2011年9月19日月曜日

ただの食べ物

庭でダムソンという野生のスモモが取れてそれでジャムを作った話を書きました。それからスローというこれもスモモ科の実がなって、それでスローウィスキーとスローウォッカを作った話も。

それで一体この辺でどんな食べ物がただで手に入るか数えて見ることにします。

まずはこのダムソンとスロー。といってもスローは例の「Taste of Death 」で、とても食べ物っていう気はしませんけどね。

それからこの季節に大量になるのがブラックベリーです。この辺の小道でよく人がブラックベリーをつんでいますが、ラッキーなことにうちには毎年すごくたくさん実のなるブラックベリーの生垣があるんです。もう毎日毎日摘んでも摘みきれなくて、ジャムにもし切れないし冷凍庫にも入りきれないくらいなります。人にあげてももちろんいいんだけど、摘んであげるような時間はないので、隣の子供達に取らせて上げるくらいで、後は鳥の餌になってます。

へーゼルナッツもなります。うちの木は生垣に生えてるんですが、場所が悪いので毎年ばっさりと枝を切るので、ほんのちょっとしかなりません。でもうちから1分くらい歩いた道沿いに生えていて、欲しければそこでとることもできます。一度だけ取りに行った年があったんですが、 殻が固くて結局いくつか食べただけで捨ててしまいました。

先日村を歩いていると、犬を連れた人がその木の下にいて、犬がバリバリ何かを噛んでいたんです。何かと思って立ち止まって見たら、その飼い主の人が「道に落ちたへーゼルナッツ食べてるんだよ。」 といいました。犬ってナッツまで食べるのか。しかも殻ごとバリバリと。

エルダーという木があり、そこにはすごくいい匂いの細かいクリーム色の小さい花が6月ごろ咲きます。この花でエルダーフラワーシャンペンという飲み物を作れます。花を1晩つけた水に砂糖とレモンを混ぜて3週間くらい置いておくのですが、花粉の酵母で発酵して、本当にアルコールの飲み物になるんですよ。1パーセントくらいだと思うけど。そしてシャンペンのように発泡します。この実は秋には食用に取ることもできるそうです。

食べ物と言うよりは厄介な雑草なんですが、ネトルという植物があります。日本語ではイラクサと思うんだけど、外見はちょっと紫蘇みたいな感じで、触ると刺されてすごく痛い。これでスープを作れます。スープ以外にもいろいろ食用にできるみたいで、私はスープのほかは日本風の蒸しパンを作りました。割とおいしかったんだけど、子供達には不評でした。

メリッサというハーブも勝手に生えています。これってアロマセラピーのオイルにも同じ名前のものがあり、そのオイル自体はなぜか無茶苦茶値段が高いんです。5mlで50ポンドくらい。信じられないでしょ。ローズよりもジャスミンよりも高い。でも植物自体は庭に勝手に生えてます。一応ハーブなので食用なんだけど、使ったことないです。

食べたことないといえば、ローズが散ったあとにできるローズヒップもお茶にしたりと、食用にできるそうです。それからタンポポも葉はサラダに入れられるし、根はローストしてコーヒーの代用にできるとか。(戦争中はそうしたそうです)でもどちらもやったことはないです。

そして年によって出てきたりでてこなかったりするのがマッシュルーム。でも一度も食べたことありません。きのこって毒キノコもあるから、よく知ってる人に確認してからでないと怖くて。一度本を買ったことがあったんですが、やっぱり写真だと今ひとつ確信をもてるほどにはわかりませんでした。デスキャップという白いきのこは、1本食べると死ぬそうです。これがちょっと外見が似てるんですよね、うちの庭のきのこに。たぶん違うとは思うんだけど。(そんな物騒なものがたくさん庭に生えてるかもと思うと、考えると怖いですね。)

そういうわけで秋は忙しいはずなのに、今年は天候が悪くて、なかなか庭に出られません。この雨のせいで菜園のラズベリーも 生垣のブラックベリーもかなりだめになったことでしょう。

ではこちらのリンク、是非クリックお願いします。今日はなぜかバナーが載せられなくて、リンクになっちゃいましたがいつもと同じですのでよろしく。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

すごいね。考えてみたら私にはタダで手に入る食べ物は何もないことが分かりました。人に頼らないと生きていけないということですね。

Atsuko さんのコメント...

でもここに上げたものって別にそれだけでは生きていけるほどのものではないからね。
でも菜園と果樹園があるので、そこは自給自足できます。以前豚インフルが流行ったり大雪で店のストックが尽きて大騒ぎになったとき、やっぱり行き着くところ、食べ物を生産してるって言うのは強いなあと思いました。