今日は子供達のピアノの音楽会でした。とはいえコンサートというようなたいしたものではありません。ピアノの先生が生徒達とその家族を家に呼んで、お互いに何曲か演奏して聞き合うというだけの物です。でもそれだけでは能がないので、お茶会もかねて皆がケーキなどと持ち寄り、休憩の合間に紅茶とお菓子を食べました。
先生の生徒は子供だけではなく大人もいますので、子供の演奏会と言う感じではなく、結構普通のお茶会の雰囲気です。ピアノだけでなくサックス、トランペット、クラリネット、ベースギターの生徒もいたので、なかなかバリエーションもあり退屈しませんでした。
そうそう、忘れていましたが、 演奏者以外(つまり親や配偶者など)は一人3ポンドずつ払いました。このお金が先生の収益に・・・と言うようなことはまったくなく、これは子供ホスピスに寄付されるそうです。まあ主催する先生はちょっと大変かもしれませんが、こうやって気持ちのいい午後を過ごせて、チャリティーにお金が集まるのはいい考えですよね。
先生の家はうちから車で20分ほど内陸の方向に行きます。川に沿って森の中をどんどん運転して行き、川の上流の小さな村です。小さいことは小さいんだけど、雰囲気としてはなんとなくお金持ちの人が住んでそうな村です。
でも先生の家は割りと小さなコテージです。コテージと言うのはイギリスではよく聞く言葉なんだけど、はっきりした意味の定義は無いそうです。雰囲気としては田舎にある古いこじんまりした家という感じ。この家は8件ほどコテージが長屋のような感じでつながったところにあります。まあ長屋とういとちょっと貧乏くさいイメージだけどそんなことはなく、でも長屋っぽく近所が仲よさそうな感じがします。
ルイが3曲、チャーリーが2曲弾きました。ルイはまずスコットジョプリンのエンターテーナー(前半だけ)で軽く指慣らしをし、そのあとイタリア人の現代作曲家のアイナウディ(Einaudi)の曲を1曲、そして久石譲の曲(「千と千尋の神隠し」の主題歌)を弾きました。この2曲は、特に久石譲の曲はとても難しく、しかも2曲とも感情がたっぷりこもった曲なんですが、上手に弾けました。
チャーリーは同じくアイナウディの曲と韓国人の作曲家のイルマという人のRiver Flows in Youという曲を弾きました。今このブログを書くために検索して初めて知ったのですが、この人の曲って(たぶんこの曲?)日本でやっていた韓国ドラマ、冬のソナタのテーマ曲なんですってね。チャーリーはこの2曲はもう1年くらい練習していて、目をつむっても弾けるはずなのに、コンサートの前にあまり練習しなかったのでたくさん間違えて、しかもテンポも早くなったり遅くなったり。とっても緊張してるようでした。
自分でもうまく行かなかったなあと思ってたみたいですが、やっぱりルイに比べるとぜんぜん練習不足だったからなあと、言われなくても反省してるみたいです。
チャーリーはそれほどでもないけれど、最近ルイはかなりピアノにはまっています。先生が臨機応変な人で、級やセオリーにこだわらずに、好きな音楽を自分で選んで弾いてるんですが、それがいいのかな。今はパイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ曲を練習してます。
そうそう、昨日写真を載せたお菓子を今日もって行きました。なかなか好評でした。
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2 件のコメント:
ほんとに生きてる世界の違いに言葉を失います。映画に出てくるみたいだね。
あくあさん、そうかなあ。確かに田舎都会の違い、子供がいる生活といない生活の違い、それはあるけどなあ。
コンサートの途中、裏でガチョウが鳴いていてうるさかった、と付け足すと、やっぱり世界が違うかなあ。
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