今、サドグルというインドの聖人の講話集を読んでいます。サドグルは歴史的聖人ではなく、今をときめく、話題の生きた聖人。インド国内はもちろん、特に欧米では、インド聖人では1・2を争う人気の時の人です。
その本に、サドグルのインドのロータリークラブでの講話と、その後もたれた質疑応答が載っています。
その質問者がこう尋ねました。
「サドグル、私は妻と二人の子供がいます。私は収入の半分を慈善事業にささげていますが、眠ることができません。ヨガを始めたのも、眠りのためです。医者にも行きましたし、慈善事業にも時間とお金とエネルギーをささげていますが、それでも寝ることができません。どうしたらいいでしょうか?私は富も快適さもいりません。欲しいものは眠りだけです。助けてください。 」
眠りって、お金持ちにも貧乏人にも、賢人にも馬鹿にも、健康な人にも病人にも、善人にも悪人にも、誰にでも差別なくやってくるから、まったく当たり前のものと思っていますよね。
でも深刻な睡眠障害の人にとっては、どんなお金よりも何よりも、のどから手が出るくらい欲しいものなんでしょうね。この質問を見て、改めて感じました。
そしてもちろん睡眠だけでなく、当たり前と思っているものほど、何かのきっかけでそれが入手できなくなると、これほど必要で欲しいものはないという切羽詰った状況になります。健康は当然ながら、視力や聴力、家族や友人、電気、水道。忘れちゃいけないインターネット。いつもは厄介な食欲ですら、まったくないとどれだけ人生がつまらないか。
誰もがまったく当然のことと信じ切って、あることが当たり前の空気ですら、それがないと数分と生きていけないんですから。
今日はシーツも洗濯したことだし、眠れることに感謝しながら安らかな眠りにつきたいと思います。
あ、ところでサドグルですが、この質問には、「瞑想すればいい。」と簡単に答えていました。
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2 件のコメント:
「瞑想すればいい」はその通りだよね。
でも、私もめっちゃ忙しくてストレスをためて、それが肌荒れや体調不良になってしまっている人で、医者には交感神経優位すぎると言われている人に瞑想を勧めてるんだけど、なかなか着手できないみたいです。じっとしてるのに耐えられないみたい。
瞑想と思うから難しいけど、5分だけリラクゼーションの音楽やテープをかけて、ソファーに座って目を閉じるとか、その辺からはじめたらいいかも。ヨガとかさ。
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