2015年2月28日土曜日

家庭科の先生

チャーリーは学校で今学期は調理実習をしています。

日本で言う家庭科という学科はうちの子供たちの学校には無く、代わりにTechnologyという学科があり、これが木工、電気、裁縫、料理に分かれています。もちろん男子女子の区別なく、全員が全部の分野をします。

今チャーリーの料理の時間は、先生が男の先生です。これはちょっと珍しいけど、この先生はお料理以外のすべてのTechnologyを教えてます。

日本って私が中学高校の頃は、女子は家庭科、男子は中学では技術、高校では体育でした。私は技術的なものが苦手だし、体育もきらいだったので、家庭科でよかったなと思ってました。そもそも、その頃はまだ男女差の役割分担の慣習に洗脳されていたので、別に疑問も感じませんでした。

でも今もそうなのかなあ?それだとしたら、問題あるなあと、今の大人の視点からは強く感じますが、どうなんでしょうか?

女が家で家事をするという性差別は学校教育から正して行かないと、いつまでたっても社会の、特に職業選択や賃金差の男女差別はなくならないと思うけど。

2年ちょっと前に母が入院して病院に通ったことがありましたが、その時初めて知りましたが、看護婦さんは今は看護士さんと呼ばれてるようですね。これはたぶん、女性ばかりがその仕事をするわけじゃないから呼び方が変わったんだろうなあ。

大きい総合病院でしたが、そういえば一度だけ男性の看護士さんを見たように記憶してます。ちなみに、女医さんは見なかったなあ。

イギリスではもちろん女医さんは多いですが、ソビエト時代のソビエトでは、90パーセントのお医者さんは女性だったらしいですよ。そればかりか、エンジニアも90パーセントは女性だったそうです。今もそうなのかなあ。女性が理系が弱いと言うのは、誤りなのです。

まあ考えてみれば、女医という言葉があること自体が、差別と言えるのかもしれませんが。

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2015年2月27日金曜日

子供達の学校が大変なことになっている件

うちの子供たちの行っているセカンダリースクール(中学と高校か一緒になったもの)が大変なことになってます。

イギリスの学校には、文部省の監査のようなものが数年に一回入ります。これはまさに銀行の監査のようなもので(といっても、銀行に勤めたことない人は知らないかなあ)、入る前に1週間くらいの予告があり、それから監査が終わるまでは、上から下までてんやわんやになります。すごく権力のある機関です。

その監査が入り、昨日発表された報告書で、学校は「不十分」と評定され、「特別措置」が取られることになり、校長先生とマネージメントのトップは即日解雇され、文部省が派遣する学校改革の専門家が臨時の校長として送られてきました。

レポートの内容をよく読んでみると、とにかく授業のスタンダードが低いとのこと。それから生徒の成績やら、入学時から卒業時までの進度が、他の学校に比べると劣るとのこと。

こう書くと、どんなひどい学校に行ってるんだと思うかもしれませんが、父兄を初め、学校関係者にも生徒にもまったくの寝耳に水でした。ほとんどの父兄は、普通にいい先生もいれば、あんまりよくない先生もいて、まあでも公立の学校だし、こんなものでしょうという感じだったと思います。学校や生徒が荒れているということはまったくなく、この点については、この報告書でも「生徒は礼儀正しく行動も態度も問題なく、いじめのケースもほとんどない。他の文化やマイノリティーの人種に対する理解と寛容さも育まれている。」と書かれていました。

まだこれが発表になったところなのでどう変わるか分かりませんが、とにかく新しい校長先生は今朝は校門で生徒達にそれぞれ挨拶し、月曜には父兄のミーティングがもたれます。チャーリーの友達の一人は、早速親が転校させると決めたそうですが、これは余りにも過剰反応ですよね。

私なんか日本の公立中学、公立高校を出てるから、そもそも学校の授業のレベルに関してはそれほど期待はしていませんでした。だから、逆に、しっかり外部から監査がはいってスタンダードがモニターされているなんて、すごいなあと感心するくらいです。

私は地域では一番いいとされている公立中学に行き、進学校の高校に行きましたが、こうして思い返せば、すごく教え方がうまい先生って記憶にないです。たぶん6割くらいがまあまあちゃんとした授業で、3割くらいが「ちょっとな」というかんじの授業内容、そして1割くらいの先生は、まったくちゃんと授業してなかったように思います。

あれだけ塾に行くのが当然とされてることを考えたら、日本の親ってやっぱり学校に対する期待はあんまりしてないんじゃないかなあ。

どちらにしろ、子供達の学校の場合は、こうして問題が明らかになって、学校改革のプロが送られてきてばしばしやってくれそうなので、今後に前向きに期待したいと思います。重ねて言いますけど、別に今までだって、1-2のケースを除けばそれほど問題があるとは思ってなかったんですけどね。

そういえばチャーリーは、小学校4年のときに 担任の先生が首吊り自殺して、学校が監査どころではない大問題になったことがありました。これは落ち着くまでに2年くらいかかって、小さい学校なのに何人もの先生がノイローゼになり、校長先生は体重が半分くらいにやせ細って、ついに先生を辞めたということがありました。

田舎なのにいろいろあります。

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2015年2月26日木曜日

パリとロンドンの比較

パリの話をまたちょっと。

観光客の目から見て、パリとロンドンの一番の違いは、美術館などの入場料です。パリでは、冬ということもあり、ルーブル、オルセー、ポンピドーの三つの美術館に行きました。どこも18歳以下は無料だったけど、大人は12ユーロとか13ユーロでした。3つの美術館とエッフェル塔の入場料だけで100ポンドくらい、1万5千円以上かかりました。

ロンドンは大英博物館もナショナルギャラリーも無料です。それどころか、サイエンス博物館、自然史博物館、ビクトリア&アルバート博物館、テート美術館、テートモダン美術館、すべてただ。大人も子供も、イギリス人も外国人も、全員ただです。これ以外にもいろいろ大きい無料の博物館があります。

ロンドンの美術館のことをあまり知らない人も多いかと思いますが、どれも世界的規模の、すごく大きい充実した、丸々一日余裕で過ごせるような美術館、博物館です。でも子供達は興味ないわ・・・・なんて思うかもしれませんが、サイエンス博物館、自然史博物館は、子供達に大人気の博物館で、いつもすごく長い列が出来ています。

ロンドンだけでなく、私の住む街ビデフォードにある小さい美術館も、隣町の博物館も無料です。

こういったものにお金を払うという観念がないので、パリに行った時入場料の高さに、驚きはしなかったけど、かなりするなあと思いました。でも展示物の価値から考えれば12ユーロでも安いくらいなので、ロンドンがすごいんでしょうね。日本なんてデパートでちょこっと展示して1000円とかでしょ、たぶん。

美術館や博物館が好きな人は、ロンドンでたっぷりの時間を無料で過ごせます。我々家族も数年前ロンドンに行った時、博物館をいろいろ梯子しました。

それから、これはロンドンのほうが勝ってると思ったのは、トイレ。美術館などの公共トイレも、カフェのトイレもそうですが、パリのほうが汚いです。使えないほど汚くはないけど、イギリスのほうが全体的に掃除が行き届いているようでした。

でもパリのトイレって、どういうわけかどこもダイソンなどの高速のハンドドライヤーがありましたよ。

地下鉄は、パリのほうが使いやすかったです。まず駅がロンドンの様に深くないので、プラットフォームまで降りていくのにそれほど時間がかかりません。そして電車がすぐに来ます。早朝と深夜を除き、4日間いろんな時間に乗りましたが、5分と待ったことなかったです。

ただ、構内の地図などの表示はロンドンのほうがわかりやすいと思いました。それから切符のゲートが開かないことが何回かありました。しかも無人だったので誰も係りの人がいません。毎回その辺の通りかかりの人が、あっちから通れとか、柵を乗り越えろとか教えてくれました。よくあることみたいでした。こうして考えると、不思議なことにロンドンでゲートが故障していたという経験はないです。

値段は1回分の乗車料金はパリのほうが断然安いです。でも一日乗車パスは、ロンドンは3回も乗れば元が取れるようになっているので、これは勝敗なしかな。電車、構内のきれいさ(というか、汚さ)も同じくらい。

パリからシャルルドゴール空港に行くのに郊外を通る電車に乗ったのですが、鉄道付近、線路沿いのゴミの多さに驚きました。 家庭のゴミが飛び散らかった様子もあるし、大きいゴミが不法廃棄された様子もありました。イギリスではさすがにここまでひどいのはお目にかかったことありません。

これって長期的問題なのか、それとも緊縮財政の予算削減のせいで、ゴミの回収がきちんとされてないのか。ヨーロッパの経済的問題を垣間見た気がしました。

最後に人間の親切さ。これは、最近ロンドンを御無沙汰してるけど、同じなんじゃないかな。パリでも、駅や美術館の切符売り場の人や、店員さんやウエイター、ホテ ルの人、そしてただのその辺の通りすがりの人たちも、フランス語不自由な、見るからに外国人観光客の我々に、礼儀正しく親切にしてくれました。  こういうので旅の印象って変わります。皆さんありがとうございました。

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2015年2月24日火曜日

チャーリーの壊れた眼鏡

イギリスでは医療費が無料という話は何度も書きましたが、子供のめがねも18歳まで無料です。年に一度無料で眼科検診を受けれて、必要があればめがねを作ってくれます。めがねといっても高いのやら安いのやらありますが、やっぱりデザイナー物など高い物は、一部自己負担です。でもただのものだけでも十分すぎるくらいフレームのチョイスがあり、これで充分です。

うちの娘のチャーリーも小学校5年生くらいからめがねをかけています。毎年検診に行くたびに度が進んでいたので、行くたびにタダで新しいめがねを作ってもらっていました。半年前くらいに行った時は視力は変化なかったんだけど、ちょっとフレームがゆがんだからと言う理由で、また新しいものを作ってもらいました。

で、そのうちのあほ娘なんですが、土曜日にめがねを壊してしまったのです。机の上にめがねを置いていて、その上に分厚いハードカバーの本を投げたので、こんなふうに完全に壊れちゃいました。(そもそも部屋が壊滅的に散らかっていて、片付けるように言われていやいや片付けているうちに起こった出来事です。)

それでいつも行く眼科医兼眼鏡屋さんに 電話しました。めがねが壊れたのでNHS(国民健康サービス)で直して欲しいんだけど、正直言って、直るような壊れ方ではないんだけど。。。と言うと、じゃあ本人と一緒にいつでもいいから来て下さいと言われました。

それで今日行きました。また事情を説明して壊れためがねを見せると、「あらまあ、これは本当に完全に壊れたわね。」と言われました。そして、同じフレームがあるからレンズを替えましょう」と言ってその場で5分もかからずにレンズを入れ替えてくれて、NHSのフォームにサインしておしまいでした。 一ポンドもお金はかかりませんでした。

本当にこういうのはすごく助かります。子供は医療費も処方箋代も無料だし、歯医者も矯正も無料。学校はもちろん無料だけど、スクールバスもただ。教科書もノートも買う必要ありません。 小学生の時は、鉛筆一本買う必要ありませんでした。

チャーリーは実はコンタクトにしたいんだけど、めがねが無料なうちはダメ(コンタクトは自費)といってあります。チャーリーにとってはありがたくないシステムかもしれません。

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2015年2月22日日曜日

パリでは太りません

我々のパリ旅行で楽しみにしていたことの一つが食べ物。考えてみれば、これはパリだけでなく、外国に行く時はいつもそうなので、いかにイギリスで寂しいものを食べているかということかもしれません。

まずは写真を並べてみます。これは最初のカフェのセットメニューの前菜だったプローン・カクテル(と英語ではいう。)

こちらは翌日の夕食のセットメニューのオニオン・スープ。スライスしたパルメザンチーズが入っていて、すごくおいしかったです。


そしてそのメインコースのサーロインステーキ。レアを頼んだのですが、フランスでレアを頼むと、本当にまさに「地の滴る」赤さです。表面が焼いてあるだけ。私はこういうの好きですが、苦手な人は御注意。ちなみにイギリスでレアと注文すると、たぶんフランスのウエルダンくらいです。

おいしそうな外見に負けて頼んだデザート。上はメレンゲみたいでした。甘かった!4人で一つだけ頼んだら、ちゃんとスプーンを4本持って来てくれました。



 カルチェラタンで入ったカフェで食べた夕食。ダックの足です。おいしかった。この晩はみんな違うものを食べましたが、どれもおいしそうでした。


最後の日の朝ごはんのオムレツ。庶民的なカフェなのに、本格的に出てきました。すごくおいしそうでした。


モンマルトルで食べたセットメニューの前菜。チーズソースの中に半熟卵が入っていて、上に胡桃が乗ってます。これにパンをディップして食べます。すごくおいしかったです。


これはエッフェル塔の近くのカフェの写真。こんな風に角に赤いひさしが出ていて、店の前にテーブルと椅子が並んでるなんて、余りにも典型的で、きっと観光客向けなんだろうと思うでしょうが、全然そうじゃありませんでした。パリ中どこに行っても、角にはこんな感じのカフェがあります。

カフェでは食事も出来るし、もちろんコーヒーも飲めるし、お酒も飲めます。値段はイギリスのパブよりは高いけど、レストランよりは安い。カフェって大好きです。


ところでパリで一番衝撃的だったことは、太った人がいないこと。フランス人はおいしいものを食べるのにどうして太らないかというのは、フレンチ・パラドックスと呼ばれるほど有名です。で、行ってみてこの目で見て、本当にそうでした。地下鉄で一組だけ太った家族連れを見ましたが、イギリス人でした。

どうしてフランス人って太ってないんだろうといろいろチャーリーを話しましたが、マクドナルドなどのファーストフードの店が少ないからじゃないかと言う結論になりました。もちろんあることはあるけど、すごく少ないです。ざっと見た感じでは、カフェのほうが5倍くらいは軒数がありました。

日本といいフランスといい、国民が食べ物に情熱を持っている国は太った人が少なくて、イギリスやアメリカの様に、食べ物が大味でこだわりがない国が太ってるって言うのは、皮肉でもあります。食べ物が重要でないから、ファーストフードで済ませるんでしょうね。

ちなみに、パリではすごくたくさん日本レストランがありました。昔は見た記憶がないので、最近増えたのかなあ。

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2015年2月21日土曜日

パリ最後の日

いよいよパリの最終日。この日の夕方の飛行機でロンドンに戻ります。

朝は男子が朝寝坊したので、ちょっと遅くスタート。また違うカフェを探して朝ごはんです。カフェは本当にあちこちにあり、今回8軒行ったけど、外れはありませんでした。ここは若い男性二人が若者らしい格好で給仕してました。パン・ド・ショコラもオムレツもおいしかった。

そして前日は入れなかったポンピドーセンターに行きました。数週間前のテロ事件のせいかどうかはわかりませんが、どこに行ってもセキュリティの列があります。ここは混んでなかったんだけど、セキュリティで並んで、切符を買うのに並んで、荷物を持って入れないということでクロークルームに並んで、入場までに1時間くらいかかりました。

ポンピドーセンターはモダンアートの美術館です。常設の展示物のほかに、今はジェフ・クーンというアーティストの特別展示会をやっていました。

常設物は、量的には一つのフロアにまとまるくらいなので、それほど多くはありません。ロンドンのテート・モダンのほうが断然大きいです。でも、ただ見るだけの絵や写真のほかに、参加するアートや、ビデオアートが多くあり、ここでも簡単に一日を過ごせそうです。

これは参加するアート。部屋の中が作品で、一度に5人ずつしか入れません。そして参加者は置いてあるチョークで落書きすることが奨励されてます。私とルイとチャーリーと3人同時に入れました。

 テーマは広島に落ちた原爆、Little Boy.

全体的に、中国の環境問題、人権問題とか、パリの人種問題とか、中東問題とか、政治的な作品が多かったです。

ガイドブックでは、まずルーブル、その次にオルセー美術館がお薦めで、ポンピドーはそれほど人気がないような書き方ですが、アートに興味のある人は絶対はずせないスポットだと思いましたよ。

そのあとセール側沿いを離れ、パリ北部のモンマルトル地区に行きました。

昔母と妹とパリに行った時、このあたりに泊りました。街に活気があって景色がよく、パリらしい楽しい界隈と言う印象でした。

でも今回はちょっと期待はずれでした。時間がなかったので、ゆっくりと町を散策することが出来ず、いい通りを見逃したのかもしれません。私は一応旅慣れてるのでさっさとかわしましたが、ルイとチャーリーとデイブの田舎者3人は観光客相手の黒人のお兄さん達に囲まれて、腕にグッドラックだからと腕輪のような紐をつけられ、小銭を取られてました。まあ、いい勉強です。

それでもウエイトレスさんがとっても愛想が良くて親切でおいしいカフェを見つけ、遅い3コースのランチを食べ、丘を登ってサクレコー寺院に行き、アーティストがポートレイトを描いてくれるスクエアを発見し、パリの最後の日を満喫しました。

肖像画を描いているアーティストは、どの人もすごくうまかったです。お金と時間があれば、私も子供達のポートレイトを描いて欲しかったです。




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2015年2月20日金曜日

2月17日 エッフェル塔、美術館、カルチェラタン

この日は子供達が一番行きたがっていたエッフェル塔。私は過去に2回昇ったことがあったんだけど、最後に行ったのは20年位前です。

実はイギリス人には案外高所恐怖症という人が多いんですが、デイブも高いところは苦手。で、エッフェル塔は1階、2階、3階とエレベーターが止まるから、2階まで上るといって一緒に列に並びました。もちろん我々3人はトップまで。

しかし列に並んで上を見上げてるうちに、デイブは足がすくんだようで、やっぱり上がらないと決めました。そんなこと言ったってもう切符売り場まですぐだし、やっぱりやめるったってどこから出て行くの・・・・と思っていたら、売り場のすぐ横に、列から外にでれるゲートがありました。そういう人は結構いるのかもしれません。

小一時間待って一つ目のエレベーターを上がり、ここは2階。柵は 腰辺りだし、怖いといえば怖いけど、平気といえば平気。まだまだ余裕です。

2階からの景色
その後の一番上まで上がるエレベーターは、ちょっとだけ怖かったです。高所恐怖症の人なら絶対ダメと思う。 エレベーターを待つのも、てっぺんに上がってからも、とにかく寒かった!!さすがに一番上は柵がめぐらせてありましたが、2階から落ちてもてっぺんから落ちても同じだから、その違いの意味はちょっとよく分からないなあ。でもやっぱりこの高さで柵が腰までなら、足がすくんでしまうかも。

一番上からの景色

この一番上に来るまでに、かなりの時間を寒い中で待ちました。そしたら、このエッフェル塔の一番上に、トイレがあったんです。しかもガラス張りの室内観覧所内ではなく、外の柵の内側で。それで、ここでトイレに行きました。パリのエッフェル塔の一番上でトイレに行ったって言うのは、もしかしたら今回一番の 記憶に残ることかもしれません。ちなみにトイレ自体は普通でしたが、全然他の人はいませんでした。

エッフェル塔を下りたところでデイブと合流。みんな寒かったので、とりあえず近くのカフェで温かい飲み物とランチを食べました。ただのランチだったのに、この旅で一番高かった食事でした。さすがエッフェル塔。でも混んでいたけど、全然待たされることなく、いい雰囲気のカフェでした。


カフェを出て、隣の土産物屋に駆け込んで、帽子とマフラーと耳あてを購入。こうして我々は装いが段々フランス人らしく なって行きます。

エッフェル塔の下の店で買い込んだスカーフをつけるルイ
写真は買ったものを着込んで、セーヌ川を背景にセルフィー。なぜかみんな変な顔でおかしい~!!


そして予定通りノートルダム寺院に行き、徒歩で、途中クレープなどを食べながら、モダンアートの美術館、ポンピドーセンターに行きました。すると・・・・・・!!

なんと休館!!あの例のネットのサイトでアイテナリを作って行ったのに。休館日というのは計算されてなかったのか!!イギリスでは美術館博物館等は平日は休館ということはないので、考えもしませんでした。

それで予定を急に変更して、オルセー美術館に行くことにしました。が、ここから地下鉄で行くとなると、それはそれで乗換えがあって結構時間がかかる。なので1キロほどを歩いていくことにしました。シテ(島)を通ってセーヌ川に沿って歩くので、こんなに素敵なことはないはずなんだけど、何しろ美術館の閉館時間がありますから、わき目も振らずせっせと歩きました。

でも途中で止まったのがこの橋。この金色の鱗のような物は、実は鍵なんです。この橋に恋人達が鍵をつけると幸せになれるとの言い伝えがあるとか。そのことは私は知らなかったのですが、チャーリーが下調べをしていて、教えてくれました。


オルセー美術館に入ったのは4時半過ぎ。5時半にはクローズの音楽が流れ始めたので、1時間くらいしか見れませんでしたが、一応有名な印象派の絵は抑えておきました。ルーブルなどに比べたら小さい美術館ですが、それでも半日はゆうに過ごせたと思うのに、残念でした。

そしてそこから、今まで行ったことのなかったカルチェラタン(ラテン界隈)にまた1キロほど歩いて向かいました。ソルボンヌの大学の近くで、 昔からサルトルなどの著名なインテリ層が集まった地区と言うことで、ロマンチックなイメージを持っていましたが、実際にはあんまり賑わっているでもなく、ちょっと期待はずれでした。

それでもカフェでワインを飲んで一休みして、別のブラッセリーで晩御飯を食べました。どちらもいい雰囲気のお店で、食事はおいしく、そして値段は一番安かった。

とにかく歩きまわって疲れた一日でしたが、盛りだくさんで、パリをしっかり満喫した日となりました。

では明日も続きを載せますので、飽きてなかったら読んでね。

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パリ初日

パリの写真を数日に分けて載せます。

初日は4時の便だったので、ホテルに着いたら9時ごろでした。日曜だったのでホテルの周りは結構ひっそりしてましたが、その中で一軒、とても賑わっているカフェを見つけて、晩御飯を食べました。カフェとはいえちゃんとしたメニューがあり、前菜とメーンの2コースディナー。

隣のテーブルと肘がぶつかり合うくらい、狭くて混んでましたが、それがまた楽しいパリらしい雰囲気でした。

翌日は別方向に歩いて、朝ごはんを食べるカフェを探しました。見つけたのは、タバコニスト(煙草屋)を兼ねている老舗と言う感じの地味な、地元に根付いた、まさに映画に出てくるようなパリらしいカフェでした。調度品もあっさりしてて、トイレも20セントを入れないといけない仕組みなんだけど、とにかく今回行ったなかで一番気に入ったカフェでした。個人的ツボにはまった感じ。中年のフランス人らしいマダムが給仕してくれたんですが、それがまた良かった。

私とチャーリーはオレンジジュース、カフェオレ、クロワッサンの朝食セット、デイブとルイはクロケ・マダムという、トーストの間にハムが入って、うえにチーズと卵がのったものを食べてました。コンチネンタルブレックファーストじゃ足りないようです。

そして腹ごしらえのあと、まず行ったのが凱旋門。ここでチャーリーが鋭い指摘を。

「ここにいるのみんなアジア人!」

そう、日本人と中国人と、そしてどこか東南アジアからの観光客ばかりでした。他の観光スポットはそうでもなかったのにな。ここで噂に聞いていた、セルフィー用の竿をたくさん見ました。結構持ってる人は多かった。

ラッキーにもすごく晴れてました。ルイはシャンゼリーゼでサングラスを買いかけましたが、買うとどうせすぐ日が翳ると家族の反対にあい、荷物が増えるのを嫌う理由もあり、結局誰も買物せず。

そしてルーブル美術館。横から入ると列が短いそうですが、どうしてもピラミッドの中から入場したいと、寒空の中1時間半も並んで入りました。デイブは相当ぶうぶう言ってましたが、ユニバーサルスタジオで毎年鍛えてる我々は、1時間半くらい平気で並びました。

内部は展示物が多いですから、とりあえず有名なものだけでも抑えることにしました。

私が一番惹かれたのはこれ。サモトラケのニケ。わざわざひとりで引き返して2回見ました。

大きい階段を上がった正面の踊り場にあるのですが、そのセッティングが、いかにも意気揚々と美しく、素晴らしかった。グーグルで写真を探すと、ただ像が台座に載った写真が出てくるかもしれませんが、ここではオリジナルの石の船の上にのっていて、それがまたいいんです。

この感動、素晴らしさ、言葉になりません。ちょっと恋をした感じ。

明日もパリネタで行きます。おきらいでなかったら、続き読んでね。

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2015年2月14日土曜日

旅行の荷物とプラン

明日からパリに4日間行ってきます。私と子供達の荷物はこれだけ。プラス、私のハンドバッグです。デイブは、「僕はすごく荷物を少なくするぞ。自分の荷物は自分で持てよ。」と昨夜偉そうに言ってましたが、きっと彼のほうが荷物は断然多いことでしょう。

荷物がどうしても多くなるという話はよく聞きます。とどのつまり、パスポートとクレジットカードと航空券さえあれば(というか、今は航空券すらいらないですね。)、あとは何がなくても現地調達できると腹をくくれば、いらない物は減ると思います。実際には現地調達するのは、店を探したりするのが時間かかって面倒なので、できるだけ避けたいとは思いますが。

旅のプランの話ですが、昨日ブログを書いた後、すごいサイトを見つけました。英語なんですが、こちらです。
 http://www.visitacity.com/
自分の行きたい場所と、何日間の計画を立てたいかを入力して、そこから自分で減らしたり足したりして、アイテナリーを作ってくれます。

私の場合は、「パリ3日間観光名所プラン」をまず選びましたが、「美術館めぐり」とか「子供と行くパリ」とか、いくつかチョイスがあります。

そこから、興味ないものをまず取り除きます。我々は古い建物や教会関係は興味ないので、 カット。

そして、Add Attractionのタブから、ここに含まれていない自分の行きたい場を選びます。すると時間とか距離とかを照らし合わせて、アイテナリーに組み込んでくれます。違う日がよければ、日を変える事も出来ます。

そして最後に、朝のスタート時間を変えたり、それぞれの所要時間を変えたり、ランチの時間を足したり出来ます。

これを最後にセーブすると、地図とガイドと一緒にメールで送られてくるので、スマホの場合は現地で見れるという仕組みです。

私のはこんな感じ。

 Day 1, Mon Feb 16 2015

1. 10:30 Arc de Triomphe 1 hour
2. 11:45 Champs Elysees 1 hour, 30 mins
3. 13:15 Break 1 hour
4. 14:25 Louvre Museum 4 hours


 Day 2, Tue Feb 17 2015

1. 10:00 Eiffel Tower 2 hours
2. 12:20 Notre Dame 1 hour, 25 mins
3. 13:45 Break 1 hour
4. 14:55 Pompidou Center 2 hours
5. 17:20 Latin Quarter 1 hour, 30 mins

 Day 3, Wed Feb 18 2015

1. 09:00 Orsay Museum 2 hours
2. 11:25 Saint Ouen Flea Market 1 hour, 15 mins
3. 12:45 Sacre Coeur Basilica 1 hour, 30 mins
4. 14:20 Place du Tertre 30 mins
5. 14:55 Montmartre District 1 hour, 15 mins


いやあ、あんまりのすごさに、綿密なプランを作っちゃいました。昨日と今日、ネットせいで自発的なぶらぶら旅行をしなくなったという話を書いていたところなのに。こんなに時間まで出てると、予定通り廻りたくなっちゃいます。

でもまあ、縛られずに、ぶらぶらと観光しようと思います。まあ行きたい場所、一日ひとつは必ず抑えるという目標で。。。。

 ちなみにうちの子供たちの一番楽しみなことは、ルイは食事、チャーリーはパリのベーカリーだそうです。イギリスでよっぽどおいしいものを食べていないんだろうなあと思わせますね。私は、街をぶらつくことと美術館。文化に餓えてます。

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2015年2月13日金曜日

パリ

日曜から家族で4日間パリに出かけます。3月に私は50歳になるので、その記念にと2年位前から予定してました。そんなに長く予定していたわりには、準備は出来ていません・・・・。

予約を入れたのは12月でした。地元の空港から行くつもりだったんだけど、やっぱりヒースローからのほうが断然安いし、時間も選べたので、4時間くらいかかりますが、車でロンドンまで行って、飛行機です。

泊るのはモンパルナスのノボテルという4つ星ホテル。泊るだけなので3つ星で十分だけど、まあ半世紀に一度のことなので・・・。

パリに最後に行ったのは20年位前です。その時が3度目だったんだけど、行くたびに印象が違うし、行った場所も違うので、今度も新鮮なんじゃないかな。新鮮はいいんだけど、空港からの行き方とか町の地形とか、メトロの乗り方とか、観光要所とか、全然覚えていません。ネットで調べたらいろいろあるんだけど、調べるのに結構時間がかかります。

それで、子供たちに空港からホテルまでの行き方と、パリで行きたい場所を3つずつ選んで調べておくように言いつけました。チャーリーはがんばって地図をプリントしたりして調べてましたが、ルイは出来るかどうか、全然不明・・・・。調べておきなさいと前から言っておいたんだけど、「お母さんがどうせ調べるからいいや。」と思ってるようです。

でももう彼も16歳。もう数年したら、 ひとりであちこち旅しても全然おかしくない年です。

旅の仕方も、親が教えなければいけないんだろうか?私は20歳の時に初めて友達とヨーロッパ旅行して、22歳の時はユーレイルパスでヨーロッパを友達と二人でバックパック背負って1ヶ月放浪しました。その頃はもちろんネットなんてなかったから、「地球の歩き方」とトーマスクック社の時刻表を頼りに、いろいろ下調べ、綿密にした物です。もちろん親の世代はそんなことしてないから、すべて人の経験談を参考に、あとは自分の手探りでした。楽しかったです。

今でも旅行の計画は、もちろん楽しいですが、何せ時間がなくて、それが本当に残念。

ルイにしたら、旅行は楽しみだけど、計画は面倒なようです。これって、やっぱり人間、簡単に手に入る物はありがたがらないってことでしょうか。自分でためたお金で、自分で選んだデスティネーションなら、また違うのかなあ。

ところで最近のヨーロッパの飛行機は、価格競争が激しいため、英国航空なのにハンド・ラゲッジ オンリーの値段でした。まあたった4日なのでそれで十分なんだけど、考えたら最後の日のフライト遅いし、たとえ小型のスーツケースでも引きずって歩くのは面倒なので、全員リュックサックのみで行くことにしました。同じセーターとジーンズで過ごして、中の着替えのTシャツと下着とパジャマだけもって行きます。手荷物なので、液体やクリームを持っていける量も限られてるので、ほんのちょっと必要なものだけ準備しました。

そうすると、すごく楽です。身軽に旅するって、やっぱり素敵なことだと思います。

明日はもしかしたらブログはお休みするかも。日曜に出かけて水曜に戻りますので、それまでお休みです。

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2015年2月12日木曜日

警告!!汚い話です

これはすごく汚い話です。お食事中の人や、汚い話がきらいな人は、読まないでください。

私のところはなぜか来なかったんだけど、スイミングクラブの父兄のところに、次のようなメールが来たそうです。

いつもトレーニングに使ってる公共のプールで、クラブが使っている時間に、女子トイレの壁に・・・・・が塗りたくられると言うことが、3日続いて起こったそうです。いまだに犯人は不明です。

それで今日トレーニングに子供達を連れて行ったとき、他のお母さん二人とその話になりました。で、汚い話って、話してるうちに次々エスカレートして、いろんな話題が出てくるじゃないですか。

そのうちのひとりは旦那さんが救急車の救急車マンです(日本語でなんというのかなあ)。なので、いろいろすごい状況に何度も遭遇してるのは想像につきますよね。それである日、一人暮らしで、満足に体を洗うこともできなくなったような老人が足の指を折ったと連絡があり、彼が駆けつけたことがありました。それで、靴と靴下を脱がすと、とてもひどい状態(臭いとか)で(詳しい描写は省略)、トイレに駆け込んで吐いたそうです。勤務中に吐いたのはこれが最初で最後だそう。

そうしたらもう一人のお母さんは元看護婦さんで、彼女もすごくひどい話がありました。 これも患者さんは老人男性。失禁の上に、コントロールできないような下痢状態でした。それで彼女がかがみこんで、汚れに固まったスリッパを脱がそうとしていると(これだけでも超汚い)。。。。。。。彼女の頭の上で下痢が起こったそうです。(これも詳しいことは省略)

やっぱり医療関係に働いてると、こういうことは避けられないようですね。公衆トイレは汚くて使えないとか、 自分の家のお風呂しか嫌とかいう甘えた女達に、こういう話をもっと聞かせたい!!

うちの息子のルイは、お医者さんになりたいと言ってるんですが、やっぱり医療関係って、こういう汚い状況もいろいろあるだろうなあ。大丈夫かな・・・・と思ったんだけど、案外その辺は、ルイは淡々としてるかもしれないです。

ちょっと前ルイと向かい合ってお茶を飲みながら話してると、猫がねずみの死骸をくわえて入ってきました。するとルイは、話を続けながら立ち上がって、ねずみの死骸を処理して、何事もなかったかのように、手を洗ってまたテーブルに戻って話を続けてました。ちょっとやそっとじゃパニックしたり、じたばたしない性格ですね。こういう人は、医療関係向いてるだろうな。

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2015年2月10日火曜日

春の気配

イギリスはここ数日は最高気温が3-4度。これでも先々週からはちょっと温かくなったくらいです。まだまだいつ雪が降るかもしれないし、全然油断できません。

でも昨日は今年初めて春の気配を感じました。青空が広がって、白い雲が浮かんでいました。イギリスで青空が見えるというのは、年にせいぜい30日くらいしかないかもしれません。

スノードロップ(日本語ではマツユキソウだそうです。)がかなりたくさん咲いてきました。毎年1月の末くらいから咲き始めるけなげな花です。水仙の蕾もあちこちで見かけるようになりました。


そして今日はBumblebee(マルハナバチ)という蜂を見ました。これとテントウムシがイギリスの春の訪れを伝えると言われています。

 
そういえば、ほったらかしの菜園も、そろそろ計画を立てる時期です。種のカタログが何社かから送られてきました。2月の言えば、ジャガイモの種芋と種たまねぎを買い、 今年の作物のローテーションを考える時期です。あと2週間も経ったら、ソラマメの種を撒く頃。忙しくなります。

水仙の球根ですが、毎年、まったく温かさなど感じない頃、真冬に土からはえてきます。どうしてこの時期とわかるのだろうと思っていたら、日照時間が長くなるので、それを感知しているらしい。でも、球根って地表から10センチくらいの地面に埋まっているのに、本当にわかるんだろうか。信じがたいですよね。

自然って本当に何歳になっても驚くことばかりです。というか、年を重ねるにしたがって、改めて驚くことが増えてきました。

考えたら、あと2週間ちょっとで3月。3月って春ですよね。おひなさまのころが日本では一番好きな季節です。

もうすぐ野球も始まるぞ~!!

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2015年2月9日月曜日

「常識」という英語

「常識」という日本語は、どちらかと言えばきらいな言葉です。常識はずれとか、あの人は常識がないとか、悪い意味で使うことが多いからかな。今で言う「空気を読めない」というのと同じような意味で使われることも多いですよね。

「日本人」とか「大人」とかの、自分の思い込みの狭いグループ意識で、それに外れる人たちを批判する言葉だと思います。

英語では一応Common senseという訳語になってますが、これってちょっと意味が違うなあと、イギリスに住み始めた頃から思ってました。

Common Senseの英語の定義は

 good sense and sound judgement in practical matters

つまり、「実際的な事柄についての、正しい判断。」と言う意味です。

たとえば・・・・

料理をするときに、レシピが400グラムのトマト缶を使うとあって、缶のサイズが420グラムなら、そのまま使うとか、

赤信号だけど、夜中で人も車も通ってないから、信号無視して道を横切るとか、

トンカツソースの賞味期間を3日ほど過ぎてしまったけど、気にしないで使うとか、

天気予報は晴れだけど、どう見ても雨が降りそうなので、傘を持っていくとか、

つまり自分の頭で経験に照らし合わせて、正しく判断すると言うような意味です。

Common Senseのない人と言う表現もしますが、これは日本語の「常識のない人」という批判的な意味とはちょっと違います。どちらかと言うと、ちょっと突拍子のない人とか、ちょっと抜けた人とか、時々すごいあほなことする人とか、もしくは余りにも杓子定規な人という感じ。批判的というよりは、呆れて言う言葉のように思います。

 例を挙げれば、オリックスの糸井選手・・・・・な~んて書いても、わからないでしょうね、はは。

我が家の息子のルイもちょっとCommon Senseないかな~って思うことあります。でも同じような年の男の子のお母さん達は、似たようなこと言ってるので、これがふつうなのなあ。

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2015年2月8日日曜日

立ちっ放しの日曜

今日も子供達の水泳でプリマスまで行ってました。

プリマスはここから80キロくらいの場所で、車で片道2時間くらいかかります。そしてプールに着いたら、基本的にずっと席に座ってます。つまり2時間車に座って、その後、また5時間くらいプールで座っていて、また2時間車で帰ってきます。

椅子に座っていると言うのは、実はすごく健康に悪いそうです。その内容は数年前、こちらに書きました。 なので、時々トイレに行ったり、水泳の結果を見に行ったりしますが、席を立つときに、いちいち周りの人に「すみません」といいながら、通してもらわないといけないので、やっぱりなかなか動き回りにくいです。

それが今日は、予選のセッションで、頼まれてチームマネージャーの役割をしました。プールサイドにチームと陣取り、順番が来たら、遅れないように自分のクラブの選手達を送り出す役目です。時間にしたら2時間半くらいかな。簡単な仕事でしたが、ずっと立っていたので、ちょっと疲れました。

予選が終わって決勝。これはゆっくり座って見ようと思っていたら、今度はクラブが持ち回りでするマーシャルの仕事が回ってきました。各クラブの選手達をヒートごとに並べて、送り出す役割です。 これも1時間くらい立ちっぱなしでした。

そういうわけで、今日は1レースもゆっくり座って見れませんでした。

普段は水泳の大会に行って1日座ってみていると、帰ってくるとぐったり疲れてるんですが、今日はあんまり疲れを感じません。やっぱりずっと立っていたのがよかったようです。本当に一日中座ってるって、すごく体に悪いようです。

私は普段から椅子に座ってやる仕事じゃありませんが、そういう人たちは、45分に1回くらいは、せめてその場で立ち上がるくらいはしないといけないそうです。かがんで靴紐を結びなおすだけでも、じっと座ってるよりはましだとか。

水泳の結果は、今日はルイは久しぶりに100メートル背泳ぎで自己新記録で決勝に進出しました。今年は伸び悩んでいたので、ひっそりと嬉しそうでした。チャーリーは泳いだすべてで自己記録で、コーチに褒められて、うきうきで帰宅しました。二人とも決勝では4位でメダルを逃しましたが、もうずいぶん大人になったので、別にメダルはもらってももらわなくても、あんまり気にならないようです。

明日からまた月曜。水泳で土日がつぶれると、月曜が楽に思えるほどです。

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子供の名前

この週末も水泳の州大会。

プログラムを見ていたら、ルイが出場した100メートル個人メドレーの予選の第12ヒート、よく見るとレーン5、レーン7、レーン8がLouisという名前でした。(我が息子のルイは第8レーン)。

ルイって変わった名前と言うわけではないけど、あんまり出会わない名前で、学校などで同じ名前の男の子にあったことがありません。3人も同じデボンでしかも同じヒートなんて、すごく偶然。

ルイの妹はチャーリーと言う名前なんですが、普通はチャールズという男の子の名前の略称です。女の子の場合は、シャーロット(Charlotte)の略称なんだけど、我が家のチャーリーは、略称ではなくてこれが正式の名前です。これは結構珍しい。

はずなんだけど、結構チャーリーと言う名前の女の子には出会います。学校にも同じ学年でひとりいるそう。「ルイ」のほうがめったに出会いません。

チャーリーは今まで2回だけ男の子と間違われて、水泳のスタートリストに男子の方に入れられていたことがあったり、学校で男子の体育の時間割に入れられていたことがありました。

明日もまたプリマスまで行きます。明日で州大会は終りです。

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2015年2月6日金曜日

大人になったと感じる出来事

昨日書いたとおり、歯医者行って歯を治してもらって、クレジットカードで治療費を払って帰ってきました。その帰り道、「私も大人になったなあ」としみじみ実感しました。この年になってこんなこと言うもの変ですが、普段は年のことなんか考えずに暮らしてるし、内面は30歳くらいから全然変わってないので、自分が大人なんて感じることは別にありません。

楽しくもない、というか、むしろ歯医者に行くという嫌なことを自ら選んで、自分のカードではらうって言うのが、大人の実感なんですよ。

 10年ほど前近所の人が亡くなって、家族を代表してお葬式に行った時も、大人になったなあって実感しました。親戚でも友達でもなく、それほど仲がよかったわけでもない近所の人というところが。

言われるまでもなく、今まで結婚や離婚や出産や育児をしてきたし、会社で働いてひとりで海外出張したり、大きな額のお金を動かしたり、フラットや家の売買や、その後自営業になって税金の申告をしたりと、普通に考えると大人がすることをいろいろしたわけですが、その時は別に大人になったなあなんて感じませんでした。ただ、やるべきことをやっただけ。

そう考えると、大人になったと感じる、ツボのようなものがあるのかもしれません。

友人は、子供の保護者面接に行って、自分が親の立場で先生と話をしたとき、大人になった実感が湧いたと言ってました。確かに、自分が生徒として学校に通ってる時は先生を見上げる立場だったのに、先生と同等に話し合うようになるって言うのは、大人の実感ですね。

皆さんも何かこんな風に感じたことありますか?

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2015年2月5日木曜日

歯医者に行きました

イギリスでは医療は無料なのは御存知だと思いますが、歯医者は大人は有料です。NHS(国民健康サービス)の歯医者さんは、治療の種類によって3段階に値段が分かれています。プライベートの歯医者さんは、それこそ歯医者さんの自由価格で、もちろんNHSより断然高い。NHSで働いていてはなかなか儲けにならないらしく、最近はNHSの歯医者さんは少なくなり、プライベートの歯医者さんのほうが多いくらいです。

私は最近までずっとNHSの歯医者さんに行ってました。あんまり評判はよくなかったんだけど、私は今まで特に歯に問題がなく、毎年の定期健診と、時々古い詰め物を変えてもらうくらいだったので、まあ特に文句もなく、かといって特に満足しているわけでもなく、通ってました。

それがおととしの夏に詰め替えてもらった詰め物が調子が悪く、やり直してもらっても痛かったので、町で一番評判がいいプライベートの歯医者さんにはじめていったのでした。その時は、詰め替えたところだし様子を見ましょうというようなお茶を濁すような治療で、お金もほとんどかかりませんでした。

そしてこのクリスマスごろいよいよその同じ歯の詰め物が緩くなって来た気がしたので、今日はこの歯医者さんで、初めてきちんと治療を受けました。

やっぱりいい歯医者さんっていいですね。今までは、「ちゃんと麻酔効くかな」とかちょっと心配でしたが、今日は大船に乗った気持ちで、リラックスしてできました。麻酔の注射すらも全然痛くなかったです。プライベートなので予約の時間自体が長く、丁寧に治療していただきました。

腕がいい上に、こちらも信頼してるからリラックスできるし、予約の時間が長いので、丁寧。スムーズに行くはずです。

今日30分くらいかけて1本詰め物をやり直してもらいました。かなり深い詰め物で、神経の近くまで行ってるので、もしかしたらまた痛くなるかもしれないと言われましたが、大丈夫な気がしてます。そしてまた2週間後に1本直してもらいます。

お値段のほうは、前回がレントゲン等で50ポンド強、今日は65ポンドくらいでした。合計2万円くらいか。次も65ポンドだと思います。

NHSだったらたぶん全部で45ポンドくらいだから、4-5倍の値段ですね。それだけの価値があるかどうか、 金銭的にはなんともいえないけど、背に腹は替えられないから仕方ありません。昔25年位前にロンドンのプライベートの歯医者さんにやってもらった詰め物がまだ健在なので、それを考えると安いと言えるかもしれません。それに信頼の置ける歯医者さんにやってもらう安心感と言うのは、お金では表せないものだし。

今月で治療が終わったら、健全なお口で、来月の誕生日を迎え、人生の後半の半世紀に入れます。

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2015年2月3日火曜日

王室と軍隊

先日エリザベス女王がサウジの皇太子を車に乗せて田舎道を運転した話を書きましたが、そこで、女王は第二次世界大戦時に陸軍の運転手だったとちょっと触れました。

そうなんです。イギリスでは王室のメンバーが軍隊に入るのはよくあることです。現在はプリンス・ウィリアムとプリンス・ハリーが陸軍に属していて、プリンス・ハリーはアフガニスタンに送られていました。日本では、皇太子が自衛隊に入るとか、考えられないことです。

(もっとも、イギリスでの軍隊でのキャリアは、日本の自衛隊よりも社会的地位が高いようです。)

軍隊の是非はまた別の話として、王室のメンバーが軍隊で国に仕えるという伝統は、立派なものだと思います。国民が軍隊に入隊して国を守るために命の危険を冒して働くなら、国の元首である王室のメンバーが率先して入隊すると言うのは、頭が下がります。きれい事だけでなく、 実際にこういうことがあるから国民に愛される王室として長い伝統を保っているのでしょう。

実際に軍隊に入って、本当に一般の兵隊と同じように訓練を受けてるのかと言うと、これがどうもそうらしいです。特別扱いはされていないとのことです。とはいえ、イラク戦争のときにプリンス・ハリーが前線に行くと言う話がありましたが、さすがにこれは、人質にとられたときにリスクが高すぎるので 、取りやめになったということがありました。その後アフガニスタンには行ったようです。

昔の話ですが、フォークランド戦争の時には、チャールズ皇太子の弟のプリンス・アンドリューが海軍でフォークランドに赴いたので、当時は大きいニュースになりました。

調べてみると、ウィキに、王室メンバーの軍隊でのキャリアが載っていました。こちらです。

こうしてみると、今の世代のプリンスウィリアムとハリーの前には、チャールズ皇太子とその兄弟はみんな軍隊に所属していました。そして前述の女王様自らも、陸軍でしたし、女王様の夫のプリンス・フィリップも第二次世界大戦中は海軍中尉だったとのことです。

話すと長くなるので書きませんが、イギリスと日本の軍隊や自衛に対する意識って、敗戦国と勝戦国の違いだなあと、時々つくづく感じます。

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2015年2月1日日曜日

ビデフォードの魔女狩り

FBで「あなたの前世は何か」と言う、短いクイズのようなものをやったら、私は魔女とのことでした。

それで思い出したのですが、私の住むこの小さい田舎街ビデフォードには、イギリスで最後の魔女狩りの地という、暗い歴史があります。私がそのことを初めて知ったのは、この町の博物館においてあった記事からでした。

なんでも、1682年に 3人の女性が魔法を使ってのろいをかけていると疑いをかけられ、処刑されたそうです。裁判や証人の発言もちゃんと残っていて、ウィキを読むと、こまごまと疑いや証言が記録されています。誰かが病気になったとか、窓にカササギが座っていたとか、黒人が家を訪れ、その人がカラスに変わって飛び立ったとか、そういう話です。

後世の歴史家によると、要するに「年を取って頭がちょっとボケてきたという理由で。」ということらしいです。(こんな証言をした証人のほうがボケてる気がするけど。)小説や漫画で読むような、黒いマントをかぶった若く美しい女性が火あぶりになる・・・・とかいう、ロマンホラー的なものではなく、むしろ姥捨て山っぽいかもしれません。

土地の人たちは、知ってる人は多いと思うけど、別にそれが暗い歴史という思いもないようです。まあ、歴史上最後のというだけで、同じことはヨーロッパ中で行われてきたんですからね。

もしかして、私の前世は、このビデフォードの魔女だったのかも。。。。?なんてことはないと思いますけどね。

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