昨日は特に最後に大ドラマがありました。チャーリーはバタフライが得意で、今年は金メダルと狙っていました。でも予選ではすごく早い子がいて金は無理そうです。予選通過は4位。でもその差はわずかなので銀メダルは十分目指せるタイムでした。
そして午後の最後の種目がいよいよバタフライ決勝でした。チャーリーはすごくがんばりタッチの差で2位。
みんなそう思いました。
でも即座にでてくる電光掲示板の結果は4位。でも「結果はまだ確認されていません。」とのアナウンスがありました。こういう大きい競技会では、自動的にされるタッチパネルのほかに審査員がボタンを押すのとストップウォッチで計るという二つのバックアップがあります。
それで私も周りの人も、きっとパネルを強くタッチしなかっただけだと思いました。そしてすべての競技が終わって結果が出て見に行くと、まだ4位のままでタイムも2秒くらい遅いんです。チャーリーより遅くゴールした人たちがメダルをもらって帰っていきました。
この時点で私もチャーリーも目の前が真っ暗。チャーリーよりも私のほうがショックを受けてました。でも審査員も主催者達も大体帰ってしました。
それでデイブが一人残っていた中年の関係者の女性に話しに行きました。どうせ無駄だろうと思っていていると、コンピューターを見たりチャーリーのレーンを確認したり時間がかかっています。
そして結果はやっぱりチャーリーは2位でした。自動のタイムが訂正になったのに、その訂正が伝わらなかったとのこと。それで今日そのメダルをもらいました。
まあチャーリーはメダルをもらって納得だったけど、私としてはちょっとシステムに信頼を失いました。抗議しなかったらそのままだったんでしょうね。メダルだけの問題ではなく、このタイムは自己最高だったので、地区大会とか全国大会とかのエントリータイムにもかかわってくるし、ちゃんと記録を訂正してくれていることを切に願っています。
昨日はそのあと大急ぎで帰ってきて、7時から友達の主催するチャリティーディナーに出かけました。集まったお金は人命救助ボートに寄付されます。そこから帰ってきたのは夜の11時半。
そのあと子供達の水泳のタオルや水着を乾かして、タイムの記録を整理して、今日の分のお弁当を作って、朝洗濯した洗濯物を片付けて、やっと一息ついたのは1時半を廻っていました。それからシャワーを浴びて寝てまた今朝は6時45分に起きて、同じプールに出かけました。
でもこの長く続いた競技会は今日でおしまい。来週末はウェールズでライフセーバーの全国大会だけどこれは水泳のような超深刻なイベントではなく結構楽しい催し。6月の地区大会まで大きな競技会はありません。ほっ。
昨日夜中にメールをチェックしていると知人数人から地震の募金のことで来ていました。ロンドンに住む私の友人Nさんが4月に2.5キロのスイマソン(マラソンのスイミング版)に挑戦し、それをスポンサーしてくれる人を募り、その集まったお金を地震被災者に送るというチャリティーをします。それでそのことを知らせるメールを知人に送って、募金をお願いしていたのです。
そうしたらもう地震の事を聞いたときに赤十字やその他のチャリティー団体にに寄付しただとか、私のメールを自分の知り合いに転送して、募金を募ってくれてるだとかの返事が来ました。
そのうちのひとつをここに載せます。
Dear Atsuko,
We made our donation to Shelterbox shortly after the tsunami -- but of course are happy to add to it through N. We are both enormously sympathetic for the horrible troubles of your country -- and full of admiration for the dignity and stoicism shown by the inhabitants. Be of stout heart -- we are confident that Japan will come out strong and happy!
With love,
James and Carol
「厚子へ
津波のニュースを聞いたあとすぐシェルターボックス(罹災者援護のチャリティー)に寄付をしたけれど、もちろん喜んでNさんの募金にも寄付をするよ。僕らは日本の直面しているこの恐ろしい危機に
非常に心を痛めている。そしてその住人の尊厳と冷静さに深く感嘆している。心を強く持ちなさい。僕らは日本が再び強く幸せな国になると確信している。
ジェームスとキャロルより」
この最後のBe of stout heartというのはほとんど聞いたことない表現なんだけど、これが良い。強くあれという意味ではあるけれど、何かもっと深く力強く心のこもった言葉です。私はかなりジーンと来ました。
震災者の方々、本当に、心を強くがんばってください。
ああ、今日は久しぶりに早く寝よう。大きいイベントが終わったあとって風邪を引くことが多いんですよ。気をつけないと。明日もお休みだったら良いのに。(そういえば日本は休みですね。うらやましい)
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おかげさまで今日は57位まで上がっていました。
6 件のコメント:
チャーリーさん 銀メダル おめでとうございます
風邪などひかぬようご自愛ください
英語の暖かい言葉ってなんか響くよね。自分ではとてもそんな言い回しは使えなくて幼稚園児の英語みたいになっちゃうんだけど。
こちらでは、子供がコンビニのレジで並んでいたけど、レジ前で震災募金の箱を見て、買おうと思っていたお菓子を返し、お金を募金箱に入れたとか、お年玉の5000円をゲームを買おうと思って貯めていたのに「地震の人、家買う」って言って5000円募金したとか、そういう涙の出そうな話が流れてます。
すばらしいですね。イギリスの活動は。
ベルギーの大家もその件だけで、大丈夫?ってメールをくれました。
暗いニュースが多い中、昨日は宮城で10日振りに二人が救出されました。
お年寄りとお孫さん、日本中で拍手喝采です。
大阪や関西連合の救済も動きも私は故郷の動きとしては、さすが!って思っています。
こんのさん、ありがとうございます。やっぱりちょっと風邪気味ですが、大丈夫です。
あくあさん、この人70歳くらいの元英国特別部隊の軍人で、すごく良い人なんです。奥さんはアメリカ人の編集者。使う言葉が普通のイギリス人でも使わないような良い言葉で、ぐっと来てます。
募金活動いよいよ盛んになってますね。私もいろいろ周りで感動することがあったので本文に載せますね。
山歩きさん、そのニュースこちらのお昼のニュースでやっていました。こういう暗い状況の中でいいニュースが一つでもあると嬉しいですよね。
大阪の人たちは、自分達があまりにも平常どおりなので、申し訳なく思ってるほどのようですね。阪神の選手もたくさん寄付したり募金したりしてますよ。
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