2018年5月13日日曜日

仏の漢字

最近はスピリチュアル関係の本を読むことが多くなり、ブッダもよく登場します。

英語ではBuddha。だから私の最近のボキャブラリーでは仏様というよりはブッダなんですが、そういえば日本語の仏陀も全く同じ発音だなあと何となく考えていました。

そうしてよく考えてみれば、この仏という漢字、仏陀と仏という以外に読み方とか意味とかあるのかなあと気になりました。それで今、小学生の時以来の漢和辞典(オンライン)を使って調べてみましたが、やっぱり思った通り、この漢字は「仏」以外の意味はありません。(フランスっていうのもご愛敬ででてましたが。)

じゃあ、この日本語の漢字の「仏」は、サンスクリット語から来ているBuddhaと丸々100パーセント同じ意味で同じ音なんですね。

遥か紀元前からのインドの言葉が、今の日本語の普通の漢字や言葉として、全くそのままなのにちょっと驚いてちょっと感動しました。

そういえば、ちょっと前、日本語で書かれたインド哲学史の本を読みましたが、サンスクリットの言葉やコンセプトがいろいろ日本語(漢字)で書かれていたのに驚きました。しかも私ですらいろいろ聞いたことのある言葉。大半は忘れましたが、例えば涅槃。これは有名かもしれませんがNirvanaです。

そしてこれは日本のお寺で知ったのですが、真言密教に阿字観という修行があるそうで、この「阿」はサンスクリットのオウムと同じであるとも言われています。

オウムはこちら。
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何となく字の形が似てなくもないかな。

ちなみに仏陀は日本では仏様、神様に近いような感じに思われていますが、ブッダとは「目覚めたもの」という敬称で、この言葉が指す本人のゴータマ・シッダールタは実は元王子様の、普通の人間で、結婚して息子もいました。

この普通の人間であったというところが、私は何となく感動します。


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2 件のコメント:

直子 さんのコメント...

漢字はお経と一緒に日本に伝わったと言うし、仏教もヒンズー教を土台にして生まれきたみたいな宗教なので、漢字がサンスクリット語に似ているのは頷けます。例えば一昨年の親戚のお葬式の際初七日供養の説明を受けた時、故人の霊が極楽浄土出来るように閻魔大王に拝む事だと教えて頂きました。丁度同じ時期に職場のインド人の方のおうちにも不幸があったのですが、彼女にヒンズー教ではヤマラージュにお祈りをするという事を教えて頂きました。(ラージュとは王という意味)。仏教の閻魔大王はこのヤマラージュから発祥したみたいです。

Atsuko さんのコメント...

直子さん
そうですよね。漢字はお経から伝わったのでしたね。
閻魔大王ってヤマラージュという言葉からきているのですか~。
興味が出てきて、「日本語になったサンスクリット語」で検索したら、いろいろ面白いもの、意外なものが出てきました。例えば旦那は、布施、布施を与える人のDanaという言葉から来てるそうです。
ところで閻魔大王って、うそをつくと舌を抜く怖い人ってずっと思ってました。(笑)