロ走はルイは上位10位以内(全員で50人くらい)、チャーリーは真ん中くらいでした。これは1キロとはいえやわらかい砂の上を走って、途中は水が流れてるところも走り抜けたりと、かなりしんどい競技です。

その後の水泳がたまたま運悪く波がすごく大きくなり大変でした。水際でスタートし、海に入ってまっすぐ泳いで、ブイを回ってまっすぐ帰ってきます。距離にしたら300メートルくらいだと思うんですが、とにかく波が高くて、ブイなんてぜんぜん見えません。まずは12・13歳の男子のレースでしたが始まったとたんに、どんどん泳げなくなった子供たちがライフガードに救助されて戻ってきます。50人中10人くらいはだめでした。中には歩くこともできず、担がれて帰ってくる子供も数人いました。

ルイは何とか泳げました。10位以内には入ったと思うんですが、水から上がってきたときは右も左もわからないという様子で、ふらふらでゴールまで走ることもできません。かなり大変だったようで、青い顔で「吐き気がする」といって砂の上に広げた毛布で休んでいました。ルイのチームメートもかなり気分が悪くなり、午後までのほかの競技を棄権したほどです。

その次の女子と、10・11歳のレースはそういうわけで距離が少し短くなりました。チャーリーのレースが最後でした。チャーリーは長距離に強いしスタミナがあるし大丈夫だろうと思っていたら、チャーリーも救助されて帰ってきました。助けてくれたライフガードによると、「かなり苦しそうだったから連れてきた。」とのこと。

ありがたいことにこのレースには10人くらいライフガードが付きっ切りで子供たちを囲むように泳いでいました。それでもしも泳げなくなったら手を上げると助けてくれるということでした。彼らは大体がこのクラブの父兄やOBで、ボランティアでライフガードをやってるようなサーファーたちです。本当に彼らがいなかったら、こんなイベントとてもできませんでした。ありがたいことです。

その後のボードレースはチャーリーが参加したのですが、始まったとたんに一つ目の波で数人の子供のサーフボードが波に飛ばされました。そしてまもなく、チャーリーが今度は泣きながら、ボード無しでライフガードに支えられて海から上がってきました。波が高く周りが見えず、誰かが手を離したボードが飛んできて顔に当たったそうです。もちろん自分のボードもどこかに行ってしまいました。(これはボランティアの人たちがちゃんと集めてくれる。)

このレースは泳ぎのレースよりもさらに棄権者、負傷者が続出でした。ルイの友達でサーフィン慣れしている子も、ライフガードに抱きかかえられて戻ってきました。後で聞くとほかの人のボードが当たったて負傷した子供はたくさんいたようでした。

そのせいでその次のレースのボードリレーは棄権者続出。ルイのチームもチャーリーのチームもメンバー不足で棄権でした。

最後のメドレーは、ルイは初めの500メートル走、チャーリーは150メートル泳ぎでした。でもチャーリーはこの時点で海が怖くて仕方ありません。泣きながらぶるぶる震えて、泳ぎたくないといってます。でもこの年齢グループでは、チャーリーが一番泳ぎがうまいので、チャーリーが泳がないと誰も泳ぐ人がいないんです。それでコーチも無理強いすることはできないながらも、何とか泳ぐように説得しています。

たった150メートルですから泳げないわけは無いんですが、とにかく泣きじゃくってるのでとても泳げる状態ではありません。それでも最後の最後まで迷った挙句、一人目の走者が走り出してもまだ迷い続け、結局泳ぎました。どうなることかと思ったらなかなかがんばって泳ぎ、このリレーは男女合わせて16チームくらいある中の4位でした。同じクラブの男子のチームよりも楽勝でした。

私もチャーリーを無理しても泳がせたものか、それともかわいそうだからやめさせるか迷いました。この年にして、ほかのチームメンバーからもコーチからも、チャーリーが泳がないと棄権せざるをえないというプレッシャーをかけられて、かわいそう。「本当に嫌だったら、周りの人がなんと言おうと、どんなに迷惑かけようと、嫌だといいなさい。」とはいったんですが、なかなかそう言われても大人でも決断するの難しいですよね。結局「じゃあ、一応泳ぎ始めて、やっぱり大変だったら戻ってきなさい。どうせ棄権するなら、トライしてから棄権しなさい。」といって送り出したんですが。

このレースが終わるとランチでした。チャーリーはちょっとむっつりしていましたが、結局は自分のチームがまずまずの成績だったこともあり、だんだん機嫌がよくなってきました。「思ったほどは大変じゃなかった。距離もすごく短かったし、深さも足がつくくらいだった。」と言っていました。あのままボードレースの後、救助されたままで終わっていたら自信を失ってしまっただろうから、結果的にはちょっと無理をして泳いでよかったです。

午後のレースはフラッグといって砂浜でする競技でした。二人とも結果は可もなし不可も無し。でもこれが終わる頃には、怖い波のことなどすっかり忘れたようで、いつもの元気な二人に戻っていました。

それにしても、昨日一日で子供たちはかなりタフになったんじゃないかなあ。現代っ子はどうしても過保護に育ってしまってるんですが、こんな風に十分なサポートが整ってる中で危険なことをするというのは、すごくいい貴重な経験だと思います。これから自分たちだけで海に入ることも多くなると思うんだけど、海の怖さを知っておくのも大切だと思うし。

今日はまたすごく天気がよかったです。それで初めてサーフボードを持って学校の後、海に行きました。今までボディーボードはよくやったのですが、サーフボードを貸してくれた人がいて、サーフィンしました。ルイは去年学校で1週間サーフィンレッスンがあったので、なかなか上手でした。チャーリーも臨海学校でやったのでトライしたら、なかなかうまくて、何回か立つこともできました。でもチャーリーの場合は水が股までくらいのところでやっていたので、かわいかった。

海は昨日とはかわって、おとなしい波がささっとやってくる程度でした。昨日こんな波だったら、ぜんぜん違った競技会になっていただろうな。ちょっと残念ですが、後で思うとあれはあれですごい思い出になるような気がします。

さてこの好天、いつまで続くか。イギリスのことですからすぐ寒くなるかもしれないんだけど、とにかく天気のいいうちに遊べるだけ遊びます。ああ、学校が休みならいいのになあ。

2010年6月20日日曜日

Oceanfest 1






今日は朝からここから20キロくらい先にあるビーチで催されるオーシャン・フェスト(フェスティバル)に行きました。これは毎年行われるイベントで、野外コンサートとサーフィンやビーチバレーボールなどの海の競技が行われるフェスティバルです。

ルイとチャーリーは去年の11月から地元の「人命救助とサーフィン」のクラブに入り、今日はこのフェスティバルのイベントのひとつで、全国から8つのクラブが集まって競技会があったんです。

これって天気が悪かったり寒かったりすると最低のイベントだと思うんですが、今日は今年最高のすがすがしい1日でした。朝から始まったイベントは4時過ぎに終わり、その後コンサート会場の入場リストバンドを無料でもらい、ぶらっと見に行って、疲れ切って帰ってきました。

競技の方は、あいにく波がかなり高く、汗あり涙ありの大変なイベントとなりました。これは詳しく書きたいのですが、今日は疲れてるのでまた明日。写真だけ載せておきます。

2010年6月19日土曜日

結婚式

ジューン・ブライドという言葉がありますよね。日本では6月に結婚するのはラッキーという風に解釈されていますが、ここイギリスに限っては、6月は夏至の月でもありすごく気候がいいので、6月7月の結婚式が多いです。

私たちは晩婚の友達もする人はみんな結婚して、最近は結婚式にも呼ばれなくなったなあと思っていたら、デイブの甥の結婚式に7月招待されました。ここから遠いので泊りがけになるので、子供を預かってくれる人がいないから私は行かないつもりでいたら、子供も連れてきてもいいと言ってくれました。それで俄然子供たちが楽しみにしています。

私はデイブの親戚に会うのがちょっと億劫だし、日本に行く1週間前で忙しいし、いろいろ呼ばれたら呼ばれたで宿泊先とかお金がかかるし、まあ行かなくてもいいと思ってたんですが、行くとなったらそれはそれで楽しみになってきました。

デイブの実家のあるチェシャーという州は豊かな農家が多く、大きい家や高級車が目に付きます。デイブの親戚をとっても、実際にお金のあるなしにかかわらず、富をひけらかすというか、見栄っ張りというか、目に付くお金の使い方をします。そのせいがどうか、この結婚式もすごく豪華絢爛のようです。

招待状に入っていた「当日のプログラム」はこんなところです。

1pm 教会で式
1.45 写真
2pm カクテルとカナッペ
3.30 披露宴
7.30 夜のお祝い
9pm 豚の丸焼きとデザート

結婚式はそんなに好きではない私も、これを読んで行きたいなあとちょっとは思いましたね。なんと食いしん坊な私。

それで式に行くには服を用意しなければいけません。私は普段めったに着ない夏服がいくつかあるのでいいのですが、子供たちの服が必要です。チャーリーはいとこからおしゃれな服をたくさん半年ほど前にもらったので、それで黒と銀のラメっぽいトップと白のスカートで行きますが、ルイはカジュアルな服しか持っていないので、今日買いに行きました。

まずはチャーリーはおしゃれ着にあう靴が必要でした。ちょうど今流行のフラットシューズが白と銀と金が撃っていたので、悩んだ挙句、銀を買いました。

ルイは超フォーマルではなく、ややカジュアル系のフォーマルをと、ちょっと頭を悩ませました。それで開襟のチェックのシャツをを思ったのですが、ルイはもっとフォーマルなものをイメージしていたようです。ちょうどルイは子供服と大人の服の間くらいのサイズで買い物がすごく難しいのですが、結局大人用のスリムフィットの白いワイシャツと、灰色の細いネクタイを買いました。下は持ち合わせの黒のジーンズ。そして黒のトレーナーを買いました。

家に帰ってきて着てみると、なかなか最近のおしゃれな若者っぽくて、決まっていました。

これを買ったのはイギリスのプライマークというすごく安い洋服屋です。ユニクロ的な、でもユニクロのようにカジュアル系だけではなく、いろんなタイプの服を売ってる店です。ここでチャーリーの靴とルイのシャツとネクタイを買って、合計10ポンド。ルイのトレーナーが別の店で10ポンド。合計20ポンドで二人とも仕上がりました。

結婚式は7月17日です。

2010年6月18日金曜日

昔の友達

先日友達がとまりに来ました。15年位前にロンドンでアロマセラピーの学校に行っていたときの友人です。旅行の帰りによってくれて、遅くなったので泊まっていきました。彼女と会うのは13年ぶりくらいかな。彼女は今61歳です。だから一緒の学校に行っていた頃は今の私と同じくらいの年。その頃彼女のことをおばさんだと思っていたので、今の私もそうなのかしら。ぞっ。そして彼女と会わなかったここ13年くらいは、とてもそんなに長い時間だとは思えないので、私もすぐに今の彼女くらいの年になるのか。ぞぞっ。

彼女はその学校を卒業した後、特にアロマセラピストとして働くこともなく、ほかにいろいろコースを受講していました。そうするうちにお母さんが具合が悪くなり、過去8年くらいはお母さんの家に住み込んで、世話をしていたようです。お母さんはちょうど1年位前になくなりました。

アロマセラピーのコースで知り合うくらいですから、彼女も私もスピリチュアルというかニューエイジ的なことに昔から興味がありました。でも彼女は会わない間にすごく傾倒していました。それはいいんですが、結構それが宣教師的というか押し付けがましくて、ちょっと閉口しました。私は昔から知ってるしヨガもしてるし、そういう話が好きだと思ったのかもしれませんが。私は今は普通のお母さんなんだけど。

彼女が今読んでる本を見せてくれました。それがすごくいい(スピリチュアル系の)本だそうで、10巻あるうちの1巻目を貸してくれようとしました。でも私も自分で読みたくて買って読めてない本がたくさんあるので、今はまだいいと断ると、「これよりも重要な本は無い。ほかの本なんて放っておいて、こっちを読みなさい。」といった具合です。

それから彼女は犬を3匹飼っています。お母さんがなくなって、その家を売って新しい家に移りたいのですが、なかなか犬も一緒に住めるところが限られてくるということでした。それで、「そもそも家に限らず、犬お断りなんていう公共の場所は許せない。」と真顔で言っていました。

ほかにもうちの子供たちに対しても、ちょっとしたことで批判的(たとえば、デザートを食べていると「そんなものは砂糖でいっぱいで体に悪い」といったように)で、私もデイブも、普通の会話もいつ批判されるかとおちおち発言できないという感じでした。

彼女って昔はこんな人じゃなかったように思うんだけどな。もっと話していて面白かったし、批判的であったり、決め付けが激しかったりということはなかったと思うんだけど。それとも私が変わったのかな。

彼女は離婚して一人暮らしなのですが、アロマの学校を出てからこれといって定職につく事もなく(まあそれは私も同じか)、そしてお母さんの世話のために人生の一部のかなりの時間を費やしたことを、多少苦々しく思ってるのかもしれない。そしてそう思うことに対して、罪の意識を持ってるのかもしれない。何年も長い時間気難しいお母さんと顔をつき合わせて暮らして、性格が変わってしまったのかな。それとも年のせい?


彼女は昔から紅茶を何倍も続けて飲む人だったので、何度も入れてあげました。すると「でも最近は水も飲むように心がけてるんだけど」と言い訳していました。他人だけでなく自分に対しても結構批判的な目で見てるようです。「でも紅茶は最近は体にいいと聞くけれど」といってあげましたが、納得しない顔をしてました。

お母さんがなくなったので自由が利くようになったので、また近いうちに来るわといって帰っていきましたが、まあ後5年くらいは会わなくてもいいかな。私のことをずっと長い間友達だと思ってくれているし、彼女には幸せになってもらいたいんですが、あまりしょっちゅう会わないほうがいい気がします。

Christine,  I bless you with love and let you go.

ああ、それにしてもこれって、イギリスで生活していながら日本語でブログを書くからこそ書ける内容ですなあ。

2010年6月17日木曜日

猫の友情

うちの猫には友達がいます。お隣さんの白と黒のスタンリーという猫です。年は多分15歳くらい。かなり大きいオス猫です。数年前はよく狩をしていたんですが、最近は年のせいかあまり狩をしてるところをみません。お隣さんのところにはほかにも3匹猫がいるんですが、ペパーはそのどれとも気が合わないみたいです。でもこのスタンリーだけは好きみたいです。

昔まだ1歳未満の子猫だった頃は、よくスタンリーについて狩に行っていました。ちょっと距離を置いて、後ろからついていきます。この友情はどちらかというとペパーの方が強く感じてるらしく、スタンリーは時々後ろを振り返っては睨んでるようでした。(でも猫に表情があるわけではないので、これは想像ですが。)

最近はスタンリーはあまり狩をしませんから、ペパーは一人で狩に行ってるようです。

夕方植木に水をやりに行くと、天気がいいせいか最近は2匹が中庭に寝そべってるのを目にします。広い中庭で50センチくらい離れて、ごろんとしてます。ペパーは寝返りを打ったりおなかを見せたりしてスタンリーの気を引こうとしていますが、スタンのほうはただじっとしてます。別にお互いコミュニケーションしてるわけでも無いんだけど、いったい何してるんだろう?これってお互いが一緒にいるのが嬉しいから一緒にいるのでしょうか。それともスタンリーが一人で寝そべってるのをペパーが見つけて、近くに行って気を引こうとしてるのでしょうか?よくわからないですね。

猫と人間の関係は、はっきりとはしないながらも、なんとなく気持ちだとか愛情だとか伝わってくるんだけど、猫同士の関係となるとぜんぜんわかりませんね。猫って犬と違って社会性のある動物ではないと思うんだけど。でもライオンとかチーターだとか、一応家族で暮らしてるようだし、うまくやっていくこともできるのかな。でも虎って一匹で暮らしてるような気がするんだけど、どうかな。

2010年6月16日水曜日

優雅なランチ

今日は天気が最高でした。まさにイギリスのすばらしい6月の夏の日という感じです。今日午前中はヨガの生徒で友達のJさんがやってきました。私も彼女もリフレクソロジスト(足のつぼのマッサージ)なので、お互いマッサージの交換をしました。それで昼前に終わり、今から何をするのと聞かれたので、別にこれといって特別な用事は無いけれど、家事をしなければいけないというと、「じゃあ今日ランチに人が来るので、よかったら来ない?」と誘ってくれました。それでお邪魔しました。

貧乏性というか、それともお母さんの性分というものなのか、私は子供が学校に行ってる間、ほとんど休む暇なく働いています。仕事をしていない日は寸暇を惜しんで家事をしています。家事ってやればやるほどいくらでもあるんですよね。基本的な掃除洗濯炊事が終わると、普段掃除しない棚の中とか物置とか、いくらでも掃除するところがある。今はもちろんガーデニングがあります。

それなので「午前中はこんなこと(マッサージ)して、午後まで遊んでいていいのかなあ。」とすごく気になったのですが、こんなことはめったに無いことですから行きました。

私と彼女のほかにヨガの生徒さんが二人、そして初対面の人が一人でした。庭のテーブルに座って昼間からワインを1杯頂、キッシュとサラダのメインコースの後、ケーキまで食べました。天気はイギリスにしたらちょっと暑いくらいで、とっても快適、景色も海の近くで最高でした。そういうわけで今日は昼間は建設的なことはほとんどしませんでした。

でもその後3時半ごろ帰ってきて、夜は晩御飯を作った後仕事に行きましたから、まあ罪の意識はそんなにありません。

そこに来ていたお客さんの一人でヨガの生徒のKさんは、ガーデニングのエキスパートで、本を何冊か出しているとのことでした。たまたまJさんの家にあったガーデニングの雑誌にも、彼女の大きな写真が載っていました。かなりあちこちでレクチャーをしたりと、なかなかその世界では知られてる人のようです。

彼女たちは皆私よりもずいぶん年上で、60歳前後だと思うんですが、皆有閑マダムというか、なかなか生活に余裕がありそうな人たちです。私は普段は子供たちのお母さんたちと付き合うことが多いんですが、そうなると話は子供のことや学校のことや、結構余裕の無い話になりがち。たまにはこんな風に優雅に美しいセッティングでエルトンジョンの庭の話など、別世界の話をするのもいいなあと思いました。

昨日あくあさんがブログに、60歳のときにどうなりたいかイメージするということを書いていましたが、私もこんな人たちのように、自由業をしながら余裕のある生活をしたいです。

2010年6月15日火曜日

チャーリーの熱



この写真は日曜の人命救助クラブのトレーニングのときのです。

昨日は不意の泊り客がありました。旅行の途中によってくれたのですが、着くのが遅くなったので泊まっていくことになりました。久しぶりに会う友人に、子供たちはとにかく健康なので、それだけでもすごく親孝行だという話をしていました。

そのあと二人をいつものとおり水泳に連れて行きました。私がプールに連れて行って、デイブが仕事の帰りに連れて帰ってきます。それで7時半くらいに帰ってきました。晩御飯は簡単にジャケットポテトとビーンズと目玉焼き、チーズと野菜(超イギリスらしいでしょ)です。いつもプールの後は二人はすごくおなかをすかせているし、特にチャーリーはジャガイモが大好きなので、これは好物なんですが、昨日は食が進みません。

行く前に何か食べたのと聞くと、私があげたトーストだけです。いつもより静かであまり話をしませんが、これは初対面のお客さんがいるからかなあと思ってました。

それで額を触ってみるとちょっと熱いです。それで体温を測ってみると39度1分もありました。あわてて髪の毛を乾かして薬を飲ませてベッドへ。15分後くらいに見に行くと、もう熟睡していました。

今日は当然のように学校はお休みです。この週末、土曜日は来週のバレエとモダンダンスのショーのためのリハーサルがあるし、日曜は例の人命救助クラブのオーシャンフェスティバルです。チャーリーが出れないとリレーチームが出れなくなります。だからはっきり言って今週は学校はともかく、週末のためにゆっくり休んでよくなってほしい。

と思っていたら、ルイが学校に行くころにおきてきました。熱はすっかり下がっています。まだ食欲はあまり無いので、ヨーグルトとフルーツを食べて、午前中はソファーでテレビを見ていました。昼ごはんにはスープとパンを1枚食べ、その後一緒に庭に行って、さくらんぼの木にネットかけするのを手伝ってくれました。

その後体温を測ると37度1分。それで1時間ほどベッドに横になっていましたが、ルイが4時前に学校から帰ってくると、またおきだしてきて普通にしています。晩御飯は日本食。焼きさばと冷奴はちょっと手をつけただけでしたが、ご飯とお味噌汁はちゃんと食べました。その後デザートのヨーグルトまで食べ、お風呂に入って髪の毛を洗いました。

一応念のためにベッドで熱を測ると、まだ37度7分あります。じゃあ明日も学校は無理かなあというと、「エー、退屈だから学校に行きたい。」とのこと。

ほんと、どうしてこの人こんなに元気なのに熱があるんだろう?というよりは、熱があるのにこんなに元気なんだろう。そういえば去年豚インフルエンザになったときも、38度くらいで平気そうでした。

元気なときは体温を測らないからわからないけど、もしかしてチャーリーって平熱高いのかな?

明日学校に行けるかな。別にいけなくても、私は明日は昼間仕事が無いのでいいんだけど。どちらにしてもまあ元気そうにしてるから、心配は無いです。

2010年6月13日日曜日

ビーチでの初トレーニング

子供たちが秋から人命救助とサーフィンのクラブに入ったのですが、今日初めて海での練習がありました。これから9月末まで、毎週日曜、引き潮の時間に2時間あります。

今日は幸いすごく天気がよく、少し寒かったけど、いいビーチ日よりでした。でもこんな日ばかりではなく、天候にかかわらず行われます。去年は冷夏だったのですが、毎回雨と風で寒かったそうです。今日は初日なので私もデイブもビーチに行って見学しました。

人数は100人とまでは行かないけれど、ゆうに50人はいたでしょう。まずはじめに1キロ走り、そのあと砂浜でリレーをし、そしてまた1キロ。そのあと「ラン・アンド・スイム」をしました。これは海に向かって垂直に走って行き、足がつかないくらいのところで波打ち際に対して平行に50メートルくらい泳ぎ、そのあとまた垂直に走って砂浜に戻り、スターと地点まで走るというものです。この海はすごく遠浅なので、足のつかないところまで走るのにかなりの距離があります。

みているとすごく大変そうでした。ルイの年齢グループはこれを2回、チャーリーは1回しました。

そしてチャーリーは、「フラッグ」と呼ばれる競技をしました。これは砂浜に腹ばいに寝転がって、笛を合図に飛び起き、15メートルくらい先の旗をとりに行くというもの。

ほかの人たちはサーフボードに腹ばいに乗って波を超えていくという競技をしていましたが、ルイとチャーリーは今日は時間切れでした。

なんと二人は来週、オーシャンフェスティバルというのにクラブ代表で出て、今日したような競技をします。でも今日はじめて練習しただけなんだけど、大丈夫かな。まあ泳げるから何とかなるだろうな。その辺はなんともおおらかというか、リラックスしたものです。

2010年6月12日土曜日

ネットボールと菜園の写真

今日はチャーリーのネットボールトーナメントでした。ネットボールというのはバスケットボールのようなものです。学校対抗のトーナメントで、ただの週に一度の放課後のクラブなんですが、うちの子供たちの学校は強くて有名で、小さい学校なのにデボンでは結構知られています。

このクラブはあるお母さんがコーチしていて、そのほか数人のお母さんが手伝ってやっています。だから先生はまったく関係なし。クラブ費もかからないのに、試合用のユニフォームは支給してくれます。PTAからお金が出てるんですが、最近すごく強くなったのでますます援助が出てるようです。

ネットボールは5人でチームなんですが、クラブには20人以上います。それでチームがABCと三つあります。強いのはこのA チーム。チャーリーはまだ4年生なのでC チームです。

今日のトーナメントは10くらい学校が集まり、20から30チームくらい出ていました。Cチームの最初の試合は強豪とあたり7対ゼロで参敗。皆動きが固く、経験不足が良くわかります。まあチャーリーは初めての試合だし、しょうがないな。

このトーナメントは一日中なのですが、私はこの初めの試合が終わったあとで、家に帰ってきました。いったいあと何試合あるのか知らないけど、この調子で行けばかなり肩を落として帰ってくるだろうなあと思っていました。まあ幸い天気はいいし、それでも友達と一日楽しく過ごして帰ってくることでしょう。

そうしているうちに4時ごろ別のお母さんが連れて帰ってきてくれました。結果を聞くと、Aチームは優勝。各学校のB とC チームは別のディビジョンで、こちらではうちのBチームは優勝。そしてチャーリーのCチームは惜しいところで準優勝を逃し、3位だったそうです。そうか、あれからがんばったんだ。それにはじめにあたったチームが強すぎただけで、そのあとはそうでもなかったようです。結局9試合もしたそうです。お疲れ様。

日本で畑組み仲間の人たちのために、今日取った畑の写真を載せておきます。

まずは畑の全貌。
アスパラガス。これは夏至までに収穫をやめなければ来年生えてこないので、そろそろシーズンの終わりです。
これはアーティチョーク。よくみると先っぽに小さいボール状のものが見えるでしょ。むちゃくちゃ場所をとる割には食べれるところがすごく少ない、割に合わない野菜ですが、多年草でいったん植えると毎年勝手に生えてくるので、仕方なく毎年食べてます。
レタス。いくつか食べたので、穴が開いてきました。開いたところに今日はブロッコリーの苗を植えました。
これはイチゴ。この4倍くらい育ててます。イチゴは簡単に育つし、自家製は買ったものとは比較にならないくらいおいしいです。ただナメクジと鳥に狙われるので、実の下にわらを敷いてネットをかぶせないといけないのが面倒くさい。収穫時は毎日1時間くらいかかります。

手前がズッキーニ。向こうはきゅうりです。きゅうりは外で育てると、イギリスでは年によってできたりできなかったりです。ここ数年は冷夏でぜんぜん取れませんでした。その前は食べきれないくらいとれたこともあったのに。ズッキーニは気候に合うのか、まず間違いなく育って、たくさんできます。店で買うと結構高いから、いい野菜です。

今日は天気が良いから写真が良く映ってるけど、天気の悪い日や冬はこんなにきれいではなく、かなり惨めなものです。

2010年6月11日金曜日

ルイちゃんのスポーツデー

昨日はとっても忙しい一日でした。水曜の昼ごろ学校から電話がかかってきました。「明日ルイが選ばれて、サウスモルトンにある中学でのスポーツデーに参加できることになりました。朝9時に連れて行って、3時に迎えに行ってください。」とのとこでした。

このサウスモルトンということろ、ここから20マイル、32キロくらい離れてるんです。車で行くと小1時間かかります。そんな簡単に言われても困るよなあ。私はたまたまその日は仕事は無かったので良かったけど、働いてる日ならだめでした。それでも午前も午後も予定を入れていたので、キャンセルしないといけません。

結局もう一人の参加者のルイの友達のお母さんと連絡がついたので、彼女が朝連れて行って、私が迎えに行くことになりました。よかった。だって自分で2往復したら合計125キロ、時間にしたら4時間くらいつぶれます。広島から東京まで軽くいけるよ、4時間あれば。

それで午前中は予定通り友達と9時から泳ぎに行った後、ビデフォードの街に出て銀行、図書館などの所用を済ませ、そのあとスーパーで1週間分の買出しを車のブーツに入らないほどして帰宅。買い物を片付け、洗濯物を干し、水着をあらい、昼食。そのあとトイレ掃除とごみを出した後、美容院に行く予定はキャンセルで2時には家を出ました。

そういうときに限って結構混んでるんですよね。しかも行った事のない街なので、学校が見つかりませんでした。仕方なく2回人に聞いてやっとたどり着きました。

チャーリーは学校からバスで3時40分頃帰ってきます。その頃にピアノの先生も来る予定です。それなので間に合うように帰りたいんだけど、最初の10マイルくらいを大きなセメントミキサーに、そのあとを5キロくらいを教習中の初心者ドライバーに道を阻まれ、1車線の田舎道では追い抜きできず、4時ごろまで帰ってこれませんでした。

こういうこともあろうかと、鍵を家の裏においておいてチャーリーにあけ方を教えておいたので、チャーリーは無事に家に入ってピアノのレッスンを始めていました。良かった。だって3時45分から4時45分まで二人は30分ピアノのレッスンのあと、この日から新しい水泳のトレーニングで、トリントンという10マイル(16キロ)先の町のプールまで行かなければ行けません。5時からなんだけど、ちょっと遅刻は仕方ないですね。

それでも一人がピアノをしているうちにもう一人にトーストを詰め込み、レッスンが終わるや大急ぎで家を飛び出し、くねくねした細い田舎道の近道を通って5分くらいの遅刻で到着しました。

このトレーニングは6週間の特連で、まずは25メートルプールの32往復(1マイル)のウォームアップ。その後何をしたかは知りませんが、7時までトレーニングでした。

家に帰ったのは7時半。子供たちがシャワーを浴びてる間に、作りかけの料理を仕上げ(簡単にパスタと湯で野菜)、食べれたのは8時過ぎでした。ルイちゃんはおなかがすいてなきそうになっていました。かわいそう。

そういえばルイは朝からずっとスポーツをしていて、昼には2.5キロまで走って、夕方は2時間の水泳。そりゃおなかもすいて、泣き声にもなるでしょう。

今日はルイは学校で1日ウクレレワークショップでした。というわけで今週はまともに勉強して無いですね、彼は。

2010年6月10日木曜日

無差別殺人のその後

先日イギリスで無差別殺人があったことを書きました。犯人(デリック・バード)は50代のタクシードライバーで、最後に自殺しています。その犯人の写真がニュースで写ってたんですが、凶悪犯人とは思えない顔だなあと思いました。別に温厚に見えるとか言うわけじゃないんですが、すごく普通の人に見えるんです。その写真は口をがばっとあけて笑ってる写真でした。頭がちょっと薄くてちょっと太っていて日に焼けていて、見るからに普通のおじさんという感じです。もう一枚の写真はウエットスーツを着て、ボートの上か何かで撮った写真でした。ホリデーの時の写真でしょう。

おとといその犯人の家族が声明を出していました。デリック・バードはまず最初に自分の双子の弟を殺しているので、この家族とは犯人の家族でもあり、犠牲者の家族でもあります。

「もしもそうする強ささえあれば、犠牲者の一人一人の家族に謝罪したいところです。デリックは私たちにとってはとてもいいお父さんでした。こんなにいい人はめったにいないというようないい人でした。」

なんとも腑に落ちないというか、悲しい声明でした。ほかのタクシー運転手仲間に聞いても、別にどこも変わったところの無い普通の奴というコメントでした。昔窃盗で捕まったことがあるらしいんですが、これはそのときの仕事先から建材を掠め取っていたらしい。そのほかは別に精神異常なども無いとのことです。趣味は射撃とスキューバーダイビングということなので、経済的にもまあまあだったはずです。

人間ってわからないですよね。いったい何があってこういうことになったのかはわかりませんが、どうしてそんなにいい人が、もしくはそんなに普通のおじさんが、こういう狂気に走ったのでしょう?一人目の犠牲者は自分の弟、二人目は自分の弁護士ということなので、その朝銃を手に家を出た時点で、人を殺して自分も死ぬつもりだったのでしょう。

日曜にこの村でメモリアルセレモニーがありました。そこでは死者の数だけ、13本ろうそくがともされていました。デレック・バードが殺したのは12人。そしてその犯人も含めて13本です。

2010年6月9日水曜日

ワールドカップ

明日からサッカーのワールドカップが南アで始まります。日本でもサッカー、人気出てきたから、話題になってるのかもしれません。

私はサッカーにぜんぜん興味無しなので、個人的には盛り上がってません。でもイギリス全体はすごく盛り上がってます。私はむしろ嫌いです。というのはワールドカップでイングランドの試合があると、デイブを含め人々はパブで集まってテレビで試合を見て、それだけでなく、とにかく昼間からそれを口実に飲めるだけ飲んで、酔いまくるからです。だから私としてはできるだけ早くイングランドが負けてくれると良いなあと思ってます。まあ前回優勝したのは1964年とのことなので、今回も優勝する可能性はほとんどないですけどね、ほっほっほ。

ところで昨日ニュースを見ていると、アレキサンドリアという南アのすごく貧しい村からの放送をしていました。家はどれもトタン板で適当に作ったようなあばら家です。ゴミ回収が行われないのか、その辺にごみが山のようにたまっていて、そこに水溜りができて、見ているだけで悪臭が漂ってきそうです。ここに住む人の平均日収は2ポンドで、ここでの生活はアパルトヘイト以降もあまり変わっていないとのこと。

それで、このワールドカップを主催するのに南ア政府は巨額のお金をつぎ込んでるんですが、それを批判する人もたくさんいるそうです。そのお金を使って貧しい人たちを貧困から救えということです。そういえば似たような話が聖書にありましたね。磔にあう数日前、キリストの足に高価な香油を注いだマグダラのマリアに対して、そのお姉さんが「そのお金を貧しい人にあげるべきだった。」というと、キリストは「かまわない。彼女のしたいようにさせておきなさい。」というようなことをいうという場面でしたっけ。

南アの場合も、実際この貧しい村に住む庶民たちは、ワールドカップをすごく楽しみにしています。サッカーが人気があるというのもそうですが、そういう世界的イベントが自分たちの国に来るというのがすごく嬉しいようで、アフリカではじめてのワールドカップだと誇りに思ってるみたいです。それだけでなく、これが経済を刺激し、国が潤う潤滑油になればいいと発言してる人もいます。だから、「そんなお金があれば・・・」などという意見は、余計なおせっかいのようです。

これって良いなあと思いました。確かに厳密に考えれば、直接お金を貧困層に投資したほうが良いかもしれない。でも人間の生活ってそういうものだけではない。国を挙げてのお祭りや楽しみが必要なんでしょう。世界中から有名な選手たちがやってきて、マスコミやら観客やらが押し寄せてきて、国全体がお祭り騒ぎになる。そういうのって、貧しい人たちにとってこそ必要なことなんじゃないでしょうか。まさに「人はパンだけで生きるにあらず。」でしょう。

そういうわけで、自分の周りのことだけを考えるとワールドカップ、うんざりなんですが、南アの嬉しそうな子供たちの顔を思い出すと、いいワールドカップになることを祈っています。

2010年6月8日火曜日

MP 3 プレーヤー



うちは台所と今の間に壁がありません。そしてその中間くらいのスペースにコンピューターが置いてあります。今日晩御飯を作っているときに、いつものようにチャーリーはテレビを、ルイはコンピューターゲームをしていました。それで家の中はかなり騒音でやかましい。私はご飯を作りながら、今日はなかなか手のかかる献立だったので、なんとなくラジオでも聞きたくなりましたが、そうなると騒音に騒音を重ねることになります。それでルイのMP3プレーヤーを借りることにしました。

先週二人ともひとつずつ自分のお小遣いで買ったんです。私はパーソナルステレオを聞く必要性は全然無いので持っていないのですが、興味もあって借りました。入ってる曲は主に私とデイブのCD からのものです。(U2, ビートルズ、マイケルジャクソンなど)。本当は最近の流行の曲をもっと入れたいようですが、お小遣いでダウンロードしてるので、なかなか増えません。

高音量で聞くと耳に悪いし、聞いてて疲れてくるので、低いボリュームで聞いていたんですが、妙なことになんとなくお料理がしにくい。それで時々片耳をはずして作ってました。そういえばあくあさんも昔、ランニングするときは片耳で音楽を聞くというようなことを言っていましたね。

道を歩くときは危ないから気をつけるようにと説明書に書いてありましたが、外にいるときだけでなく、お料理するにも結構意外にも耳に頼ってるところってあるんだなあと思いました。たとえばなべをかけながらまな板で別のものを切っているときなど、実は結構耳を使って煮立ってきたかどうか判断してるようです。

そして味見なんですが、MP3を聞きながらだとどうも味がうまくわからないんです。なんか集中が妨げられるというか。それで方耳だけでなく、両耳をはずしてみてやっとちゃんと味をつけられました。普段ラジオやステレオをつけてるとぜんぜん気にならないんだけど、MP 3でイヤーフォンで耳の中で聞いてると、やっぱり微妙に違うんですね。

お料理や味覚など結構意外なところで耳に頼ってるんだなあと思いました。そしてパーソナルステレオというのは、やっぱりかなり外からの音を遮断してるんですね。ということはやってみたことは無いけれど、イヤフォンで音楽を聴きながら食事をするというのも、あまりおいしさを堪能できないということなのかな。

写真は今日の夕方の虹です。田舎なので年に数回は大きい虹を見ますが、こんなに大きいのは初めてでした。10分くらいで消えちゃいました。こうして写真でみると、ただの虹に写真なのに、西洋の光景だなあという感じがしますね。

2010年6月7日月曜日

とうもろこしを植える。

昨日とうもろこしの苗を20本植えました。4月に室内で種を撒き、窓辺で育てていたものです。20センチくらいの高さに育ったので、外に出して1週間くらい風の当たらないところにおいて外気に慣らせ、昨日植えました。これで今年の植え付けは終わりです。種を撒くものは全部撒きました。

最後に植えたこのとうもろこし、例年のとおり、菜園に植える場所がもう見つかりませんでした。でも今年は幸か不幸か(幸ということは無いな)、ジャガイモが半分くらい霜でやられたので、畑のあちこちにぽっかりあいた場所があります。それだけでは足りなかったので、実のついていないイチゴとナメクジにやられたレタスを掘り起こして、そこにも植えました。

本当はとうもろこしは受粉するためには四角くブロックがたに植えるのがいいんですが、仕方なく畑のあちこちに4本くらいずつ植えてあります。大丈夫かなあ。

畑は3月から4月が一番忙しいです。冬の間放ったらかしになっていた菜園の雑草を抜いたり耕したりし、カレンダーとガーデニングの本と、種のパッケージを見ながら4月の頭くらいから種を撒き始めます。芽が出始めるころも、ネットやフリースをかけたり、一つ一つの苗をジャムのビンなどで覆ったり、ナメクジや鳥の害から守るのに気を使います。だんだん大きくなってくると、少しくらいナメクジにかじられても鳥に食べられても死んでしまうことは無いので、その点ではちょっと楽になります。

まだこれからイチゴのネットかけやら、トマトやとうもろこしのサポートなど面倒な作業はあるんですが、それでもそろそろレギュラーに畑から収穫できるようになってきたし、やれやれという感じです。
忙しさが減るかといえばむしろ逆で、収穫は時間がかかる作業なんですが、でもこれは楽しいし、そのために畑をやってるんだから、「大変」という言葉は当てはまらないですね。

例年ならそろそろイチゴの季節なんですが、今年は寒かったのでまだ2週間くらいかかりそう。日本に行くまでにはいくらなんでも収穫し終わってるだろうな。

2010年6月6日日曜日

トワイライトの続編

映画にもなっている吸血鬼と人間のロマンスの話のトワイライトという本にはまってるという話をしばらく前に書きました。普段はこの手の小説は時間の無駄のような気がして読まないんですが、周りであまりにはやっていたので読み始めたらはまってしまいました。

これは4冊の連作になっています。2作目がニュームーン、3作目エクリップス、そして4冊目がブレーキング・ドーン(Breaking Dawn)という題です。2作目まで映画ができていて、3作目はこの夏公開らしい。

映画は正直言ってがっかりでした。出来がどうのこうの言うよりも、キャストがよくない。この主人公の吸血鬼のエドワードはこの世のものとは思えない超男前のはずなんですが、やっぱりどんな俳優がしても、なかなかそこまでの男前は演じられません。

小説のほうも2作目と3作目、読み始めたらやめられずに読んだけれど、1作目に比べるとあまり面白くありません。いったん相思相愛になってしまったら、クールな吸血鬼のエドワードもただのでれでれした男に思えてくるし、一方女性主人公のベラは、狼男の幼馴染のジェーコブも好きになってしまい、そこにいたるまでの心の惹かれ方は納得できるものの、行動の自分勝手さにいらいらさせられたりもします。

それでこの4作目の本を借りたんですが、しばらく読み始めませんでした。読み始めるとまたやめられなくなることはわかっていたし、2作目と3作目が結構がっかりだったので、食指が進まなかったんです。でもここまできたし、読まないわけにも行かないこともわかっていました。


それで先日読み始めました。するとやっぱりやめられないんですよね。昨日もベッドで2時間以上も読んでしまいました。これは完結編ですから、今までの複線の意味がつながっていって、なかなか面白いです。そういうわけで今夜も遅くなりそう。困ったなあ。

2010年6月4日金曜日

サイクリングとビーチでのアイス

今日は子供たちの学校のハーフタームホリデーの最後の日です。天気がいいので何をしようか、またビーチに行こうかと考えました。デイブは昨日出張から、仕事先の大きなライトバンで帰ってきたので、せっかくなのでこのライトバンに自転車を積み、15キロくらい先のターカトレイルというサイクリングロードに行くことにしました。

時間が中途半端な時間だったので、お弁当持参で行きました。それにしてもイギリスのお弁当は楽です。サンドイッチを作ってラップに包み、きゅうりを切ってチェリートマトと一緒にタッパーに入れ、あとはポテトチップスとチョコレートと果物をかばんに詰めて、水筒に水を入れていくだけです。

このサイクリングロードは元単線の電車の線路があったところなので、どこまでも続いているのですが、私たちの目標は一駅、距離にしたら10キロくらいです。これをお弁当を食べるために止まったほかは、ほとんど休み無しで猛スピードで走りました。私はできることならもっとゆっくり走りたいし、ルイもデイブももっとペースを落としても楽しめたと思うんですが、チャーリーがすごいスピードで行きます。それを私たちが追いかける形で走りました。しかもルイの自転車はギアが18個もあって、なかなかいい自転車なのに、チャーリーのはギアは5つくらいで、しかもチャーリーにとってはかなり小さいんです。もちろん車輪の大きさも一番小さいですから、大人の自転車の倍くらいのスピードでペダルをこがなければいけません。それなのにまるで取り付かれたように、一目散で自転車をこいでました。

目的地に小さなカフェがあったので、自転車をバンに片付けたあと、そこでアイスクリームを食べることにしました。でも聞いてみると、もうあまりいいのが残っていません。それで車で川沿いの公園まで行って、そこに来ている地元で定評のあるアイスクリームの屋台から食べようということになりました。

その2キロくらいの道を走っているときにデイブが、『ああ、まさに夏らしい日だなあ』といいました。それを聞いて、私は無性に海に行きたくなりました。こんなに天気のいい日はあまりありませんから、そういう日は海に行かないと損なような気がしてたまらないんです。それで、結局さらに3キロくらい走って海に行き、そこで同じアイスクリームの屋台から買うことにしました。

私は都会育ちだし、デイブもチェシャーというイギリス北部の海から遠いところの出身なので、天気がいい=海に行かなければ、と感じます。でも子供たちは生まれてからずっとここなので、海に行くことがぜんぜん特別なことではないそうです。そういうのはもしかしたら、ちょっと残念なことなのかもしれません。

とにかくビーチでアイスクリームを食べて、さっさと帰ってきました。こんな風に簡単に海にいけるというのは、ありがたいことだなあ。

2010年6月3日木曜日

イギリスの三面記事ニュース

昨日正午ごろ海の近くに散歩に行った帰りに車で帰ってくると、ラジオでちょうど正午のニュースがかかりました。「カンブリア地方(イギリス北部)では、警察が『家から出ないように』と警告しています。」とのこと。何があったんだともうちょっと聞くと、ガンを持った男が逃走中とのことでした。

そのあとまた出かけ、そのことは忘れていましたが、その夜ニュースをつけると、無差別殺人とのことでした。死者は全員で12人。撃たれたけれど命をとりとめた人が11人。そしてそのあと、こういう事件のお決まりのように、ガンを自分に向けました。

今日のニュースによると、最初の被害者は双子のお兄さんだそうです。そしてそのあと車で何キロも走って、今度は自分の弁護士を殺します。そのあと行きつけのタクシー乗り場(彼はタクシーの運転手)に行き、知り合いの運転手を一人殺し、もう一人は撃ちますが、ラッキーにもかすり傷でその人は助かりました。

そのあと車をまた走らせ、あちこちで合計9人を殺します。その頃には警察に追い詰められ、自分に向け引き金を引き自殺します。

加害者が死んでるのではっきりした動機はまだわかりませんが、はじめの二人は怨恨で故意に殺し、3人目のタクシー運転手は、もしかしたら怨恨、そして残りは無差別殺人だろうとのことです。

この怨恨については、ここ数日でいろいろニュースが出てくるだろうな。でも私はこの、一番初めに双子のお兄さんを殺すというところが、何か引っかかります。というか正直言って、この部分に惹かれます。なんかこういう血が濃い関係の人間を殺すというところが、妙に興味が惹かれるんです。双子間の殺人っていったい世界中で一年にどのくらいあるんだろう。

話はちょっとそれますが、こういうのは私だけかもしれませんが、兄弟姉妹での近親相姦というのも妙に興味が惹かれます。どうしてだろう。これって私だけではなく、そういう血の濃い人たちの人間関係というのは、不思議なドラマがあるのかな。そういえばギリシャ神話などやシェークスピアをはじめとする古典には、親子の殺人や、近親相姦的はテーマが出てくるし。

このカンブリアの無差別殺人については、双子のお兄さんのこと、そのうちゴシップがあちこちの大衆紙をにぎわすことでしょう。

ちなみにこういう無差別殺人はアメリカではよくあるようですが、イギリスでは幸いにもめったにありません。これも銃が簡単に手に入らないからかな。

2010年6月2日水曜日

えび獲りのご報告

ご無沙汰しました。ロンドンからお客さんが来て、2日間ほど忙しくも楽しくしていました。

月曜は祭日でした。お客さんは午後遅く着く予定だったので、午前中の引き潮を見計らって、また日曜行った同じ海岸のバックスミルズに、初めてえびを獲りに行きました。

日曜に行ったときは結構大きいのを何匹か見たので、たくさん取れるかなと期待して行ったのですが、はじめの5分くらいはぜんぜん見かけず、子供たち、特にチャーリーはぶーぶー言ってます。

えびにはとり方があるんです。海草などが生えている岩場で、岩の下を狙ってネットを入れると、網の中にかかります。私がすると結構簡単につかまるのに、子供たちがやると取れません。別にコツがあるというわけではなく、私と同じようにやってるのに。それでまたチャーリーは文句の言いっぱなし。ルイはしばらく寡黙にえびを狙っていましたが、飽きてくると魚を獲ったりかにを獲ったり、好きなことをしています。

それでもなかなかいい場所を見つけ、何匹か取れるとチャーリーも機嫌が良くなり、3人で熱心に子一時間くらいえびを取りました。

収穫を見てみると、数にして30匹くらい。大きさは一番大きいので私の小指くらい。小さいのは2-3センチです。これでは食事にはならないよ。

それでももってかえって家で茹でると、茶碗の底に赤い小さいえびがひとつかみくらいできました。それをいちいち皮をむきながら食べました。大きいのは何とか味がわかりますが、小さいのは剥けないし、味も良くわかりません。それぞれ5匹くらいずつ食べましたが、あんなに苦労して獲った割には、ぜんぜん食べがいがありません。日曜獲ったウィンクルのほうがよっぽど食べでがありました。それでも楽しいことはすごく楽しかったですけれど。

今日はお客さんがロンドンに帰る前に、ランチに海辺のレストランに出かけました。そこで私とルイはひらめの上にアスパラガスと小エビがたくさん載った料理を食べました。ルイと、あの調子で獲っていたら、これだけえびを取るには何ヶ月もかかるだろうと話し合いました。