2018年12月31日月曜日

2018年の人生の変わる出来事

日本の皆さんにはあけましておめでとうございます。イギリスやヨーロッパ、アメリカの皆様には、よいお年をお迎えください。

そういう狭間の時間に書いてます。

毎年今年の10大ニュースのようなことを書くんですが、今年は「人生をちょっと変えるような出来事」をいくつかリストアップしてみます。

1. 4日間のメディテーション・リトリート
1月に行ったのですが、4日間完全に沈黙を保ち、日に10時間くらいメディテーションするという結構すごいスケジュールでした。が、実際行ってみると、食べ物もおいしいし部屋もきれいだし、全然スパルタ感はなく、難しくもありませんでした。4日間が短く感じたくらいでした。

2.オックスフォード・インド哲学研究所のオンラインコース
たまたま偶然ネットで見つけたコースだったんですが、これがすごくよかったです。「ヨガ哲学 」と「バガバッド・ギータ」(というインドの聖典)の講座を受けましたが、勉強も本格的で、久しぶりに2000ワードのレポートなども提出し、楽しかったしすごく学びました。2019年も続けます。

3.「インドの光」というラーマクリシュナというインドの聖人に関する本。
この本は日本語の本なんですが、(こちらに書きました)これがすごくよかったんです。ラーマクリシュナの本はそれまでにも読んだことがあったのですが、この本を読んだ後、続けて4冊も関係する本をインドから取り寄せて読みました。

4.「あくあさんの運転」
日本から大学の時の友達のあくあさんが来ました。彼女は昔から大胆で度胸があり恐れを知らないことで私は尊敬してるんですが、その彼女がロンドンのど真ん中のヴィクトリアでレンタカーを借り、6時間くらい運転して私の家の前に現れました。帰りはあくあさんの運転でロンドンまで帰ったんですが、実はイギリスの運転事情、特にロータリーの回り方とか、知らないで来たらしいです。それでも、まあ何とかなるだろうと運転する度胸を見て、私ももっと大胆に運転しようと思うようになりました。

5.チャーリーが健康になる。
ここに書いたことはなかったのですが、実は娘のチャーリーは2016年から摂食障害になり、2016,2017年は大変な年で、学校も長く休んだし、毎週、時には週に何回もセラピーやらお医者さんに通ってました。それが今年はとりあえず完治ということになりました。今年のクリスマスは、食事の心配もなく、楽しかったです。これからも人生は山あり谷ありだけど、この苦しい体験から学んだことを忘れないで、元気に幸せに生きてほしいです。

2019年も学びの多い充実した年となりますように。

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2018年12月27日木曜日

風邪をひきました

何か大きな出来事や気を抜けないことがあり、それがやっと終わってほっとしたなぁと思ったら、風邪をひいたり腰痛になったり病気になったりと言うことありませんか。これはレジャーシックネスと言われ実際によくある現象だそうです。学校の先生などが、冬休みや春休みに入った途端に病気になる人が多いのはこれだそうです。先生でなくても、年休を取ってゆっくりしようとした途端に病気になったり腰痛になったりと言う話も聞きます。

うちは娘が11月の末から4週間続けて毎週大学の面接が続きました。それでこれが終わったら絶対何か病気するだろうなと、自分で薄々思っていたら、案の定、娘が最後の面接に家を出た途端に風邪をひきました。たいした風邪ではなかったのですが、そろそろ治るかなと言う頃に、娘がありがたいことに第一志望の大学から合格の通知をもらい、そしたらまた私の風邪ががぶり返した、と言うよりはまた別の風邪をひきました。

風邪なんてここ数年一度も引いたことないというのに。

病は気からといいますけど、やっぱり病気になるなと思っていたからなったのか。それともやっぱり何かほっとして気が抜けると、体の抵抗力が弱るんでしょうか。幸いクリスマス休みですので、ゆっくり直します。(クリスマス休みが来るとわかっていたから、風邪をひいたのかも。)皆様の風邪などをひきませんように。

今日は早く寝ます。

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2018年12月23日日曜日

クリスマスツリー

クリスマスツリーはイギリスの普通の家では、12月に入ると早々と飾られます。プラスチックのものも本物の木を使う人もいるのですが、我が家は毎年本物のもみのの木を飾ります。店で買った年もありましたが、大体、家族で車でクリスマスツリーファームに出かけて、クリスマスツリーの生えている森の中から選んで切ってもらいます。あまりに早くツリーを飾り始めると、クリスマスが過ぎる頃には飽きてくるし、それに何よりも葉(針?)が落ちて落ちてくるので、普通われわれは12月の半ば頃、クリスマスの1週間ぐらい前に飾るようにしています。

が今年はチャ-リ-の大学受験で忙しく、12月半ばまで何も出来ませんでした。その後も仕事で忙しくなりツリーを切りに行く時間がありません。それで今日、家の生け垣の中に入っているもみの木を切りました。これは5年ほど前に発見して、そのうちクリスマスツリーに使おうと目をつけていたものです。どうかなと思いましたが、こうしてみるとなかなか素晴らしい形の木です。あと数本生えているので、来年はまた自給できるかな。

そして今日の午後にはこうして家の中に無事多立てられました。

が、誰も飾り付けないんですよ。みんなそれぞれ忙しく、ライトすら飾られていません。

明後日はクリスマスイブですよ。ほんとにどうなることやら。我が家はクリスマス気分にはまだ全然浸れてません。

今年は私は忙しいこともあり、クリスマスあんまりやる気ないんですが、これはあまりにもひどいですよね。がしかし我が家は家族はもう全員大人。もっとみんなで協力してクリスマスを迎えてくれ。母はもう身を引きたい。

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2018年12月21日金曜日

ブリストルに行きました

今日は家族でブリストルにクリスマスショッピングに行きました。普通の人はこの時期にはもうクリスマスショッピングはすっかり終わっているのですが、なぜか我が家はいつも遅くまで誰もクリスマスショッピングを始めません。それでここ数年は、クリスマスの数日前に、家族でエクセターに買い物に行っていました。エクセターは片道1時間半ぐらいかかる街です。が、今年はブリストルに行こうと言うことになりました。ブリストルはイギリスで上位何位かに入る大きな街で、車で片道2時間くらいです。

ブリストルには空港に行ったり、郊外のIKEAに行ったりという事は今まで何度もあったのですが、街の中に買い物に行った事は1度もありませんでした。Charlieがブリストル大学を受験したこともあり、街の下見も兼ねて行きました。

前回大学の関係で行った時に、街中の駐車が大変だったので、今回はパーク・アンド・ライドを使いました。これは良いシステムだと思いました。

買い物自体はまずは成功。でも街自体は、どうかな。そんなに素敵な街と言う印象ではありませんでした。きっと我々が行った以外に良い場所がたくさんあるんでしょうが、よくわからなかったのかもしれません。もっと下調べしていくべきでした。

買い物の方ですが私はH&Mでセールをしていたのでセーターを2枚買いました。家族に聞くと全員が口を揃えて、「もう同じ服を持ってるやん」と言う反応でした。こちらなんですけどね。確かにこのグレーのほうは同じ色のセーターを持っています。そして同じ模様で黒のセーターもあります。ピンクのほうはやっぱりちょっと似たようなセーターを持っています。というか実は今日着ていました。



まぁだんだんと年食ってくると、服の趣味っていうのが決まってくるから、同じような服ばっかり買ってしまうんですよね。でも私の中ではやっぱり違う服なんです。自分のスタイルを持っているということでいいじゃないですか。

ドイツ風のクリスマスマーケットもやっていました。ここでチップスを立ち食い。寒い冬の街での立ち食いって何食べてもおいしいですよね。

ということでクリスマスが近づいてきました。

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2018年12月19日水曜日

インドからの小包

先月アマゾンで本を買いました。これがたまたまインドから送られてくる本でした。イギリスでネットで安い買い物をすると、中国とかカンボジアとかタイとか、アジアのあちこちから送られてくることが多いのです。まぁ時間はかかりますが、大体問題なく届くし、急がないものであれば、普通に利用します。

この本の場合はちょっと専門的なインド哲学の本だったので、多分インドでしか買うことができなかったのかもしれません。売り手のネットのレビューを見ると、いいのももあれば悪いレビューもあり。でも他から買うオプションがなかったので仕方ありません。

すると忘れていた頃に届きました。それがこんなに可愛いんですよ。普段アマゾンで買い物をすると、馬鹿でかい段ボールで送られてきたりと、ちょっと梱包に文句があることが多いのですが、これは全くその逆。あまりにも可愛くてしばらく風を開けずにそのまま置いておいた位です。なんか昔懐かしいほどですよね。

インドのインテリ風な古本屋さんが丁寧に梱包してくれたところが想像できます。

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2018年12月18日火曜日

クリスマス近づく

イギリスでは11月の後半からもうすぐクリスマス!!って感じになります。そのころからお店などはクリスマスの飾りをするし、ショッピングもそのころから始まります。

私はこれが嫌い。だらだらと1か月以上もクリスマスの準備をするのも気分になるのも嫌なので、なるべく遅くまで考えないようにしてます。今年はチャーリーの大学の面接が12月半ばまであり、それが終わるまでクリスマスどころじゃないから、ちょうどいいわと思ってました。

それでも日本に送るクリスマスカードやプレゼントなど、12月頭には発送しないといけません。郵便局が混むので、イギリスの友人に送るプレゼントも同じころに送りました。なのでやっぱり12月に入るころには、ネットでプレゼント買ったりカード買ったりしました。

先週はヨガの生徒さんを招いてお茶会と、お隣さんを招いて食事をしたのですが、どちらでも「あなたの家はクリスマスの飾りつけはしないの?」と聞かれました。そんな、まだクリスマスまで2週間近くあるのにですよ。

で、今日からいよいよ準備かなと思い腰を上げたんですが、ネットショッピングはアウトでした。クリスマスまでにつくかどうか保証できないというサイトばかり。それで一つは、送料を多く払って早い便で送ってもらうことになりました。

仕方ないので今日はまず町までちょっとしたプレゼントの買い物。でも本当にちょっとしたものしか買いませんでした。

ま、この調子であんまり気合を入れないクリスマスにしようかな。お金の節約にもなるし。ツリーも、例年ならクリスマスツリーの森にお金を払って切りに行くんですが、 その時間もないかも。家の庭にツリーっぽい木が数本生えているので、それで間に合わせようか。

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2018年12月17日月曜日

時短の決め技!

さいきんサボり癖がついてしまって。。。でももう長く続けてるブログなので、頑張って続けようと思います。

さて、最近の一番ありがたい発見。それはスマホでタイプするとき、タイプする代わりに、ディクテーションすることができるってことです。ディクテーションって日本語で何だったかな。要するに、タイプする代わりに、口述すると勝手にタイプしてくれる機能です。

これを数日前、ごくたまたま発見しました。みんな知ってるのかな。うちは家人も娘も知らなかったので、割と新しいのかも。私はIphone5sなんですが、キーボードのスペースバーの隣のマイクのボタンを押すと、日本語でも英語でもディクテーションできます。メールでもメッセージでも、このブログみたいなウェブサイトでもできます。

日本語の場合は文章の終わりに「丸」といえば「。」、「点」といえば「、」がちゃんと入ります。英語のピリオドはFull stop(でも多分Periodでもいいんじゃないかな)と言えばやってくれますし、改行は「改行」と言えばできます。

ま、それでも最後にキーボードに戻して編集しないといけないんだけど、やっぱりすごく早いですね。

なのでこれを使いこなしてブログもどんどん更新しようと思います。

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2018年12月14日金曜日

メンタル・ウェルネス・チャレンジの報告 その2

先日書いたメンタル・ウェルネス・チャレンジの後半のご報告です。

11日目  太極拳を15分する
これはよかったです。チャーリーとYouTubeを見ながら楽しくやりました。昔やってたのですが、またやりたくなりました。

12日目 不必要なメルマガなどを止める
しかし調べてみると不必要なメルマガってほとんどないんです。なのでFacebookの通知メールの設定を見直しました。メールが減ったので少しは良かったかな。

13日目 ヨガの後屈のポーズを5つする。
まずは良かったですが普段からヨガをしていますのでまぁ普通かな。

14日目 自分のために花を買う。
これはよかったです白いバラを買いました。まだ咲いてます。やっぱり花っていいですよね。

15日目 健全な朝ご飯を着食べる。
たまたま家に誰もいない朝だったので、イングリッシュ・ブレックファーストのような朝ごはんを作りました。ベーグルのトーストとベーコンと目玉焼きとりんご。普段カロリー怖くて食べない朝食です。すごくおいしかったですが、健全とは言えないかも。たまにはいいなと思いました。

16日目 45分のメディテーション。
やりました。でも普段25分メディテーションしてるので、効果があったとか、そういう実感は全然なかったです。

17日目 5分間ダンス。これはすっごく楽しかったです。1人で家に誰もいないときにやりました。誰にも気兼ねなく人の目を気にすることなく、踊ったり歌ったりするのってメンタルヘルスに良いですよね。

 18日目 森を歩く。
これはちょっと難しかったです。何故かと言えば、森が家から離れているので、時間が見つかりませんでした。それとこの季節雨が多いので、山道ってすごくぬかるんでいると思うんです。で結局家から近くの田舎の道を歩きました。雨が多いからこの季節はこのくらいでいいかな。やっぱり体を動かすことって効き目あると思いました。

19日目 1日ヴィーガンになる。
これは意外と難しかったです。2回挑戦しましたが2回目に何とかできたかなって言う感じ。ちょっとしたものにバターとか牛乳とかが入ってるんですよね。メンタルの効果はほぼなし。

20日目 ろうそくを点したバスルームでお風呂
これはよかったですろうそくを3つつけて、また緩やかなジャズをかけてのんびりお風呂に入りました。普段はほぼ毎日シャワーでめったにお風呂に入ることがありません。こういうのっていいなと思いました。たまにやろうと思います。

 21日目 絵を描く
すごく久しぶりに絵を描きました。鉛筆でルイとチャーリーの写真を見ながら描いたんですが、なかなかうまくかけました。我ながら満足な出来で、また書こうと思いました。家族がみんな褒めてくれたので、図に乗ったかな。アーティスティックなことをしたのってすごく久しぶりで楽しかったです。

そういうわけで21日間のメンタルウェルネスチャレンジを終えました。なかなか効果があったと思います。1番効果があるのは楽しくて、ちょっと体を動かす、行動的なことですね。逆にあまりにも簡単にできるものは効果がないかもしれません。それから山に行くとか森に行くとかちょっと敷居が高いものは、できなかった時に挫折感ができるので良くないかもしれません。

どちらにしても、毎日何か新しいちょっとしたチャレンジがあるっていうのは、楽しかったです。なかなか良かったのでまたいつかやってみようと思います。お勧めします。

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2018年12月12日水曜日

イギリスの無駄な1日

今朝起きるとメイ首相の不信任案が提出されたとのニュースでした。それで昼間は何度もテレビをつけてニュースを追いかけてました。

保守党の国会議員の間での不信任の投票は午後6時に行われました。それで夕食後テレビを見ると、結果はメイ首相は何とか多数を集めることができたとのこと。夕方8時の時点ではもう首相はコメントを発表していました。その後も延々と夜遅くまでニュース番組では討論が行われています。いろいろな保守党国会議員のインタビューも流れていました。

で結局は24時間前と全く同じ状況です。ブリクジットの件は全く進歩していません。

明日はまたメイ首相はブリュッセルに向かい話し合いを続けるそうです。ほんとに首相って体力勝負ですね。

2018年12月11日火曜日

世の中は今日、暗いです。

普段はあんまりニュースを見ないようにしてるんですが、最近はやっぱりブリクジットのことが気になりますから、今日はいろいろ見てしまいました。

私はだいたいが楽観的なほうで、社会なんて多少難しいことがあってもなんとかうまくいくよと昔から思うほうだったんですが、最近は本当にしみじみ背中がゾクッとするくらい怖いです。

今日も怖いニュースだらけでした。

まずはブリクジット。メイ首相は日帰りでヨーロッパをあちこち回ってましたが、どうやら無駄足になったようです。いよいよ不信任決議案が明日にでも出るんじゃないかとのことです。いま総理大臣が変わって、一体どうなるっていうんでしょう?

そしてアメリカでは、ホワイトハウス内での、トランプと民主党党首との20分もの激しいやりあいが報道されてました。トランプはすでに21人も幹部の大臣を首にしており、前回の大統領選挙のロシアの介入問題も徐々に明るみになり、一方でトランプの元弁護士は明日刑務所に送られるとか。

イギリスのドーバー海峡では、今日は6人の難民が小さな沈みそうなボートでイギリスを目指しているのが中継されてました。恐ろしいようなリスクを冒してイギリスに向かう難民が絶えません。

EU議会のあるストラスブルグのクリスマスマーケットでは発砲事件があり、2人が死亡。犯人は逃走中。誰かが建物の上のほうから取った事件のビデオが流されてました。叫び声とか発砲の音がリアルでした。

イギリス北部のハルで、やくざな若者が、寝ているホームレスの人を笑いながら助走して蹴りをいれているビデオが映りました。イギリスでは2010年から恐ろしいスピードでホームレスが増えています。

そして氷河が安定していると思われていた南極の西側で、氷がどんどん解けだしているのがわかって来たそうです。世界の水位が80センチ上がるとか言ってました。80センチですよ。

お酒飲んでお風呂入って寝ます。

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2018年12月7日金曜日

ブリクジットの件

イギリスが2年前にEU離脱の国民投票をして、今いろいろ大変なことになってるってことは日本の方もニュースでご存知でしょうか。

普段は政治にはなるべく関わらないようにしてる私なんですが、これは深く深く心を煩わせております。

今の状況をまとめるとこんな感じ。

2年前に国民投票があり離脱することになり、来年いよいよその期限がやってくるのですが、その後のEUと、主に貿易や移民などの制度をどうするかなど、いろいろ細かい条約を結びなおす必要があります。何しろ今までは国境がない前提で産業も経済も人間の移動も成り立ってきましたから、EUを抜けるとなると、今後の関税はどうなるのかとか、税関でのチェックとか、とにかく困ることだらけなんです。

そのためにメイ首相の政府は、先月新しい条約の草案を作りあげ、来週これが国会で投票されます。

が、これが否決されるだろうとの見通しが強いんです。

メイ首相の率いる与党は保守党なんですが、保守党内でもブリクジット歓迎派と、EU支持派がいます。メイ首相はもともとEU支持派だったのに、何の因果かブリクジットを遂行する役目についてしまいました。

ブリクジット派はこの草案はEU寄りすぎるだとし、反対の票を投じると宣言してます。 しかし離脱の期限は迫ってますから、この草案が否決されると、何の新たな条約もなくEUを抜けることになりかねません。それはほとんどの政治家とほぼすべての経済関係者ビジネス関係者は「最悪の事態」 とみなしてるんですが、中には「条件なしの離脱大歓迎(ハードブリクジット、いわば絶交するようなもの)」という、ちょっと頭の中を疑いたくなるようなブリクジット派の政治家もいます。

一方でEU離脱反対派は、この草案が否決されたら、もう一度国民投票を行って、国民に「新たな条約なしの離脱」と「EUに戻る」を選択させるべきだという声も高まっています。いったん投票されたものをまた国民投票するなんていうのは普通ならありえないんですが、何しろ2年前は国民もいろんな詳細を知らないで投票したから、もう一度オプションがはっきりしてきた現在、国民の声を聴くべきだとの声は現実的になってきました。

EUを抜けるにわたっての一番の大問題は北アイルランドです。アイルランド島の一部の北アイルランドは英国領なんですが、ご存知のように20年くらいまではこれをめぐってテロ活動が激しく行われていました。これが20年ほど前に労働党政府の下で政治的に決着がついたのですが、EU離脱になると、今は無くなった北と南アイルランドの間の国境をまた再開しないといけません。そうなるとまた昔のようなテロの時代に逆戻りするんじゃないかと危惧されているのです。

そうそう、そして今回のEU離脱の一番の茶番というか、大阪的に言うとオチは、UKIP(英国独立党)です。この政党が当時のキャメロン首相に圧力をかけて国民投票に持っていき、EU離脱の一番の原動力となったのですが、このリーダーのファラージ氏は国民投票の後すぐに政治から身を引きました。UKIPはその後リーダーが変わり、今では反イスラム教徒のただの人種差別主義右翼団体となり下がり、ファラージ氏が党を辞めるほどになりました。

要するにイギリスは、猫の皮をかぶった反イスラム・反外国人の人種差別主義右翼団体にまんまとだまされ、 国民投票に持ち込まれ、EU離脱に投票し、しかし今では当事者の離脱派の政治家は後ろに引っ込み、もともとEU離脱反対派の政府がそれに携わっているという茶番なんです。

国民投票がもう一度行われる可能性は今でもすごく低いと思うんですが、そうなるとうちの子供たちには、とにかく勉強をほったらかしにしても、死ぬ気で政治活動に参加しろと言っておきます。あなたたちの未来なんだから。

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2018年12月3日月曜日

I am time, the great destroyer of the world.

9月からオックスフォード大学のインド研究所のオンライン講座で、インドの聖典のバガヴァッド・ギータの12週間のコースを受けています。今はもうレクチャーは終わって、今月23日の課題の提出に向けてレポートを書いているところです。

このバガヴァッド・ギータとはクリシュナ(多分知っている人もいるであろうインドの青い神様)がアージュナという主人公に霊的指導を授ける話です。アージュナとクリシュナは友達で従妹であり、今まさに一緒の馬車に乗って戦いに挑もうとしているのですが、その場での会話がこのバガヴァッド・ギータです。

アージュナはクリシュナが霊的な存在であるということは薄々知っているようですが、神であるとは知りませんでした。本の後半で、クリシュナはいよいよ自分が実は神であることを語ります。その内容が長々と語られるのですが、そのうちの一言で、次のようなものがあります。

I am  time, the great destroyer of the world.
(私は時間、すなわちこの世を破壊する者である)

これってすごく深いなあって思うんです。破壊も創造も同じとみなすインド哲学。ちなみにシヴァという神は破壊の神です。(カーリという女神も破壊の神で、深く信仰され愛されています。)

それで思い出したことがありました。数年前イギリスのテレビで、一般人向けの(でも難しかったです)量子物理学の番組をやっていたのですが、そこで時間とは何かを説明していました。

量子物理学的には、時間とは秩序から混沌(From order to chaos)への流れとのこと。

これって全くクリシュナの言葉と同じではありませんか!バガヴァッド・ギータが書かれたのは紀元前200-400年ですよ。

そうなんですよ、インド哲学を勉強すると、本当にこんな風に驚くようなことがたくさん出てきます。インド哲学すごいですよ。

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2018年11月29日木曜日

メンタル・ウエルネス・チャレンジの中間発表

先日書いた21日メンタル・ウエルネス・レンジの中間報告です。

初日
1時間早く寝る。
これは初日から失敗。早くベッドに入りはしたんだけど、スマホとか見てしまいました。でもそれでも割と効果的だったかも。別の日にやり直してみます。

2日目
冷蔵庫を掃除して古い食べ物を捨てる。
幸い冷蔵庫がすいていたので、所要時間10分以内でできました。何となく買って一度使ってそのままだったソースなどがいくつもあり、色々捨てて気分すっきり。

3日目
30分早起きして散歩
これはよかったです。近所を歩いただけですが、30分でも結構歩けました。7時に歩き始めたんですが、まだ暗かったです。

4日目
自分の部屋の断捨離
自分の寝室の目に見える部分の不要物を捨てましたが、ほとんど物がなくて、3分で終了。あんまり捨てるものもなく、見た目もほとんど変わらず、効果薄。

5日目
ソーシャルメディアを見ない。
私の場合はFB。いつもそんなに時間をかけてるわけではないけど、それでも毎日見てることは見てるので、やめてみました。特に効果はなし。

6日目
海岸の散歩
これは車で行かないといけないからどうかなと思ってましたが、たまたま土曜で都合よかったので、15分くらい運転して、30分くらい散歩してまた帰ってきました。やっぱり海を見るっていうのは効果大です。

7日目
すごいクリエイティブなサラダをつくる。
やりましたが、普通の炊事とそんなに変化ないので、私には効果薄。でも毎日炊事しない人にはいいかも。

8日目
2曲歌う
Youtubeで探すといろいろカラオケってあるんですね。2曲どころか5曲くらい歌いました。家で一人で、誰にも遠慮なしに歌うっていうのは気分いいものですね。

9日目
いらないものを5つ捨てる
捨てました。が、不要物が家に溢れているので、「思い切って捨てちゃえ!」というような気分の良さはなく、ただ本当に捨てるべきものを捨てるだけに終わりました。もっとたくさん捨てて、「悩むところだけどこの際思い切って捨てよう。」という部分までもっていかないと、快感はないです。

10日目
引き出しを一つ片づける
これは時間がなく、夜の10時過ぎに小さい引き出しを片付けました。そんなに捨てたものはなかったけど、片付いたのは気分良かったです。効果は中。

こうしてみると、やっぱり散歩だとか歌うだとか、身体的なものが効果があるかな。ものを捨てるのは私は大好きなんだけど、ちょこっと10分で捨てるくらいじゃ甘すぎますね。まあそれでも少しは効果ありかな。

あと11日残っています。また報告します。結構楽しいチャレンジです。

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2018年11月25日日曜日

家事放棄

最近家事が嫌なんです。特に嫌なのが掃除機をかけること。1年ほど前まではそうでもなく、掃除はむしろ好きなほうだったのに。それから、昔から洗濯物を外に干すのは好きだったのですが、それも最近嫌になりました。

もう20年以上やってるから飽きたのか。それと、子供が小さいときは家族のため、子供のためと、とにかく何でも必死で考える間もなくやってましたが、子供が大きくなると、なぜ私がやらないといけないかと不満に思いながらやってるからでしょうか。

そう思っていたら、Yahoo Japanの広告で、「家事がつらい?」みたいな更年期のサプリの宣伝があったので、体力的につらくなってきたのか?(でもその割には運動とかでそう感じることはないですけどね。)

ここにコメントくれるあくあさんはビジネスウーマンで、会社をいくつか掛け持ちで経営してます。それでいつも忙しいんですが、特に超忙しくなると、「家事放棄している。」というようなことを言ってます。彼女の旦那さんはアート関係の仕事を家でしていて、いろいろやってくれるみたい。少なくとも文句は言わないようです。

家事放棄

ああ、なんて素晴らしい響きの言葉でしょう。憧れの家事放棄。

それで決めました。うちは息子は大学生で、娘は多分来年の9月から大学なんですが、大学であろうとなかろうと、とにかく彼女が家を出たら、私は1週間完全家事放棄しますよ。掃除も洗濯も炊事も買い物も。トイレの掃除すら放棄します。家人がやってくれるかどうかは全然わかりませんが(多分やらない)、それに関わりなく放棄します!

それまであと10か月くらいか。

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2018年11月22日木曜日

可愛い悪質メール

ここ最近とくにひどくなったのですが、ほぼ毎日のように悪質詐欺メールが来ます。よくあるのは、AppleとかMicrosoftとかAmazonを装って、「あなたのメール/口座はブロックされたので、このリンクをクリックして解除してください。」とか、「注文ありがとうございます。もしもこれを注文していないなら、こちらにクリックしてキャンセルできます。」みたいなものです。

大体英語で来るのですが、見た目だとか、私の名前でなくDear Customerで始まっていたりとか 、全体の英語が下手だとかで、すぐに見破れます。

それが昨日は日本語で同じような内容のものが来ました。Appleを装っているんですが、その日本語が、「日本製を装った中国製品の日本語 」みたいな日本語でした。もしかしたら機械の翻訳かもしれません。

そして最後がこう結ばれていました。

「よろしく。林檎」

なんか可愛すぎる詐欺メールでした。

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2018年11月20日火曜日

メンタル・ウエルネス・チャレンジ 改訂版

昨日メンタルヘルスチャレンジの表を載せましたが、この20項目は今一つピンとこないとのコメントを頂きました。

確かに言われてみれば、私もこれはなあと思うのがいくつかあるんです。例えば、

「感謝していることを10個書きだす」
「短期のゴールを書きだす」
こんな風に座って考えて書きだすというのは、いろいろ考えだすきっかけになって、もしかしたら逆効果かもしれません。座って頭を使うことより、体を動かしてなにか新しいことをするほうがいいんじゃないでしょうか。


 「5人に励ましのメールを送る。」
「友達とお茶をする。」
こういう、人と関わりと持たないとできないことも、逆効果になる可能性が高い気がします。

「夕陽を見る」「太陽に当たって、外でランチを食べる。」
これはイギリスのこの季節は無理です。夕日なんて4時前ですよ、悲しくなります。

「やりたいと思ってたことを始める」「考えすぎない」
これはどちらも敷居が高いし、具体的でもない。

こうして考えると、チャレンジとして適切なのは、あんまり頭を使わず体を動かす系のことで、敷居があまり高くなくて、今までとか最近やったことないこと。新しいことや新しいものの見方をすること。そして一人でできることのほうが無難な気がします。

それを踏まえて、自分の21日チャレンジを作ってみました。



1.       Got to bed 1 hour earlier.

2.       Clean fridge and get rid of old food

3.       Get up 30 min early to go for a walk

4.       De- clutter your room

5.       Take a social media sabbatical

6.       Walk on the beach

7.       Make the most epic, creative salad you can think of

8.       Sing two songs

9.       Get rid of 5 things you don’t need

10.   Declutter one draw

11.   Do Tai-chi for 15 min

12.   Unsubscribe from unnecessary emails

13.   Do 5 backbend yoga postures

14.   Buy yourself flowers

15.   Make a wholesome breakfast

16.   Meditate for 45 minutes

17.   Dance 5 minutes

18.   Walk in the woods

19.   Go vegan for whole day

20.   Have candle lit bath

21.   Draw a picture

英語で書いたので、そのまま載せます。すみません。まあ簡単な英語なので、わかると思いますが。Veganとは、牛乳や卵も食べない完全菜食主義者のことです。
海に行くとか山に行くとか、都会に住んでたら簡単にできない超敷居の高い項目もありますが、お許しください。

で、昨日は先延ばしにしてましたが、今日から3週間チャレンジしてみます。誰か一緒にやる人いませんか?

今晩は1時間早く寝るか。これは早速初日から敷居が高いな。頑張ります。 

ではこちらもよろしくお願いします




 


























2018年11月19日月曜日

メンタルヘルス・チャレンジ

先日ここに、この季節は鬱になりやすいから、いろいろ気を付けないといけないということを書きました。それで1週間、睡眠時間に気を付けて、マインドフルネスを実行してみました。

マインドフルネス(「今」に注意を払う)は普通にしてると、すぐ忘れちゃうんですよね。だから毎日違う指輪をして(普段は指輪はしない)、それをみて思い出すようにしました。まあまあ心掛けたほうだと思います。それから、これはすごく難しいと思ってたんですが、睡眠時間最低7時間というのも頑張ってみました。

それ以来なるべく夜更かししないようにしてますが、やっぱりこれはメンタルヘルスにはいいようですね。

別に格段に「すごく気分いい」ってこともないですが、うつっぽい感じも無くなりました。

ところでネットでこんなものを見つけました。
クリックして大きくしてみてね。


20日間のメンタルヘルスチャレンジ。つまり精神衛生のためのチャレンジです。初日は、「1時間早く寝る」。これは初日から辛いなあ。今日はやめときます。

「外を散歩する」
「好きな人に電話する」
「自分に花を買う」
「一日ソーシャルメディアを控える」などありますね。この辺はまあ当たり前か。

「素晴らしいクリエイティブなサラダを作る」 っていうのはいいですね。

自分でチャレンジを作るのも楽しいかな。

そういうわけで、明日から20日実行してみようかなと思います。

ではこちらもよろしく


2018年11月15日木曜日

プラスチック汚染を減らすために自分ができること

最近はプラスチック汚染がテレビでもラジオでも大きい話題です。昨日もBBCのラジオ4で、30分以上、おしぼりティッシュがどれだけ環境に悪いかという番組をやってました。トイレに流すのが一番の問題らしいです。

今日も私は週に一度の大きい買い物に行ったのですが、やっぱりバナナとなすを除いて、すべてのものが何かのパッケージに入っていて、しかも大半がプラスチックでした。

ちなみにイギリスでいうプラスチックとは、ビニールとかポリ袋とかペットボトルとかヨーグルトやマーガリンの入ってる入れ物とか、野菜の乗ったトレーとか、とにかく化学物質でできた、金属や紙、木材以外のものを指します。

それで今日は朝から、私一人で一体どのくらいプラスチックを捨てるかを数えてみました。数え忘れたのもあると思うけど、細かいのも合わせて、ごみ箱に捨てたのが15くらい、リサイクリングに入れたのが一つでした。

捨てたものは、サランラップ、野菜や果物の入っていたビニール袋、ヨーグルトの入れ物と蓋、などなど。

リサイクリングに出したのはブドウの入っていた透明の入れ物。しかしリサイクリングに出したからって、安心してはいけないそうです。日本は知りませんが、イギリスではプラスチックのリサイクリング施設が足りず、大半がアジアなどに輸出されるそうです。その輸送コストもあるし、何よりもきちんとリサイクリングされているという保証はありません。

要するに、一番環境にいいのは、もともとプラスチックを使わないこと。だから買い物をするときも、八百屋などで袋に入っていないものを買う。レジ袋は使わない。などなど。昔豆腐屋さんが近所に売りに来て、みんな家から入れ物を持って行って豆腐を買っていた時代がありましたが、そういうの。

イギリスでは最近そういうことが可能なスーパーが増えてきて、近所のスーパーでも、肉や魚を家から持っていた入れ物に入れてくれるようになったとか。実際に実行してる人が多いとは思えませんが。

私もそこまでは実行不可能。なので最小限ですが、できるだけプラスチックの袋や入れ物は、最低2度は使うように心がけてます。例えば食パンの入っていた袋をごみ袋に使ったり、サランラップはきれいなら使いまわしたり。レジ袋は1年以上前に法律で有料になったので、いつも買い物袋持ってます。 あとは、トイレットペーパーとかできれば大きいパッケージを(たくさん入ったものを)買います。そのほうが一つにつきのパッケージの量が少なくなりますから。

微々たる努力。でもしないよりはましかな。気休めかもしれません。

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2018年11月13日火曜日

焦点をずらす

先日娘のチャーリーが運転して、私が助手席に座っていたら、チャーリーが虹がうっすらと見えると言いました。

それで空を見てみましたが、見えません。「空を見ないで、道路に焦点を合わせると視界の隅に見える。」とチャーリーが行ったのでそうすると、視界の隅のほうに淡い虹がはっきり見えました。

焦点を合わせて見ようとすると見えないのに、焦点をちょっとずらすと見えるってことあるんですね。しばらく前に、視線をぼかしてじっと見ていると3Dに見える絵が流行ったの、覚えてません?それと同じような原理なのでしょうか。

視点でなくても、頭でも同じですよね。リラックスして全く別のことを考えているときに、アッとなにか大事なことを思い出したりすることってありませんか?私はたまにあります。その時は気づかなかったことが、あとになって全然別の時に、はっと気づいたり。

オーラって私は見えるのか見えないのか懐疑的なんですが、見える人に言わせると、焦点を合わせないで、視線をぼかすと見えるとのことです。

全力で意識や視点を集中するのではなく、リラックスしてちょっと焦点をずらすと大事なことがわかるというのは、面白いことだと思います。

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2018年11月12日月曜日

ポール・ウェラーとか

先日たまたまテレビを見ているとポール・ウェラーの最近のBBCのスタジオライブをやっていました。昔ファンだったんですよ。でもスタイルカウンシルが解散になってソロになったころから、自分の事情もあり音楽をあまり聞かなくなり、ポール・ウェラーともご無沙汰してました。

ライブを見てると、年は流石に30年くらい経ってるから相当食ってるけど、声は変わりませんね。外見も、おっさんではあるけどかっこいい。

それでアマゾンで最近のCDを2枚衝動買いしました。そしてついでに、中学3年の時からファンで今でも好きなリッキー・リー・ジョーンズの、持っていないCDが2枚あったので、それも買いました(ベッドの中からアマゾンで注文という危険行為・・・・)。これでコレクション完璧。CDを買うのは久しぶりです。

毎日のように車で聞いてますが、すごくいいです。が、この「いい」というのが、本当に客観的にいいのか、それとも昔ファンだったから、声がいろいろな出来事や昔の感情を思い出させるからいいのか、その辺の区別はつきません。多分全く誰か知らないでラジオで流れてきたら、それほど深く印象を受けないかもしれません。

昔ファンだったミュージシャンの音楽や曲っていいですね。

それで、昔10代や20代のころ音楽ファンでよかったなあってつくづく思いました。そのころすごく思い入れがあったミュージシャンの音楽をこの年になって聞いて、こんなにいろいろな感情が心に湧いてくるとは。

だから若い人たちはいろいろ音楽に没頭するといいと思いますよ。中年以降になってからの楽しみが増えます。多分音楽に限らず、若いころ本当に好きだったものは、年食ってからも別の意味でいろんな喜びを与えてくれることと思います。

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2018年11月9日金曜日

第一次世界大戦を端折って説明してみました。

イギリスでは毎年11月11日に第一次世界大戦の勝戦記年日の行事が行われます。今年は100年なので、いろいろ大きなイベントになりそうです。

第二次世界大戦は、原因とか経過とか割とわかりやすい戦争だと思うんですが、第一次世界大戦ってすごくわかりにくいと思いません?

私は歴史が苦手だったのですが、私の理解では、「オーストリアの皇太子夫婦がセルビア人に暗殺されても、もともときな臭いその地域がいよいよやばくなり、戦争が始まった 」くらいの物でした。皆さんよくご存じですか?きっと私程度の知識の人も多いことでしょう。それでネットで簡単な経過を調べてみました。するとこんな感じ。

上記の出来事があり、オーストリアがセルビアに戦争を布告。

ロシアが同盟国のセルビアを援護。

ドイツがオーストリアを援護するためにロシアに宣戦布告。

フランスが同盟国のロシアを援護するためにドイツに宣戦布告。

ドイツがフランスを攻撃するのにベルギーが位置的に邪魔だったため、中立国のベルギーに宣戦布告(迷惑もいいとこ)。

ベルギーを援護するためにイギリスがドイツに宣戦布告。

上記のことが数日で起こり、戦争に発展。

じゃあどこで日本が入ってくるかといえば、イギリスと日本は当時同盟国で、 イギリスは中国近海のドイツ植民地のドイツ艦隊がその海域のイギリスの商船を攻撃するのを恐れ、日本に保護を要求。日本はこれを、中国周辺のドイツ領を乗っ取るいい機会だとみなし、嬉々として自国の勢力拡大のために参戦。

そしてアメリカはもう終戦に近い頃に参戦。ヨーロッパの戦争など関係ないと世論は参戦には否定的だったものの、ドイツがイギリス客船を撃沈し、そこにアメリカ人乗客が120人以上乗っていたことから、世論が一転。

その上、アメリカはイギリスとフランスにたくさんお金を貸していて、戦争が長引けばそれが返ってこないのではないかとの懸念が浮上。そしてそして、他国にとっては晴天の霹靂で、同じころ(1917年)ロシア革命が起こり君主制が覆され、共産化もまだ始まっていず、一応民主化されたことから、それもアメリカ参戦の理由の一つに。(君主制の国と同盟を結ぶことを嫌っていたため。)

で、結局4年数か月後の1918年に終戦となります。1800万人が命を落としました。

私が驚くのは、この20年後にまた同じような戦争が起こったことです。

そしてさらに驚くというか、あっけにとられるのは、100年後も中央ヨーロッパの一触即発感はあんまり変わってないことです。

ブリクジットとトランプ以来、私は世の中に関してちょっと悲観的になってるんですが、本当に人類って全然進歩してないです。

ではこちらもよろしく。



2018年11月5日月曜日

An apple a day

今年の夏は暑くて雨が少なくて、果樹園はどうなるかなと心配したのですが、結局はまずまずの収穫となりました。ちょこちょことリンゴや梨を売って、それだけでも50ポンド近く売り上げが出ました。

売らない分は人にあげたり家で食べたりするほかは、大量にジャムやチャツネを作って、これも売ってます。これはどちらかというと惰性でやってるんですが、まあクリスマスの準備にかかるお金くらいはもうかります。

で、食べるリンゴですが、生のリンゴというのはそう一日にいくつも食べれるものじゃないですよね。それでもイギリスには、An apple a day keeps doctors away.(一日に一つリンゴを食べると医者がいらない)という格言があるので、今年は実行してみようではないかと、9月ごろから実践してます。

・・・とはいえ、リンゴは一番好きな果物ではないので、ちょっと苦戦。生でなくて、パイとかチャツネとかピクルスでもいいことにしてます。

結果は今のところ医者いらず。ですが、ありがたいことに、普段から滅多に医者にかかることはないので、これは何の証明にもならず。

が、ネットで調べてみると、実際にこの格言を科学的に実験した大学、病院、などがあるようです。

それによると、毎日リンゴを食べていても、医者にかかる率は変わらないとのこと。

が、変わるのは薬局のお世話になる回数だそうです。ということは、つまり風邪とかの軽い病気にかかる率が減るってことでしょうか。

まあ、リンゴだけが体にいい果物ってわけではないので、この実験の意義は今一つわかりませんが、それにしても格言の言葉通り実験する人たちがいるってことのほうが驚きました。

今日はまだ食べてないので、今から食べます。

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2018年11月2日金曜日

うつ病予防策など

先日ここに、秋になって日が短くなって、うつ病にならないように睡眠時間の確保と、マインドフルネス頑張りますという話を書くと、FBでいくつかコメントというかアドバイスいただきました。

イギリスに住む友達からは、SAD(冬になるうつ病)防止用のランプを教えてもらいました。日本の友達からは、お散歩のおすすめ、そして別のアジアに住む友達からは、「年を取るとホルモンの影響でそうなるんですよ。」と教えてもらいました。

全体に思ったのは、みんなそれぞれたまには鬱になることもあり、それぞれ自分でメンタルヘルスのバランスをとるための努力してるんだなあってことです。人間だから山あり谷ありで、気持ちが落ち込むことがあっても当たり前ですよね。多分それが健全なんでしょう。で、自分で自分のメンタルヘルスの責任を持たないといけない。もしも必要であれば、助けを求めるということも含めて。

私が普段から心掛けてることなどを書きます。

日課としては毎朝20分ー30分ほど、朝起きて一番にヨガをします。そして家族がいなくなってから、25分瞑想してます。

何となく調子がよくないときは、私はクリスタル(パワーストーンっていうんですか)のネックレスをつけたり、手に握ったり枕の下に置いたりします。するとなんか気分がちょっとだけよくなる気がします。

それからBach Flower RemadyのRescue Remedy.(レスキューレメディー)。これはイギリスではすごく簡単に薬局などで買えるんだけど、日本ではないかな。ホミオパシーやアロマセラピー ですらなくて、フラワーレメディー。ショックなことがあったり気が動転したり落ち込んだりしたときに使います。歯医者に行く前とか試験やステージに上がる前に使う人もいるみたい。

後は、冬でも天気のいい日は10分でも外に出るようにしてますが、イギリスはなかなかそういう日がないんですよね。

そんなところです。皆さん、なにかいい対処策、予防策があればコメントください。

ちなみに睡眠時間7時間確保とマインドフルネスは、まだ数日ですが頑張ってやってますよ。結果は来週書きます。

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2018年10月30日火曜日

うつ病にならないように

ここ数週間なんですが、なんか気分が優れない。身体的なことではなくて、ちょっと鬱っぽい感じです。特に朝がダメです。元々朝は苦手なんですが、日照時間が減って来たし、しかも夏時間が終わって一気に朝が暗くなったので、気を付けないとうつ病になってしまうんじゃないかと思うくらい。

それで今日から一週間、実験的にマインドフルネスと 睡眠時間確保を頑張ってみることにしました。

マインドフルネスといっても、瞑想は今までも毎日やっているので、瞑想という意味でなく、「今」に気持ちを集中するという意味のマインドフルネスを実践してみます。

今まででももちろんその効用は知っていて、頑張ろうと思ったことは何度もあるんですが、すぐに忘れてしまって、全然まともに実践したことがありません。

まあ人間の頭はすぐに過去のこととか将来の心配とか、ネガティブなループをぐるぐる回るようにできているので、よっぽど強い意志で心掛けないと、マインドフルネスとは難しいことです。

とにかく、今日から一週間、頭の中の雑音を無視して今を生きることを心掛け、睡眠時間7時間確保頑張ってみます。

どちらも難しいなあ。

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2018年10月29日月曜日

プラハの食べ物

プラハの話題を引きずります。

プラハのガイドブックによると、チェコの食べ物は中央ヨーロッパの典型的な、ドイツ的な食べ物とのことでした。つまり肉とポテト中心。もしくはポテト団子。それでベジタリアンのチャーリーはちょっと心配してました。私はベジタリアンではないけど、肉とポテトという食事は苦手なので、食べ物は一番期待していなかったことでした。

が、実際に行ってみると、すごくおいしかったです。私たちがたまたま運良かっただけでなく、一般に旅行者はそういう印象を持つようです。

典型的チェコの料理は確かに肉とポテト中心なんだけど、これがとってもおいしく味付けしてありました。イギリスの肉料理の基準の何段階も上。特に「チェコ風の料理」というのは、ランチに食べたグーラッシュとパン・ダンプリング(蒸しパンみたいな感じでした) くらいでしたが、これが本当に美味しかったです。
食べかけですみません。あとで知ったことですが、割と有名なレストランらしいです。(が、その理由は建物が歴史的な建物だからだとか。)


こちらはイタリアンレストランで食べたイカ墨のリゾットです。最初はちょっと魚っぽすぎる気がしたのですが、パルメザンチーズとレモンをかけたらちょうどよくなりました。テーブルやレストランの内装が黒が基調だったので、妙なところでカラーコーディネート。イタリアンレストランは多かったです。


これはわざわざ探していったベジタリアンレストラン。混んでました。(ちなみに写真は二人前)チャーリー曰く、今までで一番おいしいベジタリアンの肉料理(っていうのも変ですが)だったとのこと。前菜の後これを完食し、そのあとデザートまで食べました。

 朝ご飯に入ったプラハ風ゴージャスなカフェ。私のは瓶に入った完璧な半熟卵x2と生ハムとイタリアンチーズ。美味しかった!チャーリーはクロワッサンとフルーツヨーグルトで、こちらも美味しかったです。
 これも探していった、ハーレ・クリシュナ(ヒンズー教の一派)のベジタリアンレストラン。ここはメニューが大か小しかなく、どちらもすごく安かったです。カウンターに行くと「ハーレクリシュナ」とあいさつされましたが、あとは全然普通でした。ふつうのチェコ人の会社員や親子づれが普通にランチを食べてました。別に勧誘とかもされません。



これはカフェで食べたラベンダーの入ったメレンゲ。大きさは私のこぶしの2倍くらいの大きいものでした。さすがに食べきれず部屋に持っていきましたが(ホテルのカフェ)、ラベンダー味がきつすぎて今一つでした。ラベンダーって食べ物には向いてないと思いました。

他にはいろんなカフェで飲んだコーヒーは美味しかったし、ホットチョコレートも格別でした。

プラハって案外美味しい国でした。昔ベルギーに旅行した時も、予想以上にすごくおいしかったのを覚えています。ヨーロッパって意外なところに美味しい国があるものですね。

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2018年10月27日土曜日

プラハのホテル

プラハで泊まったホテルは、Booking.comで探したU Zlateho Jelana、もしくはGolden Deerというホテルでした。

前回アムステルダムで泊まったホテルは街中から20分ほどトラムに乗る郊外だったので、今回は街中で探そうと、予算内のホテル20軒ほどピックアップし、レヴューを読んで、結局は勘というか、インスピレーションで選びました。

このホテルがすごくよかったです。値段はツインルームで1泊1万円くらいでした。

プラハの街中の街中、大阪でいえば心斎橋筋にあるような感じ。でも大きい教会の裏で、夜は驚くほど静かでした。(まあプラハは大阪ミナミとは比べ物にならない街ですが)

古い14世紀の建物で、多分10個くらいしか部屋がないと思うんですが、どの部屋もそれぞれ違う形や間取り、家具のようです。家具はシックなアンティークで、プラハ感がいっぱいです。私たちの部屋は入るとそこがホールで、左にバスルーム、右に大きい観音開きのドアがあり、その先がベッドルーム。これが20-30畳くらいの広さで、しかも天井まで5メートルくらいありました。あまりにも部屋が広すぎて、ソファーとか机とかあるんですが、殺風景な感じすらしました。



部屋からの眺め。窓がコートヤード側とこちら側と二つありました。



一番気に入ったのはコートヤードとカフェです。コートヤードにはカフェのテーブルがあり、夏はここで朝ご飯が食べられます。カフェ自体はちょっと狭いんですが、まさにシックなプラハという内装で、静かにジャズが流れているところがまた素敵でした。


細かいところを言えば、ベッドが寝心地が悪いとか、部屋に金庫がないとか、テレビにBBCが入ってないとか、その他あげればいろいろあるとは思うんですが、清潔だしスタッフはすごく親切だし、欠点を補って余りあるホテルでした。

が、今戻ってきて、これを書くのにホテルのレビューを読んだら、一つ星とか二つ星のレビューもいくつかありました。まあ人によって感じ方が違うんでしょうね。

モダンな5つ星のホテルになれてる人にとってはいろいろ気になるところがあるのかもしれませんが、私はこのキャラクターたっぷりのホテル、すごく気に入りました。このホテルをモデルにして、小説やテレビドラマができるんじゃないかと思ったくらい。そういえば、ジョン・アービングのホテルニューハンプシャーを思い出しましたよ。

我々にとっては、プラハ感満々のこのホテルが旅のハイライトのひとつとなりました。

ではこちらもよろしくお願いします