2011年7月22日金曜日

ラブリーなこと

昨日本を読んでいて思ったのだけど、英語ってLOVEという言葉って広く使われて結構わかりにくい。日本語だと男女の愛は「恋」という言葉があって、親子愛とか人類愛の「愛」とは区別しやすいですよね。

日本語では「愛」って文語ですよね。口にすることってまずないでしょう。まあすごく熱愛中の気障な男なら言ってくれるのかもしれませんが、お母さんが子供に向かって「愛してるわよ」といったり、お父さんが家を出るときにお母さんに「愛してるよ」って言うなんて事、映画の世界でもありません。(吹き替え映画くらいか)

でも英語だとLoveはすごくしょっちゅう使われる言葉です。夫婦が電話を切るときにLove youと言ったり、子供におやすみのキスをしながらLove you.なんていうのは毎日聞く台詞です。人間に対するだけじゃなくて、I love icecream(アイスクリーム好き)とか、I'd love to see the film(その映画みたいわ。)なんて感じで、「好き」という意味でLike と同じように使われます。

Lovelyという言葉もよく聞く言葉。「愛らしい」と辞書には載ってますが、「すてき」という意味です。This soup is lovely.(このスープすごくおいしい。) My new neighbour is lovely(新しいお隣さんはいい人たち。)だとか、それこそ何でもラブリーになります。

それからこれはたぶんイギリスだけだと思うんだけど、他人に呼びかけるときに「Love」ということがあります。私は言ったことないんだけど。たぶん若い人ではなく中年以上の人が使う言葉でしょう。デイブのお父さんも私に話しかけるときに、Love  といいます。まったく知らない人に、自分が悪意がないという意味でラブと声をかけたり。「Excuse me. Where is the bank,Love?」のような感じで。

そんなに頻繁に使われるLoveなのに、どうも恋愛中の男女の間では簡単に口にしてはいけない言葉のようです。たぶんLoveを使うと、「真剣に愛してる」という意味合いになるようです。ブリジットジョーンズの日記と言うイギリス映画で、主人公ブリジットがヒューグラント扮する恋人にI love youと言ってしまいすごく後悔する場面があります。それで二人の仲がなんとなぎくしゃくするんです。まあこの男は結局は悪い男で、別れることになるんですけどね。

言葉って奥が深いですよね。住んでみないとわからないどころか、長く住んでやっと使い方がわかってくる言葉もあるんですからね。

まあそういうわけで、ラブリーなテーマで締めました。明日ロンドンのホテルに泊まり、あさっての朝の飛行機で日本に行きます。日本でも写真のアップなど続けたいと思いますのでどうぞよろしく。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

私は米語から入ったから、イギリス人男性がlovelyっていうの、超気持ち悪かったですよ。日本で待ってますね。

Atsuko さんのコメント...

フフフ、そうなのか。面白いですね。じゃあ日本で。