2011年7月13日水曜日

ヘンリーの結婚

私のロンドンに住む友達ヘンリーの話を昔書いたことがあります。彼と知り合ったのは15年位前。ヨガの合宿で知り合いました。それ以来意気投合し、家が近いこともあり、2年間くらい、私がロンドンを去ってデボンに越してくるまで、毎週ヨガのクラスに一緒に行ったりご飯を食べに行ったりとすごく仲良くしていました。

彼はNY出身のコンテンポラリーダンサーです。コンテンポラリーダンスってちょっと敷居が高くて芸術的過ぎて一般の人にはなじみが薄いのですが、その世界では彼は超一流です。時々サンデータイムズなどのアートセクションに評論が載ったりするくらい。3年位前はこの世界では一番権威ある賞を受賞しました。

でも彼自身はとても気さくな人です。デボンにも一度遊びに来てくれました。その時は子供が小さかったので、子供達とよく遊んでくれました。前回あったのは2年位前、事情があってロンドンに行ったときに泊めて貰いました。

その彼とは当時はそんな風にすごく仲がよかったので周りからは「あの二人はどういう関係なのだ」と思われていました。というのは彼はゲイなんです。その頃ヘンリーの彼はイタリアに住んでいたし、私は付き合ってる人がいなかったので、まるで兄弟のようにしょっちゅう行き来していましたが、まあただの友情と言う以上説明のしようはない関係です。でもやっぱり普通の男女間の友情とも違う、もっとしっかりとした絆のような感じでした。たぶん女同士の親友に近い感じなんだろうなあ。

その彼から昨日メールが来ました。今の仕事の近況などを書いたあと、最後に「ところで」という感じで、なんと20年くらい付き合ってる彼と先日結婚したと書いてありました。結婚式は挙げず、ロンドンの友人ごく数人を招いて行ったとか。「もっとちゃんと式をしたらもちろん招待したけれど。」と律儀に書いてくれていました。これがその写真です。

右がヘンリー


そうかそうか。彼(リモ)のことは私も知ってるし、なんかすごく感無量です。そんなに長く付き合ってた人とやっと結婚したか、良かった。それにほんの5-6年前までは同性同士は結婚できなかったので、それを思うと、いっそう感動というか、感じるところが大きいです。

今でも本当は結婚(Marridge)とは言いません。Civil Partnership(市民パートナーシップ)と呼ばれます。 でも法的な権利は結婚しているカップルと同じだそうです。

最近何回か結婚式のに行ってるけど、私は正直言って実はそれほど結婚式が好きではありません。なんとなく白々しいと言うか、世の中の結婚の行方だとかいろいろ思うと、口で言うほどは「おめでとう」という気持ちはないんです。でもこのヘンリーとレモの結婚は本当におめでとうって心から思います。

末永くお幸せに、なんていわなくてもこの二人ならずっと今までどおり変わりなくやっていくことでしょう。

おめでたいと言えば、阪神は巨人に連勝!今日は代打の神様桧山様がサヨナラの犠牲フライで2-1で勝ちました。桧山さんが出てきたときの甲子園4万5千人の歓声はすごかった。明日は大好きな岩田君の登板予定だそうです。打者の皆さん、がんがん打って岩田君を援護したってや。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

それは素晴らしいね。そうやってマイノリティの人の権利もどんどん認められていくのはうれしいですね。

こんの さんのコメント...

毎日クリックしてますよぉ
今日は103位でした

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、男女の結婚は恋愛感情以外にもいろいろ計算や妥協やらありそうですが、むしろゲイのほうが純粋に愛し合ってるんだなあと言う気がします。
でもやっぱりヨーロッパって進んでますよね。日本はあと100年はかかるやろうな。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、ありがとうございます。同じ人からのクリックは1日1回カウントされるそうです。なかなか100位のバリアが厚いです。