2010年4月18日日曜日

飛行機のこと

ヨーロッパは今日も飛行機が飛んでいません。少なくとも月曜の午後7時までは閉鎖だそうです。我が家もデイブが立ち往生になってますが、明日の夜のフェリーで戻ってくる予定です。

フェリーや電車はすべて満席で、1-2日待ちのようです。ユーロスター(電車)は明日は5便増便だそう。イギリスでは、海軍の船を出して、立ち往生になって帰れない人を連れてくるという案まであるようです。考えてみればイギリスとフランスのドーバーとカレーの間は泳げるくらいなので(もちろん普通の人には泳げない。オリンピックレベルの人がたまに挑戦してます)、個人所有の船などがたくさん人を運んでいるのかもしれません。

まあ、ヨーロッパにいる限りは、時間がかかっても何とか帰ってこれるんだけど。友人の友人はアメリカにホリデー中で、この週末帰ってくる予定だったんですが、飛行機は飛んでいません。それでバージンエアラインからの連絡によると、次に乗れる飛行機は5月3日だそうです。2週間以上も先です。しかもこれって、今週いっぱいくらいで何とかこの問題が片付くという前提ですから、それこそどうなるものかわかったものではありません。

昨日書いた英国航空のスチュワーデスの知人は、今日会うと、もうその話はしたくないという感じでした。彼女のだんなさんも同じ仕事をしてるのですが、運良く二人とも家にいるときにこれが起こったので、最悪の事態は免れましたが、同僚ではカナダにもう何日も足止めになってる人もいるとか。

短期的にはともかく、彼女たちは長期的なことを心配してます。BAなどは毎日1億3000万ポンドくらいの損が出てるとか。航空会社ってどこも経営が楽ではないのですが、これが続いたら倒産も十分ありえます。倒産にならないまでも、経営難がひどくなること間違いなし。こういうときに夫婦して同じ会社に勤めてるというのは、本当によくないですよね。

彼女からはもっと怖い話も聞いたんですよ。でもそれは昔のことなので、また明日別に書きます。

いいニュースとしてはKLM、ルフトハンザ、BAなどの飛行機会社が、この灰の混じった雲の下を飛ぶ試運転をしたそうです。結果は良好だったとか。

何事も意思あるところに道は通じるものですからね。火山が止まなくても何とか解決策が出てくることでしょう。こういう危機があるごとに、科学やテクノノロジーは進んでいくのでしょう。

4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

これはほんとに大変な事態だよねぇ。早く元に戻ることを祈ってます。私のユーロ建ての株も下落中ですよ・・・。とほほ。

Atsuko さんのコメント...

最初に聞いたときは、もちろんすぐ収まると思っていたから、特に心配もしていなかったんだけど。今日もヨガの生徒が、昨日からフロリダにホリデーに行く予定だったのに、キャンセルになったといっていました。
チャーリーの友達も香港で足止めを食らってるようです。

ふぅ さんのコメント...

火山の噴火のせいで飛行機が飛ばないなんて、今までの人生で(?!)一度も聞いたことがなかったように思いますが、事態がここまで深刻になるとはねぇ。

実は、私の職場の支店長も日本出張から帰って来れなくなってしまってます。4月17日に戻る筈が、今、最速で5月3日の便にしか空席が無いと言われているそうな。それも、飛行機が飛べば・・・という前提の話ですが。

他にも、子供の日本語補習校で知り合いの家族の中には、一時帰国の日本で足止めされている人たちもいますし、日本から来られたお母様が日本に帰れなくなってしまったと嘆いておられる人もいます。

私も例年通り里帰りできるとすれば、その時期までには事態が収まっていることを切に祈ります。

Atsuko さんのコメント...

ふぅさん、デイブはやっと何とかフェリーでイギリスに上陸できたようです。今日の夜たどり着く予定。ヨーロッパにいる限りはバスででも何でも帰ってこれるけどね。
ノルウェーのひさんも、今月末ベルギーに出張で山歩きさんと会う予定らしいんだけど、キャンセルになると残念ですね。25年ぶりくらいというのに。
ほんと、こんなの初めてだよね。早く解決して欲しいです。