2012年3月23日金曜日

コーラン

去年の終わりにどこかでイスラム教は美しい教えだということを聞いてきて、是非一度イスラム教のことを調べてみたいものだとこのブログに書きました。それで1ヶ月くらい前に図書館で「初心者のためのイスラム教」みたいな本を借りてきました。

これはごくごく一般大衆が対象になっていて、分厚い本ではあるのですが、イスラム教の基礎の基礎から説明してありました。西洋ではもう25年くらいずっとアンチ・イスラム教の空気があるので、そういったアンチ派の誤解を解くために書かれたという面も大きいようです。

で、この分厚い本を期待した読み始めたんですが、 半分も読まないうちに挫折してしまいました。

ようするにセールスマンが書いた本なんですよ。イスラム教の。それで看板は「イスラム」だけど、話のトーンはほとんどキリスト教と同じ。「神のおきてに従わないと地獄に行くぞ」と言う話です。

私は昔日本に住んでいたときは、子供の頃から教会に通っていて、熱心なクリスチャンだったんです。でも特にデボンに引越ししてきてから段々と教会に対して違和感を持つようになり、今では冠婚葬祭で教会に行くのも嫌なくらいです。

でも私はイエスキリストは信じているんですよ。ただ、イエスキリストが唯一の救世主だとは思わない。イエスキリストのような聖人は、結構歴史上は、特にインドなんかには、ごろごろしていると思うんです。

ではキリスト教やイスラム教の何がいやかと言うと、教会や宗教、いわば仲介業者が嫌なんです。教会を後ろ盾に、ああしろこうしろと説教する人たち。本当にあなた達は聖書をじかに読んで、理解しているの?どれがキリストの言葉で、どれが後年創作・編集された部分か、考えながら読んでるの?

要するに、自分と神との間に人が入って、あれこれいわれるのが嫌なんです。そういう点においてはキリスト教もイスラム教も同じだなあと思いました。

それで昨日また図書館に行って、今度はコーランを借りてきました。

まあ聖書にしろコーランにしろ、神の言葉を誰かがチャネリングして文章にしていることには変わりないのですが、それでも宗教団体の教義を聞くことに比べれば、それだけ神に近いメッセージが書かれていると思っています。まあいえば、エスターおばさんのチャネリングするエイブラハムと同じですね。

来来週時間ができる予定なので、じっくりコーランに取り組んでみたいと思います。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

ああ、もうその意見、100%賛成ですよ!私も宗教の仲介業者が嫌ですねぇ。押しつけがましくて。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、宗教ってせいぜいよくって商売か、それとも一般庶民を「罰が当たるぞ」と言う一言で支配しようとしている権力に餓えた人間の団体なんじゃないだろうか。