10年以上の付き合いになる友人がいます。ヨガの生徒さんなのですが、いつの間にか友達になっていました。いろいろ話も合うし、すごく付き合いやすい仲のいい友達です。
ところが、半年くらい前から、話をしていると、なんとなく早く話を切り上げたいなとか、話題を変えたいなあと思うことがありました。
先日また久しぶりに彼女に会いました。話の流れから、私の最近ストレスになっていることについて 打ち明けることになりました。その話題で30分ほど話していたのですが、途中でやっぱり言わなければよかったなあと思いました。
その理由なのですが、彼女はアドバイスをくれるのです。次から次に。最初はちょっとありがた迷惑と言う感じだったのですが、なんとなく上から目線に感じられてきて、人の事情も詳しく知らないのにと気分が悪くなるくらいでした。
これって、私も自戒しなければと思うのですよ。私も、特に私がちょっとかじってる分野に関しては 、きっと頼まれもしないアドバイスしてるんじゃないかな。いままで不愉快に思った人がいたら、ごめん。
なぜアドバイスするか。これには二つ理由があると思います。まず一つ目は間。悩み事とかちょっと苦しい胸のうちなどを聞くと、なにか言わないと間が持たない気がします。でも「がんばって。」とか「元気出して」とか、 あまりにも常套句過ぎて言いたくない。それでアドバイスらしきことを言ってしまう。
そしてもうひとつは、エゴだと思います。なにか自分が知ってる分野のことであれば、その知識を披露したいし、こうしたほうがいいのにと思えば、それを言葉にしてしまう。それはその人のためを思ってというのももちろんあるけど、やっぱりなにか、そのアドバイスをすることで、自尊心とかなにか自分が得るものがあるのだと思います。
最近、カウンセラーの人達の仕事を垣間見る機会がありました。彼女たちは人の話を聞くプロなんですが、最初はそんな感じはしません。でも、なんとなくうまく話しを引き出します。そして、それについて何の意見も言わないんです。それを話した本人が、あとでその自分の喋ったことについていろいろ第三者的に考察するように仕向けているんじゃないかな。
聞き上手って、人の話を聴いて、それについて自分の意見やアドバイスを言わないことなんじゃないかな。アドバイスが欲しい人は、そういってくると思います。そしてアドバイスを求めていない人にしても、それはまさに馬の耳に念仏。
私と今後話をする機会のある人は、もしもアドバイスを求めていればそう言って下さい。出来るだけ、求められないアドバイスはしないよう、口を押さえてますので。
ではこちらもよろしく
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8 件のコメント:
あああ、もうこれは私は本当に気をつけないといけないことです。もう本当にこんな自分が嫌なのですが、無意識なので絶対にまたやってしまうような気がしてなりません(泣)ところでギリシャ、激しく美しいですね!私も行ってみたいです。それから「任せること」の記事ですが、任せられないって本当にストレスですよね。最近もまた色々あり・・非常にストレスを感じてます。日本ではこの件に関してここまでストレスを感じてなかったような。連絡が来るはずの日には自分から連絡しなくたって連絡が来るし、届くといわれた物はちゃんと届くし・・。まぁそれでもどちらの国で暮らしたいかって言われると断然イギリスですが・・。「母語」の件もおもしろいですね。私は十代の頃にアメリカで英語を身につけたところへもってきて、現在は毎日イギリスのアクセントを聞いているせいで嫌でも影響されてしまい、両方が中途半端に混ざったおかしな英語になってしまって非常に恥ずかしいです。あつこさんのお母さんが不思議なアクセントの訛りでしゃべっていたのと似たようなことだと思います。息子にはいつも日本語で話してますので、息子にとっての母語は日本語ってことになるんですね。ただ、毎日女の私が話す日本語を聞いていると、息子もババ臭い話し方になるんじゃないかというのが気がかりです。あ、関西だと「ババ臭い」って言うとう○こ臭いって意味になるんでしょうか??
私もコレを自覚しているので、分野を超限った(専門的な?)、データ提示型のブログを書いている気がします。データ提供なら、相手の事情とか、気持ちとか、あんまり関係ない、のかどうかはわかりませんが、少なくともそれは私のせいではないかなぁと。
どうせい、というのは、言われたくないですよね。
私もいつも聞き上手になりたいと思いつつ、必ず余計な口出しをしています。(苦笑)どこまでなら大丈夫、と線を引くのが難しくて、ついつい言い過ぎたりしちゃっている気がします。反省〜。
あと、任せるのは(↓)、こちらで生活しているとほんとストレスになりますよねー。もうこのところはそういうことがあっても当然、と割り切るようになって、ストレスにならないようにしているけども、やっぱりたまにどうしてもキレちゃいます。(爆)任せられないから、自分で出来ることは全部やりだしたので、DIYは得意になったけど。(笑)
さっちまんさん
コメントたくさんありがとうございます!息子さん大きくなられましたね。と言うことは、そろそろ日本語で喋りだしてるのですか?それってすごいです。私は最初は日本語でと思っていたけど、結局死なせないように育てるだけで必死で、日本語で話しかけたあげられなかったので、大きくなってから苦労して教えました、日本語GCSE。ところでイギリスでアメリカ英語少しでも話したら、すごい勢いで、「それは違うよ、アメリカンだよ。」と直されませんか?
任せる件は、日本に住む人からは全員、そんなことは心配しない」とコメントいただきました。イギリスに住む人は、全員心配すると言ってました。(笑・・・・しかない)
ギリシャは私が一番好きなホリデー先です。いろいろ島があってそれぞれ違うし、ヨーロッパなのにすごく遠くに来た感じがする。サントリーニは特によかったですよ。
fooさん
fooさんのブログとアドバイス、いつもありがとうございます。本当に参考にさせていただいてます。感謝しかないですよ。
私はブログに、専門的情報ではまったく無い勝手な意見を時々書くけど、それはまあいいかなって思ってます。読みたくない人は読みとばすだろうし。
今回の記事、思いのほか多くの人から、「私も自覚・・・」というコメントが寄せられましたけど、カウンセラーと言うプロの聞き手があるって言うことは、素人は聞き上手になるのは、よっぽど気をつけないと難しいのでしょうね。
ねこなすさん、
私もそうです。とくに昔からの友達とか家族とか、遠慮が無い人には特に遠慮なくアドバイスしてしまってます。子供にはどこまでアドバイスすればいいのか、難しいですね。成長するにしたがって、小出しにしていくべきなのでしょうか。
イギリスで任せられない件、私も切れることはなくなってきましたが、「どうせだめだろうな(予定日に届かないだろうな、電話かかってこないだろうな、直ってないだろうな・・・・)」と最初から思う癖がついて、それはそれでストレスです。ただ、イギリスは問題があったときの対応は、日本より上の気がします。会社も、問題ありを想定して営業してるのでしょうか?
それ、男女の違いによく出てくる話ですよね。男性はアドバイスをしようとするが、女性はただ聞いてほしいだけ、という違いです。私は結構男性脳なので、自分が悩み相談をするときはアドバイスを求めているので、何か面白い視点をくれたりしないと、ただ聞いてくれるだけでは満足できないことが多いんですよ。もちろんくだらないアドバイスをされると腹立ちますけどね。でも、多くの女性はただ聞いてほしいだけのことが多いから、余計なアドバイスをしない方がいいみたいです。私は男性脳なだけに、悩み相談をされると、ついついその悩みを解決するために一生懸命アドバイスをしようとしてしまいますが、相手を見て、そこは気を付けないといけないんでしょうね。上から目線とかいうんじゃなくて、なんというか、解決することが目的だからそれに協力しないと意味がないと思っちゃうんですよね~。
あくあさん、それ聞いたことあります。女性が友達に悩みを話すときって、ただ聞いて欲しいだけのときもアドバイスが欲しいときもあると思うけど、他に「悩みがあるという弱い面をシェアすることで仲間意識を強める。」という面もあると思うな。そういう時は、やっぱりただうまいこと相槌打って、「実は私もこういうことがあって・・」という感じの会話になるのがいいんじゃないでしょうか。
話を聞くほうは、男性女性に限らず、アドバイスしてしまうもののようですよ。アドバイスなど、なにか解決の方面に少しでも会話が進まないと、気持ちが悪いのもあるかな。だから身内が死んだとか不治の病にかかったとか、どうしようもない状況のときは、「ご愁傷様」とかありきたりのことを言うのがせいぜいだし、何を言っていいかわからないから会うのを避けるということになるんだと思う。
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