寒いし風強いし雨で泥だらけで、ぜんぜんガーデニングなんてする気なし。もう菜園も大変だし時間ないしやめよかな・・・。とここ数年毎年3月の頭になっても思うのに、ちょっと天気がよくなって気温が上がったら、太陽に誘われて、やっぱり庭に出て行ってしまいます。
今日はたまねぎを植えました。たまねぎは種から育てることも出来るんだけど、セットというラッキョウよりさらに一回りくらい小さい球根を植えると、簡単に育ちます。でも毎年セットを多く買いすぎて、余らせて人にあげたりしてました。
それが去年、このセットを、間隔を1センチくらいだけにして詰めて植えると、葱に育つと聞いて、やってみました。そしたら本当にその通り、すごく簡単に葱ができました。葱って種から育てると成功したことないので、今年からこのやり方で育てることにしました。
普通のたまねぎは少なくとも20センチくらいは離して植えます。この距離が大きいほど一つ一つのたまねぎは大きくなるんだけど、その分個数が減るので、その辺の加減をしながら、最大イールドを目指します。
で、思いました。やっぱり環境だなって。
「天分か環境か」というディベートって昔からあるじゃないですか。ヨーロッパではナチのファシズムの影響や人種問題で、これは政治的社会的に大きい影響があるテーマです。 戦後の民主的な風潮で、「(人種や家系などの)生まれつき資質ではなく、環境がすべてを左右する。」という意見が圧倒的に支持されてきましたが、ここ15年くらいは、遺伝子学の発達で、資質の重要さもクローズアップされ、「まあどちらも大切」ってあたりで落ち着いてるようです。
同じ球根を、間隔を大きく開けて育てればたまねぎになるのに、詰めて育てれば葱になるって言うのは、やっぱり環境って大事なんだなあと、改めて感じました。
ちょっと話は飛ぶけど、数日前、いじめに関する記事で、さかな君が、「水槽に魚が多いと、いじめが起こる。いじめられてる魚を他に移すと、別の魚がいじめられる。」って書いてました。
さかなでもたまねぎでも、やっぱりスペースというものがないと、 きちんと育たないってことなのかな。
まあこれを直接人間に反映するのは無理があるかとは思いますが。
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4 件のコメント:
なんか、まじめに考えると論文が書けそうなことを、さらっと書いたね。玉ねぎと葱の話からナチズムに飛んだ後で、話が飛ぶけどと言われて、どこまで飛ぶんや!と思ったけど、全部つながってて、いいお話でした。
確かにスペースって大事かも。
それにしても、近づけて植えれば玉ねぎが葱になるなんて初めて聞いたわ。
ありがとう。
さかなくんのはなしとしては、いじめっ子の対処も大事だけど、日本の今の環境では、いじめはなくならないってことなのかなあ。戦前だって、田舎の村などでは村八分とかいろいろ陰険ないじめがあったし。
女王蜂も、生れは普通の蜂で、ロイヤルゼリーをたべて女王蜂になるらしいよ。だから環境が大切やねんね~
ニンジンもつめて植えれば京人参になったりして。
直子さん、京人参って知らなくて、ウィキなどで調べちゃいました。金時人参というのですね。昔食べた記憶が、なくもないという程度に覚えてました。
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