2015年11月17日火曜日

日本人の日本を信頼する気持ち

日本人って、日本製のものや日本のものを、物が良いとか、品質という話とはまた別に、
「安全」「安心できる」とすごく信じてると思いませんか?

たとえば食品とか薬とか、化粧品とか。車についてはどうかな。やっぱり日本車のほうが安全って思ってるんでしょうか?

友達のあくあさんが、金融をやめて数年前、美容業界に鞍替えしたのですが、「化粧品の成分にはまってます」というタイトルの、こんなブログを先日書いていました。

それによると、日本の化粧品の成分に関する規制は、ざるといっても良いくらい緩々で、ヨーロッパは、日本の何十倍も厳しそうです。

日本人ってただなんとなく、日本の化粧品のほうが規制が厳しくて、安全だと思ってると思いませんか。私も、漠然とですが、そう思ってました。

この例に限らず、日本人ってどうしてこんなに日本に信頼を持ってるんでしょうね?

ならば、日本の政府や法律に信頼を持ってるかというと、それはそうではないでしょう。ということは、製造業者に信頼を持っているってこと?でも、こちらも利益最優先だから、本当に皆さん信用してるんでしょうか?

というようなことを考えて身近なところを見回すと、そういえばイギリスでも、「国産」の食べ物は安全という漠然とした考えがあるようです。スーパーに行くと、「イギリス産」と誇らしげに書かれた肉や野菜が売っています。(さすがにワインは、国産は細々と、珍しいもの好きな人のために売られれる。)

でもイギリスって、あの「狂牛病」の国だし、この信頼感はどこから来るんでしょうね?

少なくとも国産なら、わけのわからない海外のものに比べ、ある程度までは品質は管理されてるという信頼なのでしょうか。 

まあそう考えあると、イギリス人も日本人も、幸せな国民かな。中国人などは、国産の人口乳は怖いからと、海外で爆買いされてるそうだし。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

日本人はほんとにメイドインジャパンを信頼してるよね。イギリス人がそうなのもなんとなくわかる気がする。アメリカ人はどうなのかなぁ?

なんでなんでしょうね?

日本でも高級料亭が食べ物を使いまわししてたとか、メニューの表記と違う安い材料を使ってたとかいう話が結構あるんだけど、それでもまだ信頼は失われてなくて、中国産のものに問題が見つかったりすると、大騒ぎしてるもんね。

化粧品はねぇ、調べれば調べるほど奥が深くて、わけわからなくなってきましたよ。

まあとにかく、自分で自分を守るしかないんじゃないですかね。

原始時代と同じや・・・。

Atsuko さんのコメント...

アメリカ人も国産の物を信用してそうじゃない?

そういえば、料亭の使いまわしの話聞いたことあるし、阪神デパートも、原産地が違うものを売ってたとか、あったなあ。

中国に関しては、日本は中国叩きがすごいから、本当のところはわからないね。

気にしすぎると生きにくいから、そんなことぜんぜん気にしないというおおらかな気持ちのほうが、よっぽど健康にいいと思うようにしてるわ。

原始時代って、ははは。

匿名 さんのコメント...

イギリス人の場合は、特に食品の場合、安心感というのももちろんありますが、フードマイレージといった環境のことや、地元のビジネスを支えるっていう意味でも、我がイギリス人の夫を含め。イギリスのものをサポートしている人が多い気がします。あと、私はイギリスのミッドランドの田舎の村に住んでいますが、私の住む州は、市場や個人の肉屋さんやパン屋さんや八百屋なんかが、たくさんあって、地元の人は食品の買い物は個人の店や市場でしている人が多いです。スーパーもあるけど、がら空きってこともよくあるし。私もスーパーに行くのは月に1−2回ぐらいです。地元のお肉屋さんは、お店直営の店から5kmぐらい離れたファームのお肉を、昔ながらの方法で処理して売っています。売っている肉がどこから来ているか明らかだし、質もスーパーのバリューのものとは比べようもないほどいいです。お肉も柔らかいですし。特に牛肉は一目同前。お肉やさんのものはきちんとエイジング(熟成)してあるので、料理しても、スーパーのお肉みたいに水がブクブク出てこないですし。お得意さんになるといろいろと融通を利かせてくれて、いいものを裏の冷蔵庫から出してきて、切り分けてくれたりしますし。先週もトンカツ用に1cmぐらいの厚みのお肉を切ってもらったり、ハンバーグを作る合挽きが欲しかったので、豚と牛を別々にミンサーに入れて、ミンチ肉を作ってもらって、200gずつ売ってもらいました。あと食べるものとか、常に使うものって、心理的な安心感もすごく大切な気がしますが。イギリスの場合食料品は産地がきちんと書いてあるので、すごくありがたいです。そうそう、デボンのレッドルビービーフ、すごく美味しいですよ。デボンに住んでいる時、夫が大好きでよく食べましたよ。お肉が柔らかくて、すごくお勧め。

匿名 さんのコメント...

日本人が日本の物が安全って思う理由が理解できます。特に口に入れる食料品や肌につける化粧品なんて、国が変われば、安全性や消費者保護法も変わるわけだし。何かが起こった後では手遅れ。用心するのは当たり前です。例えば、中国の食品の場合、安全性のスタンダードや消費者保護なんて、信用できるんだろうかって思ってしまうし。人権のレベルがおもいっきり低いことで世界的に有名な国の消費者保護の仕組みや法律なんて、疑わしいですし、日本の物が安心って思うのも無理ないですよ。イギリスの場合はEUの法律で食品の安全のスタンダードがはっきりしているし、消費者保護も法律やシステムが整っているし、EU加盟国で生産されたものは、その基準に従うってことで、ある程度、安全性が確保できますし。あと、何か事件が起こった時も、研究や調査、賠償等のアフターケアもしっかりしてるから、まあ楽観的でも大丈夫ですが。狂牛病にしても、それが起こったすぐに、学識専門家が調査研究して、家畜の餌が問題だったっていう理由や原因を出して、その後同じ問題が起きないように、いろいろと対策が立てられ、実行されたし。日本で作られたものでも、100%、絶対安全って言えないのに、他の消費者保護や製品の安全性のスタンダードが理解できない海外の物を安易に信用しろって言われても、無理がありますよね。あつ子さんも書かれていましたが、中国人が自国の製品、特に食料品に誇りや信頼が持てなくて、海外、特に日本製の物を好むっていうのが現実だよ。そんなの聞くと日本人が日本製が安全って思うのは当然のことです。イギリス人や日本人が自国の物を安全って思うってことは「ハッピーな国民」とかいう皮肉的なことではなく、もっと現実的なことがいろいろ関わっていることだと思います。ハッピーで済まされることじゃないとお思いますが。