2012年3月31日土曜日

ガソリンのパニック買い

先日車のタイヤに空気を入れるためにガソリンスタンドに行きました。その夜子供4人を遠くのプールまで連れて行くことになっていたので、念のためにタイヤプレッシャーをチェックしたかったんです。ガソリンはタンクに半分ありました。満タンにして子供4人乗ると車が重いので、これくらいで十分です。

そうしたらガソリンスタンドに車の列ができています。嫌な予感がしました。イギリスってこういうことが数年に一度くらいあるんですよ。聞いてみたらガソリンのタンカー(トラック)の運転手の組合がストライキをするかもしれないので、みんなパニックして買ってるそうです。

それでデイブにメールして、ガソリンを入れるように伝えました。明日子供達を水泳大会と合宿に連れて行かなければいけませんからね。そして私も念のために20ポンド分だけ入れました。15リットルくらいです。これでタンクは4分の3くらいです。

でもガソリンスタンドの列のせいで、タイヤに空気は入れられませんでした。

で、帰ってニュースを見ると、国中でパニック買いだそうです。でもストライキはまだ決定していないし、決定してから7日間は実行できないそうです。ということは実際にストライキになるころには、またガソリンが必要になるかもしれません。

パニック買いの発端は、現在政権を握っている保守党 の大臣が、「ストライクになるかもしれないのでみんなタンクを満タンにするように。ガソリン用のポリタンクをたくさん買って、それにもガソリンを入れてガレージなどにおいて置くように。」と発言したからです。

それでストが決まってもいないのにパニック買いで、どこの町も道路に車の長い列ができて交通渋滞。この辺の大きいスーパーはガソリンスタンドが隣接していてそこに長い列で、スーパーに行くことができません。商売上がったりですよね。

で、これが社会問題になり、今度は「パニック買いをしないように。」と呼びかけています。

昨日はある女性がポリタンクに入れて買って来たガソリンが引火し、その人は大やけどをするという事故もありました。 消防局からは、「危険なのでガソリンをポリタンクに入れて保存しないように。」と声明がありました。そしてこれはほとんど誰も知らなかったのですが、1件の家に付き5リットルのポリタンク2つまでしかガソリンを保有してはいけないと言う法律(?)があるそうです。

本当にイギリスらしい話。日本にはこういうことはないでしょうね。

でもガソリンないと困る人は困るしね。うちも明日プリマスまで往復200キロくらいしないといけないし。イースターにストライクなんていってますが、来週の土曜に迎えにいけるかなあ。運転を控えなければ。

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2012年3月30日金曜日

イースターの計画

今日が今学期が最後の日で明日から2週間のイースターホリデーです。そして子供達はその一週間目に、水泳の合宿に行きます。オリンピック選手を80人以上も輩出したケリーカレッジと言う学校が主催する合宿で、400メートル以上泳げれば誰でもいけるんですが、なかなか評判がいいようです。

日曜の午後から土曜の朝までで、実質はトレーニングが5日と最後の土曜日に大会があるようです。トレーニングの日は毎朝7時起床で、毎日3時間水泳、3時間陸上トレーニング、3時間講義です。同じ水泳クラブから数人行くので、毎晩遅くまでおしゃべりになるんじゃないかとそれは心配なんですが、トレーニングが厳しくて、夜は眠いんじゃないかなあ。

それで子供達が合宿に行ってる間、我が家は私とデイブ二人です。これはまずい。もう13年以上も二人だけで時間を過ごしたことなんてないので、毎日顔をあわせてどうしたらいい物か分かりません。と困っていたら、デイブも火曜から3日間出張に行くことになりました。

やったー!!!!!!!!!!!!!!

ということは1週間子供がいないだけでなく、3日間は一人っきりです。しかもその週イースター休みで仕事もありません。ということは朝起きなくてもいいってこと。いくらでも寝れるっていうこと。一日中何にも家事一つしなくてもいいっていうこと。ご飯一つ作らなくてもいいんです。

じゃあその間にあれもやろう、これもやろうといろいろ計画があります。まずガーデニングの仕事が山ほどあるのでこれにしっかり取り組みます。それから断捨離も中途半端なのでがっちりやります。本も3冊用意しています。それから映画も何本も録画してあります。

なーんてやってるとあっという間に時間が過ぎて、普段以上に忙しい一週間になりそう。せっかくなので一日は何もしないと決めたほうがいいかなあ。

でもその前に明日はチャーリーがエックスムーアを13キロ歩きに行きます。なので早起き。そして日曜は合宿に行く前に、デボンのクラブ対抗の水泳大会があります。まだあとちょっと忙しい。

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2012年3月29日木曜日

猫の好きな食べ物

心臓の弱い方、お食事中の方は今日のブログはみないことをお勧めいたします。特に写真・・・。

昨日の正午ごろPCに向かっていたら、後ろから音が聞こえてきました。

シャカシャカ・・・・コリコリ・・・・ムシャムシャ・・・・

ああ、また猫がねずみでもくわえてきたんだなあ。そして食べてるんだなあ。そう思いましたが、何かの最中だったのでしばらく無視。でも音が消えないので振り返ると、やっぱり猫でした。コーヒーテーブルの下の敷物の上で何か食べています。尾っぽのようなものが見えたので、すずめかなと思ってよく見ると、子ウサギでした。尾っぽと思ったのは耳でした。




こんなところで食べられると血だとかで汚れるし、外に出さなければいけません。それで猫をウサギから離そうと持ち上げると、くわえついて離しません。なのでこのまま裏口まで猫を持っていって、くわえているウサギごと外に放り出そうとしました。

それでひょいと猫+ウサギを持ち上げると・・・・

ウサギの目玉がころりと落ちたんです。こわーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

それで猫はそのままウサギと一緒に外に出しました。

目玉のほうはさすがに素手で拾うのは気持ち悪すぎます。幸いなことにこの敷物の上だったので、敷物ごと 外に持っていって目玉を茂みに捨てました。敷物は当然洗濯機行き。

これで一件落着。猫は裏口の外で一心不乱にウサギを食べています。鳥やねずみはよく捕まえて、ねずみなんて食べたり食べなかったりなんですが、ウサギはやっぱり珍しい。ねずみよりはおいしいのが、懸命に食べています。でもウサギの大きさはうちの猫の4分の1くらいなので、やっぱり全部は食べられず、後ろ半分を残していました。

ウサギの後ろ足はヨーロッパではラッキーチャームだし、珍しいので写真を撮りました。

それでその時にさっきから気になっていた茂みに捨てた目玉の写真も撮りました。

写真の真ん中の下のほうが目玉。実はアップの写真も撮ったのだけど、これはのせるのはやめときます。気持ち悪いので写真ちょっと小さくしますね。ゲテモノ好きの方はクリックすると大きくなります。
ウサギってめったに見かけなくて、ここ数年庭で見たことがありません。でもその前は異常繁殖したのか、しょっちゅう庭で見かけた年がありました。ウサギって本当に庭や畑にとっては害獣でその時も困ったのですが、幸い隣の猫がよくとってくれたんです。

今年もウサギの当たり年かなあ。うちの猫は狩がうまいのでたくさん取ってもらいたいんですが、家の中で食べるのは勘弁して欲しいなあ。

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2012年3月27日火曜日

チャーリーの髪の毛を切りました

ルイとチャーリーは来週のイースター休みの第一週間目を、水泳の合宿に行きます。それで今日は長くなりすぎていたチャーリーの髪の毛を私が切りました。泳ぐたびにロングヘアーを乾かすのは大変ですからね。と言っても切るのはロングへアーの5センチくらいで、髪型自体は変わりません。

チャーリーって赤ちゃんのときからずっと私が髪の毛を切っていたんです。でも半年くらい前に初めて美容院に行って切ってもらいました。ロングヘアーの先をちょっと切っただけ(実際には2センチくらい切ったかな)だったので、ぜんぜん切ったようには見えませんでした。それで12ポンドも払ったのがばかばかしく、今回はやっぱり私が切るぞと決めていたんです。

チャーリーはそもそもロングヘアーを切られるのが嫌で、しかも本当は美容院に行って切りたいんだけど、でも 水泳のトレーニングのときはロングヘアーは面倒っていうことも、長さをちょっと減らすだけで12ポンド払うのもばかばかしいということも承知してるので、あまり文句はありませんでした。

でもYouTubeを観て勉強してから切ってと言われました。それで昨日30分くらいかけて、ロングへアーにレイヤーをつける切り方のビデオを3本くらい見ました。みてみると本当に割りと簡単そう。どのビデオも人の髪の毛ではなく自分の髪の毛を切るビデオで、若くてきれいな女の子達がしゃかしゃか自分で毛を切っていて、本当にこんなに上手に切れたら美容院行かなくていいなあと思いました。

で、今日の夕方切りました。チャーリーには念のために見たビデオを教えろと言われました。切ってる間、彼女はIpodでそのビデオをチェックしていました。

これが写真です。うまく切れてると思うんだけど。




そしてこんなに髪の毛が落ちました。

チャーリーに、「チャーリーも髪の毛の切り方を覚えたら、お互いの髪の毛の切りあいをしよう。」と言うと断られました。

結構まんざらでも無いようで嬉々として水泳に行きましたが、夜寝るときはなぜかちょっとすねていました。それで仕方がないので、浮いた美容院代の山分けとして2ポンド上げようと提案すると、いきなり大スマイルになってました。

若い女の子の心は分からん。

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2012年3月26日月曜日

棚の入れ替え

今から8年位前、初めてコンピューターを買ったときに、とりあえず場所はキッチンと今の間のフランス窓の前の板の間に置きました。置いたのは小学校からつてで安く譲ってもらった1メートル弱の高さの棚でした。そこにPCを置いて、普通の椅子を最近まで使っていました。

でもこれだと足が机の下に入らないのですごく姿勢が辛いんです。それで椅子に正座したり、横座りしてpcに向かっていました。

それが2ヶ月ほど前デイブが知人から いらなくなったコンピューターデスクを貰ってきました。それでこれにpcをのせました。高さ等、いくつか満足がいかない点があったんだけど、ひざを机の下に入れられるので、普通に座ってPCに向かえます。

で、もともとPCを置いていたこの棚をユーティリティールームに移動しました。


 家の中の片付かないことで、いちばん気になっていたのが裏口から入ったところのこのユーティリティールームです。ここは大きさはたたみ3畳くらいで、洗濯機と乾燥機、ボイラー、猫用の椅子などが置いてあります。裏口とはいえ諸事情でここがメインの出入り口。なので家の中で靴をはかない我が家では、ここが靴置き場になります。

この靴が本当に場所をとるんですよ。特に子供が大きくなって靴も大きくなりましたから。我が家では私がダントツで足が小さいんです。で、下駄箱のようなものを機会のあるたびに探していたんですが、今回この低い棚をここに入れて、靴箱にしました。

まあ理想ではないけれど、とりあえずユーティリティールームがすっかり片付きました。私以外の家族もここの散らかり方が気になっていたのか、 皆協力してちゃんと靴を棚に入れてくれます。

で、この貰ってきたコンピューターデスクなんだけど、デイブは美観的に気に入らないようです。それで新しいコンピューターデスクを仕事先で作ってくれました。

こんなに立派なデスクができました。高さも照明もぴったりで、ますますPCに向かう時間が増えそうで怖いくらい。大きいデスクなのでここで私は物書きもできるし、子供達も宿題ができます。

で、この短期間でお払い箱になったお下がりのコンピューターデスクは、台所の横で、電話を置いたり、あふれる食料品の置き場所になりました。

その前にここで電話を置いていたのはこんなに低い子供の机だったんですよ。これはとりあえずお払い箱。子供がたくさん落書きしてあるので、ペンキでも塗りなおして使い方を考えようかなあ。

そしてこれはお風呂場の棚。ここは大きい模様替えはないんだけど、使わないボトルなどを捨てて、前よりも片付きました。

ビフォーの写真をもっと撮っておくと、もっとよく分かったんだけどね。

ついでなので花の写真も載せます。


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2012年3月25日日曜日

夏時間

今日も朝早くから子供たちの水泳大会だったので、目覚ましを6時15分に掛けました。それで昨日の晩は11時ごろ寝るつもりだったんですが、そういえば洗濯物を乾燥機に入れていたのを思い出しました。それで乾燥機から出して、たたみ始めました。

するとチャーリーの学校の制服に黒い汚れがたくさんついているんです。炭をこすり付けたような感じの 汚れです。それでチャーリーが学校のアートの時間にチャーコールなどを使って汚れて、洗濯できれいに落ちなかったのかなあと思いました。それでそれをお風呂場に持って行って、バケツに洗剤とお湯と一緒に入れました。

そうしてまた残りの洗濯物をたたみ始めると、チャーリーのもう一枚の制服も同じなんです。それでそれも同じバケツに入れました。

そしてまた洗濯物にもどると、他にもタオルだとかトレパンの裏地だとか、白い部分が黒く汚れています。何か炭か何かが洗濯物に混じったのかなあ。仕方がないので全部をまた洗濯機に入れてまわしました。全自動なので寝てる間に勝手に廻って勝手に止まるので、明日の朝干せばいいや。

でもどうして汚れたのか気になりました。そういえば、洗濯機に入れると故障のせいで汚れがついて出てくるという話を今まで聞いたことがあったので、ちょっとグーグルしてみました。

すると、洗濯機の中にカビなどが生えて汚れているのかもしれないので、漂白剤を入れて90度のお湯で洗濯機を回してみればいいと書いてあります。そして、「でももしかしたら洗濯機のベアリングが壊れて、そこから黒い油が出て、それが洗濯物についているかもしれない。」ともあります。

するとちょっとやばいです。 もしからした寝てる間に水が漏れたり、洗濯機がぶっ壊れたりするかもしれません。それでちょっと怖くなって、仕方なく洗濯機が終わるまで起きていることにしました。

洗濯機が止まったのは1時ちょっと前。それで中身を取り出してみましたが、全部きれいに汚れが落ちています。ベアリングに問題があるふうでもありません。とりあえずこの洗濯物を部屋の中に干し始めて、ふと気がつきました。

乾燥機に入れなかった物はきれいなんです。ということは。。。。

で、乾燥機を調べてみたら、中に案の定、太い鉛筆の芯みたいなものがはいっていました。どこから来たのか知らないけれど、これのせいで洗濯物が汚かったのです。

あー、もうこの炭のようなもののせいで、もうこんな時間。でもベアリングが壊れてなくてよかった。ひとまずほっとしてベッドに向かいました。この時点で午前1時を過ぎてるので、6時15分まで、5時間しか眠れません。それで電気を消す前に、3つ掛けてある目覚ましをチェックしました。1番オッケー。2番オッケー。3番は携帯電話です。これをチェックすると。。。。。

「時間を夏時間に設定変更しますか?」と出ています。イギリスの夏時間って3月の終わりの週末の土曜の夜、日曜の午前1時から2時の間が1時間なくなるんです。1時を過ぎたので、携帯の設定の変更が必要になったんですね。

でも私はこの時点で始めて、翌日から夏時間だと思い出しました。ということは今は1時過ぎではなく2時過ぎ。ということは4時間しか眠れません。

でも仕方なくまたベッドから出て、台所の時計二つの時間を変えました。そうしているうちにどきどきしてきました。もしも洗濯物のトラブルがなくて11時に寝ていたら、時間が変わったことに気がつかなかったんですよ。ということは、子供の水泳大会に1時間遅れてしまったことになります。1時過ぎまで起きていたからこそ、夏時間になったのに気づいたのでした。

なのでその貴重な4時間の睡眠も、どきどきのせいでよく眠れませんでした。

まあ夏時間に変わるときって、毎年のように誰かがこういうことするんですよね。でも99パーセントくらいの人が間違わないことが不思議なくらいです。別に広報もなくて、テレビのニュースの終わりに一言明日から夏時間ですと言うくらいです。私は最近はニュースすら見ないので、ぜんぜんそういう情報が入って来ませんでした。

今日の大会も遅れてきたらしい人は別に見かけませんでした。

イギリス人ってぼうっとしてるようで、抑えてるところは抑えてるんだなあ。

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2012年3月24日土曜日

夏到来

イギリスって結構毎年そうなのですが、今日いきなり冬から夏になったような気候でした。気温にしたらたぶん20度前後だと思うんですが、数日前まで10度くらいだったので、本当に夏になったようでした。もっともイギリスでは真夏でも20度を越えるといいほうなので、気温的には本当に夏みたいでした。

でも私達は太陽の恩恵も春のすがすがしい空気も受けずに、朝から一日中プールにこもっていました。子供たちのデボンの州大会。2月から続いているこの競技会、この週末で終わります。

このプールはすごく暑いことで知られているんですが、今日は特に暑かった。ルイもちょっと気分が悪くなったみたいだったし、倒れた人がいなかったのが不思議なくらいです。私は日本に夏行っても汗をかかない体質なんだけど、今日はじっとりと汗をかいてしまいました。4人で水の入った水筒を7本、紅茶の入った魔法瓶1本、ミネラルウォーター1本、ジュース1カートン飲みました。

今日は誰も決勝に出なかったので、3時半ごろプールを出たら、道行く人たちは、袖なしやらTシャツやら短パンやら、すっかり夏の装いで歩いてました。イギリス人ってちょっと温かくなるとすぐこれなんですよね。でもその隣にはコートを着てブーツをはいている人がいたり、コートを着て足はサンダルの人がいたり。面白いです。

自分が年をとったなあって思うことって普段はめったにないんだけど、一つだけ思うのは、年々冬が辛くなってきたなあと言うことです。なので最近は春が本当に待ち遠しい。

それで思ったのですが、昔の人、たとえば100年くらい昔の人たちって、本当に春が来たら嬉しかっただろうなあ。特にヨーロッパの冬は寒くて暗いから。家だって今とは違って隙間風がビュンビュン入って寒かっただろうし、暖房もせいぜい暖炉くらいしかなかっただろうし。お金のあるまだ人はいいけど、お金の無い大半の庶民たちはそれこそ寒くて暗い冬を送ったことでしょう。

それに食べ物だって、冬の間は果物も野菜も取れないから、漬物とかピクルスなんかを細々と食べていたんでしょうね。家畜は昔は冬の間は飼料がないから、冬前に屠殺してベーコンなどにしていたそうです。このベーコンを春まで持たせないといけないし、鳥も卵を産まなくなるし、飼料がないなら牛乳も取れなかっただろうし。

老人やら子供達は冬には肺炎などの重い病気にかかって死ぬ人も多かったことでしょうね。お年寄りや幼い子供を盛ったお母さん達は、それこそ春が来たら、命が助かったって思ったんじゃないかなあ。

ちなみにイギリスは一日温かい日があったからって油断はなりません。来週には雪が降るってこともありえるし。だからイギリス人は天気の話題が好きなんだなあ。

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2012年3月23日金曜日

コーラン

去年の終わりにどこかでイスラム教は美しい教えだということを聞いてきて、是非一度イスラム教のことを調べてみたいものだとこのブログに書きました。それで1ヶ月くらい前に図書館で「初心者のためのイスラム教」みたいな本を借りてきました。

これはごくごく一般大衆が対象になっていて、分厚い本ではあるのですが、イスラム教の基礎の基礎から説明してありました。西洋ではもう25年くらいずっとアンチ・イスラム教の空気があるので、そういったアンチ派の誤解を解くために書かれたという面も大きいようです。

で、この分厚い本を期待した読み始めたんですが、 半分も読まないうちに挫折してしまいました。

ようするにセールスマンが書いた本なんですよ。イスラム教の。それで看板は「イスラム」だけど、話のトーンはほとんどキリスト教と同じ。「神のおきてに従わないと地獄に行くぞ」と言う話です。

私は昔日本に住んでいたときは、子供の頃から教会に通っていて、熱心なクリスチャンだったんです。でも特にデボンに引越ししてきてから段々と教会に対して違和感を持つようになり、今では冠婚葬祭で教会に行くのも嫌なくらいです。

でも私はイエスキリストは信じているんですよ。ただ、イエスキリストが唯一の救世主だとは思わない。イエスキリストのような聖人は、結構歴史上は、特にインドなんかには、ごろごろしていると思うんです。

ではキリスト教やイスラム教の何がいやかと言うと、教会や宗教、いわば仲介業者が嫌なんです。教会を後ろ盾に、ああしろこうしろと説教する人たち。本当にあなた達は聖書をじかに読んで、理解しているの?どれがキリストの言葉で、どれが後年創作・編集された部分か、考えながら読んでるの?

要するに、自分と神との間に人が入って、あれこれいわれるのが嫌なんです。そういう点においてはキリスト教もイスラム教も同じだなあと思いました。

それで昨日また図書館に行って、今度はコーランを借りてきました。

まあ聖書にしろコーランにしろ、神の言葉を誰かがチャネリングして文章にしていることには変わりないのですが、それでも宗教団体の教義を聞くことに比べれば、それだけ神に近いメッセージが書かれていると思っています。まあいえば、エスターおばさんのチャネリングするエイブラハムと同じですね。

来来週時間ができる予定なので、じっくりコーランに取り組んでみたいと思います。

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2012年3月22日木曜日

死刑

先日書いた南フランスでテロリストがユダヤ人の学校で無差別射撃をした事件ですが、昨日から犯人の居場所が分かり、警察がそこを取り巻いていました。いろいろな交渉があったようですが、今日犯人が射撃されて、事件は一応幕となりました。

犯人が捕まって法廷に立つのが一番いいんだけど、まあ警察に射殺されても仕方がないような事件でした。

ところで昨日、まだ犯人が中にいるうちに考えていました。捕まっても死刑にはならないんだなあって。正直言ってほっとしました。犯人に対して同情してるとかでは全然ないけれど、でもつかまって死刑って言うのは、本能的に嫌なんです。怖いのかもしれません。

この自分の「死刑がなくてほっとした。」と言う感情は、我ながらちょっと意外というか、不思議な感じがしました。社会の一員として、犯罪者を殺すと言う責任を負いたくなかったのでしょうか。

ヨーロッパではもちろんEC国はすべて死刑は廃止されています。廃止されてもう長いので、私のように感じる人が普通かもしれません。でもイギリス内でもフランス内でも、「そんなやつは死刑にしてやれ。」と思う人もたくさんいることでしょう。

私は死刑は廃止論者です。被害者の家族や被害者の立場から反射的に死刑を望むのは自然かもしれませんが、それは感情の問題に過ぎないし、アメリカの例を見れば分かるように、死刑の犯罪率に対するインパクトなんてありません。社会的には死刑によって得る物は全然ないと思います。

でもまあ以上は私の私見なので、他の方はいろんな意見があるでしょうが、ここではデイベートは避けます。

それでもこんなことを考えたので、ちょっとネットで国際的にどのくらい死刑が適応されているか、調べて見ました。そうしたらやっぱり、というか、そうなのか、というか・・。発展国で死刑が適応されてるのは、アメリカと日本、そしてシンガポールと韓国だけでした。しかも韓国とシンガは過去10年間執行されていないそうです。


 ウィキからの表をコピペして見ます。
Rank Country Number executed in 2010[49] per 10M
1 China People's Republic of China Officially not released.[51][52] In the thousands,[49] may be up to 5000.[53] 37.3 or less[54]
2 Iran Iran 252+ 33.5+
3 North Korea North Korea 60+ 24.9+
4 Yemen Yemen 53+ 22.5+
5 United States United States 46 1.5
6 Saudi Arabia Saudi Arabia 27+ 9.9+
7 Libya Libya 18+ 27.3+
8 Syria Syria 17+ 7.6+
9 Bangladesh Bangladesh 9+ 0.6+
10 Somalia Somalia 8+ 8.5+
11 Sudan Sudan 6+ 1.9+
12 Palestinian National Authority Palestinian Authority 5 12.7
13 Egypt Egypt 4 0.5
14 Equatorial Guinea Equatorial Guinea 4 59.2
15 Republic of China Republic of China (Taiwan) 4 1.7
16 Belarus Belarus 2 2.1
17 Japan Japan 2 0.2
18 Iraq Iraq 1+ 0.3+
19 Malaysia Malaysia 1+ 0.4+
20 Bahrain Bahrain 1 8.1
21 Botswana Botswana 1 4.9
22 Singapore Singapore unknown unknown
23 Vietnam Vietnam unknown unknown


こちらの地図は、青の国が廃止国、緑が「特殊ケース」だけに死刑を適応する国、オレンジは廃止はしていないけれど10年以上執行されていない国、そして赤が死刑がまだ適応されている国です。




ヨーロッパでは死刑が廃止されていること、アメリカと日本では死刑が行われていることは知っていましたが、世界的に日本とアメリカがこんなに少数派とは知りませんでした。

まあ私は自分が日本に住んでるわけではないので、日本がこうなることを望むとか、そういうことを言ってるわけではありませんけど。

でもどうして廃止にならないんでしょうね?廃止論者は昔からいるみたいだけど。

ちなみにまたウィキによると、日本では西暦818年から1156年まで338年間もの間死刑は廃止されていたそうです。中国でも8世紀に12年間だけ死刑廃止の時期があったらしいのですが、これを除けば日本は世界で一番古くに死刑を廃止した国だったらしいです。こういうこと知ってる人ってまずいないと思うけど、どうして知られていないのかなあ。

さてさて、話はぜんぜん変わりますが、詩のブログも更新したので、 酔狂な方はよろしく。
Fordfarm Poems


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