2010年4月17日土曜日

ネトルスープ



イギリスの迷惑な雑草のひとつでネトル(Nettle)というのがあります。写真のとおり外見はちょっとシソに似ていますが、細かい毛というかとげのようなものがあり、これに触るとすごく痛い。とげに毒があるらしく、蕁麻疹のような発疹ができて、1日くらい腫れが引きません。これが野原にはあちこちに生えます。

でもネトルはなかなか栄養が豊富らしく、ネトルティーというものが簡単に買えます。体の中の毒素を出すのにいいとか、消化にいいとか言われています。ミネラル等も豊富らしく、このネトルをしばらく水につけてできる(臭い)液体は、畑の肥料にすごくいいそうです。

当然ながらうちにもたくさん生えています。今は春なので、さされると痛いネトルも、青々として若々しい感じです。それであまりにもあちこちに生えてるので、ネトルスープというのを作ってみることにしました。これだけいい成分が豊富にあるらしいので、いろいろスープだとかケーキだとかレシピーは豊富に見つかります。

作り方は普通のスープと似たようなもの。ネトルのほかににんじん、たまねぎ、セロリ、にんにくをいためて、チキンの固形スープを入れて煮て、塩コショウで味付け。これをブレンダーにかけ、仕上げにクリーム(私はなかったので牛乳で代用)を入れます。

味はまあまあ悪くありません。飛びぬけておいしいわけではないけれど、ただで生えてる野草を使うこと、栄養満点なことを思うと、なかなか満足感があります。

話は変わって飛行機のこと。今日の午後3時につく飛行機でデイブはドイツから帰ってくる予定でしたが、予想通り飛行機は飛びませんでした。今のニュースでは少なくとも明日の午後1時まではイギリスの空港は閉鎖だそうです。これ木曜からだから4日目になります。

母と妹はエジプトに旅行に行っていて、昨日かおととい日本に帰ってきたんですが、エジプトの空港も今日は閉鎖だそうで、帰ってこれてラッキーだったようです。デイブは月曜の夜のフェリーで帰ってくる予定だそうですが、エジプトから日本までフェリーというわけには行かないからなあ。

今日英国航空のスチュワーデスの人と話してたのですが、彼女は今日からオンタリオ行きの飛行機に乗る予定だったんですが、昨日電話がありキャンセルになったそうです。彼女によると、このアイスランドの火山の爆発はいつ止まるのかぜんぜん予想がつかず、もしかしたら何ヶ月も、ひょっとしたら何年もとまらない可能性もあるとか。げげげげ。すると飛行機はもうぜんぜん飛ばなくなって、飛行機会社は倒産に倒産が続くのか?それとも何とか強引に飛んで、飛行機事故がもっと頻繁になるとか?

私が日本に行くのは7月末なんだけど、いくらなんでもそれまでには落ち着いてるよね。

2 件のコメント:

本読みと山歩き さんのコメント...

この植物、今日近くの公園でみました。
おもわず、触ってやろうかと思いました。(笑)
こんなに天気が良いのに、飛行機がとばないものぴんときませんね。
(ブリュッセルはこの1週間ずーっと好天) イギリスはあっちこっちから、フェリーが出ているのでなんとかなって良かったですね。
私も電車が取れなければ、フェリーだなと思っていました。
 7月に日本へ里帰りですか?いいですね~。それまでに、通常運行に戻っているかな!?

Atsuko さんのコメント...

山歩きさんの今回のブログにも写真が載っていましたよ。ふっと軽く触れるとすごく痛いですので、気をつけて。

この問題ますます大きくなってきてるようですね。まあヨーロッパにいる限りは何とか戻ってこれるけど、遠くにいる人は本当に不安だろうなあ。7月までには、いくらなんでもね。