2010年4月30日金曜日

Back to the Future!

昨日友人から借りたバック トゥー ザ フューチャーをDVD で見ました。日本でユニバーサルスタジオにいったときに、この乗り物があったのですが、そのときは子供たちはまだ見たことがなかったんです。

これを昔見たときのことをありありと覚えています。大学生で、たまたまそのときいた東京の映画館で、一番前の席で見ました。満席でそこしか席がなかった。映画の設定は1985年。映画が出たのもそのころのはずです。もう25年前。こわー。

ちょうど今ファッション的には80年代はリバイバルなので、マーティン(主人公)の服は時代遅れどころか、なかなか良く見えました。それでもお父さんの服や家のインテリア、テレビ、デジタルアラーム時計などは、80年代って昔だったのねという感じがしました。それから、ドック(発明家)が燃料のプラトニウムをリビアのテロリストから手に入れるんですが、これがリビアというところが時代を感じました。今なら間違いなくイランだろうな。

映画自体はとっても面白かったです。かなり細部まで覚えていたので、おそらくテレビなんかで数回見たことがあるんだろうな。ユーモアがあってテンポとよりが良くて、ぜんぜん退屈な場面がなかった。子供たちもとっても楽しんでました。今日それを返したので、次はバックトゥーザフューチャー2を貸してもらいます。友人の子供(ルイの友達)が、2はすごく面白いといってました。

それにしてもこんなに古い映画が、今の子供たちが見てもぜんぜんジェネレーションギャップなく楽しめるというのは、昔に比べて世の中変わってきたなあという気がします。少なくともモダンカルチャーは世代のギャップがあまりなくなってきたようですね。私が子供のときに、昔親が見た25年前の映画を見ても、同じようには楽しめなかったような気がするんだけど。

とはいえ、私も数年前から60年代のボブディランにはまりだしたので、やっぱり今も昔も、いいものはいいということか?

この主役のマイケルJ フォックスはバンクーバーオリンピックの閉会式に出ていましたね。彼って10年近く前からパーキンソン病にかかってるんですよね。オリンピックのときも、それがわかりました。この辺も25年を感じますね。といっても、この映画の時彼は高校生を演じていますが、実際の年は30近かったんじゃないかな。

そうそう、先日入ったイージーシネマからは、今日宮崎駿の物の怪の姫を送ったとメールが来ていました。この週末ちょうど月曜が祭日なので、家族で見ます。天気予報は土曜と日曜は雨とのことなので、ちょうどいいです。

2010年4月29日木曜日

フォードファーム近況


今日は久しぶりに雨が降りました。イギリスは雨が多いので、普段は愚痴になりますが、4月にはいってからほとんど雨が降ってないので、今日は恵みの雨です。人間とは勝手なものですね。ここ1-2週間暖かくなってきたので、これで一気に植物が生長すると思います。

フォードファームの菜園はこんな感じです。

アスパラガス、ルーバーブは毎日のようにどんどん生えてきています。収穫時。

ソラマメ、えんどう豆、絹さや、ジャガイモ、にんにく、たまねぎは順調に成長中。

にんじん、ターニップ(蕪のようなもの)、小松菜、ほうれん草。やっと芽が出てきました。でもまだ小さい芽なので、鳥やナメクジの害から油断ができません。

レタスは家の中で育てて、最近畑に移しかえました。今のところ
順調ですが、こちらも注意が必要。

長ネギ、ビートルート、パースニップ(白いにんじんのようなもの)はもう芽が出てきてもいいころなのに、ほんのいくつかしか出てきません。種が死んでいたのかな。

キャベツ、ブロッコリーは鳥に荒らされたので、種を撒きなおしたところです。

イチゴとラズベリー、アーティチョーク、グーズベリーはまだまだ実ができていませんが、順調に育ってます。

スモモの木は花が散りかけ。なしは開花。りんごとさくらんぼはつぼみが膨らんできました。花はたくさん咲きましたが、どれだけ実がなるかは夏になるまでわかりません。

家の中では、トマト、きゅうり、ズッキーニ、かぼちゃ、パセリ、レタスが窓際で育っています。

これから撒かなければいけないのが、大根、ラナービーンズ、鞘インゲン、とうもろこしです。

菜園を始めたころは、とにかく何でも育ててみたかったし、鳥や害虫にやられるとすごくショックでした。特にせっかくうまく成長していたのがやられると。でももう10年近くやってるので、だめならだめでいいやと、かなり達観してきました。自然の中で育てるのだから、自然の害にあうのも仕方ありません。どんなものでも、だめなら買えばいいし、買ったところで野菜の値段なんて知れてるしね。

ざっと簡単に計算してみたところ、うちの菜園からの収穫は、大体年間に600ポンドくらいです。10万円ほどかな。たいしたことないといえばたいしたことないけど、野菜と果物10万円分といえば、かなりの量ですよね。家計の実感は、春から秋にかけては、毎週5ポンドくらいは浮いてるかなあという感じでたいしたことないのですが、菜園からの野菜がないと、かなり寂しいような気がします。イチゴだとかえんどう豆だとか、家でそだてるとおいしさがぜんぜん違うものもあるし、アーティチョークなどは高いのでわざわざ買ってまで食べようとは思わないだろうな。グーズベリー、ルーバーブ、ラナービーンは基本的に家で育てるものなので、あまり売っていないし、大根は店では買えません。

果樹園のほうは去年は梨がとっても豊作でしたが、りんごはだめでした。年によっていい年と悪い年があるのですが、まだ植えてから一番古い木でも8年くらいしかたていないので、これから傾向的にはどんどん収穫量が増えるはずです。といっても、家族で食べれる量は知れているので、余った分は人に上げるだけなんですけどね。

話は変わって、イギリスは来週木曜が総選挙です。それで今日は最後の党首対抗テレビディベートをやってます。

フェイスブックで、「選挙選挙でいらいらする、早く終わってほしい。」というようなコメントを友人と交わしていたら、「女性の選挙権獲得のために、殉職した人もいるのですよ。」というコメントがはいりました。確かにそうでした。

それにしても、選挙のプロパガンダは聞き苦しいので、早く終わってほしいです。

2010年4月28日水曜日

写真




水曜は私は夜6時半から9時まで隣町バーンスタプルでヨガを教えてます。それなので家に帰ってきたら、子供たちはもう寝ています。でも先週でラグビーシーズンが終わったので、今週から私が働いてる間に、別の隣町トリントンに水泳のトレーニングにデイブが連れて行くことになりました。7時から8時までです。

晩御飯を帰ってきてから食べるというので、パスタを作って仕事に行きましたが、9時半に帰ってくると子供たちはやっと食べおわったところでした。それからシャワーに入って寝たので、10時近くになりました。

普段はベッドタイム、9時なんですよね。それでも朝7時半におきるのに、特にルイはつらそう。だからこれから毎週水曜こんなに遅いかと思うと、ちょっと気がかりです。

あと2-3週間で木曜もトレーニングになるし、そうなるともう子供も大人もぜんぜん自由時間がなくなります。その上チャーリーのバレエの先生は、火曜にもバーンスタプルまでバレエに来いとプレッシャーをかけてくるし。

子供のときからこんなに忙しいなんて 良くない気がするな。

今日は遅いので写真でごまかします。チューリップとオレガノ(ハーブ)。それから、使っていない物置のドアの前につたが張っていて、そこに鳥が巣を作っていました。ちょっと低いので(私の頭くらい)大丈夫かなと気になります。中に卵がある気配はありませんが、これから産むのかな。 

2010年4月27日火曜日

猫の生き方

7.00 帰宅、朝食

7.30 外出

9.00 帰宅、睡眠

15.45 起床、子供たちとしばらく遊ぶ

18.00 夕食、外出

20.00帰宅、就寝

23.00 外出

うちの猫の一日は平日は大体こんな感じです。昼間家に子供がいなければ、ソファーで寝そべってます。週末や休日で子供がいるときは、猫はかまってもらえて少しは嬉しそうですが、自分の居場所がなくなって迷惑そうにしてます。そういう時はこっそり寝室のベッドの上で寝て叱られてます。

外出先はうちの庭と隣の庭、そして隣の納屋です。夜はキッチンと勝手口の間の洗濯機とボイラーの置いてある部屋で椅子に寝れるようにクッションがおいてありますが、大体外に出て行きます。隣の納屋で寝てるのかな。それとも狩をしているのかもしれません。

猫って大体平均寿命が14年くらいだそうです。うちの猫はまだ3歳です。それで先日デイブに聞いてみました。
「猫のように14年生きるのと、人間として80年生きるのとどっちがいい?」って。
はっきりした答えはもらったようなもらわなかったような。

うちの猫見てると、あんなにのんきに何の心配もせず、好きなときに好きなことをして、家族に愛されて、どこでもいつでも出入り自由で、食べ物は保障されていて。あんな暮らしができれば、14年で十分だなあという気がします。食べ物や家族はともかく、将来のこと現在のこと何にも心配しないで、自由に生きている。もしもその気になれば、明日にでもどこか遠くに行ってしまって2度と帰らないこともできる。そういうのって本当にうらやましい。

唯一の欠点は食べ物が毎日同じということなんだけど、これは自分で適当に狩をして、バリエーションを持たせてます。そして、去勢されているのでセックスができない。これはまあ自然の本能が曲げられてるわけだから、不幸といえば不幸かな。でも猫だから、そんなことぜんぜん考えない。

これこそアブラハムの説く生き方なんですよね。

2010年4月26日月曜日

ネトルの蒸しパン

先日のネトルスープの成功に気をよくして、ほかにも挑戦してみたくなりました。

ネットで調べると、ネトルは植物の中では一番鉄分が多く、ミネラルやビタミンも豊富とのこと。味はほうれん草っぽい、ちょっと強い緑の味です。

それで思い出したのが子供のころ食べたヨモギパン。あまりヨモギがふんだんに生えているところに住んでいたわけではないので、おそらく年に1.2回食べただけだったと思います。でもあの草っぽいにおいが好きでした。それでよく食べたいと思ったのですが、売っていないし(と思う)、私の記憶の中では、ごくたまに食べられる珍しい手作りのご馳走でした。

それでこのネトルで似たものが作れるんじゃないかと思い立ちました。で、ネットでネトルケーキのレシピーを探したのですが、見つかったのはにんじんとネトルケーキ。これじゃちょっと違うんですよね。それに記憶にあるのはケーキではなく蒸しパン。母が適当に小麦粉と砂糖を混ぜて蒸し器で蒸してた記憶があります。

それで今度は日本のYahoo!で蒸しパンのレシピーを探しました。これに軽くゆでて(そのままでは指を刺される)みじん切りにしたネトルを入れればできるはず。

それで早速作ってみました。基本のレシピーは水と小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖だけです。ケーキと違ってバターが入らないので、カロリーはケーキよりは低いはず。すごく簡単にできました。
この写真が出来上がりです。なかなかおいしそうでしょう。でもまだ味見してないんですよ。今日の晩御飯のあと、デザートに食べます。子供たちがなんと言うか。明日の報告をお楽しみに。


2010年4月25日日曜日

牛と血を出す心臓




祖父母の家は岐阜県の田舎にありました。そこに行くにはまず新幹線で新名古屋まで行き、そこから名鉄を1回か2回乗り換えて行きます。最後に乗る電車は1時間に2本の単線でした。その終点が祖父母の家の最寄り駅です。

その終点に着く10分くらい前のあたりで、ガレージくらいの大きさの牛小屋が一軒ポツリと田んぼの中に立っていました。そこには牛が一頭いました。都会っ子の私と妹は、ここを通るたびに窓から必ずこの牛を見てました。家畜というものがすごく珍しかったんです。大阪の家から岐阜の田舎までの道中、家畜を見るのはここだけでしたから、これがとっても楽しみでした。

今住んでる家は、家から広々とした草原が見えます。何が植わっているのかよくわからないんですが、たまに牛が放牧されています。だから今の窓から牛が見えます。これは別に珍しい風景ではありません。デイブの実家は酪農農家だったし、子供たちも田舎育ちなので、牛や羊は珍しくもなんともない。私もここにすんで10年以上ですから、別にしげしげと眺めたりはしません。

でもその昔、妹と電車の窓にしがみついてたった1頭の牛を見たことを思うと、なんだか不思議な感慨が沸いてきます。それだけ日本ってイギリスに比べると家畜が少ない。でもそれだけでなく、個人的にすごく遠い距離(地理的、時間的)を超えて、ここにやってきたんだなあという感じがします。年に数回通る電車の窓から1頭の牛を探す子供と、居間の窓から牛がたくさん放牧されてるのが見える大人の私。

写真はブリーディング・ハート(Bleeding heart)という花です。「血を流す心臓」というとスプラッター映画的ですが、英語でのニュアンスは「悲嘆にくれて心から血が出る」という感じの意味合いです。

2010年4月24日土曜日

ラグビーと水泳の試合



今日はルイは朝からラグビーフェスティバルでした。ラグビーシーズンが今日で終わるので、いろんなラグビークラブが集まって、何試合もありました。私は終わるころに見に行っただけですが、大きい公園にはいくつもラグビーピッチができていて、テントがいくつも張られ、運動会のような感じでとっても楽しそうでした。幸い天気もよく、いいイベントになりました。

よそから遠征できたチームの中には、仮装をしてきたチームもあり、コーチやレフェリーがトイストーリーやモンスターズインクなどの映画のキャラクターに扮したまま、試合が行われていました。

ラグビーシーズンは今日でおしまい。次のトレーニングは9月までありません。でもおそらくルイはもうラグビーをやめると思います。ほぼ毎週のように日曜の朝遠征があり、水泳の遠征が大体土曜の夕方なので、ちょっと大変すぎるんです。だから今日はルイの最後のラグビーでした。

このあと4試合してつかれたルイを3時前に連れて帰り、しばらく休ませたあと夕方はルイとチャーリーは水泳の大会でした。今回はデボン州とコーンウォール州のリーグで、なかなか強敵が相手です。相手ははうちを入れて4クラブでした。

残念ながらわれわれのクラブは最下位でした。コーンウォールのクラブが圧勝。そのあとの3クラブは結構接戦だったと思うんですが、結果は一番下でした。

でもルイのチーム(男子11歳)の自由形リレーは勝ちました。ルイはアンカーだったんですが、ルイにタッチしたときはぎりぎり3位、それを50メートルの間にどんどん抜いて、勝ちました。見てるだけですごく早かった。

そのあと個人種目で背泳で1位になりました。これは自己ベストはもちろんのこと、調べてみると11歳男子歴代クラブ記録を更新していました。今年3月にチャーリーが歴代クラブ記録を3つ塗り替えたので、次はルイの番だと期待していたらそうなったので、ルイも私もとってもうれしいです。

チャーリーもとってもがんばりました。チームの中では最年少で、11歳女子のチームで泳いでました。年齢が下なので1位になったレースはなかったけれど、バタフライで自己ベストを出しました。

明日は夕方水泳のトレーニングがあるだけで、試合等はありません。最近毎週試合があるので、週末が忙しく、ウィークデーが休みのような感じです。天気がよければ、ガーデニングしたり、久しぶりにのんびりしたいです。

2010年4月23日金曜日

DVDレンタル

昨日イージーシネマというインターネットのDVD レンタルの会社に登録しました。このイージーシネマというのは欧州の安い航空会社のイージージェットと同じ系列の会社です。先日遊びに来た学校関係の日本人のお友達が紹介してくれました。

どういうのかというと、7ポンド96ペンスでDVD4枚分前払いします。(これは3ヶ月有効。)そしてネットのリストから見たいdvdを選びます。といっても4枚選んだだけではだめで、少なくとも10枚くらい選んで、そこに優先順位をつけます。するとその中から、順位を考慮しながら、あいているものから1枚郵送してくれます。

期限はなし。3ヶ月以内ならどれだけ借りていてもかまいません。そして見終わったらこれを送料向こうもちで返送します。すると今度はまた自分の見たい映画のリストから別のDVDを送ってくれます。4枚で7ポンド96ペンスははおしまい。今度はまた7ポンド96ペンス4枚分前払いしてもいいし、もう借りたくなければそれで終わり。一度に1枚ではなく何枚も見たいという人は倍額払うと1回に2枚送ってくれます。

昨日の夜に入会して、今日はメールが来て、「インディアナジョーンズ」の映画を送ったとのことでした。月曜にはつくと思うんだけど、楽しみです。見たい映画リストの中には、あまりたくさん入れると本当に見たのがなかなかこないので、8枚くらいしかあげてないんだけど、ほかには宮崎ハヤオの映画が2枚とアニメが入ってます。子供と一緒に見るつもりで選んだので、ファミリー映画ばっかりになるんだけど、もしも気に入れば1回に2枚送ってもらうことにして、1枚は子供向き、1枚は大人向きにしてもいいな。

まだ届いてないのでなんともいえませんが、なかなかいいシステムだと思います。DVD ってレンタルで借りると3ポンドくらいで、しかも翌日に返さないといけない。それに近所のDVDレンタルだと、きっとセレクションがネットほどは大きくないと思います。難点は選んでから見れるまでに数日かかるということだけど、どうしても今日見たいっていうことってめったにあるものじゃないしね。そういう時はレンタル屋に行けばいいことだし。

ところでこのサイトで、「絶対見ておきたい100作品」というのがありましたが、見てみると9割がた見ていました。見てないのはすごく古い映画や、シャイニングやエクソシストなどのわざと見ていない映画くらいでした。私ってなかなか映画通、というよりは、私ってなかなか年を食ってるなという感じがしました。おそらく私くらいの年代の人なら、みんな大体同じような映画見てると思いますよ。

2010年4月22日木曜日

選挙

イギリスはもうすぐ総選挙です。だからニュースはその話題ばっかり。今日はイギリス初めての労働党、保守党、自由民主党の3党首のテレビディベートがあるので、それをやってます。

イギリスは今は労働党が政権を握っていますが、歴史的には労働党と保守党の2党が独占しています。自由民主党は現在63人の議員がいますが、政権を握るようなレベルではありません。

私も昔はすごくイギリスの政治興味があったんです。イギリスは文化と政治の結びつきが日本より強いので、パンクロック、ニューウェーブロックの時代は、若者文化はかなりサッチャー(保守党)批判の文化でした。私も15年位前は労働党の党員でした。

といっても選挙権がないのですぐに党員は辞めたのですが、それでも毎日ニュースを見ていたし、政治家の名前も大体知ってました。自分の住む地区の国会議員や総理大臣に手紙を書いたことも何度かありました。(するとすぐに返事が来ます。これってすごいと思った。日本でもそうなのかな。)

でも2年位前にアブラハムの教えに出会って、すっかりノンポリになってしまいました。アブラハムがノンポリになれといってるわけではないのですが、政治関係のテレビやディベートを見ると、なんか気分がよくないということに気づいたんです。テレビに向かって反論したり、政治家のスピーチに冷ややかなコメントを独り言で言ったり。まるでおっさんのような反応をしてる自分に気がつきました。

政治家が嫌いなわけではないし、誠意と信念を持ってがんばってる人が大半だとは思うんだけど、それほど政治に力があるとは思えなくなっても来ました。だって政治家ってすごく世論というか世の中の風潮を読むのがうまくて、その風潮にあったことしか言わない。考えてみれば、議員というのは選挙区を代表してるわけですから、世論に迎合したことを言うのは当然と言うか、それが仕事を言うこともできるんだけど。

とにかく、世の中が変わるのは、まず草の根レベルで世論が変わっていって、それを政治家が代表してまとめてるんだなあということに気づきました。そりゃあ、庶民がついていけないような政策はうまくいかないから、それはそれでいいんだけど。でも政治が世の中をリードするというのはうそだと思うな。たとえばオバマ大統領が選ばれたので黒人の地位が高まるのではなく、黒人の地位が高まったからオバマ大統領が選ばれたように。

とにかくそういうわけで、テレビをつけると選挙の話ばっかりです。

現在は総理大臣は労働党のブラウン首相ですが、今のところの世論ではちょっと保守党が上です。でも私の予想は労働党が少数差で勝つと思います。ブラウン首相って、ブレア元首相とは違って気難しそうで人好きのしないタイプなんですが、でも信頼は置ける感じはする。保守党のカメロンはあまりにも顔がつるつるしてて、苦労を知らないエリートタイプで、結局首相にはなれないだろう。というのが私の予想です。

2010年4月21日水曜日

読書と学費

先日吸血鬼の話のトワイライトにはまってるという話を書きました。その続編のニュームーンを読み終わって、今はEclipsを読んでます。

1作目はバンパイヤーで超美形のエドワードと普通の高校生のベラの恋愛の話でした。エドワードがなんともミステリアスでジェントルマンでハンサムで、それに引かれて読みましたが、後半からはエドワードの家族の吸血鬼の話が多くなり、また別の意味で面白くなります。

ニュームーンではベラの友達でネイティブ・インディアンのジェーコブという友達が中心になります。なんと彼は狼男です。そして狼男は吸血鬼の敵なんです。3作目のエクリップスはまだ読みかけですが、この狼男対吸血鬼の話が発展していく気配です。こうして書くと本当に他愛ないストーリーではあるんですが、推理小説のようにいったん読み出したらなかなかやめられない。

ところでこの3作目では、主人公のベラは高校を卒業して大学に進学を志しています。それで、高校のときからバイトして、それを学費のために貯金しています。お父さんが出してあげようとしても、無理しなくてもいいのよと断ります。(結局はハンサムな吸血鬼のエドワードは大金持ちでもあり、彼が出してくれるんだけど)。

彼女はなかなか優秀な生徒でアイビーリーグの大学からも受け入れ通知が来ますが、そんな高いところはとてもいけないというくだりがあります。

アメリカの大学事情って本当に結構お金に左右されてるんですね。初めて知りました。日本なら高校のときから自分で学費をためるなんて聞いたことありません。アメリカではよくあることなのかな。

イギリスは10年くらいまでは大学は無料だったんですが、今は有料になりました。コースにもよりますが、1年3000ポンドくらい、60-70万くらいでしょうか。今はどうか知りませんが、私が大学生のころの私立大学よりは安いけれど、国立よりは断然高いですね。1年間で27万円だったような記憶があります。(間違ってたら訂正してください。)

でもこんなの払えてるんだろうか。昔でさえ、学生は本当に生活が苦しそうだったのに。イギリスの親は子供の学資を蓄えるというコンセプトは余りありませんから(そりゃあ、10年前まで無料でしたから)、どうやって大学に行ってるんだろう。

うちもそういうことを考えると頭がすごく痛い。だから考えないようにしていますけど。まあ奨学金だとか学生ローンだとか、何とかなるんでしょう。

2010年4月20日火曜日

お父さん帰国



今日やっとデイブが帰ってきました。土曜に帰ってくる予定だったんですが、結局ドイツのハンブルグからオランダのロッテルダムまで運転して、そこから船でイギリスの東部の港に着き、そこから車がとめてあるバーミンガムまで運転し、そこから自分の車をピックアップして、今日の夕方帰って来ました。

この問題、なかなか解決する見込みなさそうですね。昨日はヨガのクラスの生徒さんがとっても落ち込んでやってきました。おとといからアメリカのフロリダにホリデーの予定だったんだけど、キャンセルになったそうです。それでも「向こうで足止めを食らうよりは、キャンセルのほうがましだわ。」といっていました。

今日はヒースロー空港が開くことを期待して、12台の英国航空の飛行機がアジアやアメリカからイギリスに向けて立ったのですが、結局ヒースローにはつけなかったようです。午後のニュースでは、「今飛行機が12台ここに向かっているが、どこにも着地できる空港はない。」といってました。一体どうなったんだろう。

チャーリーの友達のイザベラは香港に足止めです。彼女は両親が離婚してお父さんが香港に住んでいて、春休みお父さんに会いに行ってるんです。だからお母さんはこっちにいます。母子離れ離れとはいえ、まあお父さんが一緒だし、お母さんもベラも元気そうですが、それにしてもかわいそう。私だったらすごく心配すると思います。次の飛行機が取れるのは5月3日だそうで、それまでとりあえず現地の学校に行くらしい。ということは、きっとお父さんも5月に飛行機が飛ばす、長期戦になる覚悟なのかなあ。ああ、心配だあろうな。

イギリス政府は今日は「何とかヨーロッパ大陸の港まで行ってくれれば、そこからの船は保障する。」と発表しました。フェリーやユーロスターは定員を増やしているほか、なんと海軍の軍艦まで3隻送って、足止めになった人を連れ戻す計画です。それから今日はヨーロッパの中では唯一開いているマドリッドの空港まで、150台の観光バスを送りました。(アメリカやアジアからのイギリスに帰れない人が、とりあえずマドリッドに不時着してるんです。)それってなかなかすごい。日本の政府だったらそこまでできるかな。それほどの力が日本政府にはないような気がします。

でもデイブによると、一緒に帰ってきた彼の会社の社員は全員ツインのキャビンを一人でつかったらしく、誰の部屋にもベッドがひとつ余っていたらしい。ということはニュースで言うほどは、フェリーも満員というわけではないのかな。(でもハンブルグからレンタカーで運転してくるときに、レンタカーを借りれなかった人から、港まで同乗させてくれと頼まれたらしい。)

フォード-ファームもいよいよ春らしくなって来ました。デイブが出張で草を刈れなかったため、いろいろな雑草が花開いています。これは名もなき黄色の花です。えんどう豆の芽も伸びてきました。

2010年4月19日月曜日

ボイラー

うちの給湯とセントラルヒーティングのボイラーが故障しました。土曜の朝7時に隣の人がドアをノックするので何かと思ったら、ボイラーから出ている煙突から黒い煙がもくもく出てるんです。普段はほとんど煙なんて出ないのに。

それで今日エンジニアがきました。そしたらなんと、煙突に鳥が巣を作っていたんです。それがボイラーの空気の入るほうにたまって、それがボイラーをつけるたびに中に吸い込まれていってました。鳥が運んでで来るものがどんどん中に吸い込まれていって、それで鳥にしたら、おかしいなとますます苔や枯れ草を運び入れてたんです。こう書くと他愛ない原因に聞こえますが、ボイラーの中まで詰まっていたので、ほうっておいたら火事になったかもしれません。

それで午後はこの煙突に鳥が入れないようにするのに時間を費やしました。こういうことデイブがいれば簡単にやってくれるんだろうけど、いないので仕方なく自分でDIY の店や、建築業無関係の人が行く卸やまで足を運びました。結局家にあったワイヤーで何とかふさいでますが、大丈夫かな。鳥の巣作りの本能ってすごく強いので、よっぽどのことでは向こうもあきらめないんですよ。

ああ、ここデイブが出張中の2週間強、いろいろ物が壊れたり問題があったりということがたくさんあって、おまけにまだ帰ってこれないし、本当に疲れた。デイブは今フェリーでイギリスに向かってるそうなので、明日の夜には帰ってこれると思うんだけど、帰ってくるなり山ほど緊急のDIYが待ってるよ。

2010年4月18日日曜日

飛行機のこと

ヨーロッパは今日も飛行機が飛んでいません。少なくとも月曜の午後7時までは閉鎖だそうです。我が家もデイブが立ち往生になってますが、明日の夜のフェリーで戻ってくる予定です。

フェリーや電車はすべて満席で、1-2日待ちのようです。ユーロスター(電車)は明日は5便増便だそう。イギリスでは、海軍の船を出して、立ち往生になって帰れない人を連れてくるという案まであるようです。考えてみればイギリスとフランスのドーバーとカレーの間は泳げるくらいなので(もちろん普通の人には泳げない。オリンピックレベルの人がたまに挑戦してます)、個人所有の船などがたくさん人を運んでいるのかもしれません。

まあ、ヨーロッパにいる限りは、時間がかかっても何とか帰ってこれるんだけど。友人の友人はアメリカにホリデー中で、この週末帰ってくる予定だったんですが、飛行機は飛んでいません。それでバージンエアラインからの連絡によると、次に乗れる飛行機は5月3日だそうです。2週間以上も先です。しかもこれって、今週いっぱいくらいで何とかこの問題が片付くという前提ですから、それこそどうなるものかわかったものではありません。

昨日書いた英国航空のスチュワーデスの知人は、今日会うと、もうその話はしたくないという感じでした。彼女のだんなさんも同じ仕事をしてるのですが、運良く二人とも家にいるときにこれが起こったので、最悪の事態は免れましたが、同僚ではカナダにもう何日も足止めになってる人もいるとか。

短期的にはともかく、彼女たちは長期的なことを心配してます。BAなどは毎日1億3000万ポンドくらいの損が出てるとか。航空会社ってどこも経営が楽ではないのですが、これが続いたら倒産も十分ありえます。倒産にならないまでも、経営難がひどくなること間違いなし。こういうときに夫婦して同じ会社に勤めてるというのは、本当によくないですよね。

彼女からはもっと怖い話も聞いたんですよ。でもそれは昔のことなので、また明日別に書きます。

いいニュースとしてはKLM、ルフトハンザ、BAなどの飛行機会社が、この灰の混じった雲の下を飛ぶ試運転をしたそうです。結果は良好だったとか。

何事も意思あるところに道は通じるものですからね。火山が止まなくても何とか解決策が出てくることでしょう。こういう危機があるごとに、科学やテクノノロジーは進んでいくのでしょう。

2010年4月17日土曜日

ネトルスープ



イギリスの迷惑な雑草のひとつでネトル(Nettle)というのがあります。写真のとおり外見はちょっとシソに似ていますが、細かい毛というかとげのようなものがあり、これに触るとすごく痛い。とげに毒があるらしく、蕁麻疹のような発疹ができて、1日くらい腫れが引きません。これが野原にはあちこちに生えます。

でもネトルはなかなか栄養が豊富らしく、ネトルティーというものが簡単に買えます。体の中の毒素を出すのにいいとか、消化にいいとか言われています。ミネラル等も豊富らしく、このネトルをしばらく水につけてできる(臭い)液体は、畑の肥料にすごくいいそうです。

当然ながらうちにもたくさん生えています。今は春なので、さされると痛いネトルも、青々として若々しい感じです。それであまりにもあちこちに生えてるので、ネトルスープというのを作ってみることにしました。これだけいい成分が豊富にあるらしいので、いろいろスープだとかケーキだとかレシピーは豊富に見つかります。

作り方は普通のスープと似たようなもの。ネトルのほかににんじん、たまねぎ、セロリ、にんにくをいためて、チキンの固形スープを入れて煮て、塩コショウで味付け。これをブレンダーにかけ、仕上げにクリーム(私はなかったので牛乳で代用)を入れます。

味はまあまあ悪くありません。飛びぬけておいしいわけではないけれど、ただで生えてる野草を使うこと、栄養満点なことを思うと、なかなか満足感があります。

話は変わって飛行機のこと。今日の午後3時につく飛行機でデイブはドイツから帰ってくる予定でしたが、予想通り飛行機は飛びませんでした。今のニュースでは少なくとも明日の午後1時まではイギリスの空港は閉鎖だそうです。これ木曜からだから4日目になります。

母と妹はエジプトに旅行に行っていて、昨日かおととい日本に帰ってきたんですが、エジプトの空港も今日は閉鎖だそうで、帰ってこれてラッキーだったようです。デイブは月曜の夜のフェリーで帰ってくる予定だそうですが、エジプトから日本までフェリーというわけには行かないからなあ。

今日英国航空のスチュワーデスの人と話してたのですが、彼女は今日からオンタリオ行きの飛行機に乗る予定だったんですが、昨日電話がありキャンセルになったそうです。彼女によると、このアイスランドの火山の爆発はいつ止まるのかぜんぜん予想がつかず、もしかしたら何ヶ月も、ひょっとしたら何年もとまらない可能性もあるとか。げげげげ。すると飛行機はもうぜんぜん飛ばなくなって、飛行機会社は倒産に倒産が続くのか?それとも何とか強引に飛んで、飛行機事故がもっと頻繁になるとか?

私が日本に行くのは7月末なんだけど、いくらなんでもそれまでには落ち着いてるよね。

2010年4月16日金曜日

農家の動物





ここから歩いて10分くらいのところにチャーリーの友達が住んでいます。家は農家で、チキンやら羊やらを飼っています。今日はチャーリーはそこに昨日生まれた羊を見に行くことになっていました。イギリスでは小学生の子供は一人で出かけることはご法度なので、午前中に自転車で連れて行きました。30分くらいで迎えに来るつもりでいたら、そのお友達が「一緒に見る?」といってくれたので、私もルイも一緒にファームの動物を見学しました。

たくさん鶏がいるのですが、雌鳥だけでなく雄鶏もいます。何種類もいろんなタイプの鶏がいて、一種類につき10羽くらいが、1.5畳くらいの広さの鳥かごというか檻に入っています。なかなかきれいで広々としていて、ニワトリたちものんびりした感じです。

養鶏所といえば小さなかごに一羽ずつ入った鳥が何百羽もいるというイメージですし、フリーレンジの鳥でも結構狭い場所にたくさん押し合いへしあいだと聞いていたのに、ぜんぜん違います。それで、その子に「卵のために飼ってるの?」と念のために聞くと、そうだとのこと。卵をEbay(インターネットのオークション)で売るそうです。????卵をネットで買う人がいるの?

よくわからないなあと思っていたら、お母さんが説明してくれました。彼らは食用の卵や鶏肉を売ることで生計を立てているのではなく、鶏を飼いたい人たちに卵を産む鶏を売ってるそうです。ネットで売る卵は、そのままあちらで保卵機に入れられて、雛になるそうです。だからいろんな種類の鶏がいて、しかも雄鶏がいるんですね。

農家と一口に言ってもいろいろあるんですね。普通の農家は儲からないらしいから、こういうちょっとひねったやり方の方が商売になるのかもしれません。

そのあと羊、豚、馬も見せてくれました。

ところで話は変わりますが、イギリスの空港は昨日からずっと閉鎖です。アイスランドの火山の噴火のせいです。デイブがドイツに出張中で、明日帰ってくる予定なんだけど、無理だろうなあ。まだ噴火は続いてるそうです。たとえ飛行機が飛んだとしても、空港はすごい混雑だろうな。あー大変そう。まあしょうがないですね。この灰がエンジンに入るとエンジンが動かなくなるらしいので、どうしようもありません。噴火が収まらなければ、そのうち船か電車で帰ってくることでしょう。

2010年4月15日木曜日

Peppercomb






今日は昨日と違って青空で気持ちがいい。それで朝ごはんを食べると早速車で5分くらい行った先のPeppercombという谷/森/海岸に行きました。駐車場がないので道端に車を止めるんですが、数台分しかスペースがないのでとめられるかなあと心配していたら、私たちのほかには誰もいませんでした。

うっそうとした森の中を谷と小川に沿って歩きます。海まで距離にしたら1キロくらいかな。途中立ち止まって写真を撮ったり、丘に登ったり谷に下りたりするので、結構海まで時間がかかります。前回は鹿がいたのですが、今日は野生動物はぜんぜん見ませんでした。その代わりいろいろな野生の花が咲いてました。

この海岸は漬物石くらいの石と岩だらけの海岸なんですが、たまたま引き潮だったのでほんの少しだけ砂浜がありました。海岸は見渡す限り人っ子一人いません。こういうのって何年住んでもすごいなあと感動します。いくら田舎とはいえ世界一の大都会のロンドンから車で4時間の場所に、四方八方見渡すが限り誰もいない海岸があるとは。しかもここだけでなく、こういう海岸はこの辺には多くあります。しかもイースターホリデーだというのに。

砂浜に下りると、うなぎのような魚がいました。ルイがあっという間に素手で捕まえました。日本で言うムツゴロウのようなのかな。ルイはMudskipperという魚だといっていました。それからチャーリーがヤドガリを1匹捕まえました。海岸には何種類も海草が落ちていたのですが、ルイがそのうちのひとつを拾って、これは食べられるといって見せてくれました。そこで3人でその場でちょっと一口食べてみました。なかなかおいしかったです。今度はもってかえってサラダにしようかなあと思ったくらいでした。

そのあと午後はお客さんが来るので、12時ごろに海をあとにしました。ここから車までは1キロちょっとではあるんだけど、帰りはかなり険しい上り坂が続きます。それでも家に1時までに帰りたかったので、休まず歩き続けたんだけど、車に乗って家についてもまだ苦しかった。私も普段から結構運動してるほうなんだけど、さすがにほぼ毎日のように泳いでる子供たちは、ぜんぜん平気そうでした。2年位前はこの同じ道をなだめたりすかしたりして、途中でチャーリーをおぶって歩いてきたこともあったのに、もう体力でも子供たちに追い抜かれたようです。こういうのは寂しいというよりは、やっぱり頼もしくてうれしいですね。ああ、楽になったなあと実感します。

午後は学校の2年生の女の子がお母さんと遊びに来ました。お母さんは日本人の方なのですが、顔は知っていたけどなかなか話しかける機会がなく、1年位前にやっと初めてお話しするようになりました。娘さんもうちの子供のように日本語はだめです。それで私とそのお母さんは日本語でお話、子供たちは始めは恥ずかしそうにしてましたが、すぐに仲良くなって3人で遊んでいました。ルイも小さい女の子相手に、なかなか上手に遊んでいました。

明日は曇りだそうです。最近気分がすごく天気に左右されるから、晴れ間があるといいんだけどね。

2010年4月14日水曜日

焚き火とスモモ



ここ数日はずっと天気がよかったのですが、今日は終日曇り空でした。気温は13度くらい。結構寒いです。朝ピアノの先生が来て(子供たちはまだ春休み)、午後はビーチか海岸沿いの散歩に行くつもりでしたが、天気がよくなるらしい明日に延ばしました。

それで午前中は焚き火をしました。庭兼草原に山のように木がつんであったのを、3月の初旬の天気のいい日に火をつけたのですが半分くらいしか燃えず、今日はその残りを燃やしました。

半分焼けた焼け残りだったので、うまく薪が積めていないので、それの積み替えを丁寧にして、火をつけました。風がほとんどなかったので簡単に火はついたものの、なかなかぱっとは燃え上がりません。ほうっておいたらまた真ん中だけが燃えてあとは燃え残るので、ルイと二人でせっせと薪を移動させて燃やしました。1時間近くもするとルイは退屈して家の中に入ってしまいました。それでも私はなかなか離れられなくて、あちこちから薪を移動させていつまでも焚き火に世話をしてました。なんかこう火にひきつけれるんですよね。こんなことしてないで、家事とかガーデニングとかすることあるのになあと思いながら。でもこの廃木の山を燃やしてしまわないといけませんから、まあ一仕事しているといえばそういうことになるんですが。

庭ではやっとスモモに花が咲き始めました。3本スモモ(Plum)の木があって、このうちの1本は毎年よく咲くのですが、1本は今まで花が咲いたことがありません。その木に今年初めてつぼみが膨らんできました。実がなるかどうかはともかく、花が咲くとうれしいですね。果樹園の木に花が咲かないで葉だけが出てくるのを見るのは結構寂しいですから。

私の果樹園は木が15本あるんですが、果樹園って植えたあとの数年はなかなか実らず辛抱が必要ですが、数年経った今は本当にいいです。菜園のように毎年毎年一からやり直さなくてもいいし、春の到来を知らせてくれるし、春と夏の間中花や実が大きくなるのを毎日楽しみに観察できて、秋になると収穫できる。しかも野菜よりはぜんぜん手がかからない。

去年は異常なくらい梨が実ったんですが、今年はどうなるかな。

2010年4月13日火曜日

お久しぶりです

皆様お久しぶりです。ずっとコンピューターの調子が悪くてご無沙汰してました。おまけにイースター以来デイブが海外出張でラップトップを持っていったので、まったくコンピューターにアクセスできませんでした。といっても任天堂Wiiがインターネットとつながってるので、簡単なものはそれで見れましたが。

このPC3月に買い換えたところなんですよ。それが2週間ほどで調子が悪くなって2回持って行ったのですが、そのたびに向こうではちゃんと動くんです。それで行ったりきたりしてましたが、今回本当にハードドライブがだめになって、変えてもらいました。

ハードドライブかえるとちょっとめんどくさい。1年位前に前のコンピューターのハードドライブがだめになって変えて、そのあと3月にコンピューターを買い換えて、今回で3回目です。ファイル等は大体コンピューター屋が移し変えてくれるんですが、日本語の設定とか、ワードの日本語対応の設定、
メールの設定など、自分でします。1年前のときは泣きそうになりながら数日かけてあれこれ調べながらやりましたが、今回はお手の物で20分くらいで全部できました。何のかんの言っても、こうしてコンピューターの扱いが上達していってます。

ご無沙汰していた間の一番の変化は天気です。先週半ばから天気がよくなり、暖房も要らないくらいになりました。昼間は太陽がさんさんと輝き、ビーチはにぎわってるそうです。私もビーチに行こうかなあと思いましたが、子供たちは砂遊びをして満足するような年でもなく、水に入るにはまだ寒いので、行っていません。だってまだ15度くらいですから。それでもウエットスーツを着てサーフィンしてる人たちはたくさんいるそうです。

あとは猫のペパーちゃんが先週ミャオウをなくしてしまいました。グググというかんじの声しか出せません。それでも別に具合が悪そうなわけでもなく、えさも食べてるようだったのですが、獣医に連れて行ったほうがいいかなあと心配しました。でもペパーは獣医に行くのが、というか籠に入って車に乗るのが怖いし、連れて行くと抗生物質が必ず出て、1万円くらいして、そしてそれを飲ませるのがまた至難の業だなあとためらっていたのですが、幸い2日くらいでよくなりました。

今はすっかりよくなって、ソファーで寝ています。

早々、もうひとつのニュースは日本に行く切符の予約をしました。7月25日発で8月23日に戻ってきます。飛行機はKLMです。もうあと3ヶ月です。

2010年4月5日月曜日

曇りのせいか気分が・・・

 今朝起きると天気がいまひとつです。雨ではありませんが、今にも降りそう。でも今日も祭日なので、近所に車で出かけました。昨日行ったターカ・トレイルの北になります。

 ここは河口の近くで、化石がみつかるとか。それで海岸に下りて探しましたが、一体何をどうして探したものかわからず、すぐにあきらめました。結局30分ほど歩いて、アイスクリームを食べて帰ってきました。結構人出はあったものの、天気のせいか何か楽しい気分になりませんでした。

 コンピューターがまた具合が悪いんです。立ち上げられない。しかも明日からデイブが2週間出張に行くので、デイブのラップトップも使えません。明日コンピューターショップにもって行くつもりですが、しばらく更新がなければそのせいですので、ご了承ください。

 でもすぐに直るといいんだけど。

2010年4月4日日曜日

エッグハントとサイクリング






今日はイースターでした。我が家では恒例のイースターエッグハントをします。これはチョコレートでできた卵をあちこちに隠して、それを探すもの。家の中でするのでほんの数分で子供たちは全部探し当てるのですが、それでも毎年これを楽しみにしています。

二人とも小さい卵を100個近く手に入れました。そして小型のメロンくらいの大きさのチョコレートの卵を二つづつ(中は空洞)。これでしばらくはチョコレート漬けだなあ。

その後小一時間庭に出ました。寒かったけれどまずます天気はよく、ルイとチャーリーはちょっとだけガーデニングをした後、あれこれ自分たちで遊びだしました。そして気づいたら隣の子供たちがやってきて、隣の庭に消えていきました。こんな風に自発的に庭で遊ぶのを見るのは久しぶりです。やっぱり陽気のせいだね。

畑は先日植えたたまねぎが少し成長してきました。そしてソラマメが芽を出して、アスパラガスがちょこっと顔を覗かせています。でも10日ほど雨が続いたので、土はどろどろでナメクジだらけ。

果樹園を見に行くと、だんだんつぼみが大きくなってるのが判ります。スモモが2-3日には咲きそうな感じです。それから梨の純白の花も後1週間くらいかな。そのしばらく後にりんごのピンクの花が咲き乱れます。そうなると春がいよいよやってきたという感じがしますね。今日のところはそこまでは至らないけれど、でももうすぐそこまで春が来てるという感じで、気分が高揚しました。

そして昼ごはんの後、デイブの仕事先のライトバンに自転車を4台積んで、15分くらい行ったところにあるターカ・トレイルという散歩道兼サイクリングロードに行きました。ここは昔単線の電車が通っていたところです。出発点に選んだのは、トリントンという駅です。場所的には川の上流に沿って、うっそうとした森の中を行きます。今日は祭日なので結構人出がありましたが、混んでるというほどではぜんぜんありません。

ここは来るたびに、本当に最高に素敵なところだなあと思います。でもちょっと遠いことと、私の車では自転車を積めないことから、年に1度くらいしか来ません。

元線路だけあって、道はまったく平坦でほぼまっすぐです。だから自転車にはこんなに適したところはめったにありません。前回来た時は二人ともまだ自転車がそれほどうまくなく、なだめたりほめたりしながら何とか2キロくらい走り、戻ってきた記憶がありますが、今日は速い事速い事、ぜんぜんとまりも振り返りもせず、遅れないようについていくのが大変なくらいです。

4キロくらい行ったところで止まっておやつを食べました。そしてもう戻ろうかというと、ぜんぜん戻る気はなさそうで、次の駅のビデフォードまで行くといいます。でも車はトリントンに停めてあるので、デイブがここから戻って車を取りに行き、ビデフォードまで運転してそこで落ち合うことになりました。

それで残りを今度は私と子供たちの3人で走りました。私たちはビデフォードまで6キロほど、デイブはトリントンまで4キロほど戻って、そこから車です。子供たちはお父さんより先に着こうと、すごい勢いで自転車を走らせ、何度も徐行するように注意したほどです。ビデフォードの近くになって、これはどう見ても私たちが勝ちだなあと思い、長時間時間をつぶすのも退屈なので途中で自転車を止めて自然観察などをして、駅に着くともうデイブは待っていました。子供たちにすごく責められましたが、ほんの30秒ほど先に着いただけだそうでした。

そういうわけで10キロくらいサイクリングしました。前回サイクリングしたときはルイもチャーリーもあまり走れなかったのに、すごく成長したものです。私はちょっと太ももが痛かったけど、二人はぜんぜん平気そう。そりゃ週に何回も5キロくらい泳いでるんだから、10キロのサイクリングなんてなんでもないんだろうな。

とにかく久しぶりにすごく楽しい一日となりました。夜寝るまで、みんなニコニコしていました。

2010年4月3日土曜日

April shower




April Shower という言葉があります。4月のにわか雨という意味ですが、まさにそのとおりでなかなかこの季節は天気が安定しない。きのうから4連休なのだけれど、天気はきのうは午前中は雨。午後は晴れでした。今日は曇りでしたが時々雨。お休みにこういう天気って困るんですよね。雨が降るかもしれないから予定が立てにくい。

そういうわけできのうは近所に散歩に行きました。チャーリーは思い切り嫌がっていましたが、スクーターをもって行っていいというと、ついてきました。ルイは案外すんなりとやってきました。

家から往復で3キロくらいかな。大した距離ではありません。私はもっと歩きたかったし、ルイもついてきたと思うんだけど、チャーリーがうるさくて途中で引き返してきました。幸い雨は降らず、青空でした。

我が家からは海が見えないのですが、ちょっと歩くと見えます。写真の右に移っている岬は車で行くと45分くらいかかるんだけど、こうしてみると近く見えます。

ランディという有名な島も見えます。ここはビデフォードから船で2時間もかかります。距離はビデフォード湾から7キロだったかな。

今日はルイの自転車のパンクを直して、サイクリングに行く予定でしたが、デイブが出て行ったきり帰ってこなかったので、それを待っているうちに雨が降り出し、いけませんでした。せっかくのお休みなのに無駄になってもったいなかった。それでもゲームをしたりDVDを見たりと、のんびり時間をすごしました。

ガーデニングがたまっています。私はやっとジャガイモと株の種をまいたのだけど、もう4月なので本格的に種まきしなければいけないものがたまっていますが、なかなか雨続きで地面が泥だらけで、はかどりません。デイブも芝を刈りたがっていますが、泥だらけでとてもそんな状態ではありません。本当に今年の春はなかなかやってきません。それでも梨やスモモの蕾やチューリップの蕾は膨らんできているのですが。

2010年4月2日金曜日

ミャオウ

うちの猫のペパーはもうすぐ4歳になりますが、まるでまだ子猫のように人懐っこくて、よくじゃれて遊びます。ドアの下のほうに猫用のドアがあり、勝手に出入りできるようになってるんですが、外から帰ってくるとまずミャオウと鳴いて挨拶します。そして私が一人のときは隣にやってきて、顔を私にこすり付けてから、えさを食べたり毛づくろいしたりします。挨拶して、それにこちらが答えてやれば満足するようで、それ以上しつこくよってきたりはしないので、そのさらっとした距離の置き方が結構気に入ってます。ぜんぜん寄ってこない猫も寂しいけど、しつこくひざの上に乗ってくるようなのもうっとうしいからね。

その挨拶のミャオウの鳴き方が、本当にハロウに聞こえます。そういう飼い主は多いけど、うちもそうです。友人と電話中に猫が入ってきて一声鳴いて、友人は家族が帰ってきてハローと言ったと思ったくらいです。

それではたと気がついたんですが、猫ってミャオウって鳴くときって、人間に向かって鳴いてるんです。猫って猫同士はあまり付き合いがないし、少なくともうちの猫が隣の猫とコミュニケーションするときは、ニャオウと鳴いたりしない。けんかするときや威嚇するときは鳴くけれど、それはもっとフフーンと言うような鳴き方です。

こう考えると猫って犬とぜんぜん違う。犬って犬同士でほえあうし、ほかの動物にもほえるし。まったくうるさいったらない。(私は犬が嫌い)

猫って自立していて人間になつかない動物と思われてる節がありますが、なかなかどうして、人間が好きみたいですよ。特にうちの猫は、始めて来る人にでも寄っていって鼻をこすり付けてます。

2010年4月1日木曜日

水中Ipod などいろいろ


今日は小学校の2学期の最終日でした。明日はグッド・フライデー、日曜はイースター、月曜はイースターマンデーで4連休です。そして学校は4月19日までお休みです。

今日の午前中友達と一緒に泳ぐつもりでプールに行きましたが、彼女は来ませんでした。それで一人で1250メートル泳ぎました。25往復を50分で。いい運動をしたという充実感があり、気分が良かった。

そのときに何かを耳につけて泳いでる人を見ました。はじめは耳栓かなと思ったのですが、よく見るとイヤーフォンでした。Ipodかなにかで音楽を聴きながら泳いでるのでしょう。こういう水の中で使えるのはじめてみました。驚いたというか、やっぱりなという感じでした。だって水泳って何往復も泳ぐの退屈なんです。体力がとかしんどいとか言うよりも、単調で飽きてくる。だからこういうものが出る需要はたっぷりあると思います。

日本では昔ウォークマンを使っていましたが、ロンドンでは地下鉄では騒音が激しすぎて、なかなか聴こうという気がしませんでした。デボンに来てからはもちろん電車に乗ることがないので、パーソナルステレオの必要はなかったんですが、この水中Ipodはぜひ欲しいですね。

話はすごく飛びますが、私は毎日アブラハムの教えの「引用」をメールで送ってもらっています。朝これを見て、今日も一日ポジティブに過ごすぞと思うわけです。それできのう読んだのがとても心に響いたので、あげておきます。

There is this thing that gets in the way of that that says, ' I'm the parent. I got here first. I know more than you do.' From the children's perspective, and from the purity of their Nonphysical Perspective, what they are saying is, 'You're the parent. You got here first. You prepared a platform that I am leaping off from . Any my leap will be beyound anything that you have everknown'

(問題はこういうことだ。親は「私が親だ。私のほうが長く生きている。私のほうが良くわかっている。」という。子供の見方からすれば、つまり彼らの魂の純粋な見方からすればこういうことだ。「あなたが親だ。あなたのほうがが長く生きている。あなたが私のためにジャンプ台を用意してくれた。そして私のジャンプはあなたの考えも及ばないようなものだ。」)

写真は今日摘んだ水仙。きのうはこの辺は嵐で、雨やらあられやら霙やら雪やらが降り、強風で海のしぶきが家々の屋根の6メートル以上まで飛んでいました。うちの衛星放送の受信機も飛ばされてしまって、テレビが映りません。あいにくイースターなので、来週の火曜まで修理に来てもらえません。

それでやっと開花してきた水仙もずいぶん倒れたり千切れたりしました。これはその倒れたものを摘んだものです。小さめの花です。