2011年2月28日月曜日

春はまだ遠し

今年はイギリスはすごく寒かったんです。クリスマス前にどかっと雪が降って見事にホワイトクリスマス。それ以来雪は無いけど、気温はゼロ度前後という日が何日もありました。なので今年はやっぱり春が遅いようです。

春一番先に咲く花はスノードロップ。白くて小さな花が大木の陰などで咲きます。例年1月の末くらいから咲き始め。今年も同じ頃でした。今そろそろ花盛りという時期です。でもスノードロップは林などに自然に咲くことが多く、庭に植えてもなかなかうまく育たないため、見られるのは限られています。

イギリスの春の訪れを知らせるのは水仙といっても良いでしょう。大体早いものは2月くらいから咲き始め、遅いもので4月まで。イギリス中この季節はどこに行っても黄色い花が咲き乱れています。うちでも10年前に引越ししてきてからあちこちに200個くらいは球根を植えました。植えた球根は毎年倍に増えていくので、もともとあった分も入れて毎年500本位は咲くでしょうか。真っ盛りになると大きな花束を数日ごとに切花にして家に飾れます。

でも今年は春が遅いですね。この週末やっと初めて花が開き始めました。そういうわけで1本だけ切って1輪ざし。

果物の木ではスモモが一番早く、その次が梨、りんご、さくらんぼとなります。梨のスモモのつぼみはやっと膨らみかけてきました。でも早く咲くとまた寒くなって花が落ちてしまって実がならないので、あせらないでもっとゆっくり咲いてくれれば良いんですが、木には木のタイムテーブルがありますからね。

ロンドンのハイドパークにも桃の花(たぶん)が咲いてました。

大阪の実家からはサクラがちらほら開きかけてるとのこと。まだまだ大阪だって寒くなると思うんだけどね。


春が来るって言うのは、何というかうきうきそわそわするような気持ちが80パーセント、そしてガーデニングや畑のことを思うと、忙しくなるなあという気持ちが20パーセントです。明日から3月。

お読みいただけましたら、ぜひこちらのボタンをクリックしてやってください。
人気ブログランキングへ

食べ物のブログも更新しました。今日はレンティル・ベイクというベジタリアン物です。
Ford Farm Kitchen

2011年2月27日日曜日

今日も水泳

今日も朝から水泳。日曜というのに早めに起きて家事を済ませて、10時に出発でした。本当は8時から9時までライフセーバーのトレーニングがあったんだけど、これはパス。来週これもデボンの競技会なんだけどね。

今日はルイは平泳ぎ200メートル、チャーリーはメドレー100mと背泳ぎ200m。20分ほどのウォームアップのあと、まずチャーリーのメドレー、そのあとルイの平泳ぎ、そしてチャーリーの背泳ぎの予選です。

チャーリーはメドレーはタイムは今ひとつだったものの3位で予選通過、背泳ぎではターンで壁に踵をぶつけるというハプニングがあり、何とか5位で予選通過。ルイは予定通り3位でした。

そのあとまたウォームアップがあり、結果はチャーリーはどちらも4位、ルイは銅メダルでした。

チャーリーはメドレーではメダルは確実と思われていたので、ほんの少しの差で4位に終わり、すごくショックを受けていました。でも次のレースがありますから、気持ちを入れ替えてがんばらないといけません。どうなることかとはらはらしていたら、次のレースでは4位には終わりましたが自己記録を3秒更新して、イギリス南西部大会地域大会の予選タイムをクリアしました。

チャーリーは今日は2つも種目があったし、どちらも予選と決勝とあわせて600メートルも泳いでいます。しかも2回もウォームアップしてるから、かなり疲れてるはずなんだけど、本当によくがんばった。

この大会はあと3日残っていて、チャーリーはあと4種目、ルイは5種目残っています。ルイはメダルは取れるか取れないか分からないけれど、チャーリーは去年は総合で2位だったので、メダルは確実視されていました。でも今のところルイが2つ、チャーリーはゼロです。

来週は土曜はライフセーバーのデボン州の大会、日曜はまた遠い遠いプリマスで水泳の競技会。この週末は私は家事以外はプールサイドに座ってる以外何もしてないんだけど、すごく疲れた。子供達はもっと疲れたことでしょう。明日からまた学校なんてつらいなあ。

お読みいただけましたら、こちらのボタン押してくださいませ。
人気ブログランキングへ

2011年2月26日土曜日

バスからの風景

今日もルイのデボン州水泳競技会でした。先週は100メートル自由形11位、バタフライ4位だったので、何とかメダルが取れればとみんな思っていました。種目は100M平泳ぎと200M背泳ぎ。結果は平泳ぎで銀メダル、背泳は8位でした。平はエントリータイムの時点で4位だったのでよくがんばりました。背泳も自己記録を14秒も更新してクラブ記録を更新したので、本人を含め家族もコーチも大満足です。

明日はルイは200平泳ぎ、チャーリーは100Mメドレーと200M背泳ぎ。がんばってくれてるから楽しみなんだけど、ああ、またこうやって週末がプールサイドに消えていくなあ。

ロンドンの話の続きになります。ロンドンに行ったことのあるひとは2階建てのオープントップの観光客用のバスを見たことがあるんじゃないでしょうか。あれって途中で乗り降りできてなかなか良いらしいんですが、家族連れだと80ポンドくらいかかります。で、それと同じツアーを普通の2階建てバスを使ってしようというウエブサイトがあり、私達の2日目のメインはこれでした。

ロンドン塔の近くのバス停から出発。バスを待ってると、一部のルートを除いて廃止になった古い赤バスがやってきました。これは昔ながらの車掌のいるロンドンバスで、後ろがドアが無くあきっぱなしになってます。なので渋滞や赤信号ではバス停でなくても乗り降りできます。(禁止されてますが。) 私がロンドンにいた頃はよく見たんですが、10年位前に惜しまれて廃止になりました。でもその後観光客の多い15番と9番だけ復活しました。やってきたのはこれ。ラッキー。
後ろは世界で一番のろわれている場所といわれているロンドン塔

ロンドン塔の隣がタワーブリッジ。これは跳ね橋で大きな船が通るとき開くんですよ。
ルートはシティーを通っていきます。聖ポール寺院を抜けてトラファルガースクエアに。我々が中から写真を取ってると、私達乗ってるこのバスの写真を撮ってる人たちもたくさん見ました。

St. Paul's
我々の乗ったルートマスターバス
せっかくなのでナショナルギャラリーをちょっと見て、そこからピカデリーまで歩きました。ピカデリーサーカスの電飾は最新のハリーポッターの映画にも出ていたので、写真を撮ってる人がたくさんいました。

そこからまた次のバスに乗ってハロッズのあるナイツブリッジの方向に行って、ロイヤルアルバートホールで降りて、ハイドパークをちょっと散歩。とっても観光客慣れしたリスが数匹いて、我々の顔を見に木から下りてきました。

ハイドパークのアルバートメモリアル
そのあとまたバスに乗って自然史博物館へ。ここで時間を食ったので、予定を変更して地下鉄に乗ってまたロンドン塔まで戻って、そこからタワーブリッジをわたってテムズ川の南を行くバスに乗りました。ここで15分くらいバスを待ちました。

バスを待つ二人。バックはタワーブリッジ
そのバスでミレニアムの記念に作られたロンドンアイまで行きました。この辺は昔は何も無かったんだけど、今はすごく活気があふれています。水族館までできていました。そこから川沿いにウエストミンスター橋までちょっと歩いて、ビッグベンと国会議事堂をバックに写真。

国会議事堂とビッグベンの前で。右はウエストミンスターブリッジ
最後のバスはここから国会の隣を抜けて政府関係の建物や首相官邸のある ダウニングストリート10番のあるホワイトホールを走ります。この辺ではカメラを持ったマスコミだとか、首相官邸の近くではリビア関係の抗議団体などを目にしました。

トラファルガースクエアの少し前でバスは終点だったので、歩いて目的地まで。途中でバッキンガムパレスの馬小屋のあるホースガードを冷やかして、自前バスツアーはおしまいです。

ホースガードのガード。ぜんぜん動きません。




大人二人子供一人(チャーリーは無料)のロンドン市内の1日乗り放題のバス地下鉄共通切符は合計16ポンド。お金が浮いた以上に、既成のツアーでなく自分達でロンドンを一回りしたという充実感たっぷりでした。

お読みいただけましたら、ぜひこのボタンをクリックしてくださいませ。
人気ブログランキングへ

2011年2月25日金曜日

ロンドンで食べたもの

今朝体重を量ったら52.5キロに増えてました。1週間前は50キロ。いくらロンドンではたくさん食べたとはいえ、1週間で2.5キロも増えるか?たくさん食べたといっても、普通に食べただけですよ。ああ、でも心当たりが・・・・

初日は晩御飯はインディアンレストランに入りました。こちらではレストランは7時くらいから人が入るんだけど、朝が早かった私達は6時過ぎにコベントガーデンとレスタースクエアの間のお店を見つけて、適当に。注文したのは
パパダン(薄くて平たいおせんべいのようなもの。ピクルス等をつけて食べます。)
チキン・ティカ
 チキン・マドラス
ラム・カライ (これはどれもカレーのようなもの)
カリフラワーとポテトカレー
ほうれん草とポテトカレー
ご飯3皿
ナン(イーストなしのパン)

これだけ食べて私は心地よくおなかいっぱいでしたが、ルイはまだ入るけど・・・という感じでした。これにビールやコーラを頼んでサービス料入れて65ポンドくらいだったかな。これは安いです。ビデフォードで食べるとたぶん80ポンドくらい。ロンドンって競争が激しいから、大通りから1本折れた道のレストランで食べると、デボンよりおいしくて値段もお手ごろです。

ロンドン2日目、一番初めにしたのはホテルの朝ごはんを食べること。初めは簡単にクロワッサンなどを買ってホテルの部屋で済ませる予定だったんだけど、ホテルの朝食バイキング式で大人6.5ポンド、子供15歳まで無料ということだったので、予約しました。うちの子供たち大人以上に食べるけど、本当にいいの?

イギリスは食事がまずいといわれてますが、朝ごはんだけはボリュームがあっておいしいんです。ただ問題はそのボリュームなんですが。バイキングの内容は、

朝食シリアル各種
グレープフルーツ、オレンジ
オレンジジュース、アップルジュース
ヨーグルト
コーヒー、紅茶、その他ハーブティーなど、緑茶もありました。イギリスで今ブームなんです。
ベーコン
ソーセージ
スクランブルエッグ
トースト、マフィン、クロワッサン
ジャム、バター、蜂蜜など

これをおなかいっぱい食べて腹ごしらえは完了。周りを見回すと広いレストラン満員で、大体が我々のような親子連れでした。

午後3時くらいにケンジントンのカフェに入って、私とデイブはコーヒーだけ、子供達はサンドイッチを頼んでました。あんなに大人以上に食べても、時間が来るとおなかがすくんだね、子供って。

この日の夜は皆イタリアンが食べたいとのこと。レスタースクエアのあたりにはイタリアンはたくさんあるんだけど、その1本裏のソーホーに行くと、ある一角に老舗のイタリアンのスナックバーやら カフェやら食料品屋やらレストランが並んでいるのを思い出しました。今でもあるのかなあ。そう思いながら、ざわざわと人が多くゲイバーやらセックスショップなんかもある独特でなんともいえない素敵な雰囲気のソーホーを、周りに圧倒されている家族を引き連れて記憶をたどりに歩くと、ありました。昔何度か行ったイタリアンの食堂やバーがあります。時間が早かったので子供づれでも気兼ねなし。そのうちのひとつの結構有名なポロ・バーという食堂に行きました。一応レストランなんだけど、ダイナーという感じです。

まず前菜にパンの上に刻んだトマトとガーリックとオリーブオイルがたっぷりかかったものをひとつ注文 。分けて食べました。そうしたらウエイターがちゃんと小皿を4枚持ってきてくれました。メインは

スパゲッティイーボンゴレ
海の幸のタグリアテッラ
生ハムのピザ
サラミとオリーブのピザ

これがおいしいのなんの。こんなにおいしいイタリアンを食べたのは久しぶりです。サイズもすごく大きくて大食漢の我々も大満足。これにドリンクを頼んで、サービス込みで40ポンド強。これは無茶無茶安い!

翌日、ロンドン3日目はまたホテルでバイキングの朝ごはん。


そのあとランチはチャイナタウンで飲茶をしました。中華レストランはイギリスどこでもあるんだけど、飲茶は地方では見かけません。飲茶はランチタイムしかやっていません。普通のメニューとはシェフが全然別だそうです。チャイナタウンって本当に中国みたいで、しかもこの時間のレストランはお客さんも中国人ばっかりなので、なかなか普通のイギリス人には作法だとか注文の仕方が分かりにくい。でもロンドンで働いていたときに中国人の同僚がいてよくランチに来たので、何とかちゃんと注文できます。

店によってメニューを見て注文するシステムのお店と、ワゴンで廻ってきてくれて、見て選べる形式のレストランがあります。大半は前者。今回行った店は写真入のメニューで、テーブルに注文書が置いてあって、自分で何をいくつ欲しいか書くシステムでした。朝ごはんをたくさん食べていたにもかかわらず、10品以上注文しました。これは写真を撮るのを覚えてました。


ショウロウホウ x3
シュウマイ2種類
餃子(のようなもの)2種類
ちまき
肉まんのようなもの
写真左側の、日本で見たこと無いもの

これとドリンクで41ポンド。サービスチャージ込みです。

ああ、満喫。ビデフォードに住んでいては食べられないようなものばかり。またロンドンにおいしいもの食べに行きたいなあ。しかし考えてみると、この国のおいしいものって全部外国料理ですね。

水曜の夜電車で8時過ぎに到着。私はおなかすいてなかったんだけど、子供達はぺこぺこということでKFCに直行。

やっぱり太った原因は朝ごはんとKFCでしょうか。でも3日で太ったものは3日で戻すぞ!

久しぶりに料理のブログ更新しました。ギリシャ料理のムサカです。
Ford Farm Kitchen

お読みいただけましたらブログランキングのカウントのボタン、押していただけると嬉しいです。人気ブログランキングへ

2011年2月24日木曜日

ロンドンの博物館と美術館



家族連れがロンドンに行くとよく行く観光の目玉はマダムタッソーの蝋人形館とロンドン塔です。それで我々も初めはそのつもりだったんですが、値段が驚くほど高い!マダムタッソーは大人30ポンド、ロンドン塔は20ポンド。それも行った人たちに聞いてみると、特に蝋人形館は無茶苦茶混んでいて、ぜんぜんよく見れないそうです。ロンドン塔はさすがに歴史があるだけあって、まあまあ悪くないんじゃないのという評判です。

デイブが行きたがっていたのは聖ポール寺院。入場料いるのかなあ。教会だから無料かなあと思いながらネットで調べると、なんと15ポンドとのこと。2500円近くです。これは高い。だって清水寺の拝観料2000円なら行かないでしょ。

で、結局バスと足で観光し、博物館と美術館を廻ったので入場料はぜんぜんかかりませんでした。

初日にまず行ったのは大英博物館。4時くらいに入場して閉館は5時半。だから時間はそれほどありません。実は私はロンドンに住んでいたとき、大英博物館の裏に住んでたんです。でもそんなに近いのに行ったことは数回しかありませんでした。

私がロンドンを離れてから大改造が行われました。入り口を入ったすぐ先が大きなホールになっていて、これがすごくすばらしい近代建設なんです。これを見るだけでも一見の価値あり。もしも今私がこの辺に住んでたら、毎日のように通ってこのホールで座って本読んだりランチ食べたりすると思います。

そしてインフォメーションで地図を見て見るところを選びました。とにかく大きいですから、全部見てたら1ヶ月くらいかかります。目当てはギリシャのパルテノンの大理石の壁とエジプトのミイラと日本の侍のかぶと。 そこに行くまでにいくつもいくつも大理石の彫刻だとかエジプトのお棺だとか、とにかくそれひとつだけでもすごいというものを通り抜けていきます。

エジプトの部屋は5つくらいありました。ミイラも5体くらいはあったかな。お棺は他にもたくさんありました。子供達は学校でエジプトのことを勉強していたのでなかなか興味深そうに見ています。

写真がまっすぐに載せられなかった。ルイです。
侍のかぶとはルイが見たいとのことでした。やっぱり子供ながらに自分のルーツに興味あるんですね。こちらは三菱商事が出資しているJapan Roomのようなのにありました。そこには縄文時代の土器から刀、甲冑、陶芸、浮世絵、枕絵まで、日本の歴史を代表するようなものがちょうど良い量でさらりとおいてありました。すごくきれいな部屋でした。

翌日はバスでトラファルガー広場に行ったついでにちらりとナショナルギャラリーを見ました。こちらも時間がなかったので、ゴッホを中心とする印象派の部屋に直行。ピカソは今は置いてないそうです。他にもチャーリーはダビンチを見たかったらしいんだけど、あまりにも部屋が遠すぎてあきらめました。

そこからまたバスに乗って今度は自然史博物館へ。ここはチャーリーが行きたがってたんですが、もう列がすごかった。博物館の前の広い広いコートヤードに長蛇の列ができていて、それが外の道まで続いています。それであきらめようかと思ったんだけど、裏に廻るとそこにも入り口がありこちらは20分待ちとのことでした。それで入場できました。

今週はイギリスの学校はハーフタームといって一週間のお休みなんです。博物館は無料なので、私達のように地方から観光にいている人たちはもちろん、ロンドンやその近郊に住んでるお母さん達も子供をつれてきてるんですね。

中ではまた長い列が。でもよく見るとこれは恐竜のセクションの列でした。ここはテラノザウルスも始祖鳥もテラノドンも 、いろいろ本物の化石が置いてあります。私達も数年前にここを訪れたときに見ましたが、その時もすごく混んでました。でも今回はもっとすごかった。

それで私達は恐竜はパスして、お目当てのシロナガスクジラの骨格や白熊やライオンの剥製を見物。そのあといくつか廻って、1時間半くらいで切り上げました。

チャーリーはあんなに来たがっていたのに、あまりの人の多さと歩くしんどさで機嫌は最悪。それでケンジントンのカフェでお茶を飲んで一休み。ケンジントンというのはおしゃれでトレンディーな土地なんですが、まあ普通にしてると普通ですね。このカフェもとくにおしゃれでもなし。飲み物を飲んで、またすっかり機嫌がよくなって出発です。

翌日は科学博物館へ。これも無茶無茶大きい博物館です。こちらも当然家族連れですごく混んでいました。どこかサンドイッチやドーナツを食べられるところはあるかなあと思ったら、カーペットのしいていないところではどこで食べても良いとのことでした。ここでも時間がなかったので、ロケットや宇宙のセクションと、エンジンと自動車の歴史のセクションを見て、1時間くらいで出ました。ここは女性トイレが無茶苦茶長い列ができていて、しかもトイレの数が少ない!こんなに馬鹿でかい博物館、もっとちゃんと計画してトイレ作って欲しいものです。

そういうわけで4つの博物館と美術館を駆け足で見ました。どれもじっくり見ると少なくとも数日はかかりそうなものばかりだったけど、とにかく人が多くて、短時間で見るものを決めて見て正解だったみたい。一番よかったのは大英博物館。あんなにたくさん訪問者がいるのに、ごみもぜんぜん落ちていないし床はぴかぴかだし、展示品の入ってるガラスケースも曇りひとつなし。イギリス国内でこんなにメンテナンスがしっかりしてるところは他に行ったことがありません。自然史博物館だとかも無茶無茶大きいんだけど、いくら白熊の剥製が置いてあっても鯨の骨がおいてあっても、やっぱりエジプトのミイラだとかパルテノン神殿の壁とは貴重さが比較にならない気がします。おそらく他の博物館よりも10倍くらいは予算があるんじゃないだろうか。

これは全部無料だし、他にもこれくらいの規模の博物館、美術館はロンドンで10近くはあります。これって毎日運営にすごいお金がかかってるだろうなあ。私がロンドンにいたときは、大英博物館とナショナルギャラリー、テートギャラリーは無料だったけど、あとは入場料がかかったように覚えています。

イギリスももちろん財政難だし、大学は有料になるし、病院だとか学校だとか道路だとか予算の締め付けもきついんだけど、こういう文化的なことに国家予算がどかんと行っていると言うのは、そしてそのことを疑問視する人がぜんぜんいないというのは、イギリスってすごい国だなあって改めて思いました。太っ腹とか気前が良いとか言うんじゃなくて、社会として懐が深いというか、円熟してるというか。まあ、博物館運営の1日の費用なんて、総合病院 1件の1日の運営経費に比べるとぜんぜん知れてるのかもしれませんが。

明日もまたロンドンの話を書きます。

ではお読みいただけましたら、ぜひこちらのボタンを押しておいてくださいませ。
人気ブログランキングへ

2011年2月20日日曜日

明日からロンドン

今日もルイは水泳でした。朝7時から起きて出かけて、2時間運転して、ウォームアップが始まったのは1時前。もっと近いところに住みたいよう。

今日は男子バタフライ100メートル。予選通過で決勝に出られました。予選通過のタイムは自己記録を6秒も更新。そのあとの決勝ではさらに2秒更新して4位に終わりました。惜しくもメダルは逃しましたが、本人は満足そうです。100メートルで8秒更新はすごいですよ。前回本気で泳いだんかいな。

明日からは家族4人でロンドンに2泊3日で出かけます。車で行くのが一番安いんだけど、電車で行くほうが楽しいので朝8時半の電車で出かけます。着くのは12時半。ホテルはロンドン市内はさすがに無茶苦茶高くて、4人で1泊(ツインルーム二つ)400ポンド (7万円くらい)なので、シティーの東側に最近開発されてきたドックランドに泊まります。これは2泊で朝食込みで170ポンド。格段に安いですね。ロンドン市内までドックランド・ライト・レールウエーという電車で20分くらいとか。

このドックランドは来年のオリンピックのスタジアムや施設もいろいろ建設中だそうですので、その辺も楽しみです。

ロンドン=高いというのが常識になってるんですが、観光に関しては、安く上げようと思えばかなり安く上げられます。何しろ大英博物館もナショナルギャラリーもすべて博物館、美術館は無料です。しかも大英博物館並の規模の博物館が10以上もあります。無料の美術館だけでも4つ。しかもどれも1日では廻りきれないくらいの大きさで、ミケランジェロからダビンチからターナーからゴッホからウォーホールまで、絵の好きな人なら涎がでそうなものが山ほど展覧されています。

でも私達の観光の目玉はロンドンバス。1日乗り放題の切符を一人1000円くらいで買って、そのあとあの赤い2階建てのバスを乗り継いで半日ロンドンを見る予定です。ネットで探すとこういうのが詳しく解説してあるサイトがあるんですよ。ありがたいことです。

最初は子供達はマダム・タッソーの蝋人形館に行きたいといってたんですが、値段を知って(一人30ポンド!!)、子供達自身がそんな高いところは行きたくないと言っています。ルイは博物館を見て中華街で飲茶を食べて、チャーリーはショッピング 、デイブは大英博物館とセント・ポールズ寺院にいければ良いようです。私はやっぱり飲茶と中華街での買出しが目当てかな。


でもなんといっても、ロンドンで都会の空気を吸うのが一番の楽しみ。博物館だとかロンドン塔だとか有名な見所はたくさんあるけど、結局はロンドンの街を経験するのが良いんですよね。

天気はあまりよくないみたい。でも楽しい数日を過ごしてきます。

よろしければこちらのボタンをクリックしてくださいませ。ブログランキングのカウントです。
人気ブログランキングへ

2011年2月19日土曜日

ルイの水泳

今日は土曜というのに朝の6時に目覚ましをかけて起きました。ルイのデボン州の水泳競技会の日です。水泳って種目が多いから、チャンスがたくさんあるのは良いんだけど、毎週毎週たった1競技のために遠くまで行かなければ行けません。今日はここから2時間ほどのプリマスで9時のウォームアップ。デイブが連れて行ってくれたので、私はお弁当を詰めて、送り出す前にまた寝床に戻りました。

今日は男子の100メートル自由形。ルイは実は結構自信満々で行きました。メダルは取れなくても、少なくても決勝には出れるだろうなって。

そしたら朝11時半くらいにメールで、決勝に出られなかったとのことでした。決勝に出ると夕方遅くまで残らなければいけないんだけど、3時くらいに帰ってきました。

残念だったね。でもタイム的には自己記録を2秒も縮めて、しかもイングランド西部地区大会の予選タイムをクリアしていました。周りのみんなが早かったんだねえ。まあ自由形っていうのはほぼ誰もが泳ぐ種目だから、なかなかトップに入るのは難しいんですよ。

明日はまた同じ場所で100メートルバタフライがあります。これはウォームアップが遅いので、8時半出発で間に合います。(デイブが行きます。ラッキー。)バタフライは得意不得意が激しい種目で参加者も自由形よりは少ないはず。だから今日よりは決勝に出れる可能性大きいかなあ。

まあどちらにしても、ここ1年間ほどルイは出る競技会、出る競技会、簡単に勝っていて、今年はクラブでSwimmer of the Yearのトロフィーまでもらったから、ちょうど新しいチャレンジが必要な時でした。ここで州レベルで競い合って、そう簡単には勝てないということが分かったのも、良いことに違いありません。

普通の選手とすごい選手の違いってこういうところにでると思うんですよ。 普通のスポーツマンは、挫折や壁にぶつかると、がっくり来て、どんなにがんばっても所詮知れてるって思う。でもすごいスポーツマンは、壁にぶつかったときこそ、新たな目標を立ててがんばるもの。阪神の藤川球児投手も鉄人金本選手も、プロ入り数年は日の目を見なくて、やめることを考えてたんだぞ、とルイに諭しました。目標を高く持って、がんばれ!

さて今日夕方はライフセーバーのトレーニングでした。ルイは軽く泳ぎとレスキューの練習のあと、ジムでランニングマシーンで走ってました。チャーリーはずっとプールでいろいろ泳ぎとレスキューの練習をしてました。こちらは二人とも2週間後の土曜日にデボン州の競技会があります。

来週の週末からはチャーリーも水泳の競技会に出場します。こんな状態が4月まで続きます。一体競技会だけで何百マイル運転しなければいけないことやら。

お読みいただけましたら、こちらのボタンをクリックしていただけますか。ブログランキングです。
人気ブログランキングへ

2011年2月18日金曜日

有名人のブログ

いつも私のブログをご愛読いただきましてありがとうございます。でもこういっちゃなんですが、いくら私なんかががんばって書いても有名人のブログの人気にはぜんぜんかないませんね。実は私もいくつかそういうブログ読んでます。

というか、読んでるのは野球関係、というか阪神関係のブログばっかりです。選手で5-6人、コーチや元選手など関係者を5-6人読んでます。じゃあすごい量のブログを読んでると思われるかもしれませんが、このうちでしょっちゅう更新されてるのは2-3個ですので、時間はほとんどかかりません。

現役の選手のブログは、そもそも更新が少ないし、文章も短いです。時々選手仲間や関係者と食事に行ったときの写真や、ロッカールームの写真なんかが載ってると、いかにも携帯で撮ったという素人っぽさも嬉しく、面白いですね。でも正直言って、鉄人金本選手以外は文章はあんまり面白くないです。ちらりとプライベートなことが書いてあることもありますが、「ご声援ありがとうございます。」「怪我に気をつけてがんばります」「今年こそは優勝を」なんて感じで、もうちょっと面白いこと書いて欲しいなあって感じで物足りない。

でもフルイニング出場世界記録保持者の鉄人金本さんのブログだけは、無茶無茶面白いことが書いてあります。げらげら笑えます。 文章もかなりうまい。更新が時々なのが残念です。

去年惜しまれて引退した矢野選手のブログは、文章は1行とか2行なんだけど、更新がほぼ毎日で、写真も毎日のようにあるし、飼い犬の写真とかつった魚の写真や王将で食べた食事やミスタードーナツのドーナツの写真とか、妙にほのぼのとしていてまるで知人のブログのようで、これはこれで別の意味でなかなか味があります。

でも私が特に気に入って読んでるのは、元阪神の選手で、今は裏方の打撃投手をしている山崎一玄さんのブログです。彼は実は高校は進学校の静岡高校を出ているそうで、なかなかのインテリらしい。そのせいもあってか文章が面白くて上手です。やっぱり文章力のあるひとのブログは面白いですね。

山崎さんの場合は距離が球団関係者でありながら選手ではないので、選手の方の話だとか球団の話だとか、話題も面白いです。文章が上手なので、野球には全然関係ない話でも面白くて、愛読しています。

それから和田コーチという人が「虎の意地」というブログを書いてるんですが、これがうまいんです。もちろん1軍のバッティングコーチですから野球の話が元になってるんですが、これがなかなか哲学的なというか、野球に限らずがんばって困難を乗り越えて目標を成し遂げようとしている人なら、なかなかためになるというか、共感するようなことが書いてあります。たとえばおとといは、野村監督の「覚悟に勝る決心なし」という名言について書いてらっしゃいました。私もその日はその言葉がなかなか頭から離れませんでした。

やっぱり良いブログって言うのは共感する人も多いのか、この和田コーチのブログは同じ題の本にもなったそうです。

ところでコメントのことです。コメントがかけるブログと書けないブログ がありますが、書ける物は大体10から40くらいのコメントがひとつの更新につき来ているようです。今でも大人気の元阪神の赤星さんや、ファンの多い桧山選手や関本選手もそんな感じ。きっと読者は何千人も、もしかしたら何万人もいるのかもしれませんが、結構少ないなあって言う感じ。そういうのはコメントしたら絶対読んでもらえるでしょうね。私もよく書きます。

でも阪神で中堅でイケメンの鳥谷選手という特に女性に大人気の選手がいます。彼のブログは更新されたら、その数時間後にもう300件くらいコメントがきています。こうなるともうファンレターのようなものですから、コメントする気はなくなりますね。

さて、最後に阪神の守護神として超絶対的信頼を監督を初め周りから受けている藤川球児投手のブログから、彼が座右の銘にしているという言葉を無断で貼らせていただきます。彼は去年終盤は調子が落ちて、見ていて可哀想な試合も何試合かあったんですよ。そういう彼の孤独さと覚悟というか、球界最高と言われるピッチャーの心の一部を垣間見たような気がしました。


たくさん名前を出しましたのでブログアドレスは書きませんでしたが、検索するとすぐ見つかると思いますよ。

 食べ物のブログも更新しました。今日はいわしのレモン焼きです。Ford Farm Kitchen

 ではよろしければこちらのボタンをクリックしていただけますか。ブログランキングのカウントです。
人気ブログランキングへ

2011年2月17日木曜日

チップ

今日買物に行ったらレジの人が私のショッピングをきれいに袋に詰めてくれました。

イギリスではもちろんスーパーで買物したら自分で袋に入れるんですが、私の場合は1週間分、車のブーツに入りきらないほど、あのこちらのスーパーの大きなトローリーが押せないほどたくさん買うので、大体レジの人が手伝ってくれます。人によって詰め方はまちまちなんですが、一応研修を受けてるのか、肉類、野菜類という感じでやってくれます。

でも今日の人はすごくその辺が丁寧でした。しかもきれいに詰めてくれます。それでお金を払ったあと、
「どうもありがとう。あなたのように詰めるのが上手な人初めて。助かったわ。」
というと、
「私詰めるのが好きなの。これからもよかったら私の列に並んでね。」
と言って名前を教えてくれました。

で、そのあと思ったんですが、これってアメリカだったら絶対チップ払ってるでしょうね。

外国ではチップを払うものを皆さん思ってると思うんだけど、欧州ではアメリカほどは払いません。だからアメリカ行くとびっくりしますね。タクシーに乗ったら、目的地に近づいたら、まだ着いてもいないのに「この国ではチップを払うものだよ。」と催促されたこともあります。ニューヨークであるバーに入って、サービスが無茶苦茶悪かったので、10パーセントくらいしかチップを残さなかったら(アメリカでは20パーセントが普通とか)、ウエートレスが追いかけてきて少ないと言われたことがあります。それでその時は「サービスが悪かったから少ないんだよ。」と説明しました。 鈍いんだかがめついんだか。

イギリスではレストランではサービス料が10とか12パーセントとか上乗せされてることがよくあります。イギリス以外のヨーロッパではまずされてます。その場合はチップはなし。催促されるなんてこともありません。この辺はやっぱりそういうことははしたないって言う意識があるようです。アメリカのあつかましさのほうが変なんですよ。

それもロンドンのことで、この辺の田舎だとそれすらもしません。大体端数を切り上げて、そこにちょっと気持ち分足すくらいです。

あと必ずチップをするのは美容院とロンドンのタクシーくらいかな。普通にしてるとそんなにチップを置くことなんてないですね。逆にアロマセラピーやリフレクソロジーの客さんからも、めったにチップをもらったことはありません。

イギリスに住んで長いですが、このチップと言うシステムはいまだにややこしいですね。

このレジの人なんかも、アメリカだったらよくチップをもらって、そのために他の人もサービスがよくなっていくのかもしれません。でもそうなるとたかが買物するだけでチップしなきゃいけないし、それも面倒。やっぱり今日の人のように、チップをもらおうと言う下心なしにサービスが良い人が最高ですね。

お料理のレシピ更新しました。今日はマーブル カップケーキです。Ford Farm Kitchen


ではよろしければこちらのリンクをクリックしていただけますか。ブログランキング にカウントが行きます。人気ブログランキングへ

2011年2月15日火曜日

チャーリータクシーでご帰還


今日学校の終わる時間に校長先生から電話がかかってきました。何事かと思ったら、スクールバスが壊れたので、タクシーで帰らせますとのことでした。私は、へえそうと思っただけですが、小さい子供の親はそれは大変と車で迎えに行ったみたいです。

私は別に心配もしないで待ってたんですが、ここから徒歩10分くらいのところに住む友達と二人で乗ってきて、その子が先に下りたので、一人でタクシーに乗って帰ってきました。10歳にして。もちろん料金は学校もちです。

というか、厳密に言うと地方自治体持ちになります。イギリスでは小学生は家が学校から2マイル、中学生は3マイル以上だとその自治体が交通を供給しなければいけないことになってます。つまりスクールバスですね。それでスクールバスが壊れたら、タクシーです。

うちの場合は実はたぶん2マイルもないんです。車で行くと3分くらい。でもモーターウエーのような大きな道の向こうに学校はあり、それをを渡らなければいけないので、Unavailable Routeという名目で スクールバスに乗れます。田舎の小さな学校なのでバスで行く子供は10人ぐらいで、家の前から乗せて行ってくれて、家の前に降ろしてくれます。

この辺はほとんど交通機関がなく自家用車ばかりなので、ルイが小学校に入学するときは、バスに乗っていくのを本当に本当にに楽しみにしてました。その頃は毎日バスに乗れて夢のようだったみたいです。

ルイの中学もぎりぎり3マイルで、バスで行きます。中学は2000人も生徒がいる大きな学校で、バスは何本もルートがあり、ルイのバスに一番最初に乗る子は7時半くらいにのってくるそうですが、ルイは最後のバス停で8時半。これも初めは家から1キロ近く歩いたところのバス停だったのですが、バスの運転手さんがたまたま近所の人で、チャーリーと同じく家の前で拾っていってくれます。

車で連れて行ってもどちらも数分で行けるんですけどね。中学生になると1ー2キロなら自分で歩いてますが、小学生は毎日送り迎えしないといけません。だから私は二人がバスで行ってくれて、毎日身支度やら待ち時間や駐車の時間で合計すると最低1時間くらいは浮いてます。そして今グーグルの地図で見てみると、ガソリン代も計算してくれて、小学校までは往復80ペンス 、中学までは往復1ポンド30ペンストのことでした。小学校は中学の途中なのでこれは中学までの1日2回の燃料代を考えると週に6ポンド50ペンス。

ということは年に33週間学校に行くとして、時間にして1年で165時間、燃料で214ポンド50ペンス(4万弱か)、ルイが小学校に入ってからチャーリーが中学と高校を卒業するまで入れると2310時間、3448ポンドも浮くことになります。ひゃあ、これはラッキー。

でも考えようによると、普通の親って(特に小学校はバスが無い人が大半なので)近所の公立の学校にやるだけでそんなに時間とお金を 使ってるんですね。私の知り合いなんて、越境してかなり遠くから(片道15キロくらい)来ていたので、毎週学校の送り迎えだけで450キロくらい運転してるといってました。ここからロンドンまで往復できそうな距離です。そのせいかどうか、今では学校を辞めさせて、家で教育しています。

やっぱり子供って時間とお金がかかるね。

この昔の写真はチャーリーが初めてスクールバスで学校に行った日のものです。

また忘れてました。体重は今朝は49.5キロでした!でもおとといのチョコとか食べまくってたんだけどね。 やっぱりおいしいものをおいしく食べると太らないんですよ!

ではお手数ですが、よろしければこちらのボタンをクリックしていただけますでしょうか。ブログランキングにカウントされます。
人気ブログランキングへ

2011年2月14日月曜日

ダイエットに関する新情報

今日は気温は5度。朝はちょっと雨も降りました。でもそのあとはすごくきれいにすっきりと晴れ、久しぶりにきれいな青空を見ました。冬でも青空という日はあるけど、今日の空はなんとなく温かみがあるような。春が近づいてるんだなあという感じ。

青空に誘われて外にでてみました。木々はまだまだ冬のままですね。芽もぜんぜん膨らんでません。でも水仙の葉や茎は伸びてきて、つぼみをつけてるのもあります。ドライブのスノードロップは6分咲きという感じかな。何百と小さな可憐な白い花が咲いています。

菜園のほうはルーバーブというピンクのセロリみたいな野菜がピンクの頭をもたげています。そろそろガーデニングのことも考える時期が近づいてきました。明日ガーデンセンターにジャガイモとたまねぎの種(というか種芋とミニチュアたまねぎ)を買いに行く予定。嬉しい気持ちが90パーセントと、忙しくなるなあという気持ちが10パーセント。

ところで今日ネットでダイエットの新しいニュースというか情報を読みました。

ダイエットに効果があるのは、立つことだそうです。正確に言うと、立ったり座ったりすること。長時間たたなくても1回の立つ時間は1分くらいで良いらしい。つまり逆に言えば、じっと座ったままっていうのがすごくよくないそうです。デスクワークであまり席を立たない人は、週に何度もジムに行っても、しょっちゅう立ち上がる人よりも痩せにくらしい。

デスクワークの人は要注意ですね。でも日本で電車通勤すると、たってる時間が長いから、これは結構良いダイエットになってるのかも。私はどこに行くのも車なので、これはよくないですね。まあ仕事はじっとしてる仕事じゃないし、家事や庭仕事は立ったり座ったりが多いけれど、コンピューターの前に何時間も座りっぱなしということも多いので、定期的に立ち上がるように心がけるつもり。

その記事には、とにかく定期的に席を立つのが肝心と書いてありました。なのでデスクワークをする人は30分おきとか1時間おきにタイマーをつけて、立ち上がるようにとのこと。

それからもうひとつの記事は、カロリーを計算したり、食べるものをすべてチェックするようなダイエットは、ストレスホルモンのコルティゾン(副腎皮質ホルモンステロイドの一種)の分泌を促すそうです。これが分泌されると太りやすくなるとのこと。だから厳しいダイエットは、その厳しさの割には痩せないのはこれが理由とか。

そういえば、厳しいダイエットして、初めはがくんと減るんだけど、しばらくすると同じだけ食べていてもぜんぜん減らなくなる。数キロ減ったくらいでは基礎代謝のカロリーはそんなに変わらないから、理論だけで言えばやせ続けるはずなんだけどね。 それはこういう理由もあるみたいです。

逆に私がよく思うのは、「ええい、もうダイエットなんてどうでも良いや。気にしないで好きなもの食べるぞ」と思っても、そんなに体重は増えない。確かに1-2キロは太っても、それ以上は増えない。それもストレスがなくなって、コルティゾンが出なくなってるからかも。

私は明日が体重検査です。今回は全然自信なし。目標は夏までに46キロ。とりあえず今のことろは49-50くらいが普通というかんじになるのが目標です。

食べ物のブログ、更新しました。今日のメニューはベジタリアン・チリです。ぜひご覧ください。
Ford Farm Kitchen

お読みいただけましたら、このボタンをクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ

2011年2月13日日曜日

バレンタインデー

あしたはバレンタインですよね。嬉しいなあ、うきうき。待ち遠しいなあ・・・・

なんて人が一体この世に何人いることでしょうか?日本にいるたいていの女性は、「ああ、なんて面倒くさい日。忘れた振りできないかなあ。」と思ってるのではないでしょうか。

イギリスではバレンタインは女性がプレゼントする日ではなく、恋人同士が相互にカードとかチョコレートとか花(赤いバラ)をプレゼントする日です。だから熱々の恋人同士にとってはロマンチックで楽しい日でしょう。

結婚してる夫婦ならどうしてるんでしょうね?日本なら奥さんがチョコレートあげたりするのかなあ?
イギリスでも夫婦でカードやプレゼントを交換してる人たちもたくさんいると思います。うちではバレンタインははっきり言って厄介な日ですね。プレゼントやカードをあげるのもいまさらというか取ってつけたみたいだし、かといってまったく無視してしまうと、それも角が立つような。おまけにうちは私もデイブも誕生日が来月だし、イギリスでは母の日も私の誕生日の前後だし、イベントが多すぎる。

今年は気づかなかったことにしよっと。

そう思って先日スーパーに行ったら、大きなチョコレートの箱詰めを特価で売っていました。そこで良いアイデアが。これを買って、デイブにというのではなく、子供を含めた愛する家族にプレゼントすることにしました。もちろんこれには私も含まれています。

で、当日にあげるつもりでいましたが、月曜は何かと忙しいので、日曜の今日に出しました。反響はよかったです。バレンタインだからといっても、ルイは「それにしてもどうしてこんなのを買ってくれたの?」といぶかしがっていました。普段はチョコレートとか買わない厳しいお母さんだからね。

それで今日は4人でこの箱を半分くらい食べました。チョコレートメニューがついていて、あれこれ 吟味しながら食べるのはなかなか楽しいです。

カロリーは・・・・・・なんて考えるのはやめましょう。いくら食べようとそんなことは体重には関係ないんです。ようは「私は食べても太らない」と信じ込むこと。


そういうわけで私も今日は5個も食べちゃいました。


お昼ごはんはローストポークでした。その付け合せの野菜の赤キャベツの甘酢煮の作り方をレシピのブログに載せましたのでご覧ください。Ford Farm Kitchen

ではお手数ですが、よろしければこちらのリンクもちょこっとボタンをクリックしてやってください。ブログランキング海外情報部門100位以内に入るのを目指しています。
人気ブログランキングへ

2011年2月12日土曜日

Lidls

イギリスのスーパーマーケットというのは大手の会社が市場を独占しています。名前を挙げると、Tesco、Sainsbury's, Morrison, ASDAの4社。このほかにMarks And SpencersとWaitroseというちょっと1ランク上のスーパーがありますが、これ以外の店はまず聞きません。

そこに10年位前からLidlsというドイツのスーパーが進出してきました。初めは何の店かわからなかったのですが、食料品中心のスーパーで、フランスやスペインに旅行に行くとよく見かけます。

イギリスのスーパーというのは大企業ですから、とにかく商品管理やらのシステムがきちんとしてるというか融通が利きません。たとえば会計に間違いがあったり(ということがあるんですよイギリスでは)返品になったりすると、ほんの10ペンスくらいのことでも帳簿にサインさせられるし、店によってはどんなに小額でもクレジットカードで払ったものはクレジットカードでの返金になります。

昔Tescoである商品を籠に入れて払いに行ったら、バーコードがシステムに入ってないから売れないといわれて頭に来たことがありました。

でもこのLidlsはドイツ系だからなのかよく分かりませんが、結構どんぶり勘定というかいい加減なところがあるんです。

今日ここで買物して、その中のひとつが99ペンスでの特価になっていたものがレジでは1.39ポンドだったので、「これ特価で99ペンスって書いてあったけど ・・・」というと、「あらそう、じゃあこれをキャンセルして99ペンスって打っとくわ。」で終わりました。普通のスーパーなら、上の人がやってきてその人が売り場を見に行き、ちょっとややこしいのに。

簡単に少しも疑わずに換えてくれたのはいいけど、すみませんの一言もありませんでした。まあイギリス人の店員は、こういうことは店の問題で自分個人の責任ではないと思ってるので、まあ謝ることはありませんが。 (これじゃ大阪では商売できん)

先々週も同じ店でカマンベールチーズを二つ買いました。これも特価で定価1.39ポンドが79ペンスに下がっていました。そしたらレジでは定価のまま値段がでました。「これ特価で79ペンスになってるけど。」というと、その人(今日の人とは違う)はレシートを見て、「じゃあ二つあるから、これをひとつキャンセルしたら良いよね。」といって1.39ポンド返してくれました。もちろん詫びはなし。むしろ逆に私がサンキューって言っちゃいましたよ。

79ペンスx2は1.58ポンドですから、ちょっと得しました。

それからこれは12月の話。おなじLidlsの別の支店でレジに並んでいたときのことです。前の人の買った商品にバーコードが付いてなかったようでした。普通のスーパーならこういう時って面倒なんですよ。レジのブザーを押して、上の人がそのレジにやってきて、売り場から同じ商品でバーコード付のものと交換しに行かないといけません。なのでそういう列に並んでしまうと待たされる。

でもこの時は店員が「これいくらか覚えてますか?」ってそのお客さんに聞きました。「たぶん1.99ポンドだったと思うけど。」とその人が答えると、その人はレジの周りに売っているチョコだとかガムとかのスナック類の中から45ペンスくらいのピーナッツの袋を取って、それを4回スキャンして、「これで良いですよね」とのことでした。

こういうどんぶり勘定は最近あんまりお目にかからないので、なんとなく気分は良いですね。でもこれで通用してるなんて一体どんな経営なんだか。それになんといっても間違いが多いっていうのは、こちらもいちいちレシートチェックしないといけないし、面倒。

日本じゃありえないよなって今でも思いますね。でも昔は日本が当たり前でイギリスがすごくいい加減だと思っていたけど、今では日本が特殊なんだなあって思います。たぶんイギリスくらいでも世界水準から言えばきちんとしてるほうだという気がします。


今日の晩御飯はロール白菜でした。結構手間暇かかる料理なんだけど、一応日本料理(なんだろうか?)なのでブログにはあげませんでした。

ではお手数をおかけしますが、読んでいただけましたらこちらのボタンをちょこっと押してやってくださいませ。ブログランキングでカウントされます。 昨日は一瞬100位まで上がりました。よろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

2011年2月11日金曜日

教育費の捻出


チャーリーが学校から手紙を持って帰ってきました。チャーリーともう一人の女の子が5年生の中から(全員で20人強)数学のGifted and Talentedに選ばれて、3月に数学の1日ワークショップに参加できるとのことです。参加費は30ポンド。

これでちょっと考え込みました。 選ばれたのは嬉しいんですが、30ポンド払って行かせたものかどうか。たぶん一人目なら喜んで行かせたと思うんだけど。ルイもこういうのに何度か行った事があるのですが、お金を払ったことはありません。30ポンドは5000円くらい。

迷っているのは次の2点です。

1.一体どんなワークショップなのかぜんぜん書いていない。
2.ルイの経験から行って、たぶん楽しい1日にはなるだろうけど、だからといってそれで数学が向上するわけではないと分かっていること。

もう一人の女の子のお母さんも同じことで迷ってるらしい。でもあちらはおじいさんがお金を出してくれるそうなので、彼女は行くことになるでしょう。ということはその子を一人で行かせるのも可哀想なので、たぶんチャーリーも行くことになるでしょう。

まあたかがお金だし、こんなことで頭を痛めるのも嫌なのでどっちでも良いんですが、ふと思いつきました。普通のイギリス人って(私も含めて)、子供の教育にお金をかけないことに慣れてるなあって。税金が高い分、教育費なんて政府が払うものと決め付けてます。(大学の学費はまた別ですが、これはまた別の日に)

私の日本の友達なんてみんな子供の塾代を捻出するのに大変なのに。

うちの子供は塾に行かないけれど、それでもイギリスの普通のうちに比べると、うちは習い事等で結構お金がかかってるほうなんですよ。ここに年間の費用をあげてみます。

チャーリーのバレエ、モダンダンス、タップダンス、400ポンド
ルイのテニス、75ポンド
二人のピアノ、500ポンド
二人の水泳、トレーニング300ポンド
水泳、競泳参加費150ポンド
二人のライフセイバー180ポンド

これは月謝だけで靴や水着やその他もろもろは別にかかりますが、合計1605ポンド。26万くらいか。一人に月1万強ですから、日本の子供達よりはお金かかってないんじゃないかなあ。塾の月謝って一体いくらくらいなんだろう?

学校もぜんぜんお金かからないんですよ。小学校も中学も教科書もノートも買わなくても良いし、中学になってからは筆箱や電卓は自分で用意しますが、小学生は筆箱すら要らない。たまに遠足だとか劇場に行くとか、特別イベントとかで1000円とか2000円とか徴収されるくらいです。ルイなんて9月に中学に行き始めて、学校にお金を持っていったのは技術のクラスの教材費の6ポンド(1000円)だけ。

そういえばルイは歯の矯正師にかかってるんだけどこれも無料だし、チャーリーのめがねも無料でしかも毎年新しいのに変えてくれるらしいし。

そう考え始めると30ポンドなんて本当に小さな額のお金なんですよね。まあチャーリーが行きたいなら行かせてあげます。

写真はドライブで顔を出し始めたスノードロップの花。春は確実に近くまできていますねえ。 スノードロップという詩を詩のブログに載せましたので、よろしければこちらを


さて、お読みいただけましたらこちらのボタンをちょこっとクリックしてやってくださいませ。ブログランキング100位以内に入るのを目指しています。今日は113位だったかな。
人気ブログランキングへ

2011年2月10日木曜日

なぜ私がニュースを見ないか

イギリスは去年と今年の冬は激寒で何度か雪が積もりました。そのせいで道路にたくさん穴ができてしまってちょっとした問題になってます。先日も夜の道を走っていたらグラブボックスがインパクトで開くほど何かにごつんと当たりました。パンクしたんじゃないかと思ったほどです。どうやらこういう穴の上を時速60キロくらいで走ったせいらしい。

こういうのは車のサスペンションにもよくないし、下手をするとパンクだし、安全面での問題もあり、ドライバーは誰もブーブー言ってます。でもその反面、雪のせいでできた穴なので平均で20メートルにひとつくらいは穴ができていて、特にこの財政赤字の今、そんな簡単に道路の修理ができないこともわかってるので、ただ文句を言ってるだけです。

今日も昼休みにデイブがすごく文句を言ってました。あんまりいうので、「でも財政難だし、病院だとか教育だとか大学だとか防衛だとか、いろいろ優先順位があるから難しいんじゃないの?道路の優先順位が一位だというわけではないし。」と私としては結構やわらかく反論したのですが、まだ言い続けています。

それでちょっと聞き飽きたので、「Do you know you are ranting?」と言っちゃいました。Ranting  というのは暴言を吐くとか雑言を吐くという意味なんですが、イメージとしてはおっさんが文句言って絡んで不満をぶちあけてるという感じです。デイブもそれはそうだなあと思ったようで、「ちょっと会話しようと思っただけだよ。ぶつぶつ。」という感じで、それ以上は言いませんでした。

でも私も覚えがあるんですよ。3年位前まで毎日夜はニュースを見たり、政治家の討論番組などを見るのを習慣としてました。イギリスは基本的に2大政党で成り立ってるので、右と左に分かれていて分かりやすいし、政治的オピニオンにかかわらず日本に比べると政治家がしっかりしてるので、なかなか見ごたえもあって面白いんです。

その頃エイブラハムの教えに出会い、「ニュースを見ると気分が悪くなることが多いので、しばらくは見ないというのも良いのではないか。」ということを読みました。その時はそんなものかなあと思っただけで、別に実行するつもりはありませんでした。

でもそんなある日、いつものように政治の討論番組を見ていてちょっとぞっとしたことがあったんです。自分がおっさんのようにテレビに向かってRanting しているんです。別に大声で怒鳴ったりしてるわけじゃないんだけど、ある政治家が何か言うと、「おまえはあほか、庶民レベルで考えてみろ、そんな政策受け入れるわけないやろ。」とかそんな感じで、テレビに向かってつぶやいてるんですよね。隣のデイブに聞こえるように一人ごといったり。

で振り返ってみると、そういうことはニュースを見るたびに毎日1度くらいはしていた気がします。政治だけに限らず、とにかくニュースを見てむかつくことや絶望することや無力感を感じることは日常茶飯事。それでそのニュースにいちいち反応しはじめてたみたいです。

くたびれたサラリーマンのおっさんが テレビのニュースキャスターや政治家に文句をぶつぶつ言ってる。まさにそんな光景だったことでしょう。こわー。

で、そういうわけでここ3年ほどニュースはめったに見ません。でも1日1回くらいはラジオでヘッドラインくらいは耳に入るので、困ったことは全然ないですね。たまにテレビで見ても、気分の悪いニュース、たとえば今だったら「不況は回復の見込みなし」なんていうニュースになったテレビ消してます。

それが精神衛生に良いか?たぶんそうでしょうね。時間の節約にもなるし。それにやっぱりテレビに向かってランティングするのは悲しいですからね。

さて、お料理のブログまた更新しました。今日はベジタリアンラザニアの失敗談です。よろしく。
Ford Farm Kitchen

ブログランキングのクリックのほうもよろしければちょこっとお願いいたします。
 人気ブログランキングへ

2011年2月8日火曜日

まほろばと赤い靴

ある小さい出版社が主催している文学賞でまほろば賞というのがあります。先日それとはなしにその雑誌を眺めていて、まほろばって一体なんだろう?って思いました。知ってますか?

私のイメージではなんとなく古臭くてぼろいもの。なんとなく赤いもの。魔法のロバ?まさかね。

それで辞書で調べてみると角川の国語辞典ではのってませんでした。それでネットで調べてみるとすばらしい場所という意味の古語だそうでした。そうか、赤い幌のついた馬車を引くも魔法のロバではないのか。

別に本気でマジックドンキーだと思っていたわけではないけど、こういう思い違いって結構ありますよね。

これは昔村上春樹さんが書いてたんですが、たぶん彼の思い込みではなく、読者の方の思い込みだったと思います。赤い靴の歌知ってますよね。『赤い靴はいてた、女の子』の歌です。

その次の節の「イィジンサンニツレラレテイッチャッタ。」これはもちろん異人さんですが、ある読者の人はずっと「いい爺さん」だと思ってたそうです。あかいつくをはいた女の子がいいおじいさんに連れられていったのか。それはよかった。それとも良い爺さんというのは見せ掛けで、本当は人さらいの悪いおじいさんなのか?

でも別の読者の人は「イージーさん」だと思っていたそうです。

いったいどんなひとでしょうね、イージーさんって。イージーさんに連れられてどこに行ったんだろう。ディズニーランドというよりも、大阪のユニバーサルスタジオっていうイメージですね。 赤い靴を履いた可愛い女の子が、イージーさんと大阪のUSJでバック・トゥ・ザ・フューチャーの乗り物に乗ってるイメージが頭にこびりついて離れません。

個人的な笑いのつぼっていうの皆さんもそれぞれお持ちかもしれませんが、私はこのメランコリーな曲をバックにイージーさんのことを想像すると、笑いのつぼにいつもはまってしまいます・・・

今日もレシピのブログ更新しました。今日はジャケットポテト。レシピっていうほどでもないんだけど、イギリスでよく食べるものなのでちょっと書いてみました。よかったら見てください。
Ford Farm Kitchen

では恒例になりましたが、お手数ですがこのボタンをチョコっておしてやってくださいませ。
人気ブログランキングへ

2011年2月7日月曜日

長寿の秘訣

最近アンティエイジングというか、いつまでも若々しいお年寄りの話が続いてますが、それで思い出したことがありました。数年前にネットで読んだ記事です。

アメリカでだったと思うけど、100歳以上の人たちにインタビューやアンケートをして長寿の秘訣を調べたそです。そうしたらライフスタイルだとか食生活だとか、特にこれといった決定的な要因は見つからなかったらしい。でもちょっと面白いことが発見されました。

一体何人くらいが調査の対象だったのかは分からないんだけど、この半分以上の人がMP3プレーヤーで音楽を聞いたことがあるとのことでした。これを読んだのは数年前で、その頃は私ですらMP3プレーヤーで音楽を聴いたことがありませんでした。(もっとも子供がいなければ今でも聞いたことないと思うけど。)

これってすごいというか面白いと思いませんか。

ということは、いつまでも新しいことに興味を持って好奇心を持って、新しい体験を恐れずに、何でも面白がったり楽しんだりする気持ちが一番大切みたいです。それから、たぶんMP3プレーヤーを聞いたのは若い孫だとか子供だとかから情報を仕入れたり聞かせてもらってしてのことでしょうから、そういう家族だとか友人だとか、周りに仲良くする人たちがいるって言うのも重要な要素なのかもしれません。

こうしてみてみると、野菜をたくさん食べるだとか飽食をしないだとか、運動して体を鍛えるとか肉体面での長寿の秘訣に目が行きがちですが、どうやらもっとメンタルなことのほうが重要みたいです。でもメンタルなことは具体的ではないので努力しにくいけど、肉体的なことは具体的に取り掛かりやすいのでそちらに重点を置いてしまうんでしょうね。

まあ確かに足腰を鍛えるのやら健康な食事をするのは長生きしようとしまいと、クオリティー・オブ・ライフという面では大切ですよね。でもプロ野球の選手でガンで早死にしたりする人もいるから、天寿っていうのはまた否定できないのかもしれませんが。

ヨーロッパで最高年齢だったあるフランス人の女性は(今はもうとっくに亡くなりましたが)、あるときインタビューで、「そろそろ良い年だし、健康のためにと思って、90歳のときにタバコをやめたのよ。」といってました。かと思えば、私の子供の頃からの友達はタバコなんて吸ったことなかったのに30にもならないうちに肺がんで亡くなりました。分からないものですよね。

病気のことを心配しないで、健康な食べ物をおいしく食べて、気持ちよく運動して、常に好奇心をもって、年相応なんてことを考えず、できるだけ毎日笑って暮らせれば、それが長寿の秘訣でしょうか。そういう暮らしができれば、長生きしようとしまいとあんまり関係ないのかもしれません。

さてレシピのブログですが、 今日はパイ生地の作り方を載せておきましたのでご興味おありの方はよろしく。
http://fordfarmkitchen.blogspot.com/

お手数ですが、お読みいただけましたらこちらのボタンをおしておいてくださいませ。おかげさまでヨーロッパ情報の630中126位まで上がりました。100位以内まであと少し!
人気ブログランキングへ

2011年2月6日日曜日

チャーリーのお手紙

うちの子供たちはほとんど日本語ができません。ハーフの子供を持つお母さんは、日本語教育に関しては教育ママの人も多いんですが、私は周りに日本人がぜんぜんいないし、大きくするのに精一杯でそれどころじゃありませんでした。

それでも3年くらい前から本人達が日本語を話したがるので、毎朝早起きして15分くらい日本語の勉強をし始めました。それでおととしの夏日本に5週間行ってちょっと話せるようになり、また去年4週間行ってまた上達しました。今では簡単な会話なら大丈夫です。

もっと日本語で話せば良いんだけど、ついついめんどくさくて英語になってしまうんですよね。今は日常会話は85パーセントくらいは英語、15パーセント日本語って感じかなあ。

それがどういうわけか昨日、子供達は自分で日本語の50音字表を拡げて、ひらがなを書き始めました。

毎朝日本語をやっていたころ、どうしてもとせがまれてちょっとひらがなだけ教えたことがあるんです。でも使わないからすぐに忘れちゃったんだけど、表を見ながら器用に書いてました。ルイは自分の名前を書いたらすぐに飽きたみたいだけど、チャーリーはいつまでも書いていて、お手紙までくれました。娘から日本語の手紙がもらえるなんて夢にも思っても見ませんでした。

可愛いでしょ。


ちなみに内容は

My name is Charlie
Cat's name is Pepper
I like swimming.

Mummy
Ballet was good today.
I want to go shopping.
Charlie

のつもりのようです。

ところで今日から新しい料理のブログをはじめました。レシピのブログというほどでもないんですが、その日に作ったもので気が向けばレシピも含めてエピソードなどを書いてます。今日はパンプキンパイについて書いてますので、よろしければそちらも見てください。
http://fordfarmkitchen.blogspot.com/

では毎回お手数ですが、よろしければこのリンクのボタンをおしてくださいませ。
人気ブログランキングへ

2011年2月5日土曜日

読書感想文 Awakening the Spine

上のようなタイトルの本を読みました。この本は15年位前に友達のお母さんからクリスマスにもらったものです。先日の禅の本をくれた人のお母さんです。

この作者のVanda Scaravelliというイタリア人は この本を書いたときにすでに83歳とのことでした。ヨガついての本なんだけど、ヨガの教本というわけでもなくて、ヨガとは関係ないきれいな写真がたくさん載っていて、ヨガについて書いてあります。まあ良いことも書いてありましたが、それほど内容のある本でもありませんでした。でもヨガの先生の心がけのようなこともちょっと書いてあり、この本をもらったときはぜんぜんヨガの先生になるつもりなんてなかったので、その辺は興味深かったです。

その中でも印象に残ったのは年を取ることについての章でした。

「ゲーテがファウストを書いたのは年を取ってから。ワーグナーは80歳で有名な曲を書いてるし、ヴェルディもすばらしいオペラ作品を80歳を過ぎてから書いた。」とのことでした。ビクトル・ユーゴは60歳でああ無情を書き始めたし、ピカソは90歳になってもまだまだ現役でした。

他にも日本人にはおなじみないような指揮者やピアニストで、90歳を過ぎても情熱をまったく失わずパフォーマンスし続けた人の例がでていました。

最近このテーマで続けて書いてますが、本当に年を取ってもぜんぜんバイタリティーを失わない、パッションを持ち続ける人っていますよね。私は40代半ばだけど、周りにはもう「自分はもう定年を待つばかりの中年」っていう意識の人もいます。(男性が多い)どうしてそうなっちゃうんでしょうね。

野球の話になりますが、阪神は鉄人金本選手は42歳、下柳投手も42歳、去年引退したけどずっと現役で一線の捕手だった矢野さんも同じ年。40代でがんばってる人は阪神以外でもたくさんいます。矢野さんなんて故障で引退したけど、「これからまた新しいキャリアでがんばる」という感じですごくポジティブだし、しかも外見もまだまだ惚れ惚れするほどかっこいいのに。どうして40代半ばくらいで「俺はもうおっさやから」 と思える人がいるんでしょう?

(ああ、すごく脱線。阪神のキャンプが始まって実は心がそっちに飛んでいっていて・・・・)

うちの母なんて今は75歳だけど、65くらいから自分は年寄りだと言い続けてましたよ。私の前ではそうなんだけど、その割には友達と海外旅行しょっちゅう行ったりして、都合の良いときだけ老人でした。たぶん老人ということに甘えるとそれはそれで楽な面もあるので、そのまま流れて行っちゃう人も多いんでしょうね。

何か新しいことがあると「私はもう年だからもういい。」と母は言ってましたが、年は毎日毎日とって行って今より若くなることはないんだし、(今の現世としては)たった一度の人生なんだから、60だろうが80だろうが100だろうが、生きてる限りは新しいことにチャレンジし続けないと生きてる意味が無いように思うんですけどね。

とにかく、この本で一番すごいのは、この著者自身です。彼女の写真がいくつか載ってるんですが、できちゃうんですね、こんなことがこんな年で。Seeing is believingですので、写真を載せます。







私は彼女の半分の年だけど、今からがんばっても彼女ほどやわらかくはならないと思うけど、でも今を維持できるようにがんばり続けたいですね。

ではお読みいただけましたら、読んだよというしるしにこの緑のボタンをクリックしてやってくださいませ。おかげさまでランキングは全体で35万位から19万4千位に、ヨーロッパ情報では312位から209位まで上がりました。200位以内まであと少し!
人気ブログランキングへ

2011年2月4日金曜日

ヘッドスタンド

今日もヨガの話題です。

私のヨガのクラスにもう12年くらい来てくれている人たちがいます。そのうちの一人にマリリンという女性がいます。

彼女がはじめてきたときはまったくの初心者でした。体もぜんぜん柔らかくないし、しばらく運動してないなあっていう感じだったのを覚えています。たくさんいる生徒のうちでどうして彼女のことをそんなに覚えてるかというと、3ヵ月後ぐらいに急に上達したというか、ポーズが楽そうになったなあっていう感じがしたからです。それでその時「何かスポーツ他にやってるの?」と聞きました。すると「いや別に、ゴルフをたまにするくらい。」とのことでした。

ちなみにこの辺には公設のゴルフ場があって、そこは牧草兼自然公園兼ゴルフ場で、日本やロンドンのように敷居が高いスポーツではありません。一応クラブハウスはありますが、結構のんびりと散歩に毛が生えた感じでやってるようです。

それからもう10年以上も週に1,2回ヨガに来てくれています。なので大体どんなポーズでもできるんだけど、すごく体が柔らかいというわけではありません。特にずば抜けて上手というわけでもない。

それが今日ショルダースタンドをしていたら、「家でヘッドスタンドを練習しているので、ちょっと見て欲しい」と言われました。

今まで毎年気候が暖かくなるとヘッドスタンドを教えていました。でも実際壁沿いにでもできる人は少数でした。壁なしでできる生徒となると、現在100人くらいいる生徒のうちで数人しかいません。しかも若くてスポーティーな人ばかり。彼女は去年の夏に半分くらいできるようになり、それ以来毎日家で練習したそうです。

そして、ジャジャーン!

できました。ちゃんとサポートなしで頭で20秒くらい立ってます。

「本当によかったね、物の見方が変わるでしょ。すごく気分が良いでしょ?」というと、「すごく嬉しい。65歳になってこんなことができるようになるとは思わなかったわ。」

とのことでした。確かに65歳ってまだまだ若いけど、人によってはもうすぐ70だしわたしゃもう老人と思ってる人も多いだろうし、このくらいの年でこういうことができるようになるのって、すごい大きいことだと思うな。

彼女とずっと一緒に来ている友達も、「すごくインスパイアーされたわ。私もがんばろうって言ってました。

一応説明のために私のヘッドスタンドの写真載せときます。
忘れてた。体重は今朝50.5キロでした。0.5キロ増。





ではよろしければこちらのボタンをクリックして置いてくださいませ。
人気ブログランキングへ


2011年2月3日木曜日

元気なお年寄り

ルイとチャーリーのスイミングクラブの運営は全員が有志でなっていて、プールサイドで指導してくれるコーチたちも、全員がコーチの資格を持った有志の無給です。週にいくつもさまざまなレベルでトレーニングセッションがあるので、コーチたちは10人くらいいます。そのうちのシニアコーチの一人でルイとチャーリーがよく教わっているコーチはラリーという70代のおじいさんです。

外見は年相応のおじいさんなんですが、プールサイドではぜんぜん年寄りらしくありません。別に水の中にはいって教えるとか動きが若々しいとかいうわけではないんですが、とにかくコーチとしての厳しさというかスピリットがぜんぜん衰えてないんです。

ちょっとでも怠けてるとすぐに激が飛んできます。みんな上級のスイマーなので私達が見ても怠けてるとは見えないんだけど、すごくよく見てます。プールではいつもタイムウォッチを手に、なん往復もプールサイドを歩いています。プールではエコーで声が聞こえにくいので、よく指を2本口に突っ込んで大きな音で口笛を吹いてます。

一番すごいと思うのは、コーチとしてのファイティングスピリットがぜんぜん衰えてないこと。「エンジョイすることが一番大切」とか「ベストを尽くせばそれで良い」とか、甘いことはぜんぜん言いません。あくまで「より早く泳いで記録を上げろ。」「レースでは絶対勝て。」という感じでばしばし厳しく言ってきます。

この人も街で見ると普通のおじいさんなんですけどね。でもこういう人材って貴重ですよね。もう隠居してるから時間はたくさんあるし、仕事をしてないからおそらくこれは彼が一番エネルギーを注いでることなんでしょう。クラブにしてもありがたいし、彼にとってもクラブは生きがいに違いありません。

話は変わって今日スーパーに行きました。駐車場で車を止めて、スーパーの建物の方向に道を渡っていると車が止まって、通らせてくれました。で、その運転手を見ると私のヨガのクラスにきているおばあさんでした。

彼女のことは昔も書いたことあるんだけど、今はたぶん86歳です。彼女も外見は白髪だししわしわだしおばあさんという感じなんですが、毎週ヨガに来ます。私の教えるヨガはかなり運動量の多い中級者向けのヨガなんですが、彼女はできないものはほとんどありません。やらないものはヘッドスタンドとスピードのあるアシュタンガヨガだけ。昔はショルダースタンドはパスしてたのですが、最近はそれも皆と一緒にこなします。

彼女はこのヨガをやってる村集会所のすぐ近くに一人で住んでいて、いつも歩いてやってきます。 それで車を運転するのかどうか分からなかったんですが、今日見たら小型車を自分で運転してました。

そういえばデイブのお父さんも先日78になったのですが、大きなぴかぴかの青いアウディを運転して、300キロや400キロくらい自分で運転して、数年前にはここにも遊びに来ました。デイブノお母さんが亡くなって、4-5年前に新しいガールフレンドができました。彼女も70歳くらいだと思うんですが、二人であちこち旅行に行ったりすごく楽しそうです。その彼女もまだまだ運転しているようで、去年フィアットの可愛い小型車の新車を買っていました。

特に田舎に住んでると、運転できなくなるとすごく不便だし、そうなると急にさらに老け込む気がします。いつまでも運転するには、やっぱり体を鍛えておかないとだめなんじゃないかなあ。

なんかこういう人たちってお年寄りって言葉を 使うのがはばかわれるくらいですね。ここに上げた人たちはみんな白髪で外見は老人って感じなんだけど、やっぱり気持ちがちがう。


もしよろしければこのしたのボタンをクリックして置いてください。その回数でポイントがカウントされるみたいです。今のランキングは全体82万人中35万位、海外ヨーロッパ情報の中では 618人中312位です。日本ってブログ人口多いね。

人気ブログランキングへ

2011年2月1日火曜日

2011年の抱負を振り返って

今日は体重検査でした。体重は50キロ。ちょっと落ちていました。これでクリスマスの太った分は完全に減ったといって良いかな。何度も書いてるんだけど、体重ってきっとセットポイントのようなものがあると思うんですよ。で食べ過ぎてもそれを大きく上回ることはないし、ちょっとやちょっとでは痩せないし、痩せてもすぐに戻る。でもそのセットポイントは肉体的ではなく頭の中にあると思ってるので、月に1キロくらい徐々にセットポイントを落として行きたいです。過去5年くらいセットポイントは50キロをちょっと超えるくらいだったので、50キロにまず固定したいです。

さて2月になりましたので、ことしの抱負の達成具合を振り返ってみたいと思います。抱負をまとめると、
1.他人のいうことを気にしない。
2.人の批判をしない
3.楽観的に考える
4.ネガティブなことを話題にしない
5.気持ちの良いことをする

そしておまけが痩せることと本を出版すること。

1番は大丈夫ですね。時々ふと人の目を気にしているのに気づいて、「ああ、気にしなくて良いんだった」と思うとすごく楽です。2番は人の悪口はあまり言う機会も無いんだけど、結構デイブのことをちくちく批判してる気がします。別に本人に言ったり人に言うわけじゃないんだけど、心の中で「ちっ、またかよ」 と舌打ちしたりして。デイブだから批判して良いというわけでもないので、以降気をつけます。

3番の楽観的に考える。これは努力はしていますね。かなり悲観的な状況でも、「でもそうじゃないかもしれない。もしかしたら思いがけないところで好転するかもしれない。」って。そのあとでそのことをもう考えなければもっと良いと思うんですが、そこはまだまだ修行が足りない。でも物事を心配し始めたり悲観的に考え始めると、自分でそれに気づくので、まあがんばっていますね。

4.このブログを書いてすぐに、人との話題ってネガティブなことが多いなあと気づいて反省しました。12月はすごく悪い風邪が流行ったので、新年人と会うと結構風邪の話になり、昔の病気だとか肺炎だとかに話が行ったり。気をつけてないと人間って結構病気の話で盛り上がっちゃうんですよね。あとはコンピューターが調子が悪いとか、車の調子だとか。ブログには意識して書かないようにしてるけど、会話では簡単に話しに出ちゃうのがいけませんね。

5.これは心がけてます。年が明けてからコメディーをよく見てるし、できるだけ早く寝るようにもしてます。もっと気持ちの良いこと無いかな。それからこれは効果がもしかして大きいんじゃないかと期待してるんですが、天気の良い日は最低10分は外に出て太陽の光を浴びてます。

痩せるのは今日までのところ2キロ。1キロくらいは簡単に上下するけど、まあ方向的には下向きなので合格です。本のほうは、もうこれは最終稿と思って仕上げておいたのをまた読み直してます。で、読み直すとまた書き直したくなる。とりあえず最後まで読んで手を入れて、そこから次のことを考えます。そうしたら引き寄せの法則が何か良い案を出してくれるんじゃないかなあと期待してます。

こうして考えると、私のも含めて世の中の大半の新年の抱負が達成されない一番の理由は、すぐにそれを忘れちゃうからでしょうね。こうして月に一度振り返るというのはなかなか良い方法みたいです。

写真が無いのも寂しいので、 今日のランチの写真。これだけじゃなくて卵サンド半分食べました。

ああ、やっとできた。苦労してしたのバナーを載せました。ブログランキングというのにためしに入ってみました。読んだらこのしたのボタンをブちっと押してやってくださいませ。 決して悪いことは起こらないはずですので。



人気ブログランキングへ