最近読んだ本に、動機のことがありました。
何か動機があり、行動に移す。これが普通ですよね。たとえば、健康になりたいから、何か新しいことを始めたいから、運動したいから、痩せたいから、リラックスしたいから、インド哲学に興味があってもっと知りたいから、ヨガのクラスに来る。
科学的実験によると、これは必ずしもそうとは限らないそうです。つまり動機が行動につながるだけでなく、行動することによって動機が生まれると言うのは、証明されているらしいです。
たとえば、ヨガをしたかったわけじゃないんだけど、友達に連れられていったとか、たまたまジムに言ったらエアロビクスの変わりにヨガだったとか。行動してしまったことが動機につながることが多いそうです。
ヨガに行き始めても、しばらくすると今日は疲れているからとか、外に出る気がしないとか、ちょっとしたことで動機はくじけてしまいます。でも、そこを無理してでもヨガに行くと、大体の場合、ああ、やっぱり来てよかったということになります。行動が動機の先に来る例です。
継続は力なりといいますし、実際にそうだと思います。でも人間の動機なんて簡単なことで薄れたり消えたりしてしまうもの。と言うことは、何かを成し遂げたい、何か継続することが自分にとって重要であると決めたなら、動機がなくても 続けられるシステムを作ることが大切なんでしょうね。
ヨガの例なら、自分で一人でヨガをするよりは毎週同じ日にレッスンに通うほうが続きやすいし、しかも前払いしたほうが続きやすい。ピアノなど楽器の習い事は、自分で練習して上達することも可能だけど、毎週レッスンがあるほうが続く可能性が高い。ランニングなら一緒に走る人がいるとか、ジムならやっぱり何ヶ月も前払いするとか誰かと通うとか。
私はメディテーションを平日毎日しますが、これは歯磨きのように毎日のルーティーンに組み入れているので、その日の動機の強さに関わらず20分瞑想します。家族を皆送り出して、やっと一人になったところで、好きなインセンスを焚いて20分目を瞑ると言う、楽しみな時間です。(瞑想しながら寝てしまう日もありますが。)ただ、そういうルーティーンなので、週末家族が家にいる日は、すごく難しいです。なかなか瞑想する気になれない。
動機って頼りにならないものです。
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2 件のコメント:
へえ、ルーティンで瞑想してるのか。
私も最近は習慣化しましたが、そこまでには至ってませんね。
数分だけの日もあるし。
脳を休めるためには数秒でも一日に何度もやる方がいいとも聞きますけど、どうなんでしょうね?
私も30年位前に始めて、毎日するようになったのは10年くらいだよ。毎日するきっかけになったのは、A Course in Miracleでした。
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