先日ネットで読んだ何かの記事のことです。
4年前のある週末、著者が家族と友人達とビーチに遊びに出かけました。気温は温かく日が照り、みんなが最高に楽しい一日を過ごしていました。
でもこの著者は、家族と楽しんでる振りをしているものの、頭の中は返事しないといけない何十件ものメールや書きかけで行き詰まっている記事のことでいっぱいでした。全然楽しくなんてなかったし、その場にいたくもありませんでした。楽しそうな振りをしていても、みんなも気づいてるようでした。
その日の帰り道、車の中で突然人生最大の悲劇とは何かに思い当たりました。
最高に素晴らしい時間をすごしているのに、頭の中がほかの事でいっぱいで、それに気づかないでいること。これに勝る、ばかげた人生の悲劇はありません。それ以来、家族と過ごしている時間など、素晴らしいはずの時間を出来るだけエンジョイするように心がけるようになり、人生がすっかり変わったとのことでした。
ただ悲しいことは、この著者はその後肺がんになり、まだ小学生の子供達を残して先日亡くなったとのことです。
こんな大事なこと、考えたら誰でもわかるような当たり前のことなのに、誰もが死や病気などの危機に直面でもしない限り、無視し続けていること。私も思いっきり心当たりあります。
仕事のストレスとか家族との衝突とか、頭に来る人やら失礼な店員やら、ネットやコンピューターのトラブルやら金銭関係のちょっとしたごたごたやら。そういうことを口実に、今の自分の人生がどれだけ恵まれているか、どれだけ素晴らしい人や出来事に囲まれているか気づかずに、不満を持って暮らすこと。これに勝る悲劇はありません。
昨日は東北大震災の日。その時も同じことを考えました。あの惨事のスケールに比べたら、我々ってなんてくだらないことで不満を言って暮らしてるんだろうって。
毎日、どんな状況にあってもどんなところにいても、できるだけいい事に目を向けて、楽しいこと素晴らしいことを感謝していきましょう、みなさん。
ではこちらもよろしく
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2 件のコメント:
不満ばっかり言ってる人、ほんとかわいそうっていうか、つまらない人生になっちゃうのにね。
習慣というか癖になってるって言うのもあるよね、現代人の。そのことに気づかないと。
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